JP4890268B2 - ベンゾピラン誘導体、これの生産方法、およびこれの使用 - Google Patents

ベンゾピラン誘導体、これの生産方法、およびこれの使用 Download PDF

Info

Publication number
JP4890268B2
JP4890268B2 JP2006551835A JP2006551835A JP4890268B2 JP 4890268 B2 JP4890268 B2 JP 4890268B2 JP 2006551835 A JP2006551835 A JP 2006551835A JP 2006551835 A JP2006551835 A JP 2006551835A JP 4890268 B2 JP4890268 B2 JP 4890268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
benzopyran
dihydro
dimethyl
chloro
bromo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006551835A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007520524A (ja
Inventor
ゼビーユ、ソフィ
ピロット、ベルナール
ボヴリ、ステファヌ
ドゥテュリオ、パスカル
ルブラン、フィリップ
アントワーヌ、マリ・エレーヌ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universite de Liege
Universite Libre de Bruxelles ULB
Original Assignee
Universite de Liege
Universite Libre de Bruxelles ULB
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Universite de Liege, Universite Libre de Bruxelles ULB filed Critical Universite de Liege
Publication of JP2007520524A publication Critical patent/JP2007520524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4890268B2 publication Critical patent/JP4890268B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D311/00Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
    • C07D311/02Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D311/04Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
    • C07D311/58Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
    • C07D311/68Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4 with nitrogen atoms directly attached in position 4
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P3/00Drugs for disorders of the metabolism
    • A61P3/08Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis
    • A61P3/10Drugs for disorders of the metabolism for glucose homeostasis for hyperglycaemia, e.g. antidiabetics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D405/00Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
    • C07D405/02Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
    • C07D405/12Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D409/00Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
    • C07D409/02Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings
    • C07D409/12Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, at least one ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links

Landscapes

  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Diabetes (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Endocrinology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Obesity (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Description

