JP4884183B2 - 円筒状バネ部材の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は例えばインジェクションノズル(燃料噴射ノズル)内に組み込む円筒状バネ部材の製造装置に関する。
インジェクションノズル内のピエゾアクチュエータの破損を防止するために予圧を与えるスプリングとして円筒状バネ部材が用いられている。この円筒状バネ部材の一般的な製法は特許文献1に開示されている。
図6は上記円筒状バネ部材の一般的な製法を説明した図であり、従来にあっては、金属シートに異形孔を穿設し、次いで金属シートを丸めて突合せ端部をシーム溶接することで円筒状バネ部材としている。
上記したように長手方向に沿って溶接して円筒状バネ部材とした場合、突合せ端部を真円に沿って曲げることが困難で、この溶接部においてスプリングの剛性が減少してしまい、耐久性に問題がある。
そこで、特許文献2にあっては金属シートをロール成形して溶接する代わりに、一体に深絞りして溶接部分のない円筒体とし、この円筒体に切欠き(異形孔)を打ち抜くようにして、溶接部を有することの不具合を解消している。
また特許文献3には、円筒状バネ部材が円筒形をしていると圧力変動に際して屈曲しやすいとの前提に立って、円筒状バネ部材を角筒形にする提案がなされている。
米国特許第6984924号公報 特開2003−065179号公報 特表2005−500704号公報
上述した特許文献1と特許文献3にあってはシーム溶接部が存在することになり、耐久性の面で問題がある。
また特許文献2にあってはシーム溶接を行わないため上記の問題は生じないが、素材を深絞りして溶接部分のない円筒体とした後に、多数の異形孔を穿設しなければならずその作業が面倒である。
上記課題を解消するため本発明に係る円筒状バネ部材の製造装置は、円筒状素材が摺動自在に装着されるダイと、ダイに装着された円筒状素材に多数の孔を穿孔するパンチと、ダイに装着された円筒状素材をダイの軸廻りに回転せしめる周方向送り部材と、ダイに装着された円筒状素材をダイの軸に沿って移動せしめる軸方向送り部材とを備えた構成とした。
前記周方向送り部材および軸方向送り部材としては、ローラなどが考えられる。
また、前記ダイには軸方向に抜きカス排出路を形成し、エアによって抜きカスを効率よく集める構造にしてもよい。また、抜きカス排出路をオフセットして形成した場合には、ダイに厚肉部ができるので、この厚肉部にパンチの刃が挿入される打ち抜き穴を形成すれば強度アップが図れる。
本発明に円筒状バネ部材の製造装置によれば、製造される円筒状バネ部材に溶接部が存在しないため、耐久性が向上する。また円筒状の素材に効率よく連続して孔(異形孔)を形成することができるので、製造コストの低減も図れる。
以下に、本願発明の最適な実施例について図に基づいて説明する。図1は本発明に係る円筒状バネ部材製造装置の側面図、図2は同円筒状バネ部材製造装置のワークを軸廻りに回転させている状態の正面図、図3は同円筒状バネ部材製造装置のワークを軸方向に送っている状態の正面図、図4は同円筒状バネ部材製造装置のダイとパンチとの関係を示す拡大図である。
円筒状バネ部材製造装置はベース1にダイ2を水平方向に設置している。ダイ2は内部に抜きカス排出路3を形成した中空状をなし、一端には抜きカス排出路3内にエア・オイル等を吹き込んで他端から抜きカスを排出するエアブロー4を配置している。
また抜きカス排出路3はその中心をダイ2の中心からオフセットして形成され、その結果ダイは厚肉部を有する。そしてこの厚肉部にパンチの刃が挿入される打ち抜き穴5が形成されている。
また、抜き穴5の上方にはパンチ6が配置されている。このパンチ6はアクチュエータによる加圧によって刃7がバネ8に抗して下動し、ダイ2の外周に装着されている円筒状素材Wに異形孔を穿設する。
更に、円筒状バネ部材製造装置は周方向送り部材10と軸方向送り部材11をベース1に取り付けている。周方向送り部材10はダイ2を中心に上下一対設けられ、各周方向送り部材10は素材Wに対して進退するローラ10aを備え、このローラ10aは図示しないモータ等によって駆動される。
一方、軸方向送り部材11はダイ2を中心に左右一対設けられ、各軸方向送り部材11は素材Wに対して進退するとともにモータによって駆動されるローラ11aを備えている。
以上において、円筒状バネ部材を製造するには、押出し成形などによって溶接部のない円筒状素材Wを用意し、この円筒状素材Wをダイ2の外周に装着する。尚、製造する円筒状バネ部材の径に合せて複数のダイを用意しておき、目的とする円筒状バネ部材に対応してダイを交換する。
円筒状素材Wをダイ2の外周に装着したならば、上下の周方向送り部材10のローラ10aを円筒状素材Wに向けて前進させ、円筒状素材Wを上下のローラ10aで保持する。この状態を図2で示している。
次いで、パンチ6によって1つ目の異形孔12をあける。1つ目の異形孔12をあけたならパンチ6は後退し、同時に一対のローラ10aを回転せしめ、円筒状素材Wをダイ2の外周に沿って所定角度回転させたなら、一対のローラ10aを停止し、円筒状素材Wを上下のローラ10aで保持し、前記同様パンチ6によって2つ目の異形孔12をあける。
以上の操作を連続することで円筒状素材Wの周方向に1周目の孔あけが終了する。次いで、左右の軸方向送り部材11のローラ11aを円筒状素材Wに向けて前進させ、円筒状素材Wを左右のローラ11aで保持する。この状態を図3で示している。
次いで、左右のローラ11aを回転させて円筒状素材Wをダイ2の軸方向に1ピッチ分だけ移動せしめ、再び円筒状素材Wを上下のローラ10aで保持し、周方向に異形孔12を穿設する。以上の操作を繰り返すことによって、円筒状素材Wの全面に多数の異形孔12が形成される。この後、仕上げ加工を施すことで円筒状バネ部材が得られる。
図5は以上によって得られた円筒状バネ部材をインジェクションノズルに組み込んだ例を示す図であり、インジェクションノズル20内にはピエゾアクチュエータ21とこのピエゾアクチュエータ21に予圧を与える本発明によって得られた円筒状バネ部材22が収納され、またインジェクションノズルの先端ノズル部23内にはニードルバルブ24がコイルスプリング25によって後退方向に付勢されて収納されている。
そして、ピエゾアクチュエータ21に電圧を印加するとピエゾアクチュエータ21が伸長し、円筒状バネ部材22を介してニードルバルブ24が開となり燃料供給路26内の燃料が先端ノズル部23内面とニードルバルブ24との隙間を通って噴射される。尚、円筒状バネ部材の使用例は上記に限定されるものではない。
尚、図示例にあっては、パンチ6を1つ配置した例を示したが、複数個のパンチを配置してもよい。例えば複数のパンチをダイ2の軸方向に離間して配置すれば、同時に複数の孔をあけることができるので、生産効率が向上する。
本発明に係る円筒状バネ部材製造装置の側面図 同円筒状バネ部材製造装置のワークを軸廻りに回転させている状態の正面図 同円筒状バネ部材製造装置のワークを軸方向に送っている状態の正面図 同円筒状バネ部材製造装置のダイとパンチとの関係を示す拡大図 円筒状バネ部材を組み込んだインジェクションノズルの断面図 円筒状バネ部材の一般的な製法を説明した図
符号の説明
1…ベース、2…ダイ、3…抜きカス排出路、4…エアブロー、5…打ち抜き穴、6…パンチ、7…刃、8…バネ、10…周方向送り部材、10a…周方向送り部材のローラ、11…軸方向送り部材、11a…軸方向送り部材のローラ、12…異形孔、20…インジェクションノズル、21…ピエゾアクチュエータ、22…円筒状バネ部材、23…先端ノズル部、24…ニードルバルブ、25…コイルスプリング、26…燃料供給路26、W…円筒状素材。

Claims (1)

  1. 円筒状素材が摺動自在に装着されるダイと、ダイに装着された円筒状素材に多数の孔を穿孔するパンチと、ダイに装着された円筒状素材をダイの軸廻りに回転せしめる周方向送り部材と、ダイに装着された円筒状素材をダイの軸に沿って移動せしめる軸方向送り部材とを備え、前記ダイには軸方向に抜きカス排出路が形成され、この抜きカス排出路はその中心をダイの中心からオフセットして形成され、オフセットすることで生じるダイの厚肉部分にパンチの刃が挿入される打ち抜き穴が形成されていることを特徴とする円筒状バネ部材の製造装置。
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