JP4893333B2 - 光モジュールの製造方法 - Google Patents

光モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4893333B2
JP4893333B2 JP2007016262A JP2007016262A JP4893333B2 JP 4893333 B2 JP4893333 B2 JP 4893333B2 JP 2007016262 A JP2007016262 A JP 2007016262A JP 2007016262 A JP2007016262 A JP 2007016262A JP 4893333 B2 JP4893333 B2 JP 4893333B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
adhesive
uncured
optical element
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007016262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008185601A (ja
Inventor
智樹 梅澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2007016262A priority Critical patent/JP4893333B2/ja
Publication of JP2008185601A publication Critical patent/JP2008185601A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4893333B2 publication Critical patent/JP4893333B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、光モジュールの製造方法に関する。
近年、電子機器の更なる高性能化に伴い、従来の電気配線ではデータ転送速度やEMI(Electro Magnetic Interference)ノイズ低減への対応が困難になったため、一部の電気配線を光配線に置き換えて伝送する技術が採用されてきている。
光モジュールについては様々な形態が提案されているが、その中に光路変換面を有する光導波路を用いた光モジュールがある(例えば、特許文献1参照。)。
この光モジュールは、基板と、基板上に実装された面発光レーザによる光デバイスと、端面に45度の角度のミラー面を有するフッ素化ポリイミド光導波路フィルムとを備え、光導波路フィルムのミラー面に対向する位置に設けられた光結合面を、例えば、Au/Snからなるバンプにより光デバイス上に位置決めして固定した後、紫外線硬化型接着剤を光デバイスの周辺から光導波路フィルムと光デバイスとの間の空隙(例えば40μm)に充填した後、紫外線を照射して硬化させ、光導波路フィルムと光デバイスとを固定したものである。この構成によれば、熱膨張差による光導波路フィルムと光デバイスとの位置ずれを防止することができる。
特開2000−214351号公報
本発明の目的は、接着剤塗布量の精密な管理を不要にすることが可能になり、生産性を高めることができる光モジュールの製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、上記目的を達成するため、以下の光モジュールの製造方法を提供する。
[1]発光または受光する光学面を実装面と反対側に有する面型の光素子と、前記光素子の前記実装面が取り付けられる基板と、前記光素子の前記光学面と光結合する光結合面、および前記光結合面に対向する位置に設けられた光路変換面を有する光導波路とを準備する準備工程と、前記光素子の前記実装面を前記基板に取り付ける取付工程と、前記光素子の前記光学面と前記光導波路の前記光結合面との間の空隙に未硬化状態の接着剤を毛管力により供給し得る距離にある前記基板上の所定の位置に前記未硬化状態の接着剤を塗布することにより前記空隙に発生した毛管力により前記未硬化状態の接着剤を前記空隙に供給し、前記未硬化状態の接着剤を硬化させて前記光学面と前記光結合面とを接着する接着工程とを含み、前記接着工程は、前記所定の位置に前記未硬化状態の接着剤を前記光素子の高さよりも高く塗布し、前記隙を徐々に小さくしていくことにより前記空隙に発生する毛管力により前記未硬化状態の接着剤を前記空隙に供給することを特徴とする光モジュールの製造方法。
