JP4888174B2 - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4888174B2
JP4888174B2 JP2007069511A JP2007069511A JP4888174B2 JP 4888174 B2 JP4888174 B2 JP 4888174B2 JP 2007069511 A JP2007069511 A JP 2007069511A JP 2007069511 A JP2007069511 A JP 2007069511A JP 4888174 B2 JP4888174 B2 JP 4888174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
hardware
master
port
slave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007069511A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008236070A (ja
Inventor
善行 前田
博智 門田
卓 吉田
由暢 松川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007069511A priority Critical patent/JP4888174B2/ja
Priority to US12/034,691 priority patent/US7991286B2/en
Priority to CN200810081789.2A priority patent/CN101267273B/zh
Publication of JP2008236070A publication Critical patent/JP2008236070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4888174B2 publication Critical patent/JP4888174B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/08Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off
    • H04J3/085Intermediate station arrangements, e.g. for branching, for tapping-off for ring networks, e.g. SDH/SONET rings, self-healing rings, meashed SDH/SONET networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0057Operations, administration and maintenance [OAM]
    • H04J2203/006Fault tolerance and recovery

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

この発明は、光伝送装置に関する。
従来より、光伝送技術の規格であるSDH(Synchronous Digital Hierarchy)やSONET(Synchronous Optical Network)に基づいて構築される冗長構成のネットワークにおいては、二つの光伝送装置間に現用回線と予備回線とを設定し、現用回線において障害が発生した際に、予備回線に切替を行なうことで、回線障害に対する迅速な対応を可能にするAPS(Automatic Protection Switch)機能を備える。
APS機能を実現するネットワーク構成には、例えば、図7に示す「1+1 APS」と呼ばれるネットワーク構成がある。図7は、1+1 APSを説明するための図である。
図7に示すように、「1+1 APS」においては、二つの光伝送装置間に冗長構成される回線を設け、それぞれを現用回線あるいは予備回線として設定する。通常運用状態では、図7の(A)に示すように、左側の光伝送装置からの光信号は、現用回線および予備回線の両方から右側の光伝送装置に送信されるが、光信号を受信する右側の光伝送装置におけるセレクタ(図7の(A)の「SEL」参照)によって、現用回線からの光信号のみを受信するようにスイッチの切替制御が行なわれている。なお、右側の光伝送装置からの光信号も、現用回線および予備回線の両方から左側の光伝送装置に送信され、光信号を受信する左側の光伝送装置におけるセレクタによって、現用回線からの光信号のみを受信するようにスイッチの切替制御が行なわれている。
そして、「1+1 APS」においては、現用回線において通信障害が発生すると、光伝送装置のセレクタは、対向する光伝送装置からの光信号を予備回線から受信するようにスイッチの切替制御を行なう。すなわち、図7の(B)に示すように、受信側にてスイッチの切替を行なうことで、予備回線にも送信されていた光信号を受信する。これにより、受信側にてスイッチの切替制御を行なうだけで、回線障害に対する迅速な対応が可能になる。
通信障害復旧後は、図7の(C)に示すように、予備回線を現用回線とし、復旧した現用回線を予備回線として通常の運用を行なってもよいし、図7の(D)に示すように、再びスイッチを切り戻す切替制御を行なってもよい。
さらに、APS機能を実現するネットワーク構成には、上述した「1+1 APS」の切替制御を、図8に示すようなリングネットワークにて実現する、「BLSR(Bidirectional Line Switch Ring)」と呼ばれるネットワーク構成がある。図8は、BLSRを説明するための図である。
「BLSR」は、通常運用の状態においては、光信号の通信経路として片方向のみの経路を現用として使用しており、通信障害が発生すると、通常運用において使用されていた経路とは反対側(予備側)の経路に切替ることで回線障害に対する迅速な対応を行なうものである。例えば、図8の(A)に示すように、Node1〜Node4の4つの光伝送装置が設置されるリングネットワークにおいて、通常運用の状態では、Node4からNode2への光信号が、Node3を経由する経路を使用して送信されているとする。
この状態において、図8の(B)に示すように、Node4とNode3との間の回線に通信障害が発生すると、Node3は、障害発生の情報をNode2とNode1とを経由してNode4に送信し、障害発生の情報を受信したNode4は、Node2に対する光信号を、これまで使用していた経路とは反対側(予備側)の経路に切替て送信する。具体的には、Node4からの光信号は、Node1、Node2を経由してNode3に届き、さらにNode3を折り返してNode2に送信される。
なお、「1+1 APS」や「BLSR」においては、光伝送装置は、対向の光伝送装置との間で、SDH/SONETの光信号のオーバヘッドに格納されるAPSバイト(K1/K2バイト)を交換することで、APS機能における切替制御を実現している。例えば、障害として受信側の信号断(SF:signal fail)や信号劣化(SD:signal degrade)を検出した際には、これらの情報を格納したAPSバイトを用いて、対向装置へ自装置の情報を通知して、切替制御を実施する。
また、上記した切替処理は、GR253の規定により、50ms(ミリ秒)以内で実施することが要求されている。
「BLSR」を実現する装置構成としては、図9に示すような集中CPU型装置構成がある。図9は、集中CPU型装置構成を説明するための図である。
図9に示すように、集中CPU型装置構成においては、光伝送装置全体の監視制御を行うCPU部と、現用回線および予備回線に対する外部回線インタフェース機能を備えるLine Interface UnitであるWEST LIUおよびEAST LIUとから冗長構成される。
また、WEST LIUおよびEAST LIUにはそれぞれハードウェアが備えられ、当該ハードウェアにおいて、現用回線および予備回線からAPSバイトを受信してSFやSDの情報をCPU部に通知したり、CPU部からの指示に従って、スイッチの切替をしたりする。なお、WEST LIUおよびEAST LIUには、現用回線および予備回線に対応する複数のポートが備えられる。
ここで、集中CPU型装置構成においては、CPU部のCPU内で動作するファームウェアにて、APSバイトの情報をWEST LIUおよびEAST LIUから集約してスイッチの切替制御を行なう。
例えば、現用回線のインタフェースであるWEST LIUのハードウェアにおいて切替要因としてSFが検出されると、当該ハードウェアは、CPU部のファームウェアにSFが発生したことの通知を行なう(図9の(1)参照)。そして、CPU部のファームウェアは、受信したSFの情報と第二LIUからのAPSバイトの情報とに基づいて、APS判定処理(切替判定処理)を行い(図9の(2)参照)、WEST LIUおよびEAST LIUのハードウェアに対してスイッチの切替制御を行なう(図9の(3)参照)。これにより、図8の(B)に示すようなスイッチの切替が実施される。
しかしながら、集中CPU型装置構成においては、LIUに収容されるポート数が増加した場合や、複数の切替要因が同時に発生した場合は、CPU部のファームウェアにおけるAPS判定処理が輻輳するため、回線障害に対する迅速な切替が行なえないという問題点があった。
上記の問題点に対応した「BLSR」を実現する装置構成としては、図10に示すような分散CPU型装置構成がある。図10は、分散CPU型装置構成を説明するための図である。
図10に示すように、分散CPU型装置構成においては、集中CPU型装置構成と同様に、CPU部と、現用回線および予備回線に対する外部回線インタフェース機能を備えるWEST LIUおよびEAST LIUとから構成されるが、WEST LIUおよびEAST LIUにそれぞれCPUを分散して搭載する。そして、APSバイトの情報を、LIUにあるCPU内で動作するファームウェアにてそれぞれ集約するとともに、ファームウェア間で通信を行なうことにより、お互いの情報を共有してスイッチの切替制御を行なう。
ここで、冗長構成されるLIUのどちらかのLIUにおいて、現用回線および予備回線の両方のAPSバイトの情報を参照して、切替判定を実施する必要がある。例えば、光伝送装置の保守者は、CPU部に対して、EAST LIUにて切替判定を実施するとする設定を行なう。EAST LIUは、CPU部のCPU内ファームウェア(ユーザI/F部)を介して設定情報を受信すると、自身のCPUがマスタCPUとして、ハードウェアにおける切替処理を主導して実施する。
このような分散CPU型装置構成において、例えば、現用回線のインタフェースであるWEST LIUのハードウェアにおいて切替要因としてSFが検出されると、当該ハードウェアは、自身のCPU内のファームウェアにSFが発生したことの通知を行なう(図10の(1)参照)。そして、WEST LIUのファームウェアは、ファームウェア間通信により、EAST LIUのCPU(マスタCPU)にあるファームウェアに切替要因発生通知を行なう(図10の(2)参照)。EAST LIUのファームウェアは、WEST LIUから受信した切替要因(SF)とEAST LIUのAPSバイトの情報とに基づいて、APS判定処理(切替判定処理)を行う(図10の(3)参照)。
そして、EAST LIUのファームウェアは、ファームウェア間通信により、APS判定処理の結果である切替通知をWEST LIUのファームウェアに対して行い(図10の(4)参照)、WEST LIUのファームウェアおよびEAST LIUのファームウェアは、EAST LIUのファームウェアの判定結果に基づいて、それぞれ自身のハードウェアに対して切替制御を行なう(図10の(5)参照)。このように、マスタCPUとして機能するEAST LIUのCPUの判定処理に基づいて切替制御が実施され、例えば、図8の(B)に示すようなスイッチの切替が実施される。
ここで、特許文献1では、主CPU側のメモリからDMA(direct memory access)により従CPU側のメモリにデータを転送することで、CPU間で情報を共有することが可能になるプログラマブルコントローラが開示されている。
また、特許文献2では、CPUとメモリとからなるプロセッサユニット間(一つのマスタユニットと複数のスレーブユニットとの間)において、マスタプロセッサユニットからVMEバス(VERSAmodule Eurocard bus)を介して複数のスレーブユニットにデータを転送することで、CPU間で情報を共有することが可能になる分散型マルチプロセッシングシステムが開示されている。
特公平6−30002号公報 特開平8−202672号公報
ところで、上記した従来の技術は、複数のポートが収容されるLIUにおいて、当該複数のポートに同時に障害が発生して切替制御を行なう場合は、マスタCPUの処理の負荷が高くなり、迅速な切替処理が実施できないという問題点があった。
すなわち、図11に示す構成において、片側のLIUにおけるマスタCPUのみで「BLSR」の切替制御を行なう場合には、GR253の規定である50ms(ミリ秒)以内での迅速な切替処理が実施できないという問題点があった。なお、図11は、従来技術における課題を説明するための図である。
例えば、図11の(A)に示すように、「BLSR」を実現する光伝送装置(分散CPU型装置構成)のLIUがそれぞれ5つの物理ポートを収容して冗長構成される場合、5つすべての物理ポートの組合せにおけるAPS情報に基づく切替制御を、片側のLIUにおけるマスタCPUのみで行なう必要がある。
また、図11の(B)に示すように、16個のnode(光伝送装置)から構成されるリングネットワークで「BLSR」を実現する場合、例えば、node16からの光信号のSF(信号断)の情報を検出したnode1のLIUに搭載されるマスタCPUが切替制御を完了するまでには、自身の切替制御を行なうとともに、node2〜node16に対して切替要求を行い、さらに、node2〜node16からの切替応答を受信するという複数の工程があり、マスタCPUに高い処理能力が要求される。
ここで、上記した従来の技術は、例えば、4つ以下の物理ポートの同時障害に対しては、片側のLIUにおけるマスタCPUのみで50ms(ミリ秒)以内での切替処理を実現できる場合があるが、図11の(A)に示すように、5つの物理ポート、もしくはそれ以上の物理ポートを収容するLIUにおいて、すべての物理ポートの同時障害に対しては、マスタCPUのみで50ms(ミリ秒)以内での切替処理が実施できないという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になる光伝送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、複数のポートを収容する冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアが、現用回線と予備回線からなる冗長回線における障害情報を前記複数のポートごとに取得し、前記冗長構成の回線カードに搭載されるCPUが、取得された前記障害情報に基づいて前記冗長回線の切替制御を前記複数のポートごとに判定し、前記ハードウェアが前記CPUの判定した切替制御に基づいて前記冗長回線の切替を前記複数のポートごとに実施してSDH/SONET方式の光信号をリングネットワークにて伝送する光伝送装置であって、前記冗長構成の回線カードに搭載されるCPUにて前記冗長回線の切替制御を判定するマスタCPUを、前記複数のポートごとに分散して設定するとともに、所定のポートの前記マスタCPUとして設定されたCPUを搭載する前記回線カードの対向側回線カードが搭載するCPUを、当該所定のポートのスレーブCPUとして設定する主従CPU分散設定手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記主従CPU分散設定手段は、前記マスタCPUとして設定されたCPUが担当するポートからの前記障害情報に基づく切替制御を優先して判定するように設定することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェア間で、前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した前記障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信するハード間通信手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれにおいて、取得した前記障害情報を記憶する取得障害情報記憶手段をさらに備え、前記ハード間通信手段は、前記対向側の回線カードに搭載されるハードウェアから受信した前記障害情報を、前記取得障害情報記憶手段にさらに格納することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記主従CPU分散設定手段によって前記所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUは、当該マスタCPUの配下にある前記ハードウェアを、当該所定のポートのマスタハードウェアとして設定し、当該所定のポートのスレーブCPUと判定されたCPUの配下にある前記ハードウェアを、当該所定のポートのスレーブハードウェアとして設定するハードウェア主従設定手段と、前記主従CPU分散設定手段によって所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUが、前記ハードウェア主従設定手段によって前記マスタハードウェアとして設定されたハードウェアに対して前記冗長回線の切替実施を制御する切替制御手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、冗長構成の回線カードに搭載されるCPUにて冗長回線の切替制御を判定するマスタCPUを、複数のポートごとに分散して設定するとともに、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUを搭載する回線カードの対向側回線カードが搭載するCPUを、当該所定のポートのスレーブCPUとして設定するので、例えば、APSバイトに格納された障害情報をすべてのポートから受信した場合でも、ポートごとにマスタCPUを分散しているので、冗長構成の回線カードのどちらか一方のみに切替制御が集中することを回避でき、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、マスタCPUとして設定されたCPUが担当するポートからの障害情報に基づく切替制御を優先して判定するように設定するので、例えば、マスタCPUは、自身が担当するポートの切替制御を完了後、対向側回線カードにあるマスタCPUが担当するポートの切替制御が未完了ならば、引き続き、スレーブCPUとして、切替制御未完了であるポートの切替制御を実施するなどの効率的な処理設定をすることができ、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になる。
また、請求項3の発明によれば、冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェア間で、冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信するので、APSバイトに格納された障害情報を冗長構成の回線カードに搭載されるCPU(ファームウェア)間通信で送信する場合に比べて高速で送信でき、複数ポートの同時障害発生に対するより迅速な切替処理を実施することが可能になる。
また、請求項4の発明によれば、冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれにおいて、取得した障害情報を記憶し、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアから受信した障害情報をさらに格納するので、対向側の回線カードが保持するAPSバイトに格納された障害情報を共有するとともに、新たな障害情報をより高速なハードウェア間通信によって更新でき、複数ポートの同時障害発生に対する迅速かつ適切な切替処理を実施することが可能になる。
また、請求項5の発明によれば、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUは、当該マスタCPUの配下にあるハードウェアを、当該所定のポートのマスタハードウェアとして設定し、当該所定のポートのスレーブCPUと判定されたCPUの配下にあるハードウェアを、当該所定のポートのスレーブハードウェアとして設定し、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUが、マスタハードウェアとして設定されたハードウェアに対して冗長回線の切替実施を制御するので、切替制御の処理をマスタCPU主導のもと実施することができ、複数ポートの同時障害発生に対する迅速かつ適切な切替処理を実施することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る光伝送装置の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1における光伝送装置の概要および特徴、実施例1における光伝送装置の構成および処理の手順、実施例1の効果を順に説明し、最後に、他の実施例について説明する。
[実施例1における光伝送装置の概要および特徴]
まず最初に、図1−1および図1−2を用いて、実施例1における光伝送装置の主たる特徴を具体的に説明する。図1−1および図1−2は、実施例1における光伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1における光伝送装置は、複数のポートを収容する冗長構成のLIU(Line Interface Unit)に搭載されるハードウェアが、現用回線と予備回線からなる冗長回線における障害情報を複数のポートごとに取得し、冗長構成のLIUに搭載されるCPUが、取得された障害情報に基づいて冗長回線の切替制御を複数のポートごとに判定し、ハードウェアがCPUの判定した切替制御に基づいて冗長回線の切替を複数のポートごとに実施してSDH/SONET方式の光信号をリングネットワークにて伝送することを概要とする。ここで、「LIU」は、特許請求の範囲に記載の「回線カード」に対応する。
すなわち、図12で説明した分散CPU型装置構成からなる光伝送装置において、例えば、図1−1の(A)に示すように、冗長構成の第一LIUと第二LIUが、第一ポート〜第八ポートからなる8つの物理ポートを収容して、対向する光伝送装置に光信号をリングネットワークにて伝送することを概要とする。
そして、実施例1における光伝送装置は、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になることに主たる特徴がある。この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例1における光伝送装置は、冗長構成のLIUに搭載されるCPUにて冗長回線の切替制御を判定するマスタCPUを、複数のポートごとに分散して設定するとともに、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUを搭載するLIUの対向側LIUが搭載するCPUを、当該所定のポートのスレーブCPUとして設定する。
すなわち、図1−1の(B)に示すように、例えば、第一ポート〜第四ポートにおいては、第一LIUが搭載するCPUがマスタCPUとなって切替制御を行い、第五ポート〜第八ポートにおいては、第二LIUが搭載するCPUがマスタCPUとなって切替制御を行うように設定を行う。また、第五ポート〜第八ポートにおいては、第一LIUが搭載するCPUがスレーブCPUとなり、第一ポート〜第四ポートにおいては、第二LIUが搭載するCPUがスレーブCPUとなる。
そして、実施例1における光伝送装置は、マスタCPUとして設定されたCPUが担当するポートからの障害情報に基づく切替制御を優先して判定するように設定する。例えば、図1−1の(C)に示すように、第一ポート〜第八ポートのすべてで、同時に障害が発生した場合、第一ポート〜第四ポートにおいては、第一LIUに搭載されるCPUがマスタCPUとして切替制御を優先して行い、第五ポート〜第八ポートにおいては、第二LIUに搭載されるCPUがマスタCPUとして切替制御を優先して行う。なお、例えば、第一LIUに搭載されるCPUがマスタCPUとして、第一ポート〜第四ポートにおける切替制御を完了した後、第二LIUに搭載されるCPUが、第五ポート〜第八ポートの処理が未完了であった場合は、第一LIUに搭載されるCPUがスレーブCPUとして、引き続き切替制御の処理を行ってもよい。
そして、実施例1における光伝送装置は、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェア間で、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信する。
すなわち、第一LIUのハードウェアが取得したAPSバイトに格納される障害情報を、第二LIUのハードウェアに通信し、第二ハードウェアが取得したAPSバイトに格納される障害情報を、第一LIUのハードウェアに通信するハードウェア間通信を行なう(図1−2の(1)参照)。
また、実施例1における光伝送装置は、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェアそれぞれにおいて、取得した障害情報を記憶し、対向側のLIUに搭載されるハードウェアから受信した障害情報を、さらに記憶する。
すなわち、第一LIUのハードウェアおよび第二LIUのハードウェアにおいて、ハードウェアが取得した障害情報を記憶する障害モニタ部を設置し、ハードウェア間通信によって、お互いが取得した障害情報を更新して共有する(図1−2の(2)参照)。
また、実施例1における光伝送装置は、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUは、当該マスタCPUの配下にあるハードウェアを、当該所定のポートのマスタハードウェアとして設定し、当該所定のポートのスレーブCPUと判定されたCPUの配下にあるハードウェアを、当該所定のポートのスレーブハードウェアとして設定する。
すなわち、第一ポート〜第四ポートにおいては、マスタCPUとして設定された第一LIUに搭載されるCPUが、自身の配下にあるハードウェアを、第一ポート〜第四ポートのマスタハードウェアとして設定し、スレーブCPUとして設定された第二LIUに搭載されるCPUの配下にあるハードウェアを、第一ポート〜第四ポートのスレーブハードウェアとして設定する(図1−2の(3)参照)。
また、第五ポート〜第八ポートにおいては、マスタCPUとして設定された第二LIUに搭載されるCPUが、自身の配下にあるハードウェアを、第五ポート〜第八ポートのマスタハードウェアとして設定し、スレーブCPUとして設定された第一LIUに搭載されるCPUの配下にあるハードウェアを、第五ポート〜第八ポートのスレーブハードウェアとして設定する(図1−2の(4)参照)。
そして、実施例1における光伝送装置において、マスタCPUとして判定されたCPUが、マスタハードウェアとして設定されたハードウェアに対して冗長回線の切替実施を制御する。すなわち、第一ポート〜第四ポートにおいては、図1−1の(5)に示すように、マスタCPUとして設定された第一LIUのCPU内で動作するファームウェアが主導して切替制御を行ない、配下のマスタハードウェアは、当該ファームウェアの切替制御に従って、現用回線と予備回線の切替を実施する。また、第五ポート〜第六ポートにおいては、図1−1の(6)に示すように、マスタCPUとして設定された第二LIUのCPU内で動作するファームウェアが主導して切替制御を行ない、配下のマスタハードウェアは、当該ファームウェアの切替制御に従って、現用回線と予備回線の切替を実施する。
このようなことから、実施例1における光伝送装置は、例えば、APSバイトに格納された障害情報をすべてのポートから受信した場合でも、ポートごとにマスタCPUを分散しているので、冗長構成のLIUのどちらか一方のみに切替制御が集中することを回避でき、上記した主たる特徴の通り、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になる。
[実施例1における光伝送装置の構成]
次に、図2および図3を用いて、実施例1における光伝送装置の構成を説明する。図2は、実施例1における光伝送装置の構成を示すブロック図であり、図3は、実施例1における主従管理記憶部を説明するための図である。
図2に示すように、実施例1における光伝送装置100は、CPU1と、冗長構成のLIUである第一LIU3および第二LIU20とから構成される。なお、本実施例では、第一LIU3をEAST側LIU、第二LIUをWEST側LIUとする。
CPU1は、ユーザI/F部2を備える。ユーザI/F部2は、例えば、光伝送装置100の保守者から「第一LIU3の第一ポートをBLSR有効とする設定」や「第二LIU20の第五ポートをBLSR有効とする設定」などの設定情報を、第一LIU3や第二LIU20に転送制御する。
第一LIU3は、ファームウェア4とハードウェア14とから構成される。ファームウェア4は、第一LIU3に搭載されるCPU内で動作を行なうファームウェアであり、回線の切替制御を行ない、ハードウェア14は、第一LIU3に搭載され、回線からの障害情報をEAST側ポート群200から検出したり、ファームウェア4からの切替制御に従って、スイッチの切替を実施したりする。なお、EAST側ポート群200およびWEST側ポート群300は、例えば、図1−1で示すように、第一ポート〜第八ポートの8つの物理ポートから構成されている。
ファームウェア4は、第一I/F部5、装置監視部6、制御部9および割り込み受信部13から構成される。
第一I/F部5は、ユーザI/F部2から転送された情報を後述する設定制御受信部11に転送する。
装置監視部6は、ファーム間通信部7とCPU主従判定部8と主従管理記憶部80から構成される。ファーム間通信部7は、第二LIU20のファームウェア21との間で種々に情報(例えば、BLSR有効設定情報など)の通信を行い、CPU主従判定部8は、後述する設定制御受信部11からの情報と、後述する主従管理記憶部80が記憶する情報とに基づいて、ファームウェア4を格納するCPUを、ポートごとに、マスタCPUもしくはスレーブCPUと判定する。なお、CPU主従判定部8は、特許請求の範囲に記載の「主従CPU分散設定手段」に対応する。
主従管理記憶部80は、ファームウェア4を格納するCPUがマスタCPUとして切替制御するポートを記憶する。例えば、図3の(A)に示すように、ファームウェア4を格納するCPUは、第一ポート〜第四ポートにおいては、マスタCPU(M)として機能し、第五ポート〜第八ポートにおいては、スレーブCPU(S)として機能するとする設定を記憶する。
なお、第二LIU20における主従管理記憶部250は、ファームウェア21を格納するCPUがマスタCPUとして切替制御するポートを記憶する。例えば、図3の(B)に示すように、ファームウェア21を格納するCPUは、第一ポート〜第四ポートにおいては、スレーブCPU(S)として機能し、第五ポート〜第八ポートにおいては、マスタCPU(M)として機能するとする設定を記憶する。
制御部9は、切替制御部10と設定制御受信部11とトリガ検出部12とから構成される。
設定制御受信部11は、第一I/F部5から転送された設定情報を受信して記憶したり、ファーム間通信部7やCPU主従判定部8に記憶した設定情報を転送したり、ファーム間通信部7から転送された設定情報を受信して記憶したりする。
トリガ検出部12は、後述する割り込み受信部13が収集した障害情報を受信して切替判定を行ない、当該切替判定を後述する切替制御部10に通知する。
切替制御部10は、トリガ検出部12が判定した切替判定結果を受信して、後述する切替制御レジスタ15に切替制御の指示を行なう。なお、切替制御部10は、特許請求の範囲に記載の「切替制御手段」に対応する。
割り込み受信部13は、後述する割り込みトリガ検出部18からの割り込み通知を受信すると、主従管理記憶部80を参照して、第一LIUのCPUがマスタCPUとして設定されているポート(第一ポート〜第四ポート)における障害情報を、後述する障害モニタ部19から収集する。例えば、第一ポート〜第四ポートにおける、SF(信号断)やSD(信号劣化)などの情報を収集する。
ハードウェア14は、切替制御レジスタ15と、ハード主従切替部16と、ハード間通信部17と、割り込みトリガ検出部18と、障害モニタ部19とから構成される。
障害モニタ部19は、EAST側ポート群200からAPSバイトに格納される障害情報を受信して記憶する。また、第二LIU20のハードウェア31を構成する障害モニタ部36がWEST側ポート群300から受信した障害情報を、後述するハード間通信部17から受信して記憶する。なお、障害モニタ部19および障害モニタ部36は、特許請求の範囲に記載の「取得障害情報記憶手段」に対応する。
ハード間通信部17は、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信する。なお、ハード間通信部17は、特許請求の範囲に記載の「ハード間通信手段」に対応する。
すなわち、ハード間通信部17は、障害モニタ19が記憶する障害情報および後述する割り込みトリガ検出部18が検出した割り込み通知を、第二LIU20のハード間通信部34に送信したり、第二LIU20の障害モニタ36が記憶する障害情報および後述する割り込みトリガ検出部35が検出した割り込み通知を、ハード間通信部34から受信したりする。
割り込みトリガ検出部18は、障害モニタ部19と同様に、EAST側ポート群200からAPSバイトに格納される障害情報を受信して当該障害情報を割り込み通知として検出し、割り込み受信部13に、当該割り込み通知を送信する。また、割り込みトリガ検出部18は、検出した割り込み通知を、ハード間通信部17を用いて第二LIU20に送信する。
ハード主従切替部16は、CPU主従判定部8が判定した結果に基づいて、ハードウェア14を、マスタハードウェアもしくはスレーブハードウェアに設定する。なお、ハード主従切替部16は、特許請求の範囲に記載の「ハードウェア主従設定手段」に対応する。
切替制御レジスタ15は、切替制御部10の指示に従って、切替を実施する。例えば、切替制御レジスタ15は、切替制御部10の指示に従って、スイッチを切替えて、光信号を現用回線ではなく、予備回線にて受信するようにする。
対向側にあるLIUの第二LIU20は、図2に示すように、第一LIU3と同様の構成であり、構成各部の機能は、第一LIU3の構成各部の機能と同じなので説明を省略する。
なお、上記した構成各部の動作内容については、以下の実施例1における光伝送装置による処理の手順にて詳述する。
[実施例1における光伝送装置による処理の手順]
次に、図4〜6を用いて、実施例1における光伝送装置による処理を説明する。図4および図5は、実施例1における光伝送装置の設定から通常運用にいたる処理を説明するための図であり、図6は、実施例1における光伝送装置の複数ポートの同時障害発生から切替制御実施にいたる処理を説明するための図である。
[実施例1における光伝送装置の設定から通常運用にいたる処理の手順]
まず、実施例1における光伝送装置100の保守者が、第一LIU3の第一ポートをBLSR有効とする設定をCPU1に対して入力すると(ステップS401)、ユーザI/F部2は、受信した設定情報を第一LIU3に転送し(ステップS402)、さらに、第一LIU3の第一I/F部5は、当該設定情報を設定制御受信部11に転送する(ステップS403)。
そして、設定制御受信部11は、設定情報を受信すると(ステップS404)、受信した設定情報を記憶するとともに(ステップS405)、受信した設定情報を第二LIU20に通知する指示をファーム間通信部7に行い(ステップS406)、ファーム間通信部7は、ファーム間通信部24に対して当該設定情報を通知する(ステップS407)。
続いて、ファーム間通信部24は、ファーム間通信部7から設定情報を受信すると、当該設定情報を設定制御受信部28に転送し(ステップS408)、設定制御受信部28は、設定情報を受信すると(ステップS409)、受信した設定情報を記憶する(ステップS410)。
これにより、第一LIU3のCPUに搭載されるファームウェア4は、第一LIU3の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを記憶し、また第二LIU20のCPUに搭載されるファームウェア21は、ファームウェア間通信によって、第一LIU3の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを受信して記憶する。
また、実施例1における光伝送装置100の保守者が第二LIU20の第一ポートをBLSR有効とする設定をCPU1に対して入力すると(ステップS411)、ユーザI/F部2は、受信した設定情報を第二LIU20に転送し(ステップS412)、さらに、第二LIU20の第二I/F部22は、当該設定情報を設定制御受信部28に転送する(ステップS413)。
そして、設定制御受信部28は、設定情報を受信すると(ステップS414)、受信した設定情報を記憶するとともに(ステップS415)、受信した設定情報を第一LIU3に通知する指示をファーム間通信部24に行い(ステップS416)、ファーム間通信部24は、ファーム間通信部7に対して当該設定情報を通知する(ステップS417)。
続いて、ファーム間通信部7は、ファーム間通信部24から設定情報を受信すると、当該設定情報を設定制御受信部11に転送し(ステップS418)、設定制御受信部11は、設定情報を受信すると(ステップS419)、受信した設定情報を記憶する(ステップS420)。
これにより、第二LIU20のCPUに搭載されるファームウェア21は、第二LIU20の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを記憶し、また第一LIU3のCPUに搭載されるファームウェア4は、ファームウェア間通信によって、第二LIU20の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを記憶する。
そして、第二LIU20の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信して記憶した設定制御受信部28は、当該設定情報を、CPU主従判定部25に送信し(ステップS421)、CPU主従判定部25は、第二LIU20の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信すると(ステップS422)、主従管理記憶部250を参照して、ファームウェア21を格納するCPUの第一ポートにおける主従関係を判定し、切替を行なう(ステップS423)。
すなわち、CPU主従判定部25は、図3の(B)に示す主従管理記憶部250を参照して、第一ポートにおいては、ファームウェア21を格納するCPUをスレーブCPUとして判定する。
これと同時に、第一LIU3の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信して記憶した設定制御受信部11は、当該設定情報を、CPU主従判定部8に送信し(ステップS424)、CPU主従判定部8は、第一LIU3の第一ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信すると(ステップS425)、主従管理記憶部80を参照して、ファームウェア4を格納するCPUの第一ポートにおける主従関係を判定し、切替を行なう(ステップS426)。
すなわち、CPU主従判定部8は、図3の(A)に示す主従管理記憶部80を参照して、第一ポートにおいては、ファームウェア4を格納するCPUをマスタCPUとして判定する。
さらに、CPU主従判定部8は、判定結果をハード主従切替部16に送信し(ステップS427)、判定結果を受信したハード主従切替部16は、ハードウェア14の切替を行なう(ステップS428)。
すなわち、ハード主従切替部16は、ファームウェア4を格納するCPUがマスタCPUとして判定されたので、自身が収容されるハードウェア14を第一ポートにおけるマスタハードウェアとして切替える。
また、ファームウェア4を格納するCPUを第一ポートにおけるマスタCPUとして判定したCPU主従判定部8は、第二LIU20に対して主従関係の切替通知を行なう指示をファーム間通信部7に行い(ステップS429)、ファーム間通信部7は、切替通知をファーム間通信部24に送信し(ステップS430)、ファーム間通信部24は、受信した切替通知をCPU主従判定部25に転送し(ステップS431)、さらに、CPU主従判定部25は、切替通知をハード主従切替部33に転送する(ステップS432)。
そして、ハード主従切替部33は、切替通知をCPU主従判定部25から受信すると、ハードウェア31の切替を行なう(ステップS433)。すなわち、ハード主従切替部33は、自身が収容されるハードウェア31を第一ポートにおけるスレーブハードウェアとして切替える。
なお、第二ポートから第四ポートにおけるBLSR有効設定においても、上記のステップS401〜ステップS433の処理が行われる。
引き続いて、実施例1における光伝送装置100の保守者が、第一LIU3の第五ポートをBLSR有効とする設定をCPU1に対して入力すると(ステップS501)、ユーザI/F部2は、受信した設定情報を第一LIU3に転送し(ステップS502)、さらに、第一LIU3の第一I/F部5は、当該設定情報を設定制御受信部11に転送する(ステップS503)。
そして、設定制御受信部11は、設定情報を受信すると(ステップS504)、受信した設定情報を記憶するとともに(ステップS505)、受信した設定情報を第二LIU20に通知する指示をファーム間通信部7に行い(ステップS506)、ファーム間通信部7は、ファーム間通信部24に対して当該設定情報を通知する(ステップS507)。
続いて、ファーム間通信部24は、ファーム間通信部7から設定情報を受信すると、当該設定情報を設定制御受信部28に転送し(ステップS508)、設定制御受信部28は、設定情報を受信すると(ステップS509)、受信した設定情報を記憶する(ステップS510)。
これにより、第一LIU3のCPUに搭載されるファームウェア4は、第一LIU3の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを記憶し、また第二LIU20のCPUに搭載されるファームウェア21は、ファームウェア間通信によって、第一LIU3の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを受信して記憶する。
また、実施例1における光伝送装置100の保守者が第二LIU20の第五ポートをBLSR有効とする設定をCPU1に対して入力すると(ステップS511)、ユーザI/F部2は、受信した設定情報を第二LIU20に転送し(ステップS512)、さらに、第二LIU20の第二I/F部22は、当該設定情報を設定制御受信部28に転送する(ステップS513)。
そして、設定制御受信部28は、設定情報を受信すると(ステップS514)、受信した設定情報を記憶するとともに(ステップS515)、受信した設定情報を第一LIU3に通知する指示をファーム間通信部24に行い(ステップS516)、ファーム間通信部24は、ファーム間通信部7に対して当該設定情報を通知する(ステップS517)。
続いて、ファーム間通信部7は、ファーム間通信部24から設定情報を受信すると、当該設定情報を設定制御受信部11に転送し(ステップS518)、設定制御受信部11は、設定情報を受信すると(ステップS519)、受信した設定情報を記憶する(ステップS520)。
これにより、第二LIU20のCPUに搭載されるファームウェア21は、第二LIU20の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを記憶し、また第一LIU3のCPUに搭載されるファームウェア4は、ファームウェア間通信によって、第二LIU20の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録されたことを記憶する。
そして、第一LIU3の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信して記憶した設定制御受信部11は、当該設定情報を、CPU主従判定部8に送信し(ステップS521)、CPU主従判定部8は、第一LIU3の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信すると(ステップS522)、主従管理記憶部80を参照して、ファームウェア4を格納するCPUの第五ポートにおける主従関係を判定し、切替を行なう(ステップS523)。
すなわち、CPU主従判定部8は、図3の(A)に示す主従管理記憶部80を参照して、第五ポートにおいては、ファームウェア4を格納するCPUをスレーブCPUとして判定する。
これと同時に、第二LIU20の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信して記憶した設定制御受信部28は、当該設定情報を、CPU主従判定部25に送信し(ステップS524)、CPU主従判定部25は、第二LIU20の第五ポートがBLSR専用のポートとして登録された情報を受信すると(ステップS525)、主従管理記憶部250を参照して、ファームウェア21を格納するCPUの第五ポートにおける主従関係を判定し、切替を行なう(ステップS526)。
すなわち、CPU主従判定部25は、図3の(B)に示す主従管理記憶部250を参照して、第五ポートにおいては、ファームウェア21を格納するCPUをマスタCPUとして判定する。
さらに、CPU主従判定部25は、判定結果をハード主従切替部33に送信し(ステップS527)、判定結果を受信したハード主従切替部33は、ハードウェア31の切替を行なう(ステップS528)。
すなわち、ハード主従切替部33は、ファームウェア21を格納するCPUがマスタCPUとして判定されたので、自身が収容されるハードウェア31を、第五ポートにおけるマスタハードウェアとして切替える。
また、ファームウェア21を格納するCPUを第五ポートにおけるマスタCPUとして判定したCPU主従判定部25は、第一LIU3に対して主従関係の切替通知を行なう指示をファーム間通信部24に行い(ステップS529)、ファーム間通信部24は、切替通知をファーム間通信部7に送信し(ステップS530)、ファーム間通信部7は、受信した切替通知をCPU主従判定部8に転送し(ステップS531)、さらに、CPU主従判定部8は、切替通知をハード主従切替部16に転送する(ステップS532)。
そして、ハード主従切替部16は、切替通知をCPU主従判定部8から受信すると、ハードウェア14の切替を行なう(ステップS533)。すなわち、ハード主従切替部16は、自身が収容されるハードウェア14を、第五ポートにおけるスレーブハードウェアとして切替える。
なお、第六ポートから第八ポートにおけるBLSR有効設定においても、上記のステップS501〜ステップS533の処理が行われる。
これにより、すべてのポートのBSLR有効設定と、ポートごとの切替制御を行うCPUを第一LIU3および第二LIU20に分散する設定が完了し、通常の運用状態となる。
[実施例1における光伝送装置の複数ポートの同時障害発生から切替制御実施にいたる処理の手順]
まず、図5に示すステップS533の処理が第八ポートにおいても完了し、通常の運用状態となった実施例1における光伝送装置100において、第一LIU3の障害モニタ部19が、EAST側ポート群200における第一ポート〜第八ポートのすべてから障害情報を受信して格納すると(ステップS601)、障害モニタ部19は、ハード間通信部17に対して、受信した障害情報を第二LIU20に転送する指示を行い(ステップS602)、ハード間通信部17は、ハード間通信部34に対し、受信した障害情報を転送する(ステップS603)。
そして、ハード間通信部34は、ハード間通信部17から転送された障害情報を受信すると(ステップS604)、障害モニタ部36に、障害情報を転送し(ステップS605)、障害モニタ部36は、第一LIU3から受信した障害情報を格納する(ステップS606)。
例えば、第一LIU3の障害モニタ部19にて、EAST側ポート群200における第一ポート〜第八ポートすべてから信号断(SF:signal fail)のAPS情報を受信すると、障害モニタ部19は、SF情報を格納するとともに、ハードウェア間通信を用いて、SF情報を第二LIU20の障害モニタ部36に送信し、第二LIU20は、第一LIU3が受信した障害情報を、障害モニタ部36に格納して更新する。これにより、障害モニタ部19と障害モニタ部36とは、同じ障害情報を記憶することになる。
ここで、ステップS601において、第一LIU3の障害モニタ部19にて障害情報を受信すると同時に、第一LIU3の割り込みトリガ検出部18は、障害モニタ部19が受信して格納した同じ障害情報をポートから検出して、割り込み受信部13およびハード間通信部17に障害情報が割り込まれたことを通知する割り込み通知を送信する(ステップS607)。
そして、ハード間通信部17は、受信した割り込み通知を、マスタCPUを搭載する第二LIU20のハード間通信部34に転送し(ステップS608)、ハード間通信部34は、割り込み通知を受信して(ステップS609)、当該割り込み通知を割り込みトリガ検出部35に転送する(ステップS610)。
さらに、割り込みトリガ検出部35は、ハード間通信部34からの割り込み通知を検出して、当該割り込み通知を割り込み受信部30に送信し(ステップS611)、割り込み受信部30は、割り込み通知を受信すると、主従管理記憶部250を参照して、第五ポート〜第八ポートの障害情報を障害モニタ部36から障害情報を収集し(ステップS612)、さらに、収集した障害情報をトリガ検出部29に通知して、切替処理の要求を行なう(ステップS613)。
そして、トリガ検出部29は、割り込み受信部30が収集した障害情報を受信して、受信した障害情報に基づいて、切替判定を行なう(ステップS614)。具体的には、現用回線から予備回線に切替えるとする判定を行なう。
続いて、トリガ検出部29は、切替判定結果を切替制御部27に通知し(ステップS615)、切替制御部27は、切替判定結果を受信すると(ステップS616)、切替制御レジスタ32に切替制御の指示を行ない(ステップS617)、切替制御レジスタ32は、切替制御部27の指示に従って、切替を実施する(ステップS618)。すなわち、切替制御レジスタ32は、切替制御部27の指示に従って、第五ポート〜第八ポートにおけるスイッチを切替えて、光信号を予備回線にて受信するようにする。
また、割り込み受信部13は、割り込みトリガ検出部18から割り込み通知を受信すると、主従管理記憶部80を参照して、第一ポート〜第四ポートの障害情報を障害モニタ部19から収集し(ステップS619)、収集した障害情報をトリガ検出部12に通知して、切替処理の要求を行なう(ステップS620)。
そして、トリガ検出部12は、割り込み受信部13が収集した障害情報を受信して、受信した障害情報に基づいて、切替判定を行ない(ステップS621)、切替判定結果を切替制御部10に通知し(ステップS622)、切替制御部10は、切替判定結果を受信すると(ステップS623)、切替制御レジスタ15に切替制御の指示を行ない(ステップS624)、切替制御レジスタ15は、切替制御部10の指示に従って、切替を実施する(ステップS625)。すなわち、切替制御レジスタ15は、切替制御部10の指示に従って、第一ポート〜第四ポートにおけるスイッチを切替えて、光信号を予備回線にて受信するようにする。
なお、第一LIU3のファームウェア4は、第一ポート〜第四ポートの切替制御を行った後に、第二LIU20のファームウェア21の第五ポート〜第八ポートの切替制御が未完了の場合は、引き続き、第五ポート〜第八ポートの切替制御を行う。また、第二LIU20のファームウェア21は、第五ポート〜第八ポートの切替制御を行った後に、第一LIU3のファームウェア4の第一ポート〜第四ポートの切替制御が未完了の場合は、引き続き、第一ポート〜第四ポートの切替制御を行う。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、冗長構成のLIUに搭載されるCPUにて冗長回線の切替制御を判定するマスタCPUを、複数のポートごとに分散して設定するとともに、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUを搭載する回線カードの対向側回線カードが搭載するCPUを、当該所定のポートのスレーブCPUとして設定するので、例えば、APSバイトに格納された障害情報をすべてのポートから受信した場合でも、ポートごとにマスタCPUを分散しているので、冗長構成のLIUのどちらか一方のみに切替制御が集中することを回避でき、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になる。
また、実施例1によれば、マスタCPUとして設定されたCPUが担当するポートからの障害情報に基づく切替制御を優先して判定するように設定するので、例えば、マスタCPUは、自身が担当するポートの切替制御を完了後、対向側回線カードにあるマスタCPUが担当するポートの切替制御が未完了ならば、引き続き、スレーブCPUとして、切替制御未完了であるポートの切替制御を実施するなどの効率的な処理設定をすることができ、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になる。
また、実施例1によれば、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェア間で、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信するので、APSバイトに格納された障害情報を冗長構成のLIUに搭載されるCPU(ファームウェア)間通信で送信する場合に比べて高速で送信でき、複数ポートの同時障害発生に対するより迅速な切替処理を実施することが可能になる。
また、実施例1によれば、冗長構成のLIUに搭載されるハードウェアそれぞれにおいて、取得した障害情報を記憶し、対向側のLIUに搭載されるハードウェアから受信した障害情報をさらに記憶するので、対向側のLIUが保持するAPSバイトに格納された障害情報を共有するとともに、新たな障害情報をより高速なハードウェア間通信によって更新でき、複数ポートの同時障害発生に対する迅速かつ適切な切替処理を実施することが可能になる。
また、実施例1によれば、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUは、当該マスタCPUの配下にあるハードウェアを、当該所定のポートのマスタハードウェアとして設定し、当該所定のポートのスレーブCPUと判定されたCPUの配下にあるハードウェアを、当該所定のポートのスレーブハードウェアとして設定し、所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUが、マスタハードウェアとして設定されたハードウェアに対して冗長回線の切替実施を制御するので、切替制御の処理をマスタCPU主導のもと実施することができ、複数ポートの同時障害発生に対する迅速かつ適切な切替処理を実施することが可能になる。
