JP4884258B2 - 床面洗浄清掃機 - Google Patents

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本発明は、洗浄ブラシを回転又は往復運動させることによって床面を洗浄する床面洗浄清掃機に関するものであって、より具体的には、床面を洗浄した後の洗浄汚水を洗浄水貯留タンクに回収して、再び洗浄水して循環使用するように構成したアップライト型の床面洗浄清掃機の改良に関するものである。
近年、コンビニエンスストアなどの小型店舗や、小規模なオフィスで使用される手軽で小型の床面洗浄清掃機が求められてきている。
例えば24時間営業のコンビニエンスストアでは、夜間の顧客が空いた時間帯に手軽に床面の清掃や洗浄が可能で、洗浄水と洗剤の準備や、回収した汚水の処理などに手間取らないような、手軽な床面洗浄清掃機が必要とされている。また、小規模なオフィスでは机やテーブルの下の洗浄も手軽にでき、狭いスペースで保管するできる床面洗浄清掃機が必要とされている。
そこで本出願人は、特許文献1に見られるように洗浄後の汚水を濾過して再び使用する循環式であって、且つ、回転する洗浄ブラシの部分を机の下のような狭い場所にも差込んで簡単に、而も、確実に洗浄できるように工夫したアップライト型床面洗浄清掃機を開発し、これを実現している。
更に本出願人は、特許文献2に見られるように、装置全体を折畳んで立てかける時に、操作ハンドルを短く折畳んで全体をよりコンパクト化できるようした床面艶出機を開発し、これを実現している。
特許第3568837号公報 特許第3478976号公報
ところが、上記特許文献1に記載のアップライト型床面洗浄清掃機では、洗浄水を溜めておく洗浄水タンクが操作ハンドルの上部に装着されているため、洗浄清掃時のハンドル操作や操作ハンドルの回動時に負荷が重く、使用上極めて取扱いにくいものであった。また、そのために洗浄水容量を減らすと、循環しながら回収して使用している洗浄汚水がすぐに汚れてしまい、洗浄水そのものを交換する頻度が多くなって煩雑となるといった問題があった。
更に、上記のアップライト型床面洗浄清掃機は、清掃作業が終了した後で、洗浄水でぬれた洗浄ブラシを床面に直接付けたまま保管することになるため、洗浄ブラシの刷毛が部分的に変形したり、置いてある床面が湿って不衛生であることから、実際に操作ハンドルを鉛直に立てたままで機体を放置することは不適切で、不可能であるという問題があった。
また、上記特許文献2に記載の床面艶出機では、操作ハンドル上に装着しているタンクはあくまでも艶出機用途のスプレータンク程度の大きさのものであるため、本発明の対象である床面洗浄清掃機にこの技術をそのまま応用することは不可能である。
そこで、本発明の技術的課題は、洗浄後の汚水を濾過して再び使用する循環式であって、洗浄ブラシの部分を机の下のような狭い場所に差込んで簡単に、且つ、確実に洗浄できるように工夫すると共に、機体全体を簡単に立てかけたりコンパクトに収納できるようにし、更に収納時の洗浄ブラシの刷毛の変形や衛生上の心配の無いアップライト型の床面洗浄清掃機を提供することである。
(1) 上記の技術的課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の床面洗浄清掃機は、操作ハンドルを押すことにより、移動用車輪を回転して走行させながらケース内部に設けた洗浄ブラシを回転又は往復運動させると共に、洗浄水貯留タンク内の洗浄水を上記回転又は往復運動中の洗浄ブラシ側に給水することによって床面を洗浄し、洗浄によって発生した汚水をブロアーの吸引作用で上記洗浄水貯留タンクに回収し、且つ、回収した汚水を濾過して再び洗浄水として循環使用するように構成した床面洗浄清掃機であって、上記床面洗浄清掃機の本体、若しくは、本体に付随する洗浄水貯留タンクの後部下側面に、床面洗浄清掃機の全体を上記の洗浄ブラシが床面から離れるように手前に引き起こす仮置き姿勢に回動する際に、床面との接触を逃がして床面洗浄清掃機本体の回動を可能と成し、且つ、床面洗浄清掃機本体が上記仮置き姿勢位置に回動されると、床面に接してその姿勢を支持することができる傾斜面を設けると共に、前記の仮置き姿勢に回動した際には、前記移動用車輪の車軸を中心にして、前記傾斜面側に前記ブロアーとブロアー用モータの重心が位置する様に構成し、且つ、前記操作ハンドルの重心位置を少なくとも前記傾斜面側の位置に固定して、前記床面洗浄清掃機本体全体の重量バランスが、前記洗浄水貯留タンク内に洗浄水が注入されていない場合であっても、前記の仮置き姿勢を維持できることを特徴としている。
) また、本発明の請求項に記載の床面洗浄清掃機は、前記洗浄水貯留タンクを、前記床面洗浄清掃機本体の後面部に設けた取付部に対して着脱自在に構成すると共に、上記床面洗浄清掃機本体全体の重量バランスが、前記操作ハンドルを床面洗浄清掃機本体の進行方向に前倒しにして、この前倒しにした操作ハンドルが起立状態と成るように床面洗浄清掃機本体の全体を立ち上げ回動し、且つ、上記の洗浄水貯留タンクを床面洗浄清掃機本体から取り外してその取付部を床面に接地させた収納姿勢を維持できるように設定されていることを特徴としている。
) また、本発明の請求項に記載の床面洗浄清掃機は、前記操作ハンドルの自由回動を固定する係止手段と、この係止手段による係止を解いて操作ハンドルの回動をフリーにすることができる解放板を設けると共に、この解放板には、上記係止手段による係止を解いて上記操作ハンドルの回動をフリーにした時に、前記床面洗浄清掃機本体に設けた移動用車輪を押圧してブレーキ作用を発揮する押圧部を設けたことを特徴としている。
) 更に、本発明の請求項に記載の床面洗浄清掃機は、前記操作ハンドルの下端部に、周縁部に複数の係合溝を間隔的に凹設した係止板を取付けて、この係止板を前記床面洗浄清掃機本体の側面の操作ハンドル回動中心と同軸状態に回動自在に取付けることによって、操作ハンドルを床面洗浄清掃機本体に対して前後方向に回動自在に取付けると共に、上記の床面洗浄清掃機本体に対して上下回動自在に取付けたペダル式解放板に、上記複数の係合溝のいずれかに弾性的に係合して、上記床面洗浄清掃機本体に対する操作ハンドルの角度を複数段に調整することができる係合ピンを設け、且つ、上記ペダル式解放板には、解放板を踏んで上記の係合ピンをバネの弾性力に抗して上記係止板の係合溝から外した時に、上記移動用車輪にブレーキ圧を加える凹圧部を設けたことを特徴としている。
上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、洗浄水タンク内に洗浄水が満水であれば、内部構造物の配置状の重量バランスにより、床面洗浄清掃機の全体を斜めに安定して仮置き出来るため、清掃後の洗浄ブラシの乾燥時に放置しやすく、洗浄ブラシの交換時などにも作業しやすくすることを可能にしている。
更に、上記()で述べた請求項に係る手段によれば、洗浄水が満水でなくとも、前記ブロアーとブロアー用モータと操作ハンドルの重心が、前記傾斜面側に位置するように構成して、上記仮置き姿勢を維持するように構成されているため、上記と同様に洗浄ブラシ乾燥のための放置や、洗浄ブラシ交換等の作業がしやすくなっている。
また、上記()で述べた請求項に係る手段によれば、洗浄水貯留タンクを取り外した状態でも、床面洗浄清掃機の本体全体を立ち上げ状態にした収納姿勢を維持できるため、洗浄水貯留タンクを外した場合には、極めて少ない床面積で安定的に洗浄ブラシ乾燥のための放置や、洗浄ブラシ交換等の作業、及び、収納を行うことを可能にする。
また、上記()で述べた請求項に係る手段によれば、解放板を操作して係止手段による係止を解くと、操作ハンドルを自由に回動して収納状態に折り畳むことができるが、この時、解放板の押圧部が床面洗浄清掃機本体の移動用車輪を押圧してブレーキ作用を発揮するため、床面洗浄清掃機本体の移動を停止させた状態で洗浄ブラシの乾燥や掃除、或いは、交換といった各種作業を安定した状態で行うことを可能にする。
上記()で述べた請求項に係る手段によれば、ペダル式解放板を踏むことによって、移動用車輪にブレーキを掛けた状態で操作ハンドルを回動操作する時に、ペダル式解放板から足を離してもブレーキが掛かっている状態を維持するため、楽な姿勢で操作ハンドルを回動操作できると共に、床面洗浄清掃機が移動してしまうことがないので、上述した各種の作業を安全に行うことを可能にする。
以上述べた次第で、本発明に係る床面洗浄清掃機によれば、小型で比較的大容量の洗浄水タンクを搭載しつつ、机やテーブルの下の洗浄も手軽にできる機能性を備えていて、洗浄水の排水や交換の頻度も少なく、また、洗浄ブラシのメンテナンスも容易で、且つ、安全に行うことができる使い勝手の良い床面洗浄清掃機が実現できるものであって、コンビニエンスストアや小規模なオフィスなどに使用して好適であり、小型で手軽な洗浄水循環式の床面洗浄清掃機の普及に頗る有益なものである。
以下に、上述した本発明に係る床面洗浄清掃機の実施の形態を図面と共に説明すると、図1は本発明の一実施例である床面洗浄清掃機の外観と内部構造を説明した斜視図であって、図中、符号1で全体的に示したのは床面洗浄清掃機の本体、1Aは床面洗浄清掃機本体1の本体ケース、1Bは本体ケース1Aの前記連設したブラシケース体、2は本体ケース1Aの後面に設けた取付部1K(図5参照)に対して、装脱自在に構成した洗浄水貯留タンク、3Tは上記取付部1Kの上側部に止め金具3,3を用いて装着自在に構成した上カバー体であって、上記の洗浄水貯留タンク2はこの上カバー体3Tに対して止め金具3Hを用いて装着自在に構成されている。
また、4は底面を開口した上記ブラシケース体1Bの内部に取付けられた洗浄ブラシ、4Mは同じくブラシケース体1Bの内部に取付けた駆動モータで、この駆動モータ4Mがベルト4Aを介して洗浄ブラシ4を回転することによって、床面FL(図2参照)が洗浄される仕組みに成っている。
更に図1において、符号5で全体的に示したのは、上記開口されたブラシケース体1Bの底面に設けたスキージ装置であって、このスキージ装置5は、前後の開口縁に設けた前側スキージ5Aと後側スキージ5Bとによって構成される。また、5C,5Cは前後のスキージ5A,5Bの両サイドに設けた側部ガードであって、上記の洗浄ブラシ4は前後と両サイドをこれ等前後のスキージ5A,5Bと側部ガード5C,5Cで囲まれた、上記ブラシケース体1Bの底面開口部分で回転して、底面FLを洗浄する。
また、6は上記本体ケース1Aの内部に取付けたブロアーで、モータ6Mによって回転して吸引作用(排気作用)を発揮するこのブロアー6は、その吸引力をダクト6H及びタンク排気口2Yを通して前記洗浄水貯留タンク2内に及ぼし、且つ、この洗浄水貯留タンク2内に及ぼされた吸引作用を、更に、タンク吸気・吸水口2Xから汚水回収ダクト7を通して、前記ブラシケース体1B内に設けた汚水吸引ノズル7Aに及ぼすことによって、上記洗浄ブラシ4の回転による洗浄によって発生し、スキージ装置5によるスキージ作用によって掻き集められた洗浄後の汚水を、上記の汚水回収ダクト7を通して洗浄水貯留タンク2に吸水(循環)するように構成されている。
更に図中、8Aはポンプ8の吸水作用によって吸水口2Zを通して前記洗浄水貯留タンク2より吸水した洗浄水を、前記洗浄ブラシ4に供給する洗浄水給水パイプであって、前記汚水回収ダクト7を通して洗浄水貯留タンク2に吸引された洗浄処理後の汚水が、洗浄水貯留タンク2の内部、又は、外部に設けた濾過装置(図示省略)で濾過されて、洗浄水として再び循環利用される仕組みに成っている。
また、図1において6Xは前記ブロアー6の排気口を示し、更に図中、太い実線で示したライン(IN)は、洗浄汚水の回収ルートを示し、太い点線で示したライン(OUT)は、ブロアー6の排気ルートを示す。また、9は移動用車輪(後輪)で、10は両端部を上記本体ケース1Aの両側面部に前後回動自在に取付けた略門型形状の操作ハンドル、11はこの操作ハンドル10に取付けた操作盤で、床面洗浄清掃機本体1はこの操作ハンドル10を押して走行又は自走させながら、床面FLを洗浄ブラシ4で洗浄及び清掃するように構成されている。
尚、図面に示した床面洗浄清掃機では、洗浄ブラシ4として円筒状に形成したロール状のブラシを用いて床面FLを洗浄及び清掃しているが、洗浄ブラシ4として円盤状(ディスク状)のブラシを用いてもよく、その選択は任意とする。
以上の如く構成した操作ハンドル10は、その両下端部に固定した左右の係止板12L,12Rを、図1並びに図6、図7に示す如く取付軸13を用いて本体ケース1Aの側面に夫々回動自在に取付けることにより、図2に示すように床面洗浄清掃機本体1の前進及び後進方向に対して折り畳み回動自在に取付けられている。
上記右の係止板12Rの下側部側は図6の(1)及び図7の各図に示す如く略円弧状に形成されていて、その円弧部の左右両端部には放射方向に操作ハンドル10の回動角度を規制する爪状の後方ストッパー12Aと前方ストッパー12Bが突出形成され、更にこれ等両ストッパー12A,12B間の円弧部には、複数の係合溝12T…が凹設されている。
ここで、図3の(1)、図4及び図5に示した床面洗浄清掃機本体1の左側面側には、同様な左の係止板12Lが操作ハンドル10の下端部に固定され、下側部側は略円弧状に形成されて爪状の後方ストッパー12Aと前方ストッパー12Bが突出形成されているが、複数の係合溝は無い。
これ等両ストッパー12A,12Bと係合溝12T…は、後述する右の係合ピン15Rとの係合によって、操作ハンドル10を図2に示した各位置に夫々係止するための回動位置係止機構を構成するものであって、具体的には、後方ストッパー12Aは「手前位置」に、中間の係合溝12T…は「直立位置」と「中間位置」に、また、前方ストッパー12Bは「水平位置」(前倒し位置)に係止できるように構成されている。
ここで、図3の(1)、図4及び図5に示した床面洗浄清掃機本体1の左側面側にも、左の係合ピン15Lが設けられているが、左側に関しては係合ピン15Lは本体ケース1Aに固定されて「手前位置」と「水平位置」の場合のみ前述の両ストッパー12A,12Bにおいて規制される構成となっており、これによりハンドル10の動作の前後の限界位置についてのみ左右両側とも両ストッパー12A,12Bが作用して、ハンドル10の変形が防止できる様に成っている。
更に上記右側の回動位置係止機構を詳しく説明すると、図6において、14は一側部を支持軸16を用いて上記本体ケース1Aの側面に上下回動自在に取付けたペダル式解放板、14Aはその踏板を示し、また、図6の(2)において14Xは前記右の係止板12Rの取付軸13を挿通するために、ペダル式解放板14に設けたガイド長孔を示すものであって、前述した右の係合ピン15Rはこの様に構成したペダル式解放板14の略中央部に取付けられている。
更に図中、15Sは両端を上記本体ケース1Aの内部に突設した取付け突子15Tと、上記右の係合ピン15Rの内端部の間に張設したバネ(コイルスプリング)であって、右の係合ピン15Rはこのバネ15Sの牽引力によって、常時上記両ストッパー12A,12B或いは係合溝12T…に対する係合状態を弾性的に維持すると共に、このバネ15Sによる右の係合ピン15Rの係合状態は、操作者(使用者)が踏板14Aを踏んで、ペダル式解放板14の全体を支持軸16を支点にして図6(1)で仮想線に示す如く下方に回動すると外れて、操作ハンドル10の回動をフリーに行えるように構成されている。
また、踏板14Aを踏んでペダル式解放板14を下方に回動すると、ペダル式解放板14の後縁部(押圧部14K)が移動用車輪9の外周を押圧して、ブレーキ作用を発揮する一方、踏板14Aを踏んで右の係合ピン15Rを上記右の係止板12Rの係合溝12Tから外した後は、右の係止板12Rの円弧部が右の係合ピン15Rを押下して上記のブレーキ作用を維持するため、例えば、操作ハンドル10を引き起こそうとしてペダル式解放板14を踏んだ瞬間に、床面洗浄清掃機が移動してしまうことのないように考慮されている。
図2に示した実施例では、4ポジション操作でハンドル10が4位置に固定出来るようになっているが、これは実施の一例であり、特に「直立位置」から「手前位置」の「使用時の揺動範囲」では、別途摩擦クラッチなどを組み込んで無段階で揺動位置に固定できる様にすることも可能であると共に、また、操作ハンドル10を手前位置に倒しておけば、机やテーブルの下などを清掃する際にもやりやすくなる等、使い勝手がよい様に工夫されている。
尚、上記の図2と、以下に述べる図3乃至図5では、上述した様に左側は左の係止板12Lと左の係合ピン15Lとで限界位置でのみ前記両ストッパー12A,12Bで規制する構成としたが、右側と同様の構成にしたり、ペダル式解放板14を左右に設けて連動させることも可能である。
図3には操作ハンドル10を図2の「中間位置」で固定してから床面洗浄清掃機の本体1を引き起こした状態を示し、この状態であれば洗浄ブラシ4を乾燥させるために仮置きしていても設置面積を広く必要とせず、また、洗浄ブラシの交換などの作業もやりやすくなっている。
通常、床面洗浄清掃機を置いておく場合は、図2の「直立位置」に操作ハンドル10を立てて放置してもよいが、その姿勢を長時間続けると、洗浄ブラシ4の刷毛が床面FLに当接した部分だけ変形することがあり、その後の洗浄性能を劣化させることがある。そのため、洗浄水貯留タンク2は手前側の下側が斜めに切り欠いた傾斜面2Aの形状をしており、操作ハンドル10を中間位置にしておいて全体を手前側に引き起こす(引き倒す)と、洗浄ブラシ4の部分が床面FLから浮き上がり、通気性が良くなって短時間でブラシ乾燥でき、またそのままで置いておいても洗浄ブラシ4の刷毛の変形の心配もない。
図4は上記図3に示した姿勢の際の内部の構造物の配置と重量の関係を示し、図の様に移動用車輪9(後輪)の車軸を中心にして手前側に重量の重いブロアー6とそのモータ6Mの重心が位置する様に構成し、更に操作ハンドル10の重心や洗浄水貯留タンク2の重心に作用する各部の重量により、先端側の洗浄ブラシ4やそのモータ4Mの重さによっても倒れずに姿勢を維持できる様になっている。
更に、上記図4に示した状態で仮に洗浄水貯留タンク2の内部に水が注入されていない(空の)状態であっても、前述のブロアー6と操作ハンドル10の重量の影響により、仮置き姿勢が安定できるようにブロアー6の重心位置と操作ハンドル10の中間位置が設定されている。
また、床面洗浄清掃機を長時間使用しない場合は、図5の様に洗浄水貯留タンク2を外して操作ハンドル10を「水平位置」(前倒し位置)に倒した後、全体を引き起こして上記洗浄水貯留タンク2の取付部1Kと支持脚1Rで支持させることにより、床面洗浄清掃機本体1の全体を床面FL上に「収納姿勢」の状態で支持することができる。
図7は、前記図6に示した前記操作ハンドル10の回動位置係止機構の他の実施例を示したものであって、この実施例ではペダル式解放板14と第2解放板17の2つの解放部材によって、操作ハンドル10の回動を係脱するように構成している。
即ち、図7において右の係止板12Rは前記図6に示した実施例と同じ構造に作られているが、右の係合ピン15Rを第2解放板17に取付けている点で、具体的構造が相違している。図7の(1)は操作ハンドル10を図2の「直立位置」に係合(ロック)した状態を示し、同(2)はペダル式解放板14の踏板14Aを踏んで、右の係合ピン15Rによる係合を外している状態を示し、更に同(3)は係合が完全に外れた状態を示している。
上記図7の(1)、(2)、(3)において、17はペダル式解放板14の一側に設けた取付片14Rに対して、第2支持軸18を用いて回動自在に取付けた第2解放板、19は第2支持軸18に取付けた第2バネ(トーションバネ)であって、この第2解放板17に取付けた右の係合ピン15Rが第2バネ19の弾発力を受けて、操作ハンドル10の下端部に取付けた右の係止板12Rの各ストッパー12A,12B、或いは、係合溝12T…に弾性的に係合して、操作ハンドル10を図2に示したいずれかの位置(角度)に係止するように構成されている。
また、ペダル式解放板14の踏板14Aを踏むと、上記の係止を外して操作ハンドル10の回動をフリーにする一方、ペダル式解放板14の押圧部14Kが移動用車輪9を押圧してブレーキを掛けることができる点は、前記図6に示した実施例と同じである。尚、図2乃至図6において、9Aは移動用の前輪を示す。
本発明に係る床面洗浄清掃機の外観及び内部構造を説明した斜視図。 本発明に係る床面洗浄清掃機における操作ハンドルの回動位置を説明した側面図。 (1)は本発明に係る床面洗浄清掃機の仮置き状態を示した側面図で、(2)はその正面図。 本発明に係る床面洗浄清掃機の仮置き時における重量バランスを説明した側面図。 洗浄水貯留タンクを取り外した本発明に係る床面洗浄清掃機における縦置き収納状態を説明した側面図。 (1)は本発明に係る床面洗浄清掃機における操作ハンドルの回動位置係止機構を説明した側面図で、(2)はそのX−X線に沿った断面図。 本発明に係る床面洗浄清掃機における操作ハンドルの回動位置係止機構の他の実施例を説明したものであって、(1)は係止時の側面図、(2)は係止を外している状態の側面図、(3)は係止が外れた状態を説明した側面図。
1 床面洗浄清掃機本体
1A 本体ケース
1B ブラシケース
1K 洗浄水貯留タンクの取付部
1Z 支持脚
2 洗浄水貯留タンク
2A 傾斜面
2X タンク吸気/吸水口
2Y タンク排気口
3 止め金具
4 洗浄ブラシ
4M 洗浄ブラシ駆動モータ
5 スキージ装置
6 ブロアー
6X ブロアー排気口
7 汚水回収ダクト
8 洗浄水給水ポンプ
8A 洗浄水給水パイプ
9 移動用車輪
10 操作ハンドル
12L (左の)係止板
12R (右の)係止板
12A (後方)ストッパー
12B (前方)ストッパー
12T 係合溝
13 取付軸
14 ペダル式解放板
14A 踏板
14K 押圧部
15 係合ピン
15S バネ(コイルスプリング)
16 支持軸
17 第2解放板
18 第2支持軸
19 第2バネ(トーションバネ)
FL 床面

Claims (4)

  1. 操作ハンドルを押すことにより、移動用車輪を回転して走行させながらケース内部に設けた洗浄ブラシを回転又は往復運動させると共に、洗浄水貯留タンク内の洗浄水を上記回転又は往復運動中の洗浄ブラシ側に給水することによって床面を洗浄し、洗浄によって発生した汚水をブロアーの吸引作用で上記洗浄水貯留タンクに回収し、且つ、回収した汚水を濾過して再び洗浄水として循環使用するように構成した床面洗浄清掃機であって、
    上記床面洗浄清掃機の本体、若しくは、本体に付随する洗浄水貯留タンクの後部下側面に、床面洗浄清掃機の全体を上記の洗浄ブラシが床面から離れるように手前に引き起こす仮置き姿勢に回動する際に、床面との接触を逃がして床面洗浄清掃機本体の回動を可能と成し、且つ、床面洗浄清掃機本体が上記仮置き姿勢位置に回動されると、床面に接してその姿勢を支持することができる傾斜面を設けると共に、
    前記の仮置き姿勢に回動した際には、前記移動用車輪の車軸を中心にして、前記傾斜面側に前記ブロアーとブロアー用モータの重心が位置する様に構成し、且つ、前記操作ハンドルの重心位置を少なくとも前記傾斜面側の位置に固定して、前記床面洗浄清掃機本体全体の重量バランスが、前記洗浄水貯留タンク内に洗浄水が注入されていない場合であっても、前記の仮置き姿勢を維持できることを特徴とする床面洗浄清掃機。
  2. 前記洗浄水貯留タンクを、前記床面洗浄清掃機本体の後面部に設けた取付部に対して着脱自在に構成すると共に、上記床面洗浄清掃機本体全体の重量バランスが、前記操作ハンドルを床面洗浄清掃機本体の進行方向に前倒しにして、この前倒しにした操作ハンドルが起立状態と成るように床面洗浄清掃機本体の全体を立ち上げ回動し、且つ、上記の洗浄水貯留タンクを床面洗浄清掃機本体から取り外してその取付部を床面に接地させた収納姿勢を維持できるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の床面洗浄清掃機。
  3. 前記操作ハンドルの自由回動を固定する係止手段と、この係止手段による係止を解いて操作ハンドルの回動をフリーにすることができる解放板を設けると共に、この解放板には、上記係止手段による係止を解いて上記操作ハンドルの回動をフリーにした時に、前記床面洗浄清掃機本体に設けた移動用車輪を押圧してブレーキ作用を発揮する押圧部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の床面洗浄清掃機。
  4. 前記操作ハンドルの下端部に、周縁部に複数の係合溝を間隔的に凹設した係止板を取付けて、この係止板を前記床面洗浄清掃機本体の側面に回動自在に取付けることによって、操作ハンドルを床面洗浄清掃機本体に対して前後方向に回動自在に取付けると共に、上記の床面洗浄清掃機本体に対して上下回動自在に取付けたペダル式解放板に、上記複数の係合溝のいずれかに弾性的に係合して、上記床面洗浄清掃機本体に対する操作ハンドルの角度を複数段に調整することができる係合ピンを設け、且つ、上記ペダル式解放板には、解放板を踏んで上記の係合ピンをバネの弾性力に抗して上記係止板の係合溝から外した時に、上記移動用車輪にブレーキ圧を加える押圧部を設けたことを特徴とする請求項に記載の床面洗浄清掃機。
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