JP4895604B2 - 圧力検出装置用パッケージおよび圧力検出装置 - Google Patents

圧力検出装置用パッケージおよび圧力検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、静電容量型の圧力検出装置用パッケージおよび圧力検出装置に関するものである。
従来、圧力検出装置として静電容量型のものが知られている。この静電容量型の圧力検出装置に用いられるパッケージは、下記特許文献1に記載されているように、半導体素子が搭載される絶縁基体と、絶縁基体の表面に形成された静電容量形成用の第1の電極と、絶縁基体の表面に可撓な状態で接合されたダイアフラムと、このダイアフラムの表面に第1の電極に対向するように被着された静電容量形成用の第2の電極とを備えている。そして、第1の電極および第2の電極により静電容量を形成するために、これら電極間に所定の間隔を設ける必要があり、ダイアフラムと絶縁基体との間にスペーサを備えている。
そして、外部の圧力の変化によりダイアフラムを撓ませて第1の電極および第2の電極間の間隔を変化させることにより第1の電極および第2の電極とで検出される静電容量の値を変化させることができ、この検出された静電容量の値により外部の圧力の検出を行っていた。(下記特許文献1)
上記従来の特許文献のように、第1の電極と第2の電極とで形成される静電容量は、絶縁基体またはダイアフラムの反りや、スペーサの厚みのばらつき等の影響により、圧力検出装置用パッケージごとに第1の電極および第2の電極間の間隔が変動してしまい、第1の電極および第2の電極とで形成される静電容量の初期値(外部の圧力が印加されない状態での静電容量)にばらつきが発生してしまっていた。このため、第1の電極と第2の電極との間に形成される静電容量の値の測定を行う際に、第1の電極と第2の電極とで形成される静電容量の初期値のばらつきに合わせて測定範囲を大きく設定した場合、静電容量の測定精度が低下してしまい、外部の圧力を精度良く検出できなくなるという問題点を有していた。そこで、上記問題点を解決するために、第1の電極と第2の電極とで形成される静電容量の初期値を任意の値に調整することで、測定範囲を狭くして測定できるようにし、外部の圧力を精度良く検出することができるようにするということが考えられた。
なお、電極間に形成される静電容量の値を調整する方法として、特許文献2(特開平5−90071)が提案されている。すなわち、電極間に形成される静電容量は、Q=(ε×ε×S)/dで表され(S:電極の面積、d:電極間の距離、ε:真空の誘電率、ε:比誘電率)、電極の面積に比例するので、コンデンサ等において、静電容量が任意の値よりも大きい場合、電極の任意の箇所の一部をレーザにて削除して電極の面積を変化させることで、電極間に形成される静電容量を任意の値に調整することができるようになる。例えば、電極間に形成される静電容量を初期値よりも10%小さくなるように調整を行いたい場合には、電極の面積を初期の電極の面積よりも10%小さくなるように電極の任意の箇所を削除することにより静電容量の調整を行うことができる。
特開2004−117021号公報 特開平5−90071号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された圧力検出装置用パッケージにおいて、上記特許文献2において提案されているように電極をレーザで削除することにより静電容量の調整を行なう場合、電極の中央部の一部のみ、または電極の外周部の一部のみを削除する方法では、実動作時の静電容量の変化率自体が変わってしまい、半導体素子における圧力検出の精度が低下してしまうという問題がある。
すなわち、実動作時において、ダイアフラムは、中央部が撓みやすく外周部は撓みにくい構造となっており、ダイアフラムの中央部に対応する電極の一部のみを削除する方法や、ダイアフラムの外周部に対応する電極の一部を削除する方法では、実動作時における静電容量の変化率が変わってしまうこととなる。そして、実動作時において、半導体素子は、予め設定された静電容量の変化率に基づいて、電極間に形成される静電容量からダイアフラムに加わる圧力を検出しており、調整後の静電容量の変化率が予め設定された値から変わってしまうことにより、半導体素子において検出される圧力値が実際にダイアフラムに加わっている圧力値と異なるものとなり、検出精度が低下してしまう。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み案出されたもので、その目的は、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージおよび圧力検出装置を提供することにある。
本発明の圧力検出装置用パッケージは、半導体素子が搭載される絶縁基体と、枠状のスペーサを介して絶縁基体の表面に対向する位置に配置されたダイアフラムと、前記絶縁基体の表面の前記枠状のスペーサの内側に形成された静電容量形成用の第1の電極と、前記ダイアフラムの表面の前記枠状のスペーサの内側に前記第1の電極に対向するように形成された静電容量形成用の第2の電極とを備え、前記第1の電極が、中心から外縁にかけて直線状にのびた複数のスリットにより前記中心から前記外縁にむけて幅が広がっている複