発光または受光する光学面を実装面と反対側に有する面型の光素子と、前記光素子の前記実装面が取り付けられる基板と、前記光素子の前記光学面と光結合する光結合面、および前記光結合面に対向する位置に設けられた光路変換面を有する光導波路とを準備する準備工程と、前記光素子の前記実装面を前記基板に取り付ける取付工程と、前記光素子の前記光学面と前記光導波路の前記光結合面との間の空隙に未硬化状態の接着剤を毛管力により供給し得る距離にある前記基板上の所定の位置に前記未硬化状態の接着剤を塗布することにより前記空隙に発生した毛管力により前記未硬化状態の接着剤を前記空隙に供給し、前記未硬化状態の接着剤を硬化させて前記光学面と前記光結合面とを接着する接着工程とを含み、前記接着工程において、前記光導波路を前記光素子上に配置した後に前記接着剤を前記所定の位置に塗布することを特徴とする光モジュールの製造方法。
]前記接着工程は、前記光素子と前記基板とを電気的に接続するワイヤを封止するように前記未硬化状態の接着剤を塗布して前記未硬化状態の接着剤を毛管力により前記空隙に供給する前記[]に記載の光モジュールの製造方法。
]前記接着工程は、前記未硬化状態の接着剤に熱又はエネルギー線を付与して硬化させる前記[乃至[3]のいずれか1つに記載の光モジュールの製造方法。
請求項1〜4に記載の光モジュールの製造方法によれば、接着剤塗布量の精密な管理を不要にすることが可能になり、生産性を高めることができる。
請求項に記載の光モジュールの製造方法によれば、光導波路を基板側に強固に接着することができる。
請求項に記載の光モジュールの製造方法によれば、光導波路の接着とワイヤの封止を一括して行うことができる。
請求項に記載の光モジュールの製造方法によれば、硬化時間の比較的短い接着剤を用いることができる。
請求項に記載の光モジュールの製造方法によれば、接着剤を短時間に硬化させることが可能になる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置の概略の構成を示す斜視図、図2(a)は、光伝送路の一方の側に設けられた光モジュールの平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面図、図3(a)は、光伝送路の他方の側に設けられた光モジュールの平面図、図3(b)は、図3(a)のB−B線断面図である。
この光伝送装置100は、光伝送路の一方の側(送信側)に設けられた光モジュール1Aと、光伝送路の他方の側(受信側)に設けられた光モジュール1Bと、両光モジュール1A,1B間を接続する複数の光ファイバ101とを有して構成されている。
光ファイバ101は、断面円形のコアと、このコアの周囲に形成されたクラッドとからなり、光を多くのモード(経路)で伝送するマルチモード光ファイバや、光を単一のモードで伝送するシングルモード光ファイバを用いることができる。本実施の形態では、例えば、コア径が50μmのマルチモード光ファイバを用いる。
送信側に設けられた光モジュール1Aは、図1、図2に示すように、支持基板2Aと、支持基板2A上に実装された発光素子アレイ3と、発光素子アレイ3に光学的に結合された光導波路4と、発光素子アレイ3と光導波路4との間の結合部分に毛管力により供給されて発光素子アレイ3の発光面(光学面)3aと光導波路4の光結合面4aとを接着する接着剤5と、光導波路4の一方の端部に装着された光コネクタ6Aとを備える。
受信側に設けられた光モジュール1Bは、図1、図3に示すように、支持基板2Bと、支持基板2B上に実装された受光素子アレイ7と、受光素子アレイ7に光学的に結合された光導波路4と、受光素子アレイ7と光導波路4との間の結合部分に毛管力により供給されて受光素子アレイ7の受光面(光学面)7aと光導波路4の光結合面4aとを接着する接着剤5と、光導波路4の一方の端部に装着された光コネクタ6Bとを備える。
光ファイバ101の両端部には、それぞれ光コネクタ102A,102Bが固定されており、光コネクタ102A,102Bには、一対のピン103が突設されている。光コネクタ6A,6Bには、一対のピン穴60が形成されている。そして、光コネクタ102A,102Bのピン103を光コネクタ6A,6Bのピン穴60に嵌入することにより、光コネクタ6Aと光コネクタ102A、光コネクタ6Bと光コネクタ102Bが位置決めされて光学的に結合される。
(光導波路)
光導波路4は、コア40と、コア40の周囲に形成されたクラッド41とから構成され、発光素子アレイ3および受光素子アレイ7側の端部に45度に傾斜した光路変換面としての反射面4bが形成され、光コネクタ6A,6B側の端部に垂直な端面4cが形成されている。光導波路4は、例えば、コア40が50μm×50μmの断面矩形状を有し、層厚さが150〜200μmである。
光導波路4は、例えば、一般によく用いられるフォトリソグラフィやRIE(反応性イオンエッチング)を利用した方法で作製可能である。特に、本出願人が既に提案した特開2004−29507号公報等に記載されている鋳型を用いた作製工程により効率的に製造することができる。以下に、その作製工程を説明する。
まず、コアに対応する凸部が形成された原盤を、例えば、フォトリソグラフィー法を用いて作製する。次に、原盤の凸部が形成された面に、例えば、500〜7000mPa・s程度の粘度で、紫外領域や可視領域において光透過性を有する硬化性樹脂、例えば、分子中にメチルシロキサン基、エチルシロキサン基、フェニルシロキサン基を含む硬化性オルガノポリシロキサンの層を塗布等により設け、その後、硬化させて硬化層を構成する。次に、硬化層を原盤から剥離し、凸部に対応する凹部を有した鋳型を作製する。
次に、鋳型に、この鋳型との密着性に優れる樹脂、例えば、脂環式アクリル樹脂フィルム、脂環式オレフィン樹脂フィルム、三酢酸セルロースフィルム、フッ素樹脂フィルム等からなるクラッド用フィルム基材を密着させる。次に、鋳型の凹部に、例えば、紫外線硬化性又は熱硬化性のモノマー、オリゴマー若しくはモノマーとオリゴマーの混合物、エポキシ系、ポリイミド系、アクリル系の紫外線硬化性樹脂等からなる硬化性樹脂を充填する。次に、凹部内の硬化性樹脂を硬化させてコア40とした後、鋳型を剥離する。これにより、クラッド用フィルム基材上にコア40が残される。
次に、クラッド用フィルム基材のコア40が形成された面側にコア40を覆うようにクラッド層を設ける。クラッド層として、例えば、フィルム、クラッド用硬化性樹脂を塗布して硬化させた層、高分子材料の溶剤溶液を塗布し乾燥してなる高分子膜等が挙げられる。最後に、光導波路のコア40が露出する面をダイサーによって所定の角度に切削して反射面4bおよび端面4cを形成する。更にコア40に平行にダイサーで切り出すことにより、クラッド用フィルム基材及びクラッド層をクラッド41とした光導波路4が完成する。
(発光素子アレイ)
発光素子アレイ3は、面型発光ダイオードや面型レーザ等の複数の発光素子(面型光素子)をアレイ状に配列したものを用いることができる。本実施の形態では、発光素子アレイ3として、VCSEL(面発光レーザ)アレイを用いる。この面発光レーザアレイは、例えば、n型GaAs基板上に、n型下部反射鏡層、活性層30、電流狭窄層、p型上部反射鏡層、p型コンタクト層、p側電極31を形成し、n型GaAs基板の裏面にn側電極32を形成したものであり、活性層30、電流狭窄層、p型上部反射鏡層、p型コンタクト層、およびp側電極31は、発光素子毎に形成されている。また、p側電極31は、活性層30の発光領域の直上に開口31aを有する。発光素子アレイ3は、例えば、幅0.3mm、高さ0.2mm、アレイ方向の長さ1mmの大きさを有し、4つの開口31aが発光面3aに長手方向にピッチ250μmで配列されている。
(受光素子アレイ)
受光素子アレイ7は、例えば、面型のフォトダイオード等の面型光素子を用いることができる。本実施の形態では、受光素子として、高速応答性に優れたGaAs系のPINフォトダイオードを用いる。この受光素子アレイ7は、例えば、GaAs基板上に、PIN接合されたP層、I層およびN層と、P層に接続されたp側電極71と、N層に形成されたn側電極72とを備え、P層、I層、N層、p側電極71およびn側電極72は、受光素子毎に形成されている。p側電極71は、開口71aを有し、開口71aの内側がレーザ光を受光する受光部70となっている。受光素子アレイ7は、例えば、幅0.3mm、高さ0.2mm、アレイ方向の長さ1mmの大きさを有し、4つの受光部70が受光面7aに長手方向にピッチ250μmで配列されている。
(支持基板)
送信側の支持基板2Aは、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁性材料から形成された基材20と、基材20の上面に銅等の導電性材料から形成されたグランド21およびパッド22とを有する。発光素子アレイ3のn側電極32とグランド21とは、図示しない導電性接着剤により接着され、p側電極31とパッド22とは、金等からなるボンディングワイヤ8により接続される。
受信側の支持基板2Bは、ガラスエポキシ樹脂等の絶縁性材料から形成された基材20と、基材20の上面に銅等の導電性材料から形成されたp側パッド23およびn側パッド24とを有する。p側電極71とp側パッド23、およびn側電極72とn側パッド24は、それぞれ金等からなるボンディングワイヤ8により接続される。
なお、支持基板2A,2Bは、他の回路基板上に実装できるように構成されていてもよい。例えば、支持基板2A,2Bの表面に形成されたグランド21、パッド22、23、24からスルーホールを介して支持基板2A,2Bの裏面に設けられたBGA(ボールグリッドアレイ)に接続し、支持基板2A,2BをBGAを介して回路基板に実装してもよい。
(接着剤)
接着剤5は、未硬化状態の接着剤5が最初に塗布される第1の接着部5aと、第1の接着部5aから毛管力により発光素子アレイ3の発光面3a、または受光素子アレイ7の受光面7aと光導波路4の光結合面4aとの間の空隙(結合部分)Gに供給された第2の接着部5bとからなる。第1の接着部5aの位置は、支持基板2A,2B上であって、未硬化状態の接着剤5を毛管力により発光面3aと光結合面4aとの間の空隙Gに供給し得る距離にある。
この接着剤5は、発光素子アレイ3の発光波長を透過する特性を有し、かつ、加熱により硬化する熱硬化型接着剤や、可視光線、紫外線、電子線、放射線等のエネルギー線を照射して硬化するエネルギー線硬化型接着剤を用いることができる。本実施の形態では、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型接着剤を用いる。
(光モジュールの組立方法)
次に、光モジュール1A,1Bの組立方法の一例を図4A、図4Bを参照して説明する。図4A、図4Bは、光モジュール1Aの組立工程の一例を示す。
(1)取付工程
図4(a)に示すように、発光素子アレイ3のn側電極32と支持基板2Aのグランド21とを導電性接着剤を用いて接着する。次に、発光素子アレイ3の4つのp側電極31と支持基板2A上の4つのパッド22とをボンディングワイヤ8により接続し、支持基板2A上に発光素子アレイ3を実装する。
受光素子アレイ7の下面を支持基板2B上の所定の位置に接着剤等により固定し、受光素子アレイ7のp側電極71と支持基板2Bのp側パッド23、受光素子アレイ7のn側電極72と支持基板2Bのn側パッド24をそれぞれボンディングワイヤ8により接続し、支持基板2B上に受光素子アレイ7を実装する。
(2)接着工程
次に、図4(b)に示すように、ディスペンサニードル201から支持基板2A上の所定の位置に接着剤5を塗布する。この塗布高さHは、発光素子アレイ3の高さより高くする。この塗布された接着剤5の部分は、第1の接着部5aであり、未硬化状態にある。
次に、図4(c)に示すように、光導波路4を吸着ツール202により吸着して光導波路4を所望の位置に位置決めし、吸着ツール202を降下させ、発光面3aと光結合面4aとの間の空隙Gを所定の値(例えば30〜60μm)まで徐々に小さくしていくと、図4(d)、(e)に示すように、空隙Gに発生する毛管力により未硬化状態の接着剤5が第1の接着部5aから空隙Gに供給される。空隙Gに供給された接着剤5の部分は、第2の接着部5bとなる。
次に、図4(f)に示すように、吸着ツール202で光導波路4を吸着保持したまま紫外線光源203から紫外線を未硬化状態の接着剤5に照射する。これにより、図4(g)に示すように、接着剤5が硬化して光導波路4と発光素子アレイ3および支持基板2Aとが接着される。
受信側の光モジュール1B側も、上述した送信側の光モジュール1Aと同様に接着剤5の塗布、紫外線照射による接着剤5の硬化を行い、光導波路4を受光素子アレイ7および支持基板2Bに接着する。その後、光コネクタ6A,6Bを光モジュール1A,1Bの光導波路4の端面4c側に装着する。
(光伝送装置の動作)
図5は、光の伝送経路を説明するための図である。光モジュール1Aの発光素子アレイ3のp側電極31とn側電極32間に電圧を印加すると、発光層30の発光領域で例えば波長850nmのレーザ光を発光し、そのレーザ光は、p側電極31の開口31aを通り、第2の接着部5aを介して光導波路4の反射面4aで反射した後、光導波路4のコア40内を伝播し、端面4cから出射される。光導波路4の端面4cから出射されたレーザ光は、光ファイバ101のコア101aに入射してコア101a内を伝播して他方の端面から出射される。光ファイバ101から出射されたレーザ光は、光モジュール1Bの光導波路4の端面4cに入射し、コア40内を伝播し、反射面4bで反射した後、第2の接着部5bを介して受光素子アレイ7の受光部70に入射する。受光部70に入射した光量に応じた電流がp側電極71とn側電極72間に流れる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置の概略の構成を示す斜視図である。第1の実施の形態では、接着剤5を支持基板2A,2B上に塗布したが、本実施の形態は、接着剤5をボンディングワイヤ8の封止を兼ねて発光素子アレイ3および受光素子アレイ7上に塗布したものであり、他は第1の実施の形態と同様に構成されている。第1の実施の形態と同様の構成については、その説明を省略する。
接着剤5は、未硬化状態の接着剤5が最初に塗布される第1の接着部5aと、第1の接着部5aから発光素子アレイ3の発光面3aまたは受光素子アレイ7の受光面7aと光導波路4の光結合面4aとの間の空隙(結合部分)Gに毛管力により供給される第2の接着部5bとからなる。第1の接着部5aの位置は、ボンディングワイヤ8上であって、未硬化状態の接着剤5を毛管力により発光面3aと光結合面4aとの間の空隙Gに供給し得る距離にある。
(光モジュールの組立方法)
次に、光モジュール1A,1Bの組立方法の一例を図7A、図7Bを参照して説明する。図7A、図7Bは、光モジュール1Aの組立工程の一例を示す。
第1の実施の形態と同様に、支持基板2A上に発光素子アレイ3を実装し、支持基板2B上に受光素子アレイ7を実装する。
次に、図7(a)に示すように、光導波路4を吸着ツール202により吸着して光導波路4を所望の位置に位置決めする。続いて、図7(b)に示すように、吸着ツール202を降下させ、発光面3aと光結合面4aとの間の空隙Gを所定の値(例えば30〜60μm)とする。
次に、図7(c)に示すように、ディスペンサニードル201から接着剤5を塗布しボンディングワイヤ8を封止する。この封止した位置が第1の接着部5aとなる。図7(d)、(e)に示すように、空隙Gに発生する毛管力により未硬化状態の第1の接着部5aから接着剤5が空隙Gに供給される。空隙Gに供給された接着剤5が第2の接着部5bとなる。
次に、図7(f)に示すように、吸着ツール202で光導波路4を吸着保持したまま紫外線光源203から未硬化状態の接着剤5に照射する。これにより、図7(g)に示すように、接着剤5が硬化して光導波路4と発光素子アレイ3および支持基板2Aとが接合される。
受信側の光モジュール1B側も、上述した送信側の光モジュール1Aと同様に接着剤5の塗布、紫外線照射による接着剤5の硬化を行い、光導波路4を受光素子アレイ7および支持基板2Bに接着する。その後、光コネクタ6A,6Bを光モジュール1A,1Bの光導波路4の端面4c側に装着する。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、その発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変形実施が可能である。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で各実施の形態の構成要素を任意に組み合わせることは可能である。
例えば、光導波路の反射面の角度は45度に限定されない。また、光導波路の反射面の表面にアルミニウム、金、銀、チタン等の金属膜や、波長選択性を有する誘電体多層膜を形成してもよい。
また、上記各実施の形態では、一方の光モジュール1Aに発光素子アレイ3を用い、他方の光モジュール1Bに受光素子アレイ7を用いて一方向通信を行う構成としたが、双方の光モジュール1A,1Bにそれぞれ発光素子と受光素子を配置して双方向通信を行う構成としてもよい。また、光モジュールは、単一の光素子を用いてもよい。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る光伝送装置の概略の構成を示す斜視図である。 図2(a)は、光伝送路の一方の側に設けられた光モジュールの平面図、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面図である。 図3(a)は、光伝送路の他方の側に設けられた光モジュールの平面図、図3(b)は、図3(a)のB−B線断面図である。 図4A(a)〜(c)は、光モジュールの組立工程の一例を示す断面図である。 図4B(d)〜(g)は、光モジュールの組立工程の一例を示す断面図である。 図5は、光の伝送経路を説明するための図である。 図6は、本発明の第2の実施の形態に係る光伝送装置の概略の構成を示す斜視図である。 図7A(a)〜(d)は、光モジュールの組立工程の一例を示す断面図である。 図7B(e)〜(g)は、光モジュールの組立工程の一例を示す断面図でる。
符号の説明
1A,1B 光モジュール
2A,2B 支持基板
3 発光素子アレイ
3a 発光面
4 光導波路
4a 光結合面
4b 反射面
4c 端面
5 接着剤
5b 第1の接着部
5a 第2の接着部
6A,6B 光コネクタ
7 受光素子アレイ
7a 受光面
8 ボンディングワイヤ
20 基材
21 グランド
22 パッド
23 p側パッド
24 n側パッド
30 活性層
31 p側電極
31a 開口
32 n側電極
40 コア
41 クラッド
60 ピン穴
70 受光部
71 p側電極
71a 開口
72 n側電極
100 光伝送装置
101 光ファイバ
101a コア
101b クラッド
102A,102B 光コネクタ
103 ピン
201 ディスペンサニードル
202 吸着ツール
203 紫外線光源
G 空隙

Claims (4)

  1. 発光または受光する光学面を実装面と反対側に有する面型の光素子と、前記光素子の前記実装面が取り付けられる基板と、前記光素子の前記光学面と光結合する光結合面、および前記光結合面に対向する位置に設けられた光路変換面を有する光導波路とを準備する準備工程と、
    前記光素子の前記実装面を前記基板に取り付ける取付工程と、
    前記光素子の前記光学面と前記光導波路の前記光結合面との間の空隙に未硬化状態の接着剤を毛管力により供給し得る距離にある前記基板上の所定の位置に前記未硬化状態の接着剤を塗布することにより前記空隙に発生した毛管力により前記未硬化状態の接着剤を前記空隙に供給し、前記未硬化状態の接着剤を硬化させて前記光学面と前記光結合面とを接着する接着工程とを含み、
    前記接着工程は、前記所定の位置に前記未硬化状態の接着剤を前記光素子の高さよりも高く塗布し、前記隙を徐々に小さくしていくことにより前記空隙に発生する毛管力により前記未硬化状態の接着剤を前記空隙に供給することを特徴とする光モジュールの製造方法。
  2. 発光または受光する光学面を実装面と反対側に有する面型の光素子と、前記光素子の前記実装面が取り付けられる基板と、前記光素子の前記光学面と光結合する光結合面、および前記光結合面に対向する位置に設けられた光路変換面を有する光導波路とを準備する準備工程と、
    前記光素子の前記実装面を前記基板に取り付ける取付工程と、
    前記光素子の前記光学面と前記光導波路の前記光結合面との間の空隙に未硬化状態の接着剤を毛管力により供給し得る距離にある前記基板上の所定の位置に前記未硬化状態の接着剤を塗布することにより前記空隙に発生した毛管力により前記未硬化状態の接着剤を前記空隙に供給し、前記未硬化状態の接着剤を硬化させて前記光学面と前記光結合面とを接着する接着工程とを含み、
    前記接着工程において、前記光導波路を前記光素子上に配置した後に前記接着剤を前記所定の位置に塗布することを特徴とする光モジュールの製造方法。
  3. 前記接着工程は、前記光素子と前記基板とを電気的に接続するワイヤを封止するように前記未硬化状態の接着剤を塗布して前記未硬化状態の接着剤を毛管力により前記空隙に供給する請求項に記載の光モジュールの製造方法。
  4. 前記接着工程は、前記未硬化状態の接着剤に熱又はエネルギー線を付与して硬化させる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光モジュールの製造方法。
JP2007016262A 2007-01-26 2007-01-26 光モジュールの製造方法 Active JP4893333B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007016262A JP4893333B2 (ja) 2007-01-26 2007-01-26 光モジュールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007016262A JP4893333B2 (ja) 2007-01-26 2007-01-26 光モジュールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008185601A JP2008185601A (ja) 2008-08-14
JP4893333B2 true JP4893333B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=39728729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007016262A Active JP4893333B2 (ja) 2007-01-26 2007-01-26 光モジュールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4893333B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103217751B (zh) * 2012-01-19 2015-06-24 环隆科技股份有限公司 光学机械组件及其制作方法
US9651746B2 (en) * 2013-03-27 2017-05-16 Ccs Technology, Inc. Optoelectronic device and method for assembling an optoelectronic device
JP2014212166A (ja) * 2013-04-17 2014-11-13 日本特殊陶業株式会社 光導波路デバイス

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157088A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Mitsumi Electric Co Ltd 光導波路モジュール
JP2006208794A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 導波路型光モジュール、光導波路フィルム及びその製造方法
JP2006267501A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Fuji Xerox Co Ltd サブマウントの製造方法、サブマウント、及び光送受信モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008185601A (ja) 2008-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5130731B2 (ja) 光モジュール、光伝送装置、および光モジュールの製造方法
JP5265025B2 (ja) 光結合構造および光送受信モジュール
JP5919573B2 (ja) 光モジュール
US9046668B2 (en) Optical module
JP2010237642A (ja) 光結合構造および光送受信モジュール
JP2011095295A (ja) 光モジュールの光ファイバブロックおよびその製造方法
JP4674596B2 (ja) 光電子回路基板の製造方法
JP4845333B2 (ja) 光電変換素子パッケージ、その作製方法及び光コネクタ
JP4893333B2 (ja) 光モジュールの製造方法
JP2013057720A (ja) 光モジュール
JP5256082B2 (ja) 光結合構造および光送受信モジュール
JP2008250007A (ja) 光電子回路基板
JP4915303B2 (ja) 光導波路の製造方法及び光モジュールの製造方法
KR101246137B1 (ko) 발광 소자 및 광결합 모듈
JP5898916B2 (ja) 光モジュールおよびその実装構造および光モジュールの製造方法
JP2010152075A (ja) 光伝送装置
JP4337918B2 (ja) 光電子回路基板
JP2010122308A (ja) 光伝送装置及び光導波路
JP5367635B2 (ja) 光導波路付き配線基板の製造方法
US9122023B2 (en) Optical waveguide device and method of manufacturing the same
JP2005338696A (ja) 光部品及びその製造方法
JP4333114B2 (ja) 光送信器
JP2011095294A (ja) 光モジュール
JP4828437B2 (ja) 光送受信装置およびその製造方法
JP2008281695A (ja) 光導波路及び光導波路基板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110823

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20110823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4893333

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350