本発明は、新規ベンゾピラン誘導体、これの生産方法、該誘導体を含む組成物、ならびに、これの使用に関する。
ATP感受性カリウムチャネル(KATPチャネル)が、特に興味を持たれている。このようなチャネルは、内分泌細胞、骨格筋細胞および平滑筋細胞、心細胞、ならびに中枢神経を包含する多くのタイプの細胞に存在している。KATPチャネルは、ホルモンの分泌、平滑筋細胞の収縮活動、心筋の保護、および神経伝達物質の放出のような、主要な生理学的プロセスに関与している。
幾つかの化合物が、KATPチャネルを活性化することが知られ、<<カリウムチャネル開口剤(openers)>>と名付けられている(PCOs)。
カリウムチャネル開口剤は血管平滑筋を弛緩させることができることが知られ、これゆえ、高血圧治療に使用されている。
クロマカリム(cromakalim)のようなベンゾピランPCOsの血管弛緩活性が一部、そのヘテロ環3位のOH基の存在によることが、よく知られている。
Figure 0004890268
更に、クロマカリムは、インシュリン分泌阻害剤としては活性に乏しく、膵臓KATPチャネル上でのPCOとしての乏しい活性を反映している。
我々はここに、新規ベンゾピラン誘導体を見出し、これらはそのベンゾピラン環3位にOH基を有さないが、4位にアリールウレアもしくはアリールチオウレア基を有しており、カリウムチャネル活性化剤として有用であり、平滑筋細胞に弛緩作用をもたらし、驚くべきことに、膵臓内分泌組織においても、インシュリン分泌阻害剤として活性である。
本発明によれば、新規ベンゾピラン誘導体が提供され、一般式(I):
Figure 0004890268
を持っており、式中:
Dが、SもしくはOを表し;
1、R2、R3、およびR4が独立に、水素、ハロゲン、C1 6アルキル、C3 8シクロアルキル、ヒドロキシ、C1 6アルコキシ、C1 6アルコキシ−C1 6アルキル、ニトロ、アミノ、シアノ、シアノメチル、過ハロメチル、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノ、スルファモイル、C1 6アルキルチオ、C1 6アルキルスルホニル、C1 6アルキルスルフィニル、ホルミル、C1 6アルキルカルボニルアミノ、R8アリールチオ、R8アリールスルフィニル、R8アリールスルホニル、C1 6アルコキシカルボニル、C1 6アルコキシカルボニル−C1 6アルキル、カルバモイル、カルバモイルメチル、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニル、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニル、ウレイド、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニルアミノ、チオウレイド、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニルアミノ、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノスルホニル、カルボキシ、カルボキシ−C1 6アルキル、アシル、R8アリール、R8アリール−C1 6−アルキル、R8アリールオキシであり;
5およびR6が各々独立に、水素もしくはC1 6−アルキルであり、または、R5およびR6が結合した炭素原子と一緒に取り込まれ、3〜6員炭素環を形成し;
7、ハロゲン、C 1 〜C 6 アルキル、C 3 〜C 8 シクロアルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、C 3 〜C 8 アルコキシ−C 1 〜C 6 アルキル、ニトロ、アミノ、シアノ、シアノメチル、過ハロメチル、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノ、スルファモイル、C 1 〜C 6 アルキルチオ、C 1 〜C 6 アルキルスルホニル、C 1 〜C 6 アルキルスルフィニル、ホルミル、C 1 〜C 6 アルキルカルボニルアミノ、R 8 アリールチオ、R 8 アリールスルフィニル、R 8 アリールスルホニル、C 1 〜C 6 アルコキシカルボニル、C 1 〜C 6 アルコキシカルボニル−C 1 〜C 6 アルキル、カルバモイル、カルバモイルメチル、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニル、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニル、ウレイド、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニルアミノ、チオウレイド、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニルアミノ、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノスルホニル、カルボキシ、カルボキシ−C 1 〜C 6 アルキル、アシル、R 8 アリール、R 8 アリール−C 1 〜C 6 −アルキルまたはR 8 アリールオキシにより、一もしくは多置換されたフェニルであり、または、R7が、2−、3−、もしくは4−ピリジルであり、任意にR1により一もしくは多置換されるか、または、R7が、2−もしくは3−チエニルであり、任意にR1により一もしくは多置換され;
8が、水素、ハロゲン、C1 6アルキル、C3 8シクロアルキル、ヒドロキシ、C1 6アルコキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、シアノメチル、過ハロメチルである。
その範囲内で、これらの内のある幾つかは光学活性であり、本発明は式(I)のベンゾピラン誘導体の全光学異性体を包含し、これらのラセミ混合物を包含するこれらの混合物も包含する。
本発明の範囲は、以下の互変異性体構造のような、式(I)のベンゾピラン誘導体の全多型および全互変異性体も包含する。
Figure 0004890268
これらの塩は、塩化水素酸(塩酸)、臭化水素酸、沃化水素酸、リン酸、硫酸、トリフルオロ酢酸、トリクロロ酢酸、蓚酸、マレイン酸、ピルビン酸、マロン酸、琥珀酸、クエン酸、酒石酸、フマル酸、マンデル酸、安息香酸、桂皮酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、ピクリン酸、その他のような、医薬的に許容可能な酸を添加した塩、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、その他のような、医薬的に許容可能な金属の塩、もしくは任意にアルキル化されたアンモニウム塩を包含し、Journal of Pharmaceutical Science、66、2(1977)にリストアップされた医薬的に許容可能な塩に関する酸を包含し、本明細書において援用される。
用語「ハロ」もしくは「ハロゲン」とは、フッ素、塩素、臭素、もしくは沃素を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルキル」とは、単独もしくは組み合わせて、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、n−ヘキシル、4−メチルペンチル、ネオペンチル、n−ヘキシル、1,2−ジメチルプロピル、2,2−ジメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、および同様なもののような、1〜6炭素原子を持っている、直鎖もしくは分岐の、飽和炭化水素鎖を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C3〜8シクロアルキル」とは、単独もしくは組み合わせて、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、もしくはシクロヘキシルのような、指し示された数の炭素を有する、飽和環状炭化水素基を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルコキシ」とは、単独もしくは組み合わせて、エーテル酸素を通して結合し、該エーテル酸素からの空いた結合手を持っているC1〜6アルキル基を含んでおり、1〜6炭素原子を持っている、直鎖もしくは分岐の1価の置換基を言い、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペントキシである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルコキシ−C1〜6アルキル」とは、例えば、−CH−O−CH、−CH−O−CH−CH、−CH−O−CH(CH、および同様なもののような、Oにより分断された、2〜12炭素原子の基を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C」とは、置換されていないフェニルを言う。
用語「過ハロメチル」とは、トリフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモメチル、もしくはトリヨードメチルを意味する。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6モノアルキルアミノ」とは、アミノ基を言い、ここでその水素原子の1つが、直鎖もしくは分岐した、指し示された数の炭素原子を持っている飽和炭化水素鎖により置換されており、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、n−ブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、イソブチルアミノ、tert−ブチルアミノ、n−ペンチルアミノ、2−メチルブチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、4−メチルペンチルアミノ、ネオペンチルアミノ、n−ヘキシルアミノ、2,2−ジメチルプロピルアミノ、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6ジアルキルアミノ」とは、アミノ基を言い、ここでその2つの水素原子が独立に、直鎖もしくは分岐した、指し示された数の炭素原子を持っている飽和炭化水素鎖により置換されており、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、N−(n−ブチル)−N−メチルアミノ、ジ(n−ペンチル)アミノ、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルキルチオ」とは、単独もしくは組み合わせて、2価の硫黄原子を通して結合し、該硫黄原子からの空いた結合手を持っている低級アルキル基を含んでおり、1〜6炭素原子を持っている、直鎖もしくは分岐した、1価の置換基を言い、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、ブチルチオ、ペンチルチオである。
用語「スルファモイル」とは、−SONH基を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルキルスルホニル」とは、1価の置換基を言い、スルホニル基を通して結合したC1〜6アルキル基を含んでおり、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、n−ペンチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、3−メチルブチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、ネオペンチルスルホニル、n−ヘキシルスルホニル、および2,2−ジメチルプロピルスルホニルのようなものである。
用語「スルフィニル」とは、(−S(=O)−)基を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルキルスルフィニル」とは、1価の置換基を言い、スルフィニル基(−S(=O)−)を通して結合した直鎖もしくは分岐C1〜6アルキル基を含んでおり、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、ブチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルキルカルボニルアミノ」とは、アミノ基を言い、ここでその水素原子の内の1つが、アシル基により置換されており、例えば、アセトアミド、プロピオンアミド、イソプロピルカルボニルアミノ、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「Rアリール」とは、Rにより任意に一もしくは多置換されたフェニル、1−ナフチル、もしくは2−ナフチルを言う。
本明細書において使用される場合の用語「Rアリール−C1〜6アルキル」とは、直鎖もしくは分岐飽和炭素鎖を言い、芳香族炭化水素により置換された1〜6炭素原子を含有しており、該アリール基がRにより任意に一もしくは多置換されており、ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、1−ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「Rアリールチオ」とは、単独もしくは組み合わせて、2価の硫黄原子を通して結合し、該硫黄原子からの空いた結合手を持っているアリール基を言い、該アリール基がRにより任意に一もしくは多置換されており、例えば、フェニルチオ、(4−メチルフェニル)チオ、(2−クロロフェニル)チオ、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「Rアリールオキシ」とは、Rにより任意に一もしくは多置換されたフェノキシ、1−ナフチルオキシ、もしくは2−ナフチルオキシを言う。
本明細書において使用される場合の用語「Rアリールスルフィニル」とは、スルフィニル基(−S(=O)−)を通して結合したアリール基を言い、該アリール基がRにより任意に一もしくは多置換されており、例えば、フェニルスルフィニル、(4−クロロフェニル)スルフィニル、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「Rアリールスルホニル」とは、スルホニル基を通して結合したアリール基を言い、該アリール基がRにより任意に一もしくは多置換されており、例えば、フェニルスルホニルおよび同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6アルコキシカルボニル」とは、1価の置換基を言い、カルボニル基を通して結合したC1〜6アルコキシ基を含んでおり、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、3−メチルブトキシカルボニル、n−ヘキソキシカルボニル、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6モノアルキルアミノカルボニル」とは、1価の置換基を言い、カルボニル基を通して結合したC1〜6モノアルキルアミノ基を含んでおり、例えば、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミノカルボニル、n−ブチルアミノカルボニル、sec−ブチルアミノカルボニル、tert−ブチルアミノカルボニル、n−ペンチルアミノカルボニル、2−メチルブチルアミノカルボニル、3−メチルブチルアミノカルボニル、n−ヘキシルアミノカルボニル、4−メチルペンチルアミノカルボニル、ネオペンチルアミノカルボニル、n−ヘキシルアミノカルボニル、および2,2−ジメチルプロピルアミノカルボニルのようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6ジアルキルアミノカルボニル」とは、1価の置換基を言い、カルボニル基を通して結合したC1〜6ジアルキルアミノ基を含んでおり、ジメチルアミノカルボニル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジプロピルアミノカルボニル、N−(n−ブチル)−N−メチルアミノカルボニル、ジ(n−ペンチル)アミノカルボニル、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6モノアルキルアミノチオカルボニル」とは、1価の置換基を言い、チオカルボニル基を通して結合したC1〜6モノアルキルアミノ基を含んでおり、例えば、メチルアミノチオカルボニル、エチルアミノチオカルボニル、n−プロピルアミノチオカルボニル、イソプロピルアミノチオカルボニル、n−ブチルアミノチオカルボニル、sec−ブチルアミノチオカルボニル、イソブチルアミノチオカルボニル、tert−ブチルアミノチオカルボニル、n−ペンチルアミノチオカルボニル、2−メチルブチルアミノチオカルボニル、3−メチルブチルアミノチオカルボニル、n−ヘキシルアミノチオカルボニル、4−メチルペンチルアミノチオカルボニル、ネオペンチルアミノチオカルボニル、n−ヘキシルアミノチオカルボニル、および2,2−ジメチルプロピルアミノチオカルボニルのようなものである。
用語「ウレイド」とは、−NHCONH基を言う。
用語「チオウレイド」とは、−NHCSNH基を言う。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6モノアルキルアミノカルボニルアミノ」とは、アミノ基を言い、ここでその水素原子の1つが、C1〜6モノアルキルアミノカルボニル基により置換されており、例えば、メチルアミノカルボニルアミノ、エチルアミノカルボニルアミノ、n−プロピルアミノカルボニルアミノ、イソプロピルアミノカルボニルアミノ、n−ブチルアミノカルボニルアミノ、sec−ブチルアミノカルボニルアミノ、イソブチルアミノカルボニルアミノ、tert−ブチルアミノカルボニルアミノ、および2−メチルブチルアミノカルボニルアミノのようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6ジアルキルアミノカルボニルアミノ」とは、アミノ基を言い、ここでその水素原子の1つが、C1〜6ジアルキルアミノカルボニル基により置換されており、ジメチルアミノカルボニルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノカルボニルアミノ、ジエチルアミノカルボニルアミノ、ジプロピルアミノカルボニルアミノ、N−(n−ブチル)−N−メチルアミノカルボニルアミノ、ジ(n−ペンチル)アミノカルボニルアミノ、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6モノアルキルアミノスルホニル」とは、1価の置換基を言い、スルホニル基を通して結合したC1〜6モノアルキルアミノ基を含んでおり、例えば、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニル、n−プロピルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、n−ブチルアミノスルホニル、sec−ブチルアミノスルホニル、イソブチルアミノスルホニル、tert−ブチルアミノスルホニル、n−ペンチルアミノスルホニル、2−メチルブチルアミノスルホニル、3−メチルブチルアミノスルホニル、n−ヘキシルアミノスルホニル、4−メチルペンチルアミノスルホニル、ネオペンチルアミノスルホニル、n−ヘキシルアミノスルホニル、および2,2−ジメチルプロピルアミノスルホニルのようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C1〜6ジアルキルアミノスルホニル」とは、1価の置換基を言い、スルホニル基を通して結合したC1〜6ジアルキルアミノ基を含んでおり、ジメチルアミノスルホニル、N−エチル−N−メチルアミノスルホニル、ジエチルアミノスルホニル、ジプロピルアミノスルホニル、N−(n−ブチル)−N−メチルアミノスルホニル、ジ(n−ペンチル)アミノスルホニル、および同様なもののようなものである。
本明細書において使用される場合の用語「C3〜8シクロアルキル」とは、単独もしくは組み合わせて、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチルのような、3〜8炭素原子の飽和炭素環を言う。
本明細書において使用される場合の用語「イソチオシアネート」とは、R−N=C=Sを言い、式中、Rは上記したとおりである。
本発明の好ましいベンゾピラン誘導体は、Rが、(ピリジルおよびフェニル)からなる群から選択される要素であり、R上のRが、(水素、ハロゲン、シアノ、およびニトロ)からなる群から選択される要素であるものである。
最も好ましいベンゾピラン誘導体は:
R/S−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−トリフルオロメチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
である。
式(I)のベンゾピラン誘導体およびこれらの組み合わせは、経口投与用タブレット(錠剤)、カプセル、もしくはチンキのような組成物中に、無菌溶液中に、または無菌懸濁液中に、製剤され得る。
本発明のベンゾピラン誘導体はカリウムチャネルと相互作用し、このため、ATPにより制御されるカリウムチャネルの開口剤もしくはブロッカーとして作用し、心臓血管系の種々の疾患、例えば、脳虚血、高血圧、虚血性心疾患、狭心症、および冠状心疾患、肺のシステムの種々の疾患、消化管系の種々の疾患、中枢神経系の種々の疾患、ならびに内分泌系の種々の疾患の処置において有用なものとする。
ある幾つかのKATPチャネル開口剤は、基底動脈もしくは脳動脈において、血管スパズムに対してアンタゴニストとして作用できるので、本発明のベンゾピラン誘導体は、血管スパズム疾患、クモ膜下出血、および偏頭痛処置に使用され得る。
本発明のベンゾピラン誘導体は、レイノー氏病および間欠性跛行のような、骨格筋血流減少と関連した疾患の処置にも使用されてもよい。
更に、本発明のベンゾピラン誘導体は、喘息を包含する慢性気道疾患の処置、膀胱排出閉塞に続く排尿筋不安定の処置、およびこれゆえ、尿道通過を補助していくことにより、腎臓結石のために使用されてもよい。
本発明のベンゾピラン誘導体は、過敏性腸症候群のような、消化管の運動性における障害と関連した病状の処置にも使用され得ると考えられる。加えて、これらのベンゾピラン誘導体は、早産および月経困難の処置に使用され得る。
カリウムチャネル開口剤は、神経を過分極させ、神経伝達物質の放出を阻害し、このようなベンゾピラン誘導体が、中枢神経系の種々の疾患、例えば、癲癇、虚血、および神経変性疾患の処置に、ならびに、痛みの管理に使用され得ることが期待される。
更に、カリウムチャネル開口剤は、毛髪の成長を促進し、これゆえ、本発明のベンゾピラン誘導体は、禿の処置に使用され得る。
カリウムチャネル開口剤はまた、膀胱平滑筋を弛緩させ、こうして、本発明のベンゾピラン誘導体は、尿失禁の処置に使用され得る。
膵島細胞症およびインスリノーマのような疾患においては、インシュリンの過剰分泌が深刻な低血糖を引き起こし、本発明のベンゾピラン誘導体は、インシュリン分泌を抑えるのに使用され得る。肥満においては、高インシュリン血症およびインシュリン耐性が、非常によく見受けられる。この病状は、インシュリン非依存性糖尿(NIDDM)の進展に至る可能性がある。カリウムチャネル開口剤、およびこのため、本発明のベンゾピラン誘導体が、高インシュリン血症を抑えるのに使用され得、これにより、糖尿を防ぎ、肥満を抑え得ることが期待される。顕在性のNIDDMにおいては、カリウムチャネル開口剤、およびこのため、本発明のベンゾピラン誘導体を用いての高インシュリン血症の処置が、グルコース感受性および正常なインシュリン分泌を回復していくことにおいて、有益たり得る。
早期インシュリン依存性糖尿(IDDM)の場合、もしくは、糖尿前段階の場合、カリウムチャネル開口剤、およびこのため、本発明のベンゾピラン誘導体は、β細胞の休息を誘導させるのに使用され得、自己免疫疾患の進展を防ぐことがある。
本発明のカリウムチャネル開口剤は、免疫抑制剤と組み合わせて、もしくは、ニコチンアミドのような、β細胞の自己免疫変性を抑えるとされる物質と組み合わせて、投与され得る。
β細胞の休息を、該β細胞をサイトカイン媒介β細胞障害/細胞毒性に対して保護していく処置と組み合わせていくことが、本発明のもう1つ別の態様である。
インシュリン要求性もしくは1型糖尿(IDDM)は後発性IDDM(1.5型としても知られ、例えば、インシュリン非要求性2型糖尿(NIIDM)患者であって、β細胞エピトープに対する自己反応性を有し、後にインシュリン要求性に変わる)同様、循環自己反応性単球/リンパ球を持ち、膵島/β細胞に帰還し、それらのサイトカインを放出する。これらのサイトカインのうちのある幾つかは(例えば、インターロイキン−1β(IL−1β)、腫瘍壊死因子α(TNFα)、およびインターフェロンγ(IFNγ))特に、β細胞に対して毒性であり、例えば、一酸化窒素(NO)および他のフリーラジカルの誘導を通じてのものである。この細胞毒性の阻害は、例えば、ニコチンアミド(NA)、この誘導体、もしくは他のサイトカイン保護化合物を共に、PCO化合物を用いて処置される前段階糖尿/糖尿患者に投与することにより、この態様のある1例とされる。ニコチンアミドは、ビタミンB族に属し、そのカルボキシル基のアミド化により、ニコチン酸に由来する。これは、ニコチンの薬理特性のいずれも有しない。NAはNADへと変換され、これは組織呼吸に関与する蛋白用の補酵素として作用する。NAは、β細胞への免疫攻撃後に推定される細胞内分子現象のうちの幾つかに影響すると唱えられている。動物実験およびヒトでの早期盲検は、IDDMに対する、および、サイトカイン/免疫媒介β細胞破壊における、この化合物の保護的役割を指し示している。
本願の尚もう1つ別の態様は、PCO化合物単独、もしくは、サイトカイン/免疫媒介β細胞障害阻害剤と組み合わせての、移植、例えば糖尿患者への膵島移植における使用に関する。
本発明のベンゾピラン誘導体は、KATPチャネルブロッカーとして作用し、NIDDMの処置に使用され得る。
好ましくは、本発明のベンゾピラン誘導体は、高インシュリン血症および糖尿のような、内分泌系疾患の処置もしくは予防に使用されてもよい。
従って、もう1つ別の態様では、本発明は、一般式Iのベンゾピラン誘導体もしくはこれの、医薬的に許容可能な酸を添加した塩に関し、治療に許容可能な物質としての使用、好ましくは、高インシュリン血症の処置および糖尿の処置もしくは予防における治療に許容可能な物質としての使用のためである。
更に、本発明は、式Iのベンゾピラン誘導体の、高インシュリン血症を処置するのに、および、糖尿を処置もしくは予防するのに有用な医薬品としての使用にも関する。
尚もう1つ別の態様では、本発明は、上記した化合物を調製する方法に関する。
本方法は:
−式(II):
Figure 0004890268
[式中、RはNHを表し、R、R、R、およびRは式(I)に関して定義されるとおり]
の化合物を、式(III):
−N=C=D (III)
[式中、DはSもしくはOを表し、Rは式(I)に関して定義されるとおり]
のイソチオシアネートもしくはイソシアネートと反応させ;
−式(II)[式中、Rは−N=C=Sを表し、R、R、R、およびRは式(I)に関して定義されるとおり]の化合物を、式(IV):
−NH (IV)
のアミンと反応させる
ことを含む。
式(II)の化合物[式中、RはNHを表す]は文献に従って、これに適切なフェノールから出発して、調製される。本調製方法は、Khelili,S.;Nguyen,Q.−A.;Lebrun,P.;Delarge,J.およびPirotte,B.により、Pharm.Pharmacol.Commun.1999、5、189〜193に掲載されており、援用され、<<スキーム1>>のステップi〜viに例示される。
Figure 0004890268
式(IV)の化合物[式中、Rは:
Figure 0004890268
を表す]は文献に従って、調製される。本調製方法は、Barker,J.−M.;Huddleston,P.−R.およびWood,M.−L.により、Synthesis、1977、255に掲載されており、援用され、<<スキーム2>>に例示される。
Figure 0004890268
3−チエニルイソチオシアネート(5−スキーム2)が、3−アミノチオフェン(4−スキーム2)の、1,1’−チオカルボニルジイミダゾールとの、1,4−ジオキサン中での処理により調製され、以下の手順に従う。
1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(1.01g、0.00567モル)が、乾燥1,4−ジオキサン(15mL)に溶解された3−アミノチオフェン(0.55g、0.0056モル)の攪拌溶液に加えられた。混合物が、窒素下に20分間、還流された。
該溶液が減圧下に濃縮され、ジエチルエーテルが残渣に加えられた。有機層が、0.1M塩酸を用いて洗浄された。ジエチルエーテルが、減圧下に除去された。結果的に得られてきたオイルが、更なる精製なく使用された。
式(IV)の化合物[式中、Rは:
Figure 0004890268
を表す]は文献に従って、調製される。本調製方法は、Binder,D.;Habison,G.およびNoe,C.により、Communications、1977、255に掲載されており、援用され、<<スキーム3>>に例示される。
Figure 0004890268
式(I)の化合物を調製する方法が更に、スキーム1および以降の実施例に例示されるが、限定するものとしては解釈されない。
融点は、Buechi530キャピラリー装置で求められたが、較正されていない。IRスペクトルは、KBrペレットにして、Perkin−Elmer1000FTIRスペクトル分光器で記録された。H NMRスペクトルは、Bruker ΛW−80(80MHz)装置で、d−DMSOを溶媒として使用して、ヘキサメチルジシロキサン(HMDS)を内部標準として用いて、記録された。化学シフトは、内部(標準)HMDSに対するδ値(ppm)で記載される。略号s=シングレット、d=ダブレット、t=トリプレット、q=クワドルプレット、m=マルチプレット、およびb=ブロード(幅広のピーク)が、通して使用される。元素分析(C、H、N、S)は、Carlo−Erba EA1108元素分析機で実施され、理論値の±0.4%以内とした。全反応が、シリカゲルMerck60F524上でのTLCにより、常法によりチェックされた。
実施例1−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(2−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メチルフェニルイソチオシアネート(0.32mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(57%)。
融点(mp):163.5〜165℃
IR(KBr)ν:3340、3130(N−H)、2972(脂肪族C−H)、1191(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSF):C、H、N、S
実施例2−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メチルフェニルイソチオシアネート(0.31mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(51%)。
融点(mp):156.5〜157.5℃
IR(KBr)ν:3345、3130(N−H)、2974(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSCl):C、H、N、S
実施例3−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メチルフェニルイソチオシアネート(0.26mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(55%)。
融点(mp):162.5〜163℃
IR(KBr)ν:3347、3168(N−H)、2972(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSBr):C、H、N、S
実施例4−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メチルフェニルイソチオシアネート(0.32mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(64%)。
融点(mp):137〜139℃
IR(KBr)ν:3376、3171(N−H)、3010(芳香族C−H)、2977、2922(脂肪族C−H)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSF):C、H、N、S
実施例5−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メチルフェニルイソチオシアネート(0.31mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(60%)。
融点(mp):151〜152℃
IR(KBr)ν:3367、3164(N−H)、2976(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSCl):C、H、N、S
実施例6−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メチルフェニルイソチオシアネート(0.26mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(46%)。
融点(mp):160〜161℃
IR(KBr)ν:3363、3163(N−H)、2976(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSBr):C、H、N、S
実施例7−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メチルフェニルイソチオシアネート(0.35g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、酢酸エチル:石油エーテル40/60(1:3)中で再結晶された(57%)。
融点(mp):170〜170.5℃
IR(KBr)ν:3181(N−H)、3031(芳香族C−H)、2977、2926(脂肪族C−H)、1195(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSF):C、H、N、S
実施例8−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メチルフェニルイソチオシアネート(0.34g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(60%)。
融点(mp):172〜173.5℃
IR(KBr)ν:3376、3191(N−H)、3035(芳香族C−H)、2975、2924(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSCl):C、H、N、S
実施例9−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メチルフェニルイソチオシアネート(0.28g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(46%)。
融点(mp):176〜176.5℃
IR(KBr)ν:3373、3189(N−H)、3033(芳香族C−H)、2975、2923(脂肪族C−H)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921OSBr):C、H、N、S
実施例10−R/S−4−(2−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
2−クロロフェニルイソチオシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(57%)。
融点(mp):160〜162℃
IR(KBr)ν:3379、3219(N−H)、3025(芳香族C−H)、2978、2928(脂肪族C−H)、1196(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSFCl):C、H、N、S
実施例11−R/S−6−クロロ−4−(2−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
2−クロロフェニルイソチオシアネート(0.30mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、酢酸エチル:石油エーテル40/60(1:3)中で再結晶された(42%)。
融点(mp):158〜159.5℃
IR(KBr)ν:3360、3164(N−H)、2975(脂肪族C−H)、1195(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSCl):C、H、N、S
実施例12−R/S−6−ブロモ−4−(2−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
2−クロロフェニルイソチオシアネート(0.24mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(54%)。
融点(mp):162〜163℃
IR(KBr)ν:3368、3164(N−H)、2977、2949、2926(脂肪族C−H)、1196(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSClBr):C、H、N、S
実施例13−R/S−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
3−クロロフェニルイソチオシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、酢酸エチル:石油エーテル40/60(1:3)中で再結晶された(48%)。
融点(mp):171〜172℃
IR(KBr)ν:3380、3221(N−H)、3043(芳香族C−H)、2977、2931(脂肪族C−H)、1196(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSFCl):C、H、N、S
実施例14−R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−クロロフェニルイソチオシアネート(0.30mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(57%)。
融点(mp):161.5〜163℃
IR(KBr)ν:3339、3159(N−H)、3006(芳香族C−H)、2976、2925(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSCl):C、H、N、S
実施例15−R/S−6−ブロモ−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−クロロフェニルイソチオシアネート(0.24mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(68%)。
融点(mp):162〜163℃
IR(KBr)ν:3337、3155(N−H)、3001(芳香族C−H)、2975、2924(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSClBr):C、H、N、S
実施例16−R/S−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
4−クロロフェニルイソチオシアネート(0.40g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、酢酸エチル:石油エーテル40/60(1:3)中で再結晶された(46%)。
融点(mp):193〜194℃
IR(KBr)ν:3237(N−H)、3041(芳香族C−H)、2978、2929(脂肪族C−H)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSFCl):C、H、N、S
実施例17−R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
4−クロロフェニルイソチオシアネート(0.39g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(46%)。
融点(mp):186〜187.5℃
IR(KBr)ν:3240(N−H)、3042(芳香族C−H)、2983、2933(脂肪族C−H)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSCl):C、H、N、S
実施例18−R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
4−クロロフェニルイソチオシアネート(0.32g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(60%)。
融点(mp):173.5〜174.5℃
IR(KBr)ν:3239(N−H)、3088、3041(芳香族C−H)、2984、2933(脂肪族C−H)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSClBr):C、H、N、S
実施例19−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(2−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.32mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(40%)。
融点(mp):132〜134℃
IR(KBr)ν:3246(N−H)、3029(芳香族C−H)、2978、2924(脂肪族C−H)、1254(CH−O−R)、1196(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SF):C、H、N、S
実施例20−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.31mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(54%)。
融点(mp):140〜141℃
IR(KBr)ν:3369、3181(N−H)、2976、2951(脂肪族C−H)、1260(CH−O−R)、1195(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SCl):C、H、N、S
実施例21−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.26mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(63%)。
融点(mp):154〜155℃
IR(KBr)ν:3364、3185(N−H)、2976、2950(脂肪族C−H)、1258(CH−O−R)、1195(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SBr):C、H、N、S
実施例22−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.34mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(48%)。
融点(mp):147〜148.5℃
IR(KBr)ν:3181(N−H)、3028(芳香族C−H)、2978、2926(脂肪族C−H)、1260(CH−O−R)、1194(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SF):C、H、N、S
実施例23−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.32mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(56%)。
融点(mp):152〜154℃
IR(KBr)ν:3308、3167(N−H)、2976、2930(脂肪族C−H)、1262(CH−O−R)、1201(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SCl):C、H、N、S
実施例24−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.27mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(61%)。
融点(mp):157〜158℃
IR(KBr)ν:3309、3166(N−H)、2974、2930(脂肪族C−H)、1262(CH−O−R)、1201(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SBr):C、H、N、S
実施例25−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.32mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(51%)。
融点(mp):158〜159.5℃
IR(KBr)ν:3182(N−H)、3031(芳香族C−H)、2972、2930(脂肪族C−H)、1253(CH−O−R)、1196(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SF):C、H、N、S
実施例26−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.31mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(48%)。
融点(mp):158〜160℃
IR(KBr)ν:3192(N−H)、3036(芳香族C−H)、2974、2929(脂肪族C−H)、1249(CH−O−R)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SCl):C、H、N、S
実施例27−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メトキシフェニルイソチオシアネート(0.26mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(51%)。
融点(mp):153.5〜155℃
IR(KBr)ν:3239(N−H)、3039(芳香族C−H)、2975、2924(脂肪族C−H)、1251(CH−O−R)、1195(C=S)cm−1
(元素)分析(C1921SBr):C、H、N、S
実施例28−R/S−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
3−シアノフェニルイソチオシアネート(0.38g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、メタノール:水(1:3)中、再結晶された(28%)。
融点(mp):168〜169℃
IR(KBr)ν:3227(N−H)、3041(芳香族C−H)、2980、2927(脂肪族C−H)、2236(C≡N)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSF):C、H、N、S
実施例29−R/S−6−クロロ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−シアノフェニルイソチオシアネート(0.36g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(63%)。
融点(mp):185〜186℃
IR(KBr)ν:3338、3275、3212(N−H)、3056(芳香族C−H)、2976、2932(脂肪族C−H)、2237(C≡N)、1202(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSCl):C、H、N、S
実施例30−R/S−6−ブロモ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−シアノフェニルイソチオシアネート(0.30g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(53%)。
融点(mp):181〜182℃
IR(KBr)ν:3329、3162(N−H)、3006(芳香族C−H)、2984、2930(脂肪族C−H)、2230(C≡N)、1200(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSBr):C、H、N、S
実施例31−R/S−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
4−シアノフェニルイソチオシアネート(0.38g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(47%)。
融点(mp):202〜202.5℃
IR(KBr)ν:3248(N−H)、3096、3055(芳香族C−H)、2989、2974、2950、2933(脂肪族C−H)、2227(C≡N)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSF):C、H、N、S
実施例32−R/S−6−クロロ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
4−シアノフェニルイソチオシアネート(0.37g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(63%)。
融点(mp):216℃
IR(KBr)ν:3243(N−H)、3092、3039(芳香族C−H)、2989、2974、2954、2933(脂肪族C−H)、2226(C≡N)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSCl):C、H、N、S
実施例33−R/S−6−ブロモ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
4−シアノフェニルイソチオシアネート(0.30g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(77%)。
融点(mp):207〜208℃
IR(KBr)ν:3248(N−H)、3035(芳香族C−H)、2988、2934(脂肪族C−H)、2226(C≡N)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSBr):C、H、N、S
実施例34−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ニトロフェニルイソチオシアネート(0.43g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(47%)。
融点(mp):175〜175.5℃
IR(KBr)ν:3244(N−H)、3098、3035(芳香族C−H)、2976、2930(脂肪族C−H)、1528、1350(N=O)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818SF):C、H、N、S
実施例35−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ニトロフェニルイソチオシアネート(0.41g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(81%)。
融点(mp):188〜188.5℃
IR(KBr)ν:3183(N−H)、3097、3024(芳香族C−H)、2980、2928、2950(脂肪族C−H)、1530、1345(N=O)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818SCl):C、H、N、S
実施例36−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ニトロフェニルイソチオシアネート(0.34g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(94%)。
融点(mp):186〜187.5℃
IR(KBr)ν:3227(N−H)、3092、3026(芳香族C−H)、2981、2926、2949(脂肪族C−H)、1530、1349(N=O)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818SBr):C、H、N、S
実施例37−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−ニトロフェニルイソチオシアネート(0.43g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(73%)。
融点(mp):192〜194℃
IR(KBr)ν:3221(N−H)、3040(芳香族C−H)、2980、2933(脂肪族C−H)、1522、1346(N=O)、1196(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818SF):C、H、N、S
実施例38−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−ニトロフェニルイソチオシアネート(0.40g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(84%)。
融点(mp):194〜196℃
IR(KBr)ν:3226(N−H)、3059(芳香族C−H)、2986、2932(脂肪族C−H)、1518、1335(N=O)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818SCl):C、H、N、S
実施例39−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−ニトロフェニルイソチオシアネート(0.34g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(80%)。
融点(mp):201〜201.5℃
IR(KBr)ν:3246(N−H)、3050(芳香族C−H)、2986、2932(脂肪族C−H)、1518、1334(N=O)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818SBr):C、H、N、S
実施例40−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−ピリジルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ピリジルイソチオシアネート(0.27mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物がメタノールを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(56%)。
融点(mp):161〜162℃
IR(KBr)ν:3174(N−H)、2989(脂肪族C−H)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1718OSF):C、H、N、S
実施例41−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ピリジルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ピリジルイソチオシアネート(0.26mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物がメタノールを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(76%)。
融点(mp):144〜144.5℃
IR(KBr)ν:3166(N−H)、2986(脂肪族C−H)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1718OSCl):C、H、N、S
実施例42−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ピリジルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ピリジルイソチオシアネート(0.21mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物がメタノールを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(72%)。
融点(mp):146〜148℃
IR(KBr)ν:3183(N−H)、3033(芳香族C−H)、2975、2923(脂肪族C−H)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1718OSBr):C、H、N、S
実施例43−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−チエニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−チエニルイソチオシアネート(0.32g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、塩化メチレンを用いて洗浄され、乾燥された(69%)。
融点(mp):196〜196.5℃
IR(KBr)ν:3340、3160(N−H)、3087(芳香族C−H)、2978、2933(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1617ClNOS):C、H、N、S
実施例44−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−チエニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−チエニルイソチオシアネート(0.28g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、ヘキサンが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、ヘキサンを用いて洗浄され、乾燥された(65%)。
融点(mp):181〜182℃
IR(KBr)ν:3331、3161(N−H)、2971、2930(脂肪族C−H)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1617BrNOS):C、H、N、S
実施例45−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−チエニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン)−4−イルイソチオシアネート(1.26g、4.2mmol)が、2−アミノチオフェン(0.35g、3.5mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。混合物が、2時間還流された。溶媒が真空下に除去され、粗生成物がメタノールを用いてトリチュレーションされた。溶液が活性炭により処理され、濾過され、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された。生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、ヘキサンが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、ヘキサンを用いて洗浄され、乾燥された(10%)。
融点(mp):182〜183℃
IR(KBr)ν:3325、3145(N−H)、2926(脂肪族C−H)、1198(C=S)cm−1
(元素)分析(C1617BrNOS):C、H、N、S
実施例46−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ヨードフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ヨードアニリン(0.15mL、1.2mmol)が、(6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン)−4−イルイソチオシアネート(0.44g、1.5mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(36%)。
融点(mp):185〜186℃
IR(KBr)ν:3322、3130(N−H)、2972(脂肪族C−H)、1195(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818BrINOS):C、H、N、S
実施例47−R/S−7−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン

酢酸3−クロロフェニル
3−クロロフェノール(100g、0.78mol)が、無水酢酸(75mL、0.8mol)に溶解された。1滴の濃硫酸の添加の際、温度が120℃まで上昇した。45分後、混合物が冷却され、炭酸水素ナトリウム溶液(水1L中、重曹8g)中にあけられ、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が、飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗浄され、硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、減圧下にエバポレーションされた。結果的に得られてきたオイルが直接、次のステップにおいて使用された(84%)。
IR(KBr)ν:3072(芳香族C−H)、2939(脂肪族C−H)、1773(C=O)、1196(C−O)cm−1
4−クロロ−2−ヒドロキシアセトフェノン
酢酸3−クロロフェニル(10g、0.0588mol)が、塩化アルミニウム(13.86g、0.105mol)と共に、160℃2時間、加熱された。混合物が水にあけられ、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、減圧下にエバポレーションされた。残渣が、メタノールに溶解された。溶液が活性炭を用いて処理され、濾過され、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきたオイルが、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、ジエチルエーテルが、減圧下にエバポレーションされた。結果的に得られてきたオイルが、更なる精製なしに使用された(77%)。
IR(KBr)ν:3436(O−H)、3073(芳香族C−H)、1643(C=O)cm−1
7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−オン
4−クロロ−2−ヒドロキシアセトフェノン(20g、0.1176mol)、アセトン(13.3mL、0.1811mol)、およびピロリジン(15mL、0.18mol)のメタノール溶液(475mL)が、25℃で終夜、攪拌された。混合物が次いで、赤色オイルになるまで濃縮された。水が加えられ、溶液がpH1に、濃塩酸を用いて調整された。生成物が、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、ジエチルエーテルが減圧下にエバポレーションされた。残渣が、少量のメタノールに溶解された。溶液が活性炭を用いて処理され、濾過され、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が、濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(79%)。
融点(mp):63〜66℃
IR(KBr)ν:3086(芳香族C−H)、2976、2931(脂肪族C−H)、1693(C=O)cm−1
(元素)分析(C1111Cl):C、H
R/S−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−オール
水素化硼素ナトリウム(3.3g、0.0873mol)が、攪拌されている7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−オン(17g、0.0809mol)のメタノール懸濁液(230mL)に、0℃で加えられ、混合物がこの温度に、更に30分間維持された。更に30分間室温において攪拌し続けた後、濃塩酸が酸性まで加えられ、溶媒が減圧下にエバポレーションされた。水が残渣に加えられ、生成物が酢酸エチルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、減圧下にエバポレーションされた。結果的に得られてきたオイルが、メタノールに溶解された。溶液が活性炭を用いて処理され、濾過され、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきたオイルが、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、ジエチルエーテルが減圧下にエバポレーションされた。結果的に得られてきたオイルが、更なる精製なしに使用された(75%)。
IR(KBr)ν:3436(O−H)、3068(芳香族C−H)、2978、2931(脂肪族C−H)cm−1
R/S−4−(N−アセチルアミノ)−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
R/S−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン−4−オール(12g、0.0566mol)のアセトニトリル懸濁液(140mL)が、氷/塩浴中で冷却されているアセトニトリル(28mL)と98%硫酸(7mL)との攪拌されている混合物に滴下された。攪拌が1時間、室温において続けられた。溶液が冷水中にあけられ、沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(82%)。
融点(mp):143〜146℃
IR(KBr)ν:3284(N−H)、3074(芳香族C−H)、2972、2950、2928(脂肪族C−H)、1644(C=O)cm−1
(元素)分析(C1316NOCl):C、H、N
R/S−4−アミノ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
R/S−4−(N−アセチルアミノ)−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(10.5g、41mmol)の懸濁が終夜、濃塩酸(420mL)中で還流された。塩酸が減圧下に除去され、残渣が熱水(130mL)に溶解された。溶液が濾過され、10%水酸化ナトリウム水溶液が濾液に、アルカリ性になるまで加えられた。アミンが沈澱し、濾過により集められ、水を用いて洗浄され、真空下に乾燥された。この生成物が直接、次のステップにおいて使用された(9%)。
融点(mp):55〜57℃
IR(KBr)ν:3362(N−H)、2975、2932(脂肪族C−H)cm−1
4−クロロフェニルイソチオシアネート(0.38g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物がメタノールを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(63%)。
融点(mp):206.5〜207.5℃
IR(KBr)ν:3225(N−H)、3097、3048(芳香族C−H)、2976、2928(脂肪族C−H)、1197(C=S)cm−1
(元素)分析(C1818OSCl):C、H、N、S
実施例48−R/S−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ピリジルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−ピリジルイソチオシアネート(0.25mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物がメタノールを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、水が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(73%)。
融点(mp):166〜167℃
IR(KBr)ν:3251、3193(N−H)、3038(芳香族C−H)、2969、2948、2906(脂肪族C−H)、1199(C=S)cm−1
(元素)分析(C1718OSCl):C、H、N、S
実施例49−R/S−7−クロロ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−シアノフェニルイソチオシアネート(0.36g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−7−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(61%)。
融点(mp):152〜153℃
IR(KBr)ν:3256、3140(N−H)、3077(芳香族C−H)、2976、2926(脂肪族C−H)、2233(C≡N)、1200(C=S)cm−1
(元素)分析(C1918OSCl):C、H、N、S
実施例50−R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]

6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]−4−オン
5−ブロモ−2−ヒドロキシアセトフェノン(31.6g、0.1477mol)、シクロペンタノン(26mL、0.2939mol)、およびピロリジン(24mL、0.288mol)のメタノール溶液(600mL)が25℃において、終夜攪拌された。混合物が次いで、赤色オイルになるまで濃縮された。水が加えられ、溶液がpH1に、濃塩酸を用いて調整された。生成物が、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が、減圧下にエバポレーションされた。残渣が次いで、少量のメタノールに溶解された。溶液が活性炭を用いて処理され、濾過され、水が濾液に加えられた。残渣が、ジエチルエーテルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、ジエチルエーテルが減圧下にエバポレーションされた。生成物が直接、次のステップに使用された(77%)。
6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]−4−オール
水素化硼素ナトリウム(4.65g、0.123mol)が、攪拌されている6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]−4−オン(31.83g、0.1137mol)のメタノール懸濁液(650mL)に、0℃で加えられ、混合物がこの温度に、更に30分間維持された。更に30分間室温において攪拌し続けた後、濃塩酸が酸性になるまで加えられ、溶媒が減圧下にエバポレーションされた。水が残渣に加えられ、生成物が酢酸エチルで抽出された。有機層が硫酸マグネシウム(硫マグ)で乾燥され、減圧下にエバポレーションされた。粗生成物が、ジエチルエーテル/石油エーテル(40〜60℃、1/3)から再結晶された。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(71%)。
融点(mp):123〜123.5℃
IR(KBr)ν:3271(O−H)、2963、2873(脂肪族C−H)cm−1
(元素)分析(C1315Br):C、H
R/S−4−(N−アセチルアミノ)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]
6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]−4−オール(23g、0.082mol)のアセトニトリル懸濁液(900mL)が、氷/塩浴中で冷却されているアセトニトリル(41mL)と98%硫酸(10.5mL)との攪拌されている混合物に滴下された。攪拌が1時間、室温において続けられた。溶液が冷水中にあけられ、沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された(80%)。
融点(mp):170〜171.5℃
IR(KBr)ν:3281(N−H)、3072(芳香族C−H)、2966、2928、2874(脂肪族C−H)、1641(C=O)cm−1
(元素)分析(C1518NOBr):C、H、N
R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン]
R/S−4−(N−アセチルアミノ)−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン](5g、15mmol)の濃塩酸懸濁液(100mL)が終夜、還流された。塩酸が真空下に除去され、残渣が熱水(50mL)に溶解された。溶液が濾過され、10%水酸化ナトリウム水溶液が濾液に、アルカリ性になるまで加えられた。アミンが濾過により集められ、水を用いて洗浄され、真空下に乾燥された。この生成物が、更なる精製なしに使用された。
融点(mp):44.5〜46℃
IR(KBr)ν:3363、3292(N−H)、3054(芳香族C−H)、2950、2910(脂肪族C−H)cm−1
4−クロロフェニルイソチオシアネート(0.27g、1.7mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−スピロ[2H−1−ベンゾピラン−2,1’−シクロペンタン](0.4g、1.4mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(29%)。
融点(mp):183〜185℃
IR(KBr)ν:3234(N−H)、3035(芳香族C−H)、2960、2874(脂肪族C−H)、1239(C=S)cm−1
(元素)分析(C2020OClBrS):C、H、N、S
実施例51−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−フルオロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−フルオロフェニルイソチオシアネート(0.19g、1.2mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.2g、1mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液に加えられた。30分後、溶媒が真空下に除去され、粗生成物が石油エーテルを用いてトリチュレーションされた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(68%)。
融点(mp):188℃
(元素)分析(C1818OSF):C、H、N、S
実施例52−R/S−4−(3,5−ジクロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
3,5−ジクロロフェニルイソチオシアネート(0.25g、1.2mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.2g、1mmol)の塩化メチレン(4mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、メタノール:水(1:3)中で再結晶され、乾燥された(55%)。
融点(mp):187℃
(元素)分析(C1817OSFCl):C、H、N、S
実施例53−R/S−4−(3,5−ジフルオロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
3,5−ジフルオロフェニルイソチオシアネート(0.2mL、1.54mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.25g、1.28mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、メタノール:水(1:3)中で再結晶され、乾燥された(53%)。
融点(mp):182℃
(元素)分析(C1817OSF):C、H、N、S
実施例54−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−トリフルオロメチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−トリフルオロメチルフェニルイソチオシアネート(0.29g、1.41mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.3g、1.18mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により集められ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(25%)。
融点(mp):182〜183℃
(元素)分析(C1918OSFBr):C、H、N、S
実施例55−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−トリフルオロメチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−トリフルオロメチルフェニルイソチオシアネート(0.21mL、1.41mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.3g、1.18mmol)の塩化メチレン(3mL)溶液に加えられた。30分後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(65%)。
融点(mp):189℃
(元素)分析(C1918OSFBr):C、H、N、S
実施例56−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メトキシフェニルイソシアネート(0.32mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、室温において、溶媒が減圧下に除去され、粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された。生成物が次いで、メタノール/水混合物中で再結晶された。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(11%)。
融点(mp):172〜175℃
IR(KBr)ν:3334(N−H)、2978、2934、2837(脂肪族C−H)、1643(C=O)、1253(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921F):C、H、N
実施例57−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メトキシフェニルイソシアネート(0.30mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(60%)。
融点(mp):180〜181℃
IR(KBr)ν:3309(N−H)、3063(芳香族C−H)、2980、2931、2838(脂肪族C−H)、1638(C=O)、1257(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921Cl):C、H、N
実施例58−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メトキシフェニルイソシアネート(0.25mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(58%)。
融点(mp):191〜193℃
IR(KBr)ν:3312(N−H)、3062(芳香族C−H)、2979、2931、2837(脂肪族C−H)、1638(C=O)、1256(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921Br):C、H、N
実施例59−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メトキシフェニルイソシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。生成物が次いで、メタノール/水混合物中で再結晶された。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が最小限の熱メタノールに溶解され、不溶物が濾過により除かれた。冷却していった後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、乾燥された(25%)。
融点(mp):189.5〜190.5℃
IR(KBr)ν:3300(N−H)、3086(芳香族C−H)、2983、2946、2835(脂肪族C−H)、1642(C=O)、1252(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921F):C、H、N
実施例60−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メトキシフェニルイソシアネート(0.30mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(66%)。
融点(mp):164〜167℃
IR(KBr)ν:3346(N−H)、2976、2957、2930(脂肪族C−H)、1649(C=O)、1261(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921Cl):C、H、N
実施例61−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メトキシフェニルイソシアネート(0.25mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(84%)。
融点(mp):172〜174℃
IR(KBr)ν:3331(N−H)、3089(芳香族C−H)、2975、2934、2830(脂肪族C−H)、1628(C=O)、1257(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921Br):C、H、N
実施例62−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メトキシフェニルイソシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(30%)。
融点(mp):158〜177℃
IR(KBr)ν:3327(N−H)、2979、2951、2836(脂肪族C−H)、1634(C=O)、1244(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921F):C、H、N
実施例63−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メトキシフェニルイソシアネート(0.30mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が最小限の熱メタノールに溶解され、不溶物が濾過により除かれた。冷却していった後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、乾燥された(51%)。
融点(mp):159〜161℃
IR(KBr)ν:3343(N−H)、2976、2932、2829(脂肪族C−H)、1634(C=O)、1230(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921Cl):C、H、N
実施例64−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メトキシフェニルイソシアネート(0.25mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が最小限の熱メタノールに溶解され、不溶物が濾過により除かれた。冷却していった後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、乾燥された(38%)。
融点(mp):182〜185℃
IR(KBr)ν:3321(N−H)、2977、2932、2833(脂肪族C−H)、1634(C=O)、1230(CH−O)cm−1
(元素)分析(C1921Br):C、H、N
実施例65−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メチルフェニルイソシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(75%)。
融点(mp):197〜198℃
IR(KBr)ν:3325(N−H)、2978(脂肪族C−H)、1634(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921F):C、H、N
実施例66−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メチルフェニルイソシアネート(0.28mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(61%)。
融点(mp):190.5〜191.5℃
IR(KBr)ν:3314(N−H)、2978、2925(脂肪族C−H)、1638(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921Cl):C、H、N
実施例67−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
2−メチルフェニルイソシアネート(0.23mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(70%)。
融点(mp):198〜199℃
IR(KBr)ν:3318(N−H)、2977(脂肪族C−H)、1638(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921Br):C、H、N
実施例68−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メチルフェニルイソシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(75%)。
融点(mp):193〜194℃
IR(KBr)ν:3327(N−H)、2976、2924(脂肪族C−H)、1634(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921F):C、H、N
実施例69−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メチルフェニルイソシアネート(0.29mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が最小限の熱メタノールに溶解され、不溶物が濾過により除かれた。冷却していった後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、乾燥された(22%)。
融点(mp):191〜192℃
IR(KBr)ν:3333(N−H)、3048(芳香族C−H)、2977、2923(脂肪族C−H)、1639(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921Cl):C、H、N
実施例70−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
3−メチルフェニルイソシアネート(0.24mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が最小限の熱メタノールに溶解され、不溶物が濾過により除かれた。冷却していった後、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、乾燥された(33%)。
融点(mp):197〜198℃
IR(KBr)ν:3338(N−H)、3046(芳香族C−H)、2976、2923(脂肪族C−H)、1639(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921Br):C、H、N
実施例71−R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メチルフェニルイソシアネート(0.31mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(79%)。
融点(mp):185〜186℃
IR(KBr)ν:3370、3297(N−H)、2978、2928(脂肪族C−H)、1640(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921F):C、H、N
実施例72−R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メチルフェニルイソシアネート(0.29mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(84%)。
融点(mp):193〜194℃
IR(KBr)ν:3330(N−H)、2978(脂肪族C−H)、1636(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921Cl):C、H、N
実施例73−R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン
4−メチルフェニルイソシアネート(0.24mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(85%)。
融点(mp):192〜193℃
IR(KBr)ν:3327(N−H)、2977(脂肪族C−H)、1635(C=O)cm−1
(元素)分析(C1921Br):C、H、N
実施例74−R/S−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
2−クロロフェニルイソシアネート(0.30mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(54%)。
融点(mp):181〜183℃
IR(KBr)ν:3337(N−H)、2978(脂肪族C−H)、1641(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818FCl):C、H、N
実施例75−R/S−6−クロロ−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
2−クロロフェニルイソシアネート(0.27mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。30分後、室温において、溶媒が減圧下に除去され、粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテルが濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテルを用いて洗浄され、乾燥された(64%)。
融点(mp):195〜195.5℃
IR(KBr)ν:3402、3275(N−H)、2982、2948(脂肪族C−H)、1668(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818Cl):C、H、N
実施例76−R/S−6−ブロモ−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
2−クロロフェニルイソシアネート(0.23mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(60%)。
融点(mp):184〜185.5℃
IR(KBr)ν:3401、3275(N−H)、3085(芳香族C−H)、2979、2947、2933(脂肪族C−H)、1667(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818BrCl):C、H、N
実施例77−R/S−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
3−クロロフェニルイソシアネート(0.30mL、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(56%)。
融点(mp):214〜215℃
IR(KBr)ν:3325(N−H)、2983(脂肪族C−H)、1642(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818FCl):C、H、N
実施例78−R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−クロロフェニルイソシアネート(0.28mL、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(89%)。
融点(mp):190〜192℃
IR(KBr)ν:3324(N−H)、2979(脂肪族C−H)、1636(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818Cl):C、H、N
実施例79−R/S−6−ブロモ−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
3−クロロフェニルイソシアネート(0.23mL、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(64%)。
融点(mp):196〜198℃
IR(KBr)ν:3324(N−H)、2977(脂肪族C−H)、1622(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818ClBr):C、H、N
実施例80−R/S−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン
4−クロロフェニルイソシアネート(0.38g、2.4mmol)が、R/S−4−アミノ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、2mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。生成物が次いで、メタノール/水混合物中で結晶化された。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(35%)。
融点(mp):188〜189℃
IR(KBr)ν:3341(N−H)、2988(脂肪族C−H)、1634(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818FCl):C、H、N
実施例81−R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
4−クロロフェニルイソシアネート(0.35g、2.3mmol)が、R/S−4−アミノ−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.9mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された。生成物が次いで、メタノール/水混合物中で結晶化された。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、水を用いて洗浄され、乾燥された。粗生成物が、酢酸エチルを用いてトリチュレーションされた。不溶物が濾過により除かれ、石油エーテル40/60が濾液に加えられた。結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(44%)。
融点(mp):205〜211℃
IR(KBr)ν:3336(N−H)、2978、2930(脂肪族C−H)、1638(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818Cl):C、H、N
実施例82−R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
4−クロロフェニルイソシアネート(0.29g、1.9mmol)が、R/S−4−アミノ−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン(0.4g、1.6mmol)の塩化メチレン(5mL)溶液に加えられた。20分後、室温において、結果的に得られてきた沈澱が濾過により集められ、石油エーテル40/60を用いて洗浄され、乾燥された(87%)。
融点(mp):211〜212℃
IR(KBr)ν:3312(N−H)、2984、2950、2931(脂肪族C−H)、1630(C=O)cm−1
(元素)分析(C1818ClBr):C、H、N
生物学的アッセイ
カリウムチャネル開口剤としてのこれら化合物の活性が、ラット大動脈管における張力測定、ラット大動脈管からの86Rb流出(42K置換)測定、周辺を融合されたラット膵島からの86Rb流出測定を伴うインキュベートされたラット膵島からのインシュリン放出測定により、測定され得る。
インキュベートされたラット膵島からのインシュリン放出測定は、以下の手順に従って実施された。
実験は、給餌成ウィスターラット(チャールズ・リバー・ラボラトリーズ、ベルギー)から単離された膵島を用いて実施された。
10個の膵島の群は、各々同一バッチの膵島由来とされ、30分間37℃において、1mLの生理的塩培地(mM(単位)で:NaCl115、KCl5、CaCl2.56、MgCl1、NaHCO24)中で、予めインキュベートされ、これは、2.8mMグルコース、0.5%(w:v)透析済アルブミン(シグマ社)で補填されており、O(95%)とCO(5%)との混合物に対して平衡化された。これら膵島は次いで、37℃において90分間、16.7mMグルコース、加えて、必要とされるベンゾピラン誘導体を含有する1mLの同じ生理的塩培地中で、インキュベートされた。
インシュリン放出は放射能免疫により、Leclercq-Meyerら、Endocrinology, 1985、116、1168〜1174に従って、ラットインシュリンを標準として使用して、測定された。
残ったインシュリン分泌は、コントロールの実験において記録された値(100%)の%として表された。つまり、薬剤非存在下、16.7mMグルコース存在下である。周辺を融合されたラット膵島からの86Rb流出測定は、以下の手順に従って、実施された。
100個の膵島の群が60分間、16.7mMグルコースおよび86Rb(0.15〜0.25mM;50μCi/mL)を含有している培地中で、インキュベートされた。インキュベート後、これら膵島は3回洗浄され、次いで、周辺融合用チャンバーに入れられた。周辺融合体は、一定速度(1.0mL/分)で供給された。31分から90分まで、各1分の連続した期間に亘り、溶出液が連続して採集された。該溶出液の分取分(0.6mL)が、シンチレーション計数に使用された。該周辺融合の終わりに、これら膵島の放射能含量が算出された。86Rb流出(cpm/分)は、分画流出速度(瞬間(/分)での膵島含量%;FOR)として表された。
ラット大動脈管における張力測定は、以下の手順に従って実施された。
実験は、給餌成ウィスターラット(チャールズ・リバー・ラボラトリーズ、ベルギー)から除去された大動脈を用いて実施された。
胸部大動脈断面が、付着している脂肪および結合組織からきれいに取られ、横断環(3〜4mm長)へと切断された。内皮が除去され、切片が1.5gの張力下に、20mLの生理的溶液(mM(単位)で:NaCl118、KCl4.7、CaCl2.5、NaHCO25、KHPO1.2、MgSO1.2、グルコース5)を含有しているオーガン・バス(organ bath)中に懸垂された。該生理的溶液は37℃に維持され、O(95%)とCO(5%)との混合物により、連続してバブリングされた。等圧の収縮が、変力装置を用いて測定された。平衡化の60分後、これら(大動脈の)環は、KCl(30もしくは80mM)に晒された。該張力が安定化したら、本クロマン誘導体が該バスに加えられ、濃度を最大弛緩まで(もしくは300□Mまで)ずっと上昇させていった。ある幾つかの実験は該バス培地中、連続して、1もしくは10□Mグリベンクラミド(glibenclamide)存在下に、繰り返された。
該弛緩応答は、KClに対する収縮応答の%として表される。ED50値(KClにより誘導されるプラトー相の50%阻害を誘発させる濃度)が、Datanalystソフトウェア(EMKAテクノロジーズ、フランス)を使用して、用量−応答曲線から査定された。
ラット大動脈管からの86Rb流出測定は、以下の手順に従って実施された。
実験は、給餌成ウィスターラット(チャールズ・リバー・ラボラトリーズ、ベルギー)から単離された胸部ラット大動脈環(2mm長)を用いて実施された。
該大動脈環は30分間37℃において、生理的溶液(mM(単位)で:NaCl115、KCl5、CaCl2.56、MgCl1、NaHCO24)中で、予めインキュベートされ、O(95%)とCO(5%)との混合物に対して、平衡化された。予めインキュベートされた後、該大動脈環は60分間37℃において、加えて86Rbイオン(0.15〜0.25mM;50μCi.mL−1)を含有している同じ培地中で、インキュベートされた。インキュベート後、切片は、非放射性培地で4回洗浄され、次いで、周辺融合用チャンバーに入れられた。周辺融合体は、一定速度(1.0mL/分)で供給された。31分から90分まで、各1分の連続した期間に亘り、溶出液が連続的に採集され、シンチレーション計数により、その放射能含量に関して試験された。該周辺融合の終わりに、これら大動脈切片の放射能含量も算出された。
これらの実験は、該周辺融合培地中で、30mMのKCl存在下に実施され、筋の張力を測定するのに使用される実験条件に似せられた。
86Rb排出は、分画流出速度(FOR:瞬間(/分)での大動脈含量%;FOR)として表された。
大動脈環におけるKの振る舞いの研究用トレーサーとしての86Rbの確認(42K置換)は、以前に査定されている(Lebrunら、Pharmacology、1990、41、36〜48;アントワーヌら、Eur. J. Pharmacol.、1992、216、299〜306)。
このような方法では、ジアゾキシド、ピナシジル、およびクロマカリムのようなPCOが、グルコース誘導インシュリン放出を抑制、および/または、筋弛緩活性を呈すると報告されており、de Tullioら、J. Med. Chem.、1996、39、937〜948により記載されたとおりである。
表1は、これら新しいベンゾピラン誘導体を用いて得られた生物的データを描く。クロマカリム、ジアゾキシド、およびピナシジルが、対照化合物として使用された。
Figure 0004890268
ラット膵島において得られた結果は、これらベンゾピラン誘導体がインシュリン分泌を阻害したこと、もしくは、筋弛緩活性を現したことを、指し示した。
これら薬剤の化学構造によれば、4位置換基の性質が、インシュリン放出への阻害効果に関して重要であるように見受けられた。
本発明によるベンゾピラン誘導体は、幅広い用量範囲に亘り、効果的である。一般的に
、満足な結果は、式Iの0.05〜1000ミリグラムの用量のベンゾピラン誘導体を、
生理的に許容可能なビヒクル、担体、賦形剤、バインダー、保存料、安定化剤、香料その
他と化合させ、単位用量の形で、実際に認められている医薬により求められるように用い
ると、得られる。精確な用量は、投与の仕方および投与される形態のような、沢山の要因
に依る。

Claims (17)

  1. 一般式:
    Figure 0004890268
    式中:
    Dが、SもしくはOを表し;
    1、R2、R3、およびR4が独立に、水素、ハロゲン、C1 6アルキル、C3 8シクロアルキル、ヒドロキシ、C1 6アルコキシ、C3 8アルコキシ−C1 6アルキル、ニトロ、アミノ、シアノ、シアノメチル、過ハロメチル、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノ、スルファモイル、C1 6アルキルチオ、C1 6アルキルスルホニル、C1 6アルキルスルフィニル、ホルミル、C1 6アルキルカルボニルアミノ、R8アリールチオ、R8アリールスルフィニル、R8アリールスルホニル、C1 6アルコキシカルボニル、C1 6アルコキシカルボニル−C1 6アルキル、カルバモイル、カルバモイルメチル、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニル、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニル、ウレイド、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニルアミノ、チオウレイド、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニルアミノ、C1 6モノアルキルもしくはジアルキルアミノスルホニル、カルボキシ、カルボキシ−C1 6アルキル、アシル、R8アリール、R8アリール−C1 6−アルキル、R8アリールオキシであり;
    5およびR6が各々独立に、水素もしくはC1 6−アルキルであり、または、R5およびR6が結合した炭素原子と一緒に取り込まれ、3〜6員炭素環を形成し;
    7が、2−、3−、もしくは4−ピリジルであり、任意にR1により、一もしくは多置換されるか、または、R7が、2−もしくは3−チエニルであり、任意にR1により、一もしくは多置換されるか、または、R7が、ハロゲン、C 1 〜C 6 アルキル、C 3 〜C 8 シクロアルキル、ヒドロキシ、C 1 〜C 6 アルコキシ、C 3 〜C 8 アルコキシ−C 1 〜C 6 アルキル、ニトロ、アミノ、シアノ、シアノメチル、過ハロメチル、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノ、スルファモイル、C 1 〜C 6 アルキルチオ、C 1 〜C 6 アルキルスルホニル、C 1 〜C 6 アルキルスルフィニル、ホルミル、C 1 〜C 6 アルキルカルボニルアミノ、R 8 アリールチオ、R 8 アリールスルフィニル、R 8 アリールスルホニル、C 1 〜C 6 アルコキシカルボニル、C 1 〜C 6 アルコキシカルボニル−C 1 〜C 6 アルキル、カルバモイル、カルバモイルメチル、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニル、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニル、ウレイド、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノカルボニルアミノ、チオウレイド、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノチオカルボニルアミノ、C 1 〜C 6 モノアルキルもしくはジアルキルアミノスルホニル、カルボキシ、カルボキシ−C 1 〜C 6 アルキル、アシル、R 8 アリール、R 8 アリール−C 1 〜C 6 −アルキルまたはR 8 アリールオキシにより、一もしくは多置換されたフェニルであり
    8が、水素、ハロゲン、C1 6アルキル、C3 8シクロアルキル、ヒドロキシ、C1 6アルコキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、シアノメチル、過ハロメチルであるベンゾピラン誘導体、あるいは、これらの医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との塩、あるいは、全ての光学異性体もしくはラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、あるいは、全ての多型もしくは互変異性体。
  2. DがSを表す、請求項1に記載のベンゾピラン誘導体。
  3. R/S−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(3−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(4−シアノフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−ニトロフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−トリフルオロメチルフェニルアミノチオカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メトキシフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(3−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−4−(4−メチルフェニルアミノカルボニルアミノ)−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(2−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(3−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−6−フルオロ−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−クロロ−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン;
    R/S−6−ブロモ−4−(4−クロロフェニルアミノカルボニルアミノ)−3,4−ジヒドロ−2,2−ジメチル−2H−1−ベンゾピラン
    から選択される、請求項1または2に記載のベンゾピラン誘導体。
  4. KATP制御カリウムチャネル開口剤としての使用のための、請求項1〜3のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体、医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との医薬的に許容可能なこれらの塩、いずれかの光学異性体、ラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、またはいずれかの互変異性体を、1種以上の医薬的に許容可能な担体もしくは稀釈剤と共に含む、医薬組成物。
  6. 高インシュリン血症および糖尿から選択される内分泌系疾患の処置における使用のための、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体、医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との医薬的に許容可能なこれらの塩、いずれかの光学異性体、ラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、またはいずれかの互変異性体を、医薬的に許容可能な担体もしくは稀釈剤と共に含む、医薬組成物。
  7. 経口投与単位形態もしくは非経口投与単位形態の、請求項5もしくは6に記載の医薬組成物。
  8. 前記ベンゾピラン誘導体が、0.05〜1000mg/日の範囲中の用量として投与される、請求項5もしくは6に記載の医薬組成物。
  9. 前記ベンゾピラン誘導体が、0.1〜500mg/日の範囲中の用量として投与される、請求項5もしくは6に記載の医薬組成物。
  10. 前記ベンゾピラン誘導体が、50〜200mg/日の範囲中の用量として投与される、請求項5もしくは6に記載の医薬組成物。
  11. 治療での使用のための、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体、医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との医薬的に許容可能なこれらの塩、いずれかの光学異性体、ラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、またはいずれかの互変異性体。
  12. 治療での使用のための、次いで高インシュリン血症および糖尿から選択される内分泌系疾患の処置における、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体、医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との医薬的に許容可能なこれらの塩、いずれかの光学異性体、ラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、またはいずれかの互変異性体。
  13. 医薬品としての、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体、医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との医薬的に許容可能なこれらの塩、いずれかの光学異性体、ラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、またはいずれかの互変異性体。
  14. 医薬品を調製するための、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体の使用。
  15. 高インシュリン血症および糖尿から選択される内分泌系疾患の処置用医薬品調製のための、請求項1〜4のいずれか1項に記載のベンゾピラン誘導体、医薬的に許容可能な酸もしくは塩基との医薬的に許容可能なこれらの塩、いずれかの光学異性体、ラセミ混合物を包含する光学異性体混合物、またはいずれかの互変異性体の使用。
  16. 高インシュリン血症および糖尿から選択される内分泌系疾患の処置において使用される医薬品の製造方法であって、請求項1〜4のいずれか1項に記載の式(I)の化合物もしくは医薬的に許容可能なこれらの塩を、生薬投与形態とすることを含む、製造方法。
  17. 請求項1に記載の式(I)のベンゾピラン誘導体を調製する方法であって:
    式(II)
    Figure 0004890268
    [式中、RがNH2を表し、R1、R2、R3、およびR4は式(I)に関して定義されたとおり]
    の化合物を、式(III)
    7−N=C=D (III)
    [式中、DがSもしくはOを表し、R7は式(I)に関して定義されたとおり]
    のイソ(チオ)シアネートと反応させ、式(I)のベンゾピラン誘導体を形成させるか;あるいは
    式(II)
    [式中、Rが−N=C=Sを表し、R1、R2、R3、およびR4は式(I)に関して定義されたとおり]
    の化合物を、式(IV)
    7−NH2 (IV)
    [式中、R7は式(I)に関して定義されたとおり]
    のアミンと反応させ、式(I)のベンゾピラン誘導体を形成させる
    方法。
JP2006551835A 2004-02-03 2005-01-21 ベンゾピラン誘導体、これの生産方法、およびこれの使用 Expired - Fee Related JP4890268B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04075293.3 2004-02-03
EP04075293A EP1589015A1 (en) 2004-02-03 2004-02-03 Benzopyran derivatives, method of production and use thereof
PCT/EP2005/050275 WO2005075463A1 (en) 2004-02-03 2005-01-21 Benzopyran derivatives, method of production and use thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007520524A JP2007520524A (ja) 2007-07-26
JP4890268B2 true JP4890268B2 (ja) 2012-03-07

Family

ID=34833675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006551835A Expired - Fee Related JP4890268B2 (ja) 2004-02-03 2005-01-21 ベンゾピラン誘導体、これの生産方法、およびこれの使用

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7507761B2 (ja)
EP (2) EP1589015A1 (ja)
JP (1) JP4890268B2 (ja)
CA (1) CA2551575C (ja)
ES (1) ES2563455T3 (ja)
PL (1) PL1716141T3 (ja)
WO (1) WO2005075463A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2005256675A1 (en) * 2004-06-23 2006-01-05 Neurotec Pharma, S.L. Compounds for the treatment of inflammation of the central nervous system
EA200801013A1 (ru) 2005-10-07 2008-10-30 Гленмарк Фармасеутикалс С.А. Производные замещённых соединений, содержащих конденсированные бензольные кольца, и их применение в качестве лигандов ванилоидных рецепторов
KR20080111144A (ko) * 2006-04-18 2008-12-22 아보트 러보러터리즈 바닐로이드 수용체 서브타입 1(vr1)의 길항제 및 이의 용도
WO2008110863A1 (en) * 2007-03-15 2008-09-18 Glenmark Pharmaceuticals S.A. Indazole derivatives and their use as vanilloid receptor ligands
CN104513220A (zh) * 2013-09-27 2015-04-15 天津尚德药缘科技有限公司 一种4-氨基-6-卤代-3,4-二氢-2,2-二甲基-2h-1-苯并吡喃的制备方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04243852A (ja) * 1990-06-18 1992-08-31 E R Squibb & Sons Inc ベンゾピラン誘導体およびその異項環類似体
JPH05294847A (ja) * 1990-09-26 1993-11-09 E R Squibb & Sons Inc 臓器用保護剤
JPH093035A (ja) * 1995-06-07 1997-01-07 Bristol Myers Squibb Co スルホンアミド置換ベンゾピラン誘導体

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5276168A (en) * 1990-06-18 1994-01-04 E. R. Squibb & Sons, Inc. Benzopyran derivatives and heterocyclic analogs thereof as antiischemic agents
CA2055376A1 (en) * 1990-12-05 1992-06-06 Gary J. Grover Method of treating shock using a potassium channel activator

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04243852A (ja) * 1990-06-18 1992-08-31 E R Squibb & Sons Inc ベンゾピラン誘導体およびその異項環類似体
JPH05294847A (ja) * 1990-09-26 1993-11-09 E R Squibb & Sons Inc 臓器用保護剤
JPH093035A (ja) * 1995-06-07 1997-01-07 Bristol Myers Squibb Co スルホンアミド置換ベンゾピラン誘導体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007520524A (ja) 2007-07-26
PL1716141T3 (pl) 2016-07-29
EP1716141B1 (en) 2016-01-20
WO2005075463A1 (en) 2005-08-18
EP1716141A1 (en) 2006-11-02
CA2551575C (en) 2012-04-24
US20070112063A1 (en) 2007-05-17
US7507761B2 (en) 2009-03-24
CA2551575A1 (en) 2005-08-18
EP1589015A1 (en) 2005-10-26
ES2563455T3 (es) 2016-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU757693B2 (en) Fused 1,2,4-thiadiazine derivatives, their preparation and use
US5965575A (en) N-aryl piperidine compounds as 5HT1B antagonists
CZ20032696A3 (cs) Thiohydantoiny a jejich použití při léčení cukrovky
IE59309B1 (en) New quinazoline derivatives, process for their production and pharmaceutical compositions comprising them
PL191330B1 (pl) Nowe pochodne chromanu, sposób ich wytwarzania, ich zastosowanie i środek farmaceutyczny
MXPA05004328A (es) Compuestos de quinazolinona como calciliticos.
JP4890268B2 (ja) ベンゾピラン誘導体、これの生産方法、およびこれの使用
AU737920B2 (en) 1,2,4-benzothiadiazine derivatives, their preparation and use
US6391891B1 (en) Bicyclic compounds as ligands for 5-HT1 receptors
AU2009262274A1 (en) 6-substituted phenoxychroman carboxylic acid derivatives
AU653245B2 (en) Novel benzopyran derivatives
US6825213B2 (en) β3-adrenoreceptor agonists, agonist compositions and methods of using
IL95167A (en) History of novel preparation and pharmaceutical preparations containing them
JPH02172973A (ja) テトラリン誘導体
SK20998A3 (en) Chromane derivatives, a drug containing same, and their use
TW593307B (en) Sulfonamide-substituted benzopyran derivatives, processes for their preparation, their use as a medicament, and pharmaceutical preparations comprising them
JPH08507303A (ja) 非競合的nmda受容体アンタゴニストとしての2h−1,2,4−ベンゾチアジアジン3(4h)−オン1,1ジオキシド誘導体の使用
SK82399A3 (en) Heteroaryl sulfonamide compounds, process for their preparation, pharmaceutical compositions containing them and their use
NO312546B1 (no) Sulfonamidsubstituerte kondenserte 5-ringforbindelser, deres anvendelse til fremstilling av medikament samt farmasöytiskepreparater inneholdende forbindelsene
CA2350560C (en) Novel type condensed pyridazinone compounds
AU710265B2 (en) 3(2h)-pyridazinone derivatives and pharmaceutical compositions containing these compounds
PT92669B (pt) Processo para a preparacao de compostos biciclicos, de preferencia derivados debenzopirano
JPH069544A (ja) 中枢神経系抗虚血剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110615

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111206

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees