JP4897375B2 - 自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置 - Google Patents

自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置 Download PDF

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Description

この発明は、ウェブ状包装紙に形成されるレジマークを自動的に閾値を設定して判別することができる自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置に関する。
従来、ウェブ状の包装紙には、1包装袋分の長さを定めるため、被包装紙の端縁には所定間隔でレジマークが印刷されている。包装機や製袋機においては、運転中に被包装紙の端縁のレジマークを検出することで、1包装袋分の長さを管理している。
レジマークは、一つには、被包装紙の端縁のレジマークがエンドシールカット位置からずれたときの位置ずれ検出信号として使用される。例えば横ピロー包装機においては、被包装紙の端縁のレジマークがエンドシールカット位置から2〜4mm 位ずれたとき、紙引きロールの回転を調整して該ずれを補正している。運転中に光電管によりレジマークの通過を検出し、主制御装置が、該検出信号と、エンドシールカット手段とカッター軸に取付けられた突起の通過を近接センサーで検出する等により得られるシールカットのタイミングに対応した原点信号とを入力し、該両信号間の位相のずれを常時比較・演算し、該位相のずれが一定の範囲の上限または下限を越えたら、位相ずれの解消に必要な所要補正を加えた制御信号をモータードライバーへ出力して紙引きロールの回転を遅くまたは速くなるように調整している。
レジマークの他の利用は、包装紙がロール紙であって、該包装紙を間欠送りする縦ピロー包装機やおまんじゅう包装機において、包装紙の端縁のレジマークがエンドシールカット位置にピッタリ一致するようにきたとき、該包装紙の送りをずれることなく停止させるためのタイミング信号として使用される。
センサー信号が1又は0でありかつ感度調整をダイヤルの手回しにより行えるダイヤル付デジタル式光電管をマークセンサーとして包装紙の端縁に合わせて設けるだけの場合には、反射光の強弱によりレジマークが通過したことを検出することになる。仮に、地部分が透明でレジマークが黒色である包装紙については、マークセンサーが該レジマークを有効に検出できても、地部分が白色、金色又は銀色でレジマークが黒色のときは、反射光の強弱が逆転しているので該レジマークを検出できない。また、地部分とレジマークの反射光の強弱が逆転していなくても、反射光の強弱の度合が相違するときも、レジマークを検出できない。要するに、被包装紙の端縁の地部分とレジマークとの間にマークセンサーの反射光または透過光の強弱の個別的相対差があるので、マークセンサーの感度調整が必要である。
このため、ダイヤル付デジタル式光電管をマークセンサーでは、必ず、本運転に先立って、包装紙の端縁の地部分とレジマークとにマークセンサーを順次合わせて、ダイヤルを回してセンサー信号が0から1に変化するときの各ダイヤルメモリを読取り、該二つのダイヤルメモリの略中間値にダイヤルを合わせるダイヤル調整をして、本運転時に、地部分のときのセンサー信号として「0」、レジマークがきたときのセンサー信号として「1」を有効に得る感度調整をしている。
上記のようにダイヤルを手回ししてマークセンサーの自動感度調整を行うことは非常に面倒な作業であるので、本出願人は、包装機や製袋機において、本運転に先立って単位包装長さだけフィルム送りが進むように極短時間だけ運転をすることでレジマークの自動感度調整を行い、被包装紙の端縁の地部分とレジマークとの間にマークセンサーの反射光又は透過光の強弱の個別的相対差があるにもかかわらず、本運動時には包装紙の端縁のレジマークを他部分から明確に誤動作なく判別してレジマーク検出信号を出力することができる自動感度調整機能付被包装紙レジマーク検出装置を提案している(特許文献1)。
特許第2849749号明細書
上記の提案は、アナログ式マークセンサーを採用しており、本運転に先立ってセンサー自体の出力調整を行うものではなく、自動感度調整スイッチを押すことで極めて短い長さだけフィルム送りが行われて、その間、センサー信号の変化を読取って包装紙の端縁の地部分とレジマークの判別を行い、本運転待機状態に移行させて、本運転スイッチを押すことでセンサー信号が地部分とレジマークのいずれの検出信号であるか確実に判別することを可能にした自動感度調整機能付被包装紙レジマーク検出装置である。
上記の自動感度調整機能付被包装紙レジマーク検出装置を図3を参照して説明する。マークセンサー1から出力されるアナログ量(電圧の変化)は、A/D変換器2でデジタル量(パルス数)Xに変換され、常時、制御部3とコンパレータ4へそれぞれ出力される。感度調整運転時には、該制御部3は、フィルム送りが1mm進む毎にデジタル量Xを取込んで、コンパレータ4へ、包装紙Wの端縁における地部分Nのデジタル量Xの平均値Amと、レジマークMのデジタル量Xの平均値Bmとの中間値(Am+Bm)/2を閾値Cとして出力するとともに、平均値Am<平均値Bmのときプラス側出力端子選択信号Pを出力し、また平均値Am>平均値Bmのときマイナス側出力端子選択信号Qを出力する。コンパレータ4は、制御部3から閾値信号Cと、二つの出力端子選択信号P又はQのいずれか一つを受取ると、演算・判定が可能になり、以後、本運転によりデジタル量Xの取込み命令を待つ状態となる。
そこで、本運転を開始すると、包装紙Wが微小な所定ピッチ走行する毎に、コンパレータ4がデジタル量Xの取込みを行う。コンパレータ4は、デジタル量Xから閾値Cを減算して該減算値(X−C)がプラス値であるかどうか、又はデジタル量Xと閾値Cとを比較しどちらが大きいか判定する。コンパレータ4は、制御部3から出力端子選択信号Pを予め入力している場合には、マークセンサー1のところにレジマークMがきたとき、演算結果が「減算値(X−C)はプラス」又は「デジタル量X>閾値C」となるから、プラス側出力端子4cよりマーク検出信号Rを出力する。また、コンパレータ4は、出力端子選択信号Qを予め入力している場合には、マークセンサー1のところにレジマークMがきたとき、演算結果が「減算値(X−C)はマイナス」または「デジタル量X<しきい値C」となってマイナス側出力端子4dよりマーク検出信号Sを出力する。以上により、センサー位置を被包装紙Wの地部分Nが通過するときと、レジマークMが通過するときとで、マークセンサー1が検出する反射光又は透過光の強さに一定の差があれば、レジマークMの通過を検出可能としている。
上記の自動感度調整機能付包装紙レジマーク検出装置が有効に機能するには、一つの条件が満たされる必要があり、これを図4に基づいて説明する。なお、図4では、センサーの出力値の大きさを都合上、逆に表示している。即ち、図4(a)に示すように、下地を検出したセンサーの出力値の変動が少ない場合には、その平均値Amとレジマークを検出したセンサーの出力値の平均値Bmとの間には大きなセンサー出力値幅があり、したがって、Am及びBmと、AmとBmの平均値である閾値Cの間にも充分な値の落差が確保される。このような場合には、下地とレジマークのセンサー検出値は、それぞれの変化域内に納まることが期待され、レジマークを確実に検出することができる。
しかしながら、ウェブ状の包装紙の供給は、包装動作に伴って加速及び減速が繰り返され、その際に包装紙送りにバタツキが生じ、包装紙には張りや撓みが発生する。そうした張りや撓みに起因して、センサーの測定値の変動が大きくなる。また、包装機等の周囲の温度や湿度の変化或いは電気ノイズに起因して測定値やその演算処理においても、微妙な変換誤差や演算誤差が生じる。
上記のセンサーの測定値の変動や変換誤差や演算誤差が生じると、図4(b)に示すように、下地を検出したセンサーの出力値の変動が大きくなると、閾値Cは下地を検出したセンサーの出力値の変化域から充分離れることができない。そのため、下地の検出値が閾値Cを下回った場合には、レジマークの検出があったと誤検出をする。このようなレジマークでないにも関わらず、レジマークであるとの誤検出が生じると、包装機等においては運転の一時停止に至ることが避けられない。
そこで、上記のような自動感度調整機能付包装紙レジマーク検出装置において、下地を検出したセンサーの出力値の変動が大きくなる場合でも、閾値の設定に工夫を図ることにより、下地とレジマークとを区別して検出可能にする点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、下地を検出したセンサーの出力値の変動が大きくなる場合でも、下地とレジマークとを区別して検出可能であって包装機や製袋機の運転を一時停止させることなく連続運転を可能にする自動感度調整機能付包装紙レジマーク検出装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明による自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置は、包装紙の地部分とレジマークとからの光の強弱を検出値として出力するマークセンサーと、感度調整運転時に前記包装紙の微小な所定ピッチ走行毎に前記包装紙の前記地部分と前記レジマークについて前記マークセンサーからの前記検出値が入力されてそれぞれの代表値と当該両代表値の中間値とを演算し、当該中間値を閾値として出力する制御部と、前記制御部から前記閾値が入力されるとともに本運転時に前記包装紙の微小な所定ピッチ走行毎に入力される前記マークセンサーからの前記検出値と前記閾値との比較演算を行いその演算結果に基づいてマーク検出信号を出力するコンパレータとを備えてなり、前記制御部は、前記包装紙の前記地部分の前記代表値を前記レジマークの前記検出値が変動する変化域に最も近い値に設定し、前記レジマークの前記代表値を前記地部分の前記検出値が変動する変化域に最も近い値に設定することから成っている。
この自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置によれば、マークセンサーは、包装紙の地部分とレジマークとからの光の強弱を出力する。制御部は、感度調整運転時に、包装紙の微小な所定ピッチ走行毎に包装紙の地部分とレジマークについてマークセンサーからの検出値が入力されてそれぞれの代表値と当該両代表値の中間値とを演算し、当該中間値を閾値として出力する。コンパレータは、制御部から閾値が入力されるとともに本運転時に包装紙の微小な所定ピッチ走行毎に入力されるマークセンサーからの検出値と閾値との比較演算を行いその演算結果に基づいてマーク検出信号を出力する。この際、制御部は、包装紙の地部分の代表値をレジマークの検出値が変動する変化域に最も近い値に設定し、レジマークの代表値を地部分の検出値が変動する変化域に最も近い値に設定するので、閾値は、地部分とレジマークとの変化域のうち互いに相手側に最も近い値の中間値に設定される。したがって、本運転において、マークセンサーが検出した包装紙の部分の検出値を閾値と比較するときに、地部分側の検出値が閾値を越えてレジマーク側の検出値と判断される可能性を殆どなくすことができる。
この自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置において、前記マークセンサーの出力はアナログ量であり、前記マークセンサーから出力する前記アナログ量をデジタル量に変換して前記制御部と前記コンパレータに出力するA/D変換器を備えることができる。マークセンサーは、1又は0を出力する従来のデジタル式光電管ではなく、反射光の強弱に応じて所定の電圧範囲で出力するアナログ式光電管が採用される。アナログ出力を採用することにより、包装紙の光反射特性によって細かく対応することが可能である。マークセンサーから出力されるアナログ量(電圧の変化)は、A/D変換器でデジタル量(パルス数)に変換され、常時、制御部とコンパレータへそれぞれ出力される。
アナログ量をデジタル値に変換する上記の自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置において、前記制御部は、前記地部分の前記代表値<前記レジマークの代表値のときプラス側出力端子選択信号を出力し、また前記地部分の前記代表値>前記レジマークの代表値のときマイナス側出力端子選択信号を出力し、前記閾値信号、前記プラス側出力端子選択信号及び前記マイナス側出力端子選択信号の各信号を出力した後は、デジタル量を入力しないように構成されており、前記コンパレータは、前記制御部から前記閾値信号と前記プラス側出力端子選択信号とが入力される状態では、本運転時に前記デジタル量を入力する度に、当該デジタル量が前記閾値より大きいときに前記プラス側出力端子選択信号より前記マーク検出信号を出力するように構成されているとともに、前記制御部から前記閾値信号と前記マイナス側出力端子選択信号とが入力される状態では、本運転時に前記デジタル量を入力する度に、当該デジタル量が前記閾値より小さいときに、前記マイナス側出力端子選択信号より前記マーク検出信号を出力するように構成することができる。このように構成することにより、センサー位置を包装紙の地部分が通過するときとレジマークが通過するときとで、マークセンサーが検出する反射光又は透過光の強さに一定の差があれば、どのような包装紙でも、レジマークの通過を確実に検出することができる。
この発明は、上記のように構成されているので、下地を検出したセンサーの出力値の変動が大きくなる場合でも、下地とレジマークとを区別して検出可能であって包装機や製袋機の運転を一時停止させることなく連続運転を可能にすることができる。
以下、添付した図面に基づいて、この発明による自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置(以下、簡単のため「レジマーク検出装置」と略記する)の実施形態を説明する。本発明によるレジマーク検出装置は、従来のレジマーク検出装置と比較して、下地とレジマークの検出値の代表値が平均値に代えて相手側の検出値の変化域に最も近い値に設定される以外には基本的に変わるところはない。図1は、本自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置を横ピロー包装機に適用したときの概念図である。図2は下地とレジマークの具体的な検出値の変化の一例を示すチャートであり、(a)は下地の検出値の変化域が充分狭い場合の例、(b)は下地の検出値の変化域が大きい場合の例である。
図1に示すように、マークセンサー1の出力電圧はA/D変換器2によりデジタル量(パルス数)Xに変換され、デジタル量Xは、制御部3の入力ポートとコンパレータ4の入力ポートに並列に常時到達している。制御部3は、自動感度調整運転時にかつフィルム送りが例えば1mm進行する毎にデジタル量Xを取込んで所要の演算を行い、その結果として信号CとPとQを出力する。コンパレータ4は、自動感度調整運転時に制御部3から出力される信号C並びに信号PとQのいずれか一方を取込んで本運転待機状態となり、本運転が開始されるとフィルム送りが1mm進行する毎にデジタル量Xを取込んで所要の演算を行い、レジマーク検出信号P又はSを、誤信号排除器16を介して主制御装置8へ出力する。主制御装置8は、該マーク検出信号をレジマークMが横シールカット位置からずれているかどうか判定するために使用する。
マークセンサー1は、放射及び反射型のアナログ式光電管であり、反射光の強さに応じて0・から5・の範囲で出力する。マークセンサー1から出力されるアナログ電圧は、包装紙Wの光反射特性によって異なる。例えば、包装紙Wの端縁の地部分Nが透明でレジマークMが黒色系又は茶色系である一般的な包装紙の場合、地部分Nのときの出力電圧(3.5・前後にばらつく)はレジマークMのときの出力電圧(0. 5・前後にばらつく)よりも高い。しかし、包装紙の端縁が透明ではなく白色、金色又は銀色のような反射光の強弱が逆転している特殊な被包装紙の場合には、逆に、レジマークMのときの出力電圧(4.5・前後にばらつく)が地部分Nのときの出力電圧(2・前後にばらつく)よりも高くなる。地部分Nのときは、マークセンサー1は、ステップモーター5を駆動源とするリニアアクチュエータ6の移動杆6aの先端に取付けられ、モータードライバー7は、主制御装置8の制御信号を入力してステップモーター5を駆動する。