数の電極に分割されていることを特徴とするものである。
また、本発明の圧力検出装置用パッケージは、上記構成において、前記分割された第1の電極が、主電極と調整用電極とからなり、前記主電極に接続され、前記絶縁基体の表面のうち前記ダイアフラムが配置された領域以外の領域に導出された第1の配線導体と、前記調整用電極に接続され、前記絶縁基体の表面のうち前記ダイアフラムが配置された領域以外の領域に導出された第2の配線導体とをさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の圧力検出装置用パッケージは、上記構成において、前記調整用電極が複数形成されており、前記複数の調整用電極の各々の大きさが異なることを特徴とするものである。
本発明の圧力検出装置は、本発明の圧力検出装置用パッケージと、該圧力検出装置用パッケージに搭載され、前記ダイアフラムに印加される圧力を検出する半導体素子とを備えていることを特徴とするものである。
本発明の圧力検出装置用パッケージは、第1の電極が、中心から外縁にかけて直線状にのびた複数のスリットにより中心から外縁にむけて幅が広がっている複数の電極に分割されていることにより、静電容量の調整後においても、静電容量の変化率を保ち、予め設定された検出精度を維持することができる。
すなわち、本発明の圧力検出装置用パッケージは、第1の電極が、中心から外縁にかけて直線状にのびた複数のスリットにより中心から外縁にむけて幅が広がっている複数の電極に分割されていることにより、この分割された第1の電極を電気的に接続、若しくは、電気的に遮断することにより、ダイアフラムに外部の圧力が印加されて第1の電極と第2の電極との間隔が変化した際の第1の電極の分割による静電容量の調整の割合を初期状態における第1の電極の分割による静電容量の調整の割合と同じものとすることができ、外部の圧力の変化による静電容量の変化率のばらつきを抑制することができるようになる。中央部が撓みやすく外周部が撓みにくいダイアフラムの撓みに合わせて、第1の電極を中心から外縁に向けて分割して面積を変化させているので、第1の電極と第2の電極とで形成される静電容量に対する調整の割合を外部の圧力の変化によらず常に一定とすることができ、外部の圧力の変化による静電容量の変化率のばらつきを抑制することができる。従って、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージとすることができる。
また、本発明は、分割された第1の電極が、主電極と調整用電極とからなり、主電極に接続され、絶縁基体の表面のうちダイアフラムが配置された領域以外の領域に導出された第1の配線導体と、調整用電極に接続され、絶縁基体の表面のうちダイアフラムが配置された領域以外の領域に導出された第2の配線導体とをさらに備えることにより、絶縁基体の表面に導出された第1の配線導体と第2の配線導体とを電気的接続または遮断して、第1の電極と第2の電極とで形成される静電容量を調整することができるので、絶縁基体とダイアフラムとを接合させた状態で第1の電極を変化させて第1の電極および第2の電極とで形成される静電容量の調整を行うことができるようになる。その結果、静電容量の調整を行う際、絶縁基体とダイアフラムとの間の気密性の低下や接合時のばらつきに影響させないように調整を行うことができるので、、第1の電極および第2の電極とで形成される静電容量を精度良く調整することができるようになる。従って、外部の圧力の変化による第1の電極および第2の電極とで形成される静電容量の変化を正確に検出することができ、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージとすることができる。
また、本発明は、調整用電極が複数形成されており、複数の調整用電極の各々の大きさが異なることにより、主電極と調整用電極との組合せにより第1の電極の面積を変化させることができるので、第1の電極と第2の電極とで形成される静電容量に対して第1の電極の面積を調整用電極の数以上に調整を行うことができるようになる。従って、外部の圧力の変化による第1の電極および第2の電極とで形成される静電容量の変化を正確に検出することができ、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージとすることができる。
本発明の圧力検出装置は、本発明の圧力検出装置用パッケージと、圧力検出装置用パッケージに搭載され、ダイアフラムに印加される圧力を検出する半導体素子とを備えていることにより、圧力の検出精度の高い圧力検出装置用とすることができる。
本発明の圧力検出装置用パッケージを添付の図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の圧力検出装置用パッケージの実施の形態の第1の例の構造を示す断面図であり、図2(a)は、図1に示した圧力検出装置用パッケージの絶縁基体の平面図であり、図2(b)は、図1に示したダイアフラムの下面図である。
本発明の圧力検出装置用パッケージは、半導体素子3が搭載される絶縁基体1と、絶縁基体1の表面に対向する位置に配置されたダイアフラム2と、絶縁基体1の表面とダイアフラム2の表面との間に形成された枠状のスペーサ11と、絶縁基体1の表面の枠状のスペーサ11の内側に形成された静電容量形成用の第1の電極7と、ダイアフラム2の表面の枠状のスペーサ11の内側に、第1の電極7に対向するように形成された静電容量形成用の第2の電極9とを備えている。
絶縁基体1は、酸化アルミニウム質焼結体,窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,炭化珪素質焼結体,窒化珪素質焼結体,ガラス−セラミックス等の電気絶縁材料から成る積層体である。絶縁基体1は、例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、次のようにして製作される。まず、酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化マグネシウム,酸化カルシウム等のセラミック原料粉末に、適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤を添加混合して泥漿状となすとともに、これをドクターブレード法等によりシート状に成形して複数枚のセラミックグリーンシートを得る。その後、これらのセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工,積層加工,切断加工を施すことにより絶縁基体1用の生セラミック成形体を得る。そして、この生セラミック成形体を約1600℃の温度で焼成することにより、絶縁基体1が製作される。
絶縁基体1は、一方の面(図1では下面)に、半導体素子3が収容される凹部1aが形成されており、半導体素子3を収容する容器として機能する。そして、この凹部1aの底面の中央部に、半導体素子3が搭載される搭載部1bが形成されている。この搭載部1bに半導体素子3が搭載されるとともに、半導体素子3が凹部1a内において例えばエポキシ樹脂等の樹脂製封止材4により覆われることにより、半導体素子3が封止される。
なお、この例では、半導体素子3は、樹脂製封止材4によって覆われることにより封止されるが、絶縁基体1の一方の面に金属やセラミックスから成る蓋体を凹部1aを塞ぐように接合させることにより封止されてもよい。
また、搭載部1bには半導体素子3の各電極と電気的に接続される複数の配線導体5が導出されており、この配線導体5と半導体素子3の各電極とが半田バンプ等の導電性材料から成る導電性接合材6を介して接合されることにより、半導体素子3の各電極と各配線導体5とが電気的に接続されるとともに半導体素子3が搭載部1bに固定される。なお、図1に示した例では、半導体素子3の電極と配線導体5とが半田バンプを介して接続される構造としたが、半導体素子3の電極と配線導体5とはボンディングワイヤ等の他の電気的接続手段により接続されてもよい。
配線導体5は、半導体素子3の各電極を外部電気回路および第1の電極7,第2の電極9に電気的に接続するための導電路として機能し、その一部は絶縁基体1の一方の面(図1では下面)の外周部に導出され、別の一部は第1の電極7,第2の電極9に電気的に接続されている。そして、半導体素子3の各電極がこれら配線導体5に半田バンプ等の導電性接合材6を介して電気的に接続されるとともに半導体素子3が樹脂製封止材4で封止された後、配線導体5の絶縁基体1の一方の面(図1では下面)の外周部に導出された部位が外部電気回路基板の配線導体(図示せず)に半田等の導電性接合材を介して接合されることにより、内部に収容される半導体素子3が外部電気回路に電気的に接続されることとなる。
このような配線導体5は、タングステン,モリブデン,銅,銀等の金属粉末メタライズから成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤等を添加混合して得たメタライズペーストをスクリーン印刷法により絶縁基体1用のセラミックグリーンシートに所定のパターンに印刷塗布し、これを絶縁基体1用の生セラミック成形体とともに焼成することによって絶縁基体1の内部および表面に所定のパターンに形成される。なお、配線導体5の露出表面には、配線導体5が酸化腐食することを防止するとともに、配線導体5と半田等の導電性接合材6との接合を良好なものとするために、厚みが1〜10μm程度のニッケルメッキ層と厚みが0.1〜3μm程度の金メッキ層とが順次被着されていることが好ましい。
また、絶縁基体1の上面中央部には、静電容量形成用の第1の電極7が被着されている。この第1の電極7は、後述する第2の電極9とともに感圧素子用の静電容量を形成するためのものであり、例えば円形状や正多角形状のパターンに形成されている。そして、この第1の電極7には複数の配線導体5のうちの一つである配線導体5aが接続されており、この配線導体5aに半導体素子3の電極が半田バンプ等の導電性接合部材6を介して接続されることにより半導体素子3の電極と第1の電極7とが電気的に接続される。
このような第1の電極7は、タングステン,モリブデン,銅,銀等の金属粉末メタライズから成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤を添加混合して得たメタライズペーストをスクリーン印刷法により絶縁基体1用のセラミックグリーンシートに印刷塗布し、これを絶縁基体1用の生セラミック成形体とともに焼成することによって絶縁基体1の上面中央部に所定のパターンに形成される。なお、第1の電極7の露出表面には、第1の電極7が酸化腐食するのを防止するために、厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層が被着されている。
また、絶縁基体1の上面外周部には、その全周にわたり枠状の第1の接合用メタライズ層8が被着されており、この第1の接合用メタライズ層8には、後述する下面に第2の電極9を有するダイアフラム2の下面外周部のスペーサ11の下面に形成された第2の接合用メタライズ層10が銀−銅ろう材等の導電性接合材を介して接合することにより取着されている。この第1の接合用メタライズ層8には複数の配線導体5のうちの一つである配線導体5bが接続されており、この配線導体5bに半導体素子3の電極が半田バンプ等の導電性接合部材6を介して電気的に接続されることにより、第1の接合用メタライズ層8に接続された第2の接合用メタライズ層10と半導体素子3の電極とが電気的に接続される。
第1の接合用メタライズ層8は、タングステンやモリブデン,銅,銀等の金属粉末メタライズから成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤を添加混合して得たメタライズペーストをスクリーン印刷法により絶縁基体1用のセラミックグリーンシートに印刷塗布し、これを絶縁基体1用の生セラミック成形体とともに焼成することによって、絶縁基体1の上面外周部に枠状の所定のパターンに形成される。なお、第1の接合用メタライズ層8の露出表面には、第1の接合用メタライズ層8が酸化腐食するのを防止するとともに第1の接合用メタライズ層8と導電性接合材との接合を強固なものとするために、厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層が被着されている。
ダイアフラム2は、絶縁基体1の表面(図1では、絶縁基体1の上面)に対向する位置に配置されている。このダイアフラム2は、絶縁基体1との間に密閉空間を形成するように取着されている。ダイアフラム2は、酸化アルミニウム質焼結体や窒化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,窒化珪素質焼結体,炭化珪素質焼結体,ガラスセラミックス等の電気絶縁材料から成る厚みが0.01〜5mmの平板状のものであり、外部の圧力に応じて絶縁基体1側に撓む。
なお、静電容量型の圧力検出装置は、80kPa(低圧用圧力検出装置)〜2000kPa(高圧用圧力検出装置)の圧力のもとで使用されることが一般的であり、ダイアフラム2は、その厚みが0.01mm未満では、その機械的強度が小さくなり、これに例えば80kPa程度の大きな外部圧力が加わった場合に破損しやすくなり、他方、5mmを超えると、例えば2000kPa程度の圧力では撓みにくくなり、圧力検出用のダイアフラムとしては不適なものとなりやすい。したがって、ダイアフラム2の厚みは0.01〜5mmの範囲が好ましい。
このようなダイアフラム2は、例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、次のようにして製作される。まず、酸化アルミニウム,酸化珪素,酸化マグネシウム,酸化カルシウム等のセラミック原料粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤を添加混合して泥漿状となすとともに、これをドクターブレード法によりシート状に成形してセラミックグリーンシートを得る。その後、このセラミックグリーンシートに適当な打ち抜き加工や切断加工を施すことによりダイアフラム2用の生セラミック成形体を得る。そして、この生セラミック成形体を約1600℃の温度で焼成することにより、ダイアフラム2が製作される。
また、ダイアフラム2の下面外周部には高さが0.01〜5mm程度の枠状のスペーサ11が設けられており、これにより下面中央部に底面が略平坦な凹部が形成されている。この凹部は、絶縁基体1との間に密閉空間を形成するためのものであり、この凹部の底面には静電容量形成用の第2の電極9が被着されている。
このような第2の電極9は、タングステン,モリブデン,銅,銀等の金属粉末メタライズから成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤を添加混合して得たメタライズペーストをスクリーン印刷法によりダイアフラム2用のセラミックグリーンシートに印刷塗布し、これをダイアフラム2用の生セラミック成形体とともに焼成することによってダイアフラム2の凹部の底面の略全面に所定のパターンに形成される。なお、第2の電極9の露出表面には、第2の電極9が酸化腐食するのを防止するために、厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層が被着されている。
また、ダイアフラム2のスペーサの下面にはその全周にわたり枠状の第2の接合用メタライズ層10が被着されており、この第2の接合用メタライズ層10には、前述の第1の接合用メタライズ層8が銀−銅ろう材等の導電性接合材を介して接合することにより取着されている。
また、第2の接合用メタライズ10と第2の電極9とは電気的に接続されており、それにより、前述の半導体素子3に電気的に接続された第1の接合用メタライズ層8を介して、第2の電極9と半導体素子3の電極とが電気的に接続されるようになっている。
このとき、第1の電極7と第2の電極9とは、絶縁基体1とダイアフラム2との間に形成された空間を挟んで対向しており、これらの間には、第1の電極7や第2の電極9の面積および第1の電極7と第2の電極9との間隔に応じて所定の静電容量が形成される。そして、ダイアフラム2の上面に外部の圧力が印加されると、その圧力に応じてダイアフラム2が絶縁基体1側に撓んで第1の電極7と第2の電極9との間隔が変わり、それにより第1の電極7と第2の電極9との間の静電容量が変化するので、外部の圧力の変化を静電容量の変化として感知する感圧素子として機能する。そして、この静電容量の変化を凹部1a内に収容した半導体素子3に配線導体5a,5bを介して伝達し、これを半導体素子3で演算処理することによって外部の圧力の大きさを知ることができる。
なお、このような第2の接合用メタライズ層10は、タングステン,モリブデン,銅,銀等の金属粉末メタライズから成り、タングステン等の金属粉末に適当な有機バインダ,溶剤,可塑剤,分散剤を添加混合して得たメタライズペーストをスクリーン印刷法によりダイアフラム2のスペーサ用のセラミックグリーンシートに印刷塗布し、これをダイアフラム2の下面に形成された第2の電極9と導通させるようにダイアフラム2用のセラミックグリーンシートと積層し、ダイアフラム2にスペーサおよび凹部を形成した後、ダイアフラム2用の生セラミック成形体とともに焼成することによって、ダイアフラム2のスペーサ11の下面と、表面または内部とに所定のパターンに形成される。なお、第2の接合用メタライズ層10の露出する表面には、第2の接合用メタライズ層10が酸化腐食するのを防止するとともに、第2の接合用メタライズ層10と導電性接合材との接合を強固なものとするために、厚みが1〜10μm程度のニッケルめっき層が被着されている。
そして、本発明においては、第1の電極7が、中心から外縁にかけて直線状にのびた複数のスリット13により中心から外縁にむけて幅が広がっている複数の電極に分割されている。このことにより、静電容量の調整後においても、静電容量の変化率を保ち、予め設定された検出精度を維持することができる。すなわち、第1の電極7が中心から外縁にかけて直線状にのびた複数のスリット13により中心から外縁にむけて幅が広がっている複数の電極に分割されていることにより、この分割された第1の電極7を電気的に接続、若しくは、電気的に切断することにより、ダイアフラム2に外部の圧力が印加されて第1の電極7と第2の電極9との間隔が変化した際の第1電極7の分割による静電容量の調整の
割合を初期状態における第1の電極7の分割による静電容量の調整の割合と同じものとすることができ、外部の圧力の変化による静電容量の変化率のばらつきを抑制することができるようになる。中央部が撓みやすく外周部が撓みにくいダイアフラムの撓みに合わせて
、第1の電極7を中心から外縁に向けて分割して面積を変化させているので、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量に対する調整の割合を外部の圧力の変化によらず常に一定とすることができ、外部の圧力の変化による静電容量の変化率のばらつきを抑制ことができる。従って、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージとすることができる。
なお、ここでいう中心と外縁とを結ぶ複数のスリット13とは、第1の電極7の中心と外縁とを最短距離に結ぶ直線状に形成されたスリット13を示している。例えば、第1の電極7が円形状に形成されている場合、複数のスリット13は、第1の電極7の中心と外縁とを結ぶ半径に沿って形成される。また、第1の電極7が正多角形状に形成されている場合、複数のスリット13は、それぞれのスリット13が第1の電極7の中心と外縁の多角形を形成する角部とを結ぶ直線状に形成に形成されている。なお、第1の電極7は、分割する大きさ等の分割に対する制約が少なく、第1の電極7の形状を任意の大きさに形成して第1の電極7を精度良く調整しやすくするとともに、ダイアフラム2の撓みに合わせて形成して第1の電極7と第2の電極9との間に形成される静電容量を精度良く検出することができるので、第1の電極7はできるだけ多数の角部を有する正多角形状であることが良く、より好ましくは、第1の電極7は円形状であることがよい。
なお、このような第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を測定範囲内に調整する方法としては、第1の電極7の面積を増加させて調整前の静電容量よりも静電容量を増加させて調整する方法や第1の電極7の面積を減少させて調整前の静電容量よりも静電容量を減少させて調整する方法がある。例えば、調整後の静電容量を調整前の静電容量よりも減少させて測定範囲内となるように調整するには、次のような方法により行うことができる。まず、絶縁基体1とダイアフラム2とが接合された圧力検出装置用パッケージに対して、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量の測定を行う。そして、検出された静電容量値が任意の値よりも大きくなり測定範囲外となった際、ダイアフラム2と絶縁基体1とを分離させ、第1の電極7の領域のうち不要な領域をレーザー等にて分割して第1の電極7の面積を減少させることで、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を減少させて測定範囲内とになるように調整すれば良い。このような場合においては、第1の電極7の面積を減少させて、余剰な静電容量が減少されるようにして第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を調整するため、調整前の第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量が任意の値以上となるように調整前の第1の電極7の面積を予め大きめに形成しておけば良い。
また、調整後の静電容量を調整前の静電容量よりも減少させて測定範囲内に調整するには、次のような方法により行うことができる。まず、第1の電極7は予め主電極7aと調整用電極7bとに分割されており、絶縁基体1とダイアフラム2とが接合された圧力検出装置用パッケージに対して、第1の電極7の主電極7aと第2の電極9とで形成される静電容量の測定を行う。そして、検出された静電容量値が任意の値よりも小さくなり測定範囲外となった際、ダイアフラム2と絶縁基体1とを分離させ、主電極7aと調整用電極7bとを導電性接着剤等にて電気的に接続させて第1の電極7の面積を増加させることで、第1の電極と第2の電極9とで形成される静電容量を増加させて測定範囲内となるように調整すれば良い。このような場合においては、第1の電極7の面積を増加させて、不足している静電容量が増加されるようにして第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を調整するため、調整前の第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量が任意の値以上となるように調整前の第1の電極7の主電極7aの面積を予め小さめに形成しておけば良い。なお、調整用電極7bは、必要とされる静電容量の調整量に合わせて精度良く調整を行うことができるように複数形成しておいても構わない。
また、好ましくは、分割された第1の電極7が、主電極7aと調整用電極7bとからなり、主電極7aに接続され、絶縁基体1の表面のうちダイアフラム2が配置された領域以外の領域に導出された第1の配線導体5a(配線導体5a)と、調整用電極7bに接続され、絶縁基体1の表面のうちダイアフラム2が配置された領域以外の領域に導出された第2の配線導体5cとをさらに備えている。このことにより、絶縁基体1の表面に導出された第1の配線導体5aと第2の配線導体5cとを電気的接続または遮断することにより第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を調整することができるので、絶縁基体1とダイアフラム2とを接合させた状態で第1の電極7の面積を変化させ第1の電極7および第2の電極9で形成される静電容量の調整を行うことができる。絶縁基体1とダイアフラム2との間の気密性の低下や接合時のばらつきを低減することができるので、第1の電極7および第2の電極9とで形成される静電容量を精度良く調整することができるようになる。従って、外部の圧力の変化による第1の電極および第2の電極とで形成される静電容量の変化を正確に検出することができ、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージとすることができる。すなわち、主電極7aと調整用電極7bとを電気的に接続することで、第1の電極7の面積を増加させて第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を増加させて任意の値へと調整することができ、主電極7aと調整用電極7bとを電気的に遮断することで、第1の電極7の面積を減少させて第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を減少させて任意の値へと調整することができる。
この際、第1の電極7の主電極7aには、配線導体5aが接続されており、調整用電極7bには、配線導体5のうちの第2の配線導体5cが調整電極7bの数に合わせてそれぞれ接続されており、この第2の配線導体5cに半導体素子3の電極が電気的に接続されている。このことにより、半導体素子3の電極と調整用電極7bとは電気的に接続されることとなり、第2の電極9と調整用電極7bとの間に静電容量が形成されることとなる。例えば、調整用電極7bが3個形成されている場合は、絶縁基体1には3個の第2の配線導体5cが設けられることとなり、第2の配線導体5cは、それぞれ調整用電極7bに接続される。
