JP4884842B2 - 差動測定プローブ - Google Patents

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Description

本発明は差動測定プローブに関し、特に、同軸方向又は横方向に互いに移動するプロービング・チップ用のグラウンド・クリップ・システムを有する差動測定プローブに関する。
差動測定プローブは、プローブ本体から延びる第1及び第2プロービング・チップを有し、これらで被測定デバイスから差動信号を得るか、又は、第2プロービング・チップは被測定デバイスのグラウンド(接地)に接続して、シングルエンド信号を得る。電気信号が高速になってくると、低い帯域では無視できた誘導性及び容量性の作用も大きくなってくる。グラウンドの閉回路(loop)によるインダクタンスも、差動測定プローブの帯域を制約するものの1つである。差動測定プローブの帯域も20GHzに達しようとしているので、グラウンドの閉回路によるインダクタンスも可能な限り低減させる必要がある。
これに関連し、電気信号速度の増加によって、プリント回路基板中に伝送線路(Transmission Line)構造を設ける要求が出てきている。高速な用途に対応し、プリント基板の性能を最適化するためには、部品間をつなげる滑らかな伝送線路構造が必要である。時間領域反射率測定(Time domain reflectometry:TDR)プローブは、プリント回路基板上の伝送線路構造に立ち上がり又は立ち下がりエッジを有する信号を導入し、伝送線路構造から戻ってくる信号を得て伝送線路構造のパラメータを測定する。例えば、伝送線路構造の品質を確認は、TDRプローブとサンプリング・オシロスコープを用いた測定で行える。
差動のTDR測定機器は存在しているが、商業利用可能なTDRプローブの制約により、プリント回路基板の製造業者は、プリント回路基板伝送線路インピーダンス制御測定用のPCBフラットパネル(Flat)の周辺に沿って配置された試験金属片(test coupon)の上にレイアウトした試験構造に依存せざるをえなかった。試験金属片からのTDRデータは、ロットの品質を測定し、回路基板の合否を判定するのに使用される。この場合、試験金属片が関心のある実際の伝送線路とは異なっているため、基準よりわずかに良い回路基板が不合格となり、わずかに悪い回路基板が合格になることが起こる。システム速度と伝送線路設計の相関関係の研究は、一般的に試験金属片の結果に基づいている。基板の広い領域に渡って、薄膜層の厚さ、誘電率の変動、金属線のフォト・エッジ解像力、そして銅エッチングを制御するのは難しいので、回路基板の配置に依存する伝送線路のインピーダンスには、一般にかなり大きな変動がある。伝送線路の不均一性は、多くの場合、10パーセント程度である。これら問題のため、基板インピーダンスと高性能差動伝送線路の相関関係の研究には、真の関係を明らかにするために、多く場合、非常に多数のサンプルが必要となる。
差動TDR試験を行う際にユーザが直面する他の問題は、差動信号線に対して良好なグラウンド(接地)を用意する必要がある点である。プリント回路基板上の差動信号の測定を行うと、多くの場合、コプレーナ(coplanar)型のプローブ・パッド配置が必要となる。その一般的なプローブ・パッドの配置は、グラウンド・信号線・信号線・グラウンド(G−S−S−G)又はグラウンド・信号線・グラウンド・信号線・グラウンド(G−S−G−S−G)である。これはとても厳しい要件である。なぜなら、差動の対となる信号線の間隔及び信号線幅は、デバイスのピン・ピッチ、PCBの基板材料、望ましい損失限界などによって様々だからである。差動TDRプローブは、これら異なる形状に適合できなければいけない。
TDRプローブの一例としては、日本のキャンドックスシステムズ社が製造するCP400−04型がある。このプローブは、金属筐体の中に絶縁された信号導体が配置されている。金属筐体には、その一端に信号ケーブルと接続するためのねじ式のコネクタがある。筐体の他端には、バネによるホッピング・ピンを受ける開口がある。1つのホッピング・ピンは、絶縁された信号導体に接続され、他の複数のホッピング・ピンは金属筐体に接続される。結果として、プロービング・チップは、GSG配置となり、ホッピング・ピンの中心と中心の間は2.5ミリメータとなる。
他の例としては、米国カルフォルニア州サンタクララのインターコンチネンタル・マイクロウェーブ社が製造販売するA0131688型TDRプローブがある。このTDRプローブは、金属筐体の一端に信号ケーブルを接続するねじ式コネクタがある。ほぼ四角形の部材がこのコネクタの下から外へと延びており、これにはねじを受けるねじ穴(開口)があって、差動TDRとして利用するためにTDRプローブに同様のプローブを組み込む際には、ねじでTDRプローブが板ばねに固定される。四角形部材の下には円形部分があって、ここから細い角形プローブ・チップ(Tip:先端)へとつながっている。プローブ・チップ部材には、RFピンと絶縁部材を受ける開口がある。RFピンは、ねじ式コネクタの中心信号コンタクトと電気的に接続される。細い角形プローブ・チップ部材には、他にもグラウンド・ホッピング・ピンを受ける複数の開口が形成されている。こうした種々の開口によって、グラウンド・ホッピング・ピンがRFピンから種々の距離に配置される。結果としてプローブ・チップは、GSG配置となる。
