JP4888626B2 - 発光ダイオードランプ - Google Patents

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Description

本発明は、発光ダイオード素子と、前記発光ダイオード素子から発せられた光の一部を吸収し、この光とは異なる波長を有する蛍光を発する蛍光体とを備える発光ダイオードランプに関する。
青色光等の短波長の光を発する発光ダイオード素子と、この発光ダイオード素子から発せられた光の一部または全部を吸収することにより励起され、より長波長の黄色等の蛍光を発する蛍光物質を備える白色発光ダイオードは、様々な用途に用いられている。
このような白色発光ダイオードの一例としては、化合物半導体青色発光ダイオード素子と、これから発せられた青色光を吸収し、青色の補色である黄色の蛍光を発するセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(Yttrium Aluminum Garnet:YAG)系蛍光体とからなるものが挙げられる(例えば、特許文献1を参照のこと)。
また、このYAG系蛍光体にガドリニウムやガリウムを添加することにより色度調整をすることも考案されている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。
また、上記のYAG系蛍光体のかわりにアルファサイアロン蛍光体用いることによっても白色発光ダイオードを実現できる(例えば、特許文献2を参照のこと)。
特許第2927279号公報 特開2002−363554号公報 向井孝志・中村修二「白色および紫外LED」応用物理第68巻第2号(1999)
しかしながら、上記の白色発光ダイオードには、以下の解決すべき課題が存在する。
図10は、CIE1931表色系(あるいはXYZ表色系)の色度図である。
白色領域の5個の四角形(AからE)は、JIS Z 9112「蛍光ランプの光源色及び演色性による区分」の表1における蛍光ランプの光源色の色度範囲を示している。
具体的には、左の相関色温度の高い方から右の相関色温度の低い方の順に昼光色(A)、昼白色(B)、白色(C)、温白色(D)、電球色(E)の色度範囲を示している。
図左下の●(460nm)は、青色発光ダイオードの色度座標であり、図右上のYAG蛍光体の●がYAG系蛍光体の色度座標である。
蛍光体の塗布量を調節することにより、発光ダイオードの色度はこの2点間を結ぶ直線上の座標をとり、また、蛍光体の塗布量を適切にすることにより、「白色光」が実現できる。
非特許文献1では、YAG系蛍光体の色度調整技術について述べられているが、その調整可能範囲では電球色光を発する発光ダイオードランプは実現できないという問題があった。
また、上記の電球色発光ダイオードランプを実現するためには2種類以上の蛍光体を混合して使用する必要があった。
このような事情に鑑み本発明は、簡易的且つ任意的に発光色を調整可能な発光ダイオードランプを提供することを目的とする。
請求項1に記載の本発明は、発光ダイオード素子と、発光ダイオード素子から発せられた光の一部を吸収し、この光とは異なる波長を有する蛍光を発する蛍光体とを備え、発光ダイオード素子の発光中心波長は、484nm乃至486nmであり、蛍光体の発光色度は、XYZ表色系色度図上のスペクトル軌跡において583nmを示す点と584nmを示す点とを結ぶ曲線と、486nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ直線と、484nmを示す点と584nmを示す点とを結ぶ直線と、XYZ表色系色度図上の座標x=0.4775,y=0.4283で示される点と座標x=0.4594,y=0.3971により示される点とを結ぶ直線と、座標x=0.4775,y=0.4283により示される点と座標x=0.4348,y=0.4185により示される点とを結ぶ直線とに囲まれた領域内にある点で示されることを要旨とする。
請求項2に記載の本発明は、発光ダイオード素子と、発光ダイオード素子から発せられた光の一部を吸収し、この光とは異なる波長を有する蛍光を発する蛍光体とを備え、発光ダイオード素子の発光中心波長は、482.5nm乃至484nmであり、蛍光体の発光色度は、XYZ表色系色度図上のスペクトル軌跡において580nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ曲線と、484nmを示す点と580nmを示す点とを結ぶ直線と、482.5nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ直線と、XYZ表色系色度図上の座標x=0.3938,y=0.4097で示される点と座標x=0.3805,y=0.3642により示される点とを結ぶ直線とに囲まれた領域内にある点で示されることを要旨とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、発光ダイオード素子から発せられた光とアルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.3274,y=0.3673により示される点と、座標x=0.3282,y=0.3297により示される点と、座標x=0.2998,y=0.3396により示される点と、座標x=0.3064,y=0.3091により示される点とを結ぶ四辺形によって表される昼光色の範囲内にあることを要旨とする。
請求項4に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、発光ダイオード素子から発せられた光とアルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.3616,y=0.3875により示される点と、座標x=0.3552,y=0.3476により示される点と、座標x=0.3353,y=0.3659により示される点と、座標x=0.3345,y=0.3314により示される点とを結ぶ四辺形によって表される昼白色の範囲内にあることを要旨とする。
請求項5に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の発明において、発光ダイオード素子から発せられた光とアルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.3938,y=0.4097により示される点と、座標x=0.3805,y=0.3642により示される点と、座標x=0.3656,y=0.3905により示される点と、座標x=0.3584,y=0.3499により示される点とを結ぶ四辺形によって表される白色の範囲内にあることを要旨とする。
請求項6に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、発光ダイオード素子から発せられた光とアルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.4341,y=0.4233により示される点と、座標x=0.4171,y=0.3846により示される点と、座標x=0.4021,y=0.4076により示される点と、座標x=0.3903,y=0.3719により示される点とを結ぶ四辺形によって表される温白色の範囲内にあることを要旨とする。
請求項7に記載の本発明は、請求項1に記載の発明において、発光ダイオード素子から発せられた光とアルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.4775,y=0.4283により示される点と、座標x=0.4594,y=0.3971により示される点と、座標x=0.4348,y=0.4185により示される点と、座標x=0.4214,y=0.3887により示される点とを結ぶ四辺形によって表される電球色の範囲内にあることを要旨とする。
請求項8に記載の本発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明において、蛍光体は、2価のユーロピウム(Eu)により賦活されたカルシウム(Ca)固溶アルファサイアロン蛍光体であることを要旨とする。
本発明によれば、簡易的且つ任意的に発光色を調整可能であり、さらに発光効率及び耐久性が向上された発光ダイオードランプを提供することが可能となる。
<本発明におけるCa固溶アルファサイアロン蛍光体について>
本発明は、簡易的且つ任意的に発光色を調整可能な発光ダイオードランプに関するが、これは本発明のCa固溶アルファサイアロン蛍光体により実現されている。したがって、発光デバイスについての説明を行う前に本発明のCa固溶アルファサイアロン蛍光体について説明する。
「第1の蛍光体について」
上記の課題を解決するにあたり、本発明では、発光中心波長が485nmの青色発光ダイオード素子と、Ca固溶アルファサイアロン蛍光体(第1の蛍光体)とを用いる。
図5に示すように、この組み合わせならば、蛍光体の量を適切に調節するだけで、同一の材料・同一の工程で昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の全てを実現することができる。
さらに、人間の視感度は波長555nmで最も強くなるため、発光中心波長が485nmの光は、波長が460nmの光と比較して明るく感じる。これにより、発光効率が向上された発光ダイオードランプが実現できる。
また、発光ダイオード素子の発光中心波長が460nmから485nmになったことで、封止樹脂の劣化も抑制され、耐久性が向上、換言すれば長寿命化される。
図6は、図5に示した第1の蛍光体を波長485nmの光で励起した際の発光スペクトルを示す図である。その色度座標はx=0.531,y=0.461であり、主波長は583.6nmである。
次に、図7を参照しつつ、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の全てを実現するための発光ダイオード素子の波長範囲と蛍光体について検討する。
図7のスペクトル軌跡における486nmの座標と583nmの座標とを結ぶ直線を直線A,484nmの座標と584nmの座標とを結ぶ直線を直線Bとする。
図示するとおり、発光ダイオード素子の発光中心波長は、484nm乃至486nmであり、発光色度座標が直線A、直線B、スペクトル軌跡上の583nmを示す点と584nmを示す点とを結ぶ曲線、電球色色度範囲線(E)によって囲まれた領域内にある蛍光体であれば、昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の全てを実現できることがわかる。なお、図中の黒丸は、第1の蛍光体の色度座標である。
次に、第1の蛍光体の詳細について説明する。
第1の蛍光体は、2価のユーロピウム(Eu)で付活されたカルシウム(Ca)固溶アルファサイアロン蛍光体であり、一般式CaxSi12-(m+n)Al(m+n)n16-n:Eu2+ yで表され、x=0.75,m=1.7499,n=0.87495,y=0.0833である。
出発原料としては、アルファ窒化珪素(αSi34)、窒化アルミニウム(AlN)、炭酸カルシウム(CaCO3)、酸化ユーロピウム(Eu23)を用い、これらを秤量・混合した。
焼結は粉末のまま実施し、乾燥した粉末の状態で乳鉢をもちいて十分にほぐし、JIS Z 8801に準拠した公称目開き63μmのステンレス製の試験用網ふるいにかけて全てを粒径63μm以下の粉末の状態にした。
また、焼結にはガス加圧焼結装置を用い、試料を窒化ホウ素製の蓋付き容器に収め、さらにガス加圧焼結装置内に収容し、窒素雰囲気中でガス加圧焼結を実施した。
なお、この際の圧力は1MPa、焼結温度は1700℃、この焼結温度での保持時間は8時間とした。
焼結後、装置から取り出した段階では一つの塊のようになっているものを乳鉢上でわずかな力を加え、粉末状にくずした。
なお、発光スペクトルの測定にあたっては、標準光源を用いて校正した分光蛍光光度計を用いた。
また、上記の青色発光ダイオード素子は、InGaN青色発光ダイオード素子であって、その発光中心波長は485nmである。
なお、波長485nmは、JIS Z 8110の参考付図1系統色名の一般的な色度区分によれば青色と青緑色の境界付近に位置するが、ここでは青色発光ダイオード素子と呼称する。
「第2の蛍光体について」
以下、図8を参照しつつ、昼光色、昼白色、白色のみを実現するための発光ダイオード素子及び蛍光体(第2の蛍光体)について検討する。
なお、図中のスペクトル軌跡の484nmの座標と580nmの座標とを結ぶ直線を直線C、482.5nmの座標と583nmの座標とを結ぶ直線を直線Dとする。
図示するとおり、発光ダイオード素子の発光中心波長は波長482.5nm乃至484nmであり、発光色度座標が直線C、直線D、スペクトル軌跡上の580nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ曲線、白色色度範囲線(C)によって囲まれた領域内にある蛍光体であれば、昼光色、昼白色、白色の全てを実現できることがわかる。なお、図中の黒丸は、第2の蛍光体の色度座標である。
図9は、図8に示した第2の蛍光体を波長484nmの光で励起した際の発光スペクトルを示す図である。その色度座標はx=0.522,y=0.462であり、主波長は582.8nmである。
また、この第2の蛍光体も2価のユーロピウム(Eu)で付活されたカルシウム(Ca)固溶アルファサイアロン蛍光体であり、一般式CaxSi12-(m+n)Al(m+n)n16-n:Eu2+ yで表され、x=0.75,m=1.7499,n=0.87495,y=0.0833である。
出発原料としては、アルファ窒化珪素(αSi34)、窒化アルミニウム(AlN)、炭酸カルシウム(CaCO3)、酸化ユーロピウム(Eu23)を用い、これらを秤量・混合した。
焼結は粉末のまま実施し、乾燥した粉末の状態で乳鉢をもちいて十分にほぐし、JIS Z 8801に準拠した公称目開き125μmのステンレス製の試験用網ふるいにかけて全てを粒径125μm以下の粉末の状態にした。
また、焼結にはガス加圧焼結装置を用い、試料を窒化ホウ素製の蓋付き容器に収め、さらにガス加圧焼結装置内に収容し、窒素雰囲気中でガス加圧焼結を実施した。
なお、この際の圧力は1MPa、焼結温度は1700℃、この焼結温度での保持時間は24時間とした。
焼結後、装置から取り出した段階では一つの塊のようになっているものを乳鉢上でわずかな力を加え、粉末状にくずした。その後、遊星ボールミルにより12時間粉砕し、微細な粉末とした。
<実施例>
次に、本発明の実施例、つまり本発明のCa固溶アルファサイアロン蛍光体を備える発光ダイオードランプについて説明するが、これらの実施例は、あくまでも本発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であれば、これらの各要素又は全要素を含んだ各種の実施例を採用することが可能であるが、これらの実施例も本発明の範囲に含まれる。
また、以下の実施例を説明するための全図において、同一の要素には同一の符号を付与し、これに関する反復説明は省略する。
図1は、本発明の第1の実施例(実施例1)に係る砲弾型発光ダイオードランプ(発光デバイス)1の斜視図であり、図2は、この砲弾型発光ダイオードランプ1の断面図である。
砲弾型発光ダイオードランプ1は、上部がレンズ状の球面となっている略円筒形状、換言すれば砲弾と類似した形状を有し、リードワイヤ2及び3と、青色の光を発する発光中心波長が485nmの青色発光ダイオード素子5と、ボンディングワイヤ6と、上記の第1の蛍光体もしくは第2の蛍光体であるCa固溶アルファサイアロン蛍光体(以下、適宜“アルファサイアロン蛍光体”と呼称する)7と、樹脂8及び9とからなり、リードワイヤ2及び3の下部は露出している。
リードワイヤ2の上端部には、凹部4が設けられ、この凹部4に青色発光ダイオード素子5が載置され、その下部に設けられた電極(図示せず)と凹部4の底面とが導電性ペーストにより電気的に接続され、その上部に設けられた電極(図示せず)とリードワイヤ3とがボンディングワイヤ6により電気的に接続されている。
また、凹部4を含む青色発光ダイオード素子5の近傍は樹脂8により封止され、この樹脂8中にはアルファサイアロン蛍光体7が分散されている。
また、上記のリードワイヤ2及び3、青色発光ダイオード素子5、ボンディングワイヤ6、樹脂8は、樹脂9により封止されている。
なお、樹脂8及び9はともに透明であり、同一のエポキシ樹脂である。
次に、上記の砲弾型発光ダイオードランプ1の作製手順を示す。
第1の工程では、凹部4に青色発光ダイオード素子5を導電性ペーストを用いてダイボンディングする。
第2の工程では、青色発光ダイオード素子5ともう一方のリードワイヤ3とをボンディングワイヤ6によりワイヤボンディングする。
第3の工程では、アルファサイアロン蛍光体7を分散させた樹脂8で青色発光ダイオード素子5を被覆するように凹部4にプレデップし、樹脂8を硬化させる。
第4の工程では、リードワイヤ2及び3の上部、青色発光ダイオード素子5、樹脂8を樹脂9で包囲し、硬化させる。なお、この第4の工程は一般にキャスティングにより実施される。
また、リードワイヤ2及び3は、一体的に作製することが可能であり、この場合、これらはその下部が連結された形状を有している。このような一体的に作製されたリードワイヤを用いるにあたっては、工程4の後にリードワイヤ2及び3を連結する部分を除去し、リードワイヤ2及び3を別個の部材とする第5の工程が設けられる。
なお、上記の工程3において樹脂8中に分散されるアルファサイアロン蛍光体7の量に応じて、砲弾型発光ダイオードランプ1から発せられる光(混色光)の色(昼光色光、昼白色光、白色光、温白色光、電球色光のいずれか)が定まる。
図3は、本発明の第2の実施例(実施例2)に係るチップ型発光ダイオードランプ10の斜視図であり、図4は、このチップ型発光ダイオードランプ10の断面図である。
チップ型発光ダイオードランプ10は、青色発光ダイオード素子5と、アルミナセラミックス基板11と、リードワイヤ12及び13と、側面部材15と、ボンディングワイヤ16と、樹脂17及び18とからなる。
アルミナセラミックス基板11は、四角形であり、可視光線の反射率が高い。
リードワイヤ12及び13は、アルミナセラミックス基板11上に設けられ、その端部はアルミナセラミックス基板11の外部に突出している。
また、リードワイヤ12のもう一方の端部は、アルミナセラミックス基板11の中央部に位置しており、その上に青色発光ダイオード素子5が載置され、その下部に設けられた電極(図示せず)とリードワイヤ12とが導電性ペーストにより電気的に接続され、その上部に設けられた電極(図示せず)とリードワイヤ13とがボンディングワイヤ16により電気的に接続されている。
また、蛍光体7は、樹脂17中に分散され、この樹脂17は、青色発光ダイオード素子5全体を封止している。
また、側面部材15には、その中央部に円形状の空間部14が設けられており、アルミナセラミックス基板11上に固定されている。
上記の空間部14は、青色発光ダイオード素子5と、アルファサイアロン蛍光体7が分散された樹脂17を収容するためのものであり、内壁面は傾斜している。これは、光を上方に取り出すための反射面であって、曲面形状は光の反射方向を考慮して決定される。
また、少なくとも反射面を構成する面は、白色または金属光沢を持った可視光線反射率が高い材料製となっている。なお、本実施例では、側面部材15を白色のシリコーン樹脂によって作製した。
また、樹脂18は、空間部14に充填され、青色発光ダイオード素子5を封止している樹脂17をさらに封止している。
なお、樹脂17及び18はともに透明であり、同一のエポキシ樹脂である。
また、このチップ型発光ダイオードランプ10の製造方法は、アルミナセラミックス基板11にリードワイヤ12及び13を固定する工程を除いては、前記の砲弾型発光ダイオードランプ1の製造方法と略同一である。
以上のとおり本発明によれば、発光ダイオードランプから発せられる光の色の調整を蛍光体の量を調整することのみにより行うことができるため、同一の材料・同一の工程で、昼光色発光ダイオードランプ、昼白色発光ダイオードランプ、白色発光ダイオードランプ・温白色発光ダイオードランプ、電球色発光ダイオードランプを実現できる。
また、発光ダイオード素子の発光中心波長を従来の460nmから485nmへと長波長化させたことにより、比視感度が大きくなり、発光ダイオードランプの発光効率が改善でき、これに加えて、樹脂の劣化(透明度の低下)の程度が低減できるとともに発光ダイオードランプを長寿命できる。
したがって、簡易的且つ任意的に発光色を調整可能であり、さらに発光効率及び耐久性が向上された発光ダイオードランプを提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係る砲弾型白色発光ダイオードランプの斜視図である。 図1の砲弾型白色発光ダイオードランプの断面図である。 本発明の実施例2に係るチップ型白色発光ダイオードランプの斜視図である。 図3のチップ型白色発光ダイオードランプの断面図である。 昼光色、昼白色、白色、温白色及び電球色の色度範囲を示す図である。 アルファサイアロン蛍光体が波長485nmの光で励起した際の発光スペクトルを示す図である。 青色発光ダイオード素子の波長範囲とアルファサイアロン蛍光体の色度範囲を示す図である。 青色発光ダイオード素子の波長範囲とアルファサイアロン蛍光体の色度範囲を示す図である。 アルファサイアロン蛍光体が波長484nmの光で励起した際の発光スペクトルを示す図である。 XYZ表色系色度図である。
符号の説明
1 砲弾型発光ダイオードランプ
2、3、12、13 リードワイヤ
4 凹部
5 青色発光ダイオード素子
6、16 ボンディングワイヤ
7 アルファサイアロン蛍光体
8、9、17、18 樹脂
10 チップ型発光ダイオードランプ
11 アルミナセラミックス基板
14 空間部
15 側面部材

Claims (8)

  1. 発光ダイオード素子と、
    前記発光ダイオード素子から発せられた光の一部を吸収し、この光とは異なる波長を有する蛍光を発する蛍光体と
    を備え、
    前記発光ダイオード素子の発光中心波長は、484nm乃至486nmであり、
    前記蛍光体の発光色度は、XYZ表色系色度図上のスペクトル軌跡において583nmを示す点と584nmを示す点とを結ぶ曲線と、486nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ直線と、484nmを示す点と584nmを示す点とを結ぶ直線と、前記XYZ表色系色度図上の座標x=0.4775,y=0.4283で示される点と座標x=0.4594,y=0.3971により示される点とを結ぶ直線と、座標x=0.4775,y=0.4283により示される点と座標x=0.4348,y=0.4185により示される点とを結ぶ直線とに囲まれた領域内にある点で示される
    ことを特徴とする発光ダイオードランプ。
  2. 発光ダイオード素子と、
    前記発光ダイオード素子から発せられた光の一部を吸収し、この光とは異なる波長を有する蛍光を発する蛍光体と
    を備え、
    前記発光ダイオード素子の発光中心波長は、482.5nm乃至484nmであり、
    前記蛍光体の発光色度は、XYZ表色系色度図上のスペクトル軌跡において580nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ曲線と、484nmを示す点と580nmを示す点とを結ぶ直線と、482.5nmを示す点と583nmを示す点とを結ぶ直線と、前記XYZ表色系色度図上の座標x=0.3938,y=0.4097で示される点と座標x=0.3805,y=0.3642により示される点とを結ぶ直線とに囲まれた領域内にある点で示される
    ことを特徴とする発光ダイオードランプ。
  3. 前記発光ダイオード素子から発せられた光と前記アルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.3274,y=0.3673により示される点と、座標x=0.3282,y=0.3297により示される点と、座標x=0.2998,y=0.3396により示される点と、座標x=0.3064,y=0.3091により示される点とを結ぶ四辺形によって表される昼光色の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光ダイオードランプ。
  4. 前記発光ダイオード素子から発せられた光と前記アルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.3616,y=0.3875により示される点と、座標x=0.3552,y=0.3476により示される点と、座標x=0.3353,y=0.3659により示される点と、座標x=0.3345,y=0.3314により示される点とを結ぶ四辺形によって表される昼白色の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光ダイオードランプ。
  5. 前記発光ダイオード素子から発せられた光と前記アルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.3938,y=0.4097により示される点と、座標x=0.3805,y=0.3642により示される点と、座標x=0.3656,y=0.3905により示される点と、座標x=0.3584,y=0.3499により示される点とを結ぶ四辺形によって表される白色の範囲内にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光ダイオードランプ。
  6. 前記発光ダイオード素子から発せられた光と前記アルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.4341,y=0.4233により示される点と、座標x=0.4171,y=0.3846により示される点と、座標x=0.4021,y=0.4076により示される点と、座標x=0.3903,y=0.3719により示される点とを結ぶ四辺形によって表される温白色の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードランプ。
  7. 前記発光ダイオード素子から発せられた光と前記アルファサイアロン蛍光体から発せられた蛍光とが混色することにより発せられる光の色度範囲は、座標x=0.4775,y=0.4283により示される点と、座標x=0.4594,y=0.3971により示される点と、座標x=0.4348,y=0.4185により示される点と、座標x=0.4214,y=0.3887により示される点とを結ぶ四辺形によって表される電球色の範囲内にあることを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオードランプ。
  8. 前記蛍光体は、2価のユーロピウム(Eu)により賦活されたカルシウム(Ca)固溶アルファサイアロン蛍光体であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発光ダイオードランプ。
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