JP2972547B2 - ラジオ聴取者またはテレビジョン視聴者のサーベイをするための装置および方法 - Google Patents

ラジオ聴取者またはテレビジョン視聴者のサーベイをするための装置および方法

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JP2972547B2 JP7109820A JP10982095A JP2972547B2 JP 2972547 B2 JP2972547 B2 JP 2972547B2 JP 7109820 A JP7109820 A JP 7109820A JP 10982095 A JP10982095 A JP 10982095A JP 2972547 B2 JP2972547 B2 JP 2972547B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モニタリング・デバイ
スを携帯しているモニタ対象の個人が、テレビジョン・
チャネルやラジオ局などの特定の信号ソースにチューニ
ングしているかどうかを判別するサーベイ(調査)手法
を目的とし、具体的には、プログラミング信号と結合さ
れたサーベイ信号を送信し、受信装置で受信されたあ
と、可聴周波数範囲の信号をスピーカから再生すること
を目的とし、このサーベイ信号は受信装置で非音響信号
に変換されて送信されたあと、モニタリング・デバイス
で検出することにより、個人がチューニングしている信
号ソースが識別される。
【0002】
【従来の技術】視聴者または聴取者の各人が、任意の時
刻にテレビジョン(“TV”)チャネルやラジオ局など
の特定のプログラミング・ソース(以下、「信号ソー
ス」と呼ぶ)にどの程度までチューニングしているかを
調べるために、視聴者または聴取者をサーベイ(調査)
することは、特定のプログラム(番組)および/または
特定の広告を識別できることも含めて、いくつかの理由
で重要である。なお、本明細書で用いられている「TV
チャネル」または「ラジオ局」という用語は、すべての
信号ソースを意味するものとする。広告会社は、当然の
ことながら、広告会社のコマーシャルを見ている(聞い
ている)人数を知ることと、視聴者(聴取者)を経済的
および社会的カテゴリ別に知ることに関心をもってい
る。放送会社は視聴者(聴取者)の規模と種別に関する
統計を利用して、広告料率を設定している。
【0003】このような情報を得るための従来の手法で
は、主に次のようなアプローチが採用されている。ラジ
オ局の範囲内の人々や、テレビジョン・チャネル(放送
電波または有線ケーブルで)を受信する人々に電話で連
絡をとり、視聴(聴取)の習慣に関してインタビューし
ている。各個人には、例えば、それまでの24時間に視
聴(聴取)していた信号ソースについて質問している。
しかし、この手法によると、記憶の誤りがあるだけでな
く、インタビュアに起因にして偏見が生じる可能性があ
るために、疑いがある。例えば、ある特定の信号ソース
を挙げて人にインタビューした場合、その信号ソースを
見ていたかどうかの質問に対して、実際には放送されて
いなかったときでも、その暗示を受けて肯定の応答をす
るおそれがある。別の手法では、テスト対象者となるこ
とに同意した人に日記をつけさせている。どの信号ソー
スを聞いていたかを記録するために、一日の日記を手作
業でつけさせている。日記は定期的に収集して、分析し
ている。しかし、このアプローチによると、テスト対象
者が忘れたり、怠けたりして日記をつけないことがある
ため、不正確になりがちである。また、日記をつけるこ
とが遅れたために、誤った記入が行われることもあり得
る。従って、以上から理解されるように、上述の最初に
説明した記憶に頼るアプローチは、ある特定の時間にな
にを聞いていたかを正確に覚えていないことがあるた
め、また、暗示による偏見という問題が起こる可能性が
あるため、満足すべきものではない。日記に基づくアプ
ローチは、協力しない人がいたり、必要とする記録の正
確さを得るために必要な几帳面さで日記をタイムリーに
つけない人がいるため、同様に満足すべきものではな
い。
【0004】上述した手法では、いずれも、TV視聴お
よび/またはラジオ聴取の習慣を記録するテスト参加者
の側に、時間を消費する大量の作業が要求される。テス
ト参加者が受動的な役割を果たすだけでよい、他の手法
も知られている。例えば、プログラミング信号と一緒に
送信されるサーベイ信号を利用して、可聴範囲でサーベ
イ信号を再生することは公知である。米国特許第4,718,
106 号に開示されているように、定期的に送信されるサ
ーベイ信号は受信側で検出され、可聴信号またはコード
の形でスピーカから可聴的に再生されている。ここで
「可聴」(audible) というときは、人間に聞こえる可聴
周波数範囲内にあるものである。もっと具体的に説明す
ると、スピーカは、例えば、マイクロホンによって検出
可能で、人間に聞こえる可聴範囲と科学的に呼ばれてい
る周波数で、圧力波(pressure waves)を空気中に発生し
ている。このような圧力波、つまり、信号は、本明細書
では「音響」(acoustic)と呼ばれることがある。音響波
は、それが実際に人に聞こえるかどうかに関係なく、従
来のスピーカから再生可能であり、従来のマイクロホン
で検出可能であるかぎり、可聴であると言われている。
可聴音響信号は、モニタ対象の個人が携帯しているポー
タブル・デバイスによって検出され、出現の発生回数(i
ncidence of occurrences)と出現時刻に関するデータが
ストアされ、分析される。
【0005】サーベイ信号はその信号に割り当てられた
任意の時点で、つまり、プログラミング信号のギャップ
期間に、単独で送信することができる。これは、プログ
ラムに自然の中断(natural break) が現れたとき、ある
いはプログラムの終了時に、あらかじめ決めた定期的イ
ンターバルで行うことができる。別の方法として、サー
ベイ信号をプログラミング信号と同時に送信することも
可能である。例えば、米国特許出願第08/003,325号(19
93年1月12日出願)に開示されているように、ノッチ・
フィルタ(notch filter)で狭周波数帯をプログラミング
信号から除去することが可能であり、この周波数帯はサ
ーベイ信号のために使用されている。対応するフィルタ
リングが受信側でも行われる。これはアナログ信号も同
じである。しかし、プログラミング信号とサーベイ信号