なお、調整用電極7bを用いて第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を調整するには、次のような方法により行うことができる。まず、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量の測定を行う。そして、測定された静電容量が測定範囲外となった際、静電容量を任意の値へと調整するため、第2の電極9との間に調整に必要とされる量の静電容量を形成することができる調整用電極7bを選択して、初期値に対して静電容量を増加または減少させることにより静電容量の調整を行うことができる。例えば、予め第1の電極7の主電極7aと調整用電極7bとが電気的に切断されており、第1の電極7の主電極7aと第2の電極9とで形成される静電容量が任意の値よりも小さくなり測定範囲外となる場合、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を増加させて静電容量の調整を行うため、第2の電極9との間に調整に必要とされる量の静電容量を形成することができる調整用電極7bを任意に選択し、絶縁基体1の表面に導出されている配線導体5aと任意に選択した調整用電極7bに電気的に接続された第2の配線導体5cとをボンディングワイヤや導電性接着剤等にて電気的に接続させることで、第1の電極7と第2の電極とで形成される静電容量は、主電極7aと第2の電極9とで形成される静電容量に、調整用電極7bと第2の電極9とで形成される静電容量が合算され大きくすることができる。また、例えば、予め第1の電極7の主電極7aと調整用電極7bとが電気的に接続されており、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量が任意の値よりも大きくなり測定範囲外となる場合、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を小さくなるように調整を行いたい場合には、絶縁基体1の表面に導出した配線導体5aとそれぞれの第2の配線導体5cとを絶縁基体1の表面にて予め電気的に接続しておき、第2の電極9との間に調整に必要とされる量の静電容量を形成する調整用電極7bを任意に選択し、絶縁基体1の表面に導出されている配線導体5aと任意に選択した調整用電極7bに電気的に接続している第2の配線導体5cとをレーザ等にて電気的に遮断することで、第1の電極7と第2の電極とで形成される静電容量は、電気的に遮断した調整用電極7bと第2の電極9とで形成される静電容量の分だけ減少させることができる。このような場合、絶縁基体1の表面に導出された配線導体5aと第2の配線導体5cとを電気的に接続するための接続パターン12を予め形成しておいてもよい。また、第1の電極7に対して静電容量の増加または減少の両方により調整を行うことができるように、上述のような調整方法を複合させたものであっても構わない。すなわち、複数の調整用電極7bのうちのいくつかを主電極7aと電気的に接続させておき、残りの調整用電極7bを主電極7aと電気的に遮断させておけば良い。これにより、主電極7aと電気的に遮断されている調整用電極7bを主電極7aと電気的に接続させることで静電容量を増加させることができ、主電極7aと電気的に接続されている調整用電極7bを主電極7aと電気的に遮断させることで静電容量を減少させることができるので、必要に応じて静電容量の増加および減少の両方の調整を行うことができるようになる。
また、上述では、絶縁基体1の表面で配線導体5aと第2の配線導体5cとの電気的接続および遮断を行うことにより第1の電極7および第2の電極9で検出される静電容量の調整を行っているが、配線導体5aと第2の配線導体5cとを電気的に遮断した状態とし、配線導体5aと第2の配線導体5cのそれぞれとを半導体素子3の電極に電気的に接続し、半導体素子3で演算処理する際、第1の電極7の主電極7aおよび調整用電極7bと第2の電極9とで形成される静電容量のうち、必要とされる量の静電容量を半導体素子3にて任意に選択して算出させ、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量が測定範囲内となるように調整されるようにしても構わない。
また、配線導体5aおよび第2の配線導体5c絶縁基体1の表面には、絶縁基体1の側面や上下面のいずれかに導出させておけば良いが、配線導体5aおよび第2の配線導体5cを第1の電極7から絶縁基体1の面方向(図1では横方向)に形成させて導出させた場合、配線導体5aおよび第2の配線導体5cと第2電極9とにより漂遊容量が形成されてしまい、第1の電極7および第2の電極9とで形成される静電容量の検出精度が低下してしまうことがあるので、配線導体5aおよび第2の配線導体5cは、第1の電極7から絶縁基体1の厚み方向(図1では下方)に形成され、絶縁基体1の下面に導出されるようにしていることが好ましい。
また、第1の電極7の調整用電極7bの数は1〜3個程度であることが好ましい。調整用電極7bの数が4個以上になると、調整用電極7bに電気的に接続される第2の配線導体5cを絶縁基体1の内部にそれぞれ配設させる必要があるので、圧力検出装置用パッケージが大きくなってしまいやすいとともに、調整用電極間7b間や調整用電極7bと第2の配線導体5cとに形成される漂遊容量の影響が大きくなりやすく、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量を検出する感度が低下しやすくなる。