なお、図6に示した、実施例1における光伝送装置の現用回線の故障発生から切替制御実施にいたる処理時間は、図10に示す従来の分散CPU型装置構成における光伝送装置の現用回線の故障発生から切替制御実施にいたる処理時間と比較して、ハードウェア間通信を用いることによって、約半分に減少することが可能になる。
さて、これまで本発明の実施例1における光伝送装置について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、実施例2における光伝送装置としての異なる実施例を(1)および(2)に区分けして説明する。
(1)LIU間通信
上記の実施例1では、ハードウェア間通信を用いて冗長構成のLIU間で障害情報を共有および更新する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ファームウェア間通信を用いて冗長構成のLIU間で障害情報を共有および更新する場合であってもよい。
(2)システム構成等
上記の実施例1において説明した各処理のうち、自動的に行われるとして説明した処理の全部または一部を手動で行うこともでき(主従管理記憶部80を参照してCPUの主従関係を設定するのではなく、保守者から主従関係の設定をうけつけるなど)、あるいは、手動的におこなうものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。例えば、この他、上記文章中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各処理部および各記憶部の分散・統合の具体的形態(例えば、図2の形態など)は図示のものに限られず、例えば、割り込みトリガ検出部18と障害モニタ部19とを統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、本実施例で説明した光伝送装置は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。このプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。また、このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。
(付記1)複数のポートを収容する冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアが、現用回線と予備回線からなる冗長回線における障害情報を前記複数のポートごとに取得し、前記冗長構成の回線カードに搭載されるCPUが、取得された前記障害情報に基づいて前記冗長回線の切替制御を前記複数のポートごとに判定し、前記ハードウェアが前記CPUの判定した切替制御に基づいて前記冗長回線の切替を前記複数のポートごとに実施してSDH/SONET方式の光信号をリングネットワークにて伝送する光伝送装置であって、
前記冗長構成の回線カードに搭載されるCPUにて前記冗長回線の切替制御を判定するマスタCPUを、前記複数のポートごとに分散して設定するとともに、所定のポートの前記マスタCPUとして設定されたCPUを搭載する前記回線カードの対向側回線カードが搭載するCPUを、当該所定のポートのスレーブCPUとして設定する主従CPU分散設定手段を備えたことを特徴とする光伝送装置。
(付記2)前記主従CPU分散設定手段は、前記マスタCPUとして設定されたCPUが担当するポートからの前記障害情報に基づく切替制御を優先して判定するように設定することを特徴とする付記1に記載の光伝送装置。
(付記3) 前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェア間で、前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した前記障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信するハード間通信手段をさらに備えたことを特徴とする付記2に記載の光伝送装置。
(付記4) 前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれにおいて、取得した前記障害情報を記憶する取得障害情報記憶手段をさらに備え、
前記ハード間通信手段は、前記対向側の回線カードに搭載されるハードウェアから受信した前記障害情報を、前記取得障害情報記憶手段にさらに格納することを特徴とする付記3に記載の光伝送装置。
(付記5)前記主従CPU分散設定手段によって前記所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUは、当該マスタCPUの配下にある前記ハードウェアを、当該所定のポートのマスタハードウェアとして設定し、当該所定のポートのスレーブCPUと判定されたCPUの配下にある前記ハードウェアを、当該所定のポートのスレーブハードウェアとして設定するハードウェア主従設定手段と、
前記主従CPU分散設定手段によって所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUが、前記ハードウェア主従設定手段によって前記マスタハードウェアとして設定されたハードウェアに対して前記冗長回線の切替実施を制御する切替制御手段と、
を備えたことを特徴とする付記4に記載の光伝送装置。
以上のように、本発明に係る光伝送装置は、複数のポートを収容する冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアが、冗長回線における障害情報を複数のポートごとに取得し、冗長構成の回線カードに搭載されるCPUが、取得された障害情報に基づいて冗長回線の切替制御を複数のポートごとに判定し、ハードウェアがCPUの判定した切替制御に基づいて冗長回線の切替を複数のポートごとに実施してSDH/SONET方式の光信号をリングネットワークにて伝送する場合に有用であり、特に、複数ポートの同時障害発生に対する迅速な切替処理を実施することが可能になることに適する。
実施例1における光伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1における光伝送装置の概要および特徴を説明するための図である。 実施例1における光伝送装置の構成を示すブロック図である。 実施例1における主従管理記憶部を説明するための図である。 実施例1における光伝送装置の設定から通常運用にいたる処理を説明するための図である。 実施例1における光伝送装置の設定から通常運用にいたる処理を説明するための図である。 実施例1における光伝送装置の複数ポートの同時障害発生から切替制御実施にいたる処理を説明するための図である。 1+1 APSを説明するための図である。 BLSRを説明するための図である。 集中CPU型装置構成を説明するための図である。 分散CPU型装置構成を説明するための図である。 従来技術における課題を説明するための図である。
符号の説明
100 光伝送装置
1 CPU
2 ユーザI/F部
3 第一LIU
20 第二LIU
4、21 ファームウェア
5 第一I/F部
22 第二I/F部
6、23 装置監視部
7、24 ファーム間通信部
8、25 CPU主従判定部
80、250 主従管理記憶部
9、26 制御部
10、27 切替制御部
11、28 設定制御受信部
12、29 トリガ検出部
13、30 割り込み受信部
14、31 ハードウェア
15、32 切替制御レジスタ
16、33 ハード主従切替部
17、34 ハード間通信部
18、35 割り込みトリガ検出部
19、36 障害モニタ部
200 EAST側ポート群
300 WEST側ポート群

Claims (5)

  1. 複数のポートを収容する冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアが、現用回線と予備回線からなる冗長回線における障害情報を前記複数のポートごとに取得し、前記冗長構成の回線カードに搭載されるCPUが、取得された前記障害情報に基づいて前記冗長回線の切替制御を前記複数のポートごとに判定し、前記ハードウェアが前記CPUの判定した切替制御に基づいて前記冗長回線の切替を前記複数のポートごとに実施してSDH/SONET方式の光信号をリングネットワークにて伝送する光伝送装置であって、
    前記冗長構成の回線カードに搭載されるCPUにて前記冗長回線の切替制御を判定するマスタCPUを、前記複数のポートごとに分散して設定するとともに、所定のポートの前記マスタCPUとして設定されたCPUを搭載する前記回線カードの対向側回線カードが搭載するCPUを、当該所定のポートのスレーブCPUとして設定する主従CPU分散設定手段を備えたことを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記主従CPU分散設定手段は、前記マスタCPUとして設定されたCPUが担当するポートからの前記障害情報に基づく切替制御を優先して判定するように設定することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェア間で、前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれが取得した前記障害情報を、対向側の回線カードに搭載されるハードウェアに通信するハード間通信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の光伝送装置。
  4. 前記冗長構成の回線カードに搭載されるハードウェアそれぞれにおいて、取得した前記障害情報を記憶する取得障害情報記憶手段をさらに備え、
    前記ハード間通信手段は、前記対向側の回線カードに搭載されるハードウェアから受信した前記障害情報を、前記取得障害情報記憶手段にさらに格納することを特徴とする請求項3に記載の光伝送装置。
  5. 前記主従CPU分散設定手段によって前記所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUは、当該マスタCPUの配下にある前記ハードウェアを、当該所定のポートのマスタハードウェアとして設定し、当該所定のポートのスレーブCPUと判定されたCPUの配下にある前記ハードウェアを、当該所定のポートのスレーブハードウェアとして設定するハードウェア主従設定手段と、
    前記主従CPU分散設定手段によって所定のポートのマスタCPUとして設定されたCPUが、前記ハードウェア主従設定手段によって前記マスタハードウェアとして設定されたハードウェアに対して前記冗長回線の切替実施を制御する切替制御手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の光伝送装置。
JP2007069511A 2007-03-16 2007-03-16 光伝送装置 Expired - Fee Related JP4888174B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069511A JP4888174B2 (ja) 2007-03-16 2007-03-16 光伝送装置
US12/034,691 US7991286B2 (en) 2007-03-16 2008-02-21 Optical transmission apparatus
CN200810081789.2A CN101267273B (zh) 2007-03-16 2008-03-13 光传输装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007069511A JP4888174B2 (ja) 2007-03-16 2007-03-16 光伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008236070A JP2008236070A (ja) 2008-10-02
JP4888174B2 true JP4888174B2 (ja) 2012-02-29

Family

ID=39762816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007069511A Expired - Fee Related JP4888174B2 (ja) 2007-03-16 2007-03-16 光伝送装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7991286B2 (ja)
JP (1) JP4888174B2 (ja)
CN (1) CN101267273B (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4895972B2 (ja) * 2007-10-22 2012-03-14 アラクサラネットワークス株式会社 リングプロトコル高速切替方法およびその装置
JP4957806B2 (ja) * 2007-11-13 2012-06-20 富士通株式会社 伝送装置、切替処理方法および切替処理プログラム
JP5176772B2 (ja) * 2008-08-18 2013-04-03 富士通株式会社 予備回線切替プロトコル処理cpuの負荷分散構成を持つ伝送装置およびcpu負荷分散制御方法
JP5239715B2 (ja) * 2008-10-03 2013-07-17 富士通株式会社 伝送装置、伝送方法および伝送システム
JP5703949B2 (ja) * 2011-05-12 2015-04-22 富士通株式会社 Wdm光伝送システムおよび波長分散補償方法
CN102412973B (zh) * 2011-11-22 2014-04-02 北京星网锐捷网络技术有限公司 一种引擎模块、线卡、通信设备及其优雅重启的方法
JP5849911B2 (ja) * 2012-09-11 2016-02-03 日立金属株式会社 通信システムおよび光伝送装置
JP7089211B2 (ja) * 2019-04-23 2022-06-22 日本電信電話株式会社 配線情報作成システム及び配線情報作成方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0630002B2 (ja) 1984-11-28 1994-04-20 オムロン株式会社 プログラマブル・コントロ−ラ
JPH08202672A (ja) 1995-01-23 1996-08-09 Nissin Electric Co Ltd 分散型マルチプロセッシングシステム
US7310333B1 (en) * 2002-06-28 2007-12-18 Ciena Corporation Switching control mechanism for supporting reconfiguaration without invoking a rearrangement algorithm
CN100461645C (zh) * 2003-04-08 2009-02-11 中兴通讯股份有限公司 一种主备板倒换装置
US8379509B2 (en) * 2004-04-29 2013-02-19 Alcatel Lucent Electronic device protection systems and methods
CN100502253C (zh) * 2006-03-24 2009-06-17 华为技术有限公司 通信设备及主控板和业务板主备倒换的实现方法
JP2008131395A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Nec Corp Rprネットワークシステム、rprノード装置、その冗長化方法、プログラム、記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
CN101267273A (zh) 2008-09-17
CN101267273B (zh) 2011-08-17
JP2008236070A (ja) 2008-10-02
US7991286B2 (en) 2011-08-02
US20080226299A1 (en) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4888174B2 (ja) 光伝送装置
EP2487591B1 (en) Computer system, and maintenance method of computer system
US8005357B2 (en) Optical transmission apparatus
JP4410921B2 (ja) 回線再配置方法およびそのための回路
US7398018B2 (en) Optical transmission equipment
US8462652B2 (en) Transmission device and switchover processing method
JP2011000977A (ja) 入出力部一体型2重系cpuにおける入出力管理方式
JP7041356B2 (ja) 伝送装置、伝送システム及び遅延調整方法
KR101544592B1 (ko) 능동적 큐 할당 방식의 고가용성 분산임베디드 네트워크 송수신 방법 및 장치
US10530602B2 (en) Operating a highly available automation system
JP5239715B2 (ja) 伝送装置、伝送方法および伝送システム
JP4175168B2 (ja) 経路冗長システム、ノード装置及びそれらに用いるライン/パス切替方法
JP2006042165A (ja) 光伝送システム
JP7299530B2 (ja) 伝送装置及び伝送方法
JP2021150693A (ja) 冗長化経路の管理方式、冗長化経路の管理方法
JP2013115584A (ja) 無瞬断切替装置
JP2003218892A (ja) 無瞬断切替えリングシステム及びそのノード
JP2000092016A (ja) 同期伝送システム、この同期伝送システムで使用される伝送装置、監視制御装置および網同期管理方法
JP2019068190A (ja) ネットワーク機器
JPH08139692A (ja) 伝送路終端装置
JPH04271628A (ja) 多重化伝送装置
JP2016137862A (ja) データ同期方式
JP2000049842A (ja) ループ網従属同期方法及び従属同期ループ網システム
JP2014064250A (ja) 同期伝送システム
JP2001111585A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びネットワークシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees