JP4892881B2 - 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム - Google Patents

課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4892881B2
JP4892881B2 JP2005207750A JP2005207750A JP4892881B2 JP 4892881 B2 JP4892881 B2 JP 4892881B2 JP 2005207750 A JP2005207750 A JP 2005207750A JP 2005207750 A JP2005207750 A JP 2005207750A JP 4892881 B2 JP4892881 B2 JP 4892881B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
identification information
contact medium
charging
medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005207750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007026114A (ja
Inventor
隆志 中村
栄二 中橋
滋 田邊
均 津島
芳明 手塚
伊佐夫 田中
隆志 坂山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005207750A priority Critical patent/JP4892881B2/ja
Publication of JP2007026114A publication Critical patent/JP2007026114A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4892881B2 publication Critical patent/JP4892881B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Description

本発明は、サービスを享受したユーザに対価を課金する課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、コンビニエンスストア内に設置された複合機など、無人環境下でサービス提供装置を利用した利用者に対しサービスの対価を課金する課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、コピー機や複合機のように先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されているサービス提供装置において、ICカードなどの非接触媒体に記録された価値情報から課金を行なう課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムに係り、特に、課金とサービスを実行するジョブの動作、及び課金のタイミングを制御して、非接触媒体から高い精度で課金を行なう課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムに関する。
近年、街頭に設置された自動販売機や、駅などの券売機、コンビニエンスストア内に設置された複写機やファクシミリ送受信機、若しくは複合機といったように、無人環境下で物品の販売や印刷物の提供などのサービスを行ない、ユーザに対価を課金するというサービス提供装置が広範に普及している。この種の無人環境下においてユーザから料金を徴収する形態として、コインキットによる現金の徴収や、プリペイド・カードによる徴収が挙げられる。
自販機や券売機の場合、ユーザが商品や行く先(若しくは運賃)を選択した段階で料金が確定することから、いずれの料金徴収方法すなわち課金方法であっても、ユーザには馴染み易い。例えば、コインキットを用いた場合、投入金額に対して料金が減額課金されてつり銭が戻される。これは商取引の形態をコインキットで代替しているに他ならず、ほとんどすべてのユーザに違和感はない。
また、複写機やファクシミリ送受信機、若しくは複合機のように、例えばコピーなど画像形成処理を動作させて印刷物を提供するという画像形成サービスの場合、ユーザが料金を投入することにより先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されている。すなわち、先に料金を徴収しなければサービスに起動をかけることができず、またサービスの起動がかかる前に料金が確定しないため、自販機や券売機とは事情が異なる。例えば、コインキットを用いた場合、先に料金を徴収しなければサービスに起動をかけることができない。また、プリペイド・カードを用いるときは装置内にカードを取り込み、提供したサービスに見合った料金を徴収してからカードを戻すというような方式が知られている。
近年では、ICカードに代表される非接触媒体を使用した料金徴収システムが、非接触・近接通信において高い耐タンパ性を実現できる点や、操作上の手軽さから、急速に普及し始めている。
非接触媒体を使用したシステムを電車の料金徴収に適用する場合、乗客は電車に乗る時と降りる時にかならず改札口を通ることから、非接触型媒体を入り口と出口でかざすだけで、入る時は最低運賃を徴収し、出る時に正規運賃と最低運賃の差額を徴収することが可能である(例えば、特許文献1並びに特許文献2を参照のこと)。また、自動販売機に適用する場合、ユーザが所望の商品を選択してから非接触型媒体をかざすことにより、料金が確定した状態で非接触型媒体から料金を徴収することができる。
ICカードを用いた課金システムの場合、小銭を持ち歩く必要がない、お釣が発生しない、ICカードに記憶された利用者情報によりサービスに付加価値を付けることが可能であるなど、ユーザの利便性が高いという特徴がある。また、サービス事業者側から見ても、サービスの利用促進などの効果がある。
しかしながら、画像形成サービスに非接触媒体を用いた料金徴収システムを適用する場合、ユーザが料金を投入することにより先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されていることから、サービスの起動がかかる前に料金が確定しないようなため、非接触型媒体のようにかざしただけで確定していない料金を徴収することができない。
故障や異常の発生により実行中のサービスが失敗に終わってしまい、サービスに対する課金が発生しなかったことを考えると、コインキットなど現金を媒介にした料金徴収システムでは、利用者が投入した現金を装置内部に保持することによりサービス終了後に課金を行なうので、特に問題は発生しない。これに対し、ICカードでサービス実行前に課金を行なう課金システムを適用すると、一旦徴収した料金の返金を目的としてICカードにチャージする必要がある。確実にチャージを行なうためにはICカードをコピー機などのサービス提供装置に物理的にマウントする機構が必要になるなどの問題がある。
