JP4889580B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を読み取るための原稿読取部と、前記原稿読取部にて読み取った画像を記録シートに記録する記録部と、前記記録部からの記録シートを排出する排出部とを備えた画像形成装置に関する。
複写機や複合機等の画像形成装置では、一般的に、原稿読取部にて読み取った原稿の画像を記録部にて記録用紙等の記録シートに記録し、該記録した記録シートを排出部にて排出するようになっている。
詳しくは、原稿読取部において、原稿押さえ板で原稿の画像を読み取る場合には、画像形成装置本体の原稿載置台に載置された原稿を原稿押さえ部材にて1枚ずつ保持した状態で読み取る。なお、原稿自動読取装置が取り付けられる場合は、該原稿自動読取装置の上部筐体が原稿押さえ板として作用する。
また、原稿読取部において、原稿自動搬送装置で原稿の画像を自動的に読み取る場合には、原稿が原稿自動搬送装置の原稿セットトレイにセットされた後、原稿を1枚ずつ自動的に搬送しつつ該原稿の画像を読み取る。なお、画像が読み取られた原稿は、原稿自動搬送装置の原稿排出部に載置される。
このような従来の画像形成装置においては、記録部での記録動作の完了後、排出部に記録シートが排出される際には、利用者は排出部に排出された記録シートに意識が注がれるために、原稿読取部における原稿を取り忘れてしまう場合が多い。特に、原稿押さえ板で原稿載置台に載置された原稿を1枚ずつ保持した状態で原稿の画像を読み取る場合には、前記の問題が顕著となる。
例えば、画像形成装置として、コンビニエンスストア等の不特定多数の人が利用する場所に設置される複写機においては、通常、利用者は原稿載置台に1枚ずつ原稿を載置し、原稿押さえ板を閉じた後にスタートボタンを押下することで、コピーが行われている。その際に、利用者は、画像が記録されて排出部に排出された記録シートを該排出部から取り去るが、本来、最も重要な原紙である読み取り原稿を原稿載置台に放置したまま帰宅してしまうといったことが多発していた。
この問題を解決するために、下記特許文献1には、複写完了後に排紙トレイに排出された記録用紙が取り除かれているにも拘わらず、原稿押さえ板の開放が検出されない場合には、原稿の取り忘れであることを警告ブザーにより利用者に報知することが開示されている。
特開昭60−26329号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、警告音が大きいと画像形成装置の利用者や周辺の人を驚かせる恐れがあり、不快感を与えてしまうことがある。また、逆に警告音が小さいと利用者は警告音に気が付かず、原稿を取り忘れてしまう恐れがある。従って、利用者や周囲の人に不快感を与えずに的確に警告を伝えるために最適な音量を設定する必要があるが、このように設定することは、画像形成装置の設置環境や外部の騒音などとの関係により困難であった。
そこで、本発明は、利用者や周囲の人に警告音を聞かせるといった不快感を与えることなく、原稿の取り忘れを確実に防止できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明者は、記録部にて記録された記録シートを得るために、利用者が排出部に排出された記録シートに注意していることに着目し、本発明を完成した。即ち、本発明は、前記課題を解決するため、原稿を読み取るための原稿読取部と、前記原稿読取部にて読み取った画像を記録シートに記録する記録部と、前記記録部から送られてきた記録シートを排出する排出部とを備えた画像形成装置であって、前記排出部は、排出された記録シートの該排出部からの取り出しを一時的に禁止する禁止部材を備え、前記禁止部材は、排出された記録シートの最上位面を押圧して該記録シートの前記排出部からの取り出しを禁止する押圧ローラと、前記押圧ローラに対して軸線回りの回転方向に所定の値以上の力が付与されると該押圧ローラの回転を許容するトルクリミッタとを備えていることを特徴とする画像形成装置を提供するものである。
本発明に係る画像形成装置によれば、前記排出部において、排出された記録シートの該排出部からの取り出しを一時的に禁止する前記禁止部材を備えているので、利用者や周囲の人に警告音を聞かせるといった不快感を与えることなく、原稿の取り忘れを利用者に認識させることができ、これにより、原稿の取り忘れを確実に防止することが可能となる。さらに、排出された記録シートの最上位面を押圧する前記押圧ローラにより該記録シートの前記排出部からの取り出しを禁止することで、排出された全ての記録シートの取り出しを簡単な構成で禁止することが可能となる。しかも、前記トルクリミッタにて前記押圧ローラに対して回転方向に前記所定値以上の力が付与されると該押圧ローラの回転を許容することで、記録シートの取り出しの際に該記録シートの破損を有効に防止することができる。
