JP4894346B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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本発明は、自動車などの車両に用いられる車両用操舵装置に関する。
ラックピニオン式ステアリング装置(車両用操舵装置)は、ハウジングに対して回転自在に支持され、ピニオンが設けられたピニオン軸と、このピニオン軸と噛み合うラック軸とを備えており、ピニオンとラック軸を確実に噛合させ、ラック軸を円滑に移動させることが要求されている。そこで、ラック軸を支持するサポートヨーク(ラックガイド)が収容孔に収容され、このサポートヨークをラック軸側に付勢する付勢手段を当該サポートヨークとの間に介在させた状態でヨークプラグが(キャップ)が上記収容孔に螺合されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−182613号公報
上記特許文献1の装置では、ヨークプラグの緩み止めのため、収容孔の周縁部にパンチングにてかしめ加工を施す必要がある。また、かしめ加工によりハウジングの一部が収容孔に突出するため、ヨークプラグの締め込み量を再調整するには、突出したかしめ部を取り除かなければならない。そのため、ハウジングを傷つけてしまい再調整がし難い。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑み、螺合したヨークプラグの緩み止めのためのかしめ加工を必要とせず、締め込み量の再調整がし易い車両用操舵装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、ハウジングに対して回転自在に支持され、ピニオンが設けられたピニオン軸と、このピニオン軸と噛み合うラック軸と、前記ハウジングに形成された収容孔に収容され、前記ラック軸を支持するサポートヨークと、前記収容孔を塞ぐヨークプラグとを備えた車両用操舵装置において、前記収容孔と前記ヨークプラグとの間に、ラック軸側に向かって縮径するテーパー状のネジ部を内周に有する補助リングが配置され、前記ヨークプラグが前記ネジ部に締め込まれ、前記補強リングの外周部が前記収容孔を押圧していることを特徴とする。
上記本発明の車両用操舵装置によれば、収容孔とヨークプラグとの間に配置された補助リングのネジ部にヨークプラグが締め込まれて、当該補強リングの外周部が収容孔を押圧した状態となっているので、補強リングが固定されると共にヨークプラグの緩みを止めることができる。従って、収容孔の周縁部にかしめ加工を施す必要がないと共に、ヨークプラグの締め込み量を再調整する際に、ハウジングを傷つけることがなく再調整がし易い。
また、本発明は、ハウジングに対して回転自在に支持され、ピニオンが設けられたピニオン軸と、このピニオン軸と噛み合うラック軸と、前記ハウジングに形成された収容孔に収容され、前記ラック軸を支持するサポートヨークと、一端部に前記収容孔の開口端面に当接する鍔部を有し、前記収容孔を塞ぐヨークプラグとを備えた車両用操舵装置において、前記収容孔に、ラック軸側に向かうに従って拡径するテーパー部が形成され、前記テーパー部と前記ヨークプラグとの間に、内周のネジ部、及び前記テーパー部と対向しかつ当該テーパー部よりも大きい傾斜角度を有するテーパー状の外周部を有する補助リングが配置され、前記ヨークプラグが、前記鍔部を前記開口端面に当接させて前記ネジ部に締め込まれ、前記補強リングの外周部が前記テーパー部を押圧していることを特徴とする。
上記本発明の車両用操舵装置によれば、収容孔のテーパー部とヨークプラグとの間に配置された補助リングのネジ部にヨークプラグが締め込まれて、補強リングのテーパー状の外周部が収容孔のテーパー部を押圧した状態となっているので、補強リングが固定されると共にヨークプラグの緩みを止めることができる。従って、収容孔の周縁部にかしめ加工を施す必要がないため、ヨークプラグの締め込み量を再調整する際に、ハウジングを傷つけることがなく再調整がし易い。
上記の通り本発明によれば、ヨークプラグが補助リングを介して締め込まれていることにより当該ヨークプラグの緩みが止められているので、ヨークプラグの緩み止めのためのかしめ加工を必要とせず、締め込み量の再調整がし易い。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る車両用操舵装置としてのラックピニオン式ステアリング装置の一実施の形態を示す要部断面図である。以下、図面に基づいてこのラックピニオン式ステアリング装置1について説明する。ラックピニオン式ステアリング装置1は、ハウジング2と、軸受3,4によってハウジング2に対して回転自在に支持され、ピニオン51が形成されたピニオン軸5と、そのピニオン軸5に直交する方向に支持され、ピニオン51と噛み合うラック61を側面に形成したラック軸6と、ラック軸6を支持するサポートヨーク7と、このサポートヨーク7に隣接するヨークプラグ8とを備えている。
上記ピニオン軸5の一方の先端部には、図示しないステアリングホイールが連結される。また、ラック軸6は、図の紙面に垂直な方向に延ばされたものであり、その両端部には図示しない左右の転舵輪が連結される。ハウジング2には、ラック軸6に直交する円筒状の収容孔21が設けられている。また、収容孔21の開口端部における軸芯方向の所定範囲には、周方向で等間隔をおいた軸芯方向に延びる四つの切り欠き部21kが形成されており、同所定範囲における切り欠き部21kのない部分には、ネジ部21nが設けられている。この収容孔21の内部には、ラック軸6をラック61の背面側で支持する略円柱状の上記サポートヨーク7、当該収容孔21を塞ぐ上記ヨークプラグ8、及びサポートヨーク7とヨークプラグ8との間に配置された圧縮コイルばね9が設けられている。
サポートヨーク7は、軸方向(図1においては上下方向)に若干の範囲で摺動可能となるように、収容孔21内に保持されている。圧縮コイルばね9は、その一端部がサポートヨーク7に形成されたばね孔71の底面に当接され、かつ他端部がヨークプラグ8に形成されたばね孔81に当接され、サポートヨーク7とヨークプラグ8との間で圧縮された状態となっている。この圧縮コイルばね9の付勢力によって、サポートヨーク7がラック軸6に押し付けられ、ラック61とピニオン51とが所定の圧力で噛み合わされる。
収容孔21の開口端部とヨークプラグ8との間に、樹脂製の補助リング10が設けられている。この補助リング10は、収容孔21の開口端部と略同じ外径を有する環状部101と、この環状部101の上部に当該環状部101の中点を中心として周方向に等間隔で配置された四本の側柱部102とから構成されている(図3(a)、(b)参照)。
各側柱部102は、収容孔21の切り欠き部21kに挿入できるような大きさで形成されており、ハウジング2に嵌め込まれた状態でラック軸側(図3(b)下方側)に向かうに従って縮径するテーパー状とされたネジ部nを内周部に有している。補強リング10が収容孔21に嵌め込まれた状態で、周囲に雄ネジ部を有するヨークプラグ8がネジ部nに螺合できるようになっている。
補助リング10は、四つの側柱部102をそれぞれ切り欠き部21kに嵌め込んだ状態で収容孔21の開口端部に設けられている。ヨークプラグ8のない状態では(図2参照)、各側柱部102の下端部の内径側のみが収容孔21の内周面よりも内方へ若干突出しており、この部分が突出部分102tとなっている。図1のように、ヨークプラグ8が収容孔21のネジ部21nに螺合され、それと共にヨークプラグ8の先端部分が突出部分102tのネジ部nに螺合しつつ当該突出部分102tを外方へ変形させている。なお、図1の補助リング10の形状は、変形前の状態のものである。この状態でヨークプラグ8が収容孔21を塞いでいる。すなわち、ヨークプラグ8を、その先端部分が突出部分102tに当たるまで締め込んでいくと、そこからは、突出部分102tが除々に変形し、側柱部102の外周部gが収容孔21を押圧した状態となる。これにより、ヨークプラグ8は、側柱部102を変形させた反力によりその緩みが止められる。
上記本実施形態のラックピニオン式ステアリング装置によれば、ヨークプラグ8の緩みを止めるために、従来のように収容孔の周縁部にかしめ加工を施す必要がない。そのため、ヨークプラグの締め込み量を再調整する際に、ハウジングを傷つけることがなく再調整がし易い。また、ヨークプラグ8を締め込めばネジ部nの傾斜角度により締め付けトルクが次第に上昇するため、当該締め付けトルクと、ヨークプラグ8、サポートヨーク7間の隙間寸法との関係を求めておけば、締め付けトルクによりヨークプラグ8、サポートヨーク7間の隙間管理を行うことができ便利である。
図4は、本発明に係るラックピニオン式ステアリング装置の第2実施形態を示している。なお、上記の第1実施形態と共通する点は同符号を付してその説明を省略する。本実施形態では、収容孔21の開口端部にラック軸側に向かうに従って拡径するテーパー部21tが形成されており、当該テーパー部21tに樹脂製の補助リング30が設けられている。この補助リング30は、テーパー部21tよりも大きい角度で傾斜するテーパー状の外周面31と内周のネジ部nとを有しており(図5(a)、(b)参照)、当該外周面31の一部がテーパー部21tを押圧して変形した状態となっている。なお、図4の補助リング30の形状は、変形前の状態のものである。また、ヨークプラグ8の一端部には、収容孔21の開口端面211に当接する鍔部82が形成されている。
ヨークプラグ8を、その鍔部82を開口端面211に当接させた状態で補助リング30のネジ部nに締め込んでいくと、テーパー部21tと当接した外周部31の最外部分が、変形し、そこから除々にその変形が大きくなっていく。ヨークプラグ8が締め込まれると、補助リング30の外周部31がテーパー部21tを押圧した状態となり、ヨークプラグ8はその反力により締め付けられた状態となって、ヨークプラグ8の緩みが止められる。
本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、第1実施形態において、補助リングにおける側柱部の本数を増減してもよく、棒状の側柱部とせずにリング状の側壁部としてもよい。また、補助リングの外周にネジ部を設けて、補助リングを収容孔に固定させてもよい。また、第2実施形態の補強リングを、第1実施形態の補強リングのように環状部及び側柱部で構成してもよい。また、補助リングの素材は樹脂に限定されるものではない。
ラックピニオン式ステアリング装置の一実施形態を示す要部断面図である。 図1の装置を上方から見た端面図である(ヨークプラグ無し)。 (a)は補強リングの平面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。 ラックピニオン式ステアリング装置の第2実施形態を示す要部断面図である。 (a)は補強リングの平面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
符号の説明
1 ラックピニオン式ステアリング装置
2 ハウジング
21 収容孔
5 ピニオン軸
51 ピニオン
6 ラック軸
61 ラック軸
7 サポートヨーク
8 ヨークプラグ
10、30 補強リング
n ネジ部
21t テーパー部

Claims (2)

  1. ハウジングに対して回転自在に支持され、ピニオンが設けられたピニオン軸と、このピニオン軸と噛み合うラック軸と、前記ハウジングに形成された収容孔に収容され、前記ラック軸を支持するサポートヨークと、前記収容孔を塞ぐヨークプラグとを備えた車両用操舵装置において、
    前記収容孔と前記ヨークプラグとの間に、ラック軸側に向かって縮径するテーパー状のネジ部を内周に有する補助リングが配置され、
    前記ヨークプラグが前記ネジ部に締め込まれ、前記補強リングの外周部が前記収容孔を押圧していることを特徴とする車両用操舵装置。
  2. ハウジングに対して回転自在に支持され、ピニオンが設けられたピニオン軸と、このピニオン軸と噛み合うラック軸と、前記ハウジングに形成された収容孔に収容され、前記ラック軸を支持するサポートヨークと、一端部に前記収容孔の開口端面に当接する鍔部を有し、前記収容孔を塞ぐヨークプラグとを備えた車両用操舵装置において、
    前記収容孔に、ラック軸側に向かうに従って拡径するテーパー部が形成され、
    前記テーパー部と前記ヨークプラグとの間に、内周のネジ部、及び前記テーパー部と対向しかつ当該テーパー部よりも大きい傾斜角度を有するテーパー状の外周部を有する補助リングが配置され、
    前記ヨークプラグが、前記鍔部を前記開口端面に当接させて前記ネジ部に締め込まれ、前記補強リングの外周部が前記テーパー部を押圧していることを特徴とする車両用操舵装置。
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