このように処理の実行が失敗した場合にICカードに正しく返金を行なうという問題に対処するために、ICカードからは顧客の識別情報のみを取り出し、インターネットを通じて電子決済を行なう情報処理サービス・システムが考案されている(例えば、特許文献3を参照のこと)。同システムでは、ICカードが複写機に近づいて通信が開始すると、コンフィギュレーション動作が行なわれ、複写機は相手の通信機器がICカードであることを認識してICカードから個人情報識別子を受信する。このID情報を基に、複写機は、機能を使用するか否かの確認メッセージをID情報とともに操作部に表示する。そして、ユーザがメッセージを確認すると、複写機は、インターネットを介して電子決済認証サーバに個人情報の認証を問い合わせ、結果がOKであれば複写機の使用を許可する処理を行なう。
この情報処理サービス・システムによれば、ユーザがお金を投入したり、カードを装着したりするなどの物理的な動作をなくし、利便性を高めることができる。しかしながら、同サービスを利用するためには、ユーザは事前に金融機関やサービス提供業者との契約や顧客情報の登録を行なう必要があり、ICカードのみで課金が完了する仕組みと比べると、さらに顧客の抵抗感があり、それがサービスの導入障壁となりかねない。また、複写機や複合機、自販機などのサービス提供を行なう装置がインターネットに接続されていなければ、電子決済を行なうことができないという問題があり、装置の設置場所に制約がある。
特開平6−96318号公報 特開平8−242930号公報 特開2002−132726号公報
本発明の目的は、コンビニエンスストア内に設置された複合機など、無人環境下でサービス提供装置を利用した利用者に対しサービスの対価を正確に課金することができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、コピー機や複合機のように先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されているサービス提供装置において、ICカードなどの非接触媒体に記録された価値情報から正確に課金を行なうことができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、課金とサービスを実行するジョブの動作、及び課金のタイミングを制御して、非接触媒体から高い精度で課金を行なうことができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、コピー機や複合機のように先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されているサービスにおいてICカードを利用して課金を行なう際に、処理の実行が失敗した場合にICカードに正しく返金を行なうことができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、サービス提供装置において提供されるサービスの対価を課金する課金装置であって、サービスの利用者が所持する、現金に相当するトークンを記憶した非接触媒体に対して読み書き動作を行なう非接触媒体読み書き手段と、利用者が利用するサービスに対する課金を非接触媒体に記憶されているトークンから行なう動作を制御する課金動作制御手段を備え、前記サービス提供手段は所定の課金単位毎にサービスを提供し、前記課金動作制御手段は、サービスの利用者が所持する非接触媒体を認識したときに、課金単位毎の識別情報を生成して、非接触媒体から課金単位を課金することを特徴とする課金装置である。
前記課金動作制御手段は、非接触媒体から課金単位の課金を行なう際に該課金単位の識別情報を該非接触媒体に保存し、サービスの実行に成功したときに当該サービスの利用者の非接触媒体から対応する識別情報を消去するようになっている。なお、課金単位の識別情報を該非接触媒体に保存する際に、該識別情報を暗号化するようにしてもよい。
また、前記課金動作制御手段は、前記サービス提供装置によるサービスの実行に失敗したときに、当該サービスの利用者の非接触媒体から既に課金した課金単位を該非接触媒体にチャージして、該非接触媒体から対応する識別情報を消去するようになっている。
したがって、利用者の非接触媒体に何らかの識別情報が残っていることは、前回のサービス実行若しくはこれに伴う課金処理の途中で異常が発生し、処理が中断したことを意味することになる。
このような場合、前記課金動作制御手段が識別情報毎に該当するサービスの処理状態を記憶しておくことにより、前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に識別情報が残されている場合には、該当するサービスの処理を継続して実行することにより、非接触媒体とのトランザクションの途中で発生した異常を修復することができる。
すなわち、課金装置は、新たに認識した非接触媒体に識別情報が残されているときには、処理手順のどの時点で異常が発生したのかを究明することができ、改めて課金処理を継続したり、不実行に終わったサービスの課金を返金したりして、異常修復処理を行なうことができる。
例えば、前記課金動作制御手段は、非接触媒体に残されている識別情報に該当するサービスの処理が、サービスの実行に成功したが非接触媒体から識別情報の消去処理が中断していた状況である場合には、該識別情報を非接触媒体から消去するようにすればよい。
また、前記課金動作制御手段は、非接触媒体に残されている識別情報に該当するサービスの処理が、サービスの実行に失敗して既に課金した課金単位を非接触媒体にチャージする処理が中断していた状況である場合には、該非接触媒体へ課金単位をチャージしてから該識別情報を非接触媒体から消去するようにすればよい。
本発明は、無人環境下においてユーザから料金を徴収するための課金装置に関するものであり、特にICカードのような非接触媒体を利用する課金装置に関する。
ICカードに代表される非接触媒体を使用したシステムは、非接触・近接通信において高い耐タンパ性を実現できる点や、操作上の手軽さから、急速に普及し始めている。ICカードを用いた課金システムの場合、小銭を持ち歩く必要がない、お釣が発生しない、ICカードに記憶された利用者情報によりサービスに付加価値を付けることが可能であるなど、ユーザの利便性が高い。しかしながら、ユーザが料金を投入することにより先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるシステムに対し、非接触媒体を用いた料金徴収方法を適用する場合、幾つかの不都合がある。
例えば、故障や異常の発生により実行中のサービスが失敗に終わってしまい、サービスに対する課金が発生しなかったとき、一旦徴収した料金の返金を目的としてICカードにチャージする必要がある。確実にチャージを行なうためにはICカードをコピー機などのサービス提供装置に物理的にマウントする機構が必要になるなどの問題がある。
これに対し、本発明に係る課金装置は、先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されているサービス提供装置に対し、ICカードでサービス実行前に課金を行なうという課金方式を採用するが、提供されるサービスの最小課金単位毎にIDを生成し、そのIDをICカードと課金装置の双方で保持するようにした。
したがって、処理が失敗した場合には両者間でIDの照合を行なうことにより課金手続きの整合をとり、ICカードに対する返金を間違いなく行なうことができる。すなわち、本発明によれば、課金とサービスを実行するジョブの動作、及び課金のタイミングを制御して、非接触媒体から高い精度で課金を行なうことができる。
また、本発明の第2の側面は、サービス提供装置において提供されるサービスの対価を課金するための処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記サービス提供手段は所定の課金単位毎にサービスを提供しており、前記コンピュータ・システムに対し、サービスの利用者が所持する非接触媒体を認識したときに、課金単位毎の識別情報を生成する識別情報生成手順と、該生成した識別情報を非接触媒体に保存する識別情報保存手順と、非接触媒体から課金単位を課金する課金手順と、識別情報毎に該当するサービスの処理状態を管理する処理状態管理手順と、サービスに関する処理が完結したことに応答して、非接触媒体から該当する識別情報を消去する識別情報消去手順と、新たに認識された非接触媒体に識別情報が残されている場合に、該当するサービスの処理を継続して完結してから該識別情報を消去する異常修復処理手順とを実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1の側面に係る課金装置と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、コピー機や複合機のように先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されているサービス提供装置において、ICカードなどの非接触媒体に記録された価値情報から正確に課金を行なうことができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、課金とサービスを実行するジョブの動作、及び課金のタイミングを制御して、非接触媒体から高い精度で課金を行なうことができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、コピー機や複合機のように先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されているサービスにおいてICカードを利用して課金を行なう際に、処理の実行が失敗した場合にICカードに正しく返金を行なうことができる、優れた課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラムを提供することができる。
本発明によれば、確実にチャージを行なうために、ICカードをサービス提供装置に物理的にマウントする必要がないので、利用者の不信感を低減することができるとともに、マウントすることに伴うカードの物理的な消耗や摩耗を回避することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、無人環境に設置されたサービス提供装置において、コインキットやICカード読取装置を用いてユーザの利便性よく課金を行なうものである。以下では、サービス提供装置として、コピー機能や、ファクシミリ送受信機能、ネットワーク・プリント機能などの複合的なサービスを行なう複合機を例にとって、本発明の実施形態について説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係る複合機100のハードウェア構成を模式的に示している。以下、当該装置100内の各部について説明する。
CPU(Central Processing Unit)101は、当該装置100内の動作を統括的に制御する中央コントローラであり、オペレーティング・システムが提供する実行環境下でプログラムを制御し、コピーやファクシミリ送受信、ネットワーク・プリントといった各種のサービス提供動作や、サービス提供に伴う対価の課金処理などに関して主たる制御を行なう。また、本実施形態では、課金処理には、異常発生により処理が中断してICカードに対する課金処理が完了しなかった場合の異常修復処理も含むが、この点の詳細は後述に譲る。CPU101は、バス102を介して当該装置100内の各機器と相互接続されている。
ROM(Read Only Memory)103は、読み出し専用の半導体メモリ装置で構成され、ネットワーク・プリントといったサービス提供動作やサービス実行に伴う対価の課金処理などを実行するための各制御プログラムや固定データなどが恒久的に書き込まれている。勿論、フラッシュ・メモリなどのように格納データを電気的な書き換え可能なデバイスを用いてROM103を構成することもでき、必要に応じて適宜プログラムや固定データの更新を行なうようにしてもよい。
RAM(Random Access Memory)104は、書き換え可能な半導体メモリ装置で構成され、CPU101で実行する制御プログラムをROM102からロードしたり、プログラム実行中の作業データを一時格納したりするなど、プログラム動作のためのシステム・メモリとして使用される。また、画像処理のためのページ・メモリとして、RAM104を使用することができる。
NVRAM(Non−Volatile RAM)105は、フラッシュ・メモリのように無電源状態でも記憶内容を消失しない書き換え可能メモリで構成され、セキュリティ・データやその他の不揮発性データ、画質調整、各種設定パラメータ、サービス実行時の各種履歴、サービスの対価を課金した履歴などを格納するために使用される。
HDD106は、磁気記録式の固定ディスクからなる大容量外部記憶装置であり、原稿から読み取った画像データを蓄積したり、サービス実行時の各種履歴を保存したり、さらにはCPU101において実行するプログラムをインストールするために使用される。
画像処理部107は、原稿から読み取った画像データ、あるいはネットワーク経由でダウンロードした画像データなどに対し、伸張圧縮処理や、画質調整などの各種画像処理を施す。
図示の複合機100は、ユーザ・インターフェース109として、液晶ディスプレイなどからなる表示部110と、スタート/ストップ/テンキーなどのハードウェア・キーを備えた(あるいは表示部110を兼ねたタッチパナルからなる)操作部111を備え、これらはUIインターフェースを介してバス102に接続されている。但し、UIインターフェース108を介さず、CPU101がユーザ・インターフェース109を直接制御するように構成することも可能である。
通信インターフェース112を経由して、各種の外部装置やネットワーク・インターフェースなどがバス接続されている。
LANインターフェース113は、10/1000Base−Tなど、所定のプロトコルに従って複合機100をネットワーク接続する。無線LANを含めることもできる。
本実施形態に係る複合機100は、LAN越しにインターネットなどの外部ネットワークに接続し、所望の情報資源にアクセスすることができる。また、複合機100は、ユーザが使用するパーソナル・コンピュータ(PC)や携帯端末(いずれも図示しない)から、コピーやファクシミリ送受信、コンテンツ探索やその他のコンテンツ処理、ネットワーク・プリントといった、各種のサービスの内容を規定する指示書を受信し、指示に従ってサービスを実行することができる。
本実施形態に係る複合機100には、ICカードに対して非接触・近距離通信を行なうために、ICカード読み書き装置が装備され、RS232Cあるいはその他のシリアル・インターフェース114経由でバス102に接続されている。
ICカードとICカード読み書き装置間では、電磁結合、電磁誘導、あるいは電波通信などの方式による伝送路上で、所定の相互認証処理を経て、高い耐タンパ性を保ちながら非接触・近距離通信を行なうことができる。但し、ICカードを利用した非接触通信方法自体は本発明の要旨に直接関係しないので、ここではこれ以上説明しない。本実施形態では、複合機100は、サービスの対価をICカードから課金したり、ICカードのチャージを行なったりするが、この点については後に詳解する。
USB(Universal Serial Bus)インターフェース115は、例えばUSB1.1又はUSB2.0に準拠し、パーソナル・コンピュータなどにローカル接続する際に使用することができる。
モデム(Modem)116は、コンピュータ上の信号と公衆回線上の信号の相互変換を行なう変復調装置からなり、ファクシミリなどの公衆回線への接続を行ない、通常のファクシミリ送受信や、時刻指定送信、その他の各種のファクシミリ機能を提供する。
コインキット117は、コインや紙幣などの現金を受け取る受け取り口と、受け取り口を介して投入された現金を蓄積する現金蓄積部と、投入金額を計数するとともに課金し徴収した額を減算して残額を算出する演算部と、残額を表示する表示部を備えている。
デバイス・インターフェース118は、例えばRS422などで構成され、複合機100を構成する各種機器をバス102に接続するためのインターフェース・プロトコルを実現する。
複合機を構成する機器として、例えば原稿から画像を読み取る読取装置部119と、画像を用紙上に印刷出力する印刷装置部120が挙げられる。
読取装置部119は、一般的には、原稿を載せるプラテンと画像読み取りを行なうスキャンの組み合わせで構成され、自動原稿読取装置であってもよい。読み取り画像は、適宜画像処理部107において画像処理が施され、印刷装置部120に画像出力され、あるいはHDD106に保存される。
印刷装置部120は、例えば電子写真方式のプリント・エンジン部を備えている。電子写真プロセスは、電子写真感光体に対する帯電、スキャンした原稿イメージの露光、現像すなわち感光体へのトナー重畳、用紙へのトナー転写及びトナー定着、感光体のクリーニングという複数のサブプロセスからなる。但し、プリント・エンジンの構成自体は本発明の要旨に直接関連しないので、ここではこれ以上説明しない。
複合機100は、例えばコンビニエンスストアなどに設置され、無人環境下で不特定のユーザの利用に供される。無人環境下においてユーザから料金を徴収する手段として、例えばコインキット117とカード読み書き装置を併用することができる。但し、以下では、主にICカードのような非接触媒体を用いた料金徴収システムを適用する場合に着眼して説明する。
複合機100は、従来の画像形成サービスと同様に、ユーザが料金を投入することにより先に料金を徴収してからサービスに起動をかけるという動作手順が導入されている。このことから、ICカードでサービス実行前に課金を行なうという課金方式を採用する。
このような課金方式の場合、例えば、故障や異常の発生により実行中のサービスが失敗に終わってしまい、サービスに対する課金が発生しなかったとき、一旦徴収した料金の返金を目的としてICカードにチャージする必要がある。確実にチャージを行なうためにはICカードをコピー機などのサービス提供装置に物理的にマウントする機構が必要になるなどの問題がある。
これに対し、本実施形態に係る課金装置は、提供されるサービスの最小課金単位毎にIDを生成し、そのIDをICカードと課金装置の双方で保持するようにしたので、処理が失敗した場合には両者間でIDの照合を行なうことにより課金手続きの整合をとり、ICカードに対する返金を間違いなく行なうことができる。
図2には、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合における処理手順をフローチャートの形式で示している。この処理動作は、実際には、複合機100内のCPU101がROM103に格納されている所定の制御プログラムをRAM104上にロードして実行するという形態で実現される。また、複合機100はサービスを継続的に行なうこともできるが、以下の説明では所定の課金単位毎にサービスを実行するものとする。
まず、ICカード読み書き装置を介してユーザの非接触ICカードを発見したならば(ステップS1)、ICカードとのコネクションを確立する。
なお、ICカードへのアクセスにはICカードとカード読み書き装置間での相互認証処理や、非接触通信におけるコネクションの確立などの手続きを要するが、これらは本発明の要旨に直接関連しないので、ここでは説明を省略する。
続いて、ICカードに古いIDが残っているかどうかをチェックする(ステップS2)。
ICカードに何らかのIDが残っていることは、前回のサービス実行若しくはこれに伴う課金処理の途中で異常が発生し、処理が中断したことを意味する。この場合、改めて課金処理を継続したり、不実行に終わったサービスの課金を返金したりする異常修復処理を行なう必要があるが、この場合の処理動作の詳細は後述に譲る。
そして、認識したICカードに古いIDが残っていない場合(あるいは古いIDに対する異常修復処理を終えると)、当該課金単位を一意に識別することができるIDを発行する(ステップS3)。このIDを、当該課金単位と関連付けて複合機100内で保存するとともに、ICカードに通知してICカード内の所定のメモリ領域にこのIDを書き込む(ステップS4)。そして、課金処理、すなわちICカードから課金単位のトークンの減算を行なう(ステップS5)。このとき、ICカードのメモリ領域に書き込むIDをROM103又はHDD106に保持されている暗号化鍵で暗号化しても良い。
ユーザからのサービス要求が発生すると(ステップS6)、課金単位相当のサービスを実行する(ステップS7)。
ここで言うサービスは、コピー、ファクシミリ送受信、ネットワーク・プリントといった、複合機100が提供することができるサービスである。ユーザは、例えば操作部111を介して、要求するサービスの内容を指示することができる。
次いで、課金単位のサービスの実行に成功したかどうかをチェックする(ステップS8)。
サービスの実行に成功した場合には、カード読み書き装置を介してICカードに対しその旨の通知を行なう(ステップS9)。この通知に成功すると(ステップS10)、自身は当該課金単位におけるIDを消去するとともに、ICカード上のIDも消去して(ステップS11)、本処理ルーチンを終了する。
他方、ICカードを認識できなくなるなどの理由により、サービス成功の通知に失敗すると、自身は当該課金単位に対応するIDをこの状態(すなわちサービス実行には成功したが通知に失敗したこと)と関連付けて保存して(ステップS12)、本処理ルーチンを終了する。
また、サービスの実行に失敗した場合には(ステップS8)、カード読み書き装置を介してICカードに対しその旨の通知を行なう(ステップS13)。
このサービス失敗通知に成功すると(ステップS14)、ステップS5においてICカードから課金した額を返金すなわちチャージする(ステップS15)。そして、自身は当該課金単位に対応するIDを消去するとともに、ICカード上のIDも消去して(ステップS16)、本処理ルーチンを終了する。
他方、サービス失敗の通知にも失敗すると、自身は当該課金単位におけるIDをこの状態(すなわちサービス実行に失敗し通知にも失敗したこと)と関連付けて保存して(ステップS17)、本処理ルーチンを終了する。
図3には、ICカードに古いIDが残っている場合に行なわれる異常修復処理の手順をフローチャートの形式で示している。この処理動作は、実際には、複合機100内のCPU101がROM103に格納されている所定の制御プログラムをRAM104上にロードして実行するという形態で実現される。
まず、ICカード読み書き装置を介してユーザの非接触ICカードを発見したならば(ステップS21)、ICカードとのコネクションを確立する。ICカードへのアクセスにはICカードとカード読み書き装置間での相互認証処理や、非接触通信におけるコネクションの確立などの手続きを要するが、これらは本発明の要旨に直接関連しないので、ここでは説明を省略する。
続いて、新たに認識したICカードに古いIDが残っているかどうかをチェックする(ステップS22)。IDが残っていることは、前回のサービス実行若しくはこれに伴う課金処理の途中で異常が発生し、処理が中断したことを意味する。この場合、改めて課金処理を継続したり、不実行に終わったサービスの課金を返金したりする異常修復処理を行なう必要がある。このとき、ICカードに残っている古いIDが暗号化されたものである場合、ROM103又はHDD106に保持されている復号化鍵で復号してもよい。この復号化鍵は対称鍵暗号方式においては暗号化鍵と同じ鍵を用い、非対称鍵暗号方式においては数学的に暗号化鍵とは非対称に算出された鍵を用いる。
古いIDが残っている場合には、自身がこのIDとともに保存している、対応する課金単位についてのサービスの処理状態をチェックする(ステップS23)。
当該課金単位における処理が正常に終了していたならば、ICカードに対し、サービス実行が成功したことを改めて通知し(ステップS24)、自身は当該課金単位におけるIDを消去するとともに、ICカード上のIDも消去して(ステップS25)、本処理ルーチンを終了する。
他方、当該課金単位における処理が正常に終了していない場合には、ICカードに対し、サービス実行に失敗したことを改めて通知する(ステップS26)。そして、課金単位となるサービスを実行するために以前ICカードから課金した額を返金すなわちチャージする(ステップS27)。そして、自身は当該課金単位におけるIDを消去するとともに、ICカード上のIDも消去して(ステップS28)、本処理ルーチンを終了する。
図4には、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合の動作シーケンスを示している。図示の例では、異常が発生することなく、課金単位となるサービスの実行に成功している。但し、複合機100は図2及び図3に示した処理手順を実行するものとする。
複合機100は、ICカード読み書き装置を介してユーザの非接触ICカードを発見したならば、ICカードとのコネクションを確立し、当該課金単位を一意に識別することができるIDを発行する。
そして、複合機100は、このIDを当該課金単位と関連付けて自ら保存するとともに、ICカードにIDを通知して課金単位となるサービス料金を課金要求する。
ICカード側では、IDの通知を受けてカード内メモリの所定領域にこれを保存するとともに、課金要求を受けて所持するトークンから課金相当額を減算して、課金完了通知を複合機100側に返す。
複合機100は、課金完了の通知に応答して、ユーザが要求するサービスについて、課金単位で処理を実行する。
そして、サービスの処理実行が終了すると、複合機100は、ICカードに対し、当該課金単位に対応するIDを付けて、処理終了通知を送る。
ICカードは、処理終了通知に応答して、カード内メモリから当該IDを消去する。また、複合機100も当該IDを消去する。
図5には、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合に、サービス実行中に処理を失敗し、複合機100が異常終了を受けてICカードに課金額を返金する異常修復処理の動作シーケンスを示している。但し、複合機100は図2及び図3に示した処理手順を実行するものとする。
複合機100は、ICカード読み書き装置を介してユーザの非接触ICカードを発見したならば、ICカードとのコネクションを確立し、当該課金単位を一意に識別することができるIDを発行する。
そして、複合機100は、このIDを当該課金単位と関連付けて自ら保存するとともに、ICカードにIDを通知して課金単位となるサービス料金を課金要求する。
ICカード側では、IDの通知を受けてカード内メモリの所定領域にこれを保存するとともに、課金要求を受けて所持するトークンから課金相当額を減算して、課金完了通知を複合機100側に返す。
複合機100は、課金完了の通知に応答して、ユーザが要求するサービスについて、課金単位で処理を実行する。
ここで、サービスの処理実行に失敗すると、複合機100は、ICカードに対し、当該課金単位に対応するIDを付けて異常終了通知を送り、事前にICカードから課金した額を返金すなわちチャージする。
そして、ICカードは、当該課金単位に対応するIDを付けてチャージ完了通知を返すとともに、カード内メモリから当該IDを消去する。また、複合機100も当該IDを消去する。
図6には、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合に、サービス実行には成功するものの、ICカードに処理終了を通知しているときにICカードが認識不能となった異常終了を受けて行なわれる異常修復処理の動作シーケンスを示している。但し、複合機100は図2及び図3に示した処理手順を実行するものとする。
ICカード側では、IDの通知を受けてカード内メモリの所定領域にこれを保存するとともに、課金要求を受けて所持するトークンから課金相当額を減算して、課金完了通知を複合機100側に返す。
複合機100は、課金完了の通知に応答して、ユーザが要求するサービスについて、課金単位で処理を実行する。そして、サービスの処理実行が終了すると、複合機100は、ICカードに対し、当該課金単位に対応するIDを付けて、処理終了通知を送る。
ここで、ICカードを認識できなくなるなどの理由により、ICカードに対する処理終了通知に失敗した場合、複合機100及びICカードの双方に古いIDが残ることによる。
IDが残っていることは、前回のサービス実行若しくはこれに伴う課金処理の途中で異常が発生し、処理が中断したことを意味する。この場合、改めて課金処理を継続したり、不実行に終わったサービスの課金を返金したりする異常修復処理を行なう必要がある。
