JP4891959B2 - 移動通信システム、無線基地局制御装置、無線端末装置、および移動通信システム用プログラム - Google Patents

移動通信システム、無線基地局制御装置、無線端末装置、および移動通信システム用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線基地局装置と無線基地局制御装置を備える移動通信システムにおける無線端末装置のハンドオーバに関する。
現在の移動通信システムは複数の無線基地局装置を有し、各無線基地局は無線端末装置と通信が可能なエリアを有し、ある無線端末装置が、通信している無線基地局装置のエリア外へ移動する場合、無線端末装置は、通信可能なエリアを有する他の無線基地局装置へ、無線基地局装置の切り替えを行う。これをハンドオーバという。
PHS等の移動通信システムでは、無線基地局装置を設置する際に、置局設計を行っておらず、基地局が自律で干渉を回避して通信する方式が採用されている。この方式の場合、その性質上無線基地局や無線基地局制御装置は無線端末装置の絶対位置を把握しておらず、そのため、無線端末装置の移動に伴うハンドオーバを行う際は、無線端末装置が通信劣化を判断して、無線端末装置から無線基地局装置へ再発呼を行う無線端末装置主導のハンドオーバ方式を採用している。(例えば、特許文献1。)そのため、無線端末装置はハンドオーバ先とする他の無線基地局装置にハンドオーバ要求を送信する。その無線基地局装置と無線端末装置とが呼接続されている電波の強度やその無線基地局装置の残リソースによってハンドオーバ可能か不可能かが決定されるため、ハンドオーバ先無線基地局が決定できない場合は繰り返し無線基地局装置へハンドオーバ要求をしなくてはならず、ハンドオーバ要求からハンドオーバ成功までに長い時間がかかる。
従って、ハンドオーバは無線端末装置の電波強度受信感度やハンドオーバ先を探索してハンドオーバ要求する機能など個々の無線端末装置の性能に大きく依存するため、無線端末装置が高速な移動を行う場合はハンドオーバが遅れ通信が切れてしまうという問題が発生する。
特開2005−27119号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、ハンドオーバ先無線基地局装置の決定を移動通信システムに備えられた無線基地局制御装置が行うことにより、ハンドオーバ要求からハンドオーバが成功するまでの時間を短縮し、高速なハンドオーバが可能な移動通信システム、無線基地局制御装置、無線端末装置、および移動通信システム用プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による移動通信システムは、無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、前記無線基地局装置に接続される無線基地局制御装置とを有する移動通信システムであって、前記無線基地局制御装置は、前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段とを具備することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明による無線基地局制御装置は、無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、前記複数の無線基地局装置に接続される無線基地局制御装置を有する移動通信システムの無線基地局制御装置であって、前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明による移動通信システム用プログラムは、移動通信システムに備えられる無線基地局制御装置において用いられるプログラムであって、無線端末装置のハンドオーバ履歴を基地局位置情報として、基地局位置情報テーブルに記憶する基地局情報管理機能と、前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出機能と、前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出機能と、前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき、前記基地局情報管理機能によって記憶された前記基地局位置情報を基に前記無線端末装置のハンドオーバ先基地局装置を決定するハンドオーバ先無線基地局装置決定機能と、前記ハンドオーバ先無線基地局装置決定機能によって決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づき前記無線端末装置に対して前記無線基地局装置へハンドオーバすることを指示するハンドオーバ制御機能とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明による無線端末装置は、無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、 前記無線基地局装置を含む加入者網に接続され、前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段とを備える無線基地局制御装置とを有する移動通信システムと通信する無線端末装置であって、前記無線基地局制御装置により選択されたハンドオーバ先となる無線基地局装置の情報を含むハンドオーバを指示する通知を受信する受信手段と、前記受信手段で受信したハンドオーバを指示する通知に含まれる無線基地局装置の情報を基に、前記無線基地局装置へハンドオーバを要求する呼接続手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、無線端末装置ではなく無線基地局制御装置がハンドオーバ先の無線基地局装置を決定し、無線端末装置に対してハンドオーバ先を指示してハンドオーバを行うことにより、ハンドオーバ要求からハンドオーバが成功するまでの時間を短縮可能で、高速なハンドオーバを実現することができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る移動通信システムSの実施の形態を示すシステム全体図である。図1において、IP網2と公衆網3に無線基地局制御装置1が接続され、無線端末装置PSと通信する移動通信システムSを実現するために、無線基地局制御装置1に無線基地局装置CSが接続される。無線端末装置PSは、無線プロトコルを介して無線基地局装置CSと接続し、無線基地局装置CSを制御する無線基地局制御装置1を通して、携帯電話やPHSなどの無線端末装置PSや固定電話機5との通信やインターネット4との接続を行う。この無線端末装置PSは、パソコンやPDAなど各種コンピュータに接続されていてもよい。
図2は、移動通信システムSに備えられた無線基地局制御装置1の構成を示すブロック図である。
無線基地局制御装置1には、送受信部P11、CPU P12、メモリP13が備えられている。CPU P12には、送受信部P11で受信したデータを処理する受信データ処理部P12aと、ハンドオーバ先の無線基地局装置CSを選択する処理を行うハンドオーバ先無線基地局装置選択部P12bとが備えられている。メモリP13には、ハンドオーバ先無線基地局装置選択部P12bがハンドオーバ先の無線基地局装置CSを選択する際に参照する、無線基地局装置CS同士の位置関係に関わる情報を示すCS位置情報テーブル10を記憶するCS位置情報テーブル記憶部P13aと、夫々の無線基地局装置CSの無線リソースがどれだけ残っているかを示すCS残リソースを示すCS残リソーステーブルを記憶するCS残リソーステーブル記憶部P13bとが備えられている。
送受信部P11が無線基地局装置CSからデータを受信すると、受信データは受信データ処理部P12aへデータが送られ処理される。受信データがハンドオーバを実施すべき情報を含んでいる場合には、ハンドオーバ先無線基地局装置選択部P12bがメモリP13に記憶されているCS位置情報テーブル記憶部P13aを参照して無線端末装置PSのハンドオーバ先無線基地局装置CSを導出するようになっている。
図3は、移動通信システムSの一実施の形態を示すシステム構成手段の機能ブロック図である。本実施例では、無線基地局制御装置1がハンドオーバ契機を検出する場合について説明する。
図3において、無線端末装置PSには、呼を接続するための呼接続手段6および無線基地局装置CSから送られてくる情報を受信する受信手段6aが設けられている。無線基地局制御装置1には、呼を接続するための呼接続手段6、ハンドオーバの契機を検出するハンドオーバ契機検出手段8、ハンドオーバ先を導出しハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段9、無線基地局装置の隣接基地局装置の位置情報を記憶するCS位置情報テーブル10、およびCS位置情報テーブルやCS残リソーステーブルを更新する等の管理を行うCS情報管理手段11が設けられている。無線基地局装置CSには呼を接続するための呼接続手段6、および無線端末装置PSからの電波強度を計測する電波強度計測手段7が設けられる。無線基地局制御装置1に、ハンドオーバ契機検出手段8、およびハンドオーバ制御手段9が設けられているため、無線基地局制御装置1の主導により無線端末装置のハンドオーバを実現することができるようになっている。無線基地局制御装置1と無線基地局装置CSの間の接続は、本実施例では有線で接続されているが無線で接続されていてもよい。本実施例の無線基地局制御装置1は、ゲートウェイ装置を用いて構成することができる。
図4および図5を参照して、の無線基地局制御装置1に備えられたCS位置情報テーブル10の一例について説明する。
図4は、無線基地局装置CS同士の位置関係に係る情報であるCS位置情報が、ハンドオーバ先として選択された無線基地局装置CSの選択率で表記したものである。図4の一列目には、ハンドオーバ元の無線基地局装置CSが表記され、二列目以降には、ハンドオーバ元の無線基地局装置CSからハンドオーバする際に、ハンドオーバ先として選択された無線基地局装置CSとその選択率を表記したものである。このCS位置情報は、無線基地局装置CSの選択率の高い順にハンドオーバ先候補として並べてある。
例えば、ハンドオーバ元無線基地局装置が無線基地局装置CS1の場合、ハンドオーバ先として第一候補となっている無線基地局装置は、無線基地局装置CS2であり、無線基地局装置CS1からハンドオーバする際に、ハンドオーバ先として無線基地局装置CS2が選択された割合である選択率が、40%であることが示されている。また、第二候補として、選択率33%である無線基地局装置CS3が示されている。第三候補は、選択率20%の無線基地局装置CS4、第四候補は、選択率7%の無線基地局装置CS5と示されている。なお、ハンドオーバ元無線基地局装置が無線基地局装置CS2、…、CSnの場合も、ハンドオーバ元無線基地局装置が無線基地局装置CS1の場合と同様に、ハンドオーバ先候補の無線基地局装置CSがその選択率と共に示されているものである。
なお、このCS位置情報テーブルは、ハンドオーバが成功する度に、成功したハンドオーバの情報を含めた情報にするため、CS情報管理手段11によって更新されるようになっている。
図5は、無線基地局装置CS同士の位置関係に係る情報であるCS位置情報が、ハンドオーバ先として選択された無線基地局装置CSの選択回数で表記したものである。図5の一列目には、ハンドオーバ元の無線基地局装置CSが表記され、二列目以降には、ハンドオーバ元の無線基地局装置CSからハンドオーバする際に、ハンドオーバ先として選択された無線基地局装置CSとその選択回数を表記したものである。このCS位置情報は、無線基地局装置CSの選択回数の高い順にハンドオーバ先候補として並べてある。
例えば、ハンドオーバ元無線基地局装置が無線基地局装置CS1の場合、ハンドオーバ先として第一候補となっている無線基地局装置は、無線基地局装置CS2であり、無線基地局装置CS1からハンドオーバする際に、ハンドオーバ先として無線基地局装置CS2が選択された回数である選択回数が、96回であることが示されている。また、第二候補として、選択回数71回である無線基地局装置CS3が示されている。第三候補は、選択回数28回の無線基地局装置CS4、第四候補は、選択回数11回の無線基地局装置CS5と示されている。なお、ハンドオーバ元無線基地局装置が無線基地局装置CS2、…、CSnの場合も、ハンドオーバ元無線基地局装置が無線基地局装置CS1の場合と同様に、ハンドオーバ先候補の無線基地局装置CSがその選択回数と共に示されているものである。
なお、このCS位置情報テーブルは、図4と同様に、ハンドオーバが成功する度に、成功したハンドオーバの情報を含めた情報にするためCS情報管理手段11によって更新されるようになっている。
なお、CS位置情報テーブル10は、ハンドオーバ候補の無線基地局装置CSの情報と共に、その無線基地局装置CSの残りの無線リソースである残リソース数を記載するものであってもよい。
図6は、無線基地局制御装置1に備えられているCS残リソーステーブル記憶部P13bに記憶されているCS残リソーステーブルの一例を示したものである。
CS残リソーステーブルには、無線基地局制御装置1が制御する無線基地局装置CS毎に、無線基地局装置CSが無線端末装置PSに割当することができる無線リソースである残リソースが記憶されている。例えば、無線基地局装置CS1の残リソースは、30と示されている。これは、30台の無線端末装置PSへ割当することができる無線リソースであることを示している。また、無線基地局装置CS2の残リソースは無線端末装置PSの25台分、無線基地局装置CS3の残リソースは無線端末装置PSの4台分である。その他の無線基地局装置CSについても、同様に表記する。
なお、この残リソースの表記方法は、割当することができる無線端末装置PSの数だけに限定するものではなく、無線リソースを例えばMbps等の単位で表記してもよい。