本発明に係る画像形成装置において、前記禁止部材は、前記記録部での記録動作の完了後に前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態に移行することが好ましい。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記原稿読取部での原稿の有無を検知するための原稿検知手段を備えており、前記禁止部材は、前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態から、前記原稿検知手段の検知結果に基づき、前記排出部からの記録シートの取り出しを許可する非作動状態に移行する態様を例示できる。この態様では、前記原稿検知手段にて原稿の有無を検知することで、前記原稿読取部での原稿が取り除かれたことを検知でき、この検知によって、前記禁止部材を前記非作動状態に移行させることができる。これにより、利用者は原稿を前記原稿読取部から取り除いた後、前記排出部から記録シートを取り出すことが可能となる。
かかる態様において、さらに、前記原稿読取部は、原稿を開放可能に保持する原稿押さえ部材を備えており、前記原稿検知手段は、前記原稿押さえ部材が開放されたか否かを検知する開放検知手段である態様を例示できる。この態様では、前記開放検知手段にて前記原稿押さえ部材が開放されたことを検知することで、原稿が取り除かれたとみなすことができる。前記原稿押さえ部材としては、画像形成装置に備えられる原稿載置台に対し開閉可能に取り付けられる原稿押さえ板や、画像形成装置に備えられる原稿載置台に対し開閉可能に取り付けられる原稿自動搬送装置を例示できる。
ところで、前記禁止部材が前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態の時には、利用者は、排出された記録シートを取り出せない理由を知るために、該画像形成装置に備えられる表示部を確認することが予想される。かかる観点から、本発明に係る画像形成装置において、前記禁止部材が前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態の時には該画像形成装置に備えられる表示部にメッセージを表示することが好ましい。こうすることで、例えば、前記操作部に原稿を取り忘れていることを前記表示部に表示することができ、これにより、利用者や周囲の人に不快感を与えることなく、原稿の取り忘れを報知することが可能となる。
また、本発明に係る画像形成装置において、前記禁止部材は、前記押圧ローラが回転したか否かを検知する回転検知手段を備えている態様を例示できる。
の態様では、前記回転検知手段にて前記押圧ローラが回転したか否かを検知するので、利用者が記録シートを取り出したことを検知できる。
前記回転検知手段としては、例えば、前記押圧ローラに作動連結されたモータを挙げることができる。この場合、前記押圧ローラの回転による前記モータの起電力の発生を検知した場合には該画像形成装置に備えられる表示部にメッセージを表示してもよい。
以上説明したように、本発明によると、利用者や周囲の人に警告音を聞かせるといった不快感を与えることなく、原稿の取り忘れを確実に防止できる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す概略正面図である。
[画像形成装置の全体構成]
先ず、図1に示す画像形成装置1全体の構成について説明する。図1に示す画像形成装置1は、ここでは電子写真方式の画像形成プロセスによって画像を形成するデジタル複合機とされている。
この画像形成装置1では、原稿ORの画像を画像データとして読み取って記録用紙等の記録シートSに記録(以下、印刷という)する複写モードと、原稿ORの画像を画像データとして読み取って送信したり、原稿ORの画像データを受信して記録シートSに画像を印刷したりするファクシミリモードと、パーソナルコンピュータ等の情報端末装置からネットワーク等の通信手段を通じて画像データを受信して記録シートSに画像を印刷するプリンタモードとのうち、何れかのモードを選択的に実行できるようになっている。画像形成装置1は、その構成を大別すると、原稿読取部2、記録部(以下、画像形成部という)3及び排出部5を備えている。
原稿読取部2は、本実施の形態では、原稿ORを載置する原稿載置台10と、原稿載置台10に載置された原稿ORを開放可能に保持する原稿押さえ部材11とを備えている。詳しくは、原稿読取部2は、主走査方向及び副走査方向に原稿ORを走査しつつ原稿ORの画像を画像データとして読み取るスキャナ部とされている。
原稿載置台10は、装置1本体の上部に設けられており、プラテンガラス16が取り付けられている。原稿押さえ部材11は、ここでは原稿押さえ板とされており、原稿載置台10に開閉可能に取り付けられている。詳しくは、原稿押さえ部材11は、前後方向(主走査方向)の後側が左右方向(副走査方向)に沿った枢支軸回り回動自在に原稿載置台10に取り付けられている。これにより、原稿押さえ部材11は、前記枢支軸回りの開閉動作によって、原稿載置台10に原稿ORを保持する保持状態と、利用者が原稿載置台10に載置された原稿ORを取り除くことが可能な開放状態とをとり得るようになっている。
原稿読取部2は、第1及び第2走査ユニット23,24を備えている。第1及び第2走査ユニット23,24は、相互に所定の速度関係を維持しつつ主走査方向に移動するようになっている。第1走査ユニット23は、プラテンガラス16上の原稿OR表面を露光するようになっている。また、原稿読取部2は、第1及び第2走査ユニット23,24のミラーによって原稿OR表面からの反射光を結像レンズ26へと導き、結像レンズ26によって原稿OR表面の画像を撮像素子(ここではCCD:Charge Coupled Device)27上に結像するようになっている。撮像素子27は、原稿OR表面の画像を画像データとして読み取り、原稿OR表面の画像に基づく画像データを出力するものである。
撮像素子27から出力された画像データは、マイクロコンピュータ等を含む制御部51(図1では図示せず、後述する図4参照)へ送信されるようになっている。原稿読取部2から制御部51へ送信された画像データは、該制御部51で各種の画像処理を施されてから、画像形成部3に出力されるようになっている。
画像形成部3は、画像データに基づく原稿ORの画像を記録シートS上に印刷するものである。この画像形成部3は、潜像担持体(ここでは感光体ドラム)31と、感光体ドラム31表面を帯電させるための帯電装置32と、感光体ドラム31上に静電潜像を形成するための露光装置(ここではレーザスキャンユニット(LSU))33と、前記静電潜像を現像剤によって現像して感光体ドラム31上にトナー像を形成するための現像装置34と、感光体ドラム31上のトナー像を記録シートSに転写するための転写装置35と、記録シートS上の転写画像を該記録シートSに定着するための定着装置37と、転写装置35によって転写されずに感光体ドラム31表面に残った残留トナーを除去するためのクリーニング装置36と、感光体ドラム31表面に残った残留電荷を除電するための除電装置(図示せず)とを備えている。
感光体ドラム31は、印刷を行うにあたり、所定方向に回転駆動され、その表面がクリーニング装置36によりクリーニングされ、該クリーニングされた表面が帯電装置32により均一に帯電される。
帯電装置32は、感光体ドラム31の表面を所定の電位に均一に帯電させるためのものである。帯電装置32は、接触型の帯電装置(例えばローラ型やブラシ型のもの)や、チャージャー型の帯電装置を用いることができ、ここではローラ型のものとされている。
露光装置33は、ここでは、レーザ光源であるレーザ照射部28と、ミラー群29とを備えるレーザスキャニングユニット(LSU)とされている。この露光装置33は、制御部51からの画像データを入力して、この画像データに応じたレーザ光をレーザ照射部28から出射し、このレーザ光を、ミラー群29を介して感光体ドラム31に照射して、均一に帯電された感光体ドラム31表面を露光し、感光体ドラム31表面に静電潜像を形成するようになっている。
現像装置34は、トナーを感光体ドラム31表面に供給して、感光体ドラム31上に形成された静電潜像を可視像化(現像)するものである。
転写装置35は、感光体ドラム31表面に形成されたトナー像を記録シートSに転写するようになっている。詳しくは、転写装置35は、感光体ドラム31表面のトナー像の電荷とは逆極性の電界を印加することで、この逆極性の電界により感光体ドラム31表面のトナー像が記録シートS上に転写されるようになっている。例えば、トナー像が(−)極性の電荷を有する場合は、転写装置35に印加さる電界の極性が(+)極性にされる。
クリーニング装置36は、現像、転写後に感光体ドラム31の表面に残留したトナーを除去して回収するようになっている。
定着装置37は、転写装置35にてトナー像が転写された記録シートSを加熱及び加圧して、該シートS上のトナー像を定着させるようになっている。詳しくは、定着ユニット37は、一対の定着ローラ37aを備えている。該一対の定着ローラ37a間の圧接部(定着ニップ部と称される)に記録シートSが搬送されてくると、各ローラ37aによりシートSが搬送されつつ、該シートS上の未定着トナー像が加熱溶融されて加圧され、トナー像がシートS上に定着されるようになっている。
画像形成装置1は、表示部13aを有する操作部13(後述する図6及び図7参照)、給紙部4、主搬送路38及び反転搬送路39をさらに備えている。
操作部13は、表示部13aに加えて、操作パネル13bを備えており、表示・操作パネルとされている。表示部13aは、制御部51からの出力信号によって、ユーザによる操作指示やメッセージ表示のための表示画面を出力表示できるようになっている。操作パネル13bは、操作キー等の操作部材を備えており、ユーザによる操作指示を制御部51に入力できるようになっている。
給紙部4は、複数の給紙カセット41を備えている。各給紙カセット41は、複数枚の記録シートSを蓄積しておくためのものであり、本実施の形態では、装置1本体の下部に設けられている。各給紙カセット41は、記録シートSを1枚ずつ引き出すためのピックアップローラ41aを備えており、該ピックアップローラ41aにて引き出したシートSを主搬送経路38へと送り出すようになっている。
また、画像形成装置1には、予めシートSを収納する給紙カセット41の他に、手差しトレイ42が配置されている。手差しトレイ42には、給紙カセット41と同様に、ピックアップローラ42aが配置され、記録シートSを1枚ずつ主搬送路38に導くようになっている。