入力装置9のメインスイッチ9aをオンし、次いで、自動感度調整スイッチ9bをオンすると、主制御装置8からモータードライバー7に制御信号が送られてステップモーター5が駆動し、包装紙Wの端縁に対応するようにマークセンサー1が移動される。包装仕様データは、メインスイッチ9aをオンした後、自動感度調整スイッチ9bをオンする前にキースイッチ9dより入力する。包装仕様データは、表示装置10に表示される。自動感度調整スイッチ9bをオンにすると、マークセンサー1が包装紙Wの端縁に向って光を放射し反射光を入力して該反射光の強さに応じた電圧を出力するとともに、表示装置10に「マークセンサーの自動感度調整開始」の文字が表示され、またランプ14が点灯し自動感度調整が開始したことが分るようになっている。
主制御装置8は、ランプ14が点灯した後、モータードライバー15に駆動信号を送る。紙引きロール駆動用モータ12が駆動され、紙引きロール11により包装紙送りが行われる。また、主制御装置8は、紙引きロール11の回転時に、ロール駆動用モータ12の出力軸に取付けられているロータリエンコーダ13から出力されるパルスを入力してカウントし、フィルム送りが1mm進む毎のタイミングを正確に検知し、フィルム送りが1mm進む毎に制御部3の入力ポートとコンパレータ4の入力ポートに常時入力されているデジタル量Xを、自動感度調整運転中は制御部3が取込むように取込み信号Tを制御部3に出力し、また、本運転スイッチ9cをオンする本運転時は、コンパレータ4が取込むように取込み信号Uを該コンパレータ4に出力する。制御部3とコンパレータ4は、自動感度調整スイッチ9bをオンすることにより駆動電流がともに給電されるが、主制御装置8から信号T又はUがきたときのみデジタル量Xを取込んで演算を行い、所要パルスを出力する。
制御部3は、ROMとRAMを有するマイクロコンピューターにより構成され、自動感度調整運転時において、主制御部8からの取込み信号Tの入力に基いてフィルム送りが進む毎にデジタル量Xを取込み、最初に取込んだデジタル量Xと、次に取込んだデジタル量Xとの偏差を求め、小さい方の値を代表値として記憶する処理をする。この処理を1包装袋分の長さに渡って繰り返すことで、最も小さいデジタル量Xを包装紙Wのレジマークの検出値に最も近い地部分Nの代表値Arであると判断する。引続いてデジタル量Xを取込んで前記代表値Arとの偏差が1ボルトより大きい場合に4回まで記憶するようにして4回カウントしたとき、これらデジタル量Xのうち最も地部分Nの変化域に最も近い値をレジマークMの代表値Brであると判断する。これらデジタル量Xの代表値ArとBrの中間値(Ar+Br)/2を算出して、該中間を閾値Cとして出力する。
制御部3は、代表値Arと代表値Brを求めたら、いずれが大きいが比較し、代表値Ar<代表値Brのときプラス側出力端子選択信号Pを出力し、また代表値Ar>代表値Brのときマイナス側出力端子選択信号Qを出力し、さらにその後、演算終了の信号を主制御装置8へ送る。主制御装置8は、制御部3から演算終了の信号を受取ると、それ以後、デジタル量Xを取り込むための取込み命令信号Tを制御部3へ出力しないとともに、モータードライバー15へ回転停止信号を出力する。このため、制御部3はデジタル量Xを取込みを停止し、また、紙引きロール11は回転停止する。
制御器3は、単位包装長さ+10mmだけフィルム送りが進行した時点でレジマークMに対応した値のデジタル量Xが入力しない場合には、主制御装置8へ感度調整不能の信号を出力し、これにより、該主制御装置8は、感度調整運転を停止するようになっているとともに、表示装置10に「マークなし」のエラー表示を行う。従って、レジマークが付いていない包装紙や包装紙Wの端縁の地部分Nに対応したデジタル量Xの代表値Arと、レジマークMに対応した値のデジタル量Xが1ボルトより小さい包装紙は、レジマーク検出が不能であると判断できる。
感度調整運転を終了後、入力装置9の本運転スイッチ9cをオンすると、フィルム送りが1mm信号する毎にA/D変換されたデジタル量Xがコンパレータ4に取込まれ、レジマークMがマークセンサー1の下を通過するときにマーク検出信号が出力される。
コンパレータ4は、ハイパス部4aとローパス部4bとプラス側出力端子4cとマイナス側出力端子4dとで構成されている。
ハイパス部4aとローパス部4bは、それぞれ、感度調整運転時に制御部3の閾値信号Cを入力するとともに、本運転時にA/D変換器2から出力するデジタル量Xを包装紙Wが微小な所定ピッチ走行する毎に入力する。そして、ハイパス部4aは、デジタル量Xを入力する度に、デジタル量Xと閾値Cを比較してデジタル量Xが閾値Cより大きいときに1パルスの信号をAND回路からなるプラス側出力端子4cの第一入力ポートに出力する。またローパス部4bは、デジタル量Xを入力する度に、デジタル量Xと閾値Cを比較してデジタル量Xが閾値Cより小さいときに1パルスの信号をAND回路からなるマイナス側出力端子4dの第一入力ポートに出力する。
前記プラス側出力端子4cは、感度調整運転時に制御部3からプラス側出力端子選択信号Pが出力される場合、信号Pがフリップフロップ17を介して第二入力ポートに入力維持されるようになっており、ハイパス部4aから第一入力ポートに1パルスの入力がある毎に、出力ポートより1パルスのマーク検出信号Rを出力する。また、マイナス側出力端子4dは、感度調整運転時に制御部3から出力されるマイナス側出力端子選択信号Qが出力される場合、信号Qがフリップフロップ18を介して第二入力ポートに入力維持されるようになっており、ローパス部4bから第一入力ポートに1パルスの入力がある毎に、出力ポートより1パルスのマーク検出信号Sを出力する。
従って、図2(a)に示すように、マークセンサー1が地部分Nを検出するときの検出値の変化域の幅w1が狭いときには、レジマークMを検出するときの検出値変化域の幅w2との間に充分広い値の幅w3が存在し、閾値Cはこの幅w3の中央の値に設定される。また、図2(b)に示すように、マークセンサー1が地部分Nを検出するときの検出値変化域の幅w4が広いときには、レジマークMを検出するときの検出値変化域の幅w2との間に広がる値の幅w5が狭くなるが、閾値Cはこの狭いながらもこの幅w5の中央の値に設定される。
被包装紙Wが1mmピッチ進行する毎にデジタル量Xがコンパレータ4に取込まれるから、レジマークMの幅が5mmであるとすれば、レジマークMがマークセンサー1を通過するとき、マーク検出信号R又はSは、包装紙Wが1mmピッチ進行する毎のタイミングで、通常は4パルス、稀に5パルスを連続して出力される。例えば、包装紙Wの端縁に付着している髪の毛の通過により、マークセンサー1の出力電圧が大きく変化する。このときのデジタル量Xをコンパレータ4が取込む場合には1パルスを出力され、これら出力されるパルスは誤信号排除器16を通って主制御装置8に送られる。誤信号排除器16は、コンパレータ4から出力するマーク検出信号R又はSが、包装紙Wが1mmピッチ進行する毎のタイミングで、連続して3パルス入力したときに、レジマークMがマークセンサー1の下を真正に通過中であると判断するようになっていて、主制御装置8に真正なマーク検出信号として1パルスを出力し、コンパレータ4からの4パルス目の入力や1パルスのみの入力は無視する。誤信号排除器16は、制御器3と同様に、単位包装長さ+10mmだけフィルム送りが進行した時点でレジマークMに対応した値のデジタル量Xが入力しない場合には、主制御装置8へマーク読込み不能の信号を出力し、これにより、該主制御装置8は、本運転を停止するようになっているとともに、表示装置10に「マークなし」のエラー表示を行うようになっている。従って、フィルム送りが円滑に送れなくなったときなどのトラブルの発生を判断できるとともに、横ヒーター・カット手段が閉じない段階で本運転を停止できる。なお、該誤信号排除器16は装置の信頼性を高めるために適宜に設けられる。
