JP4883046B2 - 視聴確認システム - Google Patents

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本発明は、放送コンテンツの視聴を確認する視聴確認システムに関する。
従来、テレビ番組の視聴を確認するシステムとしては、例えば、調査世帯において番組の音声を収集した視聴番組音データと、番組の放映・配信を行う場所で収集した番組別固有音データと、を識別集計装置で照合判別して、調査世帯毎の視聴番組を特定し、視聴率を算出・集計するものがあった(特許文献1参照。)。
特許文献1に記載の発明では、調査世帯に設置されたモニタリング装置で番組の音声を収集するために、テレビ受像機の音声外部出力端子等に接続して使用される。しかし、音声外部出力端子がヘッドホン接続用の端子を兼ねている場合には、この端子にモニタリング装置を接続すると、音声が聞こえなくなる。このような場合には、モニタリング装置を音声外部出力端子に接続せずに、マイクロホンをテレビスピーカの近くに設置して対応することができる。
特開2006−262416号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、マイクロホンで番組の音声を収集する場合、テレビ装置の設置環境によっては、周囲からの雑音等の影響で、テレビ装置から放音された音声の周波数特性や音圧が変化してしまい、パターンマッチング処理を行っても良い結果が得られないことがあった。また、この発明では、識別集計装置に対してモニタリング装置から収集音声の周波数分布や音圧のデータを送信するが、これらのデータは容量が大きいため、通信系に負荷がかかるという問題があった。さらに、識別集計装置は、モニタリング装置からのデータを識別するために、視聴番組音データと、番組別固有音データとのパターンマッチング処理を行うが、この処理の負荷が大きいという問題があった。
そこで、本発明は、装置の負荷が小さく、視聴したことを確実に把握できる視聴確認システムを提供することを目的とする。
この発明は、上記の課題を解決するための手段として、以下の構成を備えている。
(1)放送局から放送される放送コンテンツの音声データが入力される入力手段と、放送コンテンツを特定する特定情報を音響透かしに変換してこの放送コンテンツの音声データに重畳する音響透かし重畳手段と、を備えた音響透かし重畳装置と、
前記音響透かし重畳装置で音響透かしが重畳されて、前記放送局から放送された放送コンテンツの音声データを受信する放送受信手段と、前記放送受信手段が受信した音声データを音声として放音する放音手段と、を備えた放送受信装置と、
音声を収音して音声データに変換する収音手段と、現在の日時を計時する計時手段と、放送コンテンツの音声データに含まれる音響透かしを抽出して放送コンテンツの特定情報に変換する抽出手段と、特定情報に別の情報を付加する情報付加手段と、特定情報を出力する通信手段と、を備えた視聴確認装置と、
情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段が受信した情報を集計する集計手段と、を備えた特定情報集計装置と、
を含み、
前記視聴確認装置は、前記放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしを前記抽出手段で抽出して放送コンテンツの特定情報に変換し、前記計時手段から現在の日時情報を取得して、この日時情報を放送コンテンツの再生日時情報として前記変換した放送コンテンツの特定情報に前記情報付加手段で付加し、この再生日時情報を付加した特定情報を前記通信手段で出力し、
前記特定情報集計装置は、前記視聴確認装置が出力した特定情報を情報受信手段で受信し、この特定情報に基づいて放送コンテンツの特定情報と再生日時情報とを関連付けて集計手段で集計することを特徴とする。
この構成においては、音響透かし重畳装置は、入力手段から入力された放送コンテンツを特定する情報である特定情報を前記音響透かし重畳手段で音響透かしに変換し前記入力手段から入力された放送コンテンツに含まれる音声データに前記音響透かしを重畳させる。放送コンテンツの特定情報とは、放送コンテンツを特定する情報であり、例えば、放送日時・録画時間・チャンネルの情報、番組名等である。放送受信装置は、音響透かし重畳装置で音響透かしが重畳されて、放送局から放送された放送コンテンツの音声データを前記放送受信手段で受信して、音響透かしが重畳された音声を前記放音手段で放音する。視聴確認装置は、放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしを抽出手段で抽出して放送コンテンツの特定情報に変換し、計時手段から現在の日時情報を取得して、この日時情報を放送コンテンツの再生日時情報として変換した放送コンテンツの特定情報に情報付加手段で付加し、この再生日時情報を付加した特定情報を通信手段で出力する。特定情報集計装置は、視聴確認装置が出力した特定情報を情報受信手段で受信し、この特定情報に基づいて放送コンテンツの特定情報と再生日時情報とを関連付けて集計手段で集計する。
したがって、視聴の確認に用いるデータ容量を小さくすることができ、通信の負荷を軽減できる。また、従来の構成のようにパターンマッチング処理が不要なため、処理負荷を軽減できる。さらに、視聴確認システムでは、視聴確認装置が付加した放送コンテンツの再生日時情報を集計できるので、放送コンテンツが実際に再生された日時を容易に把握できる。すなわち、放送コンテンツが放送時間に視聴されているのか、録画されて視聴されているのかを把握でき、視聴状況の分析に役立つ。
(2)前記視聴確認装置は、情報を報知する報知手段と、前記報知手段の報知内容に基づく操作を受け付ける操作手段と、を備え、
前記音響透かし重畳装置は、前記視聴確認装置の操作手段の操作を指示する指示データを作成する操作指示作成手段を備え、
前記音響透かし重畳装置は、前記音響透かし重畳手段で前記指示データを音響透かしに変換して放送コンテンツの音声データに重畳し、
前記視聴確認装置は、前記放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしが前記指示データの場合には、前記操作手段の操作を指示する報知情報に変換し、この報知情報を前記報知手段に出力し、前記操作手段が受け付けた操作に応じた操作情報を出力し、
前記特定情報集計装置は、前記視聴確認装置が出力した操作情報を情報受信手段で受信して、この操作情報を放送コンテンツの特定情報と関連付けて集計手段で集計することを特徴とする。
この構成においては、視聴確認システムでは、音響透かし重畳装置で視聴確認装置の操作手段の操作を指示する指示データを作成すると、この指示データは音響透かし重畳手段で音響透かしに変換して放送コンテンツの音声データに重畳される。そして、この音声データは放送局から放送され、放送受信装置で受信されると、音響透かしが重畳された音声として放音手段から放音される。視聴確認装置は、この音声を収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしが指示データの場合には、操作手段の操作を指示する報知情報に変換し、この報知情報を報知手段に出力する。視聴者は報知手段で報知された内容に基づいて操作手段を操作するので、視聴確認装置では、操作手段が受け付けた操作に応じた操作情報を出力し、特定情報集計装置は、視聴確認装置が出力した操作情報を情報受信手段で受信して、この操作情報を放送コンテンツの特定情報と関連付けて集計手段で集計する。したがって、視聴確認システムでは、視聴者が放送コンテンツを視聴しているか否かを容易に判定できる。
(3)前記視聴確認装置は、位置情報提供手段からの電波を受信して現在位置情報を算出する位置特定手段を備え、前記位置特定手段が算出した現在位置情報を、前記再生日時情報を付加した特定情報に付加して出力することを特徴とする。
この構成においては、視聴確認装置では、位置情報提供手段からの電波に基づいて現在位置情報を算出する。そして、再生日時情報を付加した特定情報に、この現在位置情報を付加して出力する。したがって、視聴確認装置の現在位置情報が把握できるので、集計装置で放送コンテンツの特定情報と位置情報を関連付けて集計することで、位置情報に応じた放送コンテンツの視聴状況を分析することができる。また、視聴確認装置に対して位置情報の入力設定が不要となり、初期設定が簡略化できる。
(4)前記音響透かし重畳装置は、前記特定情報を暗号化する暗号化手段を備え、
前記特定情報集計装置は、前記暗号化された特定情報を復号化する復号化手段を備えたことを特徴とする。
この構成においては、音響透かし重畳装置は、特定情報を暗号化して送信し、特定情報集計装置は、前記暗号化された特定情報を復号化する。したがって、特定情報は放送されてから集計される直前まで暗号化された状態なので、特定情報が不正に改ざんされるのを防ぐことができる。
(5)前記音響透かし重畳装置の音響透かし重畳手段は、放送コンテンツが複数の音声データにより構成されている場合には、各音声データを個別に識別可能な特定情報を音声透かしに変換して各音声データに重畳することを特徴とする。
この構成においては、放送コンテンツが複数の音声データにより構成されていると、各音声データを個別に識別可能な特定情報を音声透かしに変換して各音声データに重畳することを特徴とする。したがって、視聴者が複数の音声データのうち1つの音声データを選択して放送コンテンツを視聴した場合には、この音声を視聴確認装置で収音することで、特定情報集計装置では、音声データの聴取状態を確認・分析できる。
(6)前記視聴確認装置の前記抽出手段は、前記収音手段が複数種類の音声を収音すると、各音声データに含まれる音声透かしを抽出して特定情報に変換し、
前記通信手段は、前記抽出手段が抽出した各特定情報を出力することを特徴とする。
この構成においては、視聴確認装置は複数の音声を収音すると、各音声データに含まれる音声透かしを抽出して特定情報に変換し、各特定情報を出力する。したがって、複数の音声が同時に再生された場合には、複数の特定情報を出力でき、音声の再生方式を特定できる。
本発明によれば、視聴の確認に用いるデータ容量を小さくすることができ、通信の負荷を軽減できる。また、従来の構成のようにパターンマッチング処理が不要なため、処理の負荷を軽減できる。さらに、放送コンテンツが実際に再生された日時を容易に把握でき、放送コンテンツの視聴状況の分析に役立つ。
まず、本発明の実施形態に係る視聴確認システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る視聴確認システムのブロック図である。
視聴確認システム1は、音響透かし重畳装置11と、放送局13と、テレビ装置(放送受信装置)15と、テレビセンサ(視聴確認装置)17と、集計装置(特定情報集計装置)19と、複数のGPS衛星21を備えた構成である。
音響透かし重畳装置11は、コード入力部31、操作部33、コード記憶部35、GPS情報受信部37、日時情報付加部39、コード暗号部41、操作指示作成部42、透かし生成部43、放送コンテンツ入力部45、透かし埋め込み部47、及び放送コンテンツ出力部49を備えている。
コード入力部(入力手段)31は、放送コンテンツを特定するコード(特定情報)の入力インタフェースである。
操作部(入力手段)33は、オペレータが放送コンテンツを特定するコードを入力するためのユーザインタフェースである。
コード記憶部35は、コード入力部31または操作部33から入力されたコードを一時的に記憶する。
GPS情報受信部37は、GPS衛星(位置情報提供手段)21からの電波(GPS電波)を受信する。
日時情報付加部39は、日時を計時しており、コード記憶部35から読み出したコードに日時情報を付加する。日時情報付加部39が計時する日時は、GPS電波に含まれる日時情報に基づいて校正される。
コード暗号部(暗号化手段)41は、日時情報が付加されたコードを周知の暗号化方法により暗号化する。なお、音響透かし重畳装置11では、放送コンテンツのコードの内容や集計目的によっては、コード暗号部41で暗号化せずにそのまま出力することも可能である。
操作指示作成部(操作指示作成手段)42は、後述するテレビセンサ17の操作部75を視聴者に操作するように促す操作指示情報(指示データ)を作成する。操作指示作成部42は、この操作指示情報を、オペレータにより操作部33が操作されたときや放送コンテンツに含まれる特定の情報(例えばコマーシャル情報)を検出したときに作成する。
透かし生成部43は、暗号化されたコード及び操作指示情報から音響透かしを生成する。
放送コンテンツ入力部45は、放送コンテンツの入力インタフェースである。
透かし埋め込み部(音響透かし重畳手段)47は、放送コンテンツの音声データに音響透かしを重畳する(埋め込む)。
放送コンテンツ出力部49は、音響透かしが重畳された(埋め込まれた)放送コンテンツの出力インタフェースである。
放送局(放送装置)13は、音響透かし重畳装置11が音響透かしを重畳した放送コンテンツの放送データ(音声データ及び映像データ)を放送波に重畳して送信(放送)する。
テレビ装置(放送受信装置)15は、受信部51、変換部53、記録部55、スピーカ57、及びモニタ59を備えている。テレビ装置15は、放送局13が送信(放送)した放送波を受信部(放送受信手段)51で受信して、受信した放送波を変換部53で放送データ(音声データと映像データ)に変換する。そして、テレビ装置15は、音声データを音声としてスピーカ57から放音し、映像データを映像としてモニタ59に表示する。また、テレビ装置15は、変換部53が変換した放送データ(音声データと映像データ)を記録部55に記録しておき、記録部55に記録した音声データを音声としてスピーカ(放音手段)57から放音し、映像データを映像としてモニタ59に表示することもできる。なお、記録部55は、テレビ装置15と一体でも別体でも良い。
テレビセンサ(視聴確認装置)17は、マイク61、音響透かし抽出部63、GPS情報受信部65、計時部67、位置情報算出部69、機器情報記憶部71、表示部73、操作部75、情報付加部77、コードデータ記憶部78、及びコードデータ送信部79を備えている。
マイク(収音手段)61は、テレビ装置15のスピーカ57から放音された音声を収音して、音声データに変換する。マイク61としては1つの無指向性マイクを用いても、複数の無指向性マイクを用いても良い。
音響透かし抽出部(抽出手段)63は、マイク61が変換した音声データに含まれる音響透かしを抽出し、電子データ(以下、コードデータと称する。)に変換して情報付加部77に出力する。音響透かし抽出部63は、音響透かしが暗号化されている場合には、復号せずにそのまま出力する。また、音響透かし抽出部63は、音響透かしを抽出してコードデータに変換する際に、操作指示情報が含まれている場合には、この操作指示情報を表示部73に出力する。
GPS情報受信部65は、複数のGPS衛星21からの電波(GPS電波)を受信する。
計時部(計時手段)67は、日時を計時しており、放送コンテンツの再生日時情報として日時情報を情報付加部77に出力する。計時部67が計時する日時は、GPS電波から抽出された日時情報により校正される。
位置情報算出部(位置特定手段)69は、複数のGPS衛星21からのGPS電波を用いて現在位置を算出し、この現在位置情報を情報付加部77に出力する。
機器情報記憶部71は、テレビセンサ17に関する情報(機器情報)を記憶する。例えば、テレビセンサ17を特定するシリアル番号等の情報や、テレビセンサ17の使用者の情報(例えば、年齢、性別、職業、趣味等の情報)を記憶している。
表示部(報知手段)73は、音響透かし抽出部63が出力した操作指示情報を表示する。なお、表示に代えて音声で報知するように構成することも可能である。
操作部(操作手段)75は、複数の入力ボタンを備えており、視聴者(ユーザ)の操作を受け付けて、その操作に応じた信号(操作情報)を情報付加部77に出力する。視聴者は、例えば、表示部73に操作指示情報が表示されたときや、放送コンテンツについての意見を投稿するときに操作部75を操作する。
情報付加部(情報付加手段)77は、音響透かし抽出部63が出力したコードデータに、計時部67が出力した日時情報、位置情報算出部69が出力した現在位置情報、及び操作部75が出力した操作情報を付加する。また、情報付加部73は、機器情報記憶部71から機器情報を読み出して、コードデータに付加する。そして、情報付加部77は、複数の情報を付加したコードデータをコードデータ記憶部78に出力する。
コードデータ記憶部78は、情報付加部77が出力したコードデータを記憶する。
コードデータ送信部(通信手段)79は、コードデータ記憶部78からコードデータを読み出して、集計装置19に出力する。
なお、テレビセンサ17には、情報付加部77に暗号部を設けて、日時情報・現在位置情報・操作情報・機器情報を暗号化し、これら暗号化した情報をコードデータに付加するように構成することも可能である。
集計装置19は、受信部81、コード復号部83、及びコード情報集計部85を備えている。集計装置19は、無線または有線でテレビセンサ17と接続されている。
受信部(情報受信手段)81は、テレビセンサ17が出力したコードデータを受信する。
コード復号部(復号化手段)83は、暗号化されているコードデータを復号化する。コード復号部83は、コードデータに付加された他の情報(日時情報・現在位置情報・操作情報・機器情報)が暗号化されている場合には、その情報も復号する。そして、コード復号部83は、コードデータや付加された他の情報(日時情報・現在位置情報・操作情報・機器情報)をコード情報集計部85に出力する。
コード情報集計部(集計手段)85は、コード復号部83が出力したコードデータにその他の情報を関連付けて集計する。
次に、視聴確認システムの処理動作や設定について説明する。
音響透かし重畳装置11は、図外の記録装置や中継装置から出力された放送コンテンツ(例えば、ニュース・ドラマ・映画・ガイダンス・コマーシャル等)の音声データに、その放送コンテンツを特定するためのコード(特定情報)を音声データ化して重畳する。すなわち、音響透かし重畳装置11は、放送コンテンツのコードを周知の音響透かし技術を用いて音声データ化し、この音声データ(音響透かし)を放送コンテンツの音声データに重畳する。
音響透かし重畳装置11が音響透かしを重畳した放送コンテンツの放送データ(音声データ及び映像データ)は、放送局13で放送波に重畳して送信(放送)される。
テレビ装置15は、放送局13が放送(送信)した放送波を受信して、受信した放送波を放送データ(音声データと映像データ)に変換する。そして、テレビ装置15は、音声データを音声としてスピーカ57から放音し、映像データを映像としてモニタ59に表示する。
テレビセンサ17は、テレビ装置15のスピーカ57から放音された音声をマイク61で収音し、音声に含まれる音響透かしを抽出して電子データであるコードデータに変換する。そして、テレビセンサ17は、日時情報・現在位置情報・操作情報・機器情報をコードデータに付加して集計装置19へ出力する。
集計装置19は、テレビセンサ17から送られてきたコードデータを集計する。
音響透かし重畳装置11では、上記のように、放送コンテンツを特定するためのコードを周知の音響透かし技術を用いて音声データ化して、放送コンテンツの音声データに重畳するので、視聴者は、コードが重畳されたことは意識することなく、放送コンテンツを視聴できる。
音響透かし重畳装置11が放送コンテンツに重畳するコードとしては、例えばGコード(登録商標)のように、放送コンテンツを一意に特定できるものが好適である。但し、Gコード(登録商標)は、放送日・開始時刻・録画時間・チャンネルの情報を有しているが、放送する年や月を特定できない。そのため、長期間にわたり視聴状況を確認する場合には、放送する年や月の情報も含むコードを用いるのが良い。放送コンテンツに重畳するコードは、視聴者に入力させるものではないので、Gコード(登録商標)のように複数の情報を1つの情報に変換したものでも、各情報を羅列したものでも良い。放送コンテンツの視聴状況の詳細について集計する場合には、日時情報として、放送する時刻の情報として分や秒の情報を含むコードを作成して、分単位や秒単位でコード情報を放送コンテンツに重畳すると良い。コードとしては、放送日時やチャンネルの情報だけでなく、番組名等の情報を含めることも可能である。
また、音響透かし重畳装置11では、操作指示作成部42を備えているので、テレビセンサ17の操作部75を視聴者に操作するように促すメッセージ情報(操作指示情報)を作成して、所定のタイミングでこのコードを重畳し、テレビセンサ17の操作部75の操作状況を集計することで、視聴者の視聴状況を確認できる。例えば、放送コンテンツを録画せずにリアルタイムで視聴しているか、特定のコマーシャルを視聴しているか、放送コンテンツをテレビ装置で再生中に視聴者が本当に視聴しているか等を確認することができる。
また、音響透かし重畳装置11では、暗号化したコードを音響透かしとして、音声データに重畳するので、コードに含まれる情報が不正に改ざんされるのを防止できる。
次に、テレビセンサ17は、上記のように日時情報・現在位置情報・操作情報・機器情報をコードデータに付加して集計装置19へ出力するので、テレビ装置15で再生された放送コンテンツが録画されたものか否か、どこで再生されたものか、どのような操作が行われたか、どのような視聴者が視聴したか等を判別できる。
コードデータに付加する日時情報は、コードデータを検出する毎に付加すると良い。また、コードデータを検出していなくても操作情報の出力が必要なとき等に日時情報や他の情報を操作情報とともに出力することも可能である。
また、テレビセンサ17は、テレビ装置15のスピーカ57から放音された放送コンテンツの音声をマイク61で収音するが、スピーカ57から放音される音声には、放送コンテンツを特定するためのコードが音響透かしとして重畳されている。そのため、特許文献1に記載の発明のように視聴環境の影響を受けることなく確実に音響透かしを抽出して、放送コンテンツを特定することができる。
さらに、テレビセンサ17は、GPS衛星21からの電波を受信して計時部67を校正しているので、放送コンテンツを再生した日時について正確な情報を出力できる。また、音響透かし重畳装置11もGPS衛星21からの電波を受信して、日時情報を校正しているので、テレビセンサ17と音響透かし重畳装置11はGPS衛星21を介して同期が取られていることになる。そのため、集計装置19において放送コンテンツの放送日時や視聴日時についてより正確な情報を集計できる。
また、テレビセンサ17は、GPS電波を用いて算出した現在位置情報を出力するので、視聴者(ユーザ)やオペレータがテレビセンサ17の設置場所に関する情報を入力しなくても良く、入力情報を削減できる。
また、テレビセンサ17では、操作部75を視聴者に操作するように促すメッセージ情報(操作指示情報)を受信すると、このメッセージ情報を表示して視聴者に操作部の操作を促す。このとき、特定のボタンや複数のボタンの操作指示を出力することで、ユーザが放送コンテンツや特定のコマーシャルを本当に視聴したか否かを確実に確認できる。
なお、視聴者に操作部を確実に操作してもらうために、操作を行う毎にポイントを付与して、視聴者が利益を得られるように構成すると良い。
また、テレビセンサ17の操作部75に放送コンテンツを評価するためのボタン(例えば5段階評価する場合には5つのボタン)を設けておくと良い。これにより、視聴者は、放送コンテンツの視聴中に、全体や一部分を5段階評価することができ、この評価内容が集計装置19に送信されるので、以後の放送コンテンツの制作時に視聴者の評価を反映させることができる。
また、テレビセンサ17では、集計装置19に対して、コードデータを随時出力するように設定することも、一定期間コードデータ記憶部78で記憶しておき一定期間毎に出力するように設定することも可能である。集計装置19の集計方法やテレビセンサ17と集計装置19とを接続する回線に応じて決定すると良い。例えば、集計装置19において放送コンテンツの視聴状況をリアルタイムで集計する場合や、テレビセンサ17と集計装置19とがインターネット等により常時接続されている場合には、コードデータを随時出力するように設定すると良い。一方、集計装置19において放送コンテンツの視聴状況を一定期間毎に集計する場合や、テレビセンサ17と集計装置19とが電話回線等によりダイヤルアップ接続されている場合には、コードデータを一定期間毎(例えば半日毎や1日毎)に出力するように設定すると良い。
次に、集計装置19は、上記のようにテレビセンサ17から送られてきたコードデータを集計するので、この集計データに基づいて視聴状況や視聴率の確認等を詳細に分析することができる。
例えば、放送コンテンツの放送時間とテレビセンサ17で付加された再生時間とを比較することで、リアルタイムの視聴率や録画視聴率を確認できる。また、操作コードを集計することで、コマーシャルが視聴されているか、放送コンテンツが視聴されずに再生されていないか等を分析できる。
また、現在位置情報や機器情報を集計することで、視聴率の高い地域や年齢層等を分析できる。
また、音響透かし重畳装置11では、放送コンテンツ入力部45から入力された放送コンテンツの音声がマルチチャンネル(複数チャンネル)の場合には、チャンネル毎に違うコードを重畳すると良い。
図2は、マルチチャンネル放送での視聴状況を取得する際の処理を説明するための図である。図2には、主要部のみを示している。
音声透かし重畳装置11は、放送コンテンツが複数の音声チャンネル(音声データ)により構成されている場合には、図2に示すように、そのチャンネル毎に個別に識別できるように、異なるコードを重畳する。各音声チャンネル信号用のコードは、コード入力部31から入力される。各コードには、日時情報付加部39で日時情報が付加され、コード暗号部41で暗号化され、透かし生成部43で、音響透かしに変換される(図2には日時情報付加部39、コード暗号部41は不図示)。そして、透かし埋込部47で、音響透かし化された各コードが、対応する音声チャンネルの信号に重畳される。
マルチチャンネル音声の放送コンテンツは放送局13から放送(送信)され、テレビ装置15で受信される。
音声チャンネルの信号に重畳するコードとしては、例えば、図2に示すように、その放送コンテンツを特定するコードとチャンネル番号を示すコードを組み合わせたものを使用すると良い。このようなコードは、多カ国語の番組やメインチャンネルと複数のサブチャンネルと内容が異なる番組等、1つの音声チャンネルを選択する放送コンテンツの場合に好適である。
また、音楽や映画の番組等サラウンド音声(例えば5.1ch)の放送コンテンツの場合には、上記のようにその放送コンテンツを特定するコードとチャンネル番号を示すコードを組み合わせたものを使用すると良い。また、いずれかのチャンネル(例えばセンタチャンネル)にはその放送コンテンツを特定するコードとチャンネル番号を示すコードを重畳し、他のチャンネルにはチャンネル番号を示すコードのみを重畳するようにしても良い。
上記の各場合においては、音声チャンネル信号を識別できるのであれば、チャンネル番号に限らず、他のコードを用いることも可能である。
また、放送コンテンツが音楽や映画の番組等の場合には、マルチチャンネル音声として、サラウンド再生用の音声(例えば5.1ch)だけでなく、ステレオ再生用の音声、モノラル再生用の音声により構成しても良い。この場合には、いずれか1つのチャンネルの音声に、その放送コンテンツを特定するコードと音声の再生方式を示すコードを組み合わせたものを音声透かし化して重畳すると良い。
テレビ装置15が多カ国語の放送コンテンツを受信した場合には、視聴者はいずれかの言語を聞くために不図示の操作部で音声チャンネルを選択する。テレビ装置15は、スピーカ57(57−1)から選択された音声チャンネルの音声を放音する。テレビセンサ17は、選択された音声チャンネルの音声をマイク61で収音する。そして、音声透かし抽出部63で、その音声に重畳された音声透かしを抽出する。そして、この音声透かしをコードデータ(図2では番組コード+ch1番号)に変換する。さらに、他の情報を情報付加部77(図2では不図示)で付加してコードデータ送信部79から集計装置19に出力する。
集計装置19は、テレビセンサ17が出力したコードデータを受信部81で受信して、コード復号部83で復号し、コード情報集計部85で集計する。
したがって、多カ国語の放送コンテンツの場合には、どの言語の音声チャンネルが選択されたかを集計できるので、視聴率の高い言語や、視聴されない不要な言語等を分析できる。
また、テレビ装置15がサラウンド音声(例えば5.1ch)の放送コンテンツを受信した場合には、視聴者の視聴環境により音声の再生方式が異なる。すなわち、視聴者がサラウンドシステムを所有している場合には、サラウンド再生される。また、視聴者がサラウンドシステムを所有していない場合には、スピーカを1つ備えたテレビ装置15では、サラウンド音声信号がダウンミックスされてモノラル再生される。また、スピーカを2つ備えたテレビ装置15では、サラウンド音声信号がダウンミックスされてステレオ再生される。
上記のように、サラウンド音声(例えば5.1ch)の放送コンテンツの各チャンネル音声にコードが重畳され、サラウンド音声信号をダウンミックスする場合には、テレビ装置15の変換部53を以下のように構成すると良い。すなわち、5.1chの音声をステレオ音声にダウンミックスする場合には、Lch(1ch)とRch(2ch)以外のチャンネルの音声に重畳された音声透かしを除去するように構成すると良い。また、5.1chの音声をモノラル音声にダウンミックスする場合には、Lch(1ch)以外のチャンネルの音声に重畳された音声透かしを除去するように構成すると良い。
このように構成することで、テレビセンサ17は、サラウンド再生された音声(5.1chの音声)を収音する場合には、各チャンネルの音声に重畳された音声透かしを抽出して、6つのコード(図2では番組コード+ch1番号〜ch6番号)に変換して出力することが可能である。
また、テレビセンサ17は、ステレオ再生された音声(2chの音声)を収音する場合には、各チャンネルの音声に重畳された音声透かしを抽出して、2つのコード(図2では番組コード+ch1番号+ch2番号)に変換して出力することが可能である。また、テレビセンサ17は、モノラル再生された音声(1chの音声)を収音する場合には、1つのチャンネルの音声に重畳された音声透かしを抽出して、1つのコード(図2では番組コード+ch1番号)に変換して出力することが可能である。
したがって、集計装置19では、テレビセンサ17が出力したコードを受信することで、どのような再生方式で視聴者が放送コンテンツの音声を聴取したかを集計することができる。これにより、視聴者の視聴環境の分析やサラウンドシステムの販売方式の検討等に役立てることができる。
なお、音響透かし抽出部63は、図2に示したように、各チャンネルの音声に重畳された音声透かしを抽出してコードに変換すると、コードの重複する部分(番組コード)を削除してから、コードデータを出力するように構成している。しかし、このように、コードの重複する部分(番組コード)を削除せずに、変換した各コードをそのまま出力するように構成しても良い。
なお、本発明では、位置情報提供手段の一例として、複数のGPS衛星からGPS電波により視聴確認装置(テレビセンサ)が位置を特定する場合について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、他の手段を用いることももちろん可能である。例えば、携帯電話やPHSの基地局や、無線LANのノード(ホットスポット(登録商標))から発信される電波を利用して、GPS衛星の場合と同様に、周知の三角測量法等によりその位置を特定すると良い。また、道路等に所定の間隔で設置した位置ID発振器(ビーコン)やICタグ等の機器から位置情報(位置ID)を取得して、それらの機器との距離が短い場合には、その位置情報を現在位置情報としたり、それらの機器との距離が長い場合には、それらの機器との相対距離を算出して位置情報を取得したり、種々の方法を用いることが可能である。
また、本発明では、放送コンテンツを特定するためのコード(特定情報)は、外部か入力するか、または操作部33の操作により入力するものとしたがこれに限るものではない。例えば、放送コンテンツ入力部45から放送コンテンツが入力されると、コード入力部31でその音声情報や映像情報を解析して、自動的にコードを生成するように構成しても良い。
また、以上の説明では、本発明をテレビ放送に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限るものではなく、ラジオ放送やインターネット放送等、放送によりユーザにコンテンツを提供する形態であれば良い。また、放送受信装置が受信する放送の種類はアナログ放送でもデジタル放送でも良い。
以上のように、本発明の視聴確認システムでは、視聴の確認に用いるデータ容量を小さくすることができ、通信の負荷を軽減できる。また、従来の構成のようにパターンマッチング処理が不要なため、処理の負荷を軽減できる。さらに、放送コンテンツが実際に再生された日時を容易に把握でき、放送コンテンツの視聴状況の分析に役立つ。加えて、視聴の確認を確実に行うことができ、また、複数のデータを取り扱うことができるので、放送コンテンツの視聴状況について集計したデータに基づいて高度な分析が可能である。
本発明の実施形態に係る視聴確認システムのブロック図である。 マルチチャンネル放送での視聴状況を取得する際の処理を説明するための図である。
符号の説明
1…視聴確認システム 11…重畳装置 13…放送局 15…テレビ装置 17…テレビセンサ 19…集計装置 21…GPS衛星 31…コード入力部 33…操作部 35…コード記憶部 37…GPS情報受信部 39…日時情報付加部 41…コード暗号部 42…操作指示作成部 43…透かし生成部 45…放送コンテンツ入力部 47…透かし埋め込み部 49…放送コンテンツ出力部 51…受信部 53…変換部 55…記録部 57…スピーカ 59…モニタ 61…マイク 63…音響透かし抽出部 65…GPS情報受信部 67…計時部 69…位置情報算出部 71…機器情報記憶部 73…情報付加部 73…表示部 75…操作部 77…情報付加部 78…コードデータ記憶部 79…コードデータ送信部 81…受信部 83…コード復号部 85…コード情報集計部

Claims (8)

  1. 放送局から放送される放送コンテンツの音声データが入力される入力手段と、放送コンテンツを特定する特定情報を音響透かしに変換してこの放送コンテンツの音声データに重畳する音響透かし重畳手段と、を備えた音響透かし重畳装置と、
    前記音響透かし重畳装置で音響透かしが重畳されて、前記放送局から放送された放送コンテンツの音声データを受信する放送受信手段と、前記放送受信手段が受信した音声データを音声として放音する放音手段と、を備えた放送受信装置と、
    音声を収音して音声データに変換する収音手段と、現在の日時を計時する計時手段と、放送コンテンツの音声データに含まれる音響透かしを抽出して放送コンテンツの特定情報に変換する抽出手段と、特定情報に別の情報を付加する情報付加手段と、特定情報を出力する通信手段と、を備えた視聴確認装置と、
    情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段が受信した情報を集計する集計手段と、を備えた特定情報集計装置と、
    を含み、
    前記視聴確認装置は、前記放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしを前記抽出手段で抽出して放送コンテンツの特定情報に変換し、前記計時手段から現在の日時情報を取得して、この日時情報を放送コンテンツの再生日時情報として前記変換した放送コンテンツの特定情報に前記情報付加手段で付加し、この再生日時情報を付加した特定情報を前記通信手段で出力し、
    前記特定情報集計装置は、前記視聴確認装置が出力した特定情報を情報受信手段で受信し、この特定情報に基づいて放送コンテンツの特定情報と再生日時情報とを関連付けて集計手段で集計し、
    前記視聴確認装置は、情報を報知する報知手段と、前記報知手段の報知内容に基づく操作を受け付ける操作手段と、を備え、
    前記音響透かし重畳装置は、前記視聴確認装置の操作手段の操作を指示する指示データを作成する操作指示作成手段を備え、
    前記音響透かし重畳装置は、前記音響透かし重畳手段で前記指示データを音響透かしに変換して放送コンテンツの音声データに重畳し、
    前記視聴確認装置は、前記放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしが前記指示データの場合には、前記操作手段の操作を指示する報知情報に変換し、この報知情報を前記報知手段に出力し、前記操作手段が受け付けた操作に応じた操作情報を出力し、
    前記特定情報集計装置は、前記視聴確認装置が出力した操作情報を情報受信手段で受信して、この操作情報を放送コンテンツの特定情報と関連付けて集計手段で集計することを特徴とする視聴確認システム。
  2. 前記音響透かし重畳装置は、前記特定情報を暗号化する暗号化手段を備え、
    前記特定情報集計装置は、前記暗号化された特定情報を復号化する復号化手段を備えた請求項1に記載の視聴確認システム。
  3. 前記音響透かし重畳装置の音響透かし重畳手段は、放送コンテンツが複数の音声データにより構成されている場合には、各音声データを個別に識別可能な特定情報を音声透かしに変換して各音声データに重畳する請求項1または2に記載の視聴確認システム。
  4. 放送局から放送される放送コンテンツの音声データが入力される入力手段と、放送コンテンツを特定する特定情報を音響透かしに変換してこの放送コンテンツの音声データに重畳する音響透かし重畳手段と、を備えた音響透かし重畳装置と、
    前記音響透かし重畳装置で音響透かしが重畳されて、前記放送局から放送された放送コンテンツの音声データを受信する放送受信手段と、前記放送受信手段が受信した音声データを音声として放音する放音手段と、を備えた放送受信装置と、
    音声を収音して音声データに変換する収音手段と、現在の日時を計時する計時手段と、放送コンテンツの音声データに含まれる音響透かしを抽出して放送コンテンツの特定情報に変換する抽出手段と、特定情報に別の情報を付加する情報付加手段と、特定情報を出力する通信手段と、を備えた視聴確認装置と、
    情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段が受信した情報を集計する集計手段と、を備えた特定情報集計装置と、
    を含み、
    前記視聴確認装置は、前記放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしを前記抽出手段で抽出して放送コンテンツの特定情報に変換し、前記計時手段から現在の日時情報を取得して、この日時情報を放送コンテンツの再生日時情報として前記変換した放送コンテンツの特定情報に前記情報付加手段で付加し、この再生日時情報を付加した特定情報を前記通信手段で出力し、
    前記特定情報集計装置は、前記視聴確認装置が出力した特定情報を情報受信手段で受信し、この特定情報に基づいて放送コンテンツの特定情報と再生日時情報とを関連付けて集計手段で集計し、
    前記音響透かし重畳装置は、前記特定情報を暗号化する暗号化手段を備え、
    前記特定情報集計装置は、前記暗号化された特定情報を復号化する復号化手段を備えたことを特徴とする視聴確認システム。
  5. 前記音響透かし重畳装置の音響透かし重畳手段は、放送コンテンツが複数の音声データにより構成されている場合には、各音声データを個別に識別可能な特定情報を音声透かしに変換して各音声データに重畳する請求項4に記載の視聴確認システム。
  6. 放送局から放送される放送コンテンツの音声データが入力される入力手段と、放送コンテンツを特定する特定情報を音響透かしに変換してこの放送コンテンツの音声データに重畳する音響透かし重畳手段と、を備えた音響透かし重畳装置と、
    前記音響透かし重畳装置で音響透かしが重畳されて、前記放送局から放送された放送コンテンツの音声データを受信する放送受信手段と、前記放送受信手段が受信した音声データを音声として放音する放音手段と、を備えた放送受信装置と、
    音声を収音して音声データに変換する収音手段と、現在の日時を計時する計時手段と、放送コンテンツの音声データに含まれる音響透かしを抽出して放送コンテンツの特定情報に変換する抽出手段と、特定情報に別の情報を付加する情報付加手段と、特定情報を出力する通信手段と、を備えた視聴確認装置と、
    情報を受信する情報受信手段と、前記情報受信手段が受信した情報を集計する集計手段と、を備えた特定情報集計装置と、
    を含み、
    前記視聴確認装置は、前記放送受信装置が放音した音声を前記収音手段で収音し、収音した音声に含まれる音響透かしを前記抽出手段で抽出して放送コンテンツの特定情報に変換し、前記計時手段から現在の日時情報を取得して、この日時情報を放送コンテンツの再生日時情報として前記変換した放送コンテンツの特定情報に前記情報付加手段で付加し、この再生日時情報を付加した特定情報を前記通信手段で出力し、
    前記特定情報集計装置は、前記視聴確認装置が出力した特定情報を情報受信手段で受信し、この特定情報に基づいて放送コンテンツの特定情報と再生日時情報とを関連付けて集計手段で集計し、
    前記音響透かし重畳装置の音響透かし重畳手段は、放送コンテンツが複数の音声データにより構成されている場合には、各音声データを個別に識別可能な特定情報を音声透かしに変換して各音声データに重畳することを特徴とする視聴確認システム。
  7. 前記視聴確認装置の前記抽出手段は、前記収音手段が複数の音声を収音すると、各音声データに含まれる音声透かしを抽出して特定情報に変換し、
    前記通信手段は、前記抽出手段が抽出した各特定情報を出力する請求項3、請求項5または請求項6に記載の視聴確認システム。
  8. 前記視聴確認装置は、位置情報提供手段からの電波を受信して現在位置情報を算出する位置特定手段を備え、前記位置特定手段が算出した現在位置情報を、前記再生日時情報を付加した特定情報に付加して出力する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の視聴確認システム。
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