インターコンチネンタル・マイクロウェイブ社が製造販売するA0134332型差動TDRプローブは、2つのA0131688型TDRプローブで作られる。これらTDRプローブは、2つのねじで個々に1つの板ばねに装着される。可変間隔調整クランプが、これらTDRプローブ間に細い角形プローブ・チップ部材に隣接して配置される。この調整クランプには、U字型部分とフラット部分があり、これら2つの部分は複数のねじで一緒に固定される。U字型部分の対向する側部には調整押さえ(cap)ねじを受けるねじ穴があり、調整押さえねじはU字型部材の側部を通ってU字の内側の空間へと延びている。複数のねじ穴は、U字型部材の基部に複数のねじ穴が形成され、U字型部材の対向する側部のねじ穴と交差する。基部の各ねじ穴は、調整押さえねじに固定された位置決めねじを受ける。
RFピンの位置決めは、調整押さえねじ上の位置決めねじをゆるめたり、調整押さえねじを回して各TDRプローブを互いに近づけたり遠ざけたりすることで行われる。複数のTDRプローブが取り付けられた板ばねは、プローブに調整押さえねじに対向する外向きの力を加える。TDRプローブが回転できるように、TDRプローブを板ばねに固定しているねじをゆるめても良い。RFチップ及びグラウンド・ホッピング・ピンが正しく位置決めされたときに、位置決めねじと板ばねのねじは締め付けられる。
米国特許第6734689号(特許文献1)は、EOS/ESDプロテクション制御モジュール用の信号制御を行う測定プローブを記述している。この測定プローブは、バネ仕掛け(spring loaded)の同軸プローブ構体と圧力センサを有し、これらが共同して動作し、起動(activation)信号を制御モジュールに供給する。制御モジュールは、サンプリング・オシロスコープ中のTDRモジュールに接続され、被測定対象に立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジのある信号を供給し、被測定対象から戻ってくる信号をサンプリングする。ばね仕掛けの同軸プローブ構体と圧力センサは、1つのプローブ筐体の中に配置される。ばね仕掛けの同軸プローブ構体は、半剛性(semi-rigid)同軸ケーブルを有し、その一端はプロービング・チップを形成し、他端にはねじ式コネクタが設けられる。フレキシブル同軸ケーブルは、このねじ式コネクタと制御モジュールに接続される。グラウンド(接地)プロービング・チップは、上述のプロービング・チップに隣接して配置され、半剛体同軸ケーブルの外部シールド導体と電気的に接続される。グラウンド・プロービング・チップは、収縮性のあるばね仕掛けのプロービング・チップであり、これが半剛体同軸ケーブルの外部シールド導体の周囲にぴったりと合う溝付き環状部品(slotted collar)に取り付けられる。結果として得られるプローブは、GS配置となる。
米国特許第6734689号明細書
こうしたことから、グラウンドの閉回路(loop)のインダクタンスを低減し、20GHzのプローブ帯域を実現する差動測定プローブが望まれている。更に、既存のグラウンド(G)−信号(S)−グラウンド(G)配置に制限されない間隔可変の差動TDRプローブが望まれている。この可変間隔差動TDRプローブは、同軸プロービング・チップの同軸方向及び横方向の可能な全ての動きにおいて、複数の同軸プロービング・チップの外部シールド導体を接続し続けるグラウンド・クリップ・システムを具えている必要がある。
本発明は、筐体内に第1及び第2プロービング・チップ構体が配置された差動測定プローブに関する。第1及び第2プロービング・チップ構体の夫々は、筐体の一端から延びるプロービング・チップを有する。各プロービング・チップ構体は、プロービング・コンタクト(接触子)とプローブ・グラウンドに接続された外部シールド導体とを有し、オシロスコープのような測定試験装置に電気的に接続される。グラウンド・クリップは、第1及び第2プロービング・チップのプロービング・コンタクトに近接する第1及び第2プロービング・チップ夫々の外部シールド導体間を接続する。
差動測定プローブの1つの実施例では、プロービング・チップ構体の夫々が筐体内に少なくとも1つの第1圧縮要素を有し、これによって第1及び第2プロービング・チップ構体が同軸方向に独立に動くことができる。更に別の実施例では、差動測定プローブが、第1及び第2プロービング・チップ構体のプロービング・チップ間の距離を変更するために、第1及び第2プロービング・チップ構体の一方に結合された少なくとも1つの第1調整機構を有している。
更に別の実施例では、グラウンド・クリップ・システムが差動測定プローブ中の第1及び第2測定プロービング・チップのシールド導体を電気的に接続する。測定プロービング・チップは、差動測定プローブの一端部から延び、また、共通の垂直平面内に配置され、第1及び第2測定プロービング・チップは互いに同軸方向及び横方向に移動する。グラウンド・クリップ・システムは、円形スプリング・ワイヤを有し、これには一端部が垂直部分につながり他端部が傾斜部分につながる横長部分(lateral section)がある。傾斜部分は、垂直部分と反対方向に延び、横長部分に対して鈍角を有している。第1実施例では、円形スプリング・ワイヤの横長部分、垂直部分及び傾斜部分が同じ平面内にある。突き出し部分は、傾斜部分から上向きに延び、横長部分、垂直部分及び傾斜部分の共通平面に対して鋭角を持っている。ワイヤを扁平にした部分は、突き出し部分の端部から延びていると共に、この扁平部分は円形スプリング・ワイヤの横長部分、垂直部分及び傾斜部分の共通平面の方向へと延びている。扁平部分は、円形スプリング・ワイヤの横長部分に対して鈍角を有し、円形スプリング・ワイヤの横長部分、垂直部分及び傾斜部分の共通平面に対して鋭角を有する。
差動測定プローブの端部に傾斜した穴が形成され、これが円形スプリング・ワイヤの垂直部分を受ける。この穴の角度は、第1及び第2測定プロービング・チップの共通垂直平面方向に延びている。側面を有する突起部は、測定プロービング・チップに近接しつつ、差動測定プローブの端部から上方向に延びている。円形スプリング・ワイヤの横長部分の傾斜部分につながる端部は、測定プロービング・チップに面し、突起部の表面に接している。円形スプリング・ワイヤの傾斜部分と突き出し部分の接続部は、第1及び第2測定プロービング・チップの一方のシールド導体と接触し、円形スプリング・ワイヤの扁平部分は第1及び第2測定プロービング・チップの他方のシールド導体と接触する。
好適な実施例では、円形スプリング・ワイヤの横長部分と垂直部分のつながり部分は、実質的にほぼ90度となっている。円形スプリング・ワイヤの横長部分と傾斜部分間の鈍角には、92度から96度の範囲がある。円形スプリング・ワイヤの突き出し部分と、円形スプリング・ワイヤの横長部分、垂直部分及び傾斜部分の共通平面間の角度には、35度から65度の範囲がある。円形スプリング・ワイヤの突き出し部分の内寸は、0.010インチ(約0.25ミリメータ)である。円形スプリング・ワイヤの扁平部分の厚さは、0.004インチ(約0.10ミリメータ)から0.007インチ(約0.18ミリメータ)の範囲である。円形スプリング・ワイヤの扁平部分の横長部分に対する鈍角は、92度から95度の範囲にある。円形スプリング・ワイヤの横長部分、垂直部分及び傾斜部分の共通平面に対する扁平部分の鋭角は、8度から15度の範囲にある。第1及び第2測定プロービング・チップの共通垂直平面方向に延びる穴の角度は、20度である。
本発明による更に別の実施例では、横長部分で定まる平面に関し、円形スプリング・ワイヤの垂直部分及び傾斜部分のうちの少なくとも1つが、この横長部分平面に対して鋭角をなしている。差動測定プローブの一端部に形成される穴は、第1及び第2測定プロービング・チップの共通垂直平面と平行で、円形スプリング・ワイヤの垂直部分を受ける。1つの実現例では、横長部分平面に対する円形スプリング・ワイヤの垂直部分の鋭角は20度である。他の実現例では、横長部分平面に対する円形スプリング・ワイヤの傾斜部分の鋭角は20度である。更に別の実現例では、円形スプリング・ワイヤの垂直部分及び傾斜部分が横長部分平面に対して傾斜し、円形スプリング・ワイヤの垂直部分及び傾斜部分の合計の角度が、横長部分平面に対して20度である。
本発明の目的、効果、新規な点については、以下の詳細な説明を特許請求の範囲と図面を参照して読むことによって明らかとなろう。
図1は、グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動測定プローブの斜視図である。差動測定プローブ10は、プロービング・チップ18及び20の外部シールド導体14及び16に接続されたグラウンド・クリップ・システム12を有する。プロービング・チップ18及び20の夫々は、プロービング・チップ18及び20の中心に配置されたプロービング・コンタクト22及び24を有する。プロービング・チップ18及び20は、筐体26から外へと延びている。差動測定プローブ10は、同時継続中の米国特許出願番号第11/139103号に記載されているような測定プロービング・システムの一部として利用される。この測定プロービング・システムは、同軸ケーブルを介してオシロスコープのような測定試験装置に電気的に接続されたプローブ本体を含む。この同軸ケーブルには、プローブ本体内の能動回路に電源供給するとともに、能動回路の制御のためにプローブ本体間と通信信号をやりとりする電源及び信号線がある。2つの同軸ケーブルは、逆張力のがし(inverted strain relief)を通してプローブ本体から延びて、差動測定プローブ10に接続される。図2は、グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動測定プローブの部分分解斜視図である。これに示されるように、プロービング・チップ18及び20は、筐体26内に配置された第1及び第2プロービング・チップ構体28及び30の一部である。
筐体26は、ABSプラスチック、ポリカーボネートなどの絶縁部材で掲載された第1及び第2筐体部材32及び34からなる。プロービング・チップ構体28及び30は、米国フロリダ州セントオーガスティンにあるテンソライト社がセミ・フレックス(商標)の商品名で製造販売しているようなフレキシブル半剛性同軸ケーブル36及び38で形成しても良い。このセミ・フレックスは、中心信号導体と、きつく編み上げた(編組)外部シールド導体からなり、この外部シールド導体は、絶縁部材40で覆われた電気的に導電性の部材から形成されている。外部絶縁部材40の一部はケーブル36及び38から除かれ、外部シールド導体の露出した編組部分は、溶融半田に浸される。半田がこの編組部分に流れ込むと、ケーブルのこれら部分の強度が増し、曲がらない半剛性の同軸ケーブル44及び46を形成する。この硬い外部シールド導体がプロービング・チップ構体28及び30の外部シールド導体14及び16を形成することで、曲がらない半剛性の同軸ケーブル44及び46がプロービング・チップ構体28及び30を形成する。プロービング・チップ18及び20のプロービング・コンタクト22及び24は、半剛性同軸ケーブル44及び46の中心信号導体に電気的に接続された抵抗部品に夫々保持されるのが望ましい。更なる実施例としては、半剛性同軸ケーブル44及び46が、固形の外部シールド導体を持つ古くから使用される半剛性同軸ケーブルであっても良い。半剛性同軸ケーブルの外部シールド導体14及び16は、プローブ本体の電気回路を通して電気的なグラウンド(接地)に接続される。
第1及び第2プロービング・チップ構体28及び30には、半剛性同軸ケーブル44及び46の夫々に配置された第1圧縮ばね50及び52がある。第1圧縮ばね50及び52夫々の一端は、半剛性同軸ケーブル44及び46に固定して配置される。1つの実施例では、これらばねの一端は、夫々の保持板(retention plate)54に接することで半剛性同軸ケーブル44及び46の外部シールド導体14及び16に保持される。保持板54の反対側は、筐体26の横断壁56に接している。第1圧縮ばね50及び52の他端は横断壁58に接し、第1圧縮ばね50及び52が横断壁56及び58の間で圧縮されるようになっている。
第1及び第2プロービング・チップ構体28及び30には、半剛性同軸ケーブル44及び46に配置される第2圧縮ばね60及び62がある。第2圧縮ばね60及び62夫々の一端は、夫々の圧力板64に接する。圧力板64には開口66があり、これに通すことよって半剛性同軸ケーブル44及び46の周りに圧力板64が位置決めされる。圧力板64は、半剛性同軸ケーブル44及び46に沿って自由に移動する。圧力板64は、横断壁68に接している。第2圧縮ばね60及び62の他端は横断壁70に接しており、第2圧縮ばね60及び62は横断壁68及び70の間で圧縮されるようになっている。アクチュエータ72は、半剛性同軸ケーブル44及び46の外部シールド導体14及び16に固定して配置される。これらアクチュエータ72には、圧力板64に方向に延びる突起部74がある。アクチュエータ72の突起部74は、プロービング・チップ構体28及び30に対して筐体26が動くと、横断壁68に形成された開口76を通過して圧力板64と係合する。第1及び第2圧縮ばね50、52、60及び62によって、プロービング・チップ構体28及び30は、使用中に筐体26内を同軸方向に独立に移動できる。
グラウンド・クリップ・システム12は、例えば、銀めっきされたフレキシブル編組銅80で形成しても良い。銀めっき編組銅80は、半田、導電性のエポキシなどを用いてプロービング・チップ18及び20の外部シールド導体14及び16に保持される。銀めっき編組銅80は、プロービング・チップ構体28及び30が筐体26内を独立に移動可能な最大移動量に対応できるよう、十分な長さと柔軟性を有するものにする。
図3は、グラウンド・クリップ・システム102を有する本発明による差動TDR測定プローブ100の斜視図である。TDR測定プローブ100には、以下に詳細に説明する第1及び第2プロービング・チップ構体が内部に配置された筐体104がある。筐体104は、好ましくは長い形状で、断面の多くは四角く、第1及び第2部材114及び116から構成される。筐体104は、ABSプラスチック、ポリカーボネートなどの絶縁部材で形成される。筐体104の一端からは、プロービング・チップ106及び108が延びている。筐体の末端から延びているのは、同軸のねじ式コネクタ110及び112で、これらはフレキシブル同軸ケーブル(図示せず)に接続される。この同軸ケーブルは、差動TDR測定プローブ100を、電気的オーバー・ストレス(electrical overstress:EOS)及び静電気放電(electrostatic discharge:ESD)プロテクションを行う第1及び第2制御モジュール(図示せず)に接続する。第1及び第2制御モジュールは、差動TDR測定プローブ100からの信号をサンプリング・オシロスコープ(図示せず)中のTDRサンプリング・モジュールに供給する。
図4は、グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動TDR測定プローブの部分分解斜視図である。筐体部材114は、第1及び第2同軸プローブ構体122及び124を受ける第1及び第2チャンネル118及び120を有する。同軸プローブ構体122及び124の夫々には、中心信号導体128及び外部シールド導体130を有する半剛性同軸ケーブル126がある。中心信号導体128は、外部シールド導体130を通り越して外まで延び、一端にプロービング・チップ106及び108を形成する。半剛性同軸ケーブル126には、プロービング・チップ106及び108ある真っ直ぐな部分へとつながる部分に、プロービング・チップ106及び108の端へと曲がった湾曲部分132がある。同軸ねじ式コネクタ110及び112は、半剛性同軸ケーブル126の他端に取り付けられる。同軸ねじ式コネクタ110及び112のねじ部分は外部シールド導体130に接続され、中心信号導体128は同軸ねじ式コネクタ110及び112内の同軸上に配置された中心導体に夫々接続される。半剛性同軸ケーブル126の外部シールド導体130は、サンプリング・オシロスコープ中の第1及び第2制御モジュールに接続されたフレキシブル同軸ケーブルに接続されるフレキシブル同軸コネクタ110及び112を介して電気的なグラウンドに接続することができる。取付板134は、同軸ねじ式コネクタ110及び112は隣接して外部シールド導体130に取り付けられる。取付板134の同軸ねじ式コネクタ110及び112と反対の側に、回転防止ブロック136及び138が接して配置される。回転防止ブロック136及び138の夫々には溝140があり、この中に半剛性同軸ケーブル126が納められる。回転防止ブロック136及び138にはねじ式開口があり、取付板134に形成された穴を通ったねじを、これらねじ式開口で受けることで、回転防止ブロック136及び138が取付板134に保持される。
第1及び第2同軸プローブ構体122及び124には、半剛性同軸ケーブル126に配置された圧縮ばね150で形成される第1圧縮要素146及び148がある。圧縮ばね150の一端は、好ましくは半剛性同軸ケーブル126の外部シールド導体130に保持された圧縮ばね保持部材152によって半剛性同軸ケーブル126上に保持される。圧縮ばね150の他端は、半剛性同軸ケーブル126に沿って自由に移動できる。圧力板154はワッシャー(座金)の形状で、好ましくは圧縮ばね150の自由端に接して配置され、溝(チャンネル)118及び120の後方端部壁156及び158にぴったりと接する。第1及び第2同軸プローブ構体122及び124には、ホッピング・ピン(pogo pin)164、166及び168内に配置された圧縮ばねの形で、第2圧縮要素160及び162がある。圧縮ばねは、ホッピング・ピン164、166及び168内で、ホッピング・ピンの可動電気コンタクト170、172及び174によって圧縮される。
第1同軸プローブ構体122には第1圧力センサ180があり、これは第1及び第2電気導電性コンタクト182及び184を含む。第1電気導電性コンタクト182は半剛性同軸ケーブル126に接して配置され、第2電気導電性コンタクト184は筐体部材114内に配置される。電気導電性コンタクト182は、好ましくは、湾曲溝188を有する四角形の保持ブロック186の形態をとる。第1同軸プローブ構体122の半剛性同軸ケーブル126の湾曲部分132は、保持ブロック186の湾曲溝188内に配置され、保持ブロック186と電気的に接続される。保持ブロック186は、好ましくは、銅、真鍮のような電気導電性部材で作られ、金でめっきされる。第2電気導電性コンタクト184は、第1同軸プローブ構体122の第2圧縮要素160のホッピング・ピン164である。
第2同軸プローブ構体124には第2圧力センサ190があり、これは第1及び第2電気導電性コンタクト192及び194を含む。第1電気導電性コンタクト192は、湾曲溝198を有する四角形の保持ブロック196に配置される。第2同軸プローブ構体124の半剛性同軸ケーブル126の曲がった部分132は、保持ブロック196の湾曲溝198内に配置され、保持ブロック196と電気的に接続される。保持ブロック196は、好ましくは、銅、真鍮のような電気導電性部材で作られ、金でめっきされる。電気的絶縁部材200が電気導電性コンタクト192及び保持ブロック196の間に配置され、同軸プローブ構体124からコンタクト192を絶縁する。第2圧力センサ190の第2電気導電性コンタクト194は、第2同軸プローブ構体124の第2圧縮要素162の2つのホッピング・ピン166及び168である。
差動TDR測定プローブ100には調整機構210があり、これは第1同軸プローブ構体122を第2同軸プローブ構体124に対して相対的に動かし、結果としてプロービング・チップ106及び108間の間隔を変化させる。この調整機構210にはキャリア(運び台)212があり、これが第1同軸プローブ構体122の保持ブロック186を密接して受ける。キャリア212は、好ましくはU字型部材であり、そこにねじ式開口があって、これが押さえヘッド216及びねじ軸部218を有する押さえねじ214を受ける。押さえねじ214のねじ軸部218が筐体部材114の穴220に挿入されて溝118の凹部222まで延び、キャリア212にねじ止めされる。押さえねじ214の押さえヘッド216は、筐体部材114の外側表面に形成されたくぼみに納められる。押さえ板224は、このくぼみの上に密着し、筐体部材114にねじ止めされるねじ226で適切に保持される。押さえ板224は、筐体部材114と押さえ板224の間に押さえヘッド216を密着して捕らえるので、くぼみの中で押さえヘッドが回転することがない。
保持ブロック186は摩擦でU字型キャリア212とピッタリ合うので、U字型キャリア212の中では保持ブロック186に横方向の遊びはない。キャリア212は、筐体部材114の溝118の凹部230に位置決めされ、押さえねじ214の回転に応じて凹部230を横方向に移動する。押さえねじ214を時計回りに回すと、筐体部材114によって押さえヘッド216の底部に力が加わり、キャリア212を筐体部材114の側部方向へと外向きに動かすことになる。押さえねじ214を反時計回りに回すと、押さえ板224によって押さえヘッド216の上面に力が加わり、キャリア212を筐体部材114の中心へと内側に動かすことになる。キャリア212は、保持ブロック186が凹部230外側の壁に接するまで、筐体部材114の内壁に形成された凹部222の中へ引っ込むことができる。キャリア212は、キャリア212の一部を溝118と120の間の分裂した壁234に形成された隙間232の中まで動かして、保持ブロック186が凹部230の内側の壁に接するまで展開させることもできる。
プロービング・チップ106及び108をプリント回路基板上の伝送線路構造上に配置し、筐体104に下向きの力を加えると、筐体104中の溝118及び120の後方端部壁156及び158によって第1圧縮ばね150が圧縮されるので、プロービング・チップ106及び108に下向きの力が加わる。同時に、プロービング・チップ106及び108は、筐体104の中へと引っ込み始める。筐体104に下向きの力を加え続けると、筐体104の中へとプロービング・チップ106及び108が引っ込み続け、第1及び第2圧力センサ180及び190の第2電気導電性コンタクト184及び194であるホッピング・ピン164、166及び168が、第1及び第2圧力センサ180及び190の第1電気導電性コンタクト182及び192と接触する。第1及び第2圧力センサ180及び190での接触によって、起動(activation)信号が制御信号に送られ、これによってプロービング・チップ106及び108をTDRサンプリング・モジュールに接続するリレーが起動する。同時に、ホッピング・ピン164、166及び168中の圧縮ばねが、プロービング・チップ106及び108に下向きの力を更に加える。第1及び第2圧縮要素146、148、160及び162を第1及び第2同軸プローブ構体122及び124において使うことで、これら構体が互いに独立して動くことができる。
図5は、本発明による差動TDR測定プローブ100の前部の拡大斜視図であり、グラウンド・クリップ・システム102を示す。プロービング・チップ106及び108は、差動TDR測定プローブ100の前面(フロント)部と垂直をなす共通平面248上に置かれる。グラウンド・クリップ・システム102は、スプリング・ワイヤ部材250、差動TDR測定プローブ100の一端部に形成された穴252、差動TDR測定プローブ100の一端部から突き出た突起部254を有する。好適な実施例では、穴252及び突起部は、第2同軸プローブ構体124の保持ブロック196に形成される。穴252は、好ましくは、プロービング・チップ108の方向へ12度傾けるが、スプリング・ワイヤ部材250がプロービング・チップ106及び108の外部シールド導体130と常に接触しているのであれば、どのような角度でも良い。保持ブロック196に形成されたねじ穴で押さえねじ258を受けることで、スプリング・ワイヤ部材250が差動TDR測定プローブ100に固定される。スプリング・ワイヤ部材250には、プロービング・チップ106及び108間の間隔がどのようになっても、スプリング・ワイヤ部材250がプロービング・チップ106及び108の外部シールド導体130と接触できるように、様々に曲がった複数の部分と1つ平らな部分とがある。
図6は、本発明によるグラウンド・クリップ・システムのスプリング・ワイヤ部材250の側面図及び平面図である。スプリング・ワイヤ部材250は、好ましくは直径0.014インチ(約0.36ミリメータ)のベリリウム銅ワイヤである。スプリング・ワイヤ部材250には、一端でほぼ垂直な(略垂直)部分262へとつながる横長部分(lateral section)260がある。この略垂直部分262は、公称角度で横長部分に対して88度を有している。横長部分260の他端には、傾斜部分264が略垂直部分260と反対の方向に伸びている。傾斜部分264は、横長部分260に対して92度から96度の傾斜があり、好ましくは96度が良い。この実施例では、横長部分260、略垂直部分262及び傾斜部分264は、図面上に描いた共通の平面266内に置かれる。横長部分260の公称の長さは、0.181インチ(約4.60ミリメータ)である。略垂直部分262の公称の長さは0.104インチ(約2.64ミリメータ)であり、傾斜部分264の公称の長さは0.147インチ(3.73ミリメータ)である。
傾斜部分264の端部から延びているのは突き出し部分268及び扁平部分270である。突き出し部分268は、平面266から公称角度約45度で離れて延びている。プロービング・チップ106及び108が直径0.085インチ(約2.16ミリメータ)であるのに対して、突き出し部分268の公称の内寸(inside dimension)は0.010インチ(約0.25ミリメータ)である。突き出し部分268の内寸は、プロービング・チップ106及び108の直径に合わせて変わり、プロービング・チップ106及び108の直径が大きくなれば、突き出し部分268の内寸も大きくする必要がある。扁平部分270は、突き出し部分268から延び、横長部分260、略垂直部分262及び傾斜部分264の共通平面266方向へ傾斜している。扁平部分270の共通平面に対する角度は、8度から15度の範囲であり、公称の角度は8度である。扁平部分270は、更に、横長部分260に対して鈍角を有し、これは180度から2度ないし4度を引いた範囲であり、公称の角度は180度から2度引いた値である。扁平部分270の厚さは、0.0045インチ(約0.11ミリメータ)から0.0060インチ(約0.15ミリメータ)の範囲であり、公称の全長は0.260インチ(約6.60ミリメータ)である。ベリリウム銅のワイヤを扁平させると、その平らな表面に直角な方向に対するワイヤの扁平部分270のばね定数が低下する。これは、扁平部分270が傾斜部分264と突き出し部分268の接続部272に対して及ぼすねじれ力を低下させる。スプリング・ワイヤ部材250は、適切な形状に形成された後、華氏600度(摂氏約316度)で2時間熱処理され、そのベリリウム銅ワイヤの硬度を増加させる。
スプリング・ワイヤ部材250の略垂直部分262は傾斜のある穴252に挿入され、横長部分260は保持ブロック196と同一面上に置かれ、横長部分260の傾斜部分264に近い端部はプロービング・チップ108に近接する突起部254の内側表面にかかって位置決めされる。傾斜部分264と突き出し部分268の接続部272は、プロービング・チップ108の外部シールド導体130に接する。スプリング・ワイヤ部材250を傾斜した穴252に挿入することで、傾斜部分264には20度の角度が加わるので、横長部分260にはプロービング・チップ108から外れようとする傾向が生じる。突起部254は、横長部分260が外れようとしても保持し、そのため、図7のベクトルF1に示されるように、接続部272をプロービング・チップ108の外部シールド導体130に押しつける強いばね力が維持される。
図7は、本発明によるプロービング・チップ構体106及び108とグラウンド・クリップ・システムの一部の簡略化した端面図であり、差動TDR測定プローブ100の端部方向に見たものである。プロービング・チップ106は、破線の両方向矢印で示されるように、プロービング・チップ108に対して移動可能となっている。スプリング・ワイヤ部材250の扁平部分270は、プロービング・チップ106の外部シールド導体130と接触(engage)している。プロービング・チップ106及び108が互いに最も遠い距離に離れると、傾斜部分264と突き出し部分268の接続部272は、プロービング・チップ108の外部シールド導体130上でプロービング・チップ106の方向に配置される。同時に、横長部分260と傾斜部分264の間の鈍角が増加する。ベリリウム銅ワイヤのばね定数によって、元々の鈍角を維持しようとして、接続部272にはベクトルF2で示される力F2が生じる。結果として接続部272での力のベクトルは、プロービング・チップ108の中心信号導体128の方向を向く。
破線のプロービング・チップ106、扁平部分270及び突き出し部分268に示されるように、プロービング・チップ106がプロービング・チップ108の方向へ動くと、スプリング・ワイヤ部材250の接続部272は、プロービング・チップ108の外部シールド導体130の表面に沿って動く。スプリング・ワイヤ部材250の扁平部分270は、スプリング・ワイヤ部材250の円形部分に比較して、平らに処理されているために、ばね定数が小さくなっている。このため、扁平部分270によって接続部272に加えられるねじれの力も小さくなる。この結果、接続部272は、プロービング・チップ108の外部シールド導体130と強い力で接触し続ける。
図8及び図9は、本発明によるグラウンド・クリップ・システム102中のスプリング・ワイヤ部材の他の構成例の側面図である。図8及び図9では、先の図と同様の要素には同じ番号を付して説明する。図8及び図9は、横長部分260と平行に見ている。図8では、略垂直部分262が、横長部分260及び傾斜部分264を含む共通平面280に対して傾斜するよう変更されている。略垂直部分262の共通平面280に対する角度は、公称で20度である。保持ブロック196中の穴252は、20度傾斜の穴から保持ブロック196の表面に対して垂直な穴に変更される。これに代えて、略垂直部分262と傾斜した穴252の合計角度を20度として、略垂直部分262を共通平面280に対して20度より小さい角度で傾斜させ、穴252を20度より小さい角度で傾斜させてもよい。
図9では、横長部分260及び略垂直部分262を含む共通平面282に対して傾斜部分264が傾斜するようにスプリング・ワイヤ部材250が変更される。共通平面282に対する傾斜部分264の角度は、公称では20度である。保持ブロック196中の穴252は、20度傾斜の穴から保持ブロック196の表面に対して垂直な穴に変更される。
グラウンド・クリップ・システム12及び102を有する差動測定プローブ10及び差動TDR測定プローブ100は、プローブで測定される信号に仮想(virtual)グラウンドを提供する。グラウンド・クリップ・システム12及び102を使用することで、従来の差動測定プローブよりも広い20GHzにまで達する広帯域を実現できる。
以上、複数の実施例の基づき詳細に述べてきたが、当業者であれば、本発明の原理から離れることなく、種々の変更が可能であることは明らかであろう。
グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動測定プローブの斜視図である。 グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動測定プローブの部分分解斜視図である。 グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動TDR測定プローブの斜視図である。 グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動TDR測定プローブの部分分解斜視図である。 グラウンド・クリップ・システムを有する本発明による差動TDR測定プローブの前部の拡大斜視図である。 本発明によるグラウンド・クリップ・システムのスプリング・ワイヤ部材の側面図及び平面図である。 本発明によるプロービング・チップ構体とグラウンド・クリップ・システムの一部の簡略化した端面図である。 本発明によるグラウンド・クリップ・システム中のスプリング・ワイヤ部材の他の構成例の側面図である。 本発明によるグラウンド・クリップ・システム中のスプリング・ワイヤ部材の更に他の構成例の側面図である。
符号の説明
10 差動測定プローブ
12 グラウンド・クリップ・システム
14 外部シールド導体
16 外部シールド導体
18 プロービング・チップ
20 プロービング・チップ
22 プロービング・コンタクト
24 プロービング・コンタクト
26 筐体
28 第1プロービング・チップ構体
30 第2プロービング・チップ構体
32 第1筐体部材
34 第2筐体部材
36 半剛性同軸ケーブル
38 半剛性同軸ケーブル
40 絶縁部材
44 半剛性同軸ケーブル
46 半剛性同軸ケーブル
50 第1圧縮ばね
52 第1圧縮ばね
54 保持板
56 横断壁
58 横断壁
60 第2圧縮ばね
62 第2圧縮ばね
64 圧力板
66 開口
68 横断壁
70 横断壁
72 アクチュエータ
74 アクチュエータの突起部
76 開口
80 編組銅
100 差動TDR測定プローブ
102 グラウンド・クリップ・システム
104 筐体
106 プロービング・チップ
108 プロービング・チップ
110 同軸ねじ式コネクタ
112 同軸ねじ式コネクタ
114 第1筐体部材
116 第2筐体部材
118 溝(チャンネル)
120 溝(チャンネル)
122 第1同軸プローブ構体
124 第2同軸プローブ構体
126 半剛性同軸ケーブル
128 中心信号導体
130 外部シールド導体
132 湾曲部分
134 取付板
136 回転防止ブロック
138 回転防止ブロック
140 回転防止ブロックの溝
146 第1圧縮要素
148 第1圧縮要素
150 圧縮ばね
152 圧縮ばね保持部材
156 後方端部壁
158 後方端部壁
160 第2圧縮要素
162 第2圧縮要素
164 ホッピング・ピン
166 ホッピング・ピン
168 ホッピング・ピン
170 可動電気コンタクト
172 可動電気コンタクト
174 可動電気コンタクト
180 第1圧力センサ
182 第1電気導電性コンタクト
184 第2電気導電性コンタクト
186 保持ブロック
188 湾曲溝
190 第2圧力センサ
192 第1電気導電性コンタクト
194 第2電気導電性コンタクト
196 保持ブロック
198 湾曲溝
200 電気的絶縁部材
210 調整機構
212 キャリア
214 押さえねじ
216 押さえヘッド
218 ねじ軸部
220 筐体部材114の穴
222 溝118の凹部
224 押さえ板
230 溝118の凹部
232 隙間
248 測定プローブ前面と垂直な共通平面
250 ワイヤ部材
252 穴
254 突起部
260 横長部分
262 略垂直部分
264 傾斜部分
266 共通平面
268 突き出し部分
270 扁平部分
272 接続部
280 横長部分と傾斜部分を含む共通平面
282 横長部分と略垂直部分を含む共通平面


Claims (1)

  1. 筐体内に配置され、測定試験装置に電気的に接続される外部シールド導体及び中心信号導体を夫々有する第1及び第2プロービング・チップ構体であって、互いの相対的間隔を調整可能でかつ同軸方向に移動可能上記筐体の一端部から延びる第1及び第2プロービング・チップを夫々有し、該第1及び第2プロービング・チップが上記外部シールド導体と上記中心信号導体に接続されたプロービング・コンタクトとから構成されることを特徴とする上記第1及び第2プロービング・チップ構体と、
    横長部分、略垂直部分、傾斜部分、突き出し部分及び扁平部分を有するスプリング・ワイヤであって、上記横長部分の一端部が上記略垂直部分に他端部が上記傾斜部分につながり、上記傾斜部分は上記略垂直部分と反対方向に延びると共に上記横長部分に対して傾斜し、上記スプリング・ワイヤの上記横長部分、上記略垂直部分及び上記傾斜部分は共通平面内にあり、上記突き出し部分は上記共通平面に対して鋭角を有して上記傾斜部分の一端部から延び、上記扁平部分は上記スプリング・ワイヤの上記横長部分に対しては鈍角を有し、上記共通平面に対して鋭角を有して上記共通平面の方向へと上記突き出し部分の端部から延びているスプリング・ワイヤから構成され、上記第1及び第2プロービング・チップ構体の上記第1及び第2プロービング・チップの上記プロービング・コンタクトに近接する上記第1及び第2プロービング・チップの上記外部シールド導体の間を接続するグラウンド・クリップと
    上記筐体の上記一端部に形成され、上記第1及び第2測定プロービング・チップのどちらか一方の方向に伸び、上記スプリング・ワイヤの上記略垂直部分を受ける傾斜した穴と、
    側面を有し、上記第1及び第2測定プロービング・チップのどちらか一方に近接して上記筐体の上記一端部から突き出た突起部とを具え、
    上記スプリング・ワイヤの上記傾斜部分に近接する上記横長部分の端部が上記測定プロービング・チップに面する上記突起部の上記側面に接し、上記スプリング・ワイヤの上記傾斜部分及び上記突き出し部分の接続部が上記第1及び第2測定プロービング・チップの上記外部シールド導体の一方と接触し、上記スプリング・ワイヤの上記扁平部分が上記第1及び第2測定プロービング・チップの上記シールド導体の他方と接触することを特徴とする差動測定プローブ。
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