JP4888014B2 - 冷媒配管用フィルタ - Google Patents
冷媒配管用フィルタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4888014B2 JP4888014B2 JP2006266685A JP2006266685A JP4888014B2 JP 4888014 B2 JP4888014 B2 JP 4888014B2 JP 2006266685 A JP2006266685 A JP 2006266685A JP 2006266685 A JP2006266685 A JP 2006266685A JP 4888014 B2 JP4888014 B2 JP 4888014B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- filter
- mesh member
- mesh
- net
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Compressor (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
本発明の実施形態1に係る冷媒配管用フィルタ(10)について説明する。冷媒配管用フィルタ(10)は、冷媒中に含まれる不純物を捕捉するためのものである。この冷媒配管用フィルタ(10)は、冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷凍装置に適用されるものである。具体的には、冷媒配管用フィルタ(10)は、室内の冷房と暖房とを切り換えて行う空気調和装置の冷媒回路の冷媒配管に接続されている。この冷媒配管用フィルタ(10)の接続箇所としては、例えば金属摩耗粉等の不純物が発生し易いレシーバーや油分離器の下流側であって、不純物の付着/目詰まりに起因して動作不良となり易い電磁弁や膨張弁等の上流側が挙げられる。
図1に示すように、冷媒配管用フィルタ(10)は、フィルタ収納配管(20)とフィルタ本体(30)とを備えている。
この冷媒配管用フィルタ(10)の組立て時には、一端側のみを縮径したフィルタ収納配管(20)内にフィルタ本体(30)を取り付ける。具体的には、まず、補強部材(32)が内嵌された状態の網部材(31)をフィルタ収納部(23)内に挿入する。その後、螺旋バネ(33)の下端部をフォルダ(38)で支持するようにしながら、網部材(31)の下端部をフォルダ本体部(38a)と外側筒部(38c)との間の筒状の空間に挿入する。このような状態で、フォルダ(38)を内側から拡径することで、外側筒部(38c)がフィルタ収納部(23)に圧着され、フィルタ収納配管(20)にフォルダ(38)が固定される。同時に、フォルダ本体部(38a)と外側筒部(38c)との間に網部材(31)の下端部が狭持され、網部材(31)及び補強部材(32)がフォルダ(38)に保持されることになる。その後、フィルタ収納配管(20)の他端側を縮径することで、図1に示すような冷媒配管用フィルタ(10)を得ることができる。
空気調和装置等の冷媒回路で冷凍サイクルが行われると、冷媒が図2又は図3に示すようにして冷媒配管用フィルタを通過する。
上記実施形態1では、有底筒状の網部材(31)の底部における冷媒の流通をカバー部(35)によって阻止するようにしている。このため、上記実施形態1によれば、冷媒の通過に起因して網部材(31)の底部が上下に撓んでしまうことを阻止でき、この網部材(31)の底部が破れてしまうのを未然に防止できる。従って、この冷媒配管用フィルタ(10)を長期に亘って継続して使用することができる。
参考形態1に係る冷媒配管用フィルタ(10)は、上記実施形態1と網部材(31)の構成が異なるものである。具体的には、図4に示すように、この参考形態1の網部材(31)は、両端に開口が形成されている。つまり、上記実施形態1の網部材(31)は、一端側のみに開口を有する有底筒状であったのに対し、この参考形態1の網部材(31)は、両端に開口を有する筒状に形成されている。
図5に示すように、実施形態1の変形例1に係る冷媒配管用フィルタ(10)は、上記実施形態1と異なり、網部材(31)の底部が球面状となっている。また、補強部材(32)の縦バネ(34,34)は、その中間部(34a,34a)が網部材(31)の底部に沿うようにして湾曲している。同様に、カバー部(35)は、網部材(31)の底部に沿うようにして球面状に膨出しており、その内側の凹部に螺旋バネ(33)の上端部及び縦バネ(34,34)の中間部(34a,34a)が嵌り込んでいる。
上記実施形態1において、図1に示すような縦バネ(34)を設けないようにしても良い。この場合には、螺旋バネ(33)の線径を大きくすることで、網部材(31)を内部から充分補強することができる。
参考形態2に係る冷媒配管用フィルタ(10)は、上記実施形態1と補強部材(32)の構成が異なるものである。図6に示すように、参考形態2の網部材(31)は、上記実施形態1と同様、有底筒状に形成されている。一方、補強部材(32)は、カバー部(35)と、筒状の補強部材本体(33)とが一体に形成されて構成されている。具体的には、上記カバー部(35)は、円形の板状に形成され、このカバー部(35)が網部材(31)の底部全域を覆っている。また、カバー部(35)は、網部材(31)の底部に沿うように形成されている。一方、補強部材本体(33)は、網部材(31)の内周面に沿って形成された複数の長片部(36,36,…)で構成されている。各長片部(36,36,…)は、カバー部(35)の外周縁から網部材(31)の内周面に沿って同図の開放へ伸長している。そして、複数の長片部(36,36,…)は、カバー部(35)の周方向に互いに所定の間隔を置いて設けられている。そして、各長片部(36,36,…)の間の隙間が、冷媒が流通可能な複数の冷媒流通口(36a,36a,…)を構成している。また、補強部材(32)は、各長片部(36,36,…)の下端部がフォルダ(38)の環状板部(38b)の上面側に支持されることで、フォルダ(38)に保持されている。
上記参考形態2では、上記実施形態1と同様、カバー部(35)が網部材(31)の底部を覆うことで、この底部における冷媒の通過が阻止されている。このため、上記参考形態2においても、冷媒の通過に起因して網部材(31)の底部が破れてしまうのを防止できる。
参考形態2の変形例1の冷媒配管用フィルタ(10)には、図6に示す参考形態2のカバー部(35)について、図7に示すような複数の開口(35a,35a,…)が形成されている。このため、この参考形態2の変形例1では、上記参考形態2と異なり、冷媒が網部材(31)の底部の網を通過することになる。一方、参考形態2の変形例1においても、カバー部(35)が網部材(31)の底部に沿うように形成されている。このため、網部材(31)の底部はカバー部(35)によって内側から補強されるので、この底部が破れてしまうのを防止できる。
参考形態2の変形例2の冷媒配管用フィルタ(10)は、上記参考形態2と補強部材(32)の構成が異なるものである。具体的に、この補強部材(32)の補強部材本体(33)は、参考形態2と同様、網部材(31)の内周面に沿うような筒状に形成される一方、その周壁部が格子状となっている。そして、補強部材本体(33)には、その周壁の全域に亘って複数の冷媒流通口(36a,36a,…)が形成されている。
参考形態3に係る冷媒配管用フィルタ(10)は、上述した実施形態と補強部材(32)の構成が異なるものである。具体的には、参考形態3の網部材(31)は、上記実施形態1の変形例1と同様、その底部が球面状に形成されている。一方、補強部材(32)は、網部材(31)の底部に沿うように形成されたカバー部(35)と、網部材(31)の内周面に沿うように形成せれた筒状の補強部材本体(33)を備えている。上記カバー部(35)は、網部材(31)の底部全域を覆っており、この底部における冷媒の通過を阻止している。上記補強部材本体(33)は、その側壁の全域に亘って複数の冷媒流通口(36a,36a,…)が形成されている。
上記参考形態3においても、網部材(31)の底部をカバー部(35)で覆うようにしたので、網部材(31)の底部における撓みを抑制でき、この底部が破れてしまうのを防止できる。また、参考形態3では、補強部材本体(33)とフォルダ(38)とが一体となっている。このため、参考形態3によれば、補強部材本体(33)とフォルダ(38)とを絞り加工によって容易に一体に成形でき、この冷媒配管用フィルタ(10)の製造コストを更に低減することができる。
上記参考形態3においては、上記網部材(31)をフォルダ(38)のフォルダ本体部(38a)と外側筒部(38c)との間に狭持させるのではなく、例えば図10に示すように、網部材(31)をフォルダ本体部(38a)に溶接して取り付けるようにしても良い。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
31 網部材
32 補強部材
33 補強部材本体
35 カバー部
36 長片部
38 保持部
Claims (2)
- 冷媒中の不純物を捕捉するための冷媒配管用フィルタであって、
一端が開口する有底筒状の網部材(31)と、
上記網部材(31)の内周面に沿って形成される螺旋状の補強部材本体(33)と、該補強部材本体(33)と別体に形成されて上記網部材(31)の底部を覆うカバー部(35)とを有する補強部材(32)と、
上記網部材(31)の底部と上記補強部材本体(33)の一端部との間に上記カバー部(35)を狭持するように、該補強部材本体(33)の他端部を支持しながら、上記網部材(31)の開口側端部を保持する保持部(38)とを備えていることを特徴とする冷媒配管用フィルタ。 - 請求項1において、
上記網部材(31)の底部は球面状に形成され、
上記カバー部(35)は、上記網部材(31)の底部に沿うように形成されていることを特徴とする冷媒配管用フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266685A JP4888014B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 冷媒配管用フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006266685A JP4888014B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 冷媒配管用フィルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008082682A JP2008082682A (ja) | 2008-04-10 |
JP4888014B2 true JP4888014B2 (ja) | 2012-02-29 |
Family
ID=39353728
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006266685A Expired - Fee Related JP4888014B2 (ja) | 2006-09-29 | 2006-09-29 | 冷媒配管用フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4888014B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4938727B2 (ja) * | 2008-05-29 | 2012-05-23 | 日本郵船株式会社 | ストレーナー用内スクリーン |
JP2009285570A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Nippon Yusen Kk | ストレーナー |
KR101954496B1 (ko) * | 2016-10-26 | 2019-03-05 | 엘지전자 주식회사 | 오일리스 압축기의 이물질 유입 방지 필터 및 이를 적용한 냉장고 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0648278Y2 (ja) * | 1988-10-24 | 1994-12-12 | ダイキン工業株式会社 | アキュムレータ |
JPH05196325A (ja) * | 1992-01-21 | 1993-08-06 | Daikin Ind Ltd | アキュムレータ |
JPH11304305A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-05 | Fujikoki Corp | レシーバドライヤ |
JPH11304306A (ja) * | 1998-04-24 | 1999-11-05 | Fujikoki Corp | レシーバドライヤ |
JP2002224513A (ja) * | 2001-02-01 | 2002-08-13 | Tokyo Gas Co Ltd | フィルタ |
JP4637407B2 (ja) * | 2001-06-19 | 2011-02-23 | トキワバネ工業株式会社 | ストレーナ |
-
2006
- 2006-09-29 JP JP2006266685A patent/JP4888014B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008082682A (ja) | 2008-04-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4888014B2 (ja) | 冷媒配管用フィルタ | |
US8029587B2 (en) | Strainers for air conditioning device | |
US20070000279A1 (en) | Inline pipe filter and air conditioner comprising the same | |
EP2835603B1 (en) | A receiver dryer and a method of manufacturing the receiver dryer | |
WO2006106485A2 (en) | Pinch valve | |
EP3027938B1 (en) | Egr seal with a sieve insert and manufacturing method | |
KR20190026745A (ko) | 고압 연료 펌프 | |
JP5690705B2 (ja) | 除湿弁 | |
JP2024083418A (ja) | ストレーナ及び弁装置並びに冷凍サイクルシステム | |
US10712064B2 (en) | Apparatus for separating and storing liquid refrigerant in refrigerant circuit | |
JP4836510B2 (ja) | レシーバドライヤ | |
JP2019155251A (ja) | フィルタエレメント、フィルタエレメントの製造方法、及び管継手部材 | |
JP2010144935A (ja) | レシーバタンク | |
CN114667422B (zh) | 动力元件以及使用了该动力元件的膨胀阀 | |
JP6204819B2 (ja) | ろう付構造体 | |
CA2398042A1 (en) | Vessel assembly and related manufacturing method | |
EP3060862B1 (en) | Filter drier | |
JP4637407B2 (ja) | ストレーナ | |
JP7181624B2 (ja) | フィルタエレメント、及びフィルタエレメントの製造方法 | |
US20150330570A1 (en) | High Pressure Containment Vessel | |
JP4114457B2 (ja) | 閉鎖弁および空気調和機 | |
JP4289063B2 (ja) | 冷凍装置用プレート形冷媒配管系統部品 | |
CN112013577A (zh) | 一种单向干燥过滤器 | |
CN215638170U (zh) | 用于油分离器的过滤组件、油分离器及制冷系统 | |
WO2024158023A1 (ja) | アキュームレータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090724 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110530 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110802 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111115 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111128 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141222 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |