JP4893635B2 - デジタル放送受信装置 - Google Patents

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Description

本発明はデジタル放送受信装置に係り、特に低CN比(Carrier to Noise ratio;キャリア対雑音比)下のフェージング障害の影響を受けているOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式地上波デジタル放送受信地域において、受信信号に対してフェージング補償処理を行って良好にOFDM方式地上波デジタル放送を受信するデジタル放送受信装置に関する。
図4は従来のデジタル放送受信装置の要部の一例の回路系統図を示す。なお、以降の説明においては、このデジタル放送受信装置の要部のみをデジタル放送受信装置と呼ぶ場合がある。同図において、従来のデジタル放送受信装置100は、OFDMデジタルチューナ部200と、OFDM復調IC300とよりなる。
OFDMデジタルチューナ部200は、TVアンテナ1に接続されたRFアンプ(AMP:Amplifier)2、電圧制御発振器(VCO;Voltage Controlled Oscillator)3、フィルタ4、IFアンプ5、制御回路6、バリキャップダイオードD1及びD2などからなる。
制御回路6は、チャージポンプ回路7、チャージポンプ電流制御部8、図示しない位相比較器(PD:Phase Detecter)などからなる。この制御回路6は、VCO3の出力信号を制御回路6内のPDに供給し、ここで基準信号との位相誤差に応じて生成した位相誤差電圧をバリキャップダイオードD1及びD2のカソード共通接続点に印加して、VCO3の出力信号の発振周波数を上記の位相誤差が所定値になるように可変制御する位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)を構成している。上記の基準信号の周波数は選局チャンネルに応じて変化し、VCO3の出力信号の発振周波数は選局チャンネルに応じた局部発振周波数となる。
チャージポンプ回路7は、バリキャップダイオードD1及びD2のカソード共通接続点にチャージポンプ電流を供給してVCO3の出力信号の位相雑音を改善する。
チャージポンプ電流制御部8には、電気的に消去可能なメモリであるEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)18から出力される選局チャンネルに応じた制御データが、ICインターフェース19を介して供給される。そして、チャージポンプ電流制御部8は、チャージポンプ回路7から出力されるチャージポンプ電流を選局チャンネルに応じて予め設定された値になるように制御する。
OFDM復調IC300は、プログラムアンプ(PGA)10、AD変換・IQ復調器11及び逆離散フーリエ変換器12を通して供給された受信OFDM信号(ここでは、地上波デジタル放送信号)を入力として受け、所定のフェージング処理を行うフェージング補償部400を内蔵した集積回路(IC)である。フェージング補償部400は、シンボル閾値判定部13、フェージング検出部14、ベースバンド等化器15、データ検出部16からなり、フェージング補償処理した受信OFDM信号をデータ復調器17に供給する。
次に、この従来のデジタル放送受信装置の動作について、図5のフローチャートを併せ参照して説明する。
OFDMデジタルチューナ部200は、1系統のTVアンテナ1で受信した、例えばDVB−T方式地上波デジタル放送波を、OFDMデジタルチューナ部200内のRFアンプ2で増幅した後、選局チャンネルに応じてVCO3で生成した局部発振周波数の信号と混合して中間周波数(IF周波数)のIF信号に変換した後、フィルタ4により不要周波数成分を除去する。フィルタ4は例えば、弾性表面波フィルタである。そして、フィルタ4から出力したIF信号を、IFアンプ5で増幅してOFDM復調IC300へ出力する(以上、ステップS21)。
OFDM復調IC300は、まず、入力されたIF信号のレベルをPGA10で最適化する(ステップS22)。そして、そのIF信号を、AD変換・IQ復調器11でデジタルデータに変換後IQ復調し、その復調した信号の電圧をAGC制御電圧として、RFアンプ2及びIFアンプ5にそれぞれ供給して自動利得制御(AGC制御)を行うと共に(ステップS23)、その復調した信号を逆離散フーリエ変換器12に供給して逆離散フーリエ変換を行う(ステップS24)。逆離散フーリエ変換器12で逆離散フーリエ変換して得たベースバンド化された受信OFDM信号は、フェージング補償部400に供給される。
フェージング補償部400は、シンボル閾値判定部13にて受信OFDM信号の1フレーム当たりのパケットに含まれるシンボル数を検出し(ステップS25)、検出したシンボル数が補償可能な閾値より大であるか否かを判定し(ステップS26)、閾値より大であり補償可能と判断された場合は、フェージング検出部14によりマルチパス信号を検出することでフェージングを検出し(ステップS27)、ベースバンド等化部15によりベースバンド等化処理を行う(ステップS28)。
そして、データ検出部16は、ベースバンド等化部15から出力されたベースバンド等化処理された信号のデータの有無検出を行い、データがあるか否かを判定し(ステップS29)、データが有る場合はデータ復調器17に入力信号を供給してデータ復調させ(ステップS30)、データ検出ができない場合は信号無し(No Signal)とする(ステップS31)。また、ステップS26で検出したシンボル数が補償可能な閾値未満と判定された場合は、補正限界を超えているため上記のステップS27及びS28のフェージングアルゴリズムは実行せず、信号無し(No Signal)とし(ステップS31)、受信を断念する。
ここで、従来のOFDM方式地上波デジタル放送受信装置100に採用されているフェージング補償部400では、OFDM波の変調信号をIQ復調後に逆離散フーリエ変換して得たベースバンド化された受信OFDM信号を入力として受け、この受信OFDM信号に対してOFDM波の各キャリアをキャリア再生するなどの上記のフェージング補償処理を行って受信データとして取り出す。
各キャリアのキャリア再生化においては、逆離散フーリエ変換後に各キャリアの変調信号に含まれるシンボル数をシンボル閾値判定部13でカウントし、ベースバンド等化器15でベースバンド等化してキャリア再生する。このベースバンド等化器15での等化方式として、現在その多くは適応等化方式が用いられる。適応等化方式の種類としては判定帰還型等化方式(DFE:Decision Feedback Equalizer)、判定帰還系列推定方式(DFSE:Delayed decision Feedback Sequence Estimation)、最尤系列推定方式(MLSE:Maximum Likelihood Sequence Estimation)の3種類が挙げられる。
上記の判定帰還型等化方式は、マルチパス信号が含まれる伝送路特性を元の送信信号の形に戻す方式である。この判定帰還型等化方式では、マルチパス信号が含まれる受信信号波に対し、既知インパルス応答波にマルチパス信号波を重ね合わせる原理を使い、波形等化をFF(Feed Forward)フィルタとFB(Feed Back)フィルタで行い、マルチパス信号成分を除去し主信号を取り出す方式である。
また、上記の判定帰還系列推定方式は、判定帰還型等化方式がマルチパス成分を消去することにより主信号を取り出す方式であるのに対し、一部のマルチパス信号も利用して送信信号を推定する方式であり、受信信号の全エネルギーを用いる方式である。原理としては、既知インパルス応答に従って生き残りパスを推定するものである。生き残りパスの推定には、ビタビアルゴリズムのトレリスダイアグラムを用いる。更に、生き残りパスのそれぞれの真実性を向上させるため、比較選択回路を用いて生き残りパスのビット判定を行うものである。しかし、判定帰還系列推定方式では、真値として判定された、あるインパルス応答時点の4つの状態に2本のパスとも誤りである可能性があり、この場合、ビット誤りの伝播が生じ、著しく誤り特性を悪化させてしまう可能性があった。
最尤系列推定方式は、トランスバーサルフィルタでモデル化した推定伝送路を本当の伝送路に並列に配置し、推定伝送路のタップ係数とインパルス応答とが等しくなるように適応アルゴリズムを設定し、次に、可能性のある全ての送信信号系列と受信系列との差をとり、系列長にわたっての2乗和を求め、これが最小となる送信系列候補を判定する方式である。この最尤系列推定方式は、先に述べた2方式に比べ最も誤り率の低い方式であることが知られている。しかし、ハードウェアが大規模となる短所はあるが、有効な適応等化方式であり、現在最も多くフェージング補償装置として用いられている。
従来のフェージング補償装置としては、例えば特許文献1のようなものがある。
特開平11−220451号公報
ところで、今後、地上波TV放送のデジタル化が進み、これに伴って各地方のTV中継局から送出されるデジタル放送波の電力の増加が考えられる。国内の地上波デジタル放送は、SFN(単一周波数ネットワーク:Single Frequency Network)で運用される。SNFとは、一つの放送局のサービスエリア内の全てのTV中継局で送受信する放送波を同一周波数とするものである。そのため、TV中継局から送出されるデジタル放送波の電力が増加すると、各地でマルチパス等によるフェージング障害が増えると推測できる。
従来のデジタル放送受信装置に採用されているフェージング補償部400は、十分にCN比が確保されている場合であれば、上記で述べたベースバンド波形の適応型等化処理アルゴリズムでフェージング補償を行って、ロングエコーも含め良好に障害を除去できる。
しかし、サービスエリアから離れた地域の場合では、フェージング補償部400は、低CN比下でのSFN環境となる。そして、著しい低CN比下におけるマルチパス等のフェージング障害が発生すると各キャリアの変調信号に含まれるシンボル数の読み値が著しく悪化し、シンボル数が激減するため、シンボル数がフェージング補償部400で定められた閾値以下になる。
ここで、低CN比下におけるマルチパス等のフェージング障害がある受信信号と送信信号との関係式を最尤系列推定方式の例で表すと次式となる。
Figure 0004893635
ただし、上式中、rnは受信信号、hkはインパルス応答、xn-kは送信信号、wnは白色ガウス雑音である。ここで、通常、wnは小さいものとして考えると、近似的に次式が成立し、適応型等化処理アルゴリズムを可能としている。
Figure 0004893635
しかし、低CN比下では、白色ガウス雑音wnが増加し、次式
Figure 0004893635
の関係に至った場合は、(2)式が成立せず、適応型等化処理アルゴリズムとしての機能が働かず、フェージング補償が正常にできない。従って、低CN比のSNF環境下においては、適応型等化処理アルゴリズムが働かないため、キャリア再生ができない。このことは低CN比のSNF環境下におけるフェージング補償装置としては従来のフェージング補償部400は不向きであることを意味する。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、低CN比のSNF環境下においてCN比(以下、単にC/Nと記す)を改善することにより、適応型等化処理アルゴリズムによるフェージング補償を可能としたデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、第1の発明は、OFDM信号で構成されたデジタル放送波を受信する受信手段と、受信手段から出力される受信デジタル放送波信号と、供給されるチャージポンプ電流により出力位相が制御される電圧制御発振手段からの局部発振周波数信号とを混合して所望チャンネルのデジタル放送波の中間周波信号を出力する選局手段と、中間周波信号をIQ復調した後、逆離散フーリエ変換してベースバンド化された受信信号を生成するベースバンド受信信号生成手段と、ベースバンド化された受信信号の所定期間毎のシンボル数を第1の閾値と比較し、第1の閾値より大であるシンボル数のベースバンド化された受信信号に対して、適応等化方式を用いた所定のフェージング補償処理を行うフェージング補償手段と、フェージング補償手段によりシンボル数が第1の閾値以下と判定されたベースバンド化された受信信号のシンボル数が、第1の閾値よりも小なる第2の閾値より大であるベースバンド化された受信信号を検出する検出手段と、検出手段により検出されたベースバンド化された受信信号のシンボル数に応じて、チャージポンプ電流の大きさを制御するための設定値を求めるチャージポンプ電流設定手段と、設定値と所望チャンネルに対応した選局信号とに基づいて、チャージポンプ電流を制御すると共に、この制御したチャージポンプ電流を選局手段内の電圧制御発振手段に供給して、その電圧制御発振手段から出力される局部発振周波信号の位相雑音を低減するチャージポンプ電流供給手段とを有することを特徴とする。
この発明では、ベースバンド化された受信信号のシンボル数に応じて、チャージポンプ電流を設定することで局部発振周波信号の位相雑音を低減させることにより、C/Nを向上させることができる。
また、上記の目的を達成するため、第2の発明は、OFDM信号で構成されたデジタル放送波を受信する受信手段と、受信手段から出力される受信デジタル放送波信号と、供給されるチャージポンプ電流により出力位相が制御される電圧制御発振手段からの局部発振周波数信号とを混合して所望チャンネルのデジタル放送波の中間周波信号を出力する選局手段と、中間周波信号をIQ復調した後、逆離散フーリエ変換してベースバンド化された受信信号を生成するベースバンド受信信号生成手段と、ベースバンド受信信号生成手段によりIQ復調して得られた復調電圧に基づいて、選局手段に供給される受信デジタル放送波信号を増幅する第1のアンプと、ベースバンド受信信号生成手段に供給される中間周波信号を増幅する第2のアンプとのうち、少なくとも一方のアンプの利得を制御して、第1及び第2のアンプの出力信号レベルを一定とする自動利得制御手段と、ベースバンド化された受信信号の所定期間毎のシンボル数を第1の閾値と比較し、第1の閾値より大であるシンボル数のベースバンド化された受信信号に対して、適応等化方式を用いた所定のフェージング補償処理を行うフェージング補償手段と、フェージング補償手段によりシンボル数が第1の閾値以下と判定されたベースバンド化された受信信号のシンボル数が、第1の閾値よりも小なる第2の閾値より大であるベースバンドバンド化された受信信号を検出する検出手段と、検出手段により検出されたベースバンド化された受信信号を離散フーリエ変換して得られる複数のインパルス波のうち、最も電力レベルが大であるインパルス波を最良のキャリア対雑音比の最良インパルスとして判定する最良インパルス判定手段と、最良インパルス判定手段から供給される最良インパルス情報と最良のキャリア対雑音比情報とを用いて複数のインパルス毎に所定回数分の最良のキャリア対雑音比を積算して、最も大きな積算電力値を検出するレベル検出器と、最も大きい積算電力値を、自動利得制御手段に制御電圧として印加して、第1及び第2のアンプの出力信号レベルを一定とするように制御する制御電圧調整手段とを有することを特徴とする。この発明では、OFDM帯域の最良C/Nのキャリア(最良インパルス)の積算電力値に基づくキャリアレベルを向上することができるため、C/Nを改善することができる。
また、上記の目的を達成するため、第3の発明は第1の発明と第2の発明とを組み合わせた構成である。
本発明によれば、低CN比のSNF環境下においてCN比を改善することにより、適応型等化処理アルゴリズムによるフェージング補償を可能とし、良好にデジタル放送を受信できる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明になるデジタル放送受信装置の一実施の形態の回路系統図を示す。同図中、図4と同一構成部分には同一符号を付してある。図1に示す本実施の形態のデジタル放送受信装置500は、OFDMデジタルチューナ部200と、OFDM復調IC600とよりなる。
OFDM復調IC600は、プログラムアンプ(PGA)10、AD変換・IQ復調器11、逆離散フーリエ変換器12、データ復調器17、及び所定のフェージング処理を行うフェージング補償部400からなる従来のOFDM復調IC300の回路部に加えて、低C/Nフェージング検出部21、シンボルカウンタメモリ22、最適チャージポンプ電流設定部23、ICインターフェース24、離散フーリエ変換器30、各インパルス波C/N値メモリ25、最良C/Nインパルス判定器26、最良C/Nインパルスレベル検出器27、DA変換器28及びRF/IF AGC制御調整部29からなる回路部を追加した構成の集積回路(IC)である。
低C/Nフェージング検出部21は、フェージング補償部400内のシンボル閾値判定部13により通常判定値以下であると判定されたとき出力される信号(シンボル数)を入力として受け、その入力シンボル数を予め設定した閾値と比較し、その比較結果に応じた信号を出力する。この低C/Nフェージング検出部21の出力信号は2分岐され、一方は、シンボルカウンタメモリ22、最適チャージポンプ電流設定部23、ICインターフェース24の経路を経由してチャージポンプ電流制御部8に供給され、他方は、離散フーリエ変換器30、各インパルス波C/N値メモリ25、最良C/Nインパルス判定器26、最良C/Nインパルスレベル検出器27、DA変換器28、及びRF/IF AGC制御調整部29の経路を経由してAGC制御電圧としてRFアンプ2及びIFアンプ5に供給される。
なお、ICインターフェース24は、入力信号がEEPROM18からの固定制御データだけでなく、最適チャージポンプ電流設定部23から出力されたチャージポンプ設定用データも含まれる点で、従来のOFDM復調IC300内に設けられているICインターフェース19と異なる。
次に、本実施の形態の動作について、図2のフローチャート及び図3のテーブル等を併せ参照して説明する。なお、図2の各ステップ中、図5と同一処理のステップは同一符号を付し、その説明を省略する。
図1において、まず、OFDMデジタルチューナ部200によるチューナ動作が行われる(ステップS11)。このチューナ動作では、OFDMデジタルチューナ部200は、1系統のTVアンテナ1で受信した、例えばDVB−T方式地上波デジタル放送波をRFアンプ2で増幅した後、選局チャンネルに応じてVCO3で生成した局部発振周波数の信号と混合して中間周波数(IF周波数)のIF信号に変換した後、フィルタ4により不要周波数成分を除去し、更に、IFアンプ5で増幅してOFDM復調IC600へ出力する。
OFDM復調IC600は、入力されたIF信号に対して従来と同様に、PGA10によるレベルの最適化(ステップS22)、AD変換・IQ復調器11によるデジタルデータ変換とIQ復調、その復調信号の逆離散フーリエ変換器12による逆離散フーリエ変換(ステップS24)を順次行う。逆離散フーリエ変換器12で逆離散フーリエ変換して得たベースバンド化された受信OFDM信号を、フェージング補償部400に供給する。
フェージング補償部400は、従来と同様の構成であり、シンボル閾値判定部13にて受信OFDM信号の1フレーム当たりのパケットに含まれるシンボル数を検出し(ステップS25)、検出したシンボル数が補償可能な閾値より大であるか否かを判定する(ステップS26)。検出したシンボル数が上記閾値より大である通常判定値の場合は、補償可能と判断し、従来と同様のフェージング補償処理を行う(ステップS27〜S29、S30又はS31)。
一方、ステップS26で検出したシンボル数が上記閾値以下である(通常判定値以下である)と判定したときは、低C/Nフェージング検出部21は、そのときのシンボル数が予め設定した閾値である低C/N判定値より大であるか否かを検出する(ステップS12)。なお、この低C/N判定値は、フェージング補償部400によるフェージング補償可能かどうかの判定に用いる閾値よりも更に小なる値に設定しておく。低C/Nフェージング検出部21は、入力シンボル数が低C/N判定値以下のときは、補償限界を超えたと判断しフェージングアルゴリズムは行わず、信号無し(No Signal)とし受信を断念する(ステップS13)。
他方、低C/Nフェージング検出部21は、入力シンボル数が低C/N判定値より大のときは、シンボル数がフェージング補償部400によるフェージング補償可能かどうかの判定に用いる閾値以下であるが、低C/N判定値よりも大であるので、本実施の形態の低C/N下フェージング障害補償ができると判断し、シンボルカウンタメモリ22と各インパルス波C/N値メモリ25へ検出結果であるシンボル数を出力する。これにより、本実施の形態では、今までフェージング補償が不可能であった低C/N下フェージング障害でも補償が可能となる。
シンボルカウンタメモリ22は、低C/Nフェージング検出部21から出力された検出結果であるシンボル数を一時記憶する(ステップS14)。最適チャージポンプ電流設定部23は、予め記憶している図3に示すようなテーブルを用いてシンボルカウンタメモリ22から読み出したシンボル数に対応するチャージポンプ設定データを選択し出力する(ステップS15)。
すなわち、最適チャージポンプ電流設定部23は、図3に示すように、入力シンボル数がaであるときは、最適チャージポンプ電流設定値Aをチャージポンプ設定データとして選択し、出力する。同様に、入力シンボル数がb(b>a)であるときは、最適チャージポンプ電流設定値B(B<A)を、入力シンボル数がc(c>b>a)であるときは、最適チャージポンプ電流設定値C(C<B<A)をチャージポンプ設定データとして選択し、出力する。また、入力シンボル数が上記のa、b、cと異なる値のときは、線形補間などにより入力シンボル数に応じた最適チャージポンプ電流設定値を算出し、チャージポンプ設定データとして出力する。
ICインターフェース24は、EEPROM18から出力された選局チャンネルに応じた制御データに、上記のチャージポンプ設定データを加えてチューナデータとしてチャージポンプ電流制御部8に供給する。
チャージポンプ電流制御回路8は、供給されたチューナデータに基づいて、チャージポンプ回路7からVCO3に接続されているバリキャップダイオードD1、D2に流入するチャージポンプ電流値を最適化する。
これにより、VCO3の出力信号の位相雑音を低減でき、C/Nを向上させることができる。C/Nが向上すると、AD変換・IQ復調器11によるIQ復調のアイ開口率を改善することができ、その結果、シンボル閾値判定部13で判定するシンボル数が増加するので、従来のフェージング補償部400で補償できる確率が高くなる。
なお、図3には、最適チャージポンプ電流設定値A、B、CのときのVCO3の位相雑音量が、それぞれα、β、γ(ただし、α<β<γ)になることも示している。VCO3の位相雑音量は、小さいほどC/Nが向上するので、シンボル数の値に関係なく最小の位相雑音量が得られる最適チャージポンプ電流値Aに常に設定することも考えられる。
しかし、チャージポンプ電流値を極端に変化させると、チャンネル切替時の過渡応答によるオーバーシュートなどが発生する。また、本実施の形態の目的は、C/Nを向上させることで、フェージング補償部400で補償できる確率を高くすることにあるので、常に最小の位相雑音量に制御するのではなく、図3に示したようにシンボル数の値に応じて極端に変化しない最適チャージポンプ電流値を設定するようにしている。
Figure 0004893635
表1は、第66チャンネルと第67チャンネルにおいてフェージング補償部400で補償するのに必要な所要C/N値を得るときの従来のチャージポンプ電流の値と本実施の形態のチャージポンプ電流の値とを対比して示したものである。従来はチャージポンプ電流が120μAのときの所要C/N値が第66チャンネルでは20.5dB、第67チャンネルでは35.2dB必要であった。しかし、同じエラーレートの場合、本実施の形態では、チャージポンプ電流を650μAとすることで所要C/N値を第66チャンネル及び第67チャンネルのいずれの場合も16.3dBとすることができ、従来よりもより低C/Nでも補償することができることを示している。
Figure 0004893635
表2は、第66チャンネルと第67チャンネルのチャージポンプ電流とフェージング保護比との関係を従来と本実施の形態と対比して示したものである。従来はチャージポンプ電流が120μAのときのフェージング保護比が、第66チャンネルでは8.9dB、第67チャンネルでは8.6dBであったのに対し、本実施の形態では、チャージポンプ電流を650μAとすることで、フェージング保護比を第66チャンネルでは6.2dB、第67チャンネルでは6.1dBとすることができる。
ところで、上記のようにVCO3の出力信号の位相雑音を低減させることにより、C/Nを向上しても、フェージング補償部400で補償できない場合もあり得る。これは、OFDM帯域内の複数のキャリアのうちの一部の部分のC/Nが低いため、キャリア再生不能に陥る箇所が生じ、フェージング補償アルゴリズムが働かないと推測できる。
また、従来は復調ICの前段に具備したPGA10のOFDM波の積算電力値をAD変換・IQ復調器11で復調し、その復調電圧を基にOFDMデジタルチューナ部200のRFアンプ2、IFアンプ5のAGC制御を行っているが、その復調ではAGC制御をOFDM帯域全体の積算電力値を用いて行うため、OFDM帯域内の一部分にC/Nが低いキャリアが存在してもこのキャリアは反映されないAGC制御になっていた。
そこで、本実施の形態では、以上の点に鑑み、逆離散フーリエ変換器12によって一旦ベースバンド化(周波数軸化)された信号を再度、離散フーリエ変換器30によって時間軸上の信号であるインパルス波に戻す。そして、各インパルス波の中で、最も良好なC/N値のインパルス波を用いてその積算電力値を基にAGC制御するものである。具体的には、VCO3の出力信号の位相雑音量を低減する処理を行ってC/Nを改善しても、フェージング補償部400で補償できない場合は、まず、離散フーリエ変換器30によってベースバンド化されている信号(シンボル数に対応)を時間軸上のインパルス波に戻す。次に、各インパルス波C/N値メモリ25が、離散フーリエ変換器30から入力された各インパルス波毎のC/N値と時間情報とを一時記憶する(ステップS16)。
続いて、最良C/Nインパルス判定器26は、各インパルス波C/N値メモリ25から読み出した各インパルス波のC/N値の中から最良なC/N値のインパルス波を判定し、この判定したインパルス波のC/N値と時間情報とを出力する(ステップS17)。最良C/Nインパルスレベル検出器27は、最良C/Nインパルス判定器26から所定周期毎に供給される最良なC/N値であると判定したインパルス波のC/N値を時間情報毎に積算した積算電力値を検出し(ステップS18)、その積算電力値をDA変換器28でアナログ信号に変換した後(ステップS19)、RF/IF AGC制御調整部29に供給する。
図6は、以上で説明したインパルス波(離散フーリエ変換器の出力)の所定周期(フィールド)での様子を示したものである。横軸が時間、縦軸が電力レベルを示す。
同図では、T=0、T=t1、T=t2にインパルス波が存在する。T=0のインパルス波が所謂基本波であり、T=t1、T=t2のインパルス波が所謂マルチパス波である。通常の場合は、このうちのT=0の基本波が最も電力レベルが高く、この電力レベルによるフェージング補償を行う。同図では点線のインパルスにあたる。
同図で、基本波のレベルが実線のように低いのは、予めシンボル閾値判定部13により、この基本波にあたる部分の電力が小さい信号のみが離散フーリエ変換器30に供給されるからである。
そして、同図では電力レベルC2が一番大きいので、最良C/Nインパルス判定器26では、このC2に対応するインパルス波が最もC/Nが良いと判断し、このC2の値と、このインパルス波を示す時間情報t1とを最良C/Nインパルスレベル検出器27へ供給する。なお、厳密にはC/Nと電力レベルは1対1に対応しないが、ここでは電力レベルの大きさはC/Nの大きさと比例するものとして扱う。
最良C/Nインパルスレベル検出器27では、最良C/Nインパルス判定器26から供給される電力レベルを、予め決まった回数分、各時間情報(インパルス波)ごとに積算し、もっとも積算電力値の大きいものを最良インパルスレベルとして検出する。
RF/IF AGC制御調整部29は、AD変換・IQ復調器11からの復調電圧と、DA変換器28からの最良なC/N値であると判定したインパルスの積算電力値とに基づいて、AGC電圧を生成してRFアンプ2及びIFアンプ5に供給してAGC制御を行う(ステップS20)。このようにしてAGC制御を行うことにより、OFDMデジタルチューナ部200のRFアンプ2とIFアンプ5のNF(Noise Figure)値を下げることができ、C/Nを改善することができる。その結果、シンボル閾値判定部13で判定するシンボル数が増加するので、従来のフェージング補償部400で補償できる確率が高くなる。
このように、本実施の形態では、VCO3で生成する出力信号の位相雑音を低減させることにより、C/Nを向上させる第1のフェージング補償回路部と、OFDM帯域の最良C/Nのインパルスの積算電力値に基づくキャリアレベルの向上によりC/Nを改善する第2のフェージング補償回路部とを設けることにより、従来のOFDM復調ICのフェージング補償部400の動作限界のC/Nより低C/Nの環境下においても、C/Nを向上させることでOFDM復調ICのフェージング補償部400で補償できる確率を高くすることができ、その結果、フェージング補償効果を大幅に改善することができる。これにより、従来であればフェージング補償部400で補償できない低C/Nの環境の地域であっても、本実施の形態によればフェージング補償部400で補償できる確率が高くなり、良好にTV受信できる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、AGCはRFアンプ2及びIFアンプ5のうち、少なくとも一方のアンプの出力信号レベルを一定とするような構成でも原理的には可能である。また、上記の2つのフェージング補償回路部の一方だけ動作させるようにしても、従来よりもフェージング補償効果を改善することができる。
本発明のデジタル放送受信装置の一実施の形態の回路系統図である。 図1の動作説明用フローチャートである。 図1中の要部のテーブル等を示す図である。 従来のデジタル放送受信装置の一例の回路系統図である。 図4の動作説明用フローチャートである。 インパルス波が存在しているフィールドの様子を示す図である。
符号の説明
1 TVアンテナ
2 RFアンプ
3 電圧制御発振器(VCO)
4 フィルタ
5 IFアンプ
6 制御回路
7 チャージポンプ回路
8 チャージポンプ電流制御部
10 プログラムゲインアンプ(PGA)
11 AD変換・IQ復調器
12 逆離散フーリエ変換器
13 シンボル閾値判定部
14 フェージング検出部
15 ベースバンド等化器
16 データ検出部
17 データ復調部
21 低C/Nフェージング検出部
22 シンボルカウンタメモリ
23 最適チャージポンプ電流設定部
24 ICインターフェース
25 各インパルス波C/N値メモリ
26 最良C/Nインパルス判定器
27 最良C/Nインパルスレベル検出器
28 DA変換器
29 RF/IF AGC制御調整部
30 離散フーリエ変換器
200 OFDMデジタルチューナ部
400 OFDM復調ICのフェージング補償部
500 本発明の一実施の形態のデジタル放送受信装置
600 本発明の一実施の形態のOFDM復調IC

Claims (3)

  1. OFDM信号で構成されたデジタル放送波を受信する受信手段と、
    前記受信手段から出力される受信デジタル放送波信号と、供給されるチャージポンプ電流により出力位相が制御される電圧制御発振手段からの局部発振周波数信号とを混合して所望チャンネルのデジタル放送波の中間周波信号を出力する選局手段と、
    前記中間周波信号をIQ復調した後、逆離散フーリエ変換してベースバンド化された受信信号を生成するベースバンド受信信号生成手段と、
    前記ベースバンド化された受信信号の所定期間毎のシンボル数を第1の閾値と比較し、該第1の閾値より大であるシンボル数の前記ベースバンド化された受信信号に対して、適応等化方式を用いた所定のフェージング補償処理を行うフェージング補償手段と、
    前記フェージング補償手段によりシンボル数が前記第1の閾値以下と判定された前記ベースバンド化された受信信号のシンボル数が、前記第1の閾値よりも小なる第2の閾値より大であるベースバンド化された受信信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたベースバンド化された受信信号のシンボル数に応じて、前記チャージポンプ電流の大きさを制御するための設定値を求めるチャージポンプ電流設定手段と、
    前記設定値と前記所望チャンネルに対応した選局信号とに基づいて、前記チャージポンプ電流を制御すると共に、この制御したチャージポンプ電流を前記選局手段内の前記電圧制御発振手段に供給して、その電圧制御発振手段から出力される局部発振周波信号の位相雑音を低減するチャージポンプ電流供給手段と
    を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. OFDM信号で構成されたデジタル放送波を受信する受信手段と、
    前記受信手段から出力される受信デジタル放送波信号と、供給されるチャージポンプ電流により出力位相が制御される電圧制御発振手段からの局部発振周波数信号とを混合して所望チャンネルのデジタル放送波の中間周波信号を出力する選局手段と、
    前記中間周波信号をIQ復調した後、逆離散フーリエ変換してベースバンド化された受信信号を生成するベースバンド受信信号生成手段と、
    前記ベースバンド受信信号生成手段により前記IQ復調して得られた復調電圧に基づいて、前記選局手段に供給される前記受信デジタル放送波信号を増幅する第1のアンプと、前記ベースバンド受信信号生成手段に供給される前記中間周波信号を増幅する第2のアンプとのうち、少なくとも一方のアンプの利得を制御して、前記第1及び第2のアンプの出力信号レベルを一定とする自動利得制御手段と、
    前記ベースバンド化された受信信号の所定期間毎のシンボル数を第1の閾値と比較し、該第1の閾値より大であるシンボル数の前記ベースバンド化された受信信号に対して、適応等化方式を用いた所定のフェージング補償処理を行うフェージング補償手段と、
    前記フェージング補償手段によりシンボル数が前記第1の閾値以下と判定された前記ベースバンド化された受信信号のシンボル数が、前記第1の閾値よりも小なる第2の閾値より大であるベースバンド化された受信信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたベースバンド化された受信信号を離散フーリエ変換して得られる複数のインパルス波のうち、最も電力レベルが大であるインパルス波を最良のキャリア対雑音比の最良インパルスとして判定する最良インパルス判定手段と、
    前記最良インパルス判定手段から供給される最良インパルス情報と最良のキャリア対雑音比情報とを用いて前記複数のインパルス毎に所定回数分の前記最良のキャリア対雑音比を積算して、最も大きな積算電力値を検出するレベル検出器と、
    前記最も大きい積算電力値を、前記自動利得制御手段に制御電圧として印加して、前記第1及び第2のアンプの出力信号レベルを一定とするように制御する制御電圧調整手段と
    を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
  3. OFDM信号で構成されたデジタル放送波を受信する受信手段と、
    前記受信手段から出力される受信デジタル放送波信号と、供給されるチャージポンプ電流により出力位相が制御される電圧制御発振手段からの局部発振周波数信号とを混合して所望チャンネルのデジタル放送波の中間周波信号を出力する選局手段と、
    前記中間周波信号をIQ復調した後、逆離散フーリエ変換してベースバンド化された受信信号を生成するベースバンド受信信号生成手段と、
    前記ベースバンド受信信号生成手段により前記IQ復調して得られた復調電圧に基づいて、前記選局手段に供給される前記受信デジタル放送波信号を増幅する第1のアンプと、前記ベースバンド受信信号生成手段に供給される前記中間周波信号を増幅する第2のアンプとのうち、少なくとも一方のアンプの利得を制御して、前記第1及び第2のアンプの出力信号レベルを一定とする自動利得制御手段と、
    前記ベースバンド化された受信信号の所定期間毎のシンボル数を第1の閾値と比較し、該第1の閾値より大であるシンボル数の前記ベースバンド化された受信信号に対して、適応等化方式を用いた所定のフェージング補償処理を行うフェージング補償手段と、
    前記フェージング補償手段によりシンボル数が前記第1の閾値以下と判定された前記ベースバンド化された受信信号のシンボル数が、前記第1の閾値よりも小なる第2の閾値より大であるベースバンド化された受信信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出されたベースバンド化された受信信号のシンボル数に応じて、前記チャージポンプ電流の大きさを制御するための設定値を求めるチャージポンプ電流設定手段と、
    前記設定値と前記所望チャンネルに対応した選局信号とに基づいて、前記チャージポンプ電流を制御すると共に、この制御したチャージポンプ電流を前記選局手段内の前記電圧制御発振手段に供給して、その電圧制御発振手段から出力される局部発振周波信号の位相雑音を低減するチャージポンプ電流供給手段と、
    前記検出手段により検出されたベースバンド化された受信信号を離散フーリエ変換して得られる複数のインパルス波のうち、最も電力レベルが大であるインパルス波を最良のキャリア対雑音比の最良インパルスとして判定する最良インパルス判定手段と、
    前記最良インパルス判定手段から供給される最良インパルス情報と最良のキャリア対雑音比情報とを用いて前記複数のインパルス毎に所定回数分の前記最良のキャリア対雑音比を積算して、最も大きな積算電力値を検出するレベル検出器と、
    前記最も大きい積算電力値を、前記自動利得制御手段に制御電圧として印加して、前記第1及び第2のアンプの出力信号レベルを一定とするように制御する制御電圧調整手段と
    を有することを特徴とするデジタル放送受信装置。
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