JP4897902B2 - 棚受け装置及び棚受け具 - Google Patents

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Description

本発明は、種々の壁体に固定して取り付けられる棚柱に棚受け具を着脱自在に取り付けて構成される棚受け装置及びこの装置に用いられる棚受け具の改良に関するものである。
例えば、室内の適宜の壁や家具の内壁等に間隔をあけて相対して取り付けられる1対の棚柱の任意の高さ位置にそれぞれ棚受け具を掛け止めし、これらの棚受け具の間に棚板を載せて棚を構成することが行われている(特許文献1及び2参照)。
これらの特許文献1、2に開示されている棚受け具は、受け具本体に一体に形成され、棚柱の掛け止め孔に係入して掛け止めされる掛け止め片を含み、この棚受け具は、掛け止め片の一端を棚柱の掛け止め孔に係入し、掛け止め孔の下縁に係合する掛け止め片の湾曲部に沿って掛け止め片を回転誘導して掛け止め片を棚柱の掛け止め孔に掛け止めして棚柱に着脱自在に取り付けられている。特許文献1に記載の棚受け具は、間隔をあけて設けられて1対の掛け止め孔にそれぞれ係入する1対の板片部を有する掛け止め片から成っており、特許文献2に記載の棚受け具は、1つの掛け止め片から成っているが、いずれの形態でも、掛け止め片を一端から棚柱の掛け止め孔に係入し湾曲部で回転誘導して棚受け具を棚柱に掛け止めることでは共通している。
しかし、これらの従来技術による棚受け具は、その掛け止め片を棚柱の掛け止め孔に係入し掛け止めして棚受け具を棚柱に支持しているだけであるので、棚受け具は、棚柱の掛け止め孔内で緩く貫通していて棚受け具を棚柱に堅固に取り付けることができないため、棚受け具上に棚板を安定して載せることができなかったり、棚板を載せる際に、棚受け具が棚柱から外れたりする虞があった。
実開平4-58132号公報 特開2004−248780号公報
本発明が解決しようとする第1の課題は、棚受け具の掛け止め片を棚柱の掛け止め孔に円滑に差し込むことができるが、棚受け具の掛け止め状態では掛け止め片が掛け止め孔内に堅固に掛け止めされて棚受け具を棚柱に確実に支持することができる棚受け装置を提供することにある。
本発明が解決しようとする第2の課題は、棚柱の任意の掛け止め孔に掛け止めして取り付けられる棚受け具であるが、この棚受け具の掛け止め片を棚柱の掛け止め孔に円滑に差し込むことができ、且つ掛け止め片が掛け止め孔内に堅固に掛け止めされて棚柱に確実に支持されることができる棚受け具を提供することにある。
本発明は、第1の課題を解決するために、複数段の掛け止め孔を有する棚柱と前記棚柱の任意の段の掛け止め孔に掛け止めされる棚受け具とから成り、前記棚受け具は、受け具本体とこの受け具本体に一体に形成された掛け止め片を含み、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入した状態で、前記棚受け具を回転しながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記棚受け具を前記棚柱に着脱自在に取り付けるようにした棚柱用棚受け装置において、前記掛け止め片は、前記棚受け具を回転するに際に、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて幅広となるように傾斜する外側面を有し、前記掛け止め片は、前記傾斜外側面によって前記棚柱の掛け止め孔の内面壁に弾性的に圧接して保持されるようにしたことを特徴とする棚受け装置を提供することにある。
本発明は、第1の課題を解決するために、複数段の掛け止め孔を有する棚柱と前記棚柱の任意の段の掛け止め孔に掛け止めされる棚受け具とから成り、前記棚受け具は、受け具本体とこの受け具本体に一体に形成された掛け止め片を含み、前記掛け止め片は、前記棚柱の前記任意の段の掛け止め孔の縁に係合して前記掛け止め片を案内する湾曲部を有し、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入し前記掛け止め片の湾曲部に沿って前記掛け止め片を回転誘導しながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記棚受け具を前記棚柱に着脱自在に取り付けるようにした棚柱用棚受け装置において、前記掛け止め片は、前記湾曲部に沿って回転誘導される際に、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて次第に幅広となるように傾斜する外側面を有し、前記掛け止め片は、前記傾斜外側面によって前記棚柱の掛け止め孔の内面壁に弾性的に圧接して保持されるようにした棚受け装置を更に提供することにある。
本発明は、第2の課題を解決するために、複数段の掛け止め孔を有する棚柱の任意の段の掛け止め孔に係入して掛け止めされるものであって、受け具本体と前記受け具本体に一体に形成された掛け止め片とを含み、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入し、回転されながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記受け具本体が前記棚柱に着脱自在に取り付けられる棚柱用棚受け具において、前記回転されるに際し、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて幅広となるように傾斜する外側面を有することを特徴とする棚柱用棚受け具を提供することにある。
本発明は、第2の課題を解決するために、複数段の掛け止め孔を有する棚柱の任意の段の掛け止め孔に係入して掛け止めされるものであって、受け具本体と前記受け具本体に一体に形成された掛け止め片とを含み、前記掛け止め片は、前記棚柱の前記任意の段の掛け止め孔の縁に係合して前記掛け止め片を案内する湾曲部を有し、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入し前記掛け止め片を前記湾曲部に沿って回転誘導しながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記受け具本体が前記棚柱に着脱自在に取り付けられる棚柱用棚受け具において、前記掛け止め片は、前記湾曲部に沿って回転誘導される際に、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて次第に幅広となるように傾斜する外側面を有し、前記掛け止め片は、前記傾斜外側面によって前記棚柱の掛け止め孔の内面壁に弾性的に圧接して保持されるようにした棚柱用棚受け具を更に提供することにある。
本発明の上記の第1と第2の課題解決手段において、前記掛け止め片の傾斜外側面は、前記掛け止め片の前記当初の係合位置から後続の係合位置に向けて下向きに幅広となる傾斜と前記棚柱の掛け止め孔に入り込むにつれて前記受け具本体側に向けて次第に幅広となる傾斜とを含んでいるのが好ましい。
本発明の上記の第1と第2の課題解決手段において、前記掛け止め片は、相互に重合する2枚の板片部から成り、前記2枚の板片部は、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に間隔が広くなるように保持されて前記傾斜外側面を構成している形態とすることができる。この形態において、受け具本体と掛け止め片とが1枚の板を折り曲げ成形して形成されるのが望ましく、受け具本体は、前記1枚の板を2つ折りに折り曲げて断面T字形とし、前記掛け止め片は、前記T字形の受け具本体の脚部に一体に形成されることができる。
また、本発明の上記の第1と第2の課題解決手段において、前記掛け止め片は、間隔をあけて保持された2枚の板片部を含み、前記2枚の板片部の間隔は、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に間隔が広くなるように設定されて前記傾斜した外側面を構成している形態とすることができる。この場合、2枚の板片部は、共通の掛け止め孔に掛け止められてもよいし、別個の掛け止め孔にそれぞれ掛け止められてもよい。
本発明によれば、棚受け具の掛け止め片は、傾斜する外側面によって形成される狭い部位から順次広い部位に向けて棚柱の掛け止め孔内に差し込まれて棚受け具を掛け止めするので、掛け止め片は、棚柱の掛け止め孔に円滑に差し込むことができる上に、棚受け具の掛け止め後には掛け止め片が傾斜外側面の広い部位で掛け止め孔内に弾性的に圧接して掛け止め孔内に堅固に掛け止めされ、従って棚受け具は、棚柱に確実に支持される。その結果、棚受け具が棚柱から外れる虞がなく、棚板を安定して棚受け具に載せることができる。
本発明の1つの実施の形態による棚受け装置を示し、同図(A)乃至(C)は、それぞれ、この棚受け装置の正面図、側面図及び上面図である。 図1の棚受け装置に用いられる棚柱を示し、同図(A)乃至(D)は、それぞれ、この棚柱の正面図、側面図、下面図及び同図(B)のD−D線断面図である。 図1の棚受け装置に用いられる棚受け具を示し、同図(A)乃至(E)は、それぞれ、この棚受け具の正面図、左側面図、右側面図、上面図及び下面図、同図(F)乃至(H)は、それぞれ、同図(A)のF−F線、G−G線及びH−H線断面図である。 図3の棚受け具の斜視図である。 図1の棚受け装置を組み立てるために、棚柱に棚受け具を(A)乃至(D)のように順次差し込んで棚受け具を縦断面で示された棚柱に掛け止めして支持する方法を工程順に示す正面図である。 図5の工程の一部の拡大断面図であり、同図(A)乃至(C)は、それぞれ、図5(B)乃至(D)のA−A線、B−B線及びC−C線拡大断面図である。 本発明の他の幾つかの実施の形態による棚受け装置を示し、同図(A)(B)(C)は、それぞれ3つの異なる実施の形態による棚受け具の掛け止め片と掛け止め孔との関係を示す拡大側断面図である。
本発明の1つの実施の形態による棚受け装置10を図1乃至図6を参照して以下に詳細に述べると、この棚受け装置10は、複数段の掛け止め孔26を有する棚柱20(図2参照)と、この棚柱20の任意の段の掛け止め孔26に係入して掛け止めされる棚受け具30(図3及び図4参照)とから成っている。
棚柱20は、図2に示すように、腹板22とその両端縁を同方向に折り曲げて形成された側板24L、24Rとを有する断面U字形の金属条(ウエブ)から成っており、複数段の掛け止め孔26は、腹板22に適宜の間隔をあけて形成されている。なお、図2において、符号28は、この棚柱20を図示しない壁体にねじで固定するためのねじ貫通孔である。
棚受け具30は、受け具本体32とこの受け具本体32から裏側に一体に延びる掛け止め片34とから成り、受け具本体32は、台座32Dとこの台座32Dの下方に延びて棚柱20の腹板22に衝合する衝合部32Sとを含み、また掛け止め片34は、棚柱20の任意の段の掛け止め孔26に差し込んで棚柱20に掛け止めされるフック34Fとこのフック34Fの棚柱20に面する側に形成された湾曲部34Wとを有する。
この棚受け具30は、その掛け止め片34であるフック34Fの一端(図示の例では上端)棚柱20の掛け止め孔26に係入し、この掛け止め片34を掛け止め孔26内で湾曲部34Wに沿って回転誘導しながら掛け止め孔26内を潜り抜けて受け具本体32の衝合部32Sが棚柱20の腹板22に衝合するまで掛け止め片34を棚柱20の内側に差し込む。このようにすると、受け具本体32は、棚柱20の腹板22の内面に衝合する掛け止め片34と棚柱20の腹板22の外面に衝合する受け具本32の衝合部32Sとによって棚受け具30が掛け止め孔26を跨って棚柱20に掛け止めされて着脱自在に取り付けられる。
掛け止め片34は、湾曲部34Wに沿って回転誘導される際に、掛け止め孔26の両側内壁面26Sとの当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて次第に幅広となるように傾斜する外側面34ISを有し、掛け止め片34は、この傾斜外側面34ISによって棚柱20の掛け止め孔26の内面壁26Sに弾性的に圧接して保持される。
図示の形態では、掛け止め片34の傾斜外側面34ISは、図3(B)乃至(H)及び図4から解るように、掛け止め片34の当初の係合位置から後続の係合位置に向けて下向きに幅広となる傾斜34IN1(特に、図3(B)(C)参照)と棚柱20の掛け止め孔26に入り込むにつれて受け具本体32側に向けて水平方向に次第に幅広となる傾斜34IN2(特に、図3(D)(E)参照)とを含んでいる。なお、図6(C)に示すように、この傾斜外側面34ISは、掛け止め片34が掛け止め孔26を潜り抜けると、その根元34Nが掛け止め孔26内に係合しており、傾斜外側面34ISは、この根元でもっとも広い幅を有してほぼ平行に延びている。このようにすると、掛け止め片34の根元34Nが広い面積で掛け止め孔26の内壁面に係合するので、掛け止め孔26に大きな力で圧接されるので好ましいが、根元34Nの外側面は、必ずしも平行でなくともよい。
また、図示の形態では、棚受け具30は、一枚の金属板を折り曲げ成形して形成され、受け具本体32は、台座32Dとこの台座32Dの両縁を下面に沿って延び台座32Bの下方中央で重合しながら垂下して形成された2枚重ねの脚部32LR、32LLとから成り、また掛け止め片34は、受け具本体32の脚部32LR、32LLから延びる同様の2枚重ねの板片部34R、34Lから成っている。
掛け止め片34の傾斜外側面34ISは、2枚重ねの板片部34R、34Lの間隔を当初の係合位置から後続の係合位置に向けて下方向(図3(B)(C)参照)及び図3(A)の右水平方向(受け具本体32に向かう方向)(図3(D)(E)参照)に次第に広くなるように設定して形成されている。
次に、上記の実施の形態の棚受け装置10の組立方法を図5を参照して述べると、まず、図5(A)から図5(B)に示すように、受け具本体32と掛け止め片34の上端を棚柱20の任意の段の掛け止め孔26に係入し、図5(C)に示すように、掛け止め片34をその湾曲部34Wに沿って掛け止め孔26内を回転誘導して、図5(D)に示すように、掛け止め片34全体を棚柱20の掛け止め孔26に潜り込ませるとともに、受け具本体32の衝合部32Sを棚柱20の腹板22に係合させて棚受け具30を棚柱20に掛け止めする。なお、棚柱20は、ねじ貫通孔28を貫通する図示しないねじを壁面W(図5の左側の壁)に固定される。
既に述べたように、棚受け具30の掛け止め片34は、棚柱20の掛け止め孔26に差し込む際に、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて幅広となる傾斜外側面34ISを有するので、掛け止め片34は、その狭い部位から順次広い部位に向けて棚柱20の掛け止め孔26内に差し込むことができる。従って、掛け止め片34は、この傾斜外側面34ISの狭い部位から棚柱20の掛け止め孔26に円滑に差し込むことができ、且つ掛け止め片34が完全に掛け止め孔26を潜り抜けると、掛け止め片34は、傾斜外側面34ISの広い部位で掛け止め孔26の両内壁面に弾性的に圧接するので、棚受け具30は、掛け止め孔26内に堅固に掛け止めされる。従って、棚受け具30は、棚柱20に確実に支持され、その結果、棚受け具30が棚柱20から外れる虞がなく、また棚板を安定して棚受け具30に載せることができる(図1参照)。
図1に示すように、棚受け具30の台座32Dには樹脂製のカバー40をかぶせるのが好ましい。このカバー40は、棚板(図示せず)を滑り止め状態で棚受け具30上に載せるのに役立つとともに、棚受け具30と棚柱20との間の隙間を埋めて棚受け具30が棚柱20に堅固に保持するのを補助する機能を有する。
本発明の他の実施の形態が図7に示されており、この形態では、棚受け具30の掛け止め片34は、先の実施例のように2枚重ねではなく、間隔をあけて保持された2枚の板片部34R、34Lから成っていることを除いて先の実施の形態と同じである。この実施の形態でも、掛け止め片34の傾斜外側面34ISは、2枚の板片部34R、34Lの間隔を当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に広くなるように設定して形成されている。この場合、2枚の板片部34R、34Lは、図 に示すように、別個の掛け止め孔26R、26Lに係入して棚受け具30を掛け止めしてもよいし、図示していないが、共通の掛け止め孔に係入して棚受け具30を掛け止めしてもよい。
この実施の形態でも、先の実施の形態と同様に、掛け止め片34の傾斜外側面34ISの狭い部位からの差し込みによって棚受け具30の掛け止め片34を棚柱20の掛け止め孔26に容易に係入することができ、また棚受け具20の掛け止め後は、掛け止め片34の傾斜外側面の広い部位によって掛け止め片34を棚柱20の掛け止め孔26内に弾性的に圧接して棚受け具30を堅固に掛け止めすることができる。
本発明によれば、上記のように、いずれの実施の形態でも、棚受け具30の掛け止め片34は、傾斜する外側面34ISによって形成される狭い部位から順次広い部位に向けて棚柱20の掛け止め孔26内に差し込まれて掛け止めされるので、掛け止め片34は、棚柱20の掛け止め孔26に円滑に差し込んで掛け止めされることができる上に、掛け止め片34の掛け止め後には掛け止め片34が傾斜する外側面34ISの広い部位で掛け止め孔26内に弾性的に圧接して掛け止め孔内に堅固に掛け止めされ、従って棚受け具30は、棚柱20に確実に支持される。その結果、棚受け具30が棚柱20から外れる虞がなく、棚板を安定して棚受け具30に載せることができる。
なお、上記の2つの実施の形態では、掛け止め片34の傾斜外側面34ISは、2つの板部片34R、34Lの間隔を調整して形成されているが、中実の掛け止め片34の厚みを変化させて形成してもよい。この場合には、掛け止め片34自体が弾性変形することができる材質であることが要求される。
また、上記の実施の形態では、傾斜外側面34ISが直線的な傾斜であるが、湾曲した傾斜面であってもよく、更に、傾斜外側面34ISの下向きの傾斜34IN1は、下端がもっとも広がった傾斜であったが、掛け止め孔26内に掛け止め片34の根元34Nが掛け止め孔26に弾性的に保持することができれば、下向きの一部に傾斜し、再び窄まるような形態であってもよい。
本発明によれば、棚受け具の掛け止め片は、その傾斜外側面の狭い部位によって棚柱の掛け止め孔に円滑に差し込むことができる上に、棚受け具の掛け止め状態では掛け止め片が傾斜外側面の広い部位で掛け止め孔内に弾性的に圧接して掛け止め孔内に堅固に掛け止めされ、従って棚受け具は、棚柱に確実に支持され、その結果、棚受け具が棚柱から外れる虞がなく、棚板を安定して棚受け具にのせることができ、産業上の利用性が向上する。
10 棚受け装置
20 棚柱
22 腹板
24L、24R 側板
26 掛け止め孔
26S 内側壁面
28 ねじ貫通孔
30 棚受け具
32 受け具本体
32D 台座
32LR、32LL 脚部
32S 衝合部
34 掛け止め片
34R、34L 板片部
34N 根元
34F フック
34W 湾曲部
34IS 傾斜外側面
34IN1 下向きの傾斜
34IN2 水平方向の傾斜

Claims (10)

  1. 複数段の掛け止め孔を有する棚柱と前記棚柱の任意の段の掛け止め孔に掛け止めされる棚受け具とから成り、前記棚受け具は、受け具本体とこの受け具本体に一体に形成された掛け止め片を含み、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入した状態で、前記棚受け具を回転しながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記棚受け具を前記棚柱に着脱自在に取り付けるようにした棚受け装置において、前記掛け止め片は、前記棚受け具を回転するに際に、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて幅広となるように傾斜する外側面を有し、前記掛け止め片は、前記傾斜外側面によって前記棚柱の掛け止め孔の内面壁に弾性的に圧接して保持されるようにしたことを特徴とする棚受け装置。
  2. 複数段の掛け止め孔を有する棚柱と前記棚柱の任意の段の掛け止め孔に掛け止めされる棚受け具とから成り、前記棚受け具は、受け具本体とこの受け具本体に一体に形成された掛け止め片を含み、前記掛け止め片は、前記棚柱の前記任意の段の掛け止め孔の縁に係合して前記掛け止め片を案内する湾曲部を有し、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入し前記掛け止め片の湾曲部に沿って前記掛け止め片を回転誘導しながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記棚受け具を前記棚柱に着脱自在に取り付けるようにした棚受け装置において、前記掛け止め片は、前記湾曲部に沿って回転誘導される際に、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて次第に幅広となるように傾斜する外側面を有し、前記掛け止め片は、前記傾斜外側面によって前記棚柱の掛け止め孔の内面壁に弾性的に圧接して保持されるようにしたことを特徴とする棚受け装置。
  3. 請求項1又は2に記載の棚受け装置であって、前記掛け止め片の傾斜外側面は、前記掛け止め片の前記当初の係合位置から後続の係合位置に向けて下向きに幅広となる傾斜と前記棚柱の掛け止め孔に入り込むにつれて前記受け具本体側に向けて次第に幅広となる傾斜とを含んでいることを特徴とする棚受け装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の棚受け装置であって、前記掛け止め片は、相互に重合する2枚の板片部から成り、前記2枚の板片部は、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に間隔が広くなるように保持されて前記傾斜外側面を構成していることを特徴とする棚受け装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載の棚受け装置であって、前記掛け止め片は、間隔をあけて保持された2枚の板片部を含み、前記2枚の板片部の間隔は、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に間隔が広くなるように設定されて前記傾斜外側面を構成していることを特徴とする棚受け装置。
  6. 複数段の掛け止め孔を有する棚柱の任意の段の掛け止め孔に係入して掛け止めされるものであって、受け具本体と前記受け具本体に一体に形成された掛け止め片とを含み、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入し、回転されながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記受け具本体が前記棚柱に着脱自在に取り付けられる棚柱用棚受け具において、前記回転されるに際し、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて幅広となるように傾斜する外側面を有することを特徴とする棚柱用棚受け具。
  7. 複数段の掛け止め孔を有する棚柱の任意の段の掛け止め孔に係入して掛け止めされるものであって、受け具本体と前記受け具本体に一体に形成された掛け止め片とを含み、前記掛け止め片は、前記棚柱の前記任意の段の掛け止め孔の縁に係合して前記掛け止め片を案内する湾曲部を有し、前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔の一方の縁に係入し前記掛け止め片を前記湾曲部に沿って回転誘導しながら前記掛け止め片を前記棚柱の掛け止め孔に掛け止めして前記受け具本体が前記棚柱に着脱自在に取り付けられる棚柱用棚受け具において、前記掛け止め片は、前記湾曲部に沿って回転誘導される際に、前記掛け止め孔の両側の内壁面との当初の係合位置から順次係合される後続の係合位置に向けて次第に幅広となるように傾斜する外側面を有し、前記掛け止め片は、前記傾斜外側面によって前記棚柱の掛け止め孔の内面壁に弾性的に圧接して保持されるようにしたことを特徴とする棚柱用棚受け具。
  8. 請求項6又は7に記載の棚柱用棚受け具であって、前記掛け止め片の傾斜外側面は、前記掛け止め片の前記当初の係合位置から後続の係合位置に向けて下向きに幅広となる傾斜と前記棚柱の掛け止め孔に入り込むにつれて前記受け具本体側に向けて次第に幅広となる傾斜とを含んでいることを特徴とする棚柱用棚受け具。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載の棚柱用棚受け具であって、前記掛け止め片は、相互に重合する2枚の板片部から成り、前記2枚の板片部は、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に間隔が広くなるように保持されて前記傾斜外側面を構成していることを特徴とする棚柱用棚受け具。
  10. 請求項6乃至8のいずれかに記載の棚柱用棚受け具であって、前記掛け止め片は、間隔をあけて保持された2枚の板片部を含み、前記2枚の板片部の間隔は、当初の係合位置から後続の係合位置に向けて次第に間隔が広くなるように設定されて前記傾斜外側面を構成していることを特徴とする棚柱用棚受け具。
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