また、本発明の圧力検出装置用パッケージは、図3に示すように、調整用電極7bが複数形成されており、複数の調整用電極7bの各々の大きさが異なっていることが好ましい。このことにより、主電極7aと調整用電極7bとの組合せにより第1の電極7の面積を変化させることができるので、第1の電極7と第2の電極9とで形成される静電容量に対して第1の電極7の面積を調整用電極7bの数以上に調整を行うことができるようになる。例えば、調整用電極7bがn個形成されている場合、第1の電極7は、主電極7aと調整用電極7bとを用いることにより2n−1種類の調整を行うことができるようになる。すなわち、同一形状の調整用電極7bが多数形成された場合と比較して、調整用電極7bの数を少なくしても多数形成された場合と同様の種類の調整を行うことができるとともに、主電極7aと調整用電極7bとの電気的接続や遮断による調整を容易に行いやすくなる。また、同一形状の調整用電極7bが同じ数だけ形成されたし場合と比較して、より多くの種類の調整を行うことができるとともに、静電容量の広範囲での調整や微調整を行うことができる。従って、外部の圧力の変化による第1の電極7および第2の電極9とで形成される静電容量の変化を正確に検出することができ、圧力の検出精度の低下を招くことなく静電容量の調整を行なうことが可能な圧力検出装置用パッケージとすることができる。
本発明の圧力検出装置は、本発明の圧力検出装置用パッケージと、圧力検出装置用パッケージに搭載され、ダイアフラムに印加される圧力を検出する半導体素子とを備えている。このことにより、圧力の検出精度の高い圧力検出装置用とすることができる。
なお、本発明は、上述の実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の例では、絶縁基体1とダイアフラム2とは、第1の接合用メタライズ層8および第2の接合用メタライズ層10とを銀−銅ろう材等の導電性接合材にて接合させることにより圧力検出装置用パッケージが形成されているが、絶縁基体1のセラミック成形体とダイアフラム2のセラミック成形体とを積層した後に焼結一体化させることで、圧力検出装置用パッケージとされたものであっても構わない。これにより、絶縁基体1やダイアフラム2に第1の接合用メタライズ層8や第2の接合層メタライズ層10を形成したり、銀−銅ろう材等の導電性接合材により接合する必要がないので、接合時のばらつきの要因を小さくして、圧力検出用パッケージの検出する静電容量を精度良く検出することができるようになる。また、ダイアフラム2は、セラミックスからなるものに限定されるものではなく、シリコン等の樹脂からなる絶縁板や金属板から形成されたものであっても良く、金属板から形成されている場合は、金属板の下面を第2の電極9としても良く、第1の電極7との間に静電容量を形成させることができる。
本発明の圧力検出装置用パッケージの実施の形態の第1の例の構造を示す断面図である。 (a)は、図1に示した圧力検出装置用パッケージの絶縁基体の平面図であり、(b)は、ダイアフラムの下面図である。 (a)は、絶縁基体の平面図であり、(b)は、ダイアフラムの下面図を示す第2の例である。
符号の説明
1・・・・・・・・絶縁基体
1a・・・・・・・凹部
1b・・・・・・・搭載部
2・・・・・・・・ダイアフラム
3・・・・・・・・半導体素子
4・・・・・・・・樹脂製封止材
5、5a、5b・・配線導体
6・・・・・・・・導電性接合材
7・・・・・・・・第1の電極
7a・・・・・・・・主電極
7b・・・・・・・・調整用電極
8・・・・・・・・第1の接合用メタライズ層
9・・・・・・・・第2の電極
10・・・・・・・第2の接合用メタライズ層
11・・・・・・・スペーサ
13・・・・・・・スリット

Claims (4)

  1. 半導体素子が搭載される絶縁基体と、枠状のスペーサを介して絶縁基体の表面に対向する位置に配置されたダイアフラムと、前記絶縁基体の表面の前記枠状のスペーサの内側に形成された静電容量形成用の第1の電極と、前記ダイアフラムの表面の前記枠状のスペーサの内側に前記第1の電極に対向するように形成された静電容量形成用の第2の電極とを備え、前記第1の電極が、中心から外縁にかけて直線状にのびた複数のスリットにより前記中心から前記外縁にむけて幅が広がっている複数の電極に分割されていることを特徴とする圧力検出装置用パッケージ。
  2. 前記分割された第1の電極が、主電極と調整用電極とからなり、前記主電極に接続され、前記絶縁基体の表面のうち前記ダイアフラムが配置された領域以外の領域に導出された第1の配線導体と、前記調整用電極に接続され、前記絶縁基体の表面のうち前記ダイアフラムが配置された領域以外の領域に導出された第2の配線導体とをさらに備えることを特徴とする請求項1記載の圧力検出装置用パッケージ。
  3. 前記調整用電極が複数形成されており、前記複数の調整用電極の各々の大きさが異なることを特徴とする請求項2記載の圧力検出装置用パッケージ。
  4. 請求項1乃至請求項3に記載された圧力検出装置用パッケージと、該圧力検出装置用パッケージに搭載され、前記ダイアフラムに印加される圧力を検出する半導体素子とを備えていることを特徴とする圧力検出装置。
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