JP4885035B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、乗り物に設けられて乗員を拘束するエアバッグ装置に関する。
従来、エアバッグ装置として、車両の衝突を検出する衝突センサと、エアバッグと、エアバッグにガスを供給するインフレータと、乗員とエアバッグとの距離を検出する距離センサと、インフレータの出力を制御するコントローラと、を備えるエアバッグ装置がある。このエアバッグ装置では、車両の衝突を検出すると、距離センサの検出結果、即ち、乗員の着座位置に応じてコントローラがインフレータを制御し、エアバッグの突出距離を制御する(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−156451号公報
ところで、乗員が正規の着座位置に座っておらずエアバッグに近接している状態からエアバッグが動作した場合には、エアバッグに供給するガスを少なくすることで、エアバッグによってこの乗員を適切に拘束することができる。
エアバッグへ供給するガスの量の制御は、上記従来のエアバッグ装置によって実現可能ではある。しかしながら、上記従来のエアバッグ装置にあっては、車両衝突時に乗員とエアバッグとの距離を検出する距離センサや、エアバッグへのガス供給量を制御するための演算を行なう特別な制御装置といった精密電気機器を設けなければならないため、装置の製造時や輸送時、車両への取付時に慎重に取り扱わなければならないという問題がある。
そこで、本発明は、エアバッグ装置において、乗員とエアバッグとの距離を計測するセンサやガスの噴出量にかかる演算を実行する制御装置を必要なしに、乗員の位置に応じてエアバッグへのガスの供給量を切り替えることができるようにすることを目的とする。
本発明の第のエアバッグ装置は、エアバッグと、前記エアバッグの内部にガスを供給する第1のガス噴出部と、ガスを噴出する第2のガス噴出部と、前記第2のガス噴出部からガスが供給され該ガスを噴出する供給口と、短縮状態から伸長状態へ変化する際に、付勢力によって前記供給口を阻止位置から供給位置に移動させる伸縮体と、前記供給口および前記伸縮体を有し、前記供給口が前記阻止位置に位置した状態であって前記第2のガス噴出部から噴出されるガスが前記エアバッグの内部に供給されるのを阻止する阻止状態から、前記供給口が前記供給位置に位置した状態であって前記第2のガス噴出部から噴出されるガスを前記供給口から前記エアバッグの内部に供給する供給状態に、前記付勢力によって変化するガス供給機構と、前記付勢力に抗して前記ガス供給機構を前記阻止状態に維持する維持構造と、前記維持構造と前記エアバッグとを連結し、引っ張られることで前記維持構造の前記維持を解除可能な解除部材と、を備え、前記ガス供給機構は、前記供給口および前記伸縮体を有して中空状に形成され内部に前記第2のガス噴出部からガスが供給されるガスタンクと、前記ガスタンクを収納したタンク収納部と、このタンク収納部に設けられ、前記阻止位置に位置した状態の前記供給口に連通し該供給口から噴出されるガスを排出する排出口と、を有し、前記供給口は、前記供給位置では、前記タンク収納部の外部に位置するように構成されており、前記第1のガス噴出部から噴出されたガスによって前記エアバッグが膨張する過程で、前記解除部材が前記エアバッグによって引っ張られて前記維持構造による前記維持を解除した場合には、前記ガス供給機構が前記付勢力によって前記供給状態となり前記第2のガス噴出部から噴出されるガスが前記エアバッグの内部に供給されることを特徴とする。
本発明の第のエアバッグ装置は、前記第のエアバッグ装置において、前記維持構造は、前記エアバッグの内部に配置された規制部材と、前記伸縮体が短縮状態の前記ガスタンクと前記規制部材とによって挟持された被挟持部材と、を有し、前記解除部材は、前記一端部が前記被挟持部材に連結され、前記エアバッグが膨張する前記過程で、前記エアバッグによって引っ張られる前記解除部材が前記被挟持部材を前記ガスタンクと前記規制部材との間から引き抜くことにより、前記伸縮体が短縮状態から伸長状態となることを特徴とする。
本発明の第のエアバッグ装置は、前記第のエアバッグ装置において、前記エアバッグは、貫通孔を有し、前記維持構造は、前記貫通孔を閉止するとともに前記解除部材の一端部を前記エアバッグにおける前記貫通孔の周囲部分に固定した固定部材と、前記エアバッグに形成され前記貫通孔の周囲に位置し前記ガスタンクに当接して前記伸縮体を短縮状態に維持する規制部と、を有し、前記エアバッグが膨張する前記過程で、前記エアバッグによって引っ張られる前記解除部材が前記固定部材による前記貫通孔の閉止を解除し、前記伸縮体が短縮状態から伸長状態となることを特徴とする。
本発明の第のエアバッグ装置は、前記第1ないし第3のいずれか一つのエアバッグ装置において、前記解除部材は、紐状に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、エアバッグ装置において、乗員とエアバッグとの距離を計測するセンサやガスの噴出量にかかる演算を実行する制御装置を必要なしに、乗員の位置に応じてエアバッグへのガスの供給量を切り替えることができる。また、本発明によれば、ガスタンクを備えることにより、第2のインフレータを移動させることなく、第2のインフレータのガスをエアバッグへ供給するか否かを切り替えることができる。また、本発明によれば、ガスタンクがタンク収納部に収納されているので、ガスタンクがタンク収納部によって保護される
本発明の第1の実施形態を図1ないし図6に基づいて説明する。本実施形態は、車両である自動車に取り付けられるエアバッグ装置への適用例である。図1は、本実施形態にかかるエアバッグ装置を示す断面図、図2は、本実施形態にかかるガス供給機構が供給状態のときのエアバッグ装置を示す断面図、図3は、本実施形態にかかる最大に膨張した状態のエアバッグを示す側面図、図4は、本実施形態にかかる車両に取り付けられたエアバッグ装置を示す縦断側面図、図5は、本実施形態にかかるエアバッグが最大に膨張した状態のエアバッグ装置を示す縦断側面図、図6は、本実施形態にかかるエアバッグが乗員によって膨張を規制された状態のエアバッグ装置を示す縦断側面図である。ここで、図1は、エアバッグ装置が作動していない状態を示している。また、図4は、作動状態のエアバッグ装置が示されている。
図1および図2に示すように、エアバッグ装置1は、収納ケース2と、この収納ケース2に収納されている袋状のエアバッグ3と、このエアバッグ3の内部にガスを供給する第1のガス噴出部としての第1のインフレータ4と、ガスを噴出する第2のガス噴出部としての第2のインフレータ5と、第2のインフレータ5から噴出されるガスをエアバッグ3の外部又は内部に供給するガス供給機構6と、を備えている。
エアバッグ3は、折り畳み状態で収納ケース2に収納されている。なお、図面では、収納時の折り畳み状態は省略されている。エアバッグ3には、第1の貫通孔3aと第2の貫通孔3bと図示しない排気孔とが形成されている。
エアバッグ3の内部には、固定用プレート7が配置されており、この固定用プレート7は、ボルト8、ナット9によって収納ケース2に締結されている。この固定用プレート7と、収納ケース2とによって、エアバッグ3は、挟持されて、収納ケース2に取り付けられている。固定用プレート7には、エアバッグの第2の貫通孔3bを跨いだ規制部材10が一体に設けられている。
第1のインフレータ4は、その外形が円柱状に形成されている。第1のインフレータ4は、ガスを噴出する複数の第1の噴出口4aを有している。この第1のインフレータ4は、第1の噴出口4aがエアバッグ3の内部に位置した状態で、ボルト8、ナット9、取付プレート11によって収納ケース2に取り付けられている。取付プレート11は、第1のインフレータ4の外周面に設けられている。
第2のインフレータ5は、その外形が円柱状に形成されている。第2のインフレータ5は、ガスを噴出する複数の第2の噴出口5aを有している。
ガス供給機構6は、第2のインフレータ5から噴出されるガスがエアバッグ3の内部に供給されるのを阻止する阻止状態から第2のインフレータ5から噴出されるガスをエアバッグ3の内部に供給する供給状態に、後述する伸縮体12dによって変化するものである。ガス供給機構6は、非動作時(非衝突時)には、阻止状態となっている。
ガス供給機構6は、具体的には、中空状に形成され内部に第2のインフレータ5からガスが供給されるガスタンク12と、このガスタンク12を収納したタンク収納部13と、を有している。
タンク収納部13は、収納ケース2に一体に形成されている。タンク収納部13には、エアバッグ3の第2の貫通孔3bに連通した開口13aが形成されている。また、このタンク収納部13の周壁には、複数の排出口13bが形成されている。
ガスタンク12は、図3に示すように、円筒状の周壁部12aと、この周壁部12aの一端を閉止した第1の閉止壁部12bと、周壁部12aの他端を閉止した第2の閉止壁部12cと、を有して、両端閉止の略円筒状に形成されている。周壁部12aと第1の閉止壁部12bは一体成形される一方、第2の閉止壁部12cは、周壁部12aと第1の閉止壁部12bとは、別部品となっている。
第2の閉止壁部12cには、第2のインフレータ5が貫通状態で取り付けられており、第2のインフレータ5の第2の噴出口5aは、ガスタンク12の内部に位置している。そして、図1に示すように、第2の閉止壁部12cと周壁部12aとの間にタンク収納部13の底壁部を挟んだ状態で、これら第2の閉止壁部12cと周壁部12aとタンク収納部13の底壁部とが、ボルト14、ナット15によって締結されている。かかる構造によって、ガスタンク12が、タンク収納部13に固定されている。なお、第2のインフレータ5は、タンク収納部13の底壁部を貫通している。
周壁部12aは、図3に示すように、伸縮可能な略円筒状の伸縮体12dと、この伸縮体12dの一端に連設された円筒状の供給口体12eとから構成されている。
供給口体12eには、供給口12fが周方向に沿って複数形成されている。供給口12fは、第2のインフレータ5からガスタンク12の内部を介してガスが供給され、該ガスを噴出する。
伸縮体12dは、圧縮バネとして機能する蛇腹体である。伸縮体12dは、短縮状態から伸長状態へ変化する際に、付勢力によって供給口12fを阻止位置(図1)から供給位置(図2)に移動させる。阻止位置は、供給口12fが排出口13bに連通する位置であり。供給位置は、供給口12fがエアバッグの内部にガスを供給可能な位置であり、供給口12fがタンク収納部13の外部に位置する。本実施形態では、供給位置では、供給口12fが完全にエアバッグ3の内部に位置する。ガス供給機構6が阻止状態のときは、供給口12fが阻止位置に位置しており、ガス供給機構6が供給状態のときは、供給口12fが供給位置に位置している。
そして、エアバッグ装置1には、図1に示すように、伸縮体12dの付勢力に抗してガス供給機構6を阻止状態に維持する維持構造19が設けられている。
維持構造19は、規制部材10と、伸縮体12dが短縮状態のガスタンク12と規制部材10とによって挟持された被挟持部材20と、を有している。
被挟持部材20は、棒状に形成されている。被挟持部材20には、柔軟性を有する解除部材21が連結されている。
解除部材21は、紐状に形成されている。解除部材21は、一端部が被挟持部材20に連結され他端部がエアバッグ3の内面に連結されている。即ち、解除部材21は、維持構造19とエアバッグ3とを連結している。解除部材21は、引っ張られることで、維持構造19によるガス供給機構6の阻止状態の維持を解除可能となっている。
エアバッグ装置1は、図4に示すように、自動車31の助手席の前方に位置するダッシュボード32の内部に配置される。ダッシュボード32には、エアバッグ3の膨張力で開裂する扉部33が形成されている。
このような構成において、自動車31の非衝突時には、ガス供給機構6は、阻止状態となっている(図1)。そして、自動車31が障害物(図示せず)と衝突したことを衝突検出センサ(図示せず)が検出し、この衝突検出センサから検出信号が第1および第2のインフレータ4,5の入力された場合には、第1および第2のインフレータ4,5がガスの噴出を開始する(図4)。詳しくは、第1のインフレータ4がガスを噴出した規定時間後に第2のインフレータ5がガスを噴出するようになっている。なお、図4ないし図5では、第1のインフレータ4は省略されている。これにより、第1のインフレータ4のガスは、エアバッグ3に供給される。一方、第2のインフレータ5からガスタンク12の内部に噴出されたガスは、供給口12fを経由して排出口13bからエアバッグ3の外部に噴出されるため、第2のインフレータ5のガスはエアバッグ3に供給されない。即ち、この状態では、第1のインフレータ4のガスだけがエアバッグ3の内部に供給される。そして、膨張するエアバッグ3は、ダッシュボード32の扉部33を開裂させて、車室内に展開する。
この状態以降のエアバッグ装置1の動作を、乗員41が正規の着座位置に座っている場合と、乗員41が正規の着座位置に座っておらずエアバッグ装置1に近接していた場合に分けて説明する。
まず、乗員41が正規の着座位置に座っている場合には、第1のインフレータ4から噴出されたガスによってエアバッグ3が膨張する過程で、解除部材21がエアバッグ3によって引っ張られて被挟持部材20を規制部材10とガスタンク12との間から引き抜く。これにより、維持構造19によるガス供給機構6の阻止状態の維持が解除され、伸縮体12dが短縮状態から伸長状態に変化し、この際の伸縮体12dの付勢力によって供給口12fが阻止位置から供給位置に移動する。即ち、伸縮体12dの付勢力によって、ガス供給機構6が阻止状態から供給状態に変化する(図5)。これにより、第2のインフレータ5の第2の噴出口5aから噴出されるガスが、供給口12fからエアバッグ3の内部に噴出される。このように第1および第2のインフレータ4,5からガスが供給されたエアバッグ3は、正規の膨張完了状態まで膨張し、正規の着座位置に座っている乗員41の頭部42を拘束可能となる。このとき、エアバッグ3の内圧は、400〜450kPaが好適であり、第1のインフレータ4と第2のインフレータ5とからエアバッグ3の内部に供給されるガス量の割合は、第1のインフレータ4:第2のインフレータ5=50:50〜80:20であることが好適である。
次に、乗員41が正規の着座位置に座っておらずエアバッグ装置1に近接していた場合について説明する。この場合、図6に示すように、第1のインフレータ4から供給されるガスによってエアバッグ3が膨張する過程で、エアバッグ3に当接した乗員41によってエアバッグ3の膨張が規制され、エアバッグ3による解除部材21の引っ張りが規制され、解除部材21が被挟持部材20を規制部材10とガスタンク12との間から引き抜かない場合には、維持構造19によってガス供給機構6の阻止状態が維持される。したがって、ガス供給機構6が阻止状態のままとなり、第2のインフレータ5から噴出されたガスは、エアバッグ3に供給されない。よって、この場合には、エアバッグ3の膨張量が正規の膨張量よりも少なくなり、エアバッグ装置1に近接していた乗員41の頭部42を従来装置と比較してより一層適正に拘束することができる。
以上説明したように、本実施形態では、エアバッグ装置1において、乗員41とエアバッグ3との距離を計測するセンサやガスの噴出量にかかる演算を実行する制御装置を必要なしに、乗員41の位置に応じてエアバッグ3へのガスの供給量を切り替えることができる。
また、本実施形態では、ガスタンク12を備えることにより、第2のインフレータ5を移動させることなく、第2のインフレータ5のガスをエアバッグ3へ供給するか否かを切り替えることができる。
また、本実施形態では、ガスタンク12がタンク収納部13に収納されているので、ガスタンク12がタンク収納部13によって保護される。
また、本実施形態では、解除部材21が紐状に形成されていることにより、解除部材21を容易に実現することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図7および図8に基づいて説明する。図7は、本実施形態にかかるエアバッグ装置を示す断面図、図8は、本実施形態にかかるガス供給機構が供給状態に位置した状態のエアバッグ装置を示す断面図。なお、本実施形態にかかるエアバッグ装置1Aは、第1の実施形態のエアバッグ装置1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態は、図7および図8に示すように、維持構造19Aが第1の実施形態に対して異なる。本実施形態の維持構造19Aは、エアバッグ3の第2の貫通孔3bを閉止するとともに解除部材21の一端部をエアバッグ3における第2の貫通孔3bの周囲部分に固定した固定部材である糸22を有している。糸22は、エアバッグ3と解除部材21とを縫製している。また、維持構造19Aは、エアバッグ3において第2の貫通孔3bの周囲に位置する部分であってガスタンク12に当接して伸縮体12dを短縮状態に維持する規制部3cを有している。
このような構成において、自動車31(図4参照)の非衝突時には、ガス供給機構6は、阻止状態となっている。そして、自動車31が障害物と衝突し、図示しない衝突検出センサから検出信号が第1および第2のインフレータ4,5に入力された場合には、第1および第2のインフレータ4,5がガスの噴出を開始し、第1の実施形態と同様に、第1のインフレータ4のガスがエアバッグの内部に供給され、第2のインフレータ5のガスは、エアバッグ3の外部に噴出される。そして、膨張するエアバッグ3は、ダッシュボード32(図4参照)の扉部33(図4参照)を開裂させて、車室内に展開する。
この状態以降のエアバッグ装置1Aの動作を、乗員41(図5参照)が正規の着座位置に座っている場合と、乗員41が正規の着座位置に座っておらずエアバッグ装置1Aに近接していた場合に分けて説明する。
まず、乗員41が正規の着座位置に座っている場合には、第1のインフレータ4から噴出されたガスによってエアバッグ3が膨張する過程で解除部材21がエアバッグ3によって引っ張られて糸22を抜く、または、破断させる。これにより、エアバッグの第2の貫通孔3bが開放され、維持構造19Aによるガス供給機構6の阻止状態の維持が解除され、伸縮体12dの付勢力によって、ガスタンク12が第2の貫通孔3bに向けて伸び、供給口12fが供給位置に位置する。ここで、本実施形態では、供給位置は、供給口12fが、規制部3cに囲繞される位置である。この状態では、第2のインフレータ5の第2の噴出口5aから噴出されるガスが、供給口12fからエアバッグ3の内部に噴出される。このように第1および第2のインフレータ4,5からガスが供給されたエアバッグ3は、正規の膨張完了状態まで膨張し、正規の着座位置に座っている乗員41の頭部42(図5参照)を拘束可能となる。
次に、乗員41が正規の着座位置に座っておらずエアバッグ装置1Aに近接していた場合について説明する。この場合、第1のインフレータ4から供給されるガスによってエアバッグ3が膨張する過程で、エアバッグ3に当接した乗員41によってエアバッグ3の膨張が規制され、エアバッグ3による解除部材21の引っ張りが規制され、解除部材21が糸22を抜かない(破断させない)場合には、維持構造19Aによってガス供給機構6の阻止状態が維持される。したがって、第2のインフレータ5から噴出されたガスは、エアバッグ3に供給されない。よって、この場合には、エアバッグ3の膨張量が最大膨張量よりも少なくなり、エアバッグ装置1Aに近接していた乗員41の頭部42を従来装置と比較してより一層適正に拘束することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。例えば、上記実施形態では、第1および第2のインフレータ4,5の形状として円柱状を例に説明し、その円柱状の例として軸方向長さよりも直径の方が長いものを図面に記載したが、円柱状は、これに限定されるものではない。例えば、円柱状としては、図面に示したものよりもさらに直径のほうが軸方向長さよりも長い扁平の所謂ディスク形状であっても良いし、直径よりも軸方向長さの方が長い細長形状のものであっても良いし、直径と軸方向長さが同じものであっても良い。さらには、第1および第2のインフレータ4,5の形状は、円柱状に限定されるものではなく、各種の形状を採用して良い。例えば、第1および第2のインフレータ4,5は、端部が湾曲形成された所謂ボンベ型であっても良い。
また、上記実施形態では、第1および第2のインフレータ4,5が、それぞれ1個だけ設けられた例に説明したが、第1および第2のインフレータ4,5は、複数個設けられていても良い。この場合には、各第2のインフレータ5毎に、ガス供給機構6、維持構造19,19A、解除部材21を設ければ良い。さらには、第2のインフレータ5が複数設けられている場合、ガス供給機構6の阻止状態の解除のタイミングをずらしても良い。これは、解除部材21の取付位置や長さを調整することで実現することができる。
また、上記実施形態では、第1のガス噴出部と第2のガス噴出部として、互いに独立して設けられた第1および第2のインフレータ4,5を例に説明したが、第1のガス噴出部と第2のガス噴出部とは一体に形成されていても良い。
また、上記実施形態では、解除部材21として、単品の紐状のものを例に説明したが、解除部材21は、複数の部品からなる機構であっても良い。
また、上記実施形態では、伸縮体12dとして蛇腹体を例に説明したが、伸縮体12dとしては、複数の部品が相対移動することで伸縮するものであっても良い。
本発明の第1の実施形態にかかるエアバッグ装置を示す断面図。 本発明の第1の実施形態にかかるガス供給機構が供給状態のときのエアバッグ装置を示す断面図。 本発明の第1の実施形態にかかる第2のインフレータとその周囲を示す分解斜視図。 本発明の第1の実施形態にかかる車両に取り付けられたエアバッグ装置を示す縦断側面図。 本発明の第1の実施形態にかかるエアバッグが最大に膨張した状態のエアバッグ装置を示す縦断側面図。 本発明の第1の実施形態にかかるエアバッグが乗員によって膨張を規制された状態のエアバッグ装置を示す縦断側面図。 本発明の第2の実施形態にかかるエアバッグ装置を示す断面図。 本発明の第2の実施形態にかかるガス供給機構が供給状態に位置した状態のエアバッグ装置を示す断面図。
符号の説明
1,1A エアバッグ装置
3 エアバッグ
3b 第2の貫通孔(貫通孔)
3c 規制部
4 第1のインフレータ(第1のガス噴出部)
5 第2のインフレータ(第2のガス噴出部)
6 ガス供給機構
10 規制部材
12 ガスタンク
12d 伸縮体
12f 供給口
13 タンク収納部
13b 排出口
19,19A 維持構造
20 被挟持部材
21 解除部材
22 糸(固定部材)

Claims (4)

  1. エアバッグと
    前記エアバッグの内部にガスを供給する第1のガス噴出部と
    ガスを噴出する第2のガス噴出部と
    前記第2のガス噴出部からガスが供給され該ガスを噴出する供給口と
    短縮状態から伸長状態へ変化する際に、付勢力によって前記供給口を阻止位置から供給位置に移動させる伸縮体と
    前記供給口および前記伸縮体を有し、前記供給口が前記阻止位置に位置した状態であって前記第2のガス噴出部から噴出されるガスが前記エアバッグの内部に供給されるのを阻止する阻止状態から、前記供給口が前記供給位置に位置した状態であって前記第2のガス噴出部から噴出されるガスを前記供給口から前記エアバッグの内部に供給する供給状態に、前記付勢力によって変化するガス供給機構と
    前記付勢力に抗して前記ガス供給機構を前記阻止状態に維持する維持構造と
    前記維持構造と前記エアバッグとを連結し、引っ張られることで前記維持構造の前記維持を解除可能な解除部材と
    を備え
    前記ガス供給機構は、前記供給口および前記伸縮体を有して中空状に形成され内部に前記第2のガス噴出部からガスが供給されるガスタンクと、前記ガスタンクを収納したタンク収納部と、このタンク収納部に設けられ、前記阻止位置に位置した状態の前記供給口に連通し該供給口から噴出されるガスを排出する排出口と、を有し、前記供給口は、前記供給位置では、前記タンク収納部の外部に位置するように構成されており
    前記第1のガス噴出部から噴出されたガスによって前記エアバッグが膨張する過程で、前記解除部材が前記エアバッグによって引っ張られて前記維持構造による前記維持を解除した場合には、前記ガス供給機構が前記付勢力によって前記供給状態となり前記第2のガス噴出部から噴出されるガスが前記エアバッグの内部に供給されることを特徴とするエアバッグ装置
  2. 前記維持構造は、前記エアバッグの内部に配置された規制部材と、前記伸縮体が短縮状態の前記ガスタンクと前記規制部材とによって挟持された被挟持部材と、を有し、
    前記解除部材は、前記一端部が前記被挟持部材に連結され、
    前記エアバッグが膨張する前記過程で、前記エアバッグによって引っ張られる前記解除部材が前記被挟持部材を前記ガスタンクと前記規制部材との間から引き抜くことにより、前記伸縮体が短縮状態から伸長状態となることを特徴とする請求項に記載のエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグは、貫通孔を有し、
    前記維持構造は、前記貫通孔を閉止するとともに前記解除部材の一端部を前記エアバッグにおける前記貫通孔の周囲部分に固定した固定部材と、前記エアバッグに形成され前記貫通孔の周囲に位置し前記ガスタンクに当接して前記伸縮体を短縮状態に維持する規制部と、を有し、
    前記エアバッグが膨張する前記過程で、前記エアバッグによって引っ張られる前記解除部材が前記固定部材による前記貫通孔の閉止を解除し、前記伸縮体が短縮状態から伸長状態となることを特徴とする請求項に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記解除部材は、紐状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
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