JP4889253B2 - 超音波流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の流量を、超音波を用いて計測する超音波流量計に関する。
従来、流体の流路の上流側と下流側に一定の距離をおいて一対の超音波振動子を設置し、その間で相互に超音波を繰り返し送受信し、上流側から下流側への超音波の伝播積算時間と、下流側から上流側への伝播積算時間の差に基づいて流量を求める超音波流量計が知られている。
このような超音波流量計においては、超音波の送受信は、流量の状態に関わらず定められた回数だけ行われるため、電池で駆動する流量計では電力消費が激しく、電池が短期間で消耗するという不具合が発生していた。
このような不具合に対応するために、超音波の伝播時間の累計値または平均値を求め、この累計値または平均値から流体の流量を求め、流量に応じて超音波の送信と受信の繰返し回数を設定することにより電力消費を抑える超音波流量計が知られている(例えば、特許文献1参照)。この超音波流量計によれば、流量に適した時間間隔をおいて流量を測定することにより電力消費を抑えることができる。
特開2003―121220号公報
しかしながら、上述した従来の超音波流量計では、流量の大小または流量の増減傾向に基づいて繰返し回数が設定されるため、電力消費の抑制はできるが、超音波の伝播時間の測定精度が流量の状況で変化するという問題が考えられる。
そこで、本発明の課題は、流量の大小や増減傾向に拘わらずに超音波の伝播時間の測定精度を高く維持しつつ電力消費を抑制できる超音波流量計を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る超音波流量計は、流路の上流側と下流側とに一定の距離をおいて設置された一対の超音波振動子と、前記一対の超音波振動子の間で相互に超音波の送受信を繰り返して伝播時間を測定し、該測定により得られた上流側から下流側への超音波の伝播時間と下流側から上流側への超音波の伝播時間との差に基づいて前記流路を流れる流体の流量値を算出する流量計測回路とを備えた超音波流量計において、第1の繰り返し回路に設定された繰り返し回数分だけ繰り返し測定された、前記流量計測回路から送られてくる流量値を記憶し、記憶された流量値から標準偏差値を算出し、算出された標準偏差値に基づき前記伝播時間を測定する繰返し回数を制御する制御回路を備え、前記制御回路は、基準となる標準偏差値である基準標準偏差値を保持する基準標準偏差値保持回路と、第1の繰り返し回路に設定された繰り返し回数分だけ繰り返し測定された、前記流量計測回路から送られてくる流量値を記憶し、記憶された流量値から標準偏差値を算出する標準偏差値算出回路と、前記標準偏差値算出回路で算出された標準偏差値と前記基準標準偏差値保持回路に保持されている基準標準偏差値とを比較する比較回路と、前記比較回路による比較結果に基づき前記伝播時間を測定する回数を制御する測定回数制御回路とを備え、前記測定回数制御回路は、伝播時間の測定が所定回数だけ行われた後に、前記比較回路による比較結果に基づいて測定継続の要否を判断し、測定継続が必要であると判断した場合に、追加して行うべき測定の回数を決定し、追加して行うべき測定の回数を、前記標準偏差値算出回路で算出された標準偏差値と前記基準標準偏差値との差に応じて決定することを特徴とする。
本発明に係る超音波流量計によれば、測定された流量値の標準偏差値に基づき超音波の伝播時間の繰返し回数を決定するようにしたので、測定された流量値のバラツキが少ない場合は繰返し回数を小さくすることができ、その結果、電力消費を抑制できる。また、流量値のバラツキが少ない状態で超音波の伝播時間を測定できるので、測定精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施例1に係る超音波流量計の構成を示すブロック図である。この超音波流量計は、上流側超音波振動子101、下流側超音波振動子102、送受信切替回路103、第1の繰返し回路104、発信回路105、受信回路106、フィルタ回路107、コンパレータ108、到達時間測定回路109、流量計測回路110、標準偏差値算出回路111、基準標準偏差値保持回路112、比較回路113および第2の繰返し回路114を備えている。本発明の制御回路は、標準偏差値算出回路111、基準標準偏差値保持回路112、比較回路113および第2の繰返し回路114から構成されている。また、本発明の測定回数制御回路は、第2の繰返し回路114に対応している。
上流側超音波振動子101は、ガスや空気といった流体が流れる流路100の上流側に配置されている。下流側超音波振動子102は、流路100の下流側であって、上流側超音波振動子101から距離Lだけ離れた位置に、上流側超音波振動子101と対向するように配置されている。これら上流側超音波振動子101および下流側超音波振動子102は、流路100内において同軸上に配置されている。
上流側超音波振動子101は、送受信切替回路103から送られてくる駆動パルス信号に応じて超音波を発生し、下流側超音波振動子102に向けて送信する。また、上流側超音波振動子101は、下流側超音波振動子102からの超音波を受信して電気信号に変換し、受信信号として送受信切替回路103に送る。
下流側超音波振動子102は、送受信切替回路103から送られてくる駆動パルス信号に応じて超音波を発生し、上流側超音波振動子101に向けて送信する。また、下流側超音波振動子102は、上流側超音波振動子101からの超音波を受信して電気信号に変換し、受信信号として送受信切替回路103に送る。
送受信切替回路103は、発信回路105から送られてくる駆動パルス信号を、上流側超音波振動子101に送って超音波を発生させるとともに、この超音波を受信した下流側超音波振動子102から得られる受信信号を受信回路106に送るか、逆に、発信回路105から送られてくる駆動パルス信号を、下流側超音波振動子102に送って超音波を発生させるとともに、この超音波を受信した上流側超音波振動子101から得られる受信信号を受信回路106に送るかを切り替える。
第1の繰返し回路104は、上流側超音波振動子101または下流側超音波振動子102から超音波を発生すべき繰返し回数を内部に記憶している。この第1の繰返し回路104は、コンパレータ108から受信信号が送られてくる毎に、送信信号を発信回路105に送るという動作を、内部に記憶している繰返し回数分だけ実行する。
発信回路105は、第1の繰返し回路104から送られてくる送信信号に応答して、上流側超音波振動子101または下流側超音波振動子102を駆動するための駆動パルス信号を生成する。この発信回路105で生成された駆動パルス信号は、送受信切替回路103に送られるとともに、到達時間測定回路109に送られる。
受信回路106は、上流側超音波振動子101または下流側超音波振動子102から送受信切替回路103を介して送られてくる受信信号を一定の利得で増幅する。この受信回路106で増幅された受信信号は、フィルタ回路107に送られる。
フィルタ回路107は、受信回路106から送られてくる受信信号に含まれるノイズ成分を除去する。このフィルタ回路107でノイズが除去された受信信号は、コンパレータ108に送られる。
コンパレータ108はフィルタ回路107から送られてくるアナログの受信信号を所定のスレッショルド電圧でスライスすることによりデジタルの受信信号に変換する。このコンパレータ108で変換することにより得られたデジタルの受信信号は、到達時間測定回路109に送られるとともに、第1の繰返し回路104に送られる。
到達時間測定回路109は、発信回路105から駆動パルス信号が出力されてから、コンパレータ108から受信信号が得られるまでの時間を計測することにより、上流側超音波振動子101と下流側超音波振動子102との間の超音波の伝播時間を測定する。この到達時間測定回路109によって測定された伝播時間は、流量計測回路110に送られる。
流量計測回路110は、到達時間測定回路109から送られてくる伝播時間に基づいて、周知のアルゴリズムを用いて、流路100を流れる流体の流量を算出する。具体的には、流量計測回路110は、上流側超音波振動子101から下流側超音波振動子102に超音波が到達する伝搬時間と下流側超音波振動子102から上流側超音波振動子101に超音波が到達する伝搬時間との差に基づいて流体の流量を計測する。この流量計測回路110で計測された流量は、流量値として標準偏差値算出回路111に送られる。
標準偏差値算出回路111は、流量計測回路110から送られてくる流量値を順次記憶を行ない、記憶された複数の流量値を用いて、流量値の標準偏差値σを算出する。この標準偏差値算出回路111で算出された標準偏差値σは、比較回路113に送られる。
基準標準偏差値保持回路112は、基準となる標準偏差値である基準標準偏差値σTHを保持する。基準標準偏差値σTHは、流量計測回路110から送られてくる流量値が所定のバラツキの範囲内に収まっている場合の標準偏差値であり、あらかじめ基準標準偏差値保持回路112に格納されて保持される。基準標準偏差値保持回路112に保持されている基準標準偏差値σTHは、比較回路113に送られる。
比較回路113は、標準偏差値算出回路111から送られてくる標準偏差値σと基準標準偏差値保持回路112から送られてくる基準標準偏差値σTHとを比較し、比較結果を第2の繰返し回路114に送る。
第2の繰返し回路114は、比較回路113から送られてくる比較結果に基づいて継続測定の要否を判断する。そして、測定を継続する必要があると判断した場合には、標準偏差値σと基準標準偏差値σTHとの差Δσに対応する繰返し回数Nだけ送信信号を発信回路105に送る。差Δσと繰返し回数Nとの関係は、例えば図2に示すようなテーブルとして、あらかじめ第2の繰返し回路114の内部に記憶されている。
次に、上記のように構成された本発明の実施例1に係る超音波流量計の動作を説明する。この超音波流量計では、流量測定は間欠的に行われる。以下では、1回の流量測定の動作を説明する。
発信回路105で生成された駆動パルス信号が送受信切替回路103を介して上流側超音波振動子101に印加されると、上流側超音波振動子101は、印加された駆動パルス信号の大きさに応じた超音波を発生し、下流側超音波振動子102に向けて送信する。超音波は、その音速Vと距離Lとによって求められる伝播時間tを要して下流側超音波振動子102に到達する。下流側超音波振動子102は、受信した超音波を電気信号に変換し、受信信号として出力する。
下流側超音波振動子102から出力された受信信号は、送受信切替回路103を介して受信回路106に入力され、受信回路106において、一定利得で増幅されてフィルタ回路107に送られる。そして、フィルタ回路107でノイズ成分が除去されて、コンパレータ108に送られる。コンパレータ108は、フィルタ回路107から送られてくるアナログの受信信号をデジタル信号に変換し、第1の繰返し回路104および到達時間測定回路109に送る。
到達時間測定回路109は、上流側超音波振動子101から送信された超音波が下流側超音波振動子102で受信されるまでの伝播時間を、発信回路105から駆動パルスが出力されてからコンパレータ108から受信信号が得られるまでの時間を計測することによって求め、流量計測回路110に送る。
引き続いて、到達時間測定回路109は、下流側超音波振動子102から送信された超音波が上流側超音波振動子101で受信されるまでの伝播時間を、発信回路105から駆動パルスが出力されてからコンパレータ108から受信信号が得られるまでの時間を計測することによって求め、求めた伝播時間を流量計測回路110に送る。
流量計測回路110は、上流側超音波振動子101から下流側超音波振動子102への超音波の伝播時間と下流側超音波振動子102から上流側超音波振動子101への超音波の伝播時間との差から流体の流速を算出し、さらに、算出した流速に基づいて流路100に流れる流量を求め、流量値として標準偏差値算出回路111に送る。
標準偏差値算出回路111は、流量計測回路110から送られてくる流量値を順次記憶するとともに、この記憶した複数の流量値を用いて、流量値の標準偏差値σを算出して記憶する。そして、第1の繰返し回路104に記憶されている繰返し回数の測定が終了すると、最後に算出した標準偏差値σを比較回路113に送る。比較回路113は、標準偏差値算出回路111から送られてくる標準偏差値σと基準標準偏差値保持回路112から送られてくる基準標準偏差値σTHとを比較し、比較結果を第2の繰返し回路114に送る。
第2の繰返し回路114は、比較回路113から送られてくる比較結果が、標準偏差値σが基準標準偏差値σTHより小さいことを示している場合には、追加の測定は不要であると判断して、発信回路105に送信信号を送らない。これにより、流量の測定は終了する。
一方、比較回路113から送られてくる比較結果が、標準偏差値σが基準標準偏差値σTH以上であることを示している場合には、第2の繰返し回路114は、追加の測定が必要であると判断して、標準偏差値σと基準標準偏差値σTHとの差Δσを求める。そして、求めた差Δσに対応する繰返し回数Nをテーブルから取得し、取得した繰返し回数Nだけ送信信号を発信回路105に送る。これにより、第2の繰返し回路114で算出された繰返し回数だけ追加して伝播時間の測定が実行される。
上述した動作を、図3に示すタイミングチャートを参照しながら、さらに詳細に説明する。なお、図3は、2回の流量測定が行われる場合を示している。図3において、T1およびT2は、第1の繰返し回路104に記憶されている繰返し回数による測定期間である。測定期間T1およびT2の各々では、上流側超音波振動子101と下流側超音波振動子102との間で相互に超音波の送受信が行われ、その都度、流量計測回路110において流量値が算出され、算出された流量値に対する標準偏差値σが標準偏差値算出回路111において求められる。
測定期間T1の終了時S1−2においては、標準偏差値σ1が基準標準偏差値σTHより小さいので、第2の繰返し回路114による追加の測定は行われない。次に、測定期間T2の終了時S2−2においては、標準偏差値σ2が基準標準偏差値σTHよりΔσだけ大きいので、上述したように、差Δσに応じた繰返し回数がテーブルから取得され、追加の測定期間T2−1において、取得された繰返し回数N分だけ送信信号が発信回路105に送られる。そして、測定期間T2−1の測定終了時において、標準偏差値σ2−1と基準標準偏差値σTHとの比較が行われ、上述した測定期間と同様の動作が繰り返される。
以上説明したように、本発明の実施例1に係る超音波流量計によれば、測定された流量値の標準偏差値に基づき超音波の伝播時間の繰返し回数を決定するように構成したので、測定された流量値のバラツキが少ない場合には、繰返し回数を小さくすることができる。その結果、電力消費を抑制できる。また、流量値のバラツキが少ない状態で超音波の伝播時間を測定できるので、測定精度を向上させることができる。
なお、実施例1に係る超音波流量計では、測定期間T2の終了時S2−2において、標準偏差値σ2が基準標準偏差値σTHより大きい場合は、測定を自動的に継続するように構成したが、測定を継続するか終了するかを第2の繰返し回路114に設定し、この設定に従って動作するように構成できる。この構成によれば、標準偏差値σ2が基準標準偏差値σTHより小さくならなくて、換言すれば、測定された流量値のバラツキが収束しなくて、測定が終了しないという事態の発生を防止できる。
また、実施例1に係る超音波流量計では、第2の繰返し回路114による測定期間T2−1では必ず測定が行われるように構成したが、測定期間T2−1の途中であっても標準偏差値σ2−1が基準標準偏差値σTHより小さくなった時点で測定を終了するように構成できる。この構成によれば、追加の測定を行う時間を短縮できるので、消費電力を低減させることができる。
図4は、本発明の実施例2に係る超音波流量計の構成を示すブロック図である。この超音波流量計は、流量計測回路110で計測された流量値が、標準偏差値算出回路111の他に、基準標準偏差値保持回路112aおよび第2の繰返し回路114aにも送られる点が、実施例1に係る超音波流量計と異なる。
基準標準偏差値保持回路112aは、流量計測回路110から送られてくる流量値を基に基準標準偏差値σTHを変更する。例えば、流量値が小さい場合は基準標準偏差値を小さい値に変更し、流量値が大きい場合は基準標準偏差値を大きい値に変更する。
また、第2の繰返し回路114aは、流量計測回路110から送られてくる流量値を基に繰返し回数を変更する。例えば、上述した基準標準偏差値と同様に、流量値が小さい場合は繰返し回数Nを少なくし、流量値が大きい場合は繰返し回数Nを大きくする。
以上説明したように、本発明の実施例2に係る超音波流量計によれば、流量に応じて基準標準偏差値および追加の測定の繰返し回数を制御できるように構成したので、流量に応じた最適な測定が可能になる。
なお、この実施例2に係る超音波流量計においては、流量値に応じて基準標準偏差値σTHおよび繰返し回数Nを変更するように構成したが、流量の増減の変化に応じて基準標準偏差値σTHおよび繰返し回数Nを変更するように構成することもできる。この場合も、上述した作用および効果を奏する。
以上説明した実施例1および実施例2に係る超音波流量計は、流路100に流れる流体の流量を測定する本測定の前に予備測定を行い、この予備測定において検出された流量を基に基準標準偏差値σTHおよび第2の繰返し回数Nを決定しておき、その基準標準偏差値σTHおよび第2の繰返し回数Nを用いて本測定を行うように変形できる。
予備測定は、間欠的に実施される測定(本測定)の前の空き時間で実行するように構成できる。この構成によれば、予備測定は空き時間で実施されるので、高速で処理する必要がなく、また、本測定を実施する際の負荷は軽減されるので、高性能な部品を使用して処理回路を構成する必要がない。その結果、安価な超音波流量計を提供できる。
本発明の超音波流量計は、超音波ガスメータ等に適用可能である。
本発明の実施例1に係る超音波流量計の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る超音波流量計で使用されるテーブルを説明するための図である。 本発明の実施例1に係る超音波流量計の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る超音波流量計の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 流路
101 上流側超音波振動子
102 下流側超音波振動子
103 送受信切替回路
104 第1の繰返し回路
105 発信回路
106 受信回路
107 フィルタ回路
108 コンパレータ
109 到達時間測定回路
110 流量計測回路
111 標準偏差値算出回路
112,112a 基準標準偏差値保持回路
113 比較回路
114,114a 第2の繰返し回路

Claims (3)

  1. 流路の上流側と下流側とに一定の距離をおいて設置された一対の超音波振動子と、
    前記一対の超音波振動子の間で相互に超音波の送受信を繰り返して伝播時間を測定し、該測定により得られた上流側から下流側への超音波の伝播時間と下流側から上流側への超音波の伝播時間との差に基づいて前記流路を流れる流体の流量値を算出する流量計測回路とを備えた超音波流量計において、
    第1の繰り返し回路に設定された繰り返し回数分だけ繰り返し測定された、前記流量計測回路から送られてくる流量値を記憶し、記憶された流量値から標準偏差値を算出し、算出された標準偏差値に基づき前記伝播時間を測定する繰返し回数を制御する制御回路を備え
    前記制御回路は、
    基準となる標準偏差値である基準標準偏差値を保持する基準標準偏差値保持回路と、
    第1の繰り返し回路に設定された繰り返し回数分だけ繰り返し測定された、前記流量計測回路から送られてくる流量値を記憶し、記憶された流量値から標準偏差値を算出する標準偏差値算出回路と、
    前記標準偏差値算出回路で算出された標準偏差値と前記基準標準偏差値保持回路に保持されている基準標準偏差値とを比較する比較回路と、
    前記比較回路による比較結果に基づき前記伝播時間を測定する回数を制御する測定回数制御回路と、
    を備え、
    前記測定回数制御回路は、
    伝播時間の測定が所定回数だけ行われた後に、前記比較回路による比較結果に基づいて測定継続の要否を判断し、測定継続が必要であると判断した場合に、追加して行うべき測定の回数を決定し、追加して行うべき測定の回数を、前記標準偏差値算出回路で算出された標準偏差値と前記基準標準偏差値との差に応じて決定することを特徴とする超音波流量計。
  2. 前記測定回数制御回路は、
    伝播時間の測定が、追加して行うべき測定の回数だけ行われた後に、前記比較回路による比較結果に基づき測定継続の要否を判断し、さらに測定継続が必要であると判断した場合に、さらに追加して行うべき測定の回数を決定することを特徴とする請求項1記載の超音波流量計。
  3. 前記測定回数制御回路は、
    前記比較回路からの比較結果に基づき、前記標準偏差値算出回路で算出された標準偏差値が前記基準標準偏差値より小さい場合には、測定継続は不要であると判断して伝播時間の測定を終了し、前記標準偏差値算出回路で算出された標準偏差値が前記基準標準偏差値より大きい場合は、追加して行うべき測定の回数を決定することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の超音波流量計。
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