次に、図7を参照して、移動通信システムS全体の処理について説明する。図7は、無線基地局制御装置1がハンドオーバ契機を検出してハンドオーバ先を導出する処理について示したシーケンス図である。
無線基地局装置CS1と無線端末装置PSとが、無線基地局装置CS1と無線基地局制御装置とが、それぞれ呼接続されているとき(S101、S102)、無線基地局装置CS1が受信する無線端末装置PSの電波強度を無線基地局装置CS1が計測する。電波強度計測手段7によって計測された電波強度のデータは無線基地局制御装置1へ送られ(S103、S104)、無線基地局制御装置1に備えられたハンドオーバ契機検出手段8によってハンドオーバの契機を検出する。
ハンドオーバ契機検出手段8は、ハンドオーバの契機である第一の電波強度閾値を下回ったか否かを判断し、下回ったと判断するとハンドオーバ契機を検出したことをハンドオーバ制御手段9へ送信する。第一の電波強度閾値の使用法としては、第一の電波強度閾値以下であっても第一の電波強度閾値未満であってもよい。(以降、電波強度閾値の使用法は同義とする。)
ハンドオーバ契機を検出したハンドオーバ制御手段は、CS位置情報テーブル10を参照して、第一候補の無線基地局装置CS、すなわち選択率が高いまたは選択回数が多い無線基地局装置CSを選択し、更にCS残リソーステーブルを参照して、残リソースが有ることを確認してハンドオーバ先無線基地局装置CSを決定する(S105)。
本実施例ではハンドオーバ先としてCS位置情報テーブル10を参照して最も選択率が高い(または選択回数が多い)無線基地局装置CS2が選択され、CS残リソーステーブルを参照してその無線基地局装置CS2の残リソースが有ることが確認され、無線基地局装置CS2がハンドオーバ先として決定される。ここで、残リソースが無い場合には、CS位置情報テーブル10を参照して、次に選択率の高い(または選択回数の多い)無線基地局装置CS3が選択され、CS残リソーステーブルを参照して無線基地局装置CS3の残リソースが有ることを確認して無線基地局装置CS3がハンドオーバ先として決定される。
無線基地局制御装置1は、無線基地局装置CS2へハンドオーバすることを無線端末装置PSへ指示し(S106)、無線端末装置PSは無線基地局装置CS2へ接続要求する(S107)。この要求を受信した無線基地局装置CS2は、無線端末装置PSへ接続応答を送信し(S108)、無線端末装置PSと無線基地局装置CS2との呼が接続される。このとき、無線基地局制御装置1と無線基地局装置CS2の呼接続もされ(S110)、無線基地局装置CS2は無線基地局制御装置1へハンドオーバ成功通知を送信する(S111)。ハンドオーバ成功通知を無線基地局制御装置1が受信すると、CS位置情報テーブル10に記載されている無線基地局装置CS1から無線基地局装置CS2へのハンドオーバに関するCS位置情報(選択率または選択回数)の数値をCS情報管理手段11が更新し、数値の高い順に並べ替える。また、このハンドオーバに伴ってハンドオーバ前の無線基地局装置CS1の残リソースとハンドオーバ後の無線基地局装置CS2の残リソースが変化するので、CS情報管理手段11はCS残リソーステーブルの数値も更新する。
なお、本実施例では無線基地局制御装置1が主導してハンドオーバ先を決定するようにしているが、既存の移動通信システムで行われているように、無線端末装置PSが受信した電波強度の最も強い無線基地局装置CSへハンドオーバ要求を通知して、無線端末装置PS主導でのハンドオーバが併用されてもよい。この場合は、CS位置情報テーブル10に記載されていない無線基地局装置CSへハンドオーバする場合がある。このようにCS位置情報テーブル10に記載されていない場合には、ハンドオーバ先の無線基地局装置CSに関するCS位置情報をCS位置情報テーブル10の候補の最後に追加することで、CS位置情報テーブル10を更新する。
図8は、無線基地局制御装置1が行うハンドオーバ先を決定する処理を示すフローチャートである。
無線基地局制御装置1に備えられた送受信部P11が、無線端末装置PSと無線基地局装置CS1とを呼接続する電波の強度を受信すると、受信データ処理部P12aへデータが送られ、ハンドオーバ契機検出手段によって、第一の電波強度閾値を下回ったか否かを判断し、ハンドオーバ契機となったことを検出する(F101)。ハンドオーバ契機を検出すると、CPU P12に備えられたハンドオーバ先無線基地局装置選択部P12bがメモリP13に記憶されたCS位置情報テーブル10を参照して、無線端末装置PSのハンドオーバ先無線基地局装置CSを選択し、CS残リソーステーブルを参照して、ハンドオーバ先無線基地局装置CSの残リソースが有ることを確認してハンドオーバ先無線基地局装置CSを決定する。(F102)。
なお、ハンドオーバ先無線基地局装置CSの導出は、図4または図5に例を示したCS位置情報テーブル10に記載のハンドオーバ可能な複数の無線基地局装置CSを選択し、さらにCS残リソーステーブルを参照してCS位置情報テーブル10から選択したハンドオーバ可能な無線基地局装置CSのうち残リソースの最も多い無線基地局装置CSを選択することによって決定してもよい。
処理F102において無線端末装置PSのハンドオーバ先無線基地局装置CSが決定されると(例えば、ハンドオーバ先無線基地局装置をCS2とする)、無線端末装置PSに対し、送受信部P11を介して無線基地局装置CS2へハンドオーバすることを指示する(F103)。その後、無線基地局制御装置1に備えられた呼接続手段6は、ハンドオーバ先無線基地局装置CS2と無線基地局制御装置との呼接続処理を行い(F104)、無線端末装置PSと無線基地局装置CS2との呼が接続されると、無線基地局装置CS2からハンドオーバ成功通知を送受信部P11が受信する(F105)。
ハンドオーバ先無線基地局装置CS2が、CS位置情報テーブル10に記載されているかを判断し(F106)、記載されていれば、CS位置情報テーブル10の該当無線基地局情報(本実施例では無線基地局装置CS2の情報)の選択回数または選択率を更新し、その数値が高い順にソートする(F108)。記載されていなければ、選択回数または選択率の数値が高い順にソートされているCS位置情報テーブルの末尾に無線基地局装置CS2の情報を追加する(F107)。
なお、無線基地局装置CS2の情報追加は、テーブルの末尾でなくてもよく、その場合は情報追加後、選択回数または選択率の数値の高い順にソートする。CS位置情報が無線基地局装置CSの残リソース数であってもよく、その場合も、CS位置情報テーブルに記載されている場合は数値を更新して数値の高い順にソートし、CS位置情報テーブルに記載されていない場合は、CS位置情報テーブルの末尾に無線基地局装置CS2の情報を追加する。追加する際、CS位置情報テーブルの末尾でなくてもよく、その場合は情報の追加後に数値の高い順にソートする。CS位置情報テーブル10の更新後は、ハンドオーバ待機状態にする。
以上より、無線基地局制御装置1がハンドオーバ先無線基地局装置CSを選択して指示することにより、高速なハンドオーバが可能になるだけでなく、履歴が蓄積されるCS位置情報テーブルからハンドオーバ先無線基地局装置CSを選択して決定することすることにより、ハンドオーバ先を予測することができ、ハンドオーバ成功率が高まる。
また、ハンドオーバ先を無線基地局制御装置1が決定する際に、ハンドオーバ先として選択された無線基地局装置CSの残リソースを、CS残リソーステーブルを参照して残リソースが有ることを確認して無線基地局装置CSをハンドオーバ先と決定することにより、無線基地局装置CSのトラフィック増大を防いだり、リソース不足によるハンドオーバの失敗を防いだりすることも可能である。その結果として、ハンドオーバの成功率を高めることができる。
(変形例1−1) 実施例1では、無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する電波強度を計測し、計測した電波強度を無線基地局制御装置1へ通知して、無線基地局制御装置1がハンドオーバ契機を検出してハンドオーバ先を決定する場合を示した。しかし、ハンドオーバ契機の検出は、無線基地局装置CSが行ってもよい。
そのため、ここでは無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する電波強度を計測するとともにその電波強度によってハンドオーバ契機を検出する場合について説明する。
移動通信システムSの実施の形態を示すシステム全体図、無線基地局制御装置1の構成、CS位置情報テーブル10、およびCS残リソーステーブルは実施例1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
図9は、移動通信システムSの構成を示す機能ブロック図を示したものである。
図9において、無線端末装置PSには、呼を接続するための呼接続手段6および無線基地局装置CSから送られてくる情報を受信する受信手段6aが設けられている。無線基地局制御装置1には、呼を接続するための呼接続手段6と、ハンドオーバ先を決定しハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段9と、無線基地局装置の隣接基地局装置の位置情報を記憶するCS位置情報テーブル10と、CS位置情報テーブルやCS残リソーステーブルを更新する等の管理を行うCS情報管理手段11とが設けられ、無線基地局装置CSには呼を接続するための呼接続手段6と、無線端末装置PSからの電波強度を計測する電波強度計測手段7と、ハンドオーバの契機を検出するハンドオーバ契機検出手段8とが設けられ、無線基地局装置CSの主導により無線端末装置PSのハンドオーバを実現する。無線基地局装置1と無線基地局装置CSの間の接続は、本実施例では有線で接続されている(無線であってもよい)。本実施例の無線基地局制御装置1は、ゲートウェイ装置を用いて構成することができる。
図10は、図9に示したシステム構成におけるハンドオーバのシーケンスを示したものである。
無線基地局装置CS1と無線端末装置PSとが、無線基地局装置CS1と無線基地局制御装置とが、それぞれ呼接続されているとき(S201、S202)、無線基地局装置CS1が受信する無線端末装置PSの電波強度を無線基地局装置CS1が計測する。電波強度計測手段7によって計測された電波強度のデータより無線基地局装置CS1に備えられたハンドオーバ契機検出手段8によって第一の電波強度閾値を下回った(S203)か否かを判断し、ハンドオーバの契機を検出する。無線基地局装置CS1は、受信する無線端末装置PSの電波強度低下によるハンドオーバ契機を検出したことを示すデータを無線基地局制御装置1へ送信する(S204)。
無線基地局制御装置1がハンドオーバ契機を検出したことを示すデータを受信した後は、実施例1の処理S105から処理S112までと同様の処理S215から処理S212を行う。
以上のように、実施例1と同様に、無線基地局制御装置1がハンドオーバ先CSハンドオーバを決定して指示することにより、高速なハンドオーバが可能になるだけでなく、履歴が蓄積されるCS位置情報テーブルからハンドオーバ先無線基地局装置CSを選択して決定することすることにより、ハンドオーバ先を予測することができ、ハンドオーバ成功率が高まる。
また、ハンドオーバ先を無線基地局制御装置1が決定する際に、ハンドオーバ先として選択された無線基地局装置CSの残リソースを、CS残リソーステーブルを参照して残リソースが有ることを確認して無線基地局装置CSをハンドオーバ先と決定することにより、無線基地局装置CSのトラフィック増大を防いだり、リソース不足によるハンドオーバの失敗を防いだりすることも可能である。その結果として、ハンドオーバの成功率を高めることができる。
(変形例1−2)
変形例1−1では、無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する電波強度を計測するとともにその電波強度によってハンドオーバ契機を検出する場合について示した。しかし、ハンドオーバ契機の検出は、無線端末装置PSが行ってもよい。
そのため、ここでは無線端末装置PSが無線基地局装置CSから受信する電波強度を計測するとともにその電波強度によってハンドオーバ契機を検出し、無線基地局装置CSを介して無線基地局制御装置へハンドオーバ契機を検出したことを通知する場合について説明する。
移動通信システムSの実施の形態を示すシステム全体図、無線基地局制御装置1の構成、CS位置情報テーブル10、およびCS残リソーステーブルは実施例1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。
図11は、移動通信システムSの構成を示す機能ブロック図を示したものである。
図11において、無線端末装置PSには、呼を接続するための呼接続手段6と、無線基地局装置CSから送られてくる情報を受信する受信手段6aと、無線基地局装置CSから受信する電波の強度を計測する電波強度計測手段7と、ハンドオーバの契機を検出するハンドオーバ契機検出手段8とが設けられ、無線基地局制御装置1には、呼を接続するための呼接続手段6と、ハンドオーバ先を決定しハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段9とが設けられ、無線基地局装置CSには呼を接続するための呼接続手段6が設けられ、無線端末装置PSが自らの無線端末装置PSのハンドオーバ契機を検出し、ハンドオーバ先を無線基地局制御装置1が決定して指示することでハンドオーバを実現する。無線基地局装置1と無線基地局装置CSの間の接続は、本実施例では有線で接続されている(無線であってもよい)。本実施例の無線基地局制御装置1は、ゲートウェイ装置を用いて構成することができる。
図12は、図11に示したシステム構成におけるハンドオーバのシーケンスを示したものである。
無線基地局装置CS1と無線端末装置PSとが、無線基地局装置CS1と無線基地局制御装置とが、それぞれ呼接続されているとき(S301、S302)、無線端末装置PSが無線基地局装置CS1から受信する電波の強度を計測する。ハンドオーバ契機検出手段8は、電波強度計測手段7によって計測された電波強度のデータが第一の電波強度閾値を下回った(S303)か否かを判断し、ハンドオーバの契機を検出する。無線端末装置PSは、ハンドオーバ契機を検出したことを示すデータを無線基地局装置CS1を介して無線基地局制御装置1へ送信する(S304)。
無線基地局制御装置1がハンドオーバ契機を検出したことを示すデータを受信した後は、実施例1の処理S105から処理S112までと同様の処理S305から処理S312を行う。
以上のように、無線端末装置PSが受信する無線基地局装置CS1からの電波の強度によって無線端末装置PSがハンドオーバ契機を検出しても、実施例1と同様にハンドオーバ先を無線基地局制御装置1が選択して決定しハンドオーバを指示することで、高速なハンドオーバが実現可能である。
実施例1では、無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する電波の強度を計測し、計測した電波強度を無線基地局制御装置1へ通知して、無線基地局制御装置1がハンドオーバ契機を検出してハンドオーバ先を決定する場合を示した。しかし、ハンドオーバを実施するハンドオーバ契機を検出してからハンドオーバ先の決定を行うのでは、ハンドオーバ処理に時間がかかる。
そのため、実施例2では無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する電波の強度を計測し、ハンドオーバを実施する電波強度よりも若干高い電波強度まで低下した場合に、ハンドオーバを準備しておく場合について説明する。
移動通信システムSの実施の形態を示すシステム全体図、無線基地局制御装置1の構成、CS位置情報テーブル10、およびCS残リソーステーブルは実施例1と同様であり、同一符号を付して説明を省略する。また、システム構成については、図3または図9と同様であり、ハンドオーバ契機検出手段8は、電波強度に応じてハンドオーバを準備する契機(ハンドオーバ準備契機)も検出する。
図13に本発明の一実施例である無線基地局装置CSが受信する無線端末装置PSの電波の強度とハンドオーバの関係を示す。
縦軸は無線基地局装置CSが受信する無線端末装置PSからの電波強度であり、横軸は時間を示している。無線端末装置PSが無線基地局装置CSから遠ざかるような移動に伴い、無線基地局装置CSが受信する無線端末装置PSからの電波強度は図13に示すように低下する。無線基地局装置CSが受信する無線端末装置PSからの電波強度が、ハンドオーバを実施する必要がある電波強度(ハンドオーバ実施電波強度)まで低下すると、ハンドオーバ契機を検出するようになっている。また、ハンドオーバを実施する電波強度より若干高い電波強度(ハンドオーバ準備電波強度)まで低下したことを無線基地局装置CSが検出すると、無線基地局制御装置1とハンドオーバ先の無線基地局装置CSとの間の呼接続を開始するようになっている。
次に、図13および図14を参照して、ハンドオーバを予測してハンドオーバするまでの、無線基地局制御装置1と無線基地局装置CS2との呼接続を含めたシーケンスを示す。
図14は、ハンドオーバ契機およびハンドオーバ準備契機の検出を、無線基地局装置CSが行う場合、すなわち、図9に示したシステム構成の場合である。
まず、図13に示すようにハンドオーバを実施する電波強度閾値より若干強いレベルにハンドオーバ準備値である第二の電波強度閾値(ハンドオーバ準備電波強度)を設け、電波強度が第二の電波強度閾値を下回る(S403)と、無線基地局装置CSに備えられたハンドオーバ契機検出手段8は無線端末装置PSの電波強度が第二の電波強度閾値を下回ったことの通知を無線基地局制御装置1へ通知する(S404)。無線基地局制御装置1がその通知を受信すると、CS位置情報テーブルを参照して選択し、ハンドオーバ先無線基地局CSを決定する(S405)。本実施例では、ハンドオーバ先が無線基地局装置CS2であるとして説明する。
決定されたハンドオーバ先である無線基地局装置CS2と無線基地局制御装置1との間の呼接続を開始させる要求を無線基地局装置CS2へ送信(S406)し、無線基地局装置CS2はその要求に応じたことの通知を無線基地局制御装置へ送信(S407)し、無線基地局装置CS2と無線基地局制御装置1との呼が接続される(S408)。第二の電波強度閾値の使用法としては、実施例1で述べた第一の電波強度閾値と同様に、第二の電波強度閾値以下または第二の電波強度閾値未満であることで判断してもよい。無線基地局装置CS1が受信する無線端末装置PSの電波強度が第一の電波強度閾値(ハンドオーバ実施電波)を下回る(S409)と、第一の電波強度閾値を下回り、ハンドオーバ契機を検出したことの通知を無線基地局装置CS1から無線基地局制御装置1へ通知する(S410)。
無線基地局制御装置1は、ハンドオーバ契機になったことの通知を受信すると、無線端末装置PSに対し無線基地局装置CS2へハンドオーバすることを指示する(S411)。ハンドオーバを指示された無線端末装置PSは、無線基地局装置CS2に接続要求(S412)をし、それを受信した無線基地局装置CS2は接続を応答した通知を無線端末装置PSへ送信し(S413)、無線端末装置PSと無線基地局装置CS2との呼が接続される(S414)。すると、無線基地局装置CS2は無線基地局制御装置1へハンドオーバ成功通知を送信する(S415)。ハンドオーバ成功通知を無線基地局制御装置が受信すると、実施例1と同様にCS情報管理手段11によってCS位置情報テーブルが更新される(S416)。
なお、ここでは図9のシステム構成の場合についてシーケンスを説明したが、図3のシステム構成の場合、すなわち、ハンドオーバ契機検出手段8が無線基地局制御装置1に備えられている場合は、処理S404、S405、S410以外の処理は図9のシステム構成の場合のシーケンスと同様である。ハンドオーバ契機検出手段8が無線基地局制御装置1に備えられている場合、処理S404では、無線基地局装置CSが計測した無線端末装置PSからの電波の強度を無線基地局制御装置1へ通知する。処理S405では、通知された電波強度によってハンドオーバ契機を検出し、ハンドオーバ先を決定する。処理410では、無線基地局装置CSが計測した無線端末装置PSからの電波の強度を無線基地局制御装置1へ通知する。
図15は、無線基地局制御装置1が行うハンドオーバ先を決定する処理を示すフローチャートである。
無線端末装置PSと無線基地局装置CS1とを呼接続する電波強度が、図13に示す第一の電波強度より若干高い値である第二の電波強度閾値を下回り、ハンドオーバ準備契機となったことを無線基地局制御装置1の送受信部P11が受信(F201)すると、受信データ処理部P12aへデータが送られ、ハンドオーバ先無線基地局装置選択部P12bはメモリP13に記憶されているCS位置情報テーブル10を参照して無線端末装置PSのハンドオーバ先無線基地局装置CSを決定する(F202)。例えば、ハンドオーバ先が無線基地局装置CS2に決定されたとすると、無線基地局装置CS2と無線基地局制御装置1との呼を接続する(F203)。その後、無線基地局装置CS1が受信する無線端末装置PSの電波強度が第一の電波強度閾値を下回り、ハンドオーバ契機となったことを受信する(F204)と、無線端末装置PSに対し無線基地局装置CS2へハンドオーバすることを送受信部P11を介して指示する(F205)。ハンドオーバ成功通知を無線基地局装置CS2から送受信部P11を介して受信する(F206)と、無線基地局装置CS2の情報がCS位置情報テーブル10に記載されているか判断(F207)する。以降の手順は、実施例1で説明した図8の処理F108以降と同様である。
(変形例2−1)
実施例2では、ハンドオーバ契機およびハンドオーバ準備契機の検出を無線基地局装置CSまたは無線基地局制御装置1が行う場合を示した。しかし、それらの検出は、無線端末装置PSで行うこともできる。
ここでは、ハンドオーバ契機およびハンドオーバ準備契機の検出を、無線端末装置PSが行う場合、すなわち、図11に示したシステム構成の場合について説明する。
図16は、ハンドオーバ契機およびハンドオーバ準備契機の検出を、無線端末装置PSが行う場合の移動通信システムSのシーケンス図である。
まず、図16に示すようにハンドオーバを実施する電波強度閾値より若干強いレベルにハンドオーバ準備値である第二の電波強度閾値を設け、電波強度が第二の電波強度閾値を下回る(S503)と、無線基地局装置CSからの電波の強度が第二の電波強度閾値を下回り、ハンドオーバ準備契機となったことの通知を無線基地局装置CSを介して無線基地局制御装置1へ送信する(S504)。無線基地局制御装置1がその通知を受信すると、CS位置情報テーブルを参照してハンドオーバ先の無線基地局装置CSを選択し、ハンドオーバ先無線基地局CSを決定する(S505)。本実施例では、ハンドオーバ先が無線基地局装置CS2であるものとする。
決定されたハンドオーバ先である無線基地局装置CS2と無線基地局制御装置1の間の呼接続を開始させる要求を無線基地局装置CS2へ送信(S506)し、その要求に応じたことの通知を無線基地局装置CS2は無線基地局制御装置へ送信(S507)し、無線基地局装置CS2と無線基地局制御装置1との呼が接続される(S508)。
無線端末装置PSが受信する無線基地局装置CS1からの電波の強度が第一の電波強度閾値を下回る(S509)と、ハンドオーバ契機となったことの通知を無線基地局装置CS1から無線基地局制御装置1へ送信する(S510)。無線基地局制御装置1は、ハンドオーバ契機となったことの通知を受信すると、無線端末装置PSに対し無線基地局装置CS2にハンドオーバせよと要求する(S511)。以降の処理は、実施例2の処理S412以降と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、無線基地局制御装置1がCS位置情報テーブルを参照してハンドオーバ先無線基地局装置CSを選択し、ハンドオーバ先を決定することによって高速なハンドオーバが可能になるだけでなく、ハンドオーバ準備を行うことで、ハンドオーバ実施時には予めハンドオーバ先である無線基地局装置CSと無線基地局制御装置1との間の接続がされており、従来技術や実施例1と比較して、ハンドオーバ要求からハンドオーバまで少ない手順でハンドオーバを実現できる。また、ハンドオーバ先の無線基地局装置CSをCS残リソーステーブルを参照して決定するため、更に高速なハンドオーバが可能であり、シームレスなハンドオーバを実現できる。
なお、本発明は、以上の構成に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、電波強度計測手段7は無線端末装置PSまたは無線基地局装置CSのどちらに備えられていてもよく、ハンドオーバ契機検出手段8は、無線端末装置PS、無線基地局装置CS、または無線基地局制御装置1の何れに備えられていてもよい。さらに、電波強度計測手段7とハンドオーバ契機検出手段8を備える装置の組み合わせは、上記の何れを組み合わせてもよい。加えて、実施例2では、ハンドオーバ準備契機の検出をハンドオーバ契機検出手段8が行うように構成したが、ハンドオーバ準備契機の検出は、ハンドオーバ契機検出手段8とは別に構成してもよく、ハンドオーバ準備契機の検出を行う手段とハンドオーバ契機検出手段8はとは、異なる装置に備えられていてもよい。
これらの他、実施例1および実施例2では、ハンドオーバ契機を判断する基準を、無線端末装置PSが無線基地局装置CSから受信する電波強度、または無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する電波強度として説明したが、この基準は、電波強度の代わりに、通信品質を示す指標であるエラーレートを用いてもよい。具体的には、無線端末装置PSが無線基地局装置CSから受信する信号のエラーレート、または無線基地局装置CSが無線端末装置PSから受信する信号のエラーレートであってもよい。この場合、無線基地局装置CSまたは無線端末装置PSに備えられている電波強度計測手段7は、エラーレート計測手段に置き換わり、ハンドオーバ契機検出手段8は、エラーレートが高くなるとハンドオーバ準備契機またはハンドオーバ契機となったことを判断する。このように、ハンドオーバ契機を判断する基準をエラーレートとすることによって、実際の通信品質に応じてハンドオーバが必要であるか否かを判断することができる。
本発明の一実施例に係るシステム構成図。 本発明の一実施例に係る移動通信システムの無線基地局制御装置の構成を示すブロック図。 本発明の一実施例に係るシステム構成手段の機能ブロック図。 本発明の一実施例に係る無線基地局制御装置に備えられた、CS位置情報がハンドオーバ選択率である場合のCS位置情報テーブルの一例。 本発明の一実施例に係る無線基地局制御装置に備えられた、CS位置情報がハンドオーバ選択回数である場合のCS位置情報テーブルの一例。 本発明の一実施例に係る無線基地局制御装置に備えられた、無線基地局装置の残リソースを示すCS残リソーステーブルの一例。 本発明の一実施例に係るハンドオーバ実施時のシーケンス図。 本発明の一実施例に係るハンドオーバ予測および実施の際の移動通信システム用プログラムのフローチャート 本発明の変形例1−1に係るシステム構成手段の機能ブロック図。 本発明の変形例1−1に係るハンドオーバ実施時のシーケンス図。 本発明の変形例1−2に係るシステム構成手段の機能ブロック図。 本発明の変形例1−2に係るハンドオーバ実施時のシーケンス図。 本発明の実施例2に係るPSからCSが受信する電波強度とハンドオーバの関係図。 本発明の実施例2に係るハンドオーバ実施の際の移動通信システム用プログラムのシーケンス図。 本発明の実施例2に係るハンドオーバ予測および実施の際の移動通信システム用プログラムのフローチャート。 本発明の変形例2−1に係るハンドオーバ実施の際の移動通信システム用プログラムのシーケンス図。
符号の説明
CS1、CS2、CS3、CSl、CSm、CSn、CSk…無線基地局装置、PS…無線端末装置、1…無線基地局制御装置、2…IP網、3…公衆網、4…インターネット、5…固定電話機、6…呼接続手段、6a…受信手段、7…電波強度計測手段、8…ハンドオーバ契機検出手段、9…ハンドオーバ制御手段、10…CS位置情報テーブル、11…CS情報管理手段、P12…CPU、P12a…受信データ処理部、P12b…ハンドオーバ先無線基地局装置選択部、P13…メモリ、P13a…CS位置情報テーブル記憶部、P13b…CS残リソーステーブル記憶部

Claims (20)

  1. 無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、前記無線基地局装置に接続される無線基地局制御装置とを有する移動通信システムであって、
    前記無線基地局制御装置は、
    前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段とを具備することを特徴とする移動通信システム。
  2. 無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、前記無線基地局装置に接続される無線基地局制御装置とを有する移動通信システムであって、
    前記無線基地局装置は、
    前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段とを備え、
    前記無線基地局制御装置は、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段とを具備することを特徴とする移動通信システム。
  3. 前記無線基地局制御装置は、
    前記無線基地局制御装置に接続される無線基地局装置毎に、前記無線端末装置のハンドオーバ履歴を基地局位置情報として記憶する基地局位置情報テーブルと、
    無線端末装置がハンドオーバするに伴って前記基地局位置情報テーブルを更新する基地局情報管理手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記基地局位置情報は、ハンドオーバ先に決定された無線基地局装置の選択率であり、
    前記ハンドオーバ制御手段は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、選択率が最も高い前記無線基地局装置を選択してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記基地局位置情報は、ハンドオーバ先に決定された無線基地局装置の選択回数であり、
    前記ハンドオーバ制御手段は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、選択回数が最も多い前記無線基地局装置を選択してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  6. 前記無線基地局制御装置は、
    前記無線基地局制御装置に接続される無線基地局装置毎に残りの無線リソースを記憶し前記基地局情報管理手段によって更新される基地局残リソーステーブルをさらに備え、
    前記ハンドオーバ制御手段は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、ハンドオーバ先候補となる複数の無線基地局装置を選択し、前記基地局残リソーステーブルを参照して前記複数の無線基地局装置のうち、残リソースが最も多い無線基地局装置をハンドオーバ先と決定してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  7. 無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、前記複数の無線基地局装置に接続される無線基地局制御装置を有する移動通信システムの無線基地局制御装置であって、
    前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段を備えることを特徴とする無線基地局制御装置。
  8. 無線端末装置と無線通信を行うとともに、前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、を備える複数の無線基地局装置と、前記複数の無線基地局装置に接続される無線基地局制御装置を有する移動通信システムの無線基地局制御装置であって、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段を備えることを特徴とする無線基地局制御装置。
  9. 前記無線基地局制御装置に接続される無線基地局装置毎に、前記無線端末装置のハンドオーバ履歴を基地局位置情報として記憶する基地局位置情報テーブルと、
    無線端末装置がハンドオーバするに伴って前記基地局位置情報テーブルを更新する基地局情報管理手段と
    を備えることを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の無線基地局制御装置。
  10. 前記基地局位置情報は、ハンドオーバ先に決定された無線基地局装置の選択率であり、
    前記ハンドオーバ制御手段は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、選択率が最も高い前記無線基地局装置を選択してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項9に記載の無線基地局制御装置。
  11. 前記基地局位置情報は、ハンドオーバ先に決定された無線基地局装置の選択回数であり、
    前記ハンドオーバ制御手段は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、選択回数が最も多い前記無線基地局装置を選択してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項9に記載の無線基地局制御装置。
  12. 前記無線基地局制御装置に接続される無線基地局装置毎に残りの無線リソースを記憶し前記基地局情報管理手段によって更新される基地局残リソーステーブルをさらに備え、
    前記ハンドオーバ制御手段は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、ハンドオーバ先候補となる複数の無線基地局装置を選択し、前記基地局残リソーステーブルを参照して前記複数の無線基地局装置のうち、残リソースが最も多い無線基地局装置をハンドオーバ先と決定してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項9に記載の無線基地局制御装置。
  13. 移動通信システムに備えられる無線基地局制御装置において用いられるプログラムであって、
    無線端末装置のハンドオーバ履歴を基地局位置情報として、基地局位置情報テーブルに記憶する基地局情報管理機能と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出機能と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出機能と、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき、前記基地局情報管理機能によって記憶された前記基地局位置情報を基に前記無線端末装置のハンドオーバ先基地局装置を決定するハンドオーバ先無線基地局装置決定機能と、
    前記ハンドオーバ先無線基地局装置決定機能によって決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づき前記無線端末装置に対して前記無線基地局装置へハンドオーバすることを指示するハンドオーバ制御機能と
    を備えることを特徴とする移動通信システム用プログラム。
  14. 無線端末装置がハンドオーバする準備契機及び前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断する複数の無線基地局装置と、前記複数の無線基地局と通信する無線基地局制御装置とを有する移動通信システムの無線基地局制御装置において用いられるプログラムであって、
    無線端末装置のハンドオーバ履歴を基地局位置情報として、基地局位置情報テーブルに記憶する基地局情報管理機能と、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき、前記基地局情報管理機能によって記憶された前記基地局位置情報を基に前記無線端末装置のハンドオーバ先基地局装置を決定するハンドオーバ先無線基地局装置決定機能と、
    前記ハンドオーバ先無線基地局装置決定機能によって決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づき前記無線端末装置に対して前記無線基地局装置へハンドオーバすることを指示するハンドオーバ制御機能と
    を備えることを特徴とする移動通信システム用プログラム。
  15. 前記基地局位置情報は、ハンドオーバ先に決定された前記無線基地局装置の選択率であり、
    前記基地局情報管理機能によって前記基地局位置情報テーブルに記憶されたハンドオーバ先候補の前記無線基地局装置を前記選択率の高い順に並べる機能と
    を備え、
    前記基地局情報管理機能は、前記ハンドオーバ制御機能によってハンドオーバが成功すると、前記無線基地局装置の選択率を更新する機能を備えることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の移動通信システム用プログラム。
  16. 前記基地局位置情報は、ハンドオーバ先に決定された前記無線基地局装置の選択回数であり、
    前記基地局情報管理機能によって前記基地局位置情報テーブルに記憶されたハンドオーバ先候補の前記無線基地局装置を前記選択回数の多い順に並べる機能と
    を備え、
    前記基地局情報管理機能は、前記ハンドオーバ制御機能によってハンドオーバが成功すると、前記無線基地局装置の選択回数を更新する機能を備えることを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の移動通信システム用プログラム。
  17. 前記基地局情報管理機能は、前記無線基地局制御装置に接続される無線基地局装置毎に残りの無線リソースを記憶する基地局残リソーステーブルを更新し、
    前記ハンドオーバ制御機能は、前記基地局位置情報テーブルに記憶された、ハンドオーバ先候補となる複数の無線基地局装置を選択し、前記基地局残リソーステーブルを参照して前記複数の無線基地局装置のうち、残リソースが最も多い無線基地局装置をハンドオーバ先と決定してハンドオーバを指示することを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の移動通信システム用プログラム。
  18. 前記基地局情報管理機能は、前記ハンドオーバ制御機能ハンドオーバが成功するとハンドオーバ先である前記無線基地局装置が前記基地局位置情報テーブルに記憶されているか否かを判断し、記憶されていない場合は前記無線基地局装置の情報を前記基地局位置情報テーブルに追加して記憶することを特徴とする請求項15乃至請求項17の何れか1項に記載の移動通信システム用プログラム。
  19. 無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、
    前記無線基地局装置を含む加入者網に接続され、
    前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段とを備える無線基地局制御装置と
    を有する移動通信システムと通信する無線端末装置であって、
    前記無線基地局制御装置により選択されたハンドオーバ先となる無線基地局装置の情報を含むハンドオーバを指示する通知を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したハンドオーバを指示する通知に含まれる無線基地局装置の情報を基に、前記無線基地局装置へハンドオーバを要求する呼接続手段と
    を具備することを特徴とする無線端末装置。
  20. 無線端末装置と無線通信を行う複数の無線基地局装置と、
    前記無線基地局装置を含む加入者網に接続され、
    前記無線端末装置がハンドオーバする準備契機を判断するハンドオーバ準備契機検出手段と、
    前記無線端末装置がハンドオーバする契機を判断するハンドオーバ契機検出手段と
    を備える無線基地局装置と、
    前記ハンドオーバ準備契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ準備契機に基づき前記無線端末装置がハンドオーバする無無線基地局装置を決定して前記決定された無線基地局装置と当該無線基地局制御装置との間の呼を接続し、前記ハンドオーバ契機検出手段により検出される前記ハンドオーバ契機に基づきハンドオーバを指示するハンドオーバ制御手段と
    を備える無線基地局制御装置と
    を有する移動通信システムと通信する無線端末装置であって、
    前記無線基地局制御装置により選択されたハンドオーバ先となる無線基地局装置の情報を含むハンドオーバを指示する通知を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信したハンドオーバを指示する通知に含まれる無線基地局装置の情報を基に、前記無線基地局装置へハンドオーバを要求する呼接続手段と
    を具備することを特徴とする無線端末装置。
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