は、同じようにディジタル信号にすることができる。サ
ーベイ信号は、モニタ対象の個人に、例えば、マルチノ
ート音楽トーン(multi-note musical tone) として聞こ
えるような性質にすることができるが、ボリューム(音
量)を下げておよび/または可聴周波数範囲の両極端で
送信して、トーンが聞こるのを可能な限り防止するよう
にすることもできる。
【0006】スピーカを使用してサーベイ信号を再生す
ることは多くの面で非常に有用である。しかし、送信サ
ーベイ信号を可聴的に再生してマイクロホンでピックア
ップする必要があることは、音が聴取者に聞こえると、
その音がボリューム、発生頻度および内容に応じて煩わ
しくなる傾向があるため、この手法の欠点にもなってい
る。有意義なサーベイ結果を得るためには、サーベイ信
号間のインターバルを、例えば、10分に設定すること
ができる。例えば、チャネル間の切替えを頻繁に行うこ
とを考慮するといった、ある種の目的では、1分または
それ以下のインターバルが必要になる場合がある。この
ようすると、例えば、音楽プログラム(番組)がふさわ
しくない個所で切断(chopping)または中断(interruptio
n)されることになり、人によっては、そのコードが可聴
範囲内で繰返し再生されることで煩わしくなる。
【0007】もう1つ厄介な要因は、ポータブル・モニ
タリング・デバイスがスピーカから再生されたサーベイ
信号をピックアップできるようにするために、最小サー
ベイ信号振幅が必要になることである。しかし、この振
幅をどのようにするかは、モニタ対象の個人がスピーカ
からどれだけ離れているかによって左右される。家に数
台のTVセットがある場合には、座席の配置が異なり、
通常、部屋ごとに異なるために、モニタ対象の個人とT
Vセット間の距離は一定になっていない。よく行われる
ように、複数の個人が同じ家庭でモニタ対象になってい
る場合には、個人が使用する座席が異なり、例えば、部
屋の規模によっては、座席とTVセット間の距離が著し
く異なることがあるので、部屋が決まっている場合で
も、振幅を設定することが困難である。従って、この要
因に基づいて最小になるように調整されたサーベイ信号
の振幅は、ある部屋または個人については検出可能であ
っても、起こり得るあらゆる状況や配置にも、有効であ
るとは限らない。従って、モニタ対象の個人の少なくと
も一部は、例えば、距離Xのときの振幅を設定し、その
人の座席がX/2にあれば、可聴サーベイ信号が聞こえ
てしまうことになる。
【0008】上記に鑑みて、好ましいことは、モニタ対
象の個人が識別できるようなサーベイ信号の使用を避け
ることである。しかし、国によっては、例えば、商用ラ
ジオの信号は可聴範囲に限定しなければならないという
政府の規制がある。事実、現在商用化されているスピー
カが人間の可聴範囲を超える周波数を再生できる場合で
あっても、政府の規制が許容している使用可能送信周波
数は、旧式の低品質スピーカとの互換性をもたせる必要
上、可聴範囲に制限されている。従って、送信端の要求
条件と受信端の要求条件の間に矛盾が起こっている。送
信端では、サーベイ信号を可聴範囲で送信する必要があ
るのに対し、受信端では、モニタ対象の個人を混乱させ
ないような形でサーベイ信号を再生することが望まれて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第4,718,106
号に開示されている手法は、受動的モニタリングを行う
点で非常に有用であるが、ほかにもいくつかの欠点があ
る。例えば、この手法によると、聴取される信号ソース
をウォークマン(Walkman) タイプのデバイスではモニタ
することができない。このタイプのデバイスはヘッドホ
ンに頼り、スピーカが付いていないか、あるいはヘッド
ホンをラジオやTVセットにプラグインしてスピーカを
カットアウトしているためであり、どちらの場合も、音
響信号がモニタ対象の個人が携帯するデバイスが検出で
きるだけの距離まで放射されないからである。また、こ
の特許に開示されている手法によると、例えば、ショッ
ピング・センタ(shopping mall) で、だれかが関心のあ
るモニタリング信号を発信するにせの信号ソース (bogu
s signal source)(例えば、特定のTVプログラムの)
をセットアップしたような場合には、誤った読取りがデ
バイスで行われることになるので、だまされやすいこと
になる。モニタリング・デバイスを携帯している消費者
がたまたまそのショッピング・センタにいるだけで、そ
のモニタリング信号を記録することになり、視聴者でな
いことが明らかな場合であっても、視聴者と記録される
ことになる。
【0010】本発明の目的の1つは、モニタ対象の個人
がチューニングしている信号ソースを識別するために使
用される送信サーベイ信号を利用した、視聴者(聴取
者)サーベイ手法の改良を提供することである。
【0011】本発明の別の目的は、受信側でスピーカか
ら再生されるサーベイ信号を可聴範囲で送信するが、そ
のサーベイ信号をモニタ対象の個人をじゃましない信号
として再生することである。
【0012】本発明の他の目的は、視聴者(聴取者)サ
ーベイ手法で収集された情報にだまされないように、デ
ータ・セクリティを行うことである。
【0013】さらに、本発明の別の目的は、モニタ対象
の個人がヘッドホンを使用している場合であっても、視
聴者(聴取者)をサーベイすることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記および他の目的を達
成するために、本発明の一側面によれば、ラジオ局やテ
レビジョン・チャネルのように、ある特定の信号ソース
を表すサーベイ信号と一緒にプログラミング信号を送信
している、その特定信号ソースにある個人がチューニン
グしているどうかを調べるために視聴者(聴取者)をサ
ーベイする装置である。この場合、プログラミング信号
とサーベイ信号はある周波数範囲内にあって、受信ユニ
ット内のスピーカによって可聴的に再生されるようにな
っている。本装置は、プログラミング信号とサーベイ信
号を合せて複合信号として送信するための送信手段を含
んでいる。受信手段は送信されてきた複合信号を受信
し、スピーカは受信した複合信号に応答して、サーベイ
信号を音響信号として再生する。サーベイ信号は、スピ
ーカから再生されたとき、音響信号がスピーカから十分
な距離にいるとき聞こえないようになっている。変換手
段はスピーカから再生された音響サーベイ信号を非音響
変換信号に変換する。変換信号は送信され、検出手段に
よって信号ソースを示す信号として検出される。
【0015】本発明の別の側面によれば、ラジオ局やテ
レビジョン・チャネルのように、プログラミング信号
と、ある特定の信号ソースを表すサーベイ信号とを合せ
た複合信号を送信している、その特定信号ソースにある
個人がチューニングしているどうかを調べるために視聴
者(聴取者)をサーベイする装置である。この場合、プ
ログラミング信号とサーベイ信号はある周波数範囲内に
あって、受信ユニット内のスピーカによって可聴的に再
生されるようになっている。本装置は複合信号を受信す
る受信手段と、サーベイ信号を音響信号として再生する
スピーカとを含み、サーベイ信号は、スピーカから再生
されたとき、音響信号がスピーカから十分な距離にいる
とき聞こえないようになっている。変換手段はスピーカ
から再生された音響サーベイ信号を非音響変換信号に変
換する。変換信号は送信され、送信されてきた変換信号
を信号ソースを示す信号として検出する検出手段によっ
て検出される。
【0016】本発明の別の側面によれば、ラジオ局やテ
レビジョン・チャネルのように、ある特定の信号ソース
を表すサーベイ信号と一緒にプログラミング信号を送信
している、その特定信号ソースにヘッドホンを用いてい
るある個人がチューニングしているどうかを調べるため
に視聴者(聴取者)をサーベイする装置である。この場
合、プログラミング信号とサーベイ信号はある周波数範
囲内にあって、受信装置に接続されたスピーカおよび/
またはヘッドホンによって可聴的に再生されるようにな
っている。本装置は、プログラミング信号とサーベイ信
号を結合して複合信号として送信する送信手段を含んで
いる。受信手段は送信されてきた複合信号を受信し、複
合信号をジャックから出力してヘッドホンに入力する。
変換ユニットはジャックとプラグを備え、プラグは受信
手段のジャックに差し込まれ、変換ユニットのプラグは
ヘッドホンのプラグを受け入れるようになっている。変
換ユニットは複合信号からサーベイ信号を再生して出力
信号を出力する手段と、出力信号に対応する信号を送信
する手段とを含んでいる。送信された出力信号は、信号
ソースを示す信号として検出される。
【0017】さらに、本発明の別の側面によれば、ラジ
オ局やテレビジョン・チャネルのように、ある特定の信
号ソースを表すサーベイ信号と一緒にプログラミング信
号を送信している、その特定信号ソースにある個人がチ
ューニングしているどうかを調べるために視聴者(聴取
者)をサーベイする方法である。この場合、プログラミ
ング信号とサーベイ信号はある周波数範囲内にあって、
受信ユニット内のスピーカによって可聴的に再生される
ようになっている。本方法は、プログラミング信号とサ
ーベイ信号を合せて複合信号を出力し、該複合信号を送
信するステップを含んでいる。送信された複合信号が受
信されると、サーベイ信号は複合信号から音響信号とし
てスピーカから再生される。サーベイ信号は、スピーカ
から再生されたとき、音響信号がスピーカから十分な距
離にいるとき聞こえないようになっている。スピーカか
ら再生された音響サーベイ信号は非音響変換信号に変換
され、この変換信号が送信される。送信されてきた変換
信号は、信号ソースを示す信号として検出される。
【0018】さらに、本発明の別の側面によれば、ラジ
オ局やテレビジョン・チャネルのように、プログラミン
グ信号と、ある特定の信号ソースを表すサーベイ信号と
を合せた複合信号を送信している、その特定信号ソース
にある個人がチューニングしているどうかを調べるため
に視聴者(聴取者)をサーベイする方法を目的としてお
り、この場合、プログラミング信号とサーベイ信号はあ
る周波数範囲内にあって、受信ユニット内のスピーカに
よって可聴的に再生されるようになっている。本方法は
複合信号を受信し、サーベイ信号を音響信号としてスピ
ーカから再生するステップを含んでいる。サーベイ信号
は、スピーカから再生されたとき、音響信号がスピーカ
から十分な距離にいるとき聞こえないようになってい
る。スピーカから再生された音響サーベイ信号は非音響
変換信号に変換され、この変換信号は送信される。送信
されてきた変換信号は、信号ソースを示す信号として検
出される。
【0019】
【実施例】サーベイ(調査)を実施するには、一定の基
準に基づいて対象者がサーベイ会社によって選定され
る。そのような基準としては、例えば、年齢、所得、地
理的場所、男女の性別、学歴などがある。放送会社およ
び/または広告会社は、これらのカテゴリの1つまたは
2つ以上に分類された対象者の分析を必要とする場合が
ある。テスト対象者となるようにアプローチされる個人
は、テストに参加するように求められるだけであり、テ
ストの詳細は説明されない。テストに必要なことは、あ
る種の着用物の着用であるとだけ、各個人に伝えられ
る。テスト対象者の一人ひとりがサーベイの目的に先入
観をもったり、偏見をもってサーベイの目的から逸脱す
るのを避けるために、それ以上の情報を与えるのは好ま
しくない。例えば、サーベイがラジオのサーベイに関す
るものであると個人に伝えたとすると、その人が普通に
行う以上に余分の時間と注意を払ってラジオを聞くこと
になってしまう。もっと悪いことは、サーベイに関係す
る特定のラジオ局を個人に知らせることである。この問
題を避けるために、各個人に常時携帯する着用物を与え
ている。例えば、そのような着用物としては、男性の場
合は腕時計、女性の場合はブレースレットがある。
【0020】図1は、ラジオがAMまたはFMバンドで
チューニング可能な、あるいはテレビジョン・チャネル
が送信するときの周波数の1つで周波数信号を発信す
る、信号ソース1を示すブロック図である。どちらの場
合も、使用される周波数は、受信端で可聴信号を発生す
る周波数範囲内にあり、その可聴信号は、通常、空気中
を伝わる圧力波の形の音響波にスピーカによって変換さ
れる。信号ソース1は、プログラミング信号ジェネレー
タ3とサーベイ信号ジェネレータ5を含んでいる。ジェ
ネレータ3はライブ・パフォーマンス(生放送)をピッ
クアップするマイクロホンまたはある種の録音済みプロ
グラム・テープを含んでいる。ジェネレータ5として
は、テープ上のコード化信号(taped coded signal)があ
り、例えば、これは、プレイバックのインタバルをプリ
セットしたタイマで動作させることも、手操作で選択的
に作動するスイッチで動作させることもできる。ジェネ
レータ3と5の出力は結合回路(combining circuit) 7
で加算されたあと、送信装置(transmitter) 9へ送られ
る。上述したように、ジェネレータ3と5はアナログま
たはディジタル信号を出力することができ、プログラミ
ング信号とサーベイ信号は時間的にオーバラップさせる
ことも、相互に異なる時刻に現れることもできる。ま
た、サーベイ信号は特定のプログラムや特定のコマーシ
ャルだけと関連して送信することもでき、これはラジオ
局やTVチャネルとしてではなく、信号ソースとして送
信することができる。上述したエレメント3、5、7お
よび9の詳細はこの分野では周知であるので、この送信
手段の回路と構造上の明細についても、信号ソースに関
する詳細についても、以下に説明する点を除き、ここで
説明する必要はないと思われるので、その説明は省略す
る。
【0021】ジェネレータ5は、以下に詳しくする目的
のために使用されるコード化サーベイ信号を出力する。
ここでは、ジェネレータ5は、送信装置9から発信され
る搬送放送波(carrier airwave) に乗せて送信される変
調信号を出力し、この変調信号は、関心のある特定信号
ソースの周波数にチューニングされた受信装置によって
検出可能であると説明するだけに留める。コード化サー
ベイ信号は、事前に選択した時間インターバルで発信さ
れるが、これについては、以下で詳しく説明する。この
コード化サーベイ信号の最も重要な特徴は、そのコード
が特定の信号ソースに固有(unique)になっていることで
ある。その送信、受信およびその後に行われるスピーカ
によるプレイバックは、受信装置がその特定信号ソース
にチューニングされるものとして特徴づけている。具体
的には、コードはTVチャネルを識別することができ
る。TVチャネルで放送されるプログラミングおよび/
コマーシャルは、TVチャネルIDをタイムスタンプ(t
ime stamp)情報と結合することにより判断することがで
きる。別の方法として、コードは、特定のプログラムま
たはコマーシャルを識別することも可能である。これに
より、プログラムがVCRによっていつリプレイされる
かといった時間的要因(time factor) に左右されること
なく、識別することが可能になる。本明細書で用いられ
ている「送信」(transmit)と「放送」(broadcast) とい
う用語は、広い意味では、信号をTVセットまたはラジ
オ・セットの受信装置へ送り、個人のためにビデオおよ
び/または音声で再生するすべての方法を意味する。例
えば、送信装置9は、標準的方法でその信号を放送波に
乗せて放送する。これらの信号は、アンテナ11、チュ
ーナ/増幅器12およびスピーカ16を備えた従来の受
信装置10によってピックアップされる。チューナ/増
幅器12が関心のある信号ソースにチューニングされる
と、トランスミッタ8から放送された信号はスピーカ1
6によって再生されることになる。
【0022】これまでに説明してきた受信装置10は、
普及されている公知のコンポーネントだけを取り上げて
説明してきた。本発明の目的を実現するためには、さら
に別の回路が必要である。以下、この回路を受信装置1
0の一部として説明するが、これは、この回路が同じ収
容器(図示せず)内に収められ、スピーカ16の近くに
置かれているためである。
【0023】音響センサ18はスピーカ16の個所に置
かれている。この音響センサ18は、直接的接触によっ
て、あるいは微小空隙を通してスピーカの振動をピック
アップする。もっと具体的に説明すると、音響センサ1
8は、この振動を直接に感知するようにスピーカ16上
に装着することが可能である。別の方法として、音響セ
ンサ18をスピーカ16に接触しないようにそのすぐ近
くに置くことも可能であり、そうすれば、これらの間の
空隙に発生する圧力波を検出することができる。どちら
の場合も、音響センサ18は、送信されたサーベイ信号
の振幅、つまり、ボリュームが低にセットにされて、サ
ーベイ信号が聞こえないようになっている場合でも、サ
ーベイ信号を受けてスピーカ16が振動したとき発生す
る圧力波を感知することになる。従って、サーベイ信号
の振幅は、スピーカ16から再生されたとき、ボリュー
ムが十分に低レベルになるように制御され、および/ま
たは周波数は、収容器から十分な距離にいる人に聞こえ
ないような周波数になっている。ここで「十分な距離」
(appreciable distance)という用語は、収容器からほぼ
1フィート(約30cm) の位置のことである。
【0024】音響センサ18は、プログラミング信号に
起因するものも含めて、スピーカ16からのすべての振
動を感知して再生し、対応する電気信号を出力するタイ
プのものにすることができる。しかし、サーベイ目的の
ためには、コード化サーベイ信号だけが意味をもってい
る。従って、音響センサ18の電気的出力はコード識別
器(code identifier) 20を通過して行く。例えば、こ
のコンポーネントをノッチ・フィルタ(notch filter)に
すると、サーベイ信号に使用が制限されている狭周波数
帯をモニタすることができる。また、これをコンパレー
タにすると、音響センサ18の出力を、アナログ形式で
あるか、ディジタル形式であるかに関係なく、事前に選
択した基準信号と突き合わせて比較することができる。
コード識別器20は、その入力信号が事前に選択した基
準信号に一致していなければ、信号がその出力側へ通過
するのを阻止する。コード化サーベイ信号が一致してい
るときは、信号コンバータ22へ送られる。この回路は
音響センサ18の出力端に現れた信号を処理して、非音
響信号を出力し、送信装置24によって送信される。送
信装置24の出力は、例えば、電気的にすることがで
き、その場合には、信号コンバータ22は、すでに電気
信号になっているものをコード識別器20から受信する
ので、なにも行う必要がないか、最小限の変換を行うだ
けである。しかし、送信装置24が光学的またはその他
である場合は、適当な変換が必要になる。そのような変
換回路はこの分野では周知であるので、その詳細を説明
することは省略する。
【0025】上記を変形した実施例では、コンポーネン
ト18と20は1つに結合されている。具体的に説明す
ると、音響センサ18は、あらかじめ選択した特定のコ
ードだけに応答するように設計することが可能である。
例えば、音響センサ18は、一定の狭周波数帯の範囲内
にある振動だけを再生するように設計することができ
る。この特徴を利用すると、コード化サーベイ信号だけ
を再生することができる。この実施例によれば、音響セ
ンサ18/コード識別器20の出力信号は、電気的では
なく音響的になっている。従って、信号コンバータ22
は、その入力端に現れた音響信号を送信装置24に適し
たもの、例えば、電気的信号に変換するタイプのもので
なければならない。
【0026】以上を要約して説明すると、受信装置10
の上述した回路はスピーカ16からのサーベイ信号の音
響出力を非音響信号に変換し、この信号は送信装置24
によって収容器(図示せず)から送信される。これは、
スピーカ16から再生された音響サーベイ信号のボリュ
ームを低レベルに維持している間に行われるので、スピ
ーカ16の個所に置かれているが、収容器からあまり離
れていない位置で、音響センサ18により検出すること
ができる。従って、可聴範囲内の送信サーベイ信号を使
用する利点をそのまま生かして、受信端にいるモニタ対
象の個人が注意力を散漫にしたり、不快感を抱いたりす
ることが避けられる。
【0027】ポータブル信号検出器26は、コード検出
器28を含んでいるものとして図示されている。コード
検出器28は、送信装置24から送信された信号に応答
するデバイスのほかに、検出した信号を処理する回路を
備えている。具体的には、送信装置24が電気信号(下
述する別タイプの信号ではなく)を送信していれば、そ
の電気信号はコード検出器28内の回路によって、あら
かじめ選択したコードまたは関心のあるサーベイに関係
するコードと比較される。受信したコードがストアされ
たコードと一致していれば、コード検出器28は出力信
号をメモリ30へ送り、その出力信号は、関心のある特
定の信号ソースにチューニングしている個人が出現した
ことが検出されたとの通知として、メモリにストアされ
る。オプションとして、この出現信号と一緒に時刻(タ
イマ)回路32の出力もメモリにストアして、出現した
ことを記録するだけでなく、それが出現した時刻も記録
するようにすると、日付スタンプを得ることも可能であ
る。米国特許第4,718,106号の主題は、コード検出器2
8、メモリ30および時刻回路32(これらの回路は、
この特許では、それぞれ検出回路11、メモリ13および
時刻回路15と示されている)の回路構成と動作に関し
ては、引用することにより本明細書の一部を構成するも
のである。
【0028】ポータブル信号検出ユニット26は、個人
が通常携帯する小型の着用品に収納することが可能であ
る。例えば、テスト対象者が男性の場合は、種々のコン
ポーネント28,30および32が内蔵されている腕時
計を与えることができる。タイマ回路32は、腕時計の
一部として内蔵されていることはもちろんである。メモ
リを内蔵したエレクトロニック・ウォッチは多数開発さ
れている。アラーム式ウォッチはトーン発生トランスジ
ューサ(tone producing transducer) を内蔵している。
このトランスジューサの代わりにマイクロホンを使用す
ると、音響信号を発生する代わりに音響信号を検出する
ことができる。残りの回路は小規模で実現できるので、
従来のウォッチに簡単に挿入することができる。女性の
場合には、ポータブル信号検出ユニット26の回路はブ
レースレットや飾りピン、ネックレース・ペンダントに
組み入れることができる。
【0029】メモリ30にストアした情報を取り出すに
は、いくつかの方法が可能である。例えば、ポータブル
信号検出ユニット26は、例えば、毎月のインターバル
で物理的に収集して、中央オフィスに送ることができ
る。そこで、メモリ30の内容は中央オフィスの別の適
当なメモリにダンプされ、そこから必要に応じて分類
し、処理し、分析することができる。別の方法として、
ユニット26(例えば、ウォッチ)は、中央オフィスか
ら電話回線でアクセスできるドッキング・ステーション
(docking station) に夜間に移しておくことも可能であ
る。そうすれば、ユニット26を中央ステーションから
アクセスして、ストアされたデータを取り出し、メモリ
のリセットといった他のオペレーションを行うことがで
きる。
【0030】上述した方法で得た情報は、テスト対象者
が関心のある特定TVチャネルまたはラジオ局にどの程
度までチューニングしていたかを示している。要求され
ることは、着用物を受動的に着用することだけである。
ユニット26が受信装置10から信号をピックアップし
ていれば、そのことは、テスト対象者が受信装置の近く
にいて、ラジオを聞いているか、テレビジョンを見てい
る可能性があることを意味する。このイベント(事象)
を記録するためには、テスト対象者として行動している
個人側には、思慮深い行動は一切不要である。さらに、
これらの個人にはテストの目的を知らせる必要がないの
で、暗示によってテスト結果が歪曲されるようなことは
ない。個人には着用物が与えられ、それを着用するよう
に要求するだけである。それ以上のことはなにも言う必
要がない。その結果、ある個人がラジオを聞く習慣およ
び/またはテレビジョンを見る習慣を十分に記録すると
いう点では、テストは完全に正確であり、テストは自然
な、実生活と同じ条件の下で実施される。
【0031】この手法によると、ラジオを聞いている人
のタイプに関する貴重な情報を得ることもできる。ま
た、この手法は、例えば、所得、学歴、家庭の規模など
の面からテスト対象者を慎重に選択するのに役立つ。そ
のようなテスト対象者に関して得た情報はストアされて
いるチューニング習慣に関する情報と結合できるので、
その結果得たデータを総合的に分析し、聴取者のカテゴ
リ別に細かく分類することができる。
【0032】ストアされた信号の発生時に時刻(time of
day) を記録しておけば、広告会社の利益になるような
分析を行うことができる。この時刻は、ある特定のコマ
ーシャルが放送されたときの時刻と関係づけることがで
きる。従って、そのコマーシャルを見ていた視聴者の規
模に関する統計をとることができる。このような時刻情
報は放送会社にとっても貴重である。その局から放送さ
れたショーの人気度を知ることができるからである。こ
の情報を使用すると、広告料率の設定だけでなく、プロ
グラミングの再編成も必要に応じて行うことができる。
【0033】上述したように、このサーベイ手法はある
程度だまされやすくなる。例えば、送信装置がトラフィ
ック量の多い地域にセットアップされていて、サーベイ
信号を送信することも考えられる。サーベイに参加して
いて、このにせの送信装置の範囲内を通過する個人は、
いずれも、登録された信号ソースにチューニングしてい
なくても、信号が出現したことを登録することになる。
このような事態が起こるのを防止するためには、受信装
置10にローカル識別(“ID”)コード・ジェネレー
タ34を装備させることができる。これは破線で囲んだ
枠で示しているが、これはジェネレータ34の装備がオ
プションであることを示している。各送信装置24には
固有のIDコードが割り当てられている。このコード
は、信号コンバータ22から送信装置へ送られたコード
化サーベイ信号に送信装置24によって付加される。こ
のIDコードはコード化サーベイ信号の前に置くこと
も、後に置くこともできるが、これは設計上の問題であ
る。ジェネレータ34が使用される場合は、送信装置2
4は、2つのコード化信号を結合する回路を組み込むよ
うに適当な設計変更が必要である。具体的な回路実装は
この分野に精通したものの知るところであるので、詳し
い説明は省略することにする。
【0034】コード検出器28も、ローカルIDコード
を識別する機能をもつように設計変更する必要があり、
それに応じて、メモリはローカルIDコードをその関連
コード化サーベイ信号と一緒にストアできるだけの容量
が必要である。
【0035】ジェネレータ34を使用すると、いくつか
の利点が得られる。まず、にせの送信装置がIDコード
を出力しなければ、関連のローカルIDコードなしでメ
モリ30にストアされた出現信号はすべて破棄されるだ
けである。また、サーベイに参加する個人からのデータ
のすべて、または少なくともその多くを処理する中央ス
テーションは、特定のIDコードに関連するデバイスの
数を出力するように簡単にプログラムすることができ
る。通常、各ローカルIDコードは、相対的に少ないデ
バイスだけから、つまり、ある家庭の家族と訪問者から
収集したデータに現れるのが普通である。しかし、にせ
の送信装置は非常に多数のデバイスで読み取ったデータ
を出力する。従って、あるローカルIDコードに関連し
ていて、異常に多数のデバイスから発生したデータはす
べて破棄される。このアプローチによると、サーベイ結
果の完全性(integrity) が保証される。
【0036】ジェネレータ34を使用すると得られるも
う1つの利点は、サーベイに参加する個人の行動に関す
る有用な追加情報を収集できることである。具体的に説
明すると、家庭の各TVセットとラジオには、独自の固
有IDコードが割り当てられている。従って、サーベイ
信号の検出時に個人がどこにいたかを、検出されたID
コードから知ることができる。サーベイ結果の微調整
は、例えば、注目度の評価と、リビングルームにいた
か、ベッドルームにいたかの再生能力を基準にして行う
ことができる。
【0037】上記から容易に理解されるように、本発明
は、低ボリュームとはいえ、サーベイ信号を再生するス
ピーカの使用を基礎にしている。しかるに、モニタ対象
の個人が信号ソースを受けたが、スピーカを使用してい
なかった場合、本発明ではそれをどのように扱うか?例
えば、ウォークマン・タイプのような、パーソナル受信
装置にはスピーカが付いていないので、音声はヘッドホ
ンだけから再生している。このようなことが起こるもう
1つの例は、モニタ対象の個人がラジオやTVセットの
ヘッドホン入力端子を使用して、ヘッドホンで聞いてい
るときである。ヘッドホン・プラグをヘッドホン・ジャ
ックに差し込むと、スピーカからのオーディオ信号は停
止する。本発明によれば、この問題の解決は図2に示し
ている。
【0038】具体的に説明すると、受信装置40は従来
のヘッドホン・ジャック42を備えている。通常、ヘッ
ドホン46のプラグをジャック42に差し込むと、ヘッ
ドホンが働くようになる。受信装置40は、アンテナ、
チューナ、および増幅器を内蔵した従来型である。ヘッ
ドホン46、プラグ44およびジャック42も、すべて従
来のものである。本発明によれば、変換ユニット50が
含まれ、一方の端にプラグ52を、他方の端にジャック
54を備えている。プラグ52はジャック42に差し込
まれ、プラグ44はジャック54に差し込まれる。この構
成では、受信装置40からの信号はユニット50を経て
ヘッドホン46へ送られる。
【0039】変換ユニット50は、サーベイ信号をプロ
グラミング信号から分離するフィルタ56を含んでい
る。ここで「フィルタ」という用語は、サーベイ信号を
プログラミング信号から分離する一切の方法を示す広義
の意味に用いられている。アナログ回路では、この用語
は実際のフィルタを意味する場合がある。ディジタル回
路では、分離はディジット位置(digit position)、ディ
ジット・シーケンス(digit sequence)などに基づいて行
うことができる。このような信号分離回路の構成は使用
される伝送方式によって決まり、この分野では周知であ
る。サーベイ信号回路58は分離されたサーベイ信号を
フィルタ56から受信するので、信号が正確に再生され
ることを保証するために必要とされる処理を行う。分離
されたプログラミング信号はプログラミング信号回路6
0へ送られ、そこではプログラミング信号が正確に再生
されることを保証するために必要とされる処理を行う。
プログラミング信号だけがジャック54へ送られ、そこ
からヘッドホン46へ転送される。他方、サーベイ信号
は送信装置62に入力される。この送信装置62は非音
響信号であるサーベイ信号を放射して、モニタ対象の個
人が携帯しているコード検出器28により検出されると
いう点では、上述した送信装置24と同じにすることが
できる。
【0040】送信装置62から発信された非音響信号
が、ウォークマン・ユニットでは、わずか3フィート
(約90cm)に相当する相対的に短距離でも放射され
るような低振幅になるように、設計上の配慮がなされて
いる。手にもって、あるいはベルトに付けて携帯される
ウォークマン・ユニットに送信装置62を接続し、モニ
タリング・デバイス(つまり、ウォッチ)を腕に付ける
ように配慮すれば、この距離で十分である。ユニット5
0が、例えば、TVセットに接続されている場合は、こ
のような短い距離を設定しても、効果はない。ヘッドホ
ン用のワイヤ64はウォークマン・ユニットの場合より
も長くなっているのが代表的であるが、これは、モニタ
対象の個人は、ウォークマン・ユニットから聴取者の腕
までの距離よりも、TVセットから離れた位置に座って
いるためである。そのために、ユニット50は、2接点
AとBをもつ単極双投スイッチ(single pole, double t
hrow switch)66を備えている。接点Aが極に接触する
と、制御信号がライン68上に送出されて、上述したよ
うに、トランスジューサ62は3フィート(約90c
m)の距離にわたって放射する。ユニット50がTVセ
ットで使用されていれば、スイッチ66が作動してB位
置になるので、制御信号がライン68上に送出されて、
トランスジューサ62は、例えば、15フィート(約4
50cm)にわたってサーベイ信号を放射する。しか
し、これには問題がある。つまり、この距離では、サー
ベイ信号が近くにいる別のモニタ対象の個人が携帯して
いるデバイスによって検出されるおそれがあるからであ
る。このような読取りは、ヘッドホンを携帯しているの
が一人の個人だけであるので、誤ったものになることは
明らかである。この問題は、信号処理を次のように行う
ことで対処できる。ユニット50は、上述したジェネレ
ータ34と同じようなローカルIDコード・ジェネレー
タ70を備えている。中央ステーションでの処理の結
果、このIDコードがほぼ同時に2つ以上のデバイスで
出現したことが分かったときは(これは上述したように
タイムスタンプから分かる)、デバイス読取りの1つだ
けが出現コードと認識される。
【0041】本発明の好適実施例について説明してきた
が、この実施例は種々態様に変更することが可能である
ことはもちろんである。かかる変更は、いずれも、特許
請求の範囲の請求項に明確化されている本発明の範囲内
に属するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回路を示すブロック図である。
【図2】本発明に従って動作して、あるプログラム(番
組)をヘッドホンで聞いている個人をモニタするように
設計された回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 信号ソース 3 プログラミング信号ジェネレータ 5 サーベイ信号ジェネレータ 7 結合回路 9 送信装置 10 受信装置 11 アンテナ 12 チューナ/増幅器 16 スピーカ 18 音響センサ 20 コード識別器 22 信号コンバータ 24 送信装置 26 ポータブル信号検出器 28 コード検出器 30 メモリ 32 タイマ(時刻)回路 40 受信装置 50 変換ユニット 56 フィルタ 58 サーベイ信号回路 62 送信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 595065596 797 Winthrop Road T eaneck, New Jersey 07666 U.S.A. (56)参考文献 特開 平7−7483(JP,A) 特開 平1−115232(JP,A) 特開 平8−37511(JP,A) 実開 昭62−75657(JP,U) 実開 平3−75652(JP,U) 米国特許4718106(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04H 9/00 H04N 17/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジオ局やテレビジョン・チャネルのよ
    うに、ある特定の信号ソースを示すサーベイ信号と一緒
    にプログラミング信号を送信し、該特定の信号ソースに
    個人がチューニングしているかどうかを調べるために視
    聴者(聴取者)をサーベイする装置であって、前記プロ
    グラミング信号と前記サーベイ信号は受信ユニット内の
    スピーカから可聴的に再生される周波数範囲内にある装
    置において、 前記プログラミング信号と前記サーベイ信号とを結合し
    て、これらの信号を複合信号として送信する第1送信手
    段と、 前記送信された複合信号を受信する受信手段と、 前記受信した複合信号に応答して、前記サーベイ信号を
    音響信号として発生するスピーカを有し、該サーベイ信
    号は、当該スピーカによって再生されたときに、当該音
    響信号が当該スピーカから十分な距離において視聴者に
    聞こえないようにしたスピーカ手段と、 前記スピーカからの音響信号に対応する出力を発生する
    音響センサを有し、該音響センサからの出力に前記サー
    ベイ信号に対応する信号が存在することを識別し、その
    識別出力を非音響変換信号に変換する変換手段と、 前記非音響変換信号を送信する第2送信手段と、 前記第2送信手段から送信された非音響変換信号を前記
    信号ソースを示すものとして検出する手段とを備えたこ
    とを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記音
    響センサは、前記スピーカに配置されていることを特徴
    とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、前記音
    響センサは前記スピーカに取りつけられていることを特
    徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、前記音
    響センサは前記スピーカから微小空隙だけ離隔されてい
    ることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の装
    置において、前記送信手段は前記サーベイ信号をあらか
    じめ設定したインターバルで送信することを特徴とする
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の装
    置において、 前記第2送信手段に固有なID信号を発生する識別コー
    ド・ジェネレータと、前記ID信号を前記非音響変換信
    号と結合して、前記第2送信手段へ入力するための手段
    とをさらに備えたことを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 ラジオ局やテレビジョン・チャネルのよ
    うに、プログラミング信号と、ある特定の信号ソースを
    示すサーベイ信号とを結合した複合信号を送信し、該特
    定の信号ソースに個人がチューニングしているかどうか
    を調べるために視聴者(聴取者)をサーベイする装置で
    あって、前記プログラミング信号と前記サーベイ信号は
    受信ユニット内のスピーカから可聴的に再生される周波
    数範囲内にある装置において、 前記複合信号を受信し、前記サーベイ信号を音響信号と
    して前記複合信号から発生するスピーカを含んでいる受
    信手段であって、前記サーベイ信号は、当該スピーカに
    よって再生されたときに、当該音響信号が当該スピーカ
    から十分な距離において視聴者に聞こえないようにした
    受信手段と、 前記スピーカからの音響信号に対応する出力を発生する
    音響センサを有し、該音響センサからの出力に前記サー
    ベイ信号に対応する信号が存在することを識別し、その
    識別出力を非音響変換信号に変換する変換手段と、 前記非音響変換信号を送信する第2送信手段と、 前記第2送信手段から送信された非音響変換信号を前記
    信号ソースを示すものとして検出する手段とを備えたこ
    とを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の装置において、前記音
    響センサは、前記スピーカに配置されていることを特徴
    とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の装置において、前記音
    響センサは前記スピーカに取りつけられていることを特
    徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の装置において、前記
    音響センサは前記スピーカから微小空隙だけ離隔されて
    いることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項7から10のいずれかに記載の
    装置において、 前記第2送信手段に固有なID信号を発生する識別コー
    ド・ジェネレータと、前記ID信号を前記非音響変換信
    号と結合して、前記第2送信手段へ入力するための手段
    とをさらに備えたいることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 ラジオ局やテレビジョン・チャネルの
    ように、ある特定の信号ソースを示すサーベイ信号と一
    緒にプログラミング信号を送信し、該特定の信号ソース
    に、ヘッドホンで聞いている個人がチューニングしてい
    るかどうかを調べるために視聴者(聴取者)をサーベイ
    する装置であって、前記プログラミング信号と前記サー
    ベイ信号は、受信ユニットに接続されたスピーカおよび
    /またはヘッドホンから可聴的に再生される周波数範囲
    内にある装置において、 前記プログラミング信号と前記サーベイ信号とを結合し
    て、これらの信号を複合信号として送信する第1送信手
    段と、 前記送信された複合信号を受信し、その複合信号をジャ
    ックから出力してヘッドへ入力するための受信手段と、 ジャックとプラグを装備した変換ユニットであって、該
    プラグは受信手段のジャックに差し込まれ、変換ユニッ
    トの該プラグは前記ヘッドホンのプラグを受け入れるよ
    うになし、該変換ユニットは前記サーベイ信号を前記複
    合信号から再生して出力信号を出力する手段と、該出力
    信号に対応する信号を送信する手段とを備えている変換
    ユニットと、 前記送信された出力信号を前記信号ソースを示すものと
    して検出する手段とを備えたことを特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 ラジオ局やテレビジョン・チャネルの
    ように、ある特定の信号ソースを示すサーベイ信号と一
    緒にプログラミング信号を送信し、該特定の信号ソース
    に個人がチューニングしているかどうかを調べるために
    視聴者(聴取者)をサーベイする方法であって、前記プ
    ログラミング信号と前記サーベイ信号は受信ユニット内
    のスピーカから可聴的に再生される周波数範囲内にある
    方法において、 前記プログラミング信号と前記サーベイ信号を結合して
    複合信号を発生し、該複合信号を送信し、 前記送信された複合信号を受信し、 前記受信した複合信号から、前記サーベイ信号を音響信
    号としてスピーカから発生し、該サーベイ信号は、当該
    スピーカによって再生されたときに、当該音響信号が当
    該スピーカから十分な距離において視聴者に聞こえない
    ようになし、 前記スピーカからの音響信号に対応して発生する音響セ
    ンサからの出力に前記サーベイ信号に対応する信号が存
    在することを識別し、その識別出力を非音響変換信号に
    変換し、 前記非音響変換信号を送信し、 前記送信された非音響変換信号を前記信号ソースを示す
    ものとして検出することを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 ラジオ局やテレビジョン・チャネルの
    ように、プログラミング信号と、ある特定の信号ソース
    を示すサーベイ信号とを結合した複合信号を送信し、該
    特定の信号ソースに個人がチューニングしているかどう
    かを調べるために視聴者(聴取者)をサーベイする方法
    であって、前記プログラミング信号と前記サーベイ信号
    は受信ユニット内のスピーカから可聴的に再生される周
    波数範囲内にある方法において、 複合信号を受信し、該複合信号から、前記サーベイ信号
    を音響信号としてスピーカから発生し、該サーベイ信号
    は、当該スピーカによって再生されたときに、当該音響
    信号が当該スピーカから十分な距離において視聴者に聞
    こえないようになし、 前記スピーカからの音響信号に対応して発生する音響セ
    ンサからの出力に前記サーベイ信号に対応する信号が存
    在することを識別し、その識別出力を非音響変換信号に
    変換し、 前記非音響変換信号を送信し、 前記送信された非音響変換信号を前記信号ソースを示す
    ものとして検出することを特徴とする方法。
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