JP4892406B2 - 情報処理装置のトランザクション管理方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置のトランザクション管理方法及び情報処理装置 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置のトランザクション管理方法及び情報処理装置に係り、特に、装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグ等を行うことを可能にした情報処理装置のトランザクション管理方法及び情報処理装置に関する。
従来、情報処理装置の動作中における装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグ等を行う処理は、ICE(インサーキットエミュレータ)を用い、ICEに開始ポイントを検出させた後に行うのが一般的であった。ICEを用いて、ハードウェアの動作解析、デバッグ等を行う場合、ユーザは、ICEをバスに接続し、CPUが発行するトランザクション(メモリやI/Oインターフェイスに接続したI/Oデバイスに対する読み出しや書き込み)の監視を行わせる。その際、ユーザは、トランザクションの内容(アドレス、データ、コマンド等)に一定の条件を決め、その条件をICEのレジスタに設定し、ICEに、設定した条件と一致するトランザクションをバス上に検出したときに割り込みを発生させる。前述の装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグ等を行う処理は、この割り込みを開始ポイントとすることにより、情報処理装置の動作解析あるいはデバッグを行うものである。
しかし、前述の方法は、ICEが接続されたバス上に流れるトランザクションだけが監視対象となるため、複数のバスを備える装置、例えば、CPU、メモリ、I/Oデバイスがそれぞれ別のバスに接続され、バスブリッジによりバス同士が接続されているような情報処理装置の1つのローカルバスにICEを接続した場合、ICEが接続されたバス上に流れるトランザクションしか監視することができず、例えば、I/Oデバイスが持つDMAコントローラからメモリに対するトランザクションを監視対象として検出し、割り込み処理を行ってデバッグ等を行うことができないという問題点を有している。
前述のような問題を解決するためのバス監視装置に関する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、バスブリッジにトランザクション検出装置を備え、このトランザクション検出装置を利用して、全てのトランザクションを監視対象とすることができるようにしたものである。
特開2006−113906号公報
しかし、前述した特許文献1に記載の従来技術は、バスを流れていくトランザクションを監視し、条件を満たすトランザクションを検出した後に割り込みを行うので、情報処理装置の動作解析、デバッグの実行が対象のトランザクションの後に限られることになり、あるトランザクションの処理前にメモリあるいはI/Oデバイスのレジスタの値を書き変えるようなトランザクションに先行する動作解析、デバッグを行うことができないという問題点を有している。
本発明の目的は、前述した従来技術の問題点を解決し、動作解析、デバッグ等の処理に対する開始ポイントをより柔軟に設定して、メモリあるいはI/Oデバイスのレジスタに対してリードあるいはライト等の割り込み処理を実行することにより、装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグ等を行うことができるようにした情報処理装置のトランザクション管理方法及び情報処理装置を提供することにある。
本発明によれば、前記目的は、複数のバスと、該複数のバスの全てに接続されたバスコントローラとを備える情報処理装置のトランザクション管理方法において、前記バスコントローラは、処理されるトランザクションの監視を行い、予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを検出したとき、検出したトランザクションの処理を行わず、そのトランザクションの発行元にトランザクションの再発行を繰り返させることによりトランザクションの処理を保留状態とし、その後、前記保留状態とされたトランザクションとは別のトランザクションの処理を実行し、別のトランザクションの処理の終了後、前記保留状態とされていたトランザクションの保留状態を解除し、解除したトランザクションの処理を行うようにトランザクションの管理を行うことにより達成される。
また、前記目的は、複数のバスと、該複数のバスの全てに接続されたバスコントローラとを備える情報処理装置において、前記バスコントローラは、前記複数のバス相互間でデータの送受信を行うトランザクション管理部と、トランザクションの内容に対して予め設定した所定の条件を記録するレジスタと、前記予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを、トランザクション管理部に検出させるトランザクション監視部と、該トランザクション監視部から前記予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを検出したことが通知されたとき、この通知をトリガとして前記トランザクションとは別のトランザクションの実行を制御するトランザクション制御部と、該トランザクション制御部が発行する別のトランザクションの内容を設定するレジスタ群とを備えて構成され、前記トランザクション管理部は、予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを検出したとき、検出したトランザクションの処理を行わず、そのトランザクションの発行元にトランザクションの再発行を繰り返させることによりトランザクションの処理を保留状態とし、前記トランザクション監視部を介して前記トランザクション制御部に所定の条件を満たすトランザクションを検出した通知を行うことにより達成される。
本発明によれば、複数のバスを持つ情報処理装置において、各バスに発行されるトランザクションが、予め設定した所定の条件を満たす場合に、そのトランザクションの処理を一旦停止させて割り込みを発生させることができ、この割り込みの発生をトリガとして、情報処理装置の動作解析、デバック等の処理のためのトランザクションを実行させることができ、柔軟なタイミングで情報処理装置の動作解析、デバック等を行うことができる。
以下、本発明による情報処理装置のトランザクション管理方法及び情報処理装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態による情報処理装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施形態による情報処理装置200は、図1に示すように、プロセッサバス230に接続された複数のCPU240、241と、メモリバス231に接続された複数のメモリ250、251と、I/Oバス232にI/Oインターフェイス260、261を介して接続された複数のI/Oデバイス290、291と、プロセッサバス230とメモリバス231とI/Oバス233とを制御するバスコントローラ210と、ボードマネージメントコントローラ(BMC)270とを備えて構成される。
バスコントローラ210は、トランザクション監視部(Tx監視部)211と、トランザクション制御部(Tx制御部)212と、トリガ レジスタ(Trig Reg)213と、実行フラグレジスタ(Flag Reg)214と、アドレスレジスタ(Addr Reg)215と、データレジスタ(Data Reg)216と、コマンドレジスタ(CMD Reg)217と、入出力制御部218と、トランザクション管理部(Tx管理部)100とを備えて構成されている。
前述において、Tx管理部100は、情報処理装置200内で処理される全てのトランザクションの管理を行うものであり、Tx制御部212は、本発明の実施形態において、通常のトランザクションの処理の途中で、Tx監視部211からの割り込み信号を受けて、Addr Reg215と、Data Reg216と、CMD Reg217とに記録された内容の別のトランザクション、例えば、情報処理装置の動作解析、デバック等を行うトランザクションを発行し、制御を行うものである。また、BMC270は、ユーザ端末280とバスコントローラ210との間の入出力制御を行っており、I/Oデバイス290、291は、それぞれ、レジスタ295、296及びDMAコントローラ298、299を備えて構成されている。メモリ250、251は、それぞれメモリコントローラ255、256を備え、メモリコントローラ255は、メモリコントローラの動作モードを設定するレジスタ258を備え、同様に、メモリコントローラ256は、メモリコントローラの動作モードを設定するレジスタ259を備えて構成されている。
図2は図1に示すTx管理部100の構成を示すブロック図である。Tx管理部100は、図2に示すように、各バス230〜232及びTx制御部212に接続されたコマンド制御部(CMD制御部)151〜154、アドレス制御部(Addr制御部)161〜164、データ制御部(Data制御部)171〜174と、アドレステーブル(Addr Table)180と、CMD制御部151〜154相互間の接続を制御するコマンドパススイッチ(CMD Path SW)185と、Addr制御部161〜164相互間の接続を制御するアドレスパススイッチ(Addr Path SW)186と、Data制御部171〜174相互間の接続を制御するデータパススイッチ(Data Path SW)187とを備えて構成される。
図3A、図3Bは前述した本発明の実施形態による情報処理装置が実施する通常のトランザクション処理の動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここで説明する処理の例は、情報処理装置200のCPU240、241またはDMAコントローラ295、296がバスマスタとなって、トランザクションを発行する場合の例であり、動作の一例として、CPU240がメモリ250に対してメモリリードを行うトランザクション処理を行うものとして、図1、図2をも参照しながら説明する。
(1)まず、アービトレーション・フェーズとしての処理を開始し、CPU240は、プロセッサバス230を使用するため、バスリクエストを発行し、バス制御権を取得することができるまでバスリクエストの発行を続ける(ステップ301、302)。
(2)バス制御権を取得することができた後、次に、アドレス・フェーズとしての処理を開始し、CPU240は、トランザクションとしてのコマンド(メモリリード)を制御バス111に発行し、アドレスをアドレスバス(Addr Bus)121に発行する(ステップ303)。
(3)Addr制御部161は、Addr Table180に記録されている先行のトランザクションが使用しているアドレスと、ステップ303の処理でCPU240から発行されたトランザクションのアドレスとを比較し、トランザクションのアドレスが使用中(アドレスコンフリクト)であるか否かを判定し、使用中で合った場合、CMD制御部151に報告する。CMD制御部151は、制御バス111にトランザクション発行のリトライ要求を出す。これにより、処理がステップ303に戻って、CPU240は、トランザクションのリトライを行う(ステップ304、303)。
(4)ステップ304の判定で、トランザクションのアドレスが使用中でなかった場合、あるいは、先行のトランザクションが終了してAddr Table180に記録されたアドレスが消去された場合、Addr制御部161は、アドレスコンフリクトがないことを確認して、アクセスするアドレスをAddr Table180に記録し、CMD制御部151は、制御バス111にコマンドの受信完了を示す信号を出力する(ステップ305)。
(5)Addr制御部161は、アドレスの値から接続先(メモリバス231)を判断し、CMD Path SW185がプロセッサバス230側のCMD制御部151とメモリバス231側のCMD制御部152とのパスを接続し、Addr Path SW186がプロセッサバス230側のAddr制御部161とメモリバス231側のAddr制御部162とのパスを接続する(ステップ306)。
(6)プロセッサバス230側のCMD制御部151は、メモリバス231側のCMD制御部152にコマンドを送信し、プロセッサバス230側のAddr制御部161は、メモリバス231側のAddr制御部162にアドレスを送信する(ステップ307)。
(7)その後、CMD Path SW185は、プロセッサバス230側のCMD制御部151とメモリバス231側のCMD制御部152のパスを切断し、Addr Path SW186は、プロセッサバス230側のAddr制御部161とメモリバス231側のAddr制御部162とのパスを切断する(ステップ308)。
(8)次に、メモリバス231側のCMD制御部152は、制御バス112上にコマンドを送信し、Addr制御部162は、Addr Bus122上にアドレスを送信する。これにより、メモリ250にコマンド及びアドレスが送られることになる。ここまでの処理で、アドレス・フェーズの処理が終了する(ステップ309)。
(9)次に、データ・フェーズの処理を開始し、ステップ309の処理で送信されてきたコマンドを制御バス112から受け取ったメモリ250は、Data Bus132上にアドレスの内容をデータとして出力する。このデータを、Data制御部172が受け取る(ステップ310)。
(10)その後、CMD Path SW185は、プロセッサバス230側のCMD制御部151とメモリバス231側のCMD制御部152とのパスを接続し、Data Path SW187は、プロセッサバス230側のData制御部171とメモリバス231側のData制御部172とのパスを接続する(ステップ311)。
(11)メモリバス231側のData制御部172は、ステップ310の処理で受け取ったデータをプロセッサバス230側のData制御部171に送信する。また、メモリバス231側のCMD制御部152は、プロセッサバス230側のCMD制御部151に終了信号を送信する(ステップ312)。
(12)CMD Path SW185は、プロセッサバス230側のCMD制御部151とメモリバス231側のCMD制御部152とのパスを切断し、Data Path SW187は、プロセッサバス230側のData制御部171とメモリバス231側のData制御部172とのパスを切断する(ステップ313)。
(13)プロセッサバス230側のData制御部171は、ステップ312の処理でメモリバス231側のData制御部172から送信されてきたデータを受け取って、Data Bus131に送信する。このデータは、CPU240により受け取られる。ここまでの処理で、データ・フェーズの処理が終了する(ステップ314)。
(14)最後に、トランザクション終了・フェーズの処理を開始し、プロセッサバス230側のアドレス制御部161は、Addr Table180に記録したアドレスを消去して、ここでの処理を終了する(ステップ315)。
図4A、図4Bは前述した本発明の実施形態による情報処理装置が実施する通常のトランザクション処理の動作を一旦停止し、その後に、情報処理装置の動作解析、デバック等のための別のトランザクションを実行する処理を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここで説明する処理の例は、前述で説明したCPU240がメモリ250に対してメモリリードを行うトランザクションを検出し、そのトランザクションを保留し、情報処理装置の動作解析のために、メモリ250のメモリコントローラ255の動作モードを変更するトランザクションとして、メモリコントローラ255のレジスタ258に対してレジスタライトを行うものとした例であり、図1、図2をも参照しながら説明する。
(1)まず、割り込み準備フェーズとして、割り込みの契機としたいトランザクションの内容(バスマスタ、コマンド、アドレス、データ等)に一定の条件を決める。これをトリガ条件とする。説明している例におけるトリガ条件は、バスマスタがCPU240、コマンドがメモリリード、アドレスがメモリリード対象のアドレスとなる。次に、割り込みを契機に実行される情報処理装置の動作解析、デバック等のためのトランザクションの内容を決定する。説明している例では、メモリコントローラ255のモード変更トランザクションとなるので、トランザクションのコマンドがレジスタライト、アドレスがメモリコントローラ255内のレジスタ258の設定対象のアドレス、データが動作モードの設定値となる。ユーザ端末280からトリガ条件とモード変更トランザクションの内容とが入力されると、その入力を受けたBMC270は、入出力制御部218を介してトリガ条件をTrig Reg213に、モード変更トランザクションのアドレスをAddr Reg215に、ライトの内容をData Reg216に、コマンド(メモリコントローラ255内のレジスタ258へのライト)と実行タイミング(トリガとする通常のトランザクションの処理前)とをCMD Reg217に設定する。そして、Tx監視部211は、設定されたトリガ条件をTx管理部100に送り、これを受けたTx管理部100は、プロセッサバス230側のCMD制御部151とAddr制御部161とに対してトリガ条件を設定する(ステップ401)。
(2)次に、トランザクション監視フェーズが開始される。すなわち、システムを起動しテスト環境が整った後、ユーザ端末280からトランザクション監視命令が入力される。トランザクション監視命令を受けたBMC270は、入出力制御部218を介してFlag Reg214をセットする。Tx監視部211は、Flag Reg214のセットを受けると、Tx管理部100に開始信号を送信する。これにより、Tx管理部100内のCMD制御部151とAddr制御部161とは、プロセッサバス230にCPU240から発行されるトランザクションの監視を開始する(ステップ402)。
(3)CMD制御部151とAddr制御部161とは、トリガ条件を満たすトランザクションの監視を続け、トリガ条件を満たすトランザクションを検出したとき、Tx監視部211を介してTx制御部212に、割り込み信号を送信する(ステップ403)。
(4)また、CMD制御部151は、制御バス111にトランザクションの再発行要求を、次のステップ405〜420の処理で説明する、割り込みを契機に実行されるトランザクションの終了まで出し続け、これを受けたCPU240は、トランザクションの発行を繰り返し、トランザクションの処理は保留状態となる(ステップ404)。
(5)次に、モード変更トランザクションフェーズを開始し、まず、アドレス・フェーズを実行する。すなわち、Tx制御部212は、ステップ403の処理で、Tx監視部211からトリガ条件を満たすトランザクション検出の割り込みを受けると、Addr Reg215に設定されたアドレスに対し、CMD Reg217の内容(メモリコントローラ255のレジスタ258に対するライト)のトランザクションを実行するため、バスリクエストを発行する(ステップ405)。
(6)Tx制御部212は、ステップ405でのバスリクエストの発行に対してバス制御権を取得できたか否かを判定し、バス制御権を取得できなかった場合、ステップ405からの処理に戻って、バスリクエストを発行する処理を続ける(ステップ406)。
(7)ステップ406での判定で、バス制御権を取得した場合、Tx制御部212は、モード変更トランザクションのコマンドと、アドレスとを発行する(ステップ407)。
(8)次に、Tx制御部212側のAddr制御部164は、Addr Bus124を介してTx制御部212から取り込んだモード変更トランザクションのアドレスとAddr Table180の内容との比較を行い、アドレスコンフリクトとなっているか否かを判定し、アドレスコンフリクトとなっていた場合、CMD制御部154にその旨を報告する。CMD制御部154は、Tx制御部212にトランザクションのリトライ要求を送信する。これにより処理がステップ407からの処理に戻って処理が続けられる(ステップ408)。
(9)ステップ408の判定で、アドレスコンフリクトがないことが確認できると、Addr制御部164は、アクセスするアドレスをAddr Table180に記録する。また、CMD制御部154は、制御バス114を介してTx制御部212にコマンドの受信完了の信号を送信する(ステップ409)。
(10)Addr制御部164は、アドレスの値から接続先(メモリバス231)を判断する。この判断結果を受けて、CMD Path SW185は、Tx制御部212側のCMD制御部154とメモリバス231側のCMD制御部152との間のパスを接続し、Addr Path SW186は、Tx制御部212側のAddr制御部164とメモリバス231側のAddr制御部162との間のパスを接続する(ステップ410)。
(11)次に、Tx制御部212側のCMD制御部154は、メモリバス231側のCMD制御部152にコマンドを送信し、Tx制御部212側のAddr制御部164は、メモリバス231側のAddr制御部162にアドレスを送信する(ステップ411)。
(12)その後、CMD Path SW185は、Tx制御部212側のCMD制御部154とメモリバス231側のCMD制御部152との間のパスを切断し、Addr Path SW186は、Tx制御部212側のAddr制御部164とメモリバス231側のAddr制御部162との間のパスを切断する(ステップ412)。
(13)メモリバス231側のCMD制御部152は、制御バス112上にコマンドを送信し、Addr制御部162は、Addr Bus122にアドレスを送信する。これらのコマンド及びアドレスは、メモリバス231を介してメモリ250に送信される(ステップ413)。
(14)次に、モード変更トランザクションのデータ・フェーズの処理に移行し、ステップ409の処理で、制御バス114を介してコマンドの受信完了の信号を受けたTx制御部212は、Data Reg216の内容をData Bus134に出力し、Data制御部174が、そのデータを受け取る(ステップ414)。
(15)その後、Data Path SW187は、Tx制御部212側のData制御部174とメモリバス231側のData制御部172との間のパスを接続する(ステップ415)。
(16)Tx制御部212側のData制御部174は、メモリバス231側のData制御部172にライト内容のデータを送信する(ステップ416)。
(17)次に、Data Path SW187は、Tx制御部212側のData制御部174とメモリバス231側のData制御部172との間のパスを切断する(ステップ417)。
(18)そして、メモリバス側のData制御部172は、Data Bus132にデータを送信する。ステップ413の処理で、制御バス112を介してコマンドを受け取っているメモリ250は、Data Bus132を介して受け取ったデータをメモリコントローラ255のレジスタ258にライトする。これにより、メモリコントローラ250の動作モードが変更される(ステップ418)。
(19)次に、モード変更トランザクション終了・フェーズの処理に移行し、アドレス制御部161は、Addr Table180に記録したアドレスを消去する(ステップ419)。
(20)その後、Tx制御部212は、BMC270を介してユーザ端末280にモード変更トランザクションの処理を終了したことを報告して、モード変更トランザクションの処理を終了する(ステップ420)。
(21)モード変更トランザクションの処理の終了後、プロセッサバス230側のCMD制御部151は、CPU240に対するリトライ要求を停止し、トランザクションの保留状態を解除する(ステップ421)。
(22)CPU240は、トランザクションの保留状態が解除されたことにより、トランザクションを再発行し、以後、通常のトランザクションの処理を続ける(ステップ422)。
前述した本発明の処理の例では、コマンドとアドレスとに割り込みのトリガ条件を設け、CPUのメモリリードを割り込みの契機としたが、Data制御部に対してトリガ条件を設定し、トランザクションのデータの内容を割り込みの契機とすることも可能である。
また、各バスに接続したCMD制御部、Addr制御部、Data制御部は、それぞれ同一の機能を持ち、説明した以外のバスマスタ(例えば、I/Oデバイス290のDMAコントローラ298等)が発行したトランザクションを割り込みの契機とすることができる。
前述した本発明の処理の例では、割り込みを契機に実行されるトランザクションは、メモリコントローラ255のレジスタ258を対象としたが、説明した以外の情報処理装置200内のアクセス可能なメモリ及びレジスタ(例えば、I/Oデバイス290、291のレジスタ295、296やバスコントローラ200内のレジスタ)をトランザクションの対象とすることができる。
前述した本発明の処理の例では、割り込みを契機に実行されるトランザクションの処理の間、トリガとする通常のトランザクションの処理を保留状態としたが、割り込みを契機に実行されるトランザクションの実行のタイミングを、トリガとする通常のトランザクションの処理後に設定することもでき、これにより、通常のトランザクションを発行したバスマスタに対するリトライ要求を出さず、通常のトランザクションの処理後に割り込みを契機に実行されるトランザクションの処理を行うことができる。
前述した本発明の実施形態によれば、複数のバスを備える情報処理装置において、各バスに接続されたバスコントローラを設け、トランザクションがトランザクション発行元のバスから発行先のバスに渡る前にそのトランザクションを一旦停止させ、トランザクション発行元に再発行を繰り返させることにより、トランザクションの処理を保留状態とさせることができる。そして、前述した本発明の実施形態は、この保留状態とされている間に、情報処理装置の装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグ等のための別のトランザクションを実行することができる。
これにより、本発明の実施形態によれば、トリガ条件を満たすトランザクションの処理前に、ユーザはメモリあるいはI/Oデバイスのレジスタの値を読み出す等の処理を行わせ、また、トリガ条件を満たすトランザクションだけメモリあるいはIOデバイスのレジスタの値を変更することができ、これらによって割り込み操作の柔軟性の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態による情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すTx管理部の構成を示すブロック図である。 情報処理装置が実施する通常のトランザクション処理の動作を説明するフローチャート(その1)である。 情報処理装置が実施する通常のトランザクション処理の動作を説明するフローチャート(その2)である。 情報処理装置が実施する通常のトランザクション処理の動作を一旦停止し、情報処理装置の動作解析、デバック等のための別のトランザクションを実行する処理を説明するフローチャート(その1)である。 情報処理装置が実施する通常のトランザクション処理の動作を一旦停止し、情報処理装置の動作解析、デバック等のための別のトランザクションを実行する処理を説明するフローチャート(その2)である。
符号の説明
100 トランザクション管理部(Tx管理部)
111 112 113 114 制御バス
121 122 123 124 アドレスバス(Addr Bus)
131 132 133 134 データバス(Data Bus)
151 152 153 154 コマンド制御部(CMD制御部)
161 162 163 164 アドレス制御部(Addr制御部)
171 172 173 174 データ制御部(Data制御部)
180 アドレステーブル(Addr Table)
185 コマンドパススイッチ(CMD Path SW)
186 アドレスパススイッチ(Addr Path SW)
187 データパススイッチ(Data Path SW)
200 情報処理装置
210 バスコントローラ
212 トランザクション制御部(Tx制御部)
213 トリガレジスタ(Taig Reg)
214 実行フラグレジスタ(Flag Reg)
215 アドレスレジスタ(Addr Reg)
216 データレジスタ(Data Reg)
217 コマンドレジスタ(CMD Reg)
218 入出力制御部
230 プロセッサバス
231 メモリバス
232 I/Oバス
240 241 CPU
250 251 メモリ
255、256 メモリコントローラ
258、259、295 296 レジスタ
260 261 I/Oインタフェース
270 ボードマネージメントコントローラ(BMC)
280 ユーザ端末
290 291 I/Oインタフェース
298 299 DMAコントローラ

Claims (8)

  1. 複数のバスと、該複数のバスの全てに接続されたバスコントローラとを備える情報処理装置のトランザクション管理方法において、
    前記バスコントローラは、処理されるトランザクションの監視を行い、予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを検出したとき、検出したトランザクションの処理を行わず、そのトランザクションの発行元にトランザクションの再発行を繰り返させることによりトランザクションの処理を保留状態とし、その後、前記保留状態とされたトランザクションとは別のトランザクションの処理を実行し、別のトランザクションの処理の終了後、前記保留状態とされていたトランザクションの保留状態を解除し、解除したトランザクションの処理を行うようにトランザクションの管理を行うことを特徴とする情報処理装置のトランザクション管理方法。
  2. 前記別のトランザクションは、情報処理装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグを行うためのトランザクションであることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置のトランザクション管理方法。
  3. 前記別のトランザクションは、前記保留状態とされたトランザクションの処理の直前に実行されることを特徴とする請求項1または2記載の情報処理装置のトランザクション管理方法。
  4. 前記所定の条件は、トランザクションに含まれるバスマスタ、コマンド、アドレスの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1、2または3記載の情報処理装置のトランザクション管理方法。
  5. 複数のバスと、該複数のバスの全てに接続されたバスコントローラとを備える情報処理装置において、
    前記バスコントローラは、前記複数のバス相互間でデータの送受信を行うトランザクション管理部と、トランザクションの内容に対してる予め設定した所定の条件を記録するレジスタと、前記予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを、トランザクション管理部に検出させるトランザクション監視部と、該トランザクション監視部から前記予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを検出したことが通知されたとき、この通知をトリガとして前記トランザクションとは別のトランザクションの実行を制御するトランザクション制御部と、該トランザクション制御部が発行する別のトランザクションの内容を設定するレジスタ群とを備えて構成され、
    前記トランザクション管理部は、予め設定した所定の条件を満たすトランザクションを検出したとき、検出したトランザクションの処理を行わず、そのトランザクションの発行元にトランザクションの再発行を繰り返させることによりトランザクションの処理を保留状態とし、前記トランザクション監視部を介して前記トランザクション制御部に所定の条件を満たすトランザクションを検出した通知を行うことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記トランザクション管理部は、前記別のトランザクションの処理の終了後、前記保留状態とされていたトランザクションの保留状態を解除し、解除したトランザクションの処理を行うことを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
  7. 前記別のトランザクションは、情報処理装置内部のハードウェアの動作解析、デバッグを行うためのトランザクションであることを特徴とする請求項5または6記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の条件は、トランザクションに含まれるバスマスタ、コマンド、アドレスの少なくとも1つであることを特徴とする請求項5、6または7記載の情報処理装置。
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