図6に示す動作シーケンス例では、複合機100側が再びICカードを認識できるようになったときに、ICカードはカード読み書き装置経由で複合機100に対し、所持している古いIDを返す。
複合機100側では、ICカードからの古いIDを受け取ると、当該課金単位におけるサービス実行には成功したものの通知に失敗していることを認識する。そして、複合機100は、ICカードに対し、当該課金単位に対応するIDを付けて、処理終了通知を送る。ICカードは、処理終了通知に応答して、カード内メモリから当該IDを消去する。また、複合機100も当該IDを消去する。
図7には、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合に、サービス実行に失敗し、さらにICカードに異常終了を通知しているときにICカードが認識不能となったことを受けて行なわれる異常修復処理の動作シーケンスを示している。但し、複合機100は図2及び図3に示した処理手順を実行するものとする。
複合機100は、ICカード読み書き装置を介してユーザの非接触ICカードを発見したならば、ICカードとのコネクションを確立し、当該課金単位を一意に識別することができるIDを発行する。
そして、複合機100は、このIDを当該課金単位と関連付けて自ら保存するとともに、ICカードにIDを通知して課金単位となるサービス料金を課金要求する。
ICカード側では、IDの通知を受けてカード内メモリの所定領域にこれを保存するとともに、課金要求を受けて所持するトークンから課金相当額を減算して、課金完了通知を複合機100側に返す。
複合機100は、課金完了の通知に応答して、ユーザが要求するサービスについて、課金単位で処理を実行する。
ここで、サービスの処理実行に失敗すると、複合機100は、ICカードに対し、当該課金単位に対応するIDを付けて異常終了通知を送る。図7に示す例では、複合機100はさらに、ICカードを認識できなくなるなどの理由により、ICカードに対する異常終了通知にも失敗する。この場合、複合機100及びICカードの双方に古いIDが残ることによる。
IDが残っていることは、前回のサービス実行若しくはこれに伴う課金処理の途中で異常が発生し、処理が中断したことを意味する。この場合、改めて課金処理を継続したり、不実行に終わったサービスの課金を返金したりする異常修復処理を行なう必要がある。
図7に示す動作シーケンス例では、複合機100側が再びICカードを認識できるようになったときに、ICカードはカード読み書き装置経由で複合機100に対し、所持している古いIDを返す。
複合機100側では、ICカードからの古いIDを受け取ると、当該課金単位におけるサービス実行に失敗するとともに異常終了通知にも失敗していることを認識する。そして、複合機100は、ICカードに対し、当該課金単位に対応するIDを付けて、改めて異常終了通知を送り、事前にICカードから課金した額を返金すなわちチャージする。
そして、ICカードは、当該課金単位に対応するIDを付けてチャージ完了通知を返すとともに、カード内メモリから当該IDを消去する。また、複合機100も当該IDを消去する。
以上の説明からも理解できるように、本発明によれば、確実にチャージを行なうために、ICカードをサービス提供装置に物理的にマウントする必要がないので、利用者の不信感を低減することができるとともに、マウントすることに伴うカードの物理的な消耗や摩耗を回避することができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、課金装置を画像形成装置に適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。自動販売機や券売機などの他の形態のサービス提供装置においても、本発明によれば、ICカードを利用して課金を行なう際に、処理の実行が失敗した場合にICカードに正しく返金を行なうことができ、ユーザの利便性を図ることができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る複合機のハードウェア構成を模式的に示した図である。 図2は、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合における処理手順を示したフローチャートである。 図3は、ICカードに古いIDが残っている場合に行なわれる異常修復処理の手順を示したフローチャートである。 図4は、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合の動作シーケンスを示した図である。 図5は、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合に、サービス実行中に処理を失敗し、複合機100が異常終了を受けてICカードに課金額を返金する異常修復処理の動作シーケンスを示した図である。 図6は、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合に、サービス実行には成功するものの、ICカードに処理終了を通知しているときにICカードが認識不能となった異常終了を受けて行なわれる異常修復処理の動作シーケンスを示した図である。 図7は、ICカードを用いて複合機100のサービスを利用する場合に、サービス実行に失敗し、さらにICカードに異常終了を通知しているときにICカードが認識不能となったことを受けて行なわれる異常修復処理の動作シーケンスを示した図である。
符号の説明
100…複合機
101…CPU
102…バス
103…ROM
104…RAM
105…NVRAM
106…HDD
107…画像処理部
108…UIインターフェース
109…ユーザ・インターフェース
110…表示部
111…操作部
112…通信インターフェース
113…LANインターフェース
114…シリアル・インターフェース
115…USBインターフェース
116…モデム
117…コインキット
118…デバイス・インターフェース
119…読取装置部
120…印刷装置部

Claims (5)

  1. サービス提供装置において提供されるサービスの対価を課金する課金装置であって、
    サービスの利用者が所持する、現金に相当するトークンを記憶した非接触媒体を認識し、該非接触媒体に対して読み書き動作を行なう非接触媒体読み書き手段と、
    利用者が利用するサービスに対する課金を非接触媒体に記憶されているトークンから行なう動作を制御する課金動作制御手段を備え、
    前記サービス提供装置は所定の課金単位毎にサービスを提供し、
    前記課金動作制御手段は、
    サービスの利用者が所持する非接触媒体を認識したときに、該利用者が要求するサービスの課金単位の識別情報を生成して、該識別情報を課金単位と対応付けて保存するとともに非接触媒体に該識別情報を書き込み、非接触媒体から課金単位を課金し、
    前記サービス提供装置が非接触媒体から課金した課金単位のサービスの実行に成功したかどうかをチェックし、
    前記サービス提供装置による課金単位のサービスの実行に成功したときには、該成功を非接触媒体に通知し、該課金単位に対応付けて保存しておいた識別情報を消去するとともに、非接触媒体から該識別情報を消去させ、
    該サービス成功の通知に失敗したときには、該課金単位に対応する識別情報を該通知に失敗した処理状態に対応付けて保存し、
    前記サービス提供装置による課金単位のサービスの実行に失敗したときには、該失敗を非接触媒体に通知し、
    該サービス失敗の通知に成功すると、前記課金した額を非接触媒体にチャージして返金し、該課金単位に対応付けて保存しておいた識別情報を消去するとともに、非接触媒体から該識別情報を消去させ、
    前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に、サービス成功の通知に失敗した処理状態が保存されている識別情報が残されている場合には、該成功を非接触媒体に通知し、非接触媒体から該識別情報を消去させるとともに、前記課金単位に対応付けて保存した処理状態を消去し、
    前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に、サービス失敗の通知に失敗した処理状態が保存されている識別情報が残されている場合には、該失敗を非接触媒体に通知し、前記課金した額を非接触媒体にチャージして返金して非接触媒体から該識別情報を消去させるとともに、前記課金単位に対応付けて保存した処理状態を消去する
    ことを特徴とする課金装置。
  2. 前記課金動作制御手段は、該課金単位の識別情報を該非接触媒体に保存する際に、該識別情報を暗号化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の課金装置。
  3. サービス提供装置において提供されるサービスの対価を課金するための処理をコンピュータ上で実行する課金方法であって、前記サービス提供装置は所定の課金単位毎にサービスを提供しており、
    前記コンピュータが備える識別情報生成手段が、サービスの利用者が所持する非接触媒体を認識したときに、該利用者が要求するサービスの課金単位の識別情報を生成する識別情報生成ステップと、
    前記コンピュータが備える課金手段が、該識別情報を課金単位と対応付けて保存するとともに非接触媒体に該識別情報を書き込み、非接触媒体から課金単位を課金する課金ステップと、
    前記コンピュータが備えるチェック手段が、前記サービス提供装置が非接触媒体から課金した課金単位のサービスの実行に成功したかどうかをチェックするチェック・ステップと、
    前記コンピュータが備えるサービス実行成功時処理手段が、前記サービス提供装置による課金単位のサービスの実行に成功したときには、該成功を非接触媒体に通知し、該課金単位に対応付けて保存しておいた識別情報を消去するとともに、非接触媒体から該識別情報を消去させるサービス実行成功時処理ステップと、
    前記コンピュータが備えるサービス成功通知失敗時処理手段が、該サービス成功の通知に失敗したときには、該課金単位に対応する識別情報を該通知に失敗した処理状態に対応付けて保存するサービス成功通知失敗時処理ステップと、
    前記コンピュータが備えるサービス実行失敗時処理手段が、前記サービス提供装置による課金単位のサービスの実行に失敗したときには、該失敗を非接触媒体に通知するサービス実行失敗時処理ステップと、
    前記コンピュータが備えるサービス実行失敗通知成功時処理手段が、該サービス失敗の通知に成功すると、前記課金した額を非接触媒体にチャージして返金し、該課金単位に対応付けて保存しておいた識別情報を消去するとともに、非接触媒体から該識別情報を消去させるサービス実行失敗通知成功時処理ステップと、
    前記コンピュータが備える異常修復処理手段が、前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に、サービス成功の通知に失敗した処理状態が保存されている識別情報が残されている場合には、該成功を非接触媒体に通知し、非接触媒体から該識別情報を消去させるとともに、前記課金単位に対応付けて保存した処理状態を消去し、前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に、サービス失敗の通知に失敗した処理状態が保存されている識別情報が残されている場合には、該失敗を非接触媒体に通知し、前記課金した額を非接触媒体にチャージして返金して非接触媒体から該識別情報を消去させるとともに、前記課金単位に対応付けて保存した処理状態を消去する異常修復処理ステップと、
    を有することを特徴とする課金方法。
  4. 前記識別情報保存ステップでは、該課金単位の識別情報を該非接触媒体に保存する際に、該識別情報を暗号化する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の課金方法。
  5. サービス提供装置において提供されるサービスの対価を課金するための処理をコンピュータ上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記サービス提供装置は所定の課金単位毎にサービスを提供しており、前記コンピュータを、
    サービスの利用者が所持する、現金に相当するトークンを記憶した非接触媒体を認識し、該非接触媒体に対して読み書き動作を行なう非接触媒体読み書き手段、
    利用者が利用するサービスに対する課金を非接触媒体に記憶されているトークンから行なう動作を制御する課金動作制御手段、
    として機能させ、
    前記サービス提供装置は所定の課金単位毎にサービスを提供し、
    前記課金動作制御手段は、
    サービスの利用者が所持する非接触媒体を認識したときに、該利用者が要求するサービスの課金単位の識別情報を生成して、該識別情報を課金単位と対応付けて保存するとともに非接触媒体に該識別情報を書き込み、非接触媒体から課金単位を課金し、
    前記サービス提供装置が非接触媒体から課金した課金単位のサービスの実行に成功したかどうかをチェックし、
    前記サービス提供装置による課金単位のサービスの実行に成功したときには、該成功を非接触媒体に通知し、該課金単位に対応付けて保存しておいた識別情報を消去するとともに、非接触媒体から該識別情報を消去させ、
    該サービス成功の通知に失敗したときには、該課金単位に対応する識別情報を該通知に失敗した処理状態に対応付けて保存し、
    前記サービス提供装置による課金単位のサービスの実行に失敗したときには、該失敗を非接触媒体に通知し、
    該サービス失敗の通知に成功すると、前記課金した額を非接触媒体にチャージして返金し、該課金単位に対応付けて保存しておいた識別情報を消去するとともに、非接触媒体から該識別情報を消去させ、
    前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に、サービス成功の通知に失敗した処理状態が保存されている識別情報が残されている場合には、該成功を非接触媒体に通知し、非接触媒体から該識別情報を消去させるとともに、前記課金単位に対応付けて保存した処理状態を消去し、
