JP4886565B2 - 基板処理装置 - Google Patents

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本発明は、弗化水素ガスを含む処理ガスを用いて基板を処理する基板処理装置に関する。
前記基板処理装置は、処理対象となる基板を支持する支持手段と、閉塞空間を有し、内部に支持手段が配置される処理チャンバと、弗化水素ガスを含む処理ガスを処理チャンバ内に供給するガス供給手段などを備え、処理チャンバ内に供給した処理ガスによって、支持手段に支持された基板を処理する。
ところで、前記処理チャンバは、前記弗化水素ガスが腐食性を有するため、耐食性のあるものから構成する必要がある。そして、従来、前記弗化水素ガスを用いた基板処理に適用可能な処理チャンバとして、例えば、特公平5−53870号公報に開示されたものがある。
この処理チャンバは、アルミニウムから構成されるとともに、その内面に陽極酸化被膜が形成されたものであり、陽極酸化被膜によって耐食性の向上が図られている。
特公平5−53870号公報
しかしながら、上記従来の処理チャンバでは、弗化水素ガスに対する耐食性がまだ不十分であり、その上、処理チャンバを構成するアルミニウムが処理対象の基板に異物として付着するという問題があった。
本発明は、以上の実情に鑑みなされたものであって、弗化水素ガスに対する耐食性が強く、更に、処理チャンバを構成する金属が基板に異物として付着するのを防止することができる基板処理装置の提供をその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、
板を支持する支持手段と、
閉塞空間を有し、内部に前記支持手段が配置される処理チャンバと、
前記処理チャンバ内に弗化水素ガスを含む処理ガスを供給するガス供給手段とを少なくとも備え、
供給された前記処理ガスによって基板を処理する基板処理装置であって、
前記処理チャンバは、その内面にポリイミドからなる被膜が形成されてなることを特徴とする基板処理装置に係る。
この発明によれば、処理対象となる基板(例えば、シリコン基板)が処理チャンバ内の支持手段によって支持されるとともに、ガス供給手段から処理チャンバ内に弗化水素ガスを含む処理ガスが供給され、支持手段によって支持された基板が、供給された処理ガスによって処理(例えば、エッチング)される。
処理チャンバの内面にはポリイミドからなる被膜が形成されており、ポリイミドは化学的安定性に優れていることから、腐食性を有する弗化水素ガスに対しても強い耐食性を示す。
したがって、本発明に係る基板処理装置によれば、弗化水素ガスに対する処理チャンバの耐食性を強くし、更に、処理チャンバがステンレスやアルミニウムなどの金属から構成されていたとしても、処理チャンバを構成する金属が基板に異物として付着するのを防止することができる。
尚、前記ポリイミド被膜の膜厚は、2μm以上20μm以下であることが好ましい。膜厚が2μmよりも薄いと、十分な耐食性が得られない恐れがあり、膜厚が20μmよりも厚いと、例えば、処理チャンバの外面にヒータを設けてこの処理チャンバを加熱し、処理チャンバ内の処理ガスや基板の温度制御を行う場合、ポリイミド被膜が断熱材として機能してヒータの熱が処理ガスや基板に伝わり難くなり、処理ガスの温度や基板の温度を制御し難くなる。したがって、上記範囲とすれば、このような不都合が生じるのを効果的に防止することができる。
また、前記ポリイミド被膜は、前記処理チャンバの内面にポリイミド樹脂溶液の被膜を形成した後、加熱,硬化させることによって形成されていることが好ましい。このようにすれば、処理チャンバを構成する母材に密着させてポリイミド被膜を形成することができるので、例えば、処理チャンバの外面に設けたヒータによって処理ガスや基板の温度制御を行う場合に、処理ガスや基板の温度を制御し難くなるのを防止することができる、即ち、母材とポリイミド被膜との間に隙間(空気層)が形成され、この隙間が断熱作用をして処理ガスや基板にヒータの熱が伝わり難くなるのを防止することができる。
斯くして、本発明に係る基板処理装置によれば、弗化水素ガスに対する処理チャンバの耐食性を強くすることができるとともに、処理チャンバがステンレスやアルミニウムなどの金属から構成されていたとしても、処理チャンバを構成する金属が基板に異物として付着するのを防止することができる。
以下、本発明の具体的な実施形態について、添付図面に基づき説明する。尚、図1は、本発明の一実施形態に係るエッチング装置の概略構成を一部断面で示した説明図であり、図2は、図1における矢示A−A方向の断面図であり、図3は、図1及び図2に示したエッチング装置における基板保持状態を説明するための説明図である。
図1乃至図3に示すように、本例のエッチング装置1は、例えば、MEMSデバイスの製造に用いられる犠牲層たるシリコン酸化膜が形成されたシリコン基板Kの、前記シリコン酸化膜をエッチングするように構成されており、閉塞空間を有し、シリコン基板Kが内部に配置される処理チャンバ11と、処理チャンバ11内に配設され、シリコン基板Kを保持する3本の支持ポスト29と、処理チャンバ11内にエッチングガス(処理ガス)を供給するガス供給装置30と、処理チャンバ11内の圧力を減圧する排気装置50と、処理チャンバ11の外面に配設され、処理チャンバ11内のエッチングガス及びシリコン基板Kを加熱するための複数のヒータ55と、ガス供給装置30,排気装置50及びヒータ55の作動を制御する制御装置(図示せず)とを備えて構成される。
前記処理チャンバ11は、内部に直方体状の空間を備えるように形成されており、上面に円形の開口部12aが形成された本体12と、本体12の上面開口部12aを閉塞する大蓋13及び小蓋14と、内部を給気室17,排気室18及びエッチング室19の3つの部屋に仕切るように適宜間隔を空けて配設された2枚の拡散板15,16とを備える。
前記大蓋13は、その中心部に上下に貫通する貫通穴13aを備えており、この貫通穴13aを閉塞するように前記小蓋14が設けられている。
前記給気室17は、前記拡散板15によって閉じられた空間であり、その内側面には、本体12の側面に穿設された給気孔17aが開口しており、この給気孔17aを介して前記ガス供給装置30から給気室17内にエッチングガスが供給される。
前記排気室18は、前記拡散板16によって閉じられた空間であり、その内側面には、本体12の側面に穿設された排気孔18aが開口しており、この排気孔18aを介して排気室18内のガスが排気される。
前記エッチング室19は、前記2枚の拡散板15,16によって挟まれた空間であり、前記3本の支持ポスト29が立設されている。また、エッチング室19は、本体12の側面に開口するように形成されたローディング空間20と連通しており、このローディング空間20の側面開口部は、シャッタ21によって開閉される。
前記拡散板15,16は、厚み方向に貫通する複数の貫通孔(図示せず)をその長手方向に沿ってほぼ等間隔に備えており、給気室17内に供給されたエッチングガスは、拡散板15の各貫通孔(図示せず)からはぼ均等な流速でエッチング室19内に流入し、このエッチング室19内から拡散板16の各貫通孔(図示せず)を通じてほぼ均等な流速で排気室18内に流出する。
尚、前記本体12、大蓋13、小蓋14、拡散板15,16及びシャッタ21は、例えば、ステンレスやアルミニウムなどの金属から構成され、本体12(給気室17,給気孔17a,排気室18,排気孔18a,エッチング室19及びローディング空間20)の内面、大蓋13の下面及び貫通穴13aの内周面、小蓋14の下面、拡散板15,16の外面、シャッタ21の内面は、ポリイミドからなる被膜22,23,24,25,26,27によってコーティングされている。このポリイミド被膜22,23,24,25,26,27の膜厚は2μm以上20μm以下であることが好ましい。
また、このポリイミド被膜22,23,24,25,26,27は、例えば、本体12の内面、大蓋13の下面及び貫通穴13aの内周面、小蓋14の下面、拡散板15,16の外面及びシャッタ21の内面にポリイミド樹脂をスプレー塗布することにより溶ポリイミド樹脂の被膜を形成した後、加熱,硬化させることによって形成することができる。この他、適宜厚さのポリイミドテープを張ることによって形成するようにしても良い。
このように、ポリイミド被膜22,23,24,25,26,27によってコーティングしたのは、ポリイミドが化学的安定性に優れており、腐食性を有する弗化水素ガスに対しても強い耐食性を示すからである。
前記支持ポスト29は、3枚のシリコン基板Kを水平且つ適宜間隔で上下に並べた状態に保持するもので、上下方向に適宜間隔で突設された3本の支持ピン29aを備えており、この各支持ピン29a上にシリコン基板Kを保持する。
また、この支持ポスト29は、例えば、ステンレスやアルミニウムなどの金属から構成され、その外面は、上記と同様の理由から、ポリイミドからなる被膜(図示せず)によってコーティングされている。尚、上記と同様に、この支持ポスト29の外面のポリイミド被膜(図示せず)は、その膜厚が2μm以上20μm以下であることが好ましい。また、当該ポリイミド被膜(図示せず)は、支持ポスト29の外面にポリイミド樹脂をスプレー塗布することにより溶ポリイミド樹脂の被膜を形成した後、加熱,硬化させることによって形成したり、適宜厚さのポリイミドテープを張ることによって形成することができる。
前記ガス供給装置30は、窒素ガス供給源31と、無水弗化水素ガス供給源32と、メタノール液が封入された貯蔵槽33と、メタノールを気化する混合槽34と、流量調整弁35,36と、貯蔵槽33及び混合槽34を収納する第1混合ボックス37と、流量調整弁35,36を収納する第2混合ボックス38と、配管39,40,41,42,43,44などから構成される。
前記配管39は、窒素ガス供給源31と貯蔵槽33とを、前記配管40は、貯蔵槽33と混合槽34とを、前記配管41は、窒素ガス供給源31と混合槽34とを、前記配管42は、本体12の給気孔17aに接続した配管43と混合槽34とを、前記配管44は、無水弗化水素ガス供給源32と配管43とをそれぞれ連結する。
前記流量調整弁35は、配管42に、前記流量調整弁36は、配管44にそれぞれ介装される。前記第1混合ボックス37及び第2混合ボックス38内には、図示しないヒータが設けられており、このヒータ(図示せず)によって各ボックス37,38内の温度が所定温度に調整されている。各ボックス37,38内の温度を所定温度に調整しているのは、無水弗化水素ガス及びメタノールガスを気化状態に保つためである。
そして、このガス供給装置30によれば、窒素ガス供給源31から貯蔵槽33に窒素ガスが供給されてこの貯蔵槽33内が加圧され、貯蔵槽33内に貯蔵されたメタノール液が配管40を介して混合槽34に送られる。一方、混合槽34では、同じく窒素ガス供給源31から混合槽34内のメタノール液中に窒素ガスが供給されており、当該混合槽34内でメタノール液の気化ガスと窒素ガスとが混合され、配管42を介して配管43に流入する。また、配管43には、無水弗化水素ガス供給源32から無水弗化水素ガスが配管44を介して流入し、この配管43内において、メタノールガス及び窒素ガスの混合ガスに無水弗化水素ガスが更に混合される。斯くして、メタノールガス,窒素ガス及び無水弗化水素ガスの混合ガスがエッチングガスとして処理チャンバ11に供給される。尚、配管42内を流通するメタノールガスと窒素ガスの混合ガスの流量は流量調整弁35によって、配管44内を流通する無水弗化水素ガスの流量は流量調整弁36によって調整されている。
前記排気装置50は、排気ポンプ51と、この排気ポンプ51と本体12の排気孔18aに接続した排気管52とから構成され、排気管52を介して排気室18内のガスを排気し、処理チャンバ11の内部(給気室17、エッチング室19及び排気室18)を所定圧力にする。
前記ヒータ55は、本体12の上下面及び大蓋13の上面に貼設され、これら本体12及び大蓋13を加熱することによって、処理チャンバ11内のエッチングガス及びシリコン基板Kを加熱する。
前記制御装置(図示せず)は、窒素ガス供給源31,無水弗化水素ガス供給源32,排気ポンプ51,第1混合ボックス37及び第2混合ボックス38内の図示しないヒータ並びにヒータ55の作動を制御する。ヒータ55については、処理チャンバ11内のエッチングガス及びシリコン基板Kの温度が室温〜100℃(好ましくは50〜70℃)に維持されるようにその作動を制御する。処理チャンバ11内のエッチングガス及びシリコン基板Kの温度を制御しているのは、無水弗化水素ガス及びメタノールガスを気化状態に保つため、及び最適なエッチング速度を得るためである。したがって、上記温度範囲を外れると、無水弗化水素ガス及びメタノールガスを気化状態に保つことができなくなったり、エッチング速度が低下する。
以上のように構成された本例のエッチング装置1によれば、シリコン基板Kが処理チャンバ11のエッチング室19内にローディング空間20から適宜搬入され、各支持ポスト29によって支持される。
ついで、排気装置50によって処理チャンバ11内が所定圧力に減圧されるとともに、ガス供給装置30によって、窒素ガス,メタノールガス及び無水弗化水素ガスの供給流量がそれぞれ所定流量となるように調整されたエッチングガスが処理チャンバ11内に供給され、供給されたエッチングガスは、給気室17,エッチング室19及び排気室18内を順次流通して外部に排出される。
そして、各支持ポスト29によって支持されたシリコン基板Kは、無水弗化水素ガスから生成されたHFイオンによってエッチングされる、即ち、シリコン基板Kに形成されたシリコン酸化膜がHFイオンと反応して除去される。
この後、シリコン基板Kのエッチングが終了すると、エッチング処理後のシリコン基板Kがローディング空間20から処理チャンバ11外に適宜搬出される。
尚、エッチング処理中、給気室17,エッチング室19及び排気室18内を流通するエッチングガス、及び各支持ポスト29によって支持されたシリコン基板Kは、その温度が室温〜100℃(好ましくは50〜70℃)となるようにヒータ55によって加熱されている。
また、本体12、大蓋13、小蓋14、拡散板15,16、シャッタ21及び支持ポスト29は、本体12の内面、大蓋13の下面及び貫通穴13aの内周面、小蓋14の下面、拡散板15,16の外面、シャッタ21の内面に形成されたポリイミド被膜22,23,24,25,26,27、並びに支持ポスト29の外面に形成されたポリイミド被膜(図示せず)によって、処理チャンバ11内に供給されるエッチングガス(無水弗化水素ガス)に対する耐食性が高められており、エッチングガス(無水弗化水素ガス)によって腐食するのが防止される。
斯くして、本例のエッチング装置1によれば、処理チャンバ11の内面にポリイミド被膜22,23,24,25,26,27を形成するとともに、支持ポスト29の外面にポリイミド被膜(図示せず)を形成するようにしたので、無水弗化水素ガスに対する処理チャンバ11及び支持ポスト29の耐食性を強くするとともに、処理チャンバ11及び支持ポスト29を構成する、ステンレスやアルミニウムなどの金属がシリコン基板Kに異物として付着するのを防止することができる。
また、処理チャンバ11の内面に形成するポリイミド被膜22,23,24,25,26,27の膜厚、及び支持ポスト29の外面に形成するポリイミド被膜(図示せず)の膜厚を2μm以上20μm以下とすれば、次のような不都合が生じるのを効果的に防止することができる。即ち、膜厚が2μmよりも薄いと、十分な耐食性が得られない恐れがあり、膜厚が20μmよりも厚いと、ポリイミド被膜22,23,24,25,26,27が断熱材として機能してヒータ55の熱がエッチングガスやシリコン基板Kに伝わり難くなり、エッチングガスの温度やシリコン基板Kの温度を制御し難くなるが、上記膜厚とすることで、このような不都合が生じるのを防止することができる。
また、本体12の内面、大蓋13の下面及び貫通穴13aの内周面、小蓋14の下面、拡散板15,16の外面、シャッタ21の内面にポリイミド樹脂をスプレー塗布することにより溶ポリイミド樹脂の被膜を形成した後、加熱,硬化させることによってポリイミド被膜22,23,24,25,26,27を形成するようにしたので、これら本体12、大蓋13、小蓋14、拡散板15,16及びシャッタ21を構成する母材に密着させてポリイミド被膜22,23,24,25,26,27を形成することができ、エッチングガスやシリコン基板Kの温度を制御し難くなるのを防止することができる、即ち、母材とポリイミド被膜22,23,24,25,26,27との間に隙間(空気層)が形成され、この隙間が断熱作用をしてヒータ55の熱がエッチングガスやシリコン基板Kに伝わり難くなるのを防止することができる。
因みに、厚さが20μmのポリイミドテープをマスクとして使用したガラス基板に対し、シリコン酸化膜のエッチング速度が0.1μm/minとなるときと同じ条件で、弗化水素ガスとメタノールガスを含むエッチングガスにより1時間のエッチングを行ったところ、ガラス基板の方はエッチングされたが、ポリイミドテープの方はほとんどエッチングされていなかった(図4及び図5の顕微鏡写真参照)。このことからもポリイミドは弗化水素ガスに対して耐性のあることが分かる。尚、図4及び図5において、上側がポリイミドテープ、下側がガラス基板をそれぞれ示しており、また、図4がエッチング前の状態、図5がエッチング後の状態をそれぞれ示している。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限定されるものではない。
上例では、シリコン基板Kに形成されたシリコン酸化膜(犠牲層)をエッチングするように構成したが、エッチング対象はこのようなものに限定されるものではない。また、無水弗化水素ガスによってシリコン酸化膜をエッチングするように構成したが、この無水弗化水素ガスを用いた基板処理はエッチング処理に何ら限定されるものではない。
また、ヒータ55の作動を制御するに当たっては、適宜センサ(図示せず)によって処理チャンバ11外面の温度や処理チャンバ11内の温度を検出し、この検出した温度を基に制御装置(図示せず)がヒータ55の出力を制御するように構成すると良い。また、制御装置(図示せず)によってヒータ55の出力調整を行わず、一定出力のヒータ55で処理チャンバ11内のエッチングガス及びシリコン基板Kを加熱するようにしても良い。
本発明の一実施形態に係るエッチング装置の概略構成を一部断面で示した説明図である。 図1における矢示A−A方向の断面図である。 図1及び図2に示したエッチング装置における基板保持状態を説明するための説明図である。 エッチング前のポリイミドテープ及びガラス基板の表面を示した顕微鏡写真である。 エッチング後のポリイミドテープ及びガラス基板の表面を示した顕微鏡写真である。
符号の説明
1 エッチング装置(基板処理装置)
11 処理チャンバ
12 本体
13 大蓋
14 小蓋
15,16 拡散板
17 給気室
18 排気室
19 エッチング室
21 シャッタ
22,23,24,25,26,27 ポリイミド被膜
29 支持ポスト
30 ガス供給装置
31 窒素ガス供給源
32 無水弗化水素ガス供給源
33 貯蔵槽
34 混合槽
35,36 流量調整弁
50 排気装置
55 ヒータ
K シリコン基板

Claims (3)

  1. 板を支持する支持手段と、
    閉塞空間を有し、内部に前記支持手段が配置される処理チャンバと、
    前記処理チャンバ内に弗化水素ガスを含む処理ガスを供給するガス供給手段とを少なくとも備え、
    供給された前記処理ガスによって基板を処理する基板処理装置であって、
    前記処理チャンバは、その内面にポリイミドからなる被膜が形成されてなることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記ポリイミド被膜の膜厚は、2μm以上20μm以下であることを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 前記ポリイミド被膜は、前記処理チャンバの内面にポリイミド樹脂溶液の被膜を形成した後、加熱,硬化させることによって形成されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の基板処理装置。
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