JP4883969B2 - 光レセプタクルおよびこれを用いた光モジュール - Google Patents

光レセプタクルおよびこれを用いた光モジュール Download PDF

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Description

本発明は光通信に用いる光レセプタクルと、これを用いた光モジュールに関するものである。
光信号を電気信号に変換するための光モジュールは、半導体レーザ等の光素子をケース内に収納し、光ファイバを通じて光信号を導入又は導出するような構造を有する。また、光モジュールのうちレセプタクル型(光コネクタ接続型)の光モジュールは、レセプタクルの一端側に光素子を備え、他端において光ファイバを有する光コネクタ用プラグフェルールを接続するものである。このような構成を有する光モジュールは、例えば特許文献1に開示されている。
図8は、従来のレセプタクル型光モジュールの一例を模式的に表す断面図である。この光モジュールY’は、レセプタクルX’の一端側にケース80を備え、他端において光ファイバPaを有する光コネクタ用プラグフェルールPを接続するものである。
この光レセプタクルX’は、ファイバスタブ81と、ホルダ82と、スリーブ83と、スリーブケース84とを備えている。ファイバスタブ81は、アルミナ等のセラミック材料からなるフェルール85および石英ガラス等からなる光ファイバ86を有し、フェルール85の貫通孔に光ファイバ86を挿入固定してなる。ホルダ82は、ファイバスタブ81の後端部および後述のスリーブケース84の後端部を圧入固定するためのものである。スリーブ83は、その内孔にファイバスタブ81の先端部およびプラグフェルールPの先端部を挿入保持するためのものである。スリーブケース84は、スリーブ83を保護するためのものである。
ケース80は、光素子87およびレンズ88を有し、レセプタクルX’の後端面に溶接により接合されている。光素子87はLDである。レンズ88は、拡散光89aを集光光89bに変換するためのものである。
また、例えば直径10μm程度のコアに対して、より適切に光を入射するには、高い組立精度が要求されるが、この組立精度を緩和する機能を有する光モジュールが、例えば特許文献2に開示されている。
図9は、組立精度の緩和機能を有する光モジュールの一例を表す断面図である。この光モジュールY”は、ケース91と、半導体レーザ素子92と、レンズ93と、光ファイバ94と、フェルール95と、ホルダ96とを備えている。ケース91は、その内部に半導体レーザ素子92およびレンズ93が固定されている。半導体レーザ素子92は、レーザ光を出射するためのものである。レンズ93は、半導体レーザ素子92か出射された拡散光97aを集光光97bに変換するためのものである。光ファイバ94はコア98を有している。コア98は、その光入射側の端部にテーパ状に拡大したコア拡大部99を有する。フェルール95は、光ファイバ94の光入射側の端部を保持するためのものである。ホルダ96は、フェルール95を保持するとともに、ケース91の端部に固定されている。
光モジュールY”では、半導体レーザ素子92から出射された拡散光97aがレンズ93により集光光97bに変換され、光ファイバ94のコア拡大部99に入射する。コア拡大部99に入射した集光光97bは、そのモードフィールド径がテーパに沿って徐々に小さくなり、最終的に光ファイバ94のコア98と同等のモードフィールド径となる。
特開2001−66468号公報 特開平4−213413号公報
一般的にレセプタクル型光モジュールを採用するトランシーバ等の形状は規格化されている。また、近年LAN等においても通信速度の高速化が要求されている。半導体レーザに加える変調速度を高速化すると、そのための電気回路に必要なスペースが大きくなるため、電気回路のスペースを確保すべく、光モジュールの小型化が求められている。
一方、半導体レーザ素子のモードフィールド径は、一般的に伝送路に使用される光ファイバのコア径10μm程度よりも小さいため、半導体レーザ素子から出射されたレーザ光を集光するためのレンズは、半導体レーザ素子のモードフィールド径よりも大きいモードフィールド径で集光するための倍率機能を要する。
しかしながら、レンズの倍率が大きくすると、図8に示すように、レーザから出射された拡散光89aに比べて、レンズ88を通過した後の集光光89bの距離が非常に長くなり、光素子87と光ファイバ86の後端面との間隔が広がってしまう。加えて、図9に示す光モジュールY”では、コア拡大部99が形成されているため、レンズ93に要求される倍率はさらに大きなものとなる。つまり、光モジュールY”では、拡散光97aに比べてレンズ93を通過した後の集光光97bがさらに長くなるため、光モジュールY”の全長が非常に長くなってしまうという問題があった。
また、伝送路としてマルチモードファイバやプラスチックファイバのようにコア径が非常に大きい(例えば50μm〜1mm)ものを採用した場合、発光素子のモードフィールド径との格差も大きくなるため、上述したのと同様にレンズに要求される倍率も非常に大きくなり、光モジュールの全長はさらに長くなってしまうという問題があった。
さらに、発光素子に代えて受光素子を採用する場合においても、高速・長距離伝送に有利なように受光径を小さくする傾向にあり、レンズを介して伝送路から来た信号を受光素子に結合するような構成の光モジュールが増加している。このような構成の光モジュールにおいて、受光素子のモードフィールド径が伝送路のモードフィールド径よりも小さくなる場合、上述したのと同様にレンズに要求される倍率が大きくなり、上述したのと同様の問題が発生する。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、所望の伝送特性を確保しつつ、小型化を図るうえで好適な光レセプタクルおよびこれを用いた光モジュールを提供することを、目的とする
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、光を導通するための光ファイバ、および、該光ファイバが挿着される貫通孔を有するフェルールを含んでなるファイバスタブと、光ファイバを有し且つ前記ファイバスタブに対して光学的接続されるプラグフェルールの少なくとも一部および前記ファイバスタブの少なくとも一部を挿入するための貫通孔を有し、前記プラグフェルールの光ファイバと前記ファイバスタブの光ファイバとの間の調芯を得るためのスリーブと、を備え、
前記ファイバスタブの光ファイバは、中心部にコアを有し、前記フェルールの内部にわたって外径が一定で、前記プラグフェルールの光ファイバと光学的接続する側とは反対の後端側におけるモードフィールド径が、前記プラグフェルールの光ファイバと光学的接続する側の先端側におけるモードフィールド径よりも前記ファイバスタブの光ファイバの光軸を中心として前記フェルール内部で小さくなるように、前記コアが、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側に位置する後端部に、該光ファイバの光軸を中心として該後端側に向って順次縮径するコア縮径部を有することを特徴とする。

本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの前記後端側を固定するためのホルダを有するのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの光ファイバはコアを有し、前記コアは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側に位置する後端部に、該光ファイバの光軸を中心として該後端側に向って順次縮径するコア縮径部を有する。
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの光ファイバはコアを有し、前記コアは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記先端側に位置する先端部に、該光ファイバの光軸を中心として該先端側に向って順次拡径するコア拡径部を有する。
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記先端側におけるモードフィールド径が前記プラグフェルールの光ファイバにおける前記ファイバスタブの光ファイバと光学的接続する側でのモードフィールド径と同一であるのが好ましい。

本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側の先端形状は先球状もしくは楔状であるのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部に、偏光子およびファラデー回転子を含んでなる偏波依存型光アイソレータ素子を備えるのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部に、複屈折結晶およびファラデー回転子を含んでなる偏波無依存型光アイソレータ素子を備えるのが好ましい。
本発明の第2の側面に係る光モジュールは、本発明の第1の側面に係る光レセプタクルと、前記ファイバスタブの光ファイバに向けて光を出射する、または、前記ファイバスタブの光ファイバを介して導出された光を受けるための光素子と、を備えることを特徴としている。
本発明の第2の側面に係る光モジュールは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部と前記光素子との間に、偏光子およびファラデー回転子を含んでなる偏波依存型光アイソレータ素子を配しているのが好ましい。
本発明の第2の側面に係る光モジュールは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部と前記光素子との間に、複屈折結晶およびファラデー回転子を含んでなる偏波無依存型光アイソレータ素子を配しているのが好ましい。
本発明の第2の側面に係る光モジュールは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部と前記光素子との間に、光を集光するためのレンズを備え、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側におけるモードフィールド径は、前記光素子が光を受ける受光面の径と同一であるのが好ましい。
本発明の第1の側面に係る光レセプタクルにおいてファイバスタブの光ファイバは、プラグフェルールの光ファイバと光学的接続する側とは反対の後端側におけるモードフィールド径が、前記プラグフェルールの光ファイバと光学的接続する側の先端側におけるモードフィールド径よりも小さい。そのため、本光レセプタクルでは、ファイバスタブの光ファイバと、この光ファイバよりもモードフィールド径の小さい光素子とを、レンズを介して結合する場合において、このレンズに要求される倍率を小さくすることが可能となる。したがって、本光レセプタクルでは、曲率や屈折率が同じレンズを採用する場合、要求される倍率が小さいほど物像間距離が短くなるため、光素子と光ファイバの端面との離間距離を小さくすることができる。すなわち、本光レセプタクルは小型化が図れるため、トランシーバ等において高速変調に必要な電気回路のスペースを確保するうえで好適である。
以下、本発明の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光レセプタクルX1を模式的に表す断面図である。光レセプタクルX1は、ファイバスタブ10と、スリーブ20と、スリーブケース30と、ホルダ40とを備えている。
ファイバスタブ10は、フェルール11および光ファイバ12を有し、フェルール11の貫通孔11aに光ファイバを例えば接着剤により接着固定することにより構成される部材である。ファイバスタブ10は、後述のプラグフェルールPと光学的に接続される。ファイバスタブ10の先端面10aは、アール面(例えば曲率半径が5〜30mm)である。このような構成は、プラグフェルールPとの間の接続損失を低減するうえで好適である。ファイバスタブ10の後端面10bは、本実施形態においてファイバスタブ10の軸心に対して略垂直な面であるが、ファイバスタブ10の軸心に対して所定の角度(例えば4〜10°)で傾斜する傾斜面としてもよい。このような構成は、例えば光素子から出射された光が光ファイバ12の端面で反射し、反射光として該光素子に戻るのを防ぐうえで好適である。なお、ファイバスタブ10の後端面10b側には、ファイバスタブ10に向けて光を出射するための光源への戻り光を抑制する光アイソレータを配してもよい。
フェルール11は、光ファイバ12を挿入するための貫通孔11aを有する。フェルール11を構成する材料としては、酸化ジルコニウム(ジルコニア)、酸化アルミニウム(アルミナ)、ムライト、窒化ケイ素、炭化ケイ素および窒化アルミニウムなどの単体もしくはこれらを主成分として含むセラミックス、結晶化ガラスなどのガラスセラミックスなどが挙げられ、中でも対候性や靭性に優れたジルコニア系セラミックス(ジルコニアを主成分とするセラミックス)が好適である。
光ファイバ12は、その光軸方向に延びるコア12aおよびクラッド12bを有しており、コア12aとクラッド12bとの境界において光を全反射させることにより、コア12aに沿って光を伝播することができるように構成されている。このようにして伝搬する光は、コア12aを中心とした同心円状のパワー分布となり、そのパワーの最大値の1/eの大きさとなる径をモードフィールド径と呼ぶ。モードフィールド径は、伝搬する光の波長にもよるが、コア12aの径や、コア12aとクラッド12bとの屈折率差によって決定する。
コア12aは、その後端部に、光ファイバ12の光軸を中心としてコア12aの後端面に向って縮径するコア縮径部12cを有する。コア縮径部12cは、コア12aのコア径自身を徐々に小さくすることにより形成してもよいし、コア12aの屈折率を徐々に高くすることによって形成してもよい。なお、コア12aの屈折率を徐々に高くするには、例えば光ファイバ12が光軸中心に屈折率制御用添加材(例えばGe)を添加した石英シングルモードファイバの場合、光ファイバ12の後端部に所定の条件で紫外線レーザを照射し、紫外線レーザの照射部位におけるコア12a内の屈折率制御用添加材によりコア12aの屈折率を上昇(クラッド12bとの比屈折率差を拡大)させればよい。
クラッド12bは、コア12aとの境界において、コア12aを伝搬する光を全反射させるべく、コア12aより屈折率が低くなるように構成されている。なお、クラッド12bは、フェルール11の貫通孔11aに対してより精度よく固定するために、クラッド12bの全体にわたって、外径を略同一に構成するのが好ましい。
スリーブ20は、ファイバスタブ10およびプラグフェルールPを挿入するための貫通孔21を有し、ファイバスタブ10とプラグフェルールPとの間の調心機能を担う部材である。ここで、調芯機能とは、一方のコアと他方のコアとを再現よく接続させるための機能を意味する。スリーブ20には、その一端からファイバスタブ10が挿入され、その他端からプラグフェルールPが挿入される。本実施形態に係るスリーブ20は、長手方向(矢印AB方向)に延びるスリット(図示せず)を有する、いわゆる割りスリーブである。このような構成のスリーブ20を採用する場合、スリーブ20内に挿入されるプラグフェルールPに対して作用する把持力を高めるべく、貫通孔21の孔径はプラグフェルールの外径より若干(例えば数μm)小さく設定するのが好ましい。スリーブ20としては、割りスリーブに代えて、いわゆる精密スリーブ(スリット無し)を採用してもよい。スリーブ20を構成する材料としては、燐青銅、ベリリウム銅、黄銅、銅、ステンレスなどの金属、エポキシや液晶ポリマなどのプラスチック、ジルコニア系やアルミナ系のセラミックスなどが挙げられ、中でも耐摩耗性に優れ且つ適度に弾性変形するジルコニア系セラミックス(ジルコニアを主成分とするセラミックス)が好適である。さらに、ジルコニア系セラミックスの中でも、酸化ジルコニウム(ZrO)を主成分とし、Y、CaO、MgO、CeO、Dyなどからなる群より選択される少なくとも一種を安定化剤として含む部分安定化ジルコニアセラミックス(正方晶の結晶が主体)は、耐摩耗性および弾性変形性の観点から好適である。
スリーブケース30は、プラグフェルールPの挿入時に該プラグフェルールPを案内するための開口部30aを有し、スリーブ20を収容するための円筒状部材である。スリーブケース30におけるスリーブ20を収容するための空間の径は、スリーブ20の外径より若干大きく構成されている。開口部30aはテーパ状に構成されており、その開口径はプラグフェルールPの外径より若干大きく構成されている。スリーブケース30を構成する材料としては、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの金属、エポキシや液晶ポリマなどのプラスチック、ジルコニア系やアルミナ系のセラミックスなどが挙げられる。
ホルダ40は、保持部41および保持部42を有し、ファイバスタブ10およびスリーブケース30を保持するための部材である。保持部41は、ファイバスタブ10を保持するための部位であり、ファイバスタブ10が嵌合可能に構成されている。保持部41におけるファイバスタブ10との当接面の算術平均粗さは、ファイバスタブ10の保持状態の安定性の観点から、0.1μm以上に設定するのが好適である。保持部42は、スリーブケース30を保持するための部位であり、スリーブケース30が嵌合可能に構成されている。保持部42におけるスリーブケース30との当接面の算術平均粗さは、スリーブケース30の保持状態の安定性の観点から、0.1μm以上に設定するのが好適である。ホルダ40を構成する材料としては、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの溶接可能材料やセラミックスなどが挙げられ、特に耐腐食性および溶接性の観点からステンレスが好適である。また、ホルダ40の表面には、半田などとの密着性の観点から、金メッキなどを施してもよい。
本実施形態に係る光レセプタクルX1においてファイバスタブ10の光ファイバ12は、後端側(矢印A方向側)におけるモードフィールド径が、先端側(矢印B方向側)におけるモードフィールド径よりも小さい。そのため、光レセプタクルX1では、ファイバスタブ10の光ファイバ12と、この光ファイバ12よりもモードフィールド径の小さい光素子とを、レンズを介して結合する場合において、このレンズに要求される倍率を小さくすることができる。したがって、光レセプタクルX1では、曲率や屈折率が同じレンズを採用する場合、要求される倍率が小さいほど物像間距離が短くなるため、光素子と光ファイバ12の端面との離間距離を小さくすることができる。特に、光レセプタクルX1では、ファイバスタブ10の後端側におけるモードフィールド径をレンズにて光学的に結合される光素子の形成するモードフィールド径と略同一とすることにより、レンズに要求される倍率が1倍となるため、物像間距離を最短にすることができる。
光レセプタクルX1は、ファイバスタブ10の光ファイバ12の後端側に位置する後端部にコア縮径部12cを有するコア12aを備えているため、ファイバスタブ10の光ファイバ12の後端側におけるモードフィールド径を先端側におけるモードフィールド径よりも小さい構成とするうえで好適である。
光レセプタクルX1は、ファイバスタブ10の光ファイバ12の先端側におけるモードフィールド径が、プラグフェルールPにおけるファイバスタブ10と光学的接続する側でのモードフィールド径と略同一とすることにより、ファイバスタブ10の光ファイバ12とプラグフェルールPの光ファイバPaとを当接させるだけで、非常に低損失な光学的接続が可能となる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る光レセプタクルX2を模式的に表す断面図である。光レセプタクルX2は、光ファイバ12に代えて光ファイバ13を有する点において、光レセプタクルX1と異なる。光レセプタクルX2の他の構成については、光レセプタクルX1に関して上述したのと同様である。
光ファイバ13は、その光軸方向に延びるコア13aおよびクラッド13bを有する。
コア13aは、その先端部に、光ファイバ13の光軸を中心としてコア13aの先端面に向って拡径するコア拡径部13cを有する。コア拡大部13cは、コア径自身を徐々に大きくすることにより形成してもよいし、コアの屈折率を徐々に低くすることによって形成してもよい。なお、コア13aの屈折率を徐々に低くするには、例えば光ファイバ13が光軸中心に屈折率制御用添加材(例えばGe)を添加した石英シングルモードファイバの場合、光ファイバ13の先端部の外周に対して、光軸に交差する方向に熱を加えることにより、加熱部位におけるコア13a内の屈折率制御用添加材を拡散させて、コア13aの屈折率を低下(クラッド13bとの比屈折率差を縮小)させればよい。
本実施形態に係る光レセプタクルX2は、光レセプタクルX1と同様の効果を奏する。
図3は、本発明の第3の実施形態に係る光レセプタクルX3を模式的に表す断面図である。光レセプタクルX3は、光ファイバ12に代えて光ファイバ14を有する点において、光レセプタクルX1と異なる。光レセプタクルX3の他の構成については、光レセプタクルX1に関して上述したのと同様である。
光ファイバ14は、その光軸方向に延びるコア14aおよびクラッド14bを有する。光ファイバ14の後端部は、フェルール11から露出しており、その露出部分の少なくとも一部が先球状もしくは楔状となっている。先球状の加工方法としては、例えば光ファイバ14として石英ファイバを採用する場合、所定部位の外周を研磨によりテーパ状に加工する方法や、所定部位の外周に石英の融点以上の熱を加えることによりテーパ状に加工する方法などが挙げられる。また、楔状の加工方法としては、例えば光ファイバ14として石英ファイバを採用する場合、所定部位の外周を研磨によりのみ型状に加工する方法や、所定部位の外周に石英の融点以上の熱を加えることによりのみ型状に加工する方法などが挙げられる。
コア14aは、その後端部に、光ファイバ14の光軸を中心としてコア14aの後端面に向って縮径するコア縮径部14cを有する。コア縮径部14cは、上述の光レセプタクルX1のコア縮径部12cと同様にして形成される。
クラッド14bは、コア14aとの境界において、コア14aを伝搬する光を全反射させるべく、コア14aより屈折率が低くなるように構成されている。
本実施形態に係る光レセプタクルX3では、コア14aがその後端部にコア縮径部14cを有するのに加え、光ファイバ14の後端部が先球状であることにより、コア14aの後端面の曲率半径を大きくしても物像間距離を短くすることができる。したがって、光レセプタクルX3では、曲率半径を大きくできる分、収差を小さくすることができるので、その分、結合効率を高めることができるのである。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る光レセプタクルX4を模式的に表す断面図である。光レセプタクルX4は、偏波依存型光アイソレータ50を更に備える点において、光レセプタクルX1と異なる。光レセプタクルX4の他の構成については、光レセプタクルX1に関して上述したのと同様である。
偏波依存型光アイソレータ50は、2つの偏光子51,52と、ファラデー回転子53と、磁石54とを備える。偏光子51,52は、所定角度の偏波方向の光を選択的に透過するための部材であり、偏波依存型光アイソレータ50においては偏光子51の透光偏波方向と偏光子52の透光偏波方向とは所定角度(例えば45°)ずらして配されている。偏光子51,52としては、例えばガラス基板に誘電体粒子を内包するタイプや誘電体積層タイプなどの透過偏光方向と直交する偏光成分を吸収するものや、回折格子などを利用する反射型のものなどが挙げられる。ファラデー回転子53は、所定の磁界を印加することにより、入射される光の偏波方向を所定角度回転させる機能を担う部材であり、例えばTb,Gd,Hoを添加したビスマス置換ガーネットやYIGガーネットにより構成される。ファラデー回転子53の厚さは、例えば入射される光の偏波方向が45°回転するように設定される。磁石54は、ファラデー回転子53に所定の磁界を印加するための部材であり、略矩形状である。なお、ファラデー回転子53として磁界の印加を要しない自己バイアス型のものを採用する場合は、磁石54を省略してもよい。
本実施形態に係る光レセプタクルX4では、偏波依存型光アイソレータ50を更に備えることにより、光素子への反射戻り光を遮断することができるため、光素子として高速変調可能な半導体レーザやハイパワーな半導体レーザを採用することができる。
図5は、本発明に係る光レセプタクルX1を備える光モジュールYの断面を表す。光モジュールYは、光レセプタクルX1および光素子ユニット60を備える。光素子ユニット60は、光素子61と、レンズ62と、ケース63とを備える。なお、ここでは光レセプタクルX1を用いて説明するが、光レセプタクルX2〜X4を用いても同様である。
光素子61は、ファイバスタブ10の光ファイバ12に向けて光を出射するための発光素子、または、ファイバスタブ10の光ファイバ12を介して導出された光を受けるための受光素子である。発光素子としては、半導体レーザやLEDなどの発光ダイオードなどが挙げられ、受光素子としては、受信用のPD(フォトダイオード)などが挙げられる。
レンズ62は、光素子61が発光素子の場合は該発光素子から出射された拡散光Laを集光して集光光Lbに変換したうえでファイバスタブ10の光ファイバ12に導入する機能を担い、光素子61が受光素子の場合はファイバスタブ10の光ファイバ12を介して導出された光を集光して該受光素子に導入する機能を担う部材である。なお、光ファイバ14の後端部が先球状もしくは楔状である光レセプタクルX3を採用する場合は、光ファイバ14自体がレンズ機能を有するので、レンズ62を省略することができる。
ケース63は、光素子61およびレンズ62を収容するための部材であり、光レセプタクルX1に対して例えば溶接により接合されている。ケース63を構成する材料としては、ステンレス、銅、鉄、ニッケルなどの溶接可能なものが挙げられ、中でも耐腐食性や溶接性の観点からステンレスが好適である。
本実施形態に係る光モジュールYでは、ファイバスタブ10の光ファイバ12と光ファイバ12よりもモードフィールド径の小さい光素子61とがレンズ62を介して結合されているため、レンズ62に要求される倍率が小さくなり、拡散光Laと集光光Lbとの距離を短くすることができる。つまり、光モジュールYでは、曲率や屈折率が同じレンズ62を採用する場合、要求される倍率が小さいほど物像間距離が短くなるため、光素子61と光ファイバ12の後端面との離間距離を小さくすることができる。したがって、光モジュールYは小型化が図れるため、トランシーバ等において高速変調に必要な電気回路のスペースを確保するうえで好適である。
光モジュールYでは、光ファイバ12としてマルチモードファイバやプラスチックファイバのようにコア径が非常に大きい(例えば50μm〜1mm)ものを採用した場合においても、コア縮径部12cが設けられているため、レンズ62に要求される倍率を小さくなり、小型化を達成することができる。
光モジュールYでは、光素子61として受光素子を採用する場合において、高速・長距離伝送に有利なように受光面の径(受光径)を小さくしても、光ファイバ12のモードフィールド径が小さいため、レンズに要求される倍率が大きくする必要がなくなり、大型化してしまうのを抑制することができる。
光モジュールYでは、ファイバスタブ10の光ファイバ12の後端側におけるモードフィールド径が、レンズ62を介して光学的に接続される光素子61から出射される光のモードフィールド径、または、この光素子61が光を受ける受光面の径と略同一となるように構成することにより、レンズ62に要求される倍率を1倍とすることができる。すなわち、光モジュールYは、光素子61と光ファイバ12との物像間距離を短小化、ひいては光モジュールY自体の小型化を図ることができるのである。
以上、本発明の具体的な実施形態を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
光レセプタクルX1〜X4におけるコア縮径部12c,14cもしくはコア拡径部13cの形状は、光軸を中心としてコア12a〜14aの端面に向って縮径(あるいは拡径)する円錐状のものには限られず、例えば角錐状としてもよい。
光レセプタクルX3におけるコア14aの構造としては、上述したものには限られず、例えば光レセプタクルX2におけるコア13aのように、コア14aの先端部にコア拡大部を有する構造としてもよい。
光レセプタクルX4における偏波依存型光アイソレータ50は、偏波無依存型光アイソレータ70に置き換えてもよい。偏波無依存型光アイソレータ70は、2つの偏光子51,52を2つの複屈折結晶71,72の置き換えた点において、偏波依存型光アイソレータ50と異なる。偏波無依存型光アイソレータ70の他の構成については、偏波依存型光アイソレータ50に関して上述したのと同様である。複屈折結晶71,72は、透過する光の偏光状態に応じて、常光と異常光とに分離したり、常光と異常光とを合成したりする機能を担う部材であり、例えばルチル(TiO)結晶やカルサイト(CaCO)結晶などにより構成される。
図6は、偏波無依存型光アイソレータ70の概略構成および偏波状態を表す図である。但し、図6では、図面の見易さの観点から、磁石54は省略する。まず、順方向の偏波状態について説明する。複屈折結晶71に入射する前の位置(a)では、光は偏波が合成された状態にある。複屈折結晶71を通過した直後の位置(b)では、光が常光と異常光とに分離される。ファラデー回転子53を通過した直後の位置(c)では、常光および異常光ともに偏波が図面上反時計回りに45°回転している。複屈折結晶72を通過した直後の位置(d)では、偏波が回転された常光および異常光が合成され、光ファイバ12に伝達される。次に、逆方向の偏波状態について説明する。光ファイバ12側から伝達され、複屈折結晶72に入射する前の位置(d)では、光は偏波が合成された状態にある。複屈折結晶72を通過した直後の位置(c)では、光が常光と異常光とに分離される。ファラデー回転子53を通過した直後の位置(b)では、常光および異常光ともに偏波が図面上反時計回りに更に45°回転している。つまり、位置(b)において、逆方向での偏波状態は順方向での偏波状態に比べて反時計回りに90°回転した状態となっている。したがって、複屈折結晶71を通過した直後の位置(a)では、逆方向における常光および異常光の出射位置が順方向における合成光の入射位置から分離距離Dだけずれた位置となる。
このような偏波無依存型光アイソレータ70のアイソレーションは、分離距離Dおよび光ファイバ12のモードフィールド径によって決定される。例えば、モードフィールド径が約10μm(一般的なシングルモード光ファイバのモードフィールド径)の場合、分離距離Dを約13μmにすると約30dBのアイソレーションが得られ、分離距離Dを約17μmにすると約50dBのアイソレーションが得られる。また、モードフィールド径が2μmの場合、分離距離Dを約2.5μmにすると約30dBのアイソレーションが得られ、分離距離Dを約3.5μmにすると約50dBのアイソレーションが得られる。一方、複屈折結晶71,72の厚さは、分離距離Dに応じて決定され、分離距離Dを小さくすることができれば、複屈折結晶71,72の厚さを小さくすることができる。したがって、偏波無依存型光アイソレータ70に置き換えた光レセプタクルX4では、光ファイバスタブ10の後端側におけるモードフィールド径は、光ファイバスタブ10の先端側におけるモードフィールド径よりも小さいため、分離距離Dを小さくすることができ、ひいては複屈折結晶71,72の厚さを小さくすることができる。すなわち、本光レセプタクルX4は小型化を図るうえで好適である。加えて、本光レセプタクルX4では、レンズ62として光ファイバ12の後端面との離間距離が短いものを採用しても、偏波無依存型光アイソレータ70を配することが可能となるため、光素子61として高性能な半導体レーザを安定した特性で使用することが可能となり、通信速度に優れた光モジュールYの実現が可能となるのである。
以下、本発明実施例として図1に示す光レセプタクルX1、また光レセプタクルX1を用いて図5に示す光モジュールYを試作した。また、比較例として図8に示す従来の形態にもとづいて光レセプタクル67、光モジュールを試作した。
まず図1に示す本発明の実施の形態に基づいた光レセプタクルX1において、石英のシングルモード光ファイバの一部に紫外線を照射させ、コア縮径部12cを形成した光ファイバ12を、ジルコニアを材料としたフェルール11の中心孔に挿入し、接着剤で固定した後、一方に球面研磨、他方にフラット研磨を施してファイバスタブ10を作製した。ファイバスタブ10の後端部を圧入固定したホルダ40にはステンレス、プラグフェルールPを保持するためのスリーブ20にはジルコニア、スリーブケース30にはステンレスを用いて、ホルダ40とスリーブケース30も圧入固定とした。
次に図5に示す光レセプタクルX1を用いた光モジュールYにおいて、光素子61には半導体レーザ、レンズ62には外径φ3mm、屈折率1.5のボールレンズを使用した。光コネクタ用プラグフェルールPを挿入した後、光素子61から出射された拡散光Laがレンズ62にて集光光Lbとなり、集光した位置にファイバスタブ10の中心に位置するコア縮径部12cの端面がくるように調芯した。その際の調芯に要した時間は約60秒であった。
また光素子61に形成されるモードフィールド径とコア縮径部12cに形成されるモードフィールド径は略同一としたため、レンズ62に要求される倍率は約1倍となり、光素子13とファイバスタブ3の後端側端面との距離は約9mmとなった。
一方、従来の光レセプタクルX’を用いた光モジュールにおいても、光素子87には半導体レーザ、レンズ88には外径φ3mm、屈折率1.5のボールレンズを使用した。同様の調芯を実施した結果、調芯に要した時間は約50秒と本発明の実施の形態よりも若干早かったが、レンズ88に要求される倍率は約5倍となり、光素子87とファイバスタブ81の後端側端面との距離は約16mmと本発明の実施の形態よりも5mmも長くなった。調芯に要する時間は装置等の改善により短縮が見込まれるため、本発明による光モジュールの短尺化への貢献度が非常に大きいことが確認できた。
最後に図2に示す本発明の実施の形態にもとづいた光モジュールと、図8に示す従来の形態にもとづいた光モジュールにおいて、光ファイバPaから出力される光を測定し、結合効率を計算した結果を図7に示す。
測定したサンプルはそれぞれ45サンプルだが、本発明の形態に基づく光レセプタクルX1については全て60%程度の結合効率を得ることができ、従来の光アイソレータ付き光レセプタクルX’と同等の結合効率が得られていることが確認できた。
本発明の第1の実施形態に係る光レセプタクルを模式的に表す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る光レセプタクルを模式的に表す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る光レセプタクルを模式的に表す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る光レセプタクルを模式的に表す断面図である。 図1に示す光レセプタクルを用いた光モジュールを模式的に表す断面図である 偏波無依存型光アイソレータの概略構成および偏波状態を表す図である。 本発明および従来の光レセプタクルにおける光ファイバと半導体レーザとの結合効率を測定した結果を示す図である。 従来のレセプタクル型光モジュールを模式的に表す断面図である。 従来の組立精度の緩和機能を有する光モジュールを模式的に表す断面図である。
符号の説明
X1〜X4,X’ 光レセプタクル
Y,Y’,Y” 光モジュール
P プラグフェルール
Pa 光ファイバ
10 ファイバスタブ
11 フェルール
12 光ファイバ
12a コア
12b クラッド
12c コア縮径部
13 光ファイバ
13a コア
13b クラッド
13c コア拡径部
14 光ファイバ
14a コア
14b クラッド
14c コア縮径部
20 スリーブ
30 スリーブケース
40 ホルダ
50 偏波依存型光アイソレータ
60 光素子ユニット
70 偏波無依存型光アイソレータ

Claims (11)

  1. 光を導通するための光ファイバ、および、該光ファイバが挿着される貫通孔を有するフェルールを含んでなるファイバスタブと、
    光ファイバを有し且つ前記ファイバスタブに対して光学的接続されるプラグフェルールの少なくとも一部および前記ファイバスタブの少なくとも一部を挿入するための貫通孔を有し、前記プラグフェルールの光ファイバと前記ファイバスタブの光ファイバとの間の調芯を得るためのスリーブと、を備え、
    前記ファイバスタブの光ファイバは、中心部にコアを有し、前記フェルールの内部にわたって外径が一定で、前記プラグフェルールの光ファイバと光学的接続する側とは反対の後端側におけるモードフィールド径が、前記プラグフェルールの光ファイバと光学的接続する側の先端側におけるモードフィールド径よりも前記ファイバスタブの光ファイバの光軸を中心として前記フェルール内部で小さくなるように、前記コアが、前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側に位置する後端部に、該光ファイバの光軸を中心として該後端側に向って順次縮径するコア縮径部を有することを特徴とする、光レセプタクル。
  2. 前記ファイバスタブの前記後端側を固定するためのホルダを有する、請求項1に記載の光レセプタクル。
  3. 前記ファイバスタブの光ファイバはコアを有し、
    前記コアは、前記ファイバスタブの光ファイバの前記先端側に位置する先端部に、該光ファイバの光軸を中心として該先端側に向って順次拡径するコア拡径部を有する、請求項1または2に記載の光レセプタクル。
  4. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記先端側におけるモードフィールド径は、前記プラグフェルールの光ファイバにおける前記ファイバスタブの光ファイバと光学的接続する側でのモードフィールド径と同一である、請求項1からのいずれかに記載の光レセプタクル。
  5. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側の先端形状は先球状もしくは楔状である、請求項1からのいずれかに記載の光レセプタクル。
  6. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部に、偏光子およびファラデー回転子を含んでなる偏波依存型光アイソレータ素子を備える、請求項1からのいずれかに記載の光レセプタクル。
  7. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部に、複屈折結晶およびファラデー回転子を含んでなる偏波無依存型光アイソレータ素子を備える、請求項1からのいずれかに記載の光レセプタクル。
  8. 請求項1〜に記載の光レセプタクルと、
    前記ファイバスタブの光ファイバに向けて光を出射する、または、前記ファイバスタブの光ファイバを介して導出された光を受けるための光素子と、を備えることを特徴とする、光モジュール。
  9. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部と前記光素子との間に、偏光子およびファラデー回転子を含んでなる偏波依存型光アイソレータ素子を配している、請求項に記載の光モジュール。
  10. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部と前記光素子との間に、複屈折結晶およびファラデー回転子を含んでなる偏波無依存型光アイソレータ素子を配している、請求項に記載の光モジュール。
  11. 前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端部と前記光素子との間に、光を集光するためのレンズを備え、
    前記ファイバスタブの光ファイバの前記後端側におけるモードフィールド径は、前記光素子が光を受ける受光面の径と同一である、請求項から10のいずれかに記載の光モジュール。
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