    前記非接触媒体読み書き手段により認識された非接触媒体に、サービス失敗の通知に失敗した処理状態が保存されている識別情報が残されている場合には、該失敗を非接触媒体に通知し、前記課金した額を非接触媒体にチャージして返金して非接触媒体から該識別情報を消去させるとともに、前記課金単位に対応付けて保存した処理状態を消去する、
    ことを特徴とするコンピュータ・プログラム。
JP2005207750A 2005-07-15 2005-07-15 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム Expired - Fee Related JP4892881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005207750A JP4892881B2 (ja) 2005-07-15 2005-07-15 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005207750A JP4892881B2 (ja) 2005-07-15 2005-07-15 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007026114A JP2007026114A (ja) 2007-02-01
JP4892881B2 true JP4892881B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=37786774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005207750A Expired - Fee Related JP4892881B2 (ja) 2005-07-15 2005-07-15 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4892881B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012093902A (ja) 2010-10-26 2012-05-17 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置のログ情報管理装置、画像形成装置、画像形成装置のログ情報管理装置の制御方法、および画像形成装置のログ情報管理装置の制御プログラム
JP2013257783A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Glory Ltd 電子マネー決済端末および電子マネー決済システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6455688A (en) * 1987-08-26 1989-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd Card device
JPH11316872A (ja) * 1998-05-01 1999-11-16 Nippon Conlux Co Ltd Icカードを用いた決済方法およびシステム
JP2004247809A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Ricoh Co Ltd デジタル複写機
JP2005056358A (ja) * 2003-08-07 2005-03-03 Japan Tobacco Inc 自動販売機および異常対応システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007026114A (ja) 2007-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8140417B2 (en) Data transmission system and data transmitting method
JP2006099771A (ja) 文書処理サービスの電子的な支払いシステムおよび方法
US9930217B2 (en) Method and apparatus for authorizing a print device to perform a service using a portable memory device
JP2010170442A (ja) 画像形成装置および画像形成装置における電子マネー返金方法
JP7115199B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP4892881B2 (ja) 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007047853A (ja) サービス提供装置及びサービス提供方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2007026113A (ja) 課金装置及び課金方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP4513428B2 (ja) 決済装置及び方法
JP2010097314A (ja) 課金管理システム
JP4506186B2 (ja) 決済装置及びプログラム
JP2002132726A (ja) 情報処理サービスシステム、情報格納装置、承認装置、情報処理装置、情報処理サービス方法および記憶媒体
JP2007048188A (ja) サービス提供装置及びサービス提供方法、並びにコンピュータ・プログラム
KR100603197B1 (ko) Ic 카드로 사용 가능한 복합기 및 그 이용방법
US20180367690A1 (en) Image processing machine, in-store image processing system, and image processing method
JP3918680B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2007041699A (ja) 小型記憶媒体、印刷サービスシステムおよび印刷サービス装置
JP5958043B2 (ja) 認証システム、認証方法及び認証プログラム
JP2005063384A (ja) 画像形成システム
JP7181498B2 (ja) 画像形成装置およびサービス提供プログラム
JP2010049145A (ja) 課金管理システム
JP2013116570A (ja) 画像形成装置及び画像形成プログラム
JP2002133303A (ja) 画像形成システム、画像形成方法、携帯端末、画像形成装置、サーバ装置および記憶媒体
JP4622256B2 (ja) 決済装置及びプログラム
JP2009134538A (ja) 課金処理装置、課金処理システムおよび課金処理プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees