JP4885808B2 - 内燃機関構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関本体と排気管とガスセンサとを有する内燃機関構造体に関する。
従来より、内燃機関本体や排気管に、排気ガス中の特定ガス成分を検知可能なガスセンサを取り付けることが知られている。例えば、特許文献1〜5にこのような技術が開示されている。
特許文献1には、排気管のうち、デュアルエキゾーストマニホールドの所定部位に、酸素センサを取り付ける技術が記載されている(特許文献1の図1等を参照)。
また、特許文献2でも、排気管のうち、排気マニホールドの所定部位に、酸素センサを取り付けている(特許文献2の図1等を参照)。
一方、特許文献3には、内燃機関本体のうち、シリンダヘッドの所定部位に、排気ガスセンサを取り付ける技術が記載されている(特許文献3の図1やその説明箇所等を参照)。
また、特許文献4でも、内燃機関本体のうち、シリンダヘッドの所定部位に、酸素濃度センサを取り付けている(特許文献4の図2等を参照)。
また、特許文献5でも、内燃機関本体のうち、シリンダヘッドの所定部位に、排気ガスセンサを取り付けている(特許文献5の図6等を参照)。
特開平6−74034号公報 実開昭59−952号公報 特開2004−316430号公報 特開2000−257466号公報 特開2005−207231号公報
排気管は、使用時には排気ガスによって高温になる。特に、排気管のうち上流側の内燃機関本体に近い上流部位では、排気温度が高いため特に高温になりがちである。そして、上記特許文献1,2のように、排気管にガスセンサを取り付ける場合には、センサ素子の活性時間を短くするなどの目的から、排気温度が高い上流部位に取り付けることが理想である。しかしながら、このような取付部位は上記のように非常に高温になり得るので、ガスセンサがその耐熱温度を超えてしまうおそれもある。
一方、内燃機関本体のエンジンブロックやシリンダヘッドは、冷却水やエンジンオイルで冷却されるため、排気管の上流部位ほど高温にはならない。従って、上記特許文献3〜5のように、内燃機関本体のシリンダヘッドにガスセンサを取り付ければ、ガスセンサが耐熱温度を超えることを防止できる。また、シリンダヘッド内の排気ガスは高温であるため、センサ素子の活性時間を十分に短くできる利点も得られる。しかしながら、内燃機関本体にガスセンサを直接取り付ける場合には、内燃機関本体にガスセンサ用の取付部を別途形成しなければならない。また、内燃機関本体にガスセンサを取り付けるスペースや取り付け性を確保するために、内燃機関本体やガスセンサの形態を考慮する必要が生じる。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ガスセンサを排気管や内燃機関本体に直接取り付けることなく、ガスセンサの活性時間を短くでき、かつ、ガスセンサが耐熱温度を超えることを防止できる内燃機関構造体を提供することを目的とする。
その解決手段は、排気ガスを排出する排気口を含む排気口部を有する内燃機関本体と、前記排気ガスが導入される導入口を含む導入口部を有し、前記排気ガスが流通すると共に前記排気ガスを外部に排出する排気管と、前記排気ガス中の特定ガス成分を検知するセンサ部を有するガスセンサと、を備える内燃機関構造体であって、前記内燃機関本体の前記排気口部と前記排気管の前記導入口部との間に介在し、前記排気口と前記導入口を繋ぐ連通路と、前記ガスセンサを取り付けて、前記連通路内に前記センサ部を位置させるセンサ取付部と、を有し、前記排気口部に熱的に接続してなるセンサ取付用部材を備え、前記センサ取付用部材は、いずれの部位も、前記排気管の前記導入口部を構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる内燃機関構造体である。
本発明の内燃機関構造体は、内燃機関本体の排気口部と排気管の導入口部との間に、センサ取付用部材を介在させている。そして、このセンサ取付用部材のセンサ取付部にガスセンサを取り付けている。
このように、ガスセンサを、内燃機関本体に直接取り付けるのでなく、別途用意したセンサ取付用部材に取り付けることで、内燃機関本体にガスセンサ用の取付部を別途形成しなくても済む。また、内燃機関本体にガスセンサを取り付けるスペースや取り付け性を確保するために、内燃機関本体やガスセンサの形態を考慮する必要もない。
また、センサ取付用部材は、内燃機関本体と排気管との間に介在しているため、センサ取付部材の連通路を流通する排気ガスは、十分に高温である。このため、ガスセンサの活性時間を十分に短くできる。
しかも、連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、ガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、このセンサ用取付部材から外気に放熱できると共に、冷却水やエンジンオイルで冷却される内燃機関本体に伝えることができる。このため、センサ取付用部材が高温になることを抑制できるので、これに取り付けられたガスセンサが耐熱温度を超えることを防止できる。
加えて本発明では、センサ取付用部材のいずれの部位も、排気管の導入口部を構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる。このため、排気管の導入口部を構成する材質と同程度またはこれよりも熱伝導性の低い材質を用いた場合に比して、連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、ガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、このセンサ用取付部材から外気に更に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体に更に効率よく伝えることができる。従って、センサ取付用部材が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けられたガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
なお、「内燃機関本体」は、上記のように排気ガスを排出する排気口を含む排気口部を有するが、この排気口部は、単数でも複数でもよい。排気口部が複数ある場合には、各々の排気口部と排気管との間の全てに対して、センサ取付用部材を介在させてもよいし、一部の排気口部と排気管との間にのみ、センサ取付用部材を介在させてもよい。
また、「センサ取付用部材」は、上記のように内燃機関本体の排気口部と排気管の導入口部との間に介在させるものであり、排気口部及び導入口部に、直接接続させてもよいし、ガスケットなどを介して間接的に接続させてもよい。
また、センサ取付部材と排気口部が「熱的に接続する」とは、熱絶縁とは逆に、一方から他方に熱が伝わるようにされていることを指す。例えば、両者が機械的に直接接続して熱的に接続している場合の他、両者が金属ガスケット等を介して、機械的には間接に接続する一方、熱的には接続している場合が挙げられる。
また、「排気管」は、上記のように排気ガスが導入される導入口を含む導入口部を有し、排気ガスを外部に排出するものであり、導入口部から外部に向かう途中で複数に分かれていてもよい。
加えて、センサ取付用部材の材質は、耐熱性等を考慮して適宜選択できるが、例えば、排気管の導入口部を構成する材質が鉄やステンレス、チタンの場合には、センサ取付用部材の材質を、それらよりも熱伝導率が高いアルミニウムやアルミニウム合金、銅や銅合金とすることができる。
あるいは、前記センサ取付用部材は、前記連通路をなす連通路構成部と、この連通路構成部の周囲を取り囲んで外部に露出すると共に、前記内燃機関本体の前記排気口部に熱的に接続されてなり、前記センサ取付部が設けられた外側構成部と、を有し、前記連通路構成部は、前記外側構成部を構成する材質よりも熱伝導性の低い材質からなる内燃機関構造体とするのも好ましい。
このものでは、センサ取付用部材が、上記のような連通路構成部と外側構成部とを有し、連通路構成部が、外側構成部を構成する材質よりも熱伝導性の低い材質からなる。連通路構成部の熱伝導性が低いため、連通路を流通する排気ガスから連通路構成部を経由して外側構成部に熱が伝わることを抑制できる。一方、外側構成部の熱伝導性は高いため、連通路構成部から外側構成部に伝わった熱や、ガスセンサから外側構成部に伝わった熱を、この外側構成部から外気に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体に効率よく伝えることができる。従って、外側構成部が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けられたガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、上記の内燃機関構造体であって、前記外側構成部は、前記排気管の導入口部を構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる内燃機関構造体とするのも好ましい
このものでは、外側構成部が、排気管を構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる。このため、排気管の導入口部を構成する材質と同程度またはこれよりも熱伝導性の低い材質を用いた場合に比して、連通路構成部から外側構成部に伝わった熱や、ガスセンサから外側構成部に伝わった熱を、この外側構成部から外気に更に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体に更に効率よく伝えることができる。従って、外側構成部が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けたガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、前述の内燃機関構造体であって、前記内燃機関本体の前記排気口部と前記センサ取付用部材との間に介在する第1ガスケットと、前記センサ取付用部材と前記排気管の前記導入口部との間に介在する第2ガスケットと、を備え、前記第1ガスケットは、前記第2ガスケットを構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる内燃機関構造体とすると良い。
本発明では、内燃機関本体の排気口部とセンサ取付用部材との間に介在させた第1ガスケットが、センサ取付用部材と排気管の導入口部との間に介在させた第2ガスケットを構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる。このため、センサ取付用部材の連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、ガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、熱伝導性が高い第1ガスケットを通じて、内燃機関本体に効率よく伝えることができる。一方、第2ガスケットは、熱伝導性が低いので、高温状態になった排気管からの熱が、第2ガスケットを通じてセンサ取付用部材に伝わるのを抑制できる。これにより、センサ取付用部材が高温になることを更に効果的に抑制できるので、これに取り付けられたガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、上記のいずれかに記載の内燃機関構造体であって、前記センサ取付用部材は、自身を冷却する冷却フィン部を有する内燃機関構造体とすると良い。
本発明では、センサ取付用部材は、自身を冷却する冷却フィン部を有する。このため、連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、ガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、この冷却フィン部を通じて効率よく外気に放熱できる。従って、センサ取付用部材が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けられたガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
また、排気ガスを排出する排気口を含む排気口部を有する内燃機関本体の前記排気口部と、前記排気ガスが導入される導入口を含む導入口部を有し、前記排気ガスが流通すると共に前記排気ガスを外部に排出する排気管の前記導入口部と、の間に介在可能な形態とされてなり、前記排気口と前記導入口を繋ぐ連通路と、前記排気ガス中の特定ガス成分を検知するセンサ部を有するガスセンサを、前記センサ部が前記連通路内に位置する状態に取付可能なセンサ取付部と、を有し、前記排気口部に熱的に接続可能な形態とされてなるセンサ取付用部材とするのが好ましい
このセンサ取付用部材は、そのセンサ取付部にガスセンサを取り付けた状態で、内燃機関本体の排気口部と排気管の導入口部との間に介在させておくことができる。このため、このセンサ取付用部材を用いれば、内燃機関本体にガスセンサ用の取付部を別途形成しなくても済む。また、内燃機関本体にガスセンサを取り付けるスペースや取り付け性を確保するために、内燃機関本体やガスセンサの形態を考慮する必要もなくなる。
また、センサ取付用部材は、内燃機関本体と排気管との間に介在させるため、センサ取付部材の連通路を流通する排気ガスは、十分に高温である。このため、ガスセンサの活性時間を十分に短くできる。
しかも、連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、ガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、このセンサ用取付部材から外気に放熱できると共に、冷却水やエンジンオイルで冷却される内燃機関本体に伝えることができる。このため、センサ取付用部材が高温になることを抑制できるので、これに取り付けるガスセンサが耐熱温度を超えることを防止できる。
更に、上記のセンサ取付用部材であって、いずれの部位も、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または、銅合金からなるセンサ取付用部材とすると良い。
このセンサ取付用部材は、いずれの部位も、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または、銅合金からなるので、熱伝導性が高い。このため、連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、これに取り付けるガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、このセンサ用取付部材から外気に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体に効率よく伝えることができる。従って、センサ取付用部材が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けるガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、前記のセンサ取付用部材であって、前記連通路をなす連通路構成部と、この連通路構成部の周囲を取り囲んで外部に露出すると共に、前記内燃機関本体の前記排気口部に熱的に接続可能な形態とされ、前記センサ取付部が設けられた外側構成部と、を有し、前記連通路構成部は、前記外側構成部を構成する材質よりも熱伝導性の低い材質からなるセンサ取付用部材とすると良い。
このセンサ取付用部材は、上記のような連通路構成部と外側構成部とを有し、連通路構成部が、外側構成部を構成する材質よりも熱伝導性の低い材質からなる。連通路構成部の熱伝導性が低いため、連通路を流通する排気ガスから連通路構成部を経由して外側構成部に熱が伝わることを抑制できる。一方、外側構成部の熱伝導性は高いため、連通路構成部から外側構成部に伝わった熱や、ガスセンサから外側構成部に伝わった熱を、この外側構成部から外気に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体に効率よく伝えることができる。従って、外側構成部が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けるガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、上記のセンサ取付用部材であって、前記外側構成部は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または、銅合金からなるセンサ取付用部材とすると良い。
このセンサ取付用部材は、外側構成部が、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、または、銅合金からなるので、外側構成部の熱伝導性が高い。このため、連通路構成部から外側構成部に伝わった熱や、ガスセンサから外側構成部に伝わった熱を、この外側構成部から外気に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体に効率よく伝えることができる。従って、外側構成部が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けるガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、上記のいずれかに記載のセンサ取付用部材であって、自身を冷却する冷却フィン部を有するセンサ取付用部材とすると良い。
このセンサ取付用部材は、自身を冷却する冷却フィン部を有する。このため、連通路を流通する排気ガスからセンサ取付用部材に伝わった熱や、これに取り付けるガスセンサからセンサ取付用部材に伝わった熱を、この冷却フィン部を通じて効率よく外気に放熱できる。従って、センサ取付用部材が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けるガスセンサが耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、上記のいずれか記載のセンサ取付用部材であって、前記内燃機関本体の前記排気口部に、前記排気口の周方向に向きを変えて取付可能な形態とされてなるセンサ取付用部材とすると良い。
センサ取付用部材を内燃機関本体及び排気管に取り付けるにあたり、内燃機関本体及び排気管の形態やガスセンサの取付スペース等を考慮すると、センサ取付用部材のうちセンサ取付部を、適用しようとする内燃機関本体や排気管に合わせて規定した専用のセンサ取付用部材とせざると得ない場合がある。そうすると、内燃機機関本体の種類や据え付け形態等に応じて、多種類のセンサ取付用部材を用意する必要があり、コストアップを招くことにもなる。
これに対し、上述のセンサ取付用部材は、内燃機関本体の排気口部に、排気口の周方向に沿って向きを変えて取付可能な形態とされている。このため、内燃機関本体の種類や据え付け形態が異なる場合でも、1種類または少数種類のセンサ取付用部材を用意すれば足り、センサ取付用部材及びガスセンサを適切な姿勢で内燃機関本体に取り付けることができる。
なお、排気口の周方向に向きを変えて取付可能な具体的な形態としては、センサ取付用部材に、上記周方向に並んだ複数の取付穴を設けたり、上記周方向に沿った細長いの取付穴を設けるなどの形態が挙げられる。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態1に係る内燃機関構造体100を有するスクーター型の自動二輪車900を示す。また、図2及び図3に本実施形態1に係る内燃機関構造体100を示す。
自動二輪車900は、車体フレーム901の前端にヘッドパイプ903が形成され、ヘッドパイプ903にフロントフォーク905が左右に旋回自在に嵌装され、フロントフォーク905の下端側に前車輪907が回転自在に取り付けられている。
一方、車体フレーム901の後方側には、内燃機関構造体100が取り付けられている。この内燃機関構造体100は、単気筒の水冷式の内燃機関本体110や排気管120等を有する。また、内燃機関本体110には、動力伝達装置911と後車輪支持部913とが取り付けられ、後車輪支持部913には、後車輪915が回転自在に取り付けられている。また、車体フレーム901の後部と後車輪支持部913との間には、リヤサスペンション917が取り付けられている。また、車体フレーム901の後方上部には、シート921が設けられている。車体中央部のステップフロア923の下部には、燃料タンク925が配設されている。また、車体フレーム201は、ボディカバー927で覆われている。
このうち、内燃機関構造体100について詳述する。内燃機関構造体100は、図2及び図3に示すように、内燃機関本体110と、排気管120と、これらの間に介在するセンサ取付部材130とを有する。センサ取付用部材130には、排気ガス中の特定ガス成分を検知するセンサ部190sを有するガスセンサ(酸素センサ)190が取り付けられている。また、内燃機関本体110とセンサ取付用部材130との間には、第1ガスケット170が介在し、センサ取付用部材130と排気管120との間には、第2ガスケット180が介在している。
内燃機関本体110は、公知の構造をなす。即ち、内燃機関本体110は、シリンダ孔が形成されたシリンダブロックを有し、シリンダ孔にはピストンが内挿されている。ピストンは、コネクティングロッドを介して、クランク軸に接続されている。また、シリンダブロックには、シリンダヘッドが結合され、その内部に燃焼室が形成されている。また、シリンダヘッドには、吸気弁及び排気弁が配設されている。吸気弁及び排気弁は、シリンダヘッドとこれに取り付けられたヘッドカバーとの間に形成される動弁室内に配置された動弁装置により開閉駆動されるように構成されている。また、この内燃機関本体110には、吸気口部が設けられており、これに吸気管が接続され、更に、燃料噴射弁、スロットルバルブ、エアクリーナが接続されている。また、内燃機関本体110には、排気口112を含む排気口部111が設けられており、これにマフラーを含む排気管120が、センサ用取付部材130を介して接続されている。
次に、センサ用取付部材130について説明する。図4に本実施形態1のセンサ用取付部材130を示す。このセンサ用取付部材130は、金属(具体的にはアルミニウム)から一体成形されており、外形が楕円形状をなす第1面130bと、この裏面をなし外形が同じく楕円形状の第2面130cと、第1面130bと第2面130cの外縁を結ぶ曲面からなる第3面130dとを有する。第1面130b及び第2面130cの中央には、これら第1面130bと第2面130cと間を貫通する貫通孔(連通路)131が設けられている。この貫通孔131には、使用時に排気ガスが流通する。
また、センサ取付用部材130の第3面130dの所定位置には、ガスセンサ190を取り付けるために、上記の貫通孔131と連通するセンサ取付孔133hを構成すると共に、そのセンサ取付孔133hの内周面にネジ部を有するセンサ取付部133が設けられている。センサ取付孔133hにガスセンサ190をセンサ部190sである先端部(図3参照)側から挿入し、センサ取付部133にガスセンサ190を取り付けると、ガスセンサ190のセンサ部190sが貫通孔131内に配置される。
また、センサ取付用部材130には、第1面130b及び第2面130cのうち貫通孔131の両側の所定位置に、これら第1面130bと第2面130cとの間を貫通する断面円形状の取付穴135,135が設けられている。
図3に示すように、内燃機関本体110の排気口部111には、棒状に突出する雄ネジ部113,113が2つ設けられている。
また、第1ガスケット170は、外形が楕円状の板状をなし、その中央に排気ガスが通過する第1穴171が設けられていると共に、その両側の所定位置に内燃機関本体110の雄ネジ部113,113が挿通される2つの第2穴173,173が設けられている。この第1ガスケット170は、金属(具体的にはステンレス)から構成されている。
また、第2ガスケット180は、第1ガスケット170と同形状であり、外形が楕円状の板状をなし、その中央に排気ガスが通過する第1穴181が設けられていると共に、その両側の所定位置に内燃機関本体110の雄ネジ部113,113が挿通される2つの第2穴183,183が設けられている。この第2ガスケット180は、第1ガスケット170とは異なり、第1ガスケット170よりも熱伝導性の低い材質(具体的にはグラファイト又はカーボン)から構成されている。
排気管120は、使用時に排気ガスが流通し、排気ガスを外部に排出する。排気管120は、排気ガスが導入される導入口122を含む導入口部121を有する。この導入口部121には、内燃機関本体110の雄ネジ部113,113が挿通される2つの第2穴123,123が設けられている。排気管120は、鉄又はステンレスから形成されている。
内燃機関本体110の排気口部111と、排気管120の導入口部121との間には、センサ取付用部材130が介在している。更に、排気口部111とセンサ取付用部材130との間には、第1ガスケット170が介在し、また、センサ取付用部部材130と導入口部121との間には、第2ガスケット180が介在している。これにより、内燃機関110の排気口112と、第1ガスケット170の第1穴171と、センサ取付用部材130の貫通孔131と、第2ガスケット180の第2穴181と、排気管120の導入口122とが繋がるので、これらに排気ガスを流通させることができる。
第1ガスケット170の第2穴173,173、センサ取付用部材130の取付穴135,135、第2ガスケットの第2穴183,183、及び、排気管120の第2穴123,123には、内燃機関本体110の雄ネジ部113,113がそれぞれ挿通されている。そして、これら雄ネジ部113,113に、ナット129,129(図2参照)が螺合することで、内燃機関本体110の排気口部111と、第1ガスケット170と、ガスセンサ190を取り付けたセンサ取付用部材130と、第2ガスケット180と、排気管120の導入口部121とが互いに固定され、内燃機関構造体100を構成している。
以上で説明したように、内燃機関構造体100は、内燃機関本体110の排気口部111と排気管120の導入口部121との間に、センサ取付用部材130を介在させている。そして、このセンサ取付用部材130のセンサ取付部133にガスセンサ190を取り付けている。
このように、本実施形態1では、ガスセンサ190を、内燃機関本体に直接取り付けるのでなく、別途用意したセンサ取付用部材130に取り付けているので、内燃機関本体110にガスセンサ190用の取付部を別途形成しなくても済む。また、内燃機関本体110にガスセンサ190を取り付けるスペースを確保するために、内燃機関本体110やガスセンサ190の形態を考慮する必要もない。
また、センサ取付用部材130は、内燃機関本体110と排気管120との間に介在しているため、センサ取付部材130の貫通孔131を流通する排気ガスは、十分に高温である。このため、ガスセンサ190の活性時間を十分に短くできる。
しかも、貫通孔131を流通する排気ガスからセンサ取付用部材130に伝わった熱や、ガスセンサ190からセンサ取付用部材130に伝わった熱を、このセンサ用取付部材130から外気に放熱できると共に、冷却水やエンジンオイルで冷却される内燃機関本体110に伝えることができる。このため、センサ取付用部材130が高温になることを抑制できるので、これに取り付けられたガスセンサ190が耐熱温度を超えることを防止できる。
特に、本実施形態1では、センサ取付用部材130が、排気管120の導入口部121を構成する材質よりも熱伝導性が高い材質からなる。内燃機関本体100の使用時には、センサ取付用部材130の貫通孔131を流通する排気ガスからセンサ取付用部材130に熱が伝わり、また、ガスセンサ190からセンサ取付用部材130に熱が伝わる。しかし、センサ取付用部材130を、排気管120の導入口部120を構成する材質と同程度またはこれよりも熱伝導性の低い材質を用いて形成した場合に比して、上記の熱を、このセンサ用取付部材130から外気に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体110に効率よく伝えることができる。このため、センサ取付用部材130が高温になることを更に効果的に抑制できるので、ガスセンサ190が耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
更に、本実施形態1では、排気口部111とセンサ取付用部材130との間に配置した第1ガスケット170が、センサ取付用部材130と導入口部121との間に配置した第2ガスケット180を構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる。このため、センサ取付用部材130の貫通孔131を流通する排気ガスからセンサ取付用部材130に伝わった熱や、ガスセンサ190からセンサ取付用部材130に伝わった熱を、熱伝導性が高い第1ガスケット170を通じて、冷却水やエンジンオイルで冷却されている内燃機関本体110に効率よく伝えることができる。一方、第2ガスケット180は、熱伝導性が低いので、高温状態になった排気管120からの熱が、第2ガスケット180を通じてセンサ取付用部材130に伝わるのを抑制できる。これにより、センサ取付用部材130が高温になることを更に効果的に抑制できるので、ガスセンサ190が耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図5に本実施形態2に係るセンサ取付用部材230を示す。本実施形態2の内燃機関構造体200は、センサ取付用部材230の形態が上記実施形態1と異なる。それ以外は、上記実施形態1と同様である。
本実施形態2のセンサ取付用部材230は、金属(具体的にはアルミニウム)から一体成形されており、外形が楕円形状をなす第1面230bと、この裏面をなし外形が同じく楕円形状の第2面230cと、第1面230bと第2面230cの外縁を結ぶ曲面からなる第3面230dとを有する。第1面230b及び第2面230cの中央には、これらの面230b,230cを貫通する貫通孔(連通路)231が設けられている。また、第3面230dの所定位置には、ガスセンサ190を取り付けるために、上記の貫通孔231と連通するセンサ取付孔233hを構成すると共に、そのセンサ取付孔233hの内周面にネジ部を有するセンサ取付部233が設けられている。
また、センサ取付用部材230には、第1面230b及び第2面230cのうち貫通孔21の両側の所定位置に、これらの面230b,230cを貫通する取付穴235,235,…が片側4個、全部で8個設けられている。これらの取付穴235,235,…は、貫通孔121の周方向に沿って並んで形成されている。
このような取付穴235,235,…を有することで、センサ取付用部材230は、内燃機本体110の排気口部111に、排気口112の周方向に沿って4段階に向きを変えて取り付けることができる。このため、内燃機関本体110の種類や据え付け形態が異なる場合でも、1種類または少数種類のセンサ取付用部材230を用意すれば足り、センサ取付用部材230及びガスセンサ190を適切な姿勢で内燃機関本体110に取り付けることができる。その他、上記実施形態1と同様な部分は、上記実施形態1と同様な作用効果を奏する。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1または2と同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図6に本実施形態3に係るセンサ取付用部材330を示す。本実施形態3の内燃機関構造体300は、センサ取付用部材330の形態が上記実施形態1等と異なる。それ以外は、上記実施形態1等と同様である。
本実施形態3のセンサ取付用部材330は、金属(具体的にはアルミニウム)から一体成形されており、外形が楕円形状をなす第1面330bと、この裏面をなし外形が同じく楕円形状の第2面330cと、第1面330bと第2面330cの外縁を結ぶ曲面からなる第3面330dとを有する。第1面330b及び第2面330cの中央には、これらの面330b,330cを貫通する貫通孔(連通路)331が設けられている。また、第3面330dの所定位置には、ガスセンサ190を取り付けるために、上記の貫通孔331と連通するセンサ取付孔333hを構成すると共に、そのセンサ取付孔333hの内周面にネジ部を有するセンサ取付部333が設けられている。
また、第1面330b及び第2面330cのうち貫通孔331の両側の所定位置には、これらの面330b,330cを貫通する取付穴335,335が2つ設けられている。これらの取付穴335,335は、貫通孔331の周方向に沿って細長く形成されている。
このような取付穴335,335を有することで、センサ取付用部材330は、内燃機関本体110の排気口部111に、排気口112の周方向に沿って約45度の範囲で向きを変えて取り付けることができる。このため、内燃機関本体110の種類や据え付け形態が異なる場合でも、1種類または少数種類のセンサ取付用部材230を用意すれば足り、センサ取付用部材230及びガスセンサ190を適切な姿勢で内燃機関本体110に取り付けることができる。その他、上記実施形態1等と同様な部分は、上記実施形態1等と同様な作用効果を奏する。
(実施形態4)
次いで、第4の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜3のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図7に本実施形態4に係るセンサ取付用部材430を示す。本実施形態4の内燃機関構造体400は、センサ取付用部材430の形態が上記実施形態1等と異なる。それ以外は、上記実施形態1等と同様である。
本実施形態4のセンサ取付用部材430は、金属(具体的にはアルミニウム)からなり、取付用部材本体部432と冷却フィン部437とが一体成形されている。
取付用部材本体部432は、外形が楕円形状をなす第1面430bと、この裏面をなし外形が同じく楕円形状の第2面430cと、第1面430bと第2面430cの外縁を結ぶ曲面からなる第3面430dとを有する。第1面430b及び第2面430cの中央には、これらの面430b,430cを貫通する貫通孔(連通路)431が設けられている。また、第3面430dの所定位置には、ガスセンサ190を取り付けるために、上記の貫通孔431と連通するセンサ取付孔433hを構成すると共に、そのセンサ取付孔433hの内周面にネジ部を有するセンサ取付部433が設けられている。また、第1面430b及び第2面430cのうち貫通孔431の両側の所定位置には、これらの面430b,430cを貫通する取付穴435,435が2つ設けられている。
また、冷却フィン部437は、取付用部材本体部432の第3面430dに、センサ取付部433を避けて設けられている。冷却フィン部437は、第3面430dの周方向に沿って設けられた複数の冷却フィンからなる。
このような冷却フィン部437を有することで、使用時にセンサ取付用部材430の貫通孔431を流通する排気ガスからセンサ取付用部材430に伝わった熱や、ガスセンサ190からセンサ取付用部材430を、この冷却フィン部437を通じて効率よく外部に放熱できる。従って、センサ取付用部材430が高温になることを更に効果的に抑制できるので、これに取り付けたガスセンサ190が耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。その他、上記実施形態1等と同様な部分は、上記実施形態1等と同様な作用効果を奏する。
参考形態
次いで、参考形態について説明する。なお、上記実施形態1〜4のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図8に本参考形態に係るセンサ取付用部材530を示す。本参考形態の内燃機関構造体500は、センサ取付用部材530の形態が上記実施形態1等と異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1等と同様である。
参考形態のセンサ取付用部材530は、後述する連通路構成部532と外側構成部536とからなり、外形が円形状をなす第1面530bと、この裏面をなし外形が同じく円形状の第2面530cと、第1面530bと第2面530cの外縁を結ぶ曲面からなる第3面530dとを有する。
第1面530b及び第2面530cの中央には、これらの面530b,530cを貫通する貫通孔(連通路)531が設けられている。連通路構成部532は、上記貫通孔531を有する円筒状をなす。この連通路構成部532は、外側構成部536を構成する材質よりも熱伝導性の低い金属(具体的には鉄又はステンレス)からなる。
連通路構成部532の周囲は、円筒状をなし、第3面530dをなして外部に露出する外側構成部536に取り囲まれている。この外側構成部536のうち第3面530dの所定位置には、ガスセンサ190を取り付けるために、上記の貫通孔531と連通するセンサ取付孔533hを構成すると共に、そのセンサ取付孔533hの内周面にネジ部を有するセンサ取付部533が設けられている。この外側構成部536は、連通路構成部532を構成する材質よりも熱伝導性が高く、かつ、排気管120の導入口部121を構成する材質よりも熱伝導性の高い金属(具体的にはアルミニウム)からなる。この外側構成部536は、第1ガスケット170を介して、内燃機関本体110の排気口部111に接続される。
このような構成のセンサ取付用部材530は、連通路構成部532が、外側構成部536を構成する材質よりも熱伝導性の低い材質からなり、熱伝導性が低いため、貫通孔531を流通する排気ガスから連通路構成部532を経由して外側構成部536に熱が伝わることを抑制できる。一方、外側構成部536の熱伝導性は、連通路構成部532及び排気管120の導入口部121を構成する材質よりも熱伝導性が高い。このため、連通路構成部532から外側構成部536に伝わった熱や、ガスセンサ190から外側構成部536に伝わった熱を、この外側構成部536から外気に効率よく放熱できると共に、内燃機関本体110に効率よく伝えることができる。従って、外側構成部536が高温になることを更に抑制できるので、これに取り付けるガスセンサ190が耐熱温度を超えることを更に確実に防止できる。
また、第1面530b及び第2面530cのうち貫通孔531の両側の所定位置には、これらの面530b,530cを貫通する取付穴535,535,…が片側3つ、全部で6つ設けられている。このような取付穴535,535,…を有することで、センサ取付用部材530は、内燃機関本体110の排気口部111に、排気口112の周方向に沿って3段階に向きを変えて取り付けることができる。このため、内燃機関本体110の種類や据え付け形態が異なる場合でも、1種類または少数種類のセンサ取付用部材530を用意すれば足り、センサ取付用部材530及びガスセンサ190を適切な姿勢で内燃機関本体110に取り付けることができる。その他、上記実施形態1等と同様な部分は、上記実施形態1等と同様な作用効果を奏する。
(実施形態
次いで、第の実施の形態について説明する。なお、上記実施形態1〜4及び参考形態のいずれかと同様な部分の説明は、省略または簡略化する。図9に本実施形態に係るセンサ取付用部材630を示す。本実施形態の内燃機関構造体600は、センサ取付用部材630の形態が上記実施形態1等と異なる。それ以外は、基本的に上記実施形態1等と同様である。
本実施形態のセンサ取付用部材630は、金属(具体的にはアルミニウム)から一体成形されており、外形が円形状をなす第1面630bと、この裏面をなし外形が同じく円形状の第2面630cと、第1面630bと第2面630cの外縁を結ぶ曲面からなる第3面630dとを有する。第1面630b及び第2面630cの中央には、これらの面630b,630cを貫通する貫通孔(連通路)631が設けられている。また、第3面630dの所定位置には、ガスセンサ190を取り付けるために、上記の貫通孔631と連通するセンサ取付孔633hを構成すると共に、そのセンサ取付孔633hの内周面にネジ部を有するセンサ取付部633が設けられている。
また、第1面630b及び第2面630cのうち貫通孔631の両側の所定位置には、これらの面630b,630cを貫通する取付穴635,635が2つ設けられている。これらの取付穴635,635は、貫通孔631の周方向に沿って細長く形成されている。このような長細い取付穴635,635,…を有することで、センサ取付用部材630は、内燃機関本体110の排気口部111に、排気口112の周方向に沿って約45度の範囲で向きを変えて取り付けることができる。このため、内燃機関本体110の種類や据え付け形態が異なる場合でも、1種類または少数種類のセンサ取付用部材530を用意すれば足り、センサ取付用部材630及びガスセンサ190を適切な姿勢で内燃機関本体110に取り付けることができる。その他、上記実施形態1等と同様な部分は、上記実施形態1等と同様な作用効果を奏する。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
実施形態1に係る内燃機関構造体を有するスクーター型の自動二輪車を示す説明図である。 実施形態1に係る内燃機関構造体の斜視図である。 実施形態1に係る内燃機関構造体の分解斜視図である。 実施形態1に係るセンサ取付用部材の斜視図である。 実施形態2に係るセンサ取付用部材の斜視図である。 実施形態3に係るセンサ取付用部材の斜視図である。 実施形態4に係るセンサ取付用部材の斜視図である。 参考形態に係るセンサ取付用部材の斜視図である。 実施形態に係るセンサ取付用部材の斜視図である。
100,200,300,400,500,600 内燃機関構造体
110 内燃機関本体
111 排気口部
112 排気口
120 排気管
121 導入口部
122 導入口
130,230,330,430,530,630 センサ取付部材
131,231,331,431,531,631 貫通孔(連通路)
133,233,333,433,533,633 センサ取付部
170 第1ガスケット
180 第2ガスケット
190 ガスセンサ(酸素センサ)
190s センサ部
432 取付用部材本体部
437 冷却フィン部
532 連通路構成部
536 外側構成部
900 自動二輪車

Claims (3)

  1. 排気ガスを排出する排気口を含む排気口部を有する内燃機関本体と、
    前記排気ガスが導入される導入口を含む導入口部を有し、前記排気ガスが流通すると共に前記排気ガスを外部に排出する排気管と、
    前記排気ガス中の特定ガス成分を検知するセンサ部を有するガスセンサと、
    を備える内燃機関構造体であって、
    前記内燃機関本体の前記排気口部と前記排気管の前記導入口部との間に介在し、
    前記排気口と前記導入口を繋ぐ連通路と、
    前記ガスセンサを取り付けて、前記連通路内に前記センサ部を位置させるセンサ取付部と、を有し、
    前記排気口部に熱的に接続してなるセンサ取付用部材を備え
    前記センサ取付用部材は、いずれの部位も、前記排気管の前記導入口部を構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる
    内燃機関構造体。
  2. 請求項1に記載の内燃機関構造体であって、
    前記内燃機関本体の前記排気口部と前記センサ取付用部材との間に介在する第1ガスケットと、
    前記センサ取付用部材と前記排気管の前記導入口部との間に介在する第2ガスケットと、を備え、
    前記第1ガスケットは、前記第2ガスケットを構成する材質よりも熱伝導性の高い材質からなる
    内燃機関構造体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の内燃機関構造体であって、
    前記センサ取付用部材は、自身を冷却する冷却フィン部を有する
    内燃機関構造体。
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