JP2007105273A - 壁面収納治具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 壁面に収納棚を作成するための治具であって、壁面に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有するレールと、レール上に延設される一対のC型チャンネル材からなる柱材と、壁面に対して直角に前方へ向かって延設する一対の棚板支持体と、棚板支持体の上部に載設される棚板とからなる壁面収納治具であり、棚板支持体に架設されるパイプからなる衣服掛け吊下げ用部材と、棚板の上面と同一平面を形成する追加棚板と、パイプと同一直線を形成する追加パイプを付設することもできる。
【選択図】図1
Description
この特許文献1の開示発明は、壁面に沿って固定される垂直部と該垂直部に対して所定角度で傾斜する傾斜部とからなる断面略レ字状のレールと、2つの側板とこれら側板を繋ぐ前板とからなる断面略コ字状の部材であって、前記側板には長手方向上方に前記傾斜部に対して着脱自在に嵌入される傾斜切込部と該傾斜切込部の上方部に前記垂直部の厚さの分だけ切り欠かれた切欠部が設けられ、前記前板には壁面に対するビス止め用の穴と長手方向に沿って所定間隔で2列に並設されてなる穴を有する柱材と、一端に前記2列に並設される内の1列の穴に着脱自在に係止可能な係止部と、上面の長手方向の手前側に少なくとも1つの突起部と、該上面の前記壁面側近傍にビス止め穴を有し、壁面に対して垂直となる棚板支持体と、前記壁面側に設けられるとともに前記棚板と前記棚板支持体を固定するビス止め用の穴と、手前側に設けられるとともに前記棚板支持体の前記突起部よりも大きく設けられている穴とを下面に有する棚板からなること特徴とする壁面収納治具であり、収納棚の高さを自由に調整することができ、柱材に脚部を有さず壁面に設ける収納棚を作成することができる優れたものであった。
前記柱材にはレールの傾斜部と同程度の幅の狭い切込部しかなく、しかも、該切込部の向きは、上向きであるため、該柱材を該断面略レ字状のレールに嵌入するのが困難であった。
該レールは平面であるために、柱材を支える上で該レールの強度が弱く、前記収納棚の安定性に欠ける部分があった。
前記収納棚に衣服掛け吊下げ用パイプを設ける場合、パイプの左右端を支持するパイプ支持体を柱材の穴に係止する必要がある。しかし、このパイプ支持体は、棚板支持体が係止されている位置より下方の柱材に設けられた穴に係止しなくてはならないため、棚板の下方にパイプを架設すると、棚板とパイプとの間に棚板支持体の高さ分だけ無駄なスペースが生じていた。
収納棚を設置するスペースが限定されており、かつ柱材をレールの最端部に設置することができない場合に、棚板や衣服掛け吊下げ用パイプを設置すると、該左右一対の柱材間の外側にデッドスペースが生じていた。
通常、壁面を構成する壁板の裏側には一定間隔で下地材が設けられており、レールを壁面にビス止めする場合、壁板の裏側に下地材が存在している部分を選んでビス止めを行う必要がある。
しかしながら、特許文献1の収納棚で用いられるレールは、個々のビス止め用穴間の間隔が広いため、ビス止め用穴と下地材が合致しない場合があった。この場合壁板を外して新たに下地材を設ける作業を行っていたため、作業が大掛かりになるとともに長い作業時間を要していた。
らず、柱材をレールに嵌入することが容易であり、安定性のある壁面収納治具を提供する
ものである。
レールは壁面に沿って固定され該壁面に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有していることから、柱材をレールに容易に嵌入することが可能になる。
柱材の切込部が、広い幅で水平方向に切り込まれているため、柱材の切込部を容易にレールの突出部に嵌入することが可能となる。
図1は、本発明に係る壁面収納棚の一実施例の斜視図を示す。
以下図3乃至図8の実施例を実施例1乃至実施例6と称す。
レール(10)は、図2で示す如く、壁面(70)に沿って水平となるように取り付けられる部材である。
レール(10)は、その長手方向に沿って所定間隔で複数の穴(11)が設けられており、該壁面(70)に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有する。
このレール(10)の長さは、特に限定されず、利用者が所望する壁面(70)に対応した長さである。
穴の間隔が180mm未満であると、レール(10)に空ける穴の数が多くなりレール強度が低下し好ましくないからである。
穴の間隔が220mmを超えると、壁面(70)の壁板裏面に設けられている下地材の位置と穴の位置との合致が難しくなり、新たに下地材を追加する工事が必要となる可能性が高くなり好ましくないからである。
柱材(20)は、図2に示す如く、レール(10)に対して直角方向に取り付けられ、壁面(70)に沿って垂直に固定される部材である。
柱材(20)は、図3乃至図8に示す如く、C型チャンネル材であり、詳しくは2つの側板(21)とこれら側板(21)とを繋ぐ前板(22)とからなる断面略C字状の部材から構成されている。柱材(20)の2つの側板(21)の長手方向上方には、レール(10)が嵌入される切込部(23)が設けられている。柱材の前板(22)には、棚板支持体(30)が係止される穴(24)が長手方向に沿って所定間隔で列設されている。
図3に示すレール(10A)(第一実施例)は、断面略ロ字状の部材であり、詳しくは壁面(70)に沿って固定される長方形状の前板(12)と、該前板(12)の長辺からそれぞれ直角に折曲された互いに平行な2つの側板(13)(15)と、該2つの側板(13)(15)を繋ぐとともに前板(12)と同形状で平行に設けられた後板(14)とから構成されている。
第一実施例のレール(10A)は、前板(12)が壁面(70)に接し、側板(13)(15)面が壁面に対して垂直で地面に対して平行になるように取り付けられる。
55〜65%の範囲に設定することが好ましい。55%未満であると、レール(10A)に対する柱材(20A)の係止が不十分となって施工の際に柱材(20A)が簡単に落下してしまう恐れがあり、65%を超えると、前記柱材(20A)の切込部(23A)が大きくなり、柱材(20A)の強度が低下してしまい、いずれの場合も好ましくないからである。
該柱材(20A)は、前記側板(21)の長手方向上部に前記レール(10A)が嵌入される切込部(23A)を有する。
該柱材(20A)には、棚板支持体(30)が係止される複数の穴(24)が長手方向に沿って所定間隔で列設されている。
該柱材(20A)は、壁面(70)に対するビス止め用の穴(25)を有する。
第一実施例の柱材(20A)は、レール(10A)の2つの側板(13)(15)が該柱材(20A)の切込部(23A)の上下部に当接するように取り付けられ、これら2つの側板(13)(15)を繋ぐ後板(14)が、該柱材(20A)の切込部(23A)の奥部に当接するように取り付けられる。
第二実施例のレール(10B)は、前板(12)が壁面(70)に接し、側板(13)(15)面が壁面(70)に対して直角で地面に対して平行になるように取り付けられる。
第二実施例の柱材(20B)は、レール(10B)の2つの側板(13)(15)が、該柱材(20B)の切込部(23B)の上下部にそれぞれ当接するように取り付けられる。
第三実施例のレール(10C)は、前板(12)が壁面(70)に対して平行で、側板(13)(15)面が壁面(70)に対し直角で地面に対して平行になるように取り付けられる。
第三実施例の柱材(20C)は、レール(10C)の2つの側板(13)(15)が該柱材(20C)の切込部(23C)の上下部に当接するように取り付けられ、これら2つの側板(13)(15)を繋ぐ前板(12)が、該柱材(20C)の切込部(23C)の奥部に当接するように取り付けられる。
前板(12)には、上記ビス止め用の穴(11)が複数個設けられている。
第四実施例のレール(10D)は、前板(12)が側板(13)(15)および後板(14)より上側にあり、かつ側板(13)(15)面が壁面(70)に対して垂直で、かつ地面に対しても平行になるように取り付けられる。
上下に平行な二辺のうちの上辺は、前記前板(12)の厚さ分だけ、上下に平行な二辺のうちの下辺より短くなっている。それぞれの辺の長さは、前記レール(10D)に柱材(20D)が脱着自在に嵌入できるように、前記レール(10D)の側板(13)(15)、前板(12)、後板(14)の長さと同一、または少し大きくなっている。
第四実施例の柱材(20D)は、レール(10D)の2つの側板(13)(15)が該柱材(20D)の切込部(23D)の上下部に、そしてこれら2つの側板(13)(15)を繋ぐ後板(14)が該柱材(20D)の切込部(23D)の奥部にそれぞれ当接するように取り付けられる。
前板(12)には、上記ビス止め用の穴(11)が複数個設けられている。
第五実施例のレール(10E)は、前板(12)が側板(13)の上側にあり、かつ側板(13)面が壁面(70)に対して直角で地面に対して平行になるように取り付けられる。
第五実施例の柱材(20E)は、前記レール(10E)の側板(13)が該柱材(20E)の切込部(23E)に当接するように取り付けられる。
前板(12)には、上記ビス止め用の穴(11)が複数個設けられている。
第六実施例のレール(10F)は、前板(12)が側板(13)の上側にあり、かつ側板(13)面が壁面(70)に対して直角で地面に対して平行になるように取り付けられる。
第六実施例の柱材(20F)は、レール(10F)の側板(13)およびこの側板(13)の一辺から直角方向に折曲した後板(14)が、該柱材(20F)の切込部(23F)に接するように取り付けられる。
図13の(a)は棚板支持体(30E)の斜視図、(b)は棚板支持体(30E)と衣類掛け吊下げ用パイプ(60)の取り付け時の斜視図である。
図14の(a)はパイプ支持体(50)の棚板支持体(30F)への取り付け方法の斜視図、(b)は棚板支持体(30F)、棚板(40)、パイプ支持体(50)衣類掛け吊下げ用パイプ(60)の取り付け時の斜視図である。
以下、図9乃至図14の実施例を実施例1乃至実施例6と称す。
棚板支持体(30A)(30B)(30C)(30D)(30E)(30F)は、図9乃至図14で示す如く、一端に柱材(20)の穴(24)に着脱自在に係止可能な係止部(31)を有し、穴(24)に係止させた際には壁面(70)に対して垂直になるように設けられる部材である。
係止部(31)の形状は、特に限定されないが、図9乃至図14で示す如く、下向きL字状が好ましい。
係止部(31)は、柱材(20)の前板(22)に設けられる穴(24)に係止される部分であり、棚板支持体(30)の一端に設けられる。
係止部(31)の数は、特に限定されないが、2〜3個(図9乃至図12では2個、図13及び図14では3個の係止部)を設けることが好ましい。係止部(31)が1個だけであると、棚板支持体(30)を十分安定に保つことができず、係止部(31)が4個以上になると係止する際に面倒になるからである。
第一実施例及び第二実施例の棚板支持体(30A)(30B)は、図9及び図10で示す如く、側板(32)と該側板(32)の長辺から直角方向に折曲された上板(33)を有する。
上記上板(33)は、図9及び図10で示す如く、棚板(40)を固定するためのビス止め穴(34)を有する。
上記上板(33)は、パイプ支持体(50A)(50B)を棚板支持体(30A)に固定するための穴(35)を有する。
上記穴(35)は、一箇所に限られず固定するパイプ支持体(50)の数に応じて数箇所に設けても構わない。
穴(35)の形状は、図示例では側板との境界線に沿って設けられた長穴とされているが、特に限定されるものではなく、パイプ支持体(50)の形状に応じた形状で構わない。
なお、棚板(40)の固定方法はビス止めに限定されないため、必ずしもビス止め穴(34)を設ける必要はなく、例えば突起を設けて、棚板下面に設けた穴に該突起を嵌入させて棚板を固定させてもよい。
パイプ支持体(50)は、上部に棚板支持体(30)の穴(35)に引掛けられる引掛部(51)を有し、下部に衣類掛け吊下げ用パイプ(60)を固定する固定部(52)を有する。引掛部(51)と固定部(52)は、一枚の板材を折り曲げ加工することにより形成されている。
固定部(52)は、衣類掛け吊下げ用パイプ(60)の端部をビス止め等で固定するための穴(53)を有する。
第一実施例のパイプ支持体(50A)は、図9(a)(b)に示す如く、上部に引掛部(51A)、下部に固定部(52A)を有する。
引掛部(51A)は、互いに平行に形成された前板部(54)及び後板部(55)とこれら両板部を繋ぐ上板部(56)からなり、後板部(55)の端部は下部の固定部(52A)と繋がっている。
引掛部(51A)は、図9(b)に示す如く、前板部(54)を棚板支持体(30A)の穴(35)に差し込むことにより、棚板支持体(30A)の側板(32)を前板部(54)と後板部(55)で挟み込み、棚板支持体(30A)に係止固定される。
引掛部(51B)は、図10(b)に示す如く、後板部(55)を棚板支持体(30B)の穴(35)に差し込むことにより、棚板支持体(30B)の側板(32)を前板部(54)と後板部(55)で挟み込み、棚板支持体(30B)に係止固定される。
引掛部(51C)は、棚板支持体(30C)の上板(33)の上面に接する上板部(57)と棚板支持体(30C)の上板(33)の下面に接する下板部(58)を有する。上板部(57)と下板部(58)は、棚板支持体(30C)の上板(33)の厚さより少し広い程度の隙間を有して互いに平行に横方向に延びている。
上板部(57)の両端は直角方向に折曲されており、一方の端は下板部(58)と繋がっている。
下板部(58)の一端は直角方向に折曲されており、下部の固定部(52C)とを繋ぐ前板(59)と繋がっている。
引掛部(51C)は、図11(b)に示す如く、上板部(57)と下板部(58)の隙間に棚板支持体(30C)の上板(33)を挟み込むことにより、棚板支持体(30C)の内側に係止固定される。
引掛部(51D)は、棚板支持体(30D)の上板(33)の上面に接する上板部(57)と棚板支持体(30C)の上板(33)の下面に接する下板部(58)を有する。上板部(57)と下板部(58)は、棚板支持体(30D)の上板(33)の厚さより少し広い程度の隙間を有して互いに平行に横方向に延びている。
上板部(57)の両端は直角方向に折曲されており、一方の端は下板部(58)と繋がり、他方の端は、下部の固定部(52C)とを繋ぐ前板(59)と繋がっている。
引掛部(51D)は、図12(b)に示す如く、上板部(57)と下板部(58)の隙間に棚板支持体(30C)の上板(33)を挟み込むことにより、棚板支持体(30C)の外側に係止固定される。
衣服掛け吊下げ用パイプ(60)は、図9乃至図14で示す如く、棒状の部材で構成されている。
衣服掛け吊下げ用パイプ(60)の断面形状は円形に限定されず、衣服掛けを吊下げた際に落下しない形状であれば構わない。
衣服掛け吊下げ用パイプ(60)の長さは、左右一対の柱材(20)に係止された棚板支持体(30)の間隔に対応した長さである。
図15(a)は、追加構成の一例である追加棚板(40A)を示す図であり、図15(b)は、追加構成の一例である追加パイプ(60A)を示す図であり、図15(c)は、これら両追加構成を本発明に同時に適用した状態を示す図である。
追加棚板(40A)は、前記左右一対の柱材(20)間の外側で、かつ前記棚板(40)の両側端面に固定され、該棚板(40)の上面と同一平面を形成する。
追加棚板(40A)にはネジ止め用の穴が設けてあり、図15(a)に示す如く、前記棚板(40)の端面に設けられたネジ止め用の穴とネジ止めされる。
追加棚板(40A)の大きさは、特に限定されず、利用者が所望する柱材(20)間の外側の空きスペースに対応した長さである。
追加パイプ(60A)の一方の端部は、図15(b)に示す如く、棚板支持体(30)に固定するためのネジを有している。
追加パイプ(60A)の固定は1本に限られず、棚板支持体(30)側面に固定用の穴(33)を複数設ければ、複数の追加パイプ(60A)を固定することは可能である。
レール(10)を所望する壁面(70)の上方に水平になるように設置する。
所望する間隔で2本以上の柱材(20)をレール(10)と垂直になるように取付け、壁面(70)に固定する。
利用者の所望する高さに合わせて棚板支持体(30)の係止部(31)を柱材(20)の穴(24)と係止させる。棚板支持体(30)は、着脱自在に穴(24)に係止させることができるので、利用者によって適宜高さを変えることが容易にできる。
棚板支持体(30)の上板(33)にパイプ支持体(50)に固定するための穴(32)を有する棚板支持体(30A)(30B)については、パイプ支持体(50)を該穴(32)に嵌入して固定する。
棚板支持体(30)の上板(33)にパイプ支持体(50)に固定するための穴(32)を有さない棚板支持体(30C)(30D)については、棚板支持体(30)の上板(33)をパイプ支持体(50)上部の引掛部(51)で挟み込むように固定する。
なお、図13に示す如く、衣服掛け吊下げ用パイプ(60)を直接棚板支持体(30)の側板(32)に固定する場合は、パイプ支持体(50)は不要である。
パイプ支持体(50)は、架設したい衣服掛け吊下げ用パイプ(60)の数に応じて、棚板支持体(30)に固定する。
図13に示す如く、棚板支持体(30)の側板(32)に衣服掛け吊下げ用パイプ(60)を固定する穴がある場合は、直接棚板支持体(30)の側板(32)に衣服掛け吊下げ用パイプ(60)を固定する。
なお、衣服掛け吊下げ用パイプ(60)は、棚板支持体(30)に固定したパイプ支持体(50)の数に応じて複数個架設できる。
なお、追加棚板(40A)および追加パイプ(60A)を設置する場合は上記所定の位置に設置する。
10・・・・レール
11・・・・レールのビス止め穴
12・・・・レールの前板
13・・・・レールの側板
14・・・・レールの後板
15・・・・レールの側板
20・・・・柱材
21・・・・柱材の側板
22・・・・柱材の前板
23・・・・柱材の切込部
24・・・・柱材の穴
30・・・・棚板支持体
31・・・・棚板支持体の係止部
36・・・・棚板支持体の側板の穴
37・・・・棚板支持体の側板の穴
40・・・・棚板
40A・・・追加棚板
50・・・・パイプ支持体
60・・・・衣類掛け吊下げ用パイプ
60A・・・追加パイプ
70・・・・壁面
レールは壁面に沿って固定され該壁面に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有していることから、柱材をレールに容易に嵌入することが可能になる。
柱材に設けられた穴を利用せずに、棚板支持体に対して直接パイプ支持体を係止することができるので、棚板の下方近傍に該パイプを架設することが可能となり、棚板とパイプとの間に無駄なスペースが生じない壁面収納治具を提供することが可能となる。
パイプを直接棚板支持体に嵌入することから、パイプ支持体を必要とせずに棚板下方近傍に該パイプを架設することが可能となり、棚板とパイプとの間に無駄なスペースが生じない壁面収納治具を提供することが可能となる。
レールは壁面に沿って固定され該壁面に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有していることから、柱材をレールに容易に嵌入することが可能になる。
柱材に設けられた穴を利用せずに、棚板支持体に対して直接パイプ支持体を係止することができるので、棚板の下方近傍に該パイプを架設することが可能となり、棚板とパイプとの間に無駄なスペースが生じない壁面収納治具を提供することが可能となる。
パイプ支持体(50)は、上部に棚板支持体(30)の上板に形成される穴(35)に引掛けられる或いは前記棚板支持体の上板を挟み込む引掛部(51)を有し、下部に衣類掛け吊下げ用パイプ(60)を固定する固定部(52)を有する。引掛部(51)と固定部(52)は、一枚の板材を折り曲げ加工することにより形成されている。
固定部(52)は、衣類掛け吊下げ用パイプ(60)の端部をビス止め等で固定するための穴(53)を有する。
レールは壁面に沿って固定され該壁面に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有していることから、柱材をレールに容易に嵌入することが可能になる。
柱材に設けられた穴を利用せずに、棚板支持体に対して直接パイプ支持体を係止することができるので、棚板の下方近傍に該パイプを架設することが可能となり、棚板とパイプとの間に無駄なスペースが生じない壁面収納治具を提供することが可能となる。
棚板の上面と同一平面を形成する追加棚板を前記左右一対の柱材間の外側でかつ前記棚板の両側端面に固定することにより、前記収納棚を設置する際に生じる前記左右一対の柱材間の外側のデッドスペースを棚板の付設スペースとして有効活用可能な壁面収納治具を提供することが可能となる。
Claims (13)
- 壁面に収納棚を作成するための治具であって、
前記壁面に沿って固定され該壁面に対してほぼ直角に突出する部分を含む断面形状を有するレールと、
該レールに対して直角下向きに該レール上の左右に所定間隔で該レール上に延設される一対のC型チャンネル材からなる柱材と、
前記一対の柱材に着脱自在に係止可能で壁面に対して直角に前方へ向かって延設する一対の棚板支持体と、
前記棚板支持体の上部に載設される棚板からなり、
前記柱材の左右面を形成する側板には前記レールが着脱自在に嵌入される切込部が長手方向上方に設けられているとともに前面を形成する前板には複数の穴が長手方向に沿って所定間隔で設けられ、
前記棚板支持体の端部には突出する係止部を有し該係止部が前記柱材前板の穴に係止されることを特徴とする壁面収納治具。 - 前記レールが、断面略ロ字状の部材であり、
該レールの上下面を形成する側板が前記柱材の切込部の上下部に当接するように嵌入され、
該レールの後面を形成する後板が前記柱材の切込部の奥部に当接するように嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の壁面収納治具。 - 前記レールが、C型チャンネル材であり、該レールの上下面を形成する側板が前記柱材の切込部の上下部にそれぞれ当接するように嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の壁面収納治具。
- 前記レールが、C型チャンネル材であり、該レールの上下面を形成する側板が前記柱材の切込部の上下部に当接するように嵌入され、
該レールの前面を形成する前板が前記柱材の切込部の奥部に当接するように嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の壁面収納治具。 - 前記レールが、C型チャンネル材の上面を形成する側板と直角になるようにかつ該C型チャンネル材の後面を形成する後板と逆方向に折曲された前板を有する部材であり、
該レールの側板が前記柱材の切込部の上下部に当接するように嵌入され、
該レールの後板が前記柱材の切込部の奥部にそれぞれ当接するように嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の壁面収納治具。 - 前記レールが、L型材であり、該レールの側板と前板が前記柱材の切込部にそれぞれ当接するように嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の壁面収納治具。
- 前記レールが、折り返し付L型材であり、該レールの側板、前板、および後板が、前記柱材の切込部にそれぞれ当接するように嵌入されることを特徴とする請求項1に記載の壁面収納治具。
- 前記一対の棚板支持体にそれぞれ取り付けられる左右一対のパイプ支持体と、前記棚板の下方において該左右一対のパイプ支持体間に架設されるパイプとからなる衣服掛け吊下げ用部材を有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の壁面収納治具。
- 前記棚板支持体の左右面を形成する側面に前記パイプ端部を支持するための穴が長手方向に所定間隔で設けられていることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の壁面収納治具。
- 前記棚板支持体の側面に前記パイプ支持体を付設するための穴が長手方向に所定間隔で設けられていることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の壁面収納治具。
- 前記一対の柱材間の外側でかつ前記棚板の左右の端面に固定され、該棚板の上面と同一平面を形成する追加棚板を有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の壁面収納治具。
- 前記一対の柱材間の外側でかつ前記棚板支持体側面の前記パイプ端部を支持するための穴に固定され、該パイプと同一直線を形成する追加パイプを有することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の壁面収納治具。
- 前記レールが前記壁面に固定するためのビス止め用の複数の穴が所定間隔で長手方向に設けられ、該所定間隔が180〜220mmの範囲であることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の壁面収納治具。
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