主搬送路38は、給紙部4における給紙カセット41から画像形成部3へ記録シートSを導くものとされている。詳しくは、主搬送路38には、記録シートSを搬送するための複数対の搬送ローラ38aと、一対のレジストローラ38bとが設けられている。一対のレジストローラ38bは、複数対の搬送ローラ38aからの記録シートSを感光体ドラム31上の静電潜像と同期をとって搬送するものである。
主搬送路38において、複数対の搬送ローラ38aは、記録シートSを給紙カセット41から受け取り、シートSの先端がレジストローラ38bに達するまで該シートSを搬送するようになっている。即ち、複数対の搬送ローラ38aは、一時的に停止しているレジストローラ38bに記録シートSの先端が達して当接し、該シートSが撓むまで該シートSを搬送するようになっている。この撓んだ記録シートSの弾性力により、該シートSの先端部をレジストローラ38bに対して平行に揃えることが可能となる。レジストローラ38bは、この後、回転駆動されることにより、該シートSを画像形成部3の転写装置35へ搬送するようになっている。なお、本実施の形態では、反転搬送路39によって、記録シートSの裏面にも印刷できるようになっているが、ここでは、その詳しい説明は省略する。
各搬送路38,39においては、記録シートSの搬送位置等を検出するセンサが各所に配置されている。これにより、各センサにより検出された記録シートSの搬送位置に基づいて搬送ローラやレジストローラが駆動制御され、シートSが搬送及び位置決め制御される。そして、画像形成部3にて画像が形成された記録シートSは、排出部5へ排出される。
排出部5は、原稿読取部2の下方に設けられた排出トレイ44と、排出処理装置50と、画像形成部3にて画像が形成された記録シートSの排出トレイ44又は排出処理装置50への搬送を選択的に切り替える排出用切替爪5bとを備えている。
排出処理装置50は、複数段(ここでは3段)の排出トレイ5aを備えており、画像形成部3にて画像が形成された記録シートSを仕分け用切替爪5cによって各排出トレイ5aに仕分けして排出したり、記録シートSにパンチング処理を施したり、或いは記録シートSにステープル処理を施すようになっている。例えば、複数部の印刷物を作成する場合は、各排出トレイ5aに印刷物の一部ずつが割り当てられるように各記録シートSを各排出トレイ5aに仕分けして排出し、排出トレイ5a毎に、排出トレイ5a上の各記録シートSにパンチング処理やステープル処理を施して、印刷物を作成する。
この排出部5において、後述する禁止部材100が設けられている。この禁止部材100については、のちほど詳述する。
[画像形成装置の印刷動作]
次に、画像形成装置1の印刷動作について説明する。ここでは、複写モードを例に挙げて説明する。
この画像形成装置1では、印刷動作が行われるにあたり、利用者によって、原稿押さえ部材11が開かれて、プラテンガラス16上に原稿ORが載置され、さらに原稿押さえ部材11が閉じられる。また、利用者によって、操作部13が操作されることにより、記録シートSのサイズ及び変倍率等が入力設定された後、複写の開始が指示される。
この複写開始の指示により、第1及び第2走査ユニット23、24が相互に所定の速度関係を維持しつつ副走査方向に移動し、第1走査ユニット23によってプラテンガラス16上の原稿ORを露光する。そして、第1及び第2走査ユニット23、24によって原稿ORからの反射光を結像レンズ26へと導き、結像レンズ26によって原稿ORの画像をCCD27上に結像する。
こうして原稿ORの画像が読み取られると、原稿ORの画像に基づく画像データが制御部51に入力され、ここで画像データに各種の画像処理が施され、この画像データが画像形成部3へと出力される。
画像形成部3では、給紙部4から給紙されてきた記録シートSが主搬送路38に沿って搬送される。給紙部4は、給紙カセット41に収納された記録シートS、又は手差しトレイ42に載置された記録シートSを1枚ずつ引き出して、該シートSを画像形成部3の主搬送路38へと送り出す。
記録シートSは、画像形成部3の主搬送路38に沿って搬送されている途中で感光体ドラム31と転写装置35との間を通過し、さらに定着装置37を通過する。これにより、記録シートSに対して印刷が行われる。即ち、感光体ドラム31は、一方向に回転しており、その表面がクリーニング装置36及び除電装置によりクリーニングされてから、その表面が帯電装置32により均一に帯電される。露光装置33は、原稿読取部2からの画像データに基づいてレーザ光を変調し、このレーザ光によって感光体ドラム31表面を主走査方向に繰り返し走査して、静電潜像を感光体ドラム31表面に形成する。現像装置34は、トナーを感光体ドラム31表面に供給して、静電潜像を現像し、トナー像を感光体ドラム31表面に形成する。転写装置35は、該転写装置35と感光体ドラム31との間を通過する記録シートSに感光体ドラム31表面のトナー像を転写する。定着装置37は、記録シートSを加熱及び加圧して、該シートS上のトナー像を定着させる。
主搬送路38と反転搬送路39の接続位置には、分岐爪43が配設されている。記録シートSの片面だけに印刷が行われる場合は、分岐爪43がそれに対応する位置に位置決めされ、この分岐爪43により定着装置37からのシートSが排出トレイ44又は排出処理装置50の方へと導かれる。
こうして排出トレイ44又は排出処理装置50の方へ導かれた記録シートSは、排出用切替爪5bによって、排出トレイ44に排出されるか、又は、排出処理装置50に移行する。記録シートSが、排出処理装置50に移行した場合には、仕分け用切替爪5cによって、各排出トレイ5aのいずれかに排出される。
[禁止部材の説明]
次に、排出部5に備えられる禁止部材100について説明する。図2は、図1に示す画像形成装置1おいて禁止部材100部分を拡大して示す概略側面図であって、図2(a)は、該禁止部材100の非作動状態を示す図であり、図2(b)は、該禁止部材100の作動状態を示す図である。
禁止部材100は、排出部5に排出された記録シートSの該排出部5からの取り出しを一時的に禁止するように作動するものである。即ち、この禁止部材100は、排出部5からの記録シートSの取り出しを許可する非作動状態(図1及び図2(a)に示す状態)と、排出部5からの記録シートSの取り出しを禁止する作動状態(図2(b)に示す状態)とをとり得るように構成されている。
このように本発明の実施に係る画像形成装置1によれば、排出部5において、禁止部材100が、排出された記録シートSの該排出部5からの取り出しを一時的に禁止するので、利用者が、印刷されたことに気を取られている記録シートSを取り除く際に、原稿載置台10に載置された原稿ORの取り忘れに注意を引くように、記録シートSの取り除きを阻止することにより、原稿ORの取り忘れを利用者に意識させることができる。これにより、利用者や周囲の人に不快感を与えることなく確実に原稿ORの取り忘れを防止することができる。
禁止部材100についてさらに説明すると、禁止部材100は、ここでは、原稿読取部2の下方に設けられた排出トレイ44、及び排出処理装置50に備えられた複数段の排出トレイ5aにそれぞれ設けられている。
図3は、禁止部材100の一例の概略構成を示す側面図であって、図3(a)は、該禁止部材100の非作動状態を示す図であり、図3(b)は、該禁止部材100の作動状態を示す図である。
本実施の形態では、禁止部材100は、排出部5に排出されて積載された記録シートSの最上位面を押圧するように作動する押圧ローラ110を備えている。
押圧ローラ110は、軸線P1回り回転可能に構成されていてもよい。また、押圧ローラ110は、軸線P1回り回転不能に構成されていてもよいが、押圧ローラ110にて排出部5からの記録シートSの取り出しが禁止されると、利用者は強い力で記録シートSを取り出すことが予測される。かかる観点から、押圧ローラ110は、軸線P1回りの回転方向に所定の値以上の力が付与されると軸線P1回りの回転を許容するように構成されていてもよい。
具体的には、禁止部材100は、トルクリミッタ120を備えている。トルクリミッタ120は、押圧ローラ110に対して、軸線回りの回転方向に所定の値よりも小さい力しか付与されてないときには該押圧ローラ110が回転せずに、該回転方向に前記所定値以上の力が付与されると該力が付与された状態で該押圧ローラ110の軸線回りの回転を許容するようになっている。このトルクリミッタ120は、ここでは、押圧ローラ110に配置されている。
このようなトルクリミッタ120が押圧ローラ110に配置されることで、該押圧ローラ110に対して回転方向に前記所定値以上の力が付加されると、トルクリミッタ120が作用し、該押圧ローラ110が回転する。これにより、記録シートSの取り出しを許可することができ、該記録シートSへの破損を防止することが可能となる。そして、この場合、押圧ローラ110が回転するものの、利用者は記録シートSの取り出しに抵抗感があり、違和感を覚えるため、原稿ORの取り忘れに対する注意喚起を促すことが可能となる。
なお、押圧ローラ110としては、記録シートSを押圧する際に、記録シートSとの摩擦抵抗を大きくするという観点から、少なくともローラ表面がゴム部材で形成されているものを例示できる。
詳しくは、禁止部材100は、押圧ローラ110を支持すると共に押圧ローラ110の軸線P1に沿った回転軸P2回りに揺動自在とされたアーム部材130と、アーム部材130を回転軸P2回りに揺動するように駆動する駆動部材140とを備えている。
押圧ローラ110は、押圧する記録シートSの最大サイズの幅よりも大きい幅とされており、軸線P1方向に沿って延びている。アーム部材130及び駆動部材140は、ここでは押圧ローラ110の軸線P1方向両端部に設けられている。アーム部材130は、トルクリミッタ120を介して押圧ローラ110を支持している。
具体的には、アーム部材130は、一端部で押圧ローラ110を支持するアーム部131と、アーム部131を回転軸P2回りに揺動させる揺動部132とを有している。駆動部材140は、ここではプランジャ型のソレノイドとされている。駆動部材140は、ソレノイド141本体と、プランジャ142と、作動時におけるプランジャ142の吸引力に抗して該プランジャ142の吸引方向とは反対方向に付勢力を付与する付勢部材143とを備えている。具体的には、プランジャ142の軸線方向の所定位置には、付勢部材143の一端部を保持するストッパー部材142aが設けられている。付勢部材143はスプリングとされており、プランジャ142のストッパー部材142aよりソレノイド141本体へ挿入される側に挿通されている。そして、プランジャ142の先端部142bは、アーム部材130の揺動部132に回転軸P2に沿った枢支軸P3回りに揺動自在に連結されている。
かかる構成を備えた駆動部材140では、作動時には押圧ローラ110により排出部5に排出された記録シートSの最上位面を押圧させる一方(図2(b)及び図3(b)参照)、非作動時には押圧ローラ110の記録シートSへの押圧を解除するようになっている(図2(a)及び図3(a)参照)。
なお、駆動部材140は、画像形成装置1の待機中、又は印刷動作中においては、非作動とされている。この非作動時では、排出ローラ52(図1及び図2参照)から排出される記録シートSを阻害しないように該排出ローラ52から排出される記録シートSの排出経路から待避した位置に位置している。本実施の形態では、押圧ローラ110は、非作動時には、記録シートSの排出経路(図1及び図2(a)のα参照)よりも上方に位置している。
図4は、図1に示す画像形成装置1の制御部51を中心に示す制御系の概略ブロック図である。
図4に示す制御部51は、CPU(Central Processing Unit)51aと、記憶部51bとを備えている。記憶部51bは、各種制御プログラムを記憶しており、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を含んでいる。
制御部51は、CPU51aによって、各種制御プログラムを記憶部51bから読み出し、該読み出した制御プログラムを実行することで、印刷プロセス制御を行うように構成されている。
駆動部材140は、制御部51からの作動信号が受信されるように該制御部51の出力系に電気的に接続されている。
そして、制御部51は、押圧ローラ110が排出部5に排出された記録シートSの該排出部5からの取り出しを一時的に禁止するように駆動部材140を制御する。本実施の形態では、制御部51は、画像形成部3での印刷動作が完了して排出部5への記録シートS排出後に、排出部5からの記録シートSの取り出しを禁止する作動状態に移行するように構成されている。これにより、禁止部材100にて排出部5から一時的に記録シートSを取り出せないようにすることができる。具体的には、制御部51は、記録シートSの排出部5への排出完了後に駆動部材140に作動信号を送信し、アーム部材130を記録シートSへ向かう方向に回転軸P2回りに回動させ、記録シートSの最上位面を押圧ローラ110で押圧するようにしている(図3(b)参照)。
このように、前記作動状態の時には、禁止部材100が原稿ORの取り忘れにより排出部5に排出された記録シートSの取り出しを禁止するので、利用者は、記録シートSが取り出せない理由を確認するために表示部13aを確認することが考えられる。この点、本実施の形態においては、制御部51は、禁止部材100が前記作動状態の時には表示部13aに警告表示等のメッセージを表示するようになっている。
即ち、表示部13aは、制御部51からの出力信号が受信されるように該制御部51の出力系に電気的に接続されている(図4参照)。そして、制御部51は、禁止部材100が前記作動状態になっていると判断した場合には、該制御部51から原稿ORの取り忘れを報知する内容のメッセージを表示部13aに表示するようにしている。かかる構成では、表示部13aに原稿ORの取り忘れを報知する内容が表示されるので、利用者は容易に原稿ORの取り忘れを認識することができると共に、安心感を持って装置1を使用することが可能となる。
なお、制御部51は、押圧ローラ110の記録シートSへの押圧を解除する場合には、駆動部材140への作動信号を停止する。そうすると、禁止部材100において、付勢部材143の付勢力によって、アーム部材130が記録シートSから離間する方向に回転軸P2回りに回動される(図3(a)参照)。これにより、排出部5から記録シートSを取り出すことが可能となる。
本実施の形態においては、画像形成装置1は、さらに、原稿読取部2での原稿ORの有無を検知するための原稿検知手段14(図1参照)を備えている。原稿検知手段14は、ここでは、原稿押さえ部材11が開放されたか否かを検知する開放検知手段(例えば開放検知センサ)14とされている。具体的には、原稿検知手段14は、例えば、原稿押さえ部材11が閉じているときにはONする一方、原稿押さえ部材11が開放されたときにはOFFするように構成されている。この原稿検知手段14は、ON/OFF信号が制御部51へ送信されるように該制御部51の入力系に電気的に接続されている(図4参照)。
そして、制御部51は、原稿検知手段14の検知結果に基づき、前記作動状態から、前記排出部5からの記録シートSの取り出しを許可する非作動状態に移行するように構成されている。詳しくは、制御部51は、記録シートSの排出部5への排出完了後に、所定時間経過しても原稿検知手段14の検知結果に基づき原稿ORが取り除かれないと判断した場合には、禁止部材100を一時的に禁止するように作動する。制御部51は、その後、原稿検知手段14の検知結果に基づき原稿ORが取り除かれたと判断した場合には、該制御部51からの指示によって禁止部材100を非作動状態にすることで排出部5から記録シートSを取り出せるようにしている。具体的には、制御部51は、記録シートSの排出部5への排出完了後、所定時間経過しても原稿検知手段14がON状態のままで原稿押さえ部材11が開放していないと判断した場合には、駆動部材140へ作動信号を送信し、押圧ローラ110で記録シートSを押圧する。制御部51は、その後、原稿押さえ部材11が開放されて原稿検知手段14がOFF状態となったときに、駆動部材140への作動信号を停止し、押圧ローラ110の記録シートSへの押圧を解除する。
また、本実施の形態においては、画像形成装置1は、押圧ローラ110が回転したか否かを検知する回転検知手段15(図3参照)を備えている。
回転検知手段15は、ここでは、押圧ローラ110に作動連結されたモータとされている。詳しくは、回転検知手段15は、駆動伝達手段17を介して押圧ローラ110に連結されている。回転検知手段15は、そのモータ軸15aが回転することで発生する起電力が制御部51に送信されるように該制御部51の入力系に電気的に接続されている(図4参照)。具体的には、駆動伝達手段17は、押圧ローラ110に設けられた第1スプロケット17aと、アーム部材130を支持する回転軸P2に設けられた第2スプロケット17bと、第1及び第2スプロケット17a,17bに巻き掛けられた駆動チェーン等の駆動伝達部材17cとを備えている。そして、第2スプロケット17bを設けた回転軸P2は、回転自在とされており、その回転によってモータ15のモータ軸15aが連動して回転するように連結されている。
かかる構成を備えることにより、押圧ローラ110が軸線P1回り回転することで、駆動伝達手段17を介して回転検知手段15のモータ軸15aを回転させることができる。これにより、押圧ローラ110が記録シートSを押圧する際に、利用者が前記所定値以上の力で記録シートSを取り出すと、モータ15が発電機として作用し起電力が発生するようになっている。このため、制御部51が記録シートSの取り出しを検知することが可能となる。このような場合、制御部51は、表示部13aに、例えば、原稿ORの取り忘れを示すメッセージを表示するようにしてもよい。こうすることで、利用者が前記所定値以上の力で記録シートSを取り出す際に、簡単な構成で利用者に原稿ORの取り忘れを報知することが可能となる。
[禁止部材100の動作フローの説明]
次に、禁止部材100の動作フローを説明する。図5は、図1に示す画像形成装置1において、排出部5からの記録シートSの取り出しを禁止部材100にて一時的に禁止するための処理の流れを示すフローチャートである。また、図6及び図7は、それぞれ、該画像形成装置1において、禁止部材100の作動状態及び非作動状態を示す概略斜視図である。
この処理では、図5に示すように、利用者によって、原稿読取部2の原稿載置台10に原稿ORが載置された後、必要とされるコピー枚数が操作パネル13bから入力される(ステップS1)。次に、コピースタートボタン13c(図6及び図7参照)が押下されたか否かを判断し(ステップS2)、コピースタートボタン13cが押下された場合には(ステップS2:YES)、コピーが開始される(ステップS3)。なお、利用者によって、コピー枚数が入力されずに操作パネル13bのコピースタートボタン13cが押下された場合には、標準設定されているコピー枚数1枚としてコピーが開始される。
コピースタートボタン13cが押下された後、ステップS1で設定されたコピー枚数の印刷が完了したか否かを判断する(ステップS4)。そして、印刷が完了したと判断した場合には(ステップS4:YES)、排出トレイ44又は排出トレイ5aに排出された記録シートSを押圧ローラ110で押圧する(ステップS5)。これにより、排出部5に排出された記録シートSの利用者による取り出しが阻害されるようになる(図6参照)。
そのため、利用者は通常と異なる装置1の動作により、原稿載置台10に載置された原稿ORの取り忘れを認識することが可能となる。利用者が原稿載置台10の原稿ORの取り忘れに気付いた場合には、利用者にて原稿読取部2の原稿押さえ部材11が開放され、原稿載置台10上の原稿ORが取り除かれる(図7参照)。
このとき、原稿検知手段14にて原稿押さえ部材11の開放を検知して原稿押さえ部材11が開放されたか否かを判断し(ステップS6)、原稿押さえ部材11が開放されたと判断した場合には(ステップS6:YES)、排出トレイ44又は排出トレイ5aでの記録シートSへの押圧ローラ110による押圧を解除する(ステップS7)。これにより、利用者は、原稿載置台10上の原稿ORの取り忘れを確実に防止しつつ、排出トレイ44又は排出トレイ5aに排出された記録シートSを取り去ることが可能となる。
このように禁止部材100にて排出部5からの記録シートSの取り出しを一時的に禁止して間接的に利用者に原稿ORの取り忘れを報知することで、利用者及びその周辺の人に不快感を与えることなく、原稿ORの取り忘れを確実に防止することができる。
なお、本実施の形態では、原稿検知手段14として、開放検知センサを用いるが、原稿読取部2に原稿ORがセットされたことを検出する原稿検知センサを用いてもよい。
また、本実施の形態では、原稿読取部2において、原稿押さえ部材11として、原稿押さえ板を用いるが、それに代えて、原稿自動搬送装置を用いてよい。この場合、前記原稿検知手段は、原稿の画像を自動的に読み取った後、該原稿自動搬送装置の原稿排出部に載置された原稿の有無を検知するものであってもよい。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略斜視図である。 図1に示す画像形成装置おいて禁止部材部分を拡大して示す概略側面図であって、図(a)は、該禁止部材の非作動状態を示す図であり、図(b)は、該禁止部材の作動状態を示す図である。 禁止部材の一例の概略構成を示す側面図であって、図(a)は、該禁止部材の非作動状態を示す図であり、図(b)は、該禁止部材の作動状態を示す図である。 図1に示す画像形成装置の制御部を中心に示す制御系の概略ブロック図である。 図1に示す画像形成装置において、排出部からの記録シートの取り出しを禁止部材にて一時的に禁止するための処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示す画像形成装置において、禁止部材の作動状態を示す概略斜視図である。 図1に示す画像形成装置において、禁止部材の非作動状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿読取部
3 記録部(画像形成部)
5 排出部
11 原稿押さえ部材(原稿押さえ板)
13a 表示部
14 原稿検知手段(開放検知センサ)
15 回転検知手段(モータ)
100 禁止部材
110 押圧ローラ
120 トルクリミッタ
OR 原稿
S 記録シート

Claims (8)

  1. 原稿を読み取るための原稿読取部と、前記原稿読取部にて読み取った画像を記録シートに記録する記録部と、前記記録部から送られてきた記録シートを排出する排出部とを備えた画像形成装置であって、
    前記排出部は、排出された記録シートの該排出部からの取り出しを一時的に禁止する禁止部材を備え
    前記禁止部材は、排出された記録シートの最上位面を押圧して該記録シートの前記排出部からの取り出しを禁止する押圧ローラと、前記押圧ローラに対して軸線回りの回転方向に所定の値以上の力が付与されると該押圧ローラの回転を許容するトルクリミッタとを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記禁止部材は、前記記録部での記録動作の完了後に前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態に移行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記原稿読取部での原稿の有無を検知するための原稿検知手段を備えており、
    前記禁止部材は、前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態から、前記原稿検知手段の検知結果に基づき、前記排出部からの記録シートの取り出しを許可する非作動状態に移行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記原稿読取部は、原稿を開放可能に保持する原稿押さえ部材を備えており、
    前記原稿検知手段は、前記原稿押さえ部材が開放されたか否かを検知する開放検知手段であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記禁止部材が前記排出部からの記録シートの取り出しを禁止する作動状態の時には該画像形成装置に備えられる表示部にメッセージを表示することを特徴とする請求項1から請求項までの何れか一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記禁止部材は、前記押圧ローラが回転したか否かを検知する回転検知手段を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記回転検知手段は、前記押圧ローラに作動連結されたモータであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記押圧ローラの回転による前記モータの起電力の発生を検知した場合には該画像形成装置に備えられる表示部にメッセージを表示することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
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