JP4888082B2 - Led点灯回路およびそれを用いる照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、LEDの点灯回路およびそれを用いる照明器具に関し、特に複数並列に設けられるLEDの電流を均等にするための手法に関する。
前記LED(発光ダイオード)を前記照明器具に用いる場合のように、必要な光出力を得るために多数のLEDを用いる場合、また少電流のLEDは効率が高く同じ光出力を得るにもチップを細分化する場合、それらを相互に直列に接続して点灯させるには、過大な電源電圧が必要になる。一方、前記多数のLEDを相互に並列に接続して点灯させると、過大な電流が必要になる。したがって、現実的には用途に応じた適当な直並列構成が採用される。しかしながら、青色LEDの場合、そのON電圧Vfは3〜3.5V程度で、ばらつきが大きく、前記直並列に組合わせると、相互に並列な各直列回路間の分流比に差が生じ易く、すなわち各直列回路間の明るさに差が生じ易いという問題がある。
詳しくは、LEDの光出力は通電電流値に依存するとされ、この観点からすれば、直列構成の場合は、個々のLEDのON電圧Vfにばらつきがあったとしても、通電電流値は同じであるので、個々のLEDの光出力ばらつきも小さい。これに対して、並列構成の場合は、直列構成のLEDのON電圧Vfの和が異なれば、点灯回路(電源回路)の一括出力から各直列回路に流れる電流値は前記ON電圧Vfの低い回路に集中することになり、直列回路毎に光出力ばらつきは大きくなる。
図9は、典型的な従来技術のLED点灯回路1の構成を示すブロック図である。この従来技術は、特許文献1に示されたものである。このLED点灯回路1では、LED負荷を多数直列に接続したLED負荷回路u1〜u3を3回路並列に接続してLEDモジュール2が構成されている。そのLEDモジュール2には、商用電源3からの電圧Vacを、ノイズカット用のコンデンサc1から整流ブリッジ4にて直流化し、DC−DCコンバータ5を介して電圧変換した直流電圧VDCが与えられる。
DC−DCコンバータ5は、前記整流ブリッジ4の直流出力電圧をスイッチングするスイッチング素子q0と、前記のスイッチングによる励磁エネルギーを蓄積/放出するチョークコイルlと、前記チョークコイルlからの出力電流を整流・平滑化するダイオードdおよび平滑コンデンサc2と、前記スイッチング素子q0を流れる電流を電圧に変換して検知するための抵抗r1と、前記スイッチング素子q0のスイッチングを制御する制御回路6とを備えて構成される昇圧チョッパー回路から成る。
一方、各LED負荷回路u1〜u3には、それらを流れる通電電流値を相互に等しくするための定電流回路q1〜q3が各々直列に挿入されている。そして、前記定電流回路q1〜q3の印加電圧(負担電圧)は、比較回路7において、基準電圧源8からの基準電圧Vrefと比較され、比較結果が前記制御回路6に与えられており、制御回路6は、前記各定電流回路q1〜q3の印加電圧が直列LEDのON電圧Vfの総和よりも小さくなるように上記DC−DCコンバータ5の定電圧出力を制御する。これによって、各定電流回路q1〜q3での損失抑制が図られている。しかしながら、この従来技術では、前記LEDのON電圧Vfのばらつきが大きい程、全体の光出力レベルが変動し、定電流回路q1〜q3での損失も大きいなどの課題を有する。
図10は、他の従来技術のLED点灯回路11の構成を示すブロック図である。この従来技術は、特許文献2に示されたものである。このLED点灯回路11では、各LED負荷回路u1〜u3への総通電電流値を抵抗r2で電圧変換して検出し、比較器17において、その電圧を基準電圧Vrefと比較した結果が一定値になるように、PWM制御回路16を介してDC−DCコンバータ15を制御するように構成されている。DC−DCコンバータ15は、直流電源13からの電圧Vdcをスイッチング素子q0によってスイッチングしてトランスtの1次側に与え、2次側出力を整流平滑回路14にて整流・平滑化した直流電圧VDCを前記各LED負荷回路u1〜u3へ与えることで、電源側と負荷側とを絶縁する1石フライバックコンバータで構成されている。そして、このLED点灯回路11でも、各LED負荷回路u1〜u3に定電流回路d1〜d3がそれぞれ直列に設けられている。
図11は、前記定電流回路d1〜d3の具体例を示す電気回路図である。この定電流回路d1〜d3は、前記LED負荷回路u1〜u3に直列に接続されるトランジスタq11および抵抗r11と、前記トランジスタq11のコレクタ−ベース間を接続する抵抗r12と、前記トランジスタq11のベース−エミッタ間に介在されるツェナダイオードdzとを備えて構成される。そして、抵抗r11の電圧降下とトランジスタq11のベース−エミッタ間電圧Vbeとの和がツェナダイオードdzのツェナ電圧と略一致する条件で、トランジスタq11のコレクタ電流が定電流化される。
これによって、各LED負荷回路u1〜u3の電流は個々に定電流化され、しかもDC−DCコンバータ15の一括出力電流も上述のように定電流制御されるので、LEDのON電圧Vfのばらつきによる光出力のばらつきはかなり抑制できる。しかしながら、FETのソースホロワ回路から成る簡単な前記定電流回路q1〜q3に比べて、この定電流回路d1〜d3は、損失が大きいという問題がある。
そこで、本件発明者は、図12で示すようなLED点灯回路21を、特許文献3で提案した。その従来技術によれば、各LED負荷回路u1,u2と直列にトランジスタq21,q22および抵抗r21,r22をそれぞれ接続するとともに、前記トランジスタq21,q22とカレントミラー回路を構成するトランジスタq20を抵抗r23,r24,r20によって直流電源23の端子間に接続している。そして、直流電源23からの電圧VDCおよび抵抗r23,r24,r20などによって定まる基準電流がトランジスタq20に流れ、その基準電流にトランジスタq21,q22を流れる電流をバランスさせることで、光出力のばらつきを抑制するようになっている。なお、何れかの抵抗(この例ではr24)と並列に設けたバイパススイッチswによって該抵抗r24を短絡することで、前記基準電流を増加させ、光出力を増加させられるようにもなっている。
特開2002−8409号公報 特開2004−319583号公報 特開2004−39290号公報
上述のようなミラー回路による方法は、各LED負荷回路u1,u2間の電流のバランスを取るのに都合が良いものの、電源電圧VDCの変動によって基準電流が変動し、また前記基準電流を作成する抵抗r23,r24,r20およびトランジスタq20での損失が発生するという問題もある。
本発明の目的は、多数のLEDの光出力を、低損失で均一化することができるLED点灯回路およびそれを用いる照明器具を提供することである。
本発明のLED点灯回路は、1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源から通電を行うようにしたLED点灯回路において、前記各LED負荷回路に直列に設けられ、カレントミラー回路を構成して前記各LED負荷回路における通電電流値を連動させる制御素子であって、いずれか1つが前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とされるそのような制御素子と、前記ダイオード構造の制御素子の回路に直列に挿入され、LEDのON電圧をVfとし、そのばらつきをσとし、直列段数をnとするとき、定格電流でVf×n×σ以上の電圧降下を生じるインピーダンス素子とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、照明器具などに用いられるLED点灯回路において、1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源が点灯駆動するにあたって、前記各LED負荷回路に直列に、カレントミラー回路を構成する制御素子を設け、それらの制御素子において、いずれか1つを前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とし、制御端子を介して残余の回路の制御素子の通電電流値を連動させることで、各LED負荷回路間のバランスを取るようにする。具体的には、前記制御素子がトランジスタである場合には、制御端子であるベースと、コレクタとを短絡するとともに、ベースを共通に接続する。また、前記制御素子がMOS型トランジスタである場合には、制御端子であるゲートと、ドレインとを短絡するとともに、ゲートを共通に接続する。さらに、前記ダイオード構造とした制御素子の回路に直列に、ダイオードなどで実現することができるインピーダンス素子を挿入し、そのインピーダンス素子が、LEDのON電圧をVfとし、そのばらつきをσとし、直列段数をnとするとき、定格電流でVf×n×σ以上の電圧降下を生じるようにする。
したがって、LEDのON電圧Vfにばらつきがあっても、前記カレントミラー回路の基準電流を作成する回路は、LEDのON電圧Vfの総和を含めて、LED電流による電圧降下が最も高い回路となっており、各LED負荷回路における電流値を均等に制御し、多数のLEDからの光出力を均一化することができる。また、基準電流のみを作成する回路が不要で、その分の回路損失を無くすこともできる。
また、本発明のLED点灯回路では、前記インピーダンス素子は、LEDであることを特徴とする。
上記の構成によれば、前記カレントミラーの基準電流回路となるLED負荷回路の直列LED段数を多く設定するだけで、前記ON電圧Vfの総和が最も高くなるように設定することができ、容易に構成できるとともに、インピーダンス素子による消費電力を有効に活用することもできる。
さらにまた、本発明のLED点灯回路は、前記インピーダンス素子の端子間を短絡することができる短絡スイッチと、前記短絡スイッチが開成され、前記制御素子がカレントミラー動作を行っている状態で、前記各LED負荷回路におけるLEDのON電圧Vfの総和を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に応答し、制御素子が前記ダイオード構造となっているLED負荷回路のON電圧Vfの総和が最も高い場合には前記短絡スイッチを閉成し、そうでない場合には前記短絡スイッチを開成する切換え制御手段とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、上述のようにカレントミラーによって電流均一化動作を行おうとすると、LEDのON電圧Vfの総和が最も高い回路が基準電流回路とならなければならないのに対し、前記インピーダンス素子の端子間を短絡する短絡スイッチを予め設けておき、実際に検出手段が各LED負荷回路におけるLEDのON電圧Vfの総和を測定してみて、切換え制御手段が、制御素子がダイオード構造となっているLED負荷回路のON電圧Vfの総和が最も高い場合には前記短絡スイッチを閉成してインピーダンス素子を機能させず、そうでない場合には前記短絡スイッチを開成してインピーダンス素子を機能させる。
したがって、経年変化などに対して、必要な場合だけインピーダンス素子を機能させることができ、該インピーダンス素子での損失を抑えることができる。
また、本発明のLED点灯回路は、1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源から通電を行うようにしたLED点灯回路において、前記各LED負荷回路に直列に設けられ、カレントミラー回路を構成して前記各LED負荷回路における通電電流値を連動させる制御素子であって、いずれか1つが前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とされるそのような制御素子と、前記ダイオード構造の制御素子の回路以外の回路に並列に挿入され、そのLED負荷回路のインピーダンスを低減するインピーダンス素子とを含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、照明器具などに用いられるLED点灯回路において、1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源が点灯駆動するにあたって、前記各LED負荷回路に直列に、カレントミラー回路を構成する制御素子を設け、それらの制御素子において、いずれか1つを前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とし、制御端子を介して残余の回路の制御素子の通電電流値を連動させることで、各LED負荷回路間のバランスを取るようにする。具体的には、前記制御素子がトランジスタである場合には、制御端子であるベースと、コレクタとを短絡するとともに、ベースを共通に接続する。また、前記制御素子がMOS型トランジスタである場合には、制御端子であるゲートと、ドレインとを短絡するとともに、ゲートを共通に接続する。さらに、前記ダイオード構造とした制御素子の回路以外の回路に、そのLED負荷回路のインピーダンスを低減するインピーダンス素子を並列に挿入する。
したがって、LEDのON電圧Vfにばらつきがあっても、前記カレントミラー回路の基準電流を作成する回路は、LEDのON電圧Vfの総和を含めて、LED電流による電圧降下が最も高い回路となっており、各LED負荷回路における電流値を均等に制御し、多数のLEDからの光出力を、均一化することができる。また、基準電流のみを作成する回路が不要で、その分の回路損失を無くすこともできる。
さらにまた、本発明のLED点灯回路では、前記直流電源は、DC−DCコンバータであり、前記各LED負荷回路を流れる総電流値または前記ダイオード接続された制御素子に対応するLED負荷回路を流れる電流値を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段からの検出結果を比較するための基準電圧源および比較器と、前記比較器からの出力に応じて、前記LEDモジュールへの通電電流値の総和が予め定める値となるように前記直流電源をフィードバック制御する制御手段とを備えて構成されることを特徴とする。
上記の構成によれば、直流電源から前記各LED負荷回路への通電電流値を検出し、その検出結果に基づいて、前記通電電流値の総和が予め定める値となるように、フィードバックによって前記直流電源を定電流制御するので、定電圧制御に比べて、制御素子での損失が小さく、低損失化することができる。
また、本発明の照明器具は、前記のLED点灯回路を用いることを特徴とする。
上記の構成によれば、LEDのON電圧(Vf)が極端にばらついても、多数のLEDからの光出力を均一化することができるとともに、低損失な照明器具を実現することができる。
本発明のLED点灯回路は、以上のように、照明器具などに用いられるLED点灯回路において、1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源が点灯駆動するにあたって、前記各LED負荷回路に直列に、カレントミラー回路を構成する制御素子を設け、それらの制御素子において、いずれか1つを前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とし、制御端子を介して残余の回路の制御素子の通電電流値を連動させることで、各LED負荷回路間のバランスを取るようにするとともに、前記ダイオード構造とした制御素子の回路に直列にインピーダンス素子を挿入し、そのインピーダンス素子が、LEDのON電圧をVfとし、そのばらつきをσとし、直列段数をnとするとき、定格電流でVf×n×σ以上の電圧降下を生じるようにする。
それゆえ、LEDのON電圧Vfにばらつきがあっても、前記カレントミラー回路の基準電流を作成する回路は、LEDのON電圧Vfの総和を含めて、LED電流による電圧降下が最も高い回路となっており、各LED負荷回路における電流値を均等に制御し、多数のLEDからの光出力を均一化することができる。また、基準電流のみを作成する回路が不要で、その分の回路損失を無くすこともできる。
また、本発明のLED点灯回路は、以上のように、前記インピーダンス素子をLEDとする。
それゆえ、前記カレントミラーの基準電流回路となるLED負荷回路の直列LED段数を多く設定するだけで、前記ON電圧Vfの総和が最も高くなるように設定することができ、容易に構成できるとともに、インピーダンス素子による消費電力を有効に活用することもできる。
さらにまた、本発明のLED点灯回路は、以上のように、上述のようにカレントミラーによって電流均一化動作を行おうとすると、LEDのON電圧Vfの総和が最も高い回路が基準電流回路とならなければならないのに対し、前記インピーダンス素子の端子間を短絡する短絡スイッチを予め設けておき、実際に検出手段が各LED負荷回路におけるLEDのON電圧Vfの総和を測定してみて、切換え制御手段が、制御素子がダイオード構造となっているLED負荷回路のON電圧Vfの総和が最も高い場合には前記短絡スイッチを閉成してインピーダンス素子を機能させず、そうでない場合には前記短絡スイッチを開成してインピーダンス素子を機能させる。
それゆえ、経年変化などに対して、必要な場合だけインピーダンス素子を機能させることができ、該インピーダンス素子での損失を抑えることができる。
また、本発明のLED点灯回路は、以上のように、照明器具などに用いられるLED点灯回路において、1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源が点灯駆動するにあたって、前記各LED負荷回路に直列に、カレントミラー回路を構成する制御素子を設け、それらの制御素子において、いずれか1つを前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とし、制御端子を介して残余の回路の制御素子の通電電流値を連動させることで、各LED負荷回路間のバランスを取るようにするとともに、前記ダイオード構造とした制御素子の回路以外の回路に、そのLED負荷回路のインピーダンスを低減するインピーダンス素子を並列に挿入する。
それゆえ、LEDのON電圧Vfにばらつきがあっても、前記カレントミラー回路の基準電流を作成する回路は、LEDのON電圧Vfの総和を含めて、LED電流による電圧降下が最も高い回路となっており、各LED負荷回路における電流値を均等に制御し、多数のLEDからの光出力を、均一化することができる。また、基準電流のみを作成する回路が不要で、その分の回路損失を無くすこともできる。
さらにまた、本発明のLED点灯回路は、以上のように、直流電源から前記各LED負荷回路への通電電流値を検出し、その検出結果に基づいて、前記通電電流値の総和が予め定める値となるように、フィードバックによって前記直流電源を定電流制御する。
それゆえ、定電圧制御に比べて、制御素子での損失が小さく、低損失化することができる。
また、本発明の照明器具は、以上のように、前記のLED点灯回路を用いる。
それゆえ、LEDのON電圧(Vf)が極端にばらついても、多数のLEDからの光出力を均一化することができるとともに、低損失な照明器具を実現することができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係るLED点灯回路31の構成を示すブロック図である。このLED点灯回路1では、LEDD1を多数直列に接続したLED負荷回路U1〜U3を3回路並列に接続してLEDモジュール32が構成されている。各LED負荷回路U1〜U3における直列LED負荷の段数は任意であり、単一のLEDから構成されていてもよい。
各LED負荷回路U1〜U3は、LEDD1が共通の放熱板に搭載されてボンディングされ、波長変換用の蛍光体や光拡散用のレンズ等も取付けられて構成されている。このLEDモジュール32およびLED点灯回路31は、照明器具として用いられ、前記LED負荷としては青または紫外光を放出し、そのLED負荷からの光を前記蛍光体で波長変換して白色光として放射する。前記LED負荷回路U1〜U3の並列回路数も任意であり、たとえばRGBの3原色で発光させた光を合成するなどの白色光を得るための手法も任意である。
前記LEDモジュール32には、商用電源33からの電圧Vacを、ノイズカット用のコンデンサC1から整流ブリッジ34にて直流化し、DC−DCコンバータ35を介して電圧変換した直流電圧VDCが与えられる。DC−DCコンバータ35は、前記整流ブリッジ34の直流出力電圧をスイッチングするスイッチング素子Q0と、前記のスイッチングによる励磁エネルギーを蓄積/放出するチョークコイルLと、前記チョークコイルLからの出力電流を整流・平滑化するダイオードDおよび平滑コンデンサC2と、前記スイッチング素子Q0を流れる電流を電圧に変換して検知するための抵抗R1と、前記スイッチング素子Q0のスイッチングを制御する制御回路36とを備えて構成される昇圧チョッパー回路から成る。
そして直流電源であるそのDC−DCコンバータ35からLEDモジュール32へ流れる電流は、電流検知抵抗R2によって電圧値に変換されて、比較回路37において、基準電圧源38からの基準電圧Vrefと比較され、その比較結果が前記制御回路36にフィードバックされる。制御回路36は、前記抵抗R1,R2の検知結果に応答して、前記スイッチング素子Q0のスイッチング周波数やデューティを制御する。こうして、前記電圧VDCの定電圧制御およびLEDモジュール32へ流れる電流の定電流制御が行われるようになっている。
注目すべきは、本実施の形態では、各LED負荷回路U1〜U3には、それらを流れる通電電流値を相互に等しくするために、カレントミラー回路を構成する制御素子Q1〜Q3が直列に設けられており、それらの制御素子Q1〜Q3の内のいずれか1つ(図1の例ではQ1)を前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とし、制御端子を介して残余の制御素子(図1の例ではQ2,Q3)の通電電流値を連動させることで、各LED負荷回路U1〜U3間のバランスを取ることである。
具体的には、前記制御素子Q1〜Q3がこの図1のようにトランジスタである場合には、制御端子であるベースと、コレクタとを短絡するとともに、ベースを共通に接続する。また、前記制御素子がMOS型トランジスタである場合には、制御端子であるゲートと、ドレインとを短絡するとともに、ゲートを共通に接続する。
さらに注目すべきは、前記ダイオード構造とした制御素子Q1のLED負荷回路U1に直列にインピーダンス素子Aを挿入し、そのインピーダンス素子Aが、LEDD1のON電圧をVfとし、そのばらつきをσとし、直列段数をnとするとき、定格電流でVf×n×σ以上の電圧降下Vaを生じるようにすることである。
前記インピーダンス素子Aは、たとえば図2(a)で示すような1または複数段のダイオード、図2(b)で示すようなツェナダイオード、図2(c)で示すような抵抗などから実現することができる。前記図2(a)で示すダイオードを用いる場合、たとえば1つで0.7Vの細かなばらつきに対応することができ、図2(b)で示すツェナダイオードを用いる場合、前記ON電圧Vfの総和で2V以上の大きなばらつきに対応することができ、図2(c)で示すような抵抗を用いる場合、常時損失が発生するものの、前記ダイオードよりも細かなばらつきに対応することができ、ON電圧Vfのばらつきが小さい場合や、LEDD1が少数段の場合に好適である。
このように構成することで、LEDD1のON電圧Vfにばらつきがあっても、前記カレントミラー回路の基準電流を作成する回路は、LEDD1のON電圧Vfの総和を含めて、LED電流による電圧降下が最も高い回路となっており、各LED負荷回路U1〜U3における電流値を均等に制御し、多数のLEDD1からの光出力を均一化することができる。また、基準電流のみを作成する回路が不要で、その分の回路損失を無くすこともできる。さらにまた、トランジスタなどの制御素子Q1〜Q3の1つをダイオード構造とするとともに、ミラー回路に構成するだけであるので、安価な構成で実現することができる。
たとえば、LED負荷回路の数を前記U1〜U3の3つとし、その各LED負荷回路U1〜U3を5段のLEDD1で構成し、前記ON電圧Vfのばらつきを±5%とするとき、前記抵抗R2の検知結果による一括定電流制御のみの場合、すなわち制御素子Q1〜Q3が設けられていない場合には、各LED負荷回路U1〜U3間の電流ばらつきは、17.5〜22.7mA(前記一括定電流制御の電流値は60mA)となるのに対して、前記制御素子Q1〜Q3を設け、前記のようにON電圧Vfの総和が最も高いLED負荷回路U1に対応した制御素子Q1を基準として他の制御素子Q2,Q3にミラー動作を行わせることで、電流ばらつきは、20.0〜20.1mAに抑えることができる。同様に、前記ON電圧Vfのばらつきを±10%とした場合には、一括定電流制御のみで15.2〜25.8mA、ミラー動作を行わせることで、20.0〜20.1mAとすることができる。
このLED点灯回路31の直流電源は、前述の図9で示すLED点灯回路と同様に、チョークコイルLを有するDC−DCコンバータ35であるけれども、図10で示すトランスtを有する絶縁型のDC−DCコンバータであってもよく、特にLEDモジュール32に対する直流電源は任意である。しかしながら、前記制御素子Q1〜Q3を用いるカレントミラー動作による定電流制御を行うにあたって、直流電源には、定電圧制御と、定電流制御とでは、定電流制御を用いる方が好ましい。
図3には、DC−DCコンバータ35が、上述のような抵抗R2の検知結果による定電流制御のみを行った場合と、前記図10で示すような電圧VDCの定電圧制御のみを行った場合とにおける前記制御素子Q1〜Q3による損失について、詳しく示す。また、図3には、前述の図10および図11で示す定電流回路d1〜d3を用いた場合において、定電流制御を行った場合と、定電圧制御を行った場合とにおける損失についても詳しく示す。試算の条件は、各LED負荷回路U1〜U3を流れる電流、すなわちLEDD1の定格電流を20mA、LEDD1のON電圧Vfを3.2V、そのばらつきを±10%、制御素子(トランジスタ)Q1〜Q3のhfeを100とする。
図3から明らかなように、本実施の形態のカレントミラー回路による電流バランス制御では、ON電圧Vfのばらつきが無い方が損失が小さいものの、ON電圧Vfのばらつきの有無に拘わらず、定電流制御の方が、定電圧制御に比べて、損失が小さいことが理解される。これに対して、前述の図10および図11で示す定電流回路d1〜d3を用いた電流バランス制御でも、ON電圧Vfのばらつきの有無に拘わらず、定電流制御の方が、定電圧制御に比べて、損失が小さいけれど、定電流制御では、総電流量が制限されているので、ON電圧Vfのばらつきが有っても無くても、損失が同じであることが理解される。したがって、本実施の形態のカレントミラー回路による電流バランス制御に対しては、定電流制御が好ましく、何れの条件でも、定電流回路d1〜d3を用いる場合に比べて、電流バランスを確保するにあたっての損失を大幅に削減できることが理解される。
上述の説明では、制御素子(トランジスタ)Q1〜Q3のエミッタ面積比、すなわち各LED負荷回路U1〜U3におけるLEDD1の定格電流は、各相互に等しかったけれども、相互に異なるように構成されてもよく、その場合、制御素子Q1〜Q3は、その異なる設定電流比を維持するように制御を行う。また、本発明におけるLEDD1には、有機EL(オーガニックLED)も適用可能である。
また、前記インピーダンス素子Aは、LEDで実現することもでき、その場合、図4のLED点灯回路31aで示すように、LEDモジュール32aのLED負荷回路U1aにおいて、余分なLEDD10を設け、該LED負荷回路U1aの直列LED段数を残余のLED負荷回路U2,U3よりも多く設定するだけでよい。たとえば、σ=10%程度であるときには、n=10程度までは追加のLEDD10を1つ、n=20程度までは追加のLEDD10を2つというように、ばらつきをσと直列段数をnとに対応して、常にそのLED負荷回路U1aのON電圧Vfの総和が最も高くなるように設定すればよい。このように構成することで、前記ON電圧Vfの総和を最も高くする構成を、容易に構成することができるとともに、インピーダンス素子Aによる消費電力を有効に活用することもできる。
[実施の形態2]
図5は、本発明の実施の他の形態に係るLED点灯回路51の構成を示すブロック図である。このLED点灯回路51において、前述のLED点灯回路31に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、このLED点灯回路51では、前記インピーダンス素子Aの端子間に短絡スイッチSWが設けられるとともに、その短絡スイッチSWが開成され、前記制御素子Q1〜Q3がカレントミラー動作を行っている状態で、Vf検出回路52が前記各LED負荷回路U1〜U3におけるLEDのON電圧Vfの総和を検出し、その検出結果から、切換え制御回路53が、制御素子Q1が前記ダイオード構造となっているLED負荷回路U1のON電圧Vfの総和が最も高い場合には前記短絡スイッチSWを閉成し、そうでない場合には前記短絡スイッチSWを開成することである。
図6は、前記Vf検出回路52および切換え制御回路53の一構成例を示すブロック図である。Vf検出回路52は、2つの比較器CP1,CP2と、それらの出力を加算するANDゲートGとを備えて構成される。各比較器CP1,CP2の非反転入力端には共通に前記インピーダンス素子Aが設けられているLED負荷回路U1の端子電圧が与えられ、非反転入力端には前記インピーダンス素子Aが設けられていないLED負荷回路U2,U3の端子電圧がそれぞれ与えられる。したがって、各比較器CP1,CP2からは、LED負荷回路U1の端子電圧の方が低い場合、すなわちDC−DCコンバータ35の出力電圧VDCからの電圧降下量が大きい場合にハイレベルが出力され、ANDゲートGからは、LED負荷回路U1の電圧降下量が最も大きい場合にハイレベルが出力される。
前記切換え制御回路53は、前記ANDゲートGの出力がベースに与えられるトランジスタTR1と、そのベース抵抗R11およびコレクタ抵抗R12と、前記コレクタ抵抗R12を介してトランジスタTR1によって駆動されるフォトカプラPCとを備えて構成される。したがって、前記ANDゲートGからハイレベルが出力されると、トランジスタTR1がONし、フォトカプラPCのフォトダイオードD11が点灯して前記短絡スイッチSWを構成するフォトトランジスタTR2がONし、インピーダンス素子Aをバイパスする。
このように構成することで、前述のようにカレントミラーによって電流均一化動作を行おうとすると、LEDD1のON電圧Vfの総和が最も高い回路が基準電流回路とならなければならないのに対し、実際にVf検出回路52が各LED負荷回路U1〜U3におけるLEDのON電圧Vfの総和を測定してみて、インピーダンス素子Aが必要な場合にだけ、切換え制御回路53が挿入するので、経年変化などに対して、必要な場合だけインピーダンス素子Aを機能させることができ、該インピーダンス素子Aでの損失を抑えることができる。
[実施の形態3]
図7は、本発明の実施の他の形態に係るLED点灯回路61の構成を示すブロック図である。このLED点灯回路61において、前述のLED点灯回路31に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、このLED点灯回路61では、LEDモジュール32bにおいて、制御素子Q2,Q3が前記ダイオード構造となっていないLED負荷回路U2,U3の端子間に並列にインピーダンス素子A2,A3が設けられることである。そして、このインピーダンス素子A2,A3は、対応するLED負荷回路U2,U3のインピーダンスを低減し、端子間電圧を前記LED負荷回路U1の端子間電圧よりも低くクランプするものであり、たとえば図7で示すようにツェナダイオードから成り、或いはツェナダイオードと直列にさらに抵抗素子を備える構成なども用いることができる。
このように構成してもまた、LEDD1のON電圧Vfにばらつきがあっても、前記カレントミラー回路の基準電流を作成するLED負荷回路U1は、LEDD1のON電圧Vfの総和を含めて、LED電流による電圧降下が最も高い回路となっており、各LED負荷回路U1〜U3における電流値を均等に制御し、多数のLEDD1からの光出力を、均一化することができる。また、基準電流のみを作成する回路が不要で、その分の回路損失を無くすこともできる。
[実施の形態4]
図8は、本発明の実施の他の形態に係るLED点灯回路71の構成を示すブロック図である。このLED点灯回路71において、前述のLED点灯回路31に類似し、対応する部分には同一の参照符号を付して示し、その説明を省略する。注目すべきは、このLED点灯回路71では、DC−DCコンバータ35に定電流のフィードバック制御を行うにあたって、その電流検知抵抗R2を、各LED負荷回路U1〜U3の内、何れか1つ(図8の例ではU1)に挿入することである。この場合、前記抵抗R2による損失を削減することができる(図8の例では、図1の例に対して、略1/3)。また、基準となるLED負荷回路以外でLEDD1に断線が生じても、残余の回路は、一定の電流値のままで点灯を続けることができる。
ここで、特開2006−203044号公報には、ON電圧Vfが異なる並列LEDの電流調整を行うにあたって、直列にトランジスタを接続するとともに、そのゲートを共通に駆動し、さらに前記ON電圧Vfが小さいLEDに対しては、直列にダミーのダイオードを接続し、前記ON電圧Vfの差を小さくすることが示されている。しかしながら、この先行技術では、カレントミラーの基準電流は別途に作成しており、前記ON電圧Vfの差を小さくするためにダイオードが挿入されるのに対して、本実施の形態では、カレントミラーの基準電流が作成できるように、前記ON電圧Vfの差が大きくなるように挿入される。したがって、この先行技術のようにRGB発光で白色光を発生する場合、この先行技術ではON電圧Vfの小さい(2V程度)Rの素子の系統にダイオードを挿入することになるが、本実施の形態では、ON電圧Vfの大きい(3〜3.5V程度)Bの素子の系統にダイオードを挿入することになり、全く異なるものである。
本発明の実施の一形態に係るLED点灯回路の構成を示すブロック図である。 図1で示す点灯回路におけるインピーダンス素子の一例を示す図である。 図1で示す本発明の一実施形態と図10および図11で示す従来技術とで、並列のLED負荷回路へ供給する電流のバランス制御に要する損失計算の結果を示す図である。 本発明の実施の一形態に係るLED点灯回路における他の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の他の形態に係るLED点灯回路の構成を示すブロック図である。 図1で示す点灯回路におけるVf検出回路および切換え制御回路の一構成例を示すブロック図である。 本発明の実施のさらに他の形態に係るLED点灯回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の他の形態に係るLED点灯回路の構成を示すブロック図である。 典型的な従来技術のLED点灯回路の構成を示すブロック図である。 他の従来技術のLED点灯回路の構成を示すブロック図である。 図10で示すLED点灯回路における定電流回路の具体例を示す電気回路図である。 さらに他の従来技術のLED点灯回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
31,31a,51,61,71 LED点灯回路
32,32a,32b LEDモジュール
33 商用電源
34 整流ブリッジ
35 DC−DCコンバータ
36 制御回路
37 比較回路
38 基準電圧源
52 Vf検出回路
53 切換え制御回路
A,A2,A3 インピーダンス素子
C2 平滑コンデンサ
CP1,CP2 比較器
D ダイオード
D1,D10 LED
D11 フォトダイオード
G ANDゲート
L チョークコイル
PC フォトカプラ
Q0 スイッチング素子
Q1〜Q3 制御素子
R1,R2 抵抗
R11 ベース抵抗
R12 コレクタ抵抗
SW 短絡スイッチ
TR1 トランジスタ
TR2 フォトトランジスタ
U1,U1a,U2,U3 LED負荷回路

Claims (6)

  1. 1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源から通電を行うようにしたLED点灯回路において、
    前記各LED負荷回路に直列に設けられ、カレントミラー回路を構成して前記各LED負荷回路における通電電流値を連動させる制御素子であって、いずれか1つが前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とされるそのような制御素子と、
    前記ダイオード構造の制御素子の回路に直列に挿入され、LEDのON電圧をVfとし、そのばらつきをσとし、直列段数をnとするとき、定格電流でVf×n×σ以上の電圧降下を生じるインピーダンス素子とを含むことを特徴とするLED点灯回路。
  2. 前記インピーダンス素子は、LEDであることを特徴とする請求項1記載のLED点灯回路。
  3. 前記インピーダンス素子の端子間を短絡することができる短絡スイッチと、
    前記短絡スイッチが開成され、前記制御素子がカレントミラー動作を行っている状態で、前記各LED負荷回路におけるLEDのON電圧Vfの総和を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に応答し、制御素子が前記ダイオード構造となっているLED負荷回路のON電圧Vfの総和が最も高い場合には前記短絡スイッチを閉成し、そうでない場合には前記短絡スイッチを開成する切換え制御手段とを含むことを特徴とする請求項1または2記載のLED点灯回路。
  4. 1または直列複数段のLEDから成るLED負荷回路が相互に並列に複数配置されて成るLEDモジュールに対して、直流電源から通電を行うようにしたLED点灯回路において、
    前記各LED負荷回路に直列に設けられ、カレントミラー回路を構成して前記各LED負荷回路における通電電流値を連動させる制御素子であって、いずれか1つが前記カレントミラーの基準電流回路となるようにダイオード構造とされるそのような制御素子と、
    前記ダイオード構造の制御素子の回路以外の回路に並列に挿入され、そのLED負荷回路のインピーダンスを低減するインピーダンス素子とを含むことを特徴とするLED点灯回路。
  5. 前記直流電源は、DC−DCコンバータであり、
    前記各LED負荷回路を流れる総電流値または前記ダイオード接続された制御素子に対応するLED負荷回路を流れる電流値を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段からの検出結果を比較するための基準電圧源および比較器と、
    前記比較器からの出力に応じて、前記LEDモジュールへの通電電流値の総和が予め定める値となるように前記直流電源をフィードバック制御する制御手段とを備えて構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のLED点灯回路。
  6. 前記請求項1〜5のいずれか1項に記載のLED点灯回路を用いることを特徴とする照明器具。
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