JP2010144935A - レシーバタンク - Google Patents
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Abstract
【課題】部品コストを低く抑えることができるとともに、冷媒入口穴を容易に加工することができ、冷媒入口穴における圧力損失を低減することも可能なレシーバドタンクを提供する。
【解決手段】筒状の本体2と、本体2の一端に装着され冷媒入口穴3a及び冷媒出口穴3bを有するヘッダ3とを備え、冷媒出口穴3bはヘッダ3の中心に対して偏心した位置に形成され、冷媒出口穴3bを覆うストレーナ6がヘッダ3に固定されるレシーバドライヤ1であって、ヘッダ3には、その中心に対して偏心して冷媒出口穴3bを取り囲むリブ3eが突設され、リブ3eを介してストレーナ6がかしめ固定される。ストレーナ6をドーム状の網目状体とすることができ、ストレーナ6の周縁部とリブ3eとの間に環状の押さえ部材8を配設することができる。
【選択図】図1
【解決手段】筒状の本体2と、本体2の一端に装着され冷媒入口穴3a及び冷媒出口穴3bを有するヘッダ3とを備え、冷媒出口穴3bはヘッダ3の中心に対して偏心した位置に形成され、冷媒出口穴3bを覆うストレーナ6がヘッダ3に固定されるレシーバドライヤ1であって、ヘッダ3には、その中心に対して偏心して冷媒出口穴3bを取り囲むリブ3eが突設され、リブ3eを介してストレーナ6がかしめ固定される。ストレーナ6をドーム状の網目状体とすることができ、ストレーナ6の周縁部とリブ3eとの間に環状の押さえ部材8を配設することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、自動車用の空調装置等に使用される冷媒を貯溜するリキッドタンクや、冷媒を貯留するとともに冷媒中の水分を除去するためのレシーバドライヤ等のレシーバタンクに関する。
従来、この種のレシーバタンクとして、例えば、特許文献1には、下壁に冷媒入口穴及び冷媒出口穴が形成された筒状の本体と、冷媒入口穴の上端開口周辺に形成された凹段部と、この凹陥部内に冷媒の通過によって冷媒の流速を低下させる抵抗層としてのフィルター層と、冷媒出口穴の上端部を閉塞するように配置されたドーム状のストレーナとを備え、冷媒入口穴から流入した冷媒が、フィルター層を上向きに通過し、タンク内空間に液溜まりを生成するとともに、この液溜まりの液冷媒が、冷媒出口穴を通って流出するレシーバドライヤが開示されている。
しかし、上記レシーバドライヤは、ドーム状のストレーナ等を装着するための押さえ部材や、押さえ部材のスポット溶接が必要になるなど、部品点数が多くなるという問題があった。
そこで、図2及び図3に示すように、有蓋円筒状の本体22と、本体22の下端に装着されたヘッダ23とを備え、乾燥剤25を充填した袋状のバッグ24を本体22内に収容し、ヘッダ23に冷媒入口穴23a及び冷媒出口穴23bを偏心して穿設し、ヘッダ23の上面全体を覆うようにストレーナ26を配し、このストレーナ26をリブ23dでかしめ固定し、本体22をヘッダ23に溶接した(溶接部23c)レシーバドライヤ21が用いられている。上記構成により、冷媒入口穴23aから本体22内に流入した冷媒中の水分を乾燥剤25によって吸収するとともに、ストレーナ26によって異物を除去する。
しかし、上記図2及び図3に示したレシーバドライヤ21は、ヘッダ23を一軸回りに回転させながら切削加工し、ヘッダ23の上面の縁部に冷媒出口穴23bを取り囲むリブ23dを同心状に突設しており、ヘッダ23にストレーナ26を装着するにあたって、ヘッダ23の上面全体を覆うようにストレーナ26を載置した後、ストレーナ26をリブ23dによってかしめ固定している。そのため、ストレーナ26の直径及び曲率半径が大きくなり、ストレーナ26の強度を確保するにあたり、ストレーナ26を形成する金網を2枚重ねしてスポット溶接する必要があり、部品コストが上昇するという問題があった。
また、ヘッダ23の上面全体を覆うようにストレーナ26が配置されているため、冷媒入口穴23aをヘッダ23の側面に開口するように穿設せざるを得ず、冷媒入口穴23aの加工に手間が掛かるとともに、冷媒入口穴23aにおける圧力損失が増加するという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、部品コストを低く抑えることができるとともに、冷媒入口穴を容易に加工することができ、冷媒入口穴における圧力損失を低減することも可能なレシーバタンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、筒状の本体と、該本体の一端に装着され冷媒入口穴及び冷媒出口穴を有するヘッダとを備え、前記冷媒出口穴は前記ヘッダの中心に対して偏心した位置に形成され、前記冷媒出口穴を覆うストレーナが前記ヘッダに固定されるレシーバタンクであって、該ヘッダには、その中心に対して偏心して前記冷媒出口穴を取り囲むリブが突設され、該リブを介して前記ストレーナがかしめ固定されることを特徴とする。
そして、本発明によれば、ヘッダに、その中心に対して偏心して前記冷媒出口穴を取り囲むリブを突設し、該リブを介して前記ストレーナをかしめ固定したため、ストレーナの寸法を小さくすることができ、例えばストレーナを金網で形成した場合には、従来2枚必要であった金網を1枚とすることができ、部品点数の減少、コスト低減を図ることができる。
前記レシーバタンクにおいて、前記ストレーナをドーム状の網目状体とすることができ、強度の高いストレーナを形成することができる。
前記レシーバタンクにおいて、前記ストレーナの周縁部と前記リブとの間に環状の押さえ部材を配設することができ、この環状の押さえ部材によってかしめ強度を高めることができる。
また、前記レシーバタンクにおいて、前記冷媒入口穴と前記冷媒出口穴を、直線状に延設することができる。これにより、冷媒入口穴と前記冷媒出口穴の加工が容易になるとともに、両穴の部分における圧力損失を小さく抑えることができる。
さらに、前記レシーバタンクにおいて、前記ヘッダを鍛造により形成することにより、後加工が少なくなるので製造コストが低減する。
以上のように、本発明によれば、部品コストを低く抑えることができるとともに、冷媒入口穴を容易に加工することができ、冷媒入口穴における圧力損失の小さいレシーバタンクを提供することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるレシーバタンクの一実施の形態であるレシーバドライヤを示し、このレシーバドライヤ1は、大別して、有蓋円筒状の本体2と、本体2の下部開口部を封止する円柱状のヘッダ3と、本体2及びヘッダ3内に封入される乾燥剤入りのバッグ4等で構成される。
ヘッダ3は、全体的に鍛造により形成され、冷媒を本体2内に流入させる冷媒入口穴3aと、本体2内で乾燥した冷媒を外部に排出する冷媒出口穴3bとが、ヘッダ3の中心に対して偏心した位置に直線状に穿設される。ヘッダ3の段部3cには、本体2の下端部が載置された状態で溶接接合される(溶接部3d)。
ヘッダ3の上面には、その中心に対して偏心し、冷媒出口穴3bを取り囲むリブ3eが立設され、ドーム状の網目状体であるストレーナ6のフランジ状の周縁部とリブ3eとの間に押さえ部材としてのワッシャ8が配設され、ストレーナ6及びワッシャ8がリブ3eによってヘッダ3の上面にかしめ固定されている。リブ3eが小径であるため、ストレーナ6の直径及び曲率半径を小さくすることができ、ストレーナ6の強度が高いので、ストレーナ6は1枚の金網で形成されている。金網の厚みが小さいため、ワッシャ8を使用してがたつきを押さえているが、従来のように金網を2枚重ねにするより安価である。
バッグ4は、図2及び図3に示したバッグ24と同様に構成され、内部に乾燥剤5が充填される。
上記レシーバドライヤ1の組み立てに際しては、まず、乾燥剤5を充填したバッグ4を本体2内に装入し、ヘッダ3の段部3cに本体2の下端部を載置し、次いで、段部3cをアーク溶接加工し、レシーバドライヤ1を完成させる。
上記構成を有するレシーバドライヤ1を用い、冷媒入口穴3aから本体2内に流入した冷媒中の水分を乾燥剤5によって吸収するとともに、ストレーナ6によって異物を除去する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、ストレーナ6は、ドーム状の網目状体でなくてもよく、例えば、平板状に形成することもできる。また、ストレーナ6の周縁部とリブ3eとの間に押さえ部材としてのワッシャ8を設けずに、環状の押さえ部材をストレーナ6に一体に形成してもよい。さらに、冷媒入口穴3aと冷媒出口穴3bについても、必ずしも直線状に延設せずに、曲折させてもよい。また、ヘッダ3は、全体的に鍛造によって形成するのではなく、鍛造以外の加工によって形成することもできる。
1 レシーバドライヤ(レシーバドタンク)
2 本体
3 ヘッダ
3a 冷媒入口穴
3b 冷媒出口穴
3c 段部
3d 溶接部
3e リブ
4 バッグ
5 乾燥剤
6 ストレーナ
8 ワッシャ(押さえ部材)
2 本体
3 ヘッダ
3a 冷媒入口穴
3b 冷媒出口穴
3c 段部
3d 溶接部
3e リブ
4 バッグ
5 乾燥剤
6 ストレーナ
8 ワッシャ(押さえ部材)
Claims (5)
- 筒状の本体と、該本体の一端に装着され冷媒入口穴及び冷媒出口穴を有するヘッダとを備え、前記冷媒出口穴は前記ヘッダの中心に対して偏心した位置に形成され、前記冷媒出口穴を覆うストレーナが前記ヘッダに固定されるレシーバタンクであって、
前記ヘッダには、その中心に対して偏心して前記冷媒出口穴を取り囲むリブが突設され、該リブを介して前記ストレーナがかしめ固定されることを特徴とするレシーバタンク。 - 前記ストレーナは、ドーム状の網目状体であることを特徴とする請求項1に記載のレシーバタンク。
- 前記ストレーナの周縁部と前記リブとの間に環状の押さえ部材が配設されることを特徴とする請求項1又は2に記載のレシーバタンク。
- 前記冷媒入口穴と前記冷媒出口穴は、直線状に延設されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載のレシーバタンク。
- 前記ヘッダは、鍛造により形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のレシーバタンク。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008319116A JP2010144935A (ja) | 2008-12-16 | 2008-12-16 | レシーバタンク |
CN200910260523A CN101749903A (zh) | 2008-12-16 | 2009-12-11 | 储存罐 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008319116A JP2010144935A (ja) | 2008-12-16 | 2008-12-16 | レシーバタンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015114000A (ja) * | 2013-12-09 | 2015-06-22 | 株式会社デンソー | 受液器の乾燥剤収納袋 |
JP2019078418A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | 株式会社不二工機 | アキュームレータ |
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JPH0914799A (ja) * | 1995-06-29 | 1997-01-17 | Showa Alum Corp | 受液器およびその製造方法 |
JPH11115470A (ja) * | 1997-10-09 | 1999-04-27 | Fujikoki Corp | カーエアコン用気液分離器 |
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2008
- 2008-12-16 JP JP2008319116A patent/JP2010144935A/ja active Pending
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2009
- 2009-12-11 CN CN200910260523A patent/CN101749903A/zh active Pending
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