JP4897711B2 - アンカー緊張方法およびアンカー緊張用治具 - Google Patents

アンカー緊張方法およびアンカー緊張用治具 Download PDF

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Description

本発明は、アンカー緊張方法およびアンカー緊張用治具に関する。
従来、アンカー緊張に使用する緊張ジャッキとしては、油圧ジャッキの頭部にプーリングヘッドをセットするものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この場合、PC鋼より線を油圧ジャッキのセンターホールに通して、さらに油圧ジャッキの頭部のプーリングヘッド内に配置された孔に、アンカーヘッドと同一の配列で通す方法として、下記に示す方法が行われてきた。
図11は、従来のアンカー緊張方法(定着くさびを後で設置するタイプ)の作業手順を示す。
図12は、従来の別のアンカー緊張方法(定着くさびを先に設置するタイプ)の作業手順を示す。
これらは、基本的には、下記のようにして施工されていた。
1)図13に示すように、図示しないアンカー孔内から引き出された12本のPC鋼より線100の余長部のそれぞれをアンカーヘッド101の12個の孔101aにそれぞれ挿通してアンカーヘッド101を設置後、PC鋼より線100をひとまとめにして束ね、これにパイロットキャップ102を被せる(図11のステップS100〜S102、図12のステップS200〜S203)。
2)図13、図14に示すように、パイロットキャップ102を被せたPC鋼より線100に油圧ジャッキ103のセンターホールを通した後、パイロットキャップ102を取り外す(図11のステップS103〜S104、図12のステップS204〜S205)。
3)図15に示すように、PC鋼より線100のそれぞれにガイドコード104を取り付け、アンカーヘッド101の孔の配列に合わせるようにプーリングヘッド105にガイドコード104を一本づつ差し込む(図11のステップS105〜S107、図12のステップS206〜S208)。
4)図16に示すように、プーリングヘッド105に全てのPC鋼より線100の挿入が完了後、プーリングヘッド105を油圧ジャッキ103の頭部に移動させ、ガイドコード104を撤去する。
5)以下、PC鋼より線100の余長部の先端側にそれぞれグリッパーを装着する(図11のステップS108、図12のステップS209)。そして、図11に示す従来のアンカー緊張方法(定着くさびを後で設置するタイプ)では、油圧ジャッキ103による緊張を開始し、アンカーヘッド101に定着くさびを装着し、定着くさびを働かせ、定着する(図11のステップS109〜S111)。一方、図12に示す従来の別のアンカー緊張方法(定着くさびを先に設置するタイプ)では、油圧ジャッキ103による緊張を開始し、アンカーヘッド101に装着していた定着くさびを働かせ、定着する(図12のステップS209〜S210)。
特開平3−125715号公報
しかし、従来の施工方法の場合、以下の問題点があった。
1)図17に示すように、人的なミスによりアンカーヘッド101とプーリングヘッド105との配列を間違えた場合(図17では、PC鋼より線100のNo.5とNo.7との配置ミスを示す)、油圧ジャッキ103内部でPC鋼より線100が交差する。この場合、図18に示すように、ジャッキチェアー106の孔でPC鋼より線100が擦れて傷が付き、破断事故につながったり、ジャッキチェアー106自体を傷つけることになる。さらに、ジャッキチェアー106下部にセットされている定着くさび107に横方向にずれようとする力が働き、定着くさび107の割れが生ずる。ジャッキチェアー106部分で摩擦が生ずるため、油圧ジャッキ103の緊張力が100%アンカーに伝達されない場合もある。
2)図20に示すように、油圧ジャッキ103の内部を覗いて、アンカーヘッド101の配列を確認する必要がある。しかし、図19に示すように、油圧ジャッキ103の内部は暗く、特に夜間などの作業時には殆どアンカーヘッド101の配列を確認できない。
3)図20に示すように、油圧ジャッキ103内部を覗く場合、PC鋼より線100の端部が眼前にあるため、PC鋼より線100が目に刺さったり、撥ねられる虞がある。
4)通常、PC鋼より線100のNo.5〜12用のプーリングヘッド105をセットする場合には、図20に示すように、ガイドコード104を使用する場合も含めて、プーリングヘッド105を持つ作業員110と、油圧ジャッキ103の内部を覗き込みながら、ガイドコード104をプーリングヘッド105に差し込む(あるいはPC鋼より線100を力ずくで差し込む)作業員111との2名で行っている。油圧ジャッキ103の正面には油圧ジャッキ103の内部を確認する作業員111がいるため、プーリングヘッド105を持つ作業員110はプーリングヘッド105を無理な体勢で持たざるを得ない。また、プーリングヘッド105は、10〜15kg程度の重さがあり、これを長時間持つことになり、作業員は非常に疲労するため、作業途中で休憩を行うこともある(長時間作業)。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、アンカー緊張に伴い、緊張用の油圧ジャッキをセットする場合に、油圧ジャッキ内部で、PC鋼より線が交差することなく、速やかかつ安全にプーリングヘッドをセットすることが可能なアンカー緊張方法およびアンカー緊張用治具を提供することにある。
請求項1に係る発明は、アンカー孔内から引き出された複数のPC鋼より線の余長部にアンカーヘッドを装着後、前記アンカーヘッドのヘッド孔から突出する前記PC鋼より線を緊張ジャッキによって緊張・定着するに際し、前記PC鋼より線の余長部の先端側に、前記アンカーヘッドのヘッド孔の配列と合致する保持部を設けた筒形状の第一の治具を取り付け、前記第一の治具から突出する前記PC鋼より線の余長部に、前記第一の治具の保持部の配列と合致する穴部を設けた弾丸形状の第二の治具を被せ、前記第一の治具と前記第二の治具とを取り付けた前記PC鋼より線の余長部に、緊張ジャッキを設置し、前記緊張ジャッキから突出する前記PC鋼より線の余長部の先端から前記第二の治具を取り外すことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、アンカー孔内から引き出されたPC鋼より線の余長部にアンカーヘッドを装着後、前記アンカーヘッドのヘッド孔から突出する前記PC鋼より線を緊張ジャッキによって緊張・定着するアンカー緊張方法において、前記PC鋼より線の余長部の先端側に、前記アンカーヘッドのヘッド孔の配列と合致する保持部を設けた筒形状の第一の治具を取り付け、前記第一の治具から突出する前記PC鋼より線の余長部に、前記第一の治具の保持部の配列と合致する穴部を設けた弾丸形状の第二の治具を被せ、前記第一の治具と前記第二の治具とを取り付けた前記PC鋼より線の余長部に、緊張ジャッキを設置し、前記緊張ジャッキから突出する前記PC鋼より線の余長部の先端から前記第二の治具を取り外し、前記第二の治具を取り外した前記PC鋼より線の余長部にプーリングヘッドを取り付けるとともに前記プーリングヘッドを前記緊張ジャッキに取り付け、前記緊張ジャッキを駆動して前記PC鋼より線を緊張し、緊張後の前記PC鋼より線を定着することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載のアンカー緊張方法において、前記アンカーヘッドを装着後に、前記PC鋼より線の余長部を介してジャッキチェアーを前記アンカーヘッドに装着することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2記載のアンカー緊張方法において、前記アンカーヘッドを装着後に、前記PC鋼より線の余長部を介してインデックス板を前記アンカーヘッドに装着することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2ないし請求項4の何れか記載のアンカー緊張方法において、前記アンカーヘッドに定着くさびを装着し、前記PC鋼より線の定着時に、前記PC鋼より線を前記アンカーヘッドに固着することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項2ないし請求項5の何れか記載のアンカー緊張方法において、前記プーリングヘッドを前記緊張ジャッキに取り付けた後に、グリッパーを装着することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし請求項6の何れか記載のアンカー緊張方法に用いるアンカー緊張用治具において、前記アンカーヘッドのヘッド孔の配列と合致する保持部を設け、前記PC鋼より線の余長部の先端側に取り付けられる筒形状の第一の治具と、前記第一の治具の保持部の配列と合致する穴部を設け、前記第一の治具から突出する前記PC鋼より線の余長部に被せられる弾丸形状の第二の治具とで構成されることを特徴とする。
本発明によれば、油圧ジャッキ内部にプーリングヘッドと同じ配列の部品を事前にセットするので、油圧ジャッキ内部のアンカーヘッドとプーリングヘッドとの間で、PC鋼より線の配列に間違えが生じない。
また、本発明によれば、油圧ジャッキ内部でPC鋼より線が捩れないため、ジャッキチェアーの孔部でPC鋼より線が鋭角に曲がることがなく、PC鋼より線の破断事故やジャッキチェアー自体を傷つけることが無い。また、油圧ジャッキの緊張力はそのままアンカーに伝達できる。
また、本発明によれば、周囲が暗い場合でも配列に間違いが生じない。
また、本発明によれば、油圧ジャッキ内部を覗かないため、安全である。
また、本発明によれば、油圧ジャッキのセット時間が短縮できる。特に、油圧ジャッキから突出しているPC鋼より線の長さによらず、短時間でプーリングヘッドのセットができる。また、2人一組でプーリングヘッドをセットする工程が省略できる。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1〜図3は、本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順を示す。
本実施形態では、ジャッキチェアーを使用する緊張方法について説明する。
先ず、図1のステップS1、S2、図2の(a)に示すように、図示しないアンカー孔内から引き出された12本のPC鋼より線10の余長部の根本部に、12個のヘッド孔を設けたアンカーヘッド11をセット後、12本のPC鋼より線10の余長部に12個の穴を設けたジャッキチェアー12を挿入する。
次に、図1のステップS3、図2の(b)に示すように、ジャッキチェアー12をPC鋼より線10端部に寄せたまま、12本のPC鋼より線10の余長部の先端側に第一の冶具Aを挿入する。
第一の治具Aは、図4に示すように、アンカーヘッド11の12個のヘッド孔の配列と合致するように6個の凹溝A1および6個の貫通孔A2から成る保持部を長手方向に設けた筒形状を為す治具である。第一の治具Aは、外径が12本のPC鋼より線10の余長部とほぼ同じ大きさに成形された、例えば、硬質ポリエチレンで構成されている。
次に、図1のステップS4、図2の(c)に示すように、ジャッキチェアー12をアンカーヘッド11まで移動させ、第一の冶具Aに第二の冶具Bをあわせ挿入する。
第二の治具Bは、図5に示すように、第一の治具Aの保持部の配列と合致する6個の凹溝B1および6個の穴B2から成る保持部を設け、第一の治具Aから突出するPC鋼より線10の余長部に被せられる弾丸形状の治具である。第二の治具Bは、保持部が第一の治具Aとほぼ同じ形状を為し、先端が弾丸形状を為すブロック体で形成されるように旋盤によって加工された、例えば、硬質ポリエチレンで構成されている。
次に、図1のステップS5、図2の(d)に示すように、第一の治具Aおよび第二の治具Bを取り付けた12本のPC鋼より線10の余長部の先端側が油圧ジャッキ13のセンターホールを挿通するようにして油圧ジャッキ13を装着する。
次に、図1のステップS6、図2の(e)に示すように、油圧ジャッキ13の装着後に第二の冶具Bを取り外す。
次に、図1のステップS7、図2の(f)に示すように、アンカーヘッド11の12個のヘッド孔の配列と合致するように12個の孔を設けたプーリングヘッド14を12本のPC鋼より線10の余長部の先端側に取り付ける。
次に、図1のステップS8、図3の(g)に示すように、プーリングヘッド14の12個の孔から突出する12本のPC鋼より線10の余長部の先端側にそれぞれグリッパ15を装着する。
次に、図1のステップS9、図3の(h)に示すように、油圧ジャッキ13による緊張試験を開始する。
次に、図1のステップS10、図3の(i)に示すように、油圧ジャッキ13をアンカーヘッド11から離れ得る方向に移動してアンカーヘッド11の各ヘッド孔に定着くさび16をセットする。
次に、図3の(j)に示すように、油圧ジャッキ13をアンカーヘッド11に再度設置してアンカーの定着を行う。
次に、図1のステップS11、図3の(k)に示すように、油圧ジャッキ13をアンカーヘッド11から撤去し、アンカーの定着が完了する。
以上のように、本実施形態によれば、油圧ジャッキ13内部にプーリングヘッド14と同じ配列の第一の治具Aと第二の治具Bを事前にセットするので、油圧ジャッキ13内部のアンカーヘッド11のヘッド孔とプーリングヘッド14との間で、PC鋼より線10の配列に間違えが生じない。
また、本実施形態によれば、油圧ジャッキ13内部でPC鋼より線10が捩れないため、ジャッキチェアー12の孔部でPC鋼より線10が鋭角に曲がることがなく、PC鋼より線10の破断事故やジャッキチェアー12自体を傷つけることが無い。また、油圧ジャッキ13の緊張力はそのままアンカーに伝達できる。
また、本実施形態によれば、周囲が暗い場合でも配列に間違いが生じない。
また、本実施形態によれば、油圧ジャッキ13内部を覗かないため、安全である。
また、本実施形態によれば、油圧ジャッキ13のセット時間が短縮できる。特に、油圧ジャッキ13から突出しているPC鋼より線10の長さによらず、短時間でプーリングヘッド14のセットができる。また、2人一組でプーリングヘッド14をセットする工程が省略できる。
図6〜図7は、本発明の第二実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順を示す。
本実施形態では、インデックス板を使用する緊張方法について説明する。
先ず、図6の(a)に示すように、アンカー孔内から引き出された12本のPC鋼より線10の余長部の根本部に、アンカーヘッド11の12個のヘッド孔の配列と合致するように12個のヘッド孔を設けたアンカーヘッド11をセット後、12本のPC鋼より線10の余長部に、アンカーヘッド11の12個のヘッド孔の配列と合致するように12個の孔を設けたインデックス板17を挿入する。
次に、図6の(b)に示すように、インデックス板17をPC鋼より線10端部に寄せたまま、12本のPC鋼より線10の余長部の先端側に、図4に示す第一の冶具Aを挿入する。
次に、図6の(c)に示すように、インデックス板17をアンカーヘッド11まで移動させ、第一の冶具Aに図5に示す第二の冶具Bをあわせ挿入する。
次に、図6の(d)に示すように、第一の治具Aおよび第二の治具Bを取り付けた12本のPC鋼より線10の余長部の先端側が油圧ジャッキ13のセンターホールを挿通するようにして油圧ジャッキ13を装着する。
次に、図6の(e)に示すように、油圧ジャッキ13の装着後に第二の冶具Bを取り外す。
次に、図6の(f)に示すように、アンカーヘッド11の12個のヘッド孔の配列と合致するように12個の孔を設けたプーリングヘッド14を12本のPC鋼より線10の余長部の先端側に取り付ける。
次に、図7の(g)に示すように、プーリングヘッド14の12個の孔から突出する12本のPC鋼より線10の余長部の先端側にそれぞれグリッパ15を装着する。
次に、図7の(h)に示すように、油圧ジャッキ13による緊張試験を開始する。
次に、図7の(i)に示すように、油圧ジャッキ13をアンカーヘッド11から離れ得る方向に移動してアンカーヘッド11の各ヘッド孔に定着くさび16をセットする。
次に、図7の(j)に示すように、油圧ジャッキ13をアンカーヘッド11に再度設置してアンカーの定着を行う。
次に、図7の(k)に示すように、油圧ジャッキ13をアンカーヘッド11から撤去し、アンカーの定着が完了する。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
図8〜図10は、本発明の第三実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順を示す。
本実施形態では、定着ジャッキを備えた緊張方法について説明する。
先ず、図8のステップS20〜S22、図9の(a)に示すように、アンカー孔内から引き出された12本のPC鋼より線20の余長部の根本部に、12個のヘッド孔を設けたアンカーヘッド21をセット後、12本のPC鋼より線20の余長部の根本部にそれぞれ定着くさび22をセットし、次に、12本のPC鋼より線20の余長部に、アンカーヘッド21の12個のヘッド孔の配列と合致するように12個の穴を設けたインデックス板23を挿入する。
次に、図8のステップS23、図9の(b)に示すように、インデックス板23をPC鋼より線20端部に寄せたまま、12本のPC鋼より線20の余長部の先端側に図4に示す第一の冶具Aを挿入する。
次に、図8のステップS24、図9の(c)に示すように、インデックス板23をアンカーヘッド21まで移動させ、第一の冶具Aに図5に示す第二の冶具Bをあわせ挿入する。
次に、図8のステップS25、図9の(d)に示すように、第一の治具Aおよび第二の治具Bを取り付けた12本のPC鋼より線20の余長部の先端側が油圧ジャッキ24および24Aのセンターホールを挿通するようにして油圧ジャッキ24および24Aを装着する。
次に、図8のステップS26、図9の(e)に示すように、第二の冶具Bを取り外す。
次に、図8のステップS27、図9の(f)に示すように、アンカーヘッド21の12個のヘッド孔の配列と合致するように12個の孔を設けたプーリングヘッド25を12本のPC鋼より線20の余長部の先端側に取り付ける。
次に、図8のステップS28、図10の(g)に示すように、プーリングヘッド25の12個の孔から突出する12本のPC鋼より線20の余長部の先端側にそれぞれグリッパ26を装着する。
次に、図8のステップS29、図10の(h)に示すように、油圧ジャッキ24による緊張試験を開始し、アンカーヘッド21と定着くさび22との間に定着くさびを拘束するシャッター板27を挿入する。
次に、図8のステップS29、図10の(i)に示すように、油圧ジャッキ24による緊張試験を完了する。
次に、図8のステップS29、図10の(j)に示すように、シャッター板27を撤去する。
次に、図8のステップS29、図10の(k)に示すように、油圧ジャッキ24Aでインデックス板23を押し、アンカーヘッド21のヘッド孔に定着くさび22を押し込む。
次に、図8のステップS29、図10の(l)に示すように、油圧ジャッキ24および24Aをアンカーヘッド21から撤去し、アンカーの定着が完了する。
本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、上記実施形態では、12本のPC鋼より線10,20を用いたアンカーについて説明したが、本発明はこれに限らず、PC鋼より線の本数は任意である。従って、第一の治具Aおよび第二の治具Bの保持部は、このPC鋼より線の本数に合わせて増減することによって対応する。
本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順(a)〜(f)を示す説明図である。 本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順(g)〜(k)を示す説明図である。 (a)本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法に用いる第一の治具を示す端面図、(b)本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法に用いる第一の治具を示す断面図である。 (a)本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法に用いる第二の治具を示す端面図、(b)本発明の第一実施形態に係るアンカー緊張方法に用いる第二の治具を示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順(a)〜(f)を示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順(g)〜(k)を示す説明図である。 本発明の第三実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順(a)〜(f)を示す説明図である。 本発明の第三実施形態に係るアンカー緊張方法の作業手順(g)〜(l)を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法(定着くさびを後で設置するタイプ)の作業手順を示すフローチャートである。 従来の別のアンカー緊張方法(定着くさびを先に設置するタイプ)の作業手順を示すフローチャートである。 従来のアンカー緊張方法において、アンカーヘッド設置完了後、PC鋼より線をひとまとめにして束ね、これにパイロットキャップを被せる作業手順を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法において、油圧ジャッキを通した後にパイロットキャップを取り外す作業手順を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法において、PC鋼より線のそれぞれにガイドコードを取り付け、アンカーヘッドの孔の配列に合わせるようにプーリングヘッドにガイドコードを一本づつ差し込む作業手順を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法において、プーリングヘッドに全てのPC鋼より線の挿入が完了後、ガイドコードを撤去する作業手順を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法において、人的なミスによりアンカーヘッドとプーリングヘッドとの配列を間違えた場合を示す説明図である。 図17に示す配列を間違えにより生じるアンカーヘッドと定着くさびとジャッキチェアーの状態を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法において、アンカーヘッドの配列確認前の状態を示す説明図である。 従来のアンカー緊張方法において、油圧ジャッキの内部を覗いて、アンカーヘッドの配列を確認する状態を示す説明図である。
符号の説明
10、20 PC鋼より線
11,21 アンカーヘッド
12 ジャッキチェアー
13、24、24A 油圧ジャッキ
14、25 プーリングヘッド
15、26 グリッパ
16、22 定着くさび
17、23 インデックス板
27 シャッター板
A 第一の治具
B 第二の治具

Claims (7)

  1. アンカー孔内から引き出された複数のPC鋼より線の余長部にアンカーヘッドを装着後、前記アンカーヘッドのヘッド孔から突出する前記PC鋼より線を緊張ジャッキによって緊張・定着するに際し、
    前記PC鋼より線の余長部の先端側に、前記アンカーヘッドのヘッド孔の配列と合致する保持部を設けた筒形状の第一の治具を取り付け、
    前記第一の治具から突出する前記PC鋼より線の余長部に、前記第一の治具の保持部の配列と合致する穴部を設けた弾丸形状の第二の治具を被せ、
    前記第一の治具と前記第二の治具とを取り付けた前記PC鋼より線の余長部に、緊張ジャッキを設置し、
    前記緊張ジャッキから突出する前記PC鋼より線の余長部の先端から前記第二の治具を取り外す
    ことを特徴とするアンカー緊張方法。
  2. アンカー孔内から引き出されたPC鋼より線の余長部にアンカーヘッドを装着後、前記アンカーヘッドのヘッド孔から突出する前記PC鋼より線を緊張ジャッキによって緊張・定着するアンカー緊張方法において、
    前記PC鋼より線の余長部の先端側に、前記アンカーヘッドのヘッド孔の配列と合致する保持部を設けた筒形状の第一の治具を取り付け、
    前記第一の治具から突出する前記PC鋼より線の余長部に、前記第一の治具の保持部の配列と合致する穴部を設けた弾丸形状の第二の治具を被せ、
    前記第一の治具と前記第二の治具とを取り付けた前記PC鋼より線の余長部に、緊張ジャッキを設置し、
    前記緊張ジャッキから突出する前記PC鋼より線の余長部の先端から前記第二の治具を取り外し、
    前記第二の治具を取り外した前記PC鋼より線の余長部にプーリングヘッドを取り付けるとともに前記プーリングヘッドを前記緊張ジャッキに取り付け、
    前記緊張ジャッキを駆動して前記PC鋼より線を緊張し、
    緊張後の前記PC鋼より線を定着する
    ことを特徴とするアンカー緊張方法。
  3. 請求項2記載のアンカー緊張方法において、
    前記アンカーヘッドを装着後に、前記PC鋼より線の余長部を介してジャッキチェアーを前記アンカーヘッドに装着することを特徴とするアンカー緊張方法。
  4. 請求項2記載のアンカー緊張方法において、
    前記アンカーヘッドを装着後に、前記PC鋼より線の余長部を介してインデックス板を前記アンカーヘッドに装着することを特徴とするアンカー緊張方法。
  5. 請求項2ないし請求項4の何れか記載のアンカー緊張方法において、
    前記アンカーヘッドに定着くさびを装着し、前記PC鋼より線の定着時に、前記PC鋼より線を前記アンカーヘッドに固着する
    ことを特徴とするアンカー緊張方法。
  6. 請求項2ないし請求項5の何れか記載のアンカー緊張方法において、
    前記プーリングヘッドを前記緊張ジャッキに取り付けた後に、グリッパーを装着することを特徴とするアンカー緊張方法。
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか記載のアンカー緊張方法に用いるアンカー緊張用治具において、
    前記アンカーヘッドのヘッド孔の配列と合致する保持部を設け、前記PC鋼より線の余長部の先端側に取り付けられる筒形状の第一の治具と、
    前記第一の治具の保持部の配列と合致する穴部を設け、前記第一の治具から突出する前記PC鋼より線の余長部に被せられる弾丸形状の第二の治具と
    で構成されることを特徴とするアンカー緊張用治具。
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