主制御装置8は、誤信号排除器16から真正なマーク検出信号として1パルスを入力するとともに、シールカットのタイミングに対応した原点信号とを入力し、該両信号間の位相のずれを常時比較・演算し、被包装紙の端縁のレジマークがエンドシールカット位置から搬送方向前方または後方に例えば3mm以上ずれたとき、該ずれの解消に必要な所要補正を加えた制御信号をモータードライバー15へ出力して紙引きロール11の回転を遅くまたは速くなるように調整する。
この発明による自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置を横ピロー包装機に適用したときの概念図である。 自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置において、下地とレジマークの具体的な検出値の変化の一例を示すチャートである。 従来の自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置の一例を示す概念図である 従来の自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置において、下地とレジマークの具体的な検出値の変化の一例を示すチャートである。
符号の説明
W……被包装紙 M……レジマーク
N……被包装紙の地部分 1……マークセンサー
2……A/D変換器 3……制御部
4……コンパレータ 4a……ハイパス部
4b……ローパス部 4c……プラス側出力端子
4d……マイナス側出力端子 4e……減算部
4f……プラス判定部 4g……マイナス判定部

Claims (3)

  1. 包装紙の地部分とレジマークとからの光の強弱を検出値として出力するマークセンサーと、
    感度調整運転時に前記包装紙の微小な所定ピッチ走行毎に前記包装紙の前記地部分と前記レジマークについて前記マークセンサーからの前記検出値が入力されてそれぞれの代表値と当該両代表値の中間値とを演算し、当該中間値を閾値として出力する制御部と、
    前記制御部から前記閾値が入力されるとともに本運転時に前記包装紙の微小な所定ピッチ走行毎に入力される前記マークセンサーからの前記検出値と前記閾値との比較演算を行いその演算結果に基づいてマーク検出信号を出力するコンパレータとを備えてなり、
    前記制御部は、前記包装紙の前記地部分の前記代表値を前記レジマークの前記検出値が変動する変化域に最も近い値に設定し、前記レジマークの前記代表値を前記地部分の前記検出値が変動する変化域に最も近い値に設定することから成る自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置。
  2. 前記マークセンサーの出力はアナログ量であり、前記マークセンサーから出力する前記アナログ量をデジタル量に変換して前記制御部と前記コンパレータに出力するA/D変換器を備えていることから成る請求項1に記載の自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置。
  3. 前記制御部は、前記地部分の前記代表値<前記レジマークの代表値のときプラス側出力端子選択信号を出力し、また前記地部分の前記代表値>前記レジマークの代表値のときマイナス側出力端子選択信号を出力し、前記閾値信号、前記プラス側出力端子選択信号及び前記マイナス側出力端子選択信号の各信号を出力した後は、デジタル量を入力しないように構成されており、
    前記コンパレータは、前記制御部から前記閾値信号と前記プラス側出力端子選択信号とが入力される状態では、本運転時に前記デジタル量を入力する度に、当該デジタル量が前記閾値より大きいときに前記プラス側出力端子選択信号より前記マーク検出信号を出力するように構成されているとともに、前記制御部から前記閾値信号と前記マイナス側出力端子選択信号とが入力される状態では、本運転時に前記デジタル量を入力する度に、当該デジタル量が前記閾値より小さいときに、前記マイナス側出力端子選択信号より前記マーク検出信号を出力するように構成されていることから成る請求項2に記載の自動感度調整機能付き包装紙レジマーク検出装置。
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