JP4894249B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4894249B2 JP4894249B2 JP2005351957A JP2005351957A JP4894249B2 JP 4894249 B2 JP4894249 B2 JP 4894249B2 JP 2005351957 A JP2005351957 A JP 2005351957A JP 2005351957 A JP2005351957 A JP 2005351957A JP 4894249 B2 JP4894249 B2 JP 4894249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- intermediate shaft
- power transmission
- helical gear
- fuel pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
Description
請求項3記載の発明では、前記中間軸は、前記燃料ポンプの入力軸と同軸上に配置されることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、前記継ぎ手は、オルダムカップリングであることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、前記規制手段は、前記軸受の内筒と外筒とのいずれか一方を前記中間軸に固定する構成と、前記軸受の他方を前記エンジンの本体側に固定する構成と、を持つことを特徴とする。
請求項7記載の発明では、前記エンジンのフロントカバーは、前記第2のはすば歯車を覆うとともに、前記中間軸は、前記フロントカバーに回転自在に支持されることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、中間軸及び第2の回転軸の間で動力を伝達する継ぎ手に簡単な構造のものを使用できる。
請求項4記載の発明によれば、オルダムカップリングによって、中間軸の軸心と第2の回転軸の軸心とのずれを吸収できるので、中間軸及び第2の回転軸を容易に配置することができる。
請求項7記載の発明によれば、エンジンの本体に固定される部品を利用して簡単な構造で中間軸の支持を行うことができる。
図1は、エンジンに採用された本発明の第1の実施形態に係る動力伝達装置のレイアウト説明図である。図2は、本実施形態に係る動力伝達装置の構造図である。
図1に示すように、エンジン1のシリンダブロック2の前方には、シリンダブロック2の前面を貫通してクランクシャフト3の一端が突出している。クランクシャフト3の一端部には、はすば歯車である歯車4が取り付けられている。
フロントプレート5には、燃料ポンプ6の入力軸と同軸上に、中間軸7が回転自在に支持されている。中間軸7と燃料ポンプ6の入力軸とは、その端部同士が互いに、後述するオルダムカップリングによって接続されている。中間軸7には、はすば歯車である歯車8と、スプロケット9とが取り付けられている。(図2参照)
歯車4と歯車8とは、はすば歯車であるアイドラ歯車10を介して噛み合っており、クランクシャフト3から中間軸7に、即ちクランクシャフト3から燃料ポンプ6の入力軸に動力が伝達される。アイドラ歯車10は、シリンダブロック2に固定されたアイドラシャフト11に回転自在に支持されている。
図2に示すように、燃料ポンプ6とフロントプレート5との間には、円筒状のマウントブラケット21が介装されている。マウントブラケット21の軸方向の中間部には、鍔部21aが形成されている。鍔部21aは、マウントブラケット21の径方向外方に突出しており、ボルト22によってフロントプレート5に締結されている。マウントブラケット21の一端21bは、フロントプレート5に形成された孔5aを貫通している。マウントブラケット21の一端21b側に形成された孔には、中間軸7が挿入されている。中間軸7はベアリング23によりマウントブラケット21及びフロントプレート5に回転自在に支持されている。マウントブラケット21の他端21c側に形成された孔には、燃料ポンプ6の入力軸6aが挿入されている。マウントブラケット21の他端21cには、ボルト24によって燃料ポンプ6が締結されている。
中間軸7には、他端部7bから一端部7aに向かって順番に、他端部7b側が一端部7a側より小径となる段差7c及び7dが形成されている。中間軸7の他端部7bはネジ加工されており、歯車8とスプロケット9とは、中間軸7の段差7cと他端部7bに螺合されるナット27とに挟まれて中間軸7に固定されている。歯車8とスプロケット9とは、ノックピン26により互いに係止され、歯車8の回転に伴ってスプロケット9が回転する。また、歯車8の側面8aと段差7dとの間に、ベアリング23の内筒23aが挟まれて、ベアリング23に対する中間軸7の軸方向の移動が規制されている。更に、ベアリング23の外筒23bは、マウントブラケット21に圧入されているので、マウントブラケット21に対する中間軸7の軸方向の移動が規制されている。
以上のような構成により、クランクシャフト3の回転に伴って歯車4が回転することにより、アイドラ歯車10を介して歯車8が回転する。歯車4、アイドラ歯車10及び歯車8ははすば歯車であるので、その回転により、歯車8にスラスト力が発生し、中間軸7にスラスト力が作用する。ここで、燃料ポンプ6の入力軸6aとは別体に中間軸7が設けられるとともに、中間軸7は段差7d等によって軸方向に移動が規制されているので、中間軸7にスラスト力が作用しても、中間軸7から燃料ポンプ6の入力軸6aにスラスト力が作用することが防止される。これにより、燃料ポンプ6の高寿命化を図ることができるとともに、スラスト力に耐えうる構造の燃料ポンプを使用しなくてもよくなるので、簡略化した構造の燃料ポンプを採用でき、重量および部品コストを低減することができる。また、燃料ポンプ6の入力軸6aとは別体に中間軸7が設けられることによって、入力軸6aを変更することなく既存の燃料ポンプを使用することができる。
また、中間軸7と燃料ポンプ6の入力軸6aとを同軸上に配置したことで、継ぎ手に簡単な構造のものを使用するとともに動力を効率よく伝達することができる。更に、オルダムカップリング25によって燃料ポンプ6の入力軸6aと中間軸7とを接続しているので、中間軸7の軸心と入力軸6aの軸心とのずれが吸収され、中間軸7及び燃料ポンプ6の位置決めを容易に行うことができる。
本実施形態に係る動力伝達装置は、第1の実施形態のものと同様に、エンジンのクランクシャフトと燃料ポンプ6の入力軸6aとの間で動力を伝達する。カムシャフト駆動用のチェーンが掛けまわされるスプロケットは、例えばアイドラシャフト等の他の回転軸に取り付けられている。歯車8と中間軸30とは一体成型されている。中間軸30と燃料ポンプ6の入力軸6aとは、離間して配置されるとともに、オルダムカップリング25を介して接続されている。
また、中間軸7及びオルダムカップリング25は、はすば歯車8と出力側の軸(燃料ポンプ6の入力軸6a)との間に設けられているが、はすば歯車4と入力側の軸との間に設けてもよい。これにより、入力側の軸にスラスト力が作用することを防止できる。
更に、第1及び第2の回転軸は、入力源(例えば、クランクシャフト)と出力先(例えば、燃料ポンプの入力軸)との関係にあることを必要としない。本発明は、入力源と出力先との間の動力伝達経路上に2つのはすば歯車(すなわち、第1及び第2のはすば歯車)を配置した構成の、あらゆる動力伝達装置に適用することができる。
4 歯車
5 フロントプレート
6a 入力軸
7、30 中間軸
8 歯車
10 アイドラ歯車
21、31 マウントブラケット
23、35 ベアリング
25 オルダムカップリング
Claims (8)
- 第1の回転軸と第2の回転軸との間で動力を伝達する動力伝達装置であって、
前記第1の回転軸に設けられた第1のはすば歯車と、
前記第1のはすば歯車と噛み合う第2のはすば歯車が設けられた中間軸と、
前記中間軸及び前記第2の回転軸の間で動力を伝達する継ぎ手と、
前記中間軸の軸方向の移動を規制する規制手段と、を含んで構成され、
前記第1の回転軸は、エンジンの出力軸であるとともに、前記第2の回転軸は、前記エンジンに燃料を供給する燃料ポンプの入力軸であることを特徴とする動力伝達装置。 - 前記中間軸は、前記燃料ポンプの入力軸との間に軸方向に隙間を有して配置されることを特徴とする請求項1に記載の動力伝達装置。
- 前記中間軸は、前記燃料ポンプの入力軸と同軸上に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の動力伝達装置。
- 前記継ぎ手は、オルダムカップリングであることを特徴とする請求項3に記載の動力伝達装置。
- 前記燃料ポンプは、前記エンジンの本体側に固定され、
前記中間軸は、前記エンジンの本体側に軸受を介して回転自在に片持ち支持され、前記第1のはすば歯車の回転に伴って前記第2のはすば歯車に発生するスラスト力によって燃料ポンプの入力軸方向へスラスト力が作用する構成であって、
前記規制手段は、前記中間軸が前記エンジンの本体側に対して燃料ポンプの入力軸方向へ移動するのを規制する構成を持つことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の動力伝達装置。 - 前記規制手段は、前記軸受の内筒と外筒とのいずれか一方を前記中間軸に固定する構成と、前記軸受の他方を前記エンジンの本体側に固定する構成と、を持つことを特徴とする請求項5に記載の動力伝達装置。
- 前記エンジンのフロントカバーは、前記第2のはすば歯車を覆うとともに、
前記中間軸は、前記フロントカバーに回転自在に支持されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の動力伝達装置。 - 複数の歯車を介して動力を伝達する動力伝達装置であって、
動力伝達経路上に配置された第1のはすば歯車により駆動される第1の回転軸と、
前記動力伝達経路上に配置された、前記第1のはすば歯車と噛み合う第2のはすば歯車が設けられた中間軸と、
前記中間軸と連結され、前記第2のはすば歯車により前記中間軸を介して駆動される第2の回転軸と、
前記中間軸の軸方向の移動を規制する規制手段と、を含んで構成される動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005351957A JP4894249B2 (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005351957A JP4894249B2 (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007155018A JP2007155018A (ja) | 2007-06-21 |
JP4894249B2 true JP4894249B2 (ja) | 2012-03-14 |
Family
ID=38239654
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005351957A Expired - Fee Related JP4894249B2 (ja) | 2005-12-06 | 2005-12-06 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4894249B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3025132A1 (de) * | 1980-07-03 | 1982-01-28 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Antriebsanordnung fuer ein magnetbandgeraet |
JPH0242169A (ja) * | 1988-08-01 | 1990-02-13 | Honda Motor Co Ltd | エンジンの燃料系統 |
JPH0849619A (ja) * | 1994-08-04 | 1996-02-20 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射ポンプ |
-
2005
- 2005-12-06 JP JP2005351957A patent/JP4894249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007155018A (ja) | 2007-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7191866B2 (en) | Electric power steering apparatus | |
EP2759743B1 (en) | Speed reducer | |
JP5882265B2 (ja) | エンジン | |
JP4930190B2 (ja) | 建設機械のハイブリッドシステム | |
JP2013224676A5 (ja) | ||
WO2007023783A1 (ja) | センタークランク式偏心揺動型減速機 | |
RU2664906C1 (ru) | Механизм регулирования степени сжатия для двигателя внутреннего сгорания | |
CN101346567A (zh) | 用于内燃机的牵引工具传动机构 | |
KR20060132237A (ko) | 하이브리드 차량의 동력 전달 장치 | |
KR100695440B1 (ko) | 웜 기어 유격 보상 장치를 구비한 전동식 동력 보조 조향장치 | |
KR102280549B1 (ko) | 회전 액추에이터 및 리니어 액추에이터 | |
JP2009166740A (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
JP4606224B2 (ja) | 車両用動力伝達装置 | |
KR20170098164A (ko) | 조타 장치 | |
JP4894249B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2008014351A (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
US7159558B2 (en) | Engine having centralized mass | |
JP2013071612A (ja) | インホイールモータ駆動ユニット | |
JPH11113220A (ja) | 内燃機関のトルク変動制御装置 | |
KR20140105227A (ko) | 하이브리드 차량용 구동장치 | |
JP2019019858A (ja) | 建設機械の駆動装置 | |
JP5386975B2 (ja) | 電動機のロータシャフト支持構造 | |
JP2009133333A (ja) | 歯車伝動機構のスラスト支持構造 | |
JP2022144701A (ja) | モータ | |
JP2003237596A (ja) | 電動パワーステアリング装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081024 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20091028 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20091028 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100928 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101026 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20101109 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111129 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111212 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |