JP2000505618A - 知覚的符号化手段による、補助信号と音声信号の同時送信 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 知覚的コーディング技術を用い在来の音声通信チャンネルを通して補助コードと音声信号を同時に送信する通信システムが開示される。符号器は、音声信号の「知覚的エントロピーエンベロープ」で決まる挿入された信号が音声信号によりマスクされるように補助コードを挿入する「機会」を検出するべく音声チャンネルをモニターする。補助コードは、例えばＩＤや連続番号を含むが、データ信号が音声信号によってマスクされるように、一つ又はより多くの白色化されたスペクトル拡散信号及び／又は狭帯域ＦＳＫ補助コードに符号化され、ある時間、周波数及び／又はレベルにより送信される。受信ロケーションでの復号器が、符号化されたＩＤ又は連続番号を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】 知覚的符号化手段による、補助信号と音声信号の同時送信 技術分野 この発明はデーター通信システムについて述べており、さらに詳しくは、知覚 的符号化技術を用いた補助信号と音声信号の同時送信を可能にするシステムにつ いて述べている。発明の背景 アナログの声および／または音楽の信号を搬送する、電話やラジオやテレビの ような音声チャンネルによって、低速から中速のデータ信号を送信することがし ばしば望まれる。そのようなデータ信号は、例えば、番号、演奏される曲の題名 、著作権情報、著作権の使用料のコードおよびバーチャルリアリティーに関する 合図を伝えるために用いられたりする。そのようなデータ信号は、特定の番組お よび／または番組ソースを同定するために用いられることがある。番組には、テ レビ番組、ラジオ番組、レーザービデオディスク、テープ、対話式プログラムお よび／またはゲーム、またはこれらに類するものが含まれる；番組ソースには、 番組創作者、ネットワーク、地方局、番組周旋業者、ケーブル会社、および／ま たはこれらに類するものが含まれる；そのような番組の放送は、放送による、ケ ーブルによる、衛星を通した、家庭内に、ＶＣＲに、ディスクプレーヤーに、コ ンピュータおよび／またはこれらに類するものに番組を送信することが含まれる 。 そのようなデータ信号は、補助コードとして参照される。番組および／または 番組ソースの同定に補助コードが用いられる場合に、これらの補助コードは、選 択された番組の放送を検証するた めの番組のモニターシステムにより、視聴者の見る習慣を計るための視聴を計る システムおよび／またはそれに類するシステムにより検出される。 番組において補助コードに対応する番組モニターシステムにおいて、番組信号 に挿入される補助コードは、対応する放送番組を同定する識別コードの形式であ る。番組の放送をモニターするにあたり、それゆえ、番組モニターシステムは、 符号化された番組が放送されていることを検証するための識別コードを感知する 。番組モニターシステムは、また、通常、これらの番組が放送される地理的な領 域、これらの番組が放送される時問、これらの番組が放送される局、ケーブルお よびチャンネルを決定する。 補助コードを用いる視聴を計るシステムにおいて、補助コードは、典型的に、 受信機が同調しているチャンネルに加えられる。補助コードが受信機の出力とし て現れるときには、受信機により同調されるチャンネルは、番組識別コードと同 様に同定されている。単一の補助コードが、番組ソースによって、家庭への番組 の放送のいくつかまたは全てに加えられていることは明らかである。 補助コードが番組信号に加えられるとき、補助コードは番組の視聴者に感じら れないような方法で行われなければならない。このような感じられないようにす るための試みに多様な技術が用いられてきた。 音声チャンネルにデータを加えるための一つの良く知られた技術は、電話回線 で利用できる声の帯域の下および／または上の周波数スペクトルの利用されてい る部分におけるデータの送信、リスナーに感じられないデータのようなものの送 信を含んでいる。白色化によるスペクトルの拡散技術は、低レベルでの干渉を維 持するためのデータに適用される。 情報を声の帯域のより低い周波数領域に配置する技術の例は、Ｍｏｓｅｓらに 与えられた米国特許Ｎｏ．４，４２５，６６１により開示されている。Ｈｕｓｔ ｉｇらに与えられた米国特許Ｎｏ．４，６７２，６０５に述べられた他の技術は 、より高い音声周波数領域および声の帯域より上でそのエネルギーの殆どを有す る拡散スペクトル信号を用いることを含んでいる。Ｍｏｓｅｓらに与えられた米 国特許Ｎｏ．４，４２５，６４２により述べられた他の技術は、チャンネルスペ クトルの全体にわたったスペクトル拡散データ処理を含んでおり、例えば、声の チャンネルに加えられた時にホワイトノイズにおける感じとれない増加を起こす にすぎない疑似のランダムなノイズ特性をデータのスペクトルのエネルギーが有 するようなものを含んでいる。 上に述べられたシステムは、それらが設計された特定の目的には十分であるが 、スペクトル拡散処理に用いることには本質的な確かな欠陥がある。特に、白色 化によるスペクトル拡散の技術を単独で用いることは、成し遂げられなければな らない大きな拡散ゲインにより、音声チャンネルにおけるデータの処理量の割合 を極端に低くすることになる。加えて、そのような技術は、送信されるべきデー タを伴う音声信号の”マスキング”特性の限られた使用をすることになるが、さ らに以下に述べられるように、そのような特性を完全に使うことはせず、違った 方法で成し遂げられるかもしれないゲインの処理を限っている。 一つのチャンネルで、音声とデータを同時に送信することを可能にする他の技 術は、（ｉ）サブバンドをＯのエネルギーレベルとすることにより発生させた開 始パルスを用い、そして次に連続番号としてディジタイズされた音声の短い期間 を用いるもの、および、（ｉｉ）サブバンドエネルギーをＯとするか、”マーク ”や”スペース”（即ち、”１”および”Ｏ”）を発生させるための レベルとすることによって、ディジタルメッセージを搬送するためのサブバンド を用いるもの、を含んでいる。前者の技術の主な欠点は、ノイズに対する耐性が 弱く、また、多バイトのデータを蓄え処理しなければならない状況において実用 的でないということである。後者の技術の主な欠点は、極端に遅いデータの処理 量の割合であることと同様にノイズに対する耐性が弱いことである。 Ｔｈｏｍａｓらは米国特許Ｎｏ．５，４２５，１００により、マルチレベルの 放送信号の分配システムにおいて、おのおのが異なるレベルで関連する、複数の 符号器を含むマルチレベルの符号化システムを開示している。Ｔｈｏｍａｓらに よる米国特許Ｎｏ．５，４２５，１００における開示は、ここに参考として完全 に取り入れられている。 Ｈａｓｅｌｗｏｏｄらにより、米国特許Ｎｏ．４，０２５，８５１において示 された一般に使われる”ＡＭＯＬ”システムは、ここに参考として完全に取り入 れられているが、補助データ信号を、ソースの識別コードの形式で、放送テレビ 信号が垂直方向に移動する間に、選択された水平走査線に加える。米国中の選ば れた領域に位置するモニターのための装備は、番組が放送されていることをソー スの識別コードを検出することにより検証する。モニターするための装備は、よ り後の検索に対して、これらの検出されたソースの識別コードを、それが検出さ れた時間および検出されたチャンネルとともに保存する。 ここに参考として取り入れられたＤｅｊｅａｎらに与えられた米国特許Ｎｏ． ５，２４３，４２３は、放送テレビ信号のラスターのビデオラインに補助信号が 送信される、視聴測定および番組のモニターを行うシステムについて示している 。補助信号を知覚できることを減らすために、補助信号が送信されるビデオライ ン は、疑似のランダムなシーケンスで変化される。選択的に、捕助信号は、スペク トル拡散補助信号に転換することにより、相対的に低い変調レベルで変調される ことができる。符号化された放送番組は、モニターされた受信機の近くで補助コ ードを復号することにより同定される。 ディジタルデータを圧縮する方法論の信号に対する応用は、以上に論じられた 符号化する方法の有用性に対して本質的に衝撃的である。例えば、いくつかのビ デオの圧縮方式は、垂直方向に間の空くことを取り除く。従って、垂直方向に間 ができる間にさしはさまれた補助コードは、ビデオ信号のそのような圧縮により 取り除かれる。ディジタル化することは、拡散スペクトルの補助コードおよび他 の検出できない程度に低い振幅値の信号を取り除くように作用する。加えて、ビ デオ信号の帯域の高周波数の部分で送信される補助コードは、より上の周波数を ”クリップ”する圧縮アルゴリズムにより削除されることができる。 動作中のビデオ信号の正常に見える部分に補助信号を加えることは、多くのケ ースで圧縮方式により補助信号が取り除かれないようでき、また、ビデオ信号の 低いエネルギー密度の部分における周波数で補助コードを加えることは、補助コ ードが感じ取れるものであるという条件の下で、たとえ動作中のビデオに捕助コ ードが加えられても補助コードが感じられないものである可能性を増加させる。 例えば、ビデオ（即ち、発光体）のキャリアに変調された発光の強度や、クロミ ナンスのサブキャリアに変調された色の強度が、ビデオキャリアとクロミナンス のサブキャリアとの間の周波数に補助コードが変調された時に、補助コードより 小さければ、補助コードは、ビデオ信号のビデオキャリアまたはクロミナンスの サブキャリアにより隠されないだろう。このように、補助コードは番組の視聴者 によりノイズとして感じ取られる相対 的に十分な大きさを有している。 全ての音声信号は、信号と同時に存在する音声歪みを隠す知覚的隠蔽機能を発 生させることが、当技術において知られている。従って、送信チャンネルに導か れたどんな歪みやノイズも、適当に分配され整えられれば、音声信号自体により 隠される。そのようなマスキングは、部分的にまたは完全に、ノイズを整えるこ とのないシステムに比べて高品質なものとなるか、ノイズを含まない信号と等価 であるより完全に近い信号の質のものとなる。いずれの場合であっても、そのよ うな”マスキング”は、一つが音声信号に属し、他がノイズに属するものであり 、スペクトル、時間および空間が同じである二つの信号成分を区別する人間の知 覚能力の限界の結果として生ずるのである。この限界の重要な効果は、たとえ信 号に対するノイズの割合が測定可能なレベルであっても、視聴者がノイズを感じ ることを０にできることである。理想的には、音声信号空問の全ての地点のノイ ズレベルが着目できる程度であっても、その限界は典型的に”知覚的エントロピ ーエンベロープ”とされる。 ここで、ノイズを整えることの主な目標は、ノイズの成分のできる限り多くが 音声信号それ自身によりマスクされるように、時間または周波数においてよりす ぐれたノイズの整えにより、歪みを感じ取れることを減少させることである。Ｎ ｉｋｉ ＪａｙａｎｔらによるＳｉｇｎａｌ Ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ Ｂａｓｅ ｄ ｏｎ Ｍｏｄｅｌｓ ｏｆ Ｈｕｍａｎ Ｐｅｒｃｅｐｔｉｏｎ ，８１ Ｐｒｏｃ ．ｏｆ ｔｈｅ ＩＥＥＥ １３８５（１９９３）を 見よ。時間−周波数領域の マスキングの方式が、図１Ａ−１Ｃに示されており、短い正弦トーン１０がマス キングの限界値１２を生み出している。Ｊｏｈｎ Ｇ．Ｂｅｅｒｅｎｄｓ ａｎｄ Ｊａｎ Ａ．Ｓｔｅｍｅｒｄｉｎｋによる，Ａ Ｐｅｒｃｅｐｔｕａｌ Ａｕｄｉｏ Ｑｕａｌｉｔｙ Ｍｅａｓｕｒｅ Ｂａｓｅｄ ｏｎ ａ Ｐｓｙｃｏ ａｃｏｕｓｔｉｃ Ｓｏｕｎｄ Ｒｅｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ ，４０ Ｊ．Ａｕ ｄｉｏ Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ Ｓｏｃ’ｙ ９６３，９６６（１９９２）を見 よ。 以上に議論された原理による”知覚的符号化”の技術は、目下、信号圧縮に使 われており、マスキングの三つのタイプに基づいている：周波数領域、時間領域 およびノイズレベルである。周波数領域のマスキングの基礎原理は、ある強い信 号が音声帯域に存在する場合に、周波数においてより強い信号に近いよりレベル の低い他の信号はマスクされ、視聴者に感知されることがないことにある。時間 領域のマスキングは、ノイズおよびトーンのあるタイプは、より大きな信号の変 化の前後ですぐに知覚できるものでないという事実に基づいている。ノイズのマ スキングは、相対的に高い広帯域のノイズレベルがより強い様々な信号と同時に 起これば知覚できないという事実を利用している。 知覚的符号化は、ミニディスク（ＭＤ）やディジタルコンパクトカセット（Ｄ ＣＣ）の形式の音声信号を圧縮するのに用いられる他の符号化技術と同様に、正 確な音声のサブバンド符号化（ＰＡＳＣ）に対する基礎を形作る。特に、そのよ うな圧縮アルゴリズムは、音声チャンネルにおけるある信号が他のより強い信号 によりマスクされ、ビットレートがより低いチャンネルに信号を圧縮できるよう にマスクされた信号が取り除かれるという事実を利用している。 データを音声信号とともに同時に送信するための先行技術の他の欠陥は、信号 がＭＰＥＧ圧縮アルゴリズムのような減衰性の圧縮アルゴリズムを実行するチャ ンネルを通して送信されると、データまたは少なくともそれからの部分は、多く のそのような圧縮アルゴリズムが音声チャンネルをサブバンドの多数へと分割し 、 各サブバンドで最も強い信号のみを符号化し送信するにことにともなって、取り 除かれるであろうことである。前に述べられた技術が用いられるにもかかわらず 、データがサブバンドにおいて最も強い信号であることはありそうにない；それ ゆえ、データのどんな部分も送信されることはありそうにない。さらに、スペク トル拡散の技術に関して、データが一つまたは二つのサブバンドで最も強い信号 となるとしても、情報が信号スペクトルの全体にわたって広げられるので、その ようなサブバンドに含まれる情報は、データによって運ばれる情報全体の少ない 部分を構成するにすぎず、それゆえに役に立たないだろう。 従って、必要とされるものは、知覚的符号化技術の利点を使い、また、減衰性 の圧縮されたチャンネルを通して補助コードを送信できる、補助コードと音声信 号を同時に送信するシステムである。発明の要約 知覚的コーディング技術を用いた在来の音声通信チャンネルを通して補助コー ドと音声信号を同時に送信する通信システムにより、前述の問題が解決され、技 術的な進歩が達成された。さらに差を付けるため、符号器での多層の疑似ニュー ラルネットワーク（”ＮＮ”）が、補助コードを挿入するための”機会”を検出 するために音声信号をモニターし、音声信号の”知覚的エントロピーエンベロー プで定まるように、挿入されたコードが音声信号によってマスクされる。ＮＮの 出力は、送信周波数または補助コードの周波数を制御するクロック回路、補助コ ードが送信されるレベルを制御する信号レベル制御回路および補助コードが送信 されるタイミングを制御するバーストタイミング回路を制御する。ＮＮの制御の 下で、一つまたはそれ以上の白色化された直接シーケンススペクトル拡散及び／ または狭帯域のＦＳＫの補助コード は、ＮＮにより決定された時間、周波数およびレベルにより音声信号と組み合わ され、補助コードは音声信号によりマスクされる。 好ましい具体例では、例えば特定の番組または番組ソースを同定するための番 号を含む補助コードが、在来のコンピュータによって生成され、ＲＳ２３２Ｃイ ンターフェースを通して本発明の通信システムの符号器に入力される。補助コー ドは、補助コードのエラーのない送信を実質的に保証するブロック符号化とビッ トインターリービングの技術を用いて補助コードを処理する最初の前処理回路に よって処理される。補助コードは次に三つの送信符号器に入力されるが、該送信 符号器には、補助コードをＮＮにより決定されたノイズをマスクする機会に関係 した処理ゲインおよびレベルで広帯域の直接シーケンススペクトル拡散信号とし て符号化し送信する広帯域のスペクトル拡散符号器と、補助コードをＮＮにより 決定されたノイズと周波数をマスクする機会に対応する限定帯域の直接シーケン ススペクトル拡散信号として発生させ送信する限定帯域のスペクトル拡散符号器 と、補助コードをＮＮにより決定された時間をマスクする機会に対応するバース トまたは連続したモードのいずれかで狭帯域のＦＳＫ変調信号として発生させ送 信するＦＳＫバースト符号器とが含まれる。 三つの送信符号器からの信号出力のレベルは、各々に、可変減衰器によって、 レベル制御回路を介したＮＮの制御の下で調整される。三つの信号は、音声チャ ンネルを通して一つまたはそれ以上の受信地に送信され、または記録された音声 信号が放送される時に送信されるべき適当な記録媒体に記録される合成信号を形 成するために、音声信号と混合される。加えて、合成信号は、ノイズ、バンド幅 、位相遅延および音声チャンネルの他の特性をエミュレートするチャンネルシミ ュレータを構成する検証回路と受信機に入力される。受信機からの検証信号の出 力はＮＮにフィード バックされ、補助コードを再生するために正確に信号が復号されているかどうか を決定するためそこに含まれる情報を用いる。 一つまたはそれ以上の受信地で、合成信号は、音声チャンネルの通過帯域によ り定められるパラメーターの帯域フィルター、および信号のゲインを調整し復号 し易いようにディジタル信号に転換する前処理回路を構成する復号器に入力され る。前処理回路からの信号出力は、直角位相において反復位相段階手順を用いて 補助コードの同期取得を実行する受信機同期回路に入力される。一度同期が取ら れ補助コードの位相がロックされると、発振器を制御するディジタル位相ロック ループの電圧は、突発的に起こるロックの間で位相の同期を保つためのフライホ イールとして用いられる。位相ロックループより生成したクロック信号は、対応 する送信符号器より発生した広帯域および／または限定帯域直接シーケンススペ クトル拡散信号に含まれる補助コードを回復させるために、補助コードとともに モジューロ２に併合されるＰＮコードを発生する疑似ノイズコード発生回路に入 力される。典型的にファジー論理セットを構成する回復された情報は、ブロック 復号、ビットの逆インターリーブ、および取得確認機能を実行するためにパター ンおよびサインを認識する技術を用いる逆伝搬パーセプトロンタイプのニューラ ルネットワークに入力される。このＮＮは、復号されたＩＤ番号を表す信号を出 力する。 ＦＳＫの補助コードの検出と復号は、帯域フィルターとＦＳＫ復号器とによっ て行われる。ＦＳＫ復号器の出力は、復号器のＮＮに入力され、スペクトル拡散 信号と同様に処理される。 他の具体例として、送信の機会の規則を実現するために、符号器のＮＮのかわ りに、ハード配線された模擬ＮＮが用いられる。特に、模擬ＮＮは、音声信号を 中心周波数が１．５ｋＨｚ、２．０ｋＨｚ、２．７７ｋＨｚ、４．０ｋＨｚであ る四つのサブバン ドにフィルタリングするためのフィルターバンクを構成する。四つのサブバンド の各々における音声信号は、適当な整流回路により全波整流され、抵抗による電 圧の分圧器や可変限界値回路によるように、サブバンドあたりの三つの限界値レ ベルを検出するための複数の限界値検出器に入力される。限界値検出器からの信 号出力は、高レベルの送信規則、低レベルの送信規則、５秒の送信規則、１秒の 送信規則および拍手／笑声の送信規則を含むタイミング規則を与えるための複数 のタイミング回路に入力される。図面の簡単な説明 図１ａ−１ｃは、短い正弦トーンの時間−周波数領域でのマスキング特性の略 図である。 図２は、音声信号と同時に送信される補助コードを知覚的符号化技術を用いて 符号化する本発明の符号器の具体例の略ブロック図である。 図３は、図２の符号器を用いて符号化された補助コードを復号するための本発 明の復号器の具体例の略ブロック図である。 図４ａは、本発明のシステムに用いられる典型的な音声信号の周波数スペクト ルを示している。 図４ｂは、図４ａの音声信号の選択されたサブバンド内での電圧の時間的な変 化を表す図である。 図４ｃは、図４ａの音声信号の選択されたサブバンド内でのエネルギーの時間 的な変化を表す図である。 図４ｄは、図４ａの音声信号とともに送信され、また、マスクされる符号化さ れた補助コードの選択されたサブバンド内でのエネルギーの時間的な変化を表す 図である。 図４ｅは、図４ａの音声信号と図４ｄの補助コードの合成信号の選択されたサ ブバンド内での時間的な変化を表す図である。 図５ａ−５ｈは、本発明の選択可能な一例を実現するための模擬ニューラルネ ットワークの略ブロック図である。 図６は、本発明による、テレビの視聴測定システムの家庭の測定装置の略図で ある。 図７は、本発明による、テレビの視聴測定システムのブロック図である。好適な具体例の詳細な説明 図１ａ−１ｃは、音声歪みの時間−周波数領域マスキングの略図であり、短い 正弦トーン１０がマスキング限界、またはエントロピーエンベロープ、１２を生 成している。 図２は、知覚的コーディング技術を使用し、テレビジョン送信チャンネル等の 音声チャンネル（図示していない）を通じて音声信号と同時に補助コードが送信 される、符号化のための本発明の特徴を具現した符号器２０２の略ブロック図で ある。符号器２０２は多層の擬似ニューラルネットワーク（「ＮＮ」）２０４を 含んでいる。ＮＮ２０４は音声入力用端子２０６ａを通じて音声信号を監視し、 人の聴覚には捉えられない時間、周波数及び振幅で補助コードを挿入する機会を 探る。言い換えれば、ＮＮ２０４は、音声チャンネルの「知覚的エントロピーエ ンベロープ」を決定する。これは、前述のように、音声チャンネルの最適マスキ ング関数の三次元（時間、周波数、振幅）マップである。当業者には、ＮＮ２０ ４のようなニューラルネットワークは、入力データ及び出力データ間で特別なマ ッピングタスクを実行するように「訓練」された単純な計算要素の組合せによって 構成されていることが理解されるはずである。本明細書に於いて使用されている ように、「ニューラルネットワーク」という用語は、フィルタ、タイミング回路 及びその他のような任意の必要な前処理回路を含んでい る。ニューラルネットワークのマッピング機能は、ＮＮ２０４にマッピングタス クにとって十分な入力及び出力データが供給される初期の長い訓練段階の終了後 に達成される。本発明に於いては、ＮＮ２０４への入力は音声信号の複数のセグ メントで構成され、必要な出力は、音声信号セグメントによって生成される可聴 ノイズマスキング限界（即ち、知覚的エントロピーエンベロープ）である。こう して、ＮＮ２０４は、音声入力用端子２０６ａに於ける音声信号から知覚的に重 要な特徴を抽出するように「訓練」されている。この特徴は、入力される補助コ ードの連続フレームによって生成される知覚的エントロピーエンベロープに関連 したものである。ＮＮ２０４のこのマッピング機能を実行するためのアルゴリズ ムは、ＲＯＭ２０５に保存されている。ＲＯＭ２０５は、好適な実施例では、将 来のアップグレードを簡単且つ実用的にするためのソケット付きチップを備えて いる。 続いて詳述する目的のために、ＮＮ２０４は、クロック制御回路２０８ａと、 レベル制御回路２０８ｂと、バーストタイミング回路２０８ｃとを制御している 。やはり後に詳述する通り、ＮＮ２０４の制御下で、補助コードは、１つまたは 複数の白色化された直接シーケンススペクトル拡散信号及び／又は狭帯域ＦＳＫ 補助コードとして符号化され、補助コードが音声信号によってマスクされるよう な時間、周波数及び振幅で音声信号と結合される。 連続番号またはその他の識別番号で構成することのできるデジタル補助コード は制御計算機２１０によって生成され、好適にはＲＳ２３２−Ｃインタフェース ２１２を通じて符号器２０２に入力される。但し、任意数の異なるタイプのイン タフェースを使用することができる。制御計算機２１０によって生成される補助 コードは、例えば番組、番組ソース、ラジオまたはテレビのネットワーク或いは ラジオまたはテレビの地方局を同定するための数 字、または特定の番組、アーティストまたは歌を同定するためにコンパクトディ スク（ＣＤ）上に符号化される数字とすることができる。制御計算機２１０から 出力された補助コードは、前処理回路２１３に入力される。前処理回路２１３は 、復号器（図３）に於ける受信時に内部のエラーを検出し修正することができる ように補助コードを符号化するブロック符号器２１４と、符号化された数字を伝 送経路に於けるエラーヒットに耐えるように有効化するビットインタリーブ回路 ２１６とで構成される。このようなブロックエンコーディング及びビットインタ リーブ技術を実行するための例示的なシステム及び方法は、Ｈｕｓｔｉｇ他に与 えられた米国特許第４，６７２，６０５号、参照用として本明細書に編入されて いる、に詳述されている。前処理回路２１３から出力された補助コードは、３つ のランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）２１８ａ、２１８ｂ、２１８ｃの各々に保 存され、広帯域スペクトル拡散符号器２２０、限定帯域スペクトル拡散符号器２ ２２及びＦＳＫバースト符号器２２４によって各々後述の目的のために使用され る。 広帯域スペクトル拡散符号器２２０は、音声信号に於けるＮＮ２０４によって 決定された通りのノイズマスキング機会に関連する処理利得及びレベルに於いて 、補助コードを広帯域直接シーケンススペクトル拡散信号として符号化する。特 定的には、ＮＮ２０４は、スペクトル拡散処理利得（即ち、擬似ノイズ（ＰＮ） コード周波数速度に対するデータ速度の割合）と、符号器２２０からの広帯域擬 似ノイズ伝送出力の信号レベルとを制御するための、ノイズをマスクする知覚的 エントロピーエンベロープを動的に決定する。ＲＡＭ２１８ａに保存された補助 コードはモジューロ２符号器２２８に入力され、ここでＰＮコード生成器２３０ からの同期ＰＮコードと併合されて直接シーケンス信号を形成す る。好適な実施例では、モジューロ２符号器２２８は排他的ＯＲ（ＸＯＲ）論理 ゲートを使用して実行されている。モジューロ２符号器２２８から出力される直 接シーケンス信号は、ヘッダ信号生成器２３２に入力される。ヘッダ信号生成器 ２３２は、復号器ロケーション（図３）に於ける補助コードの取得を促進するた めに、同期及びタイミング回路２３４からの同期化及びタイミング信号に従って 、直接シーケンス信号の各フレームにＰＮコードヘッダ信号を付加する。 図２が示すように、同期及びタイミング回路２３４は、バーストタイミング回 路２０８ｃからの信号によって制御される。ヘッダ信号生成器２３２から出力さ れる直接シーケンス信号のスペクトルはチャンネルの帯域幅に渡って比較的平坦 であるが、これは一般的な直接シーケンス信号の特徴の通りである。補助コード の各フレームまたはセグメントにＰＮコードヘッダ信号が付加されると、結果と しての広帯域スペクトル拡散コードが可変減衰器２３６を通じて加算器２３５に 出力される。可変減衰器２３６は、レベル制御回路２０８ｂからの制御信号に従 って信号の伝送レベルを確立する。レベル制御回路２０８ｂは、ＮＮ２０４から の信号によって制御される。 限定帯域スペクトル拡散符号器２２２は広帯域スペクトル拡散符号器２２０に 類似するものであるが、これは補助コードを、ＮＮ２０４が決定した通りの音声 チャンネルに於けるマスキング及び周波数マスキングの両機会に対応した、広帯 域ではなく限定帯域の直接シーケンススペクトル拡散信号として符号化する。符 号器２２０の場合と同様に、ＲＡＭ２１８ｂに保存された補助コードはモジュー ロ２符号器２３８に入力され、ここでＰＮコード生成器２４０からのＰＮコード と併合されて直接シーケンス信号を形成する。モジューロ２符号器２３８から出 力される直接シーケ ンス信号は、ヘッダ信号生成器２４２に入力される。ヘッダ信号生成器２４２は 、同期及びタイミング回路２４４からの同期化及びタイミング信号に従って、直 接シーケンス信号の各フレームにＰＮコードヘッダ信号を付加する。図２が示す ように、同期及びタイミング回路２４４は、バーストタイミング回路２０８ｃか らの信号によって制御される。符号器２２０によって生成される信号の場合と同 様に、ヘッダ信号生成器２４２から出力される直接シーケンス信号のスペクトル はチャンネルの帯域幅に渡って比較的平坦である。直接シーケンス信号にＰＮコ ードヘッダ信号が付加されると、その信号は乗算器２４６に出力され、ここで同 期クロック２４８からのクロック対ＰＮコード高周波数を有する信号で乗算され る。この方法では、信号の周波数は、好適には音声チャンネルの選定サブバンド の中心に位置する選定周波数に変換できていない。乗算器２４６から出力された 信号は、次に帯域フィルタ２５０によって帯域を限定され、帯域フィルタ２５０ が直接シーケンス信号エネルギーを選定サブバンドに翻訳する。結果として得ら れる帯域を限定されたスペクトル拡散補助コードは、可変減衰器２５２を通じて 加算器２３５に出力される。可変減衰器２５２は、レベル制御回路２０８ｂの制 御下で補助コードを送信する振幅を制御する。 ＦＳＫバースト符号器２２４は、補助コードを、時間マスキング及び周波数マ スキング機会に関連づけられた狭帯域信号として符号化する。ＲＡＭ２１８ｃに 保存された補助コードはヘッダ信号生成器２５４に入力される。ヘッダ信号生成 器２５４は、復号器ロケーション（図３）に於けるデータ取得を容易にするため にデータの各フレームにヘッダを付加する。次いで補助コードはＦＳＫ符号器２ ５６に入力されてＦＳＫ変調され、さらに帯域フィルタ２５８に入力されて帯域 が限定され、信号エネルギーが選定 サブバンドに集中される。図２が示すように、ヘッダ信号生成器２５４とＦＳＫ 符号器は、バーストタイミング回路２０８ｃからの信号によって制御される。 結果として得られるＦＳＫ補助コードは、次いで可変減衰器２６０を通じて加 算器２３５に出力される。可変減衰器２６０は、レベル制御回路２０８ｂの制御 下で補助コードを送信する振幅を制御する。符号器２２４から出力されるＦＳＫ 補助コードは、ＮＮ２０４の決定に従ってレベルが動的に変動する連続性のもの 、或いは時間マスキング機会によってトリガーされるバーストモードである可能 性がある。但し後述の通り、補助コードがＭＰＥＧ等の周知の圧縮アルゴリズム によって減衰性の圧縮を経なければならないような特定の実行に於いては、信号 は、こうした圧縮に耐えるためにバーストモードで伝送されなければならない。 符号器２２０−２２４から各々出力された広帯域スペクトル拡散、限定帯域ス ペクトル拡散及びＦＳＫの各補助コードは、加算器２３５によって端子２０６ａ における音声信号と結合され、合成信号を形成する。この合成信号は、端子２０ ６ｂに於いて音声チャンネルに出力される。代替として、この合成信号は、ＣＤ 等の適当な任意の記録媒体に記録される場合もある。こうした場合、信号はＣＤ が「再生」される時点で伝送される。 好適な実施例では図２が示すように、音声信号は、加算器２３５に入力される 前にデジタル信号処理器（ＤＳＰ）２６０ａ等の装置へ入力される。こうした装 置は、レベル制御回路２０８ｂからの信号による制御下で、音声信号のレベルを 所定のサブバンドに減衰させる働きをする。例えば、ＮＮ２０４がＦＳＫバース トまたは限定帯域スペクトル拡散信号伝送を指図し、次いで音声信号のサブバン ドにデータ伝送を妨害するおそれのある予期しないエネルギーバーストを検出し た場合など、こうした減衰が必要に なる。合成信号はまた、検証回路２６１にも入力される。検証回路２６１は、ノ イズを付加して合成信号の性能を実際の音声チャンネルを通じた伝送の場合より も僅かに低下させるチャンネルシミュレータ２６２と、典型的な受信機２６４と を備えている。合成信号に含まれるデータ情報を成功裡に復号する受信機２６４ の能力が検証され、ＮＮ２０４に検証信号が送信される。 上述のような知覚的符号化技術を使用して伝送用補助コードを符号化するとき は、ＭＰＥＧ及びＰＡＳＣ等の知覚的圧縮方式によって、ほとんどの場合、伝送 前或いは伝送中に合成信号からデータが取り除かれる。従って、こうした問題を 克服するため、ＮＮ２０４は、補助コードを認識されることなく送信できる機会 を求めてチャンネルを聴くだけでなく、遭遇する特定の圧縮方式を補償するよう に訓練されなければならない。 例えば、ある周知の広範囲に使用されている圧縮方式は、音声バンドを３２の サブバンドに分割する。周波数領域マスキング及びある程度までの時間領域マス キングを利用することにより、各サブバンド中の最も強力な信号のみが符号化さ れて送信される。サブバンド中の残りの信号は何れにせよ、強力な信号によって マスクされており聞き取りができないことが想定される。こうした場合、補助コ ードの送信を補償するために、ＮＮ２０４は、補助コードが特定のサブバンドに 於ける最強の信号であって、その送信が近接サブバンドの次の強力な広帯域過渡 信号によってマスクされている場合に、補助コードをＦＳＫバースト信号として 送信する機会を求めて「聴く」ように訓練されていなければならない。 こうした実施例では、補助コードを送信するための１つまたは複数のサブバン ドを予め選択しておくことが、好適ではないにしても可能である。例えば、音声 信号を放送するテレビネットワークを同定するＩＤコードの送信用として第１の サブバンドを選定 し、音声信号の配給者を同定するＩＤコードの送信用として他のサブバンドを選 定し、また音声信号を送信する地方局を同定するＩＤコードの送信用として第３ のサブバンドを選定することができる。好適な実施例では、データ処理に於いて ある程度まで速度を最大化し、またエラーを制限するために、データ送信は「部 分的応答」モードで発生する。これは、復号器ロケーション（図３）に於ける明 確な復号を保証するために、補助コードが一般に最適であるとされるものより速 いビット速度で送信され、復号器ロケーションに於いて受信されるデータが「フ ァジィ論理」セットで構成される結果となることを意味している。しかしながら 、部分的応答モードに於ける送信は一般に最適ではなく、おそらくは補助コード が狭サブバンドに適合するだけの速度で送信されることを保証する必要がある。 後述のように、部分的応答モード送信に起因するエラーの修正は、補助コードの 同一性を決定するためのパターン認識に関する訓練を行っている各復号器ロケー ションに於けるニューラルネットワーク（図３）によって実行される。 図３は、符号器２０２を使用して符号化され、音声チャンネルを通じて伝送さ れた補助コードを検索する（即ち、復号化する）ための本発明の特徴を具現する 復号器３００の略ブロック図である。復号器３００は、音声入力用端子３０２に 於いて、音声チャンネル（図示していない）を通じて伝送された合成信号を受信 する。受信された信号は帯域フィルタ３０４へ入力される。帯域フィルタ３０４ のパラメータは音声チャンネルの通過帯域によって限定されており、不要な周波 数は濾過して除去される。フィルタ３０４から出力された信号は、信号前処理器 ３０５に入力される。信号前処理器３０５は、信号の振幅を受容範囲内に保持す る自動利得制御器（ＡＧＣ）３０６と、信号経路に於ける周知の位相及び振幅の 歪みを補正するイコライザ３０８と、信号を処理が容易 なデジタル形式に変換するアナログ−デジタル（Ａ／Ｄ）変換器３１０とを備え ている。信号前処理器３０５からのデジタル信号出力は、受信機同期回路３１２ と、ＦＳＫ処理回路３１４とに入力される。 受信機同期回路３１２は、後述のように、直角位相に於いて、反復位相段階手 順を使用して、広帯域及び／又は限定帯域スペクトル拡散信号の同期取得を実行 する。生成器２３２、２４２（図２）が生成したものと同じヘッダＰＮコードが ヘッダ信号生成器３１６によって生成され、動的な広域（解像度１８−乃至２４ −ビット）デジタル信号処理器（ＤＳＰ）３１８に於いて直角位相で前処理器３ ０５からの信号出力とモジューロ２で併合される。図示した実施例では、ＤＳＰ ３１８が４つのＸＯＲゲート、３１８ａ−３１８ｄを備えている。ＤＳＰ３１８ から出力された４つの信号はロック検出回路３２０に入力され、補助コードの位 相が生成器３１６からのヘッダＰＮコードの位相によってロックされた時を検出 する。位相ロックが検出されたかどうかを表示する信号が位相シフト回路３２２ とデジタル位相ロックループ３２４とに入力される。回路３２０からの出力信号 が信号位相のロックを表示しない限り、位相シフト回路は、回路３２０が位相ロ ックを検出するまで生成器３１６からのヘッダＰＮコードの位相シフトを継続す る。典型的には、ロックは、伝送データが最高品質で受信されるバーストに於い て発生する。このため、位相ロックループ３２４はフライホイールとして機能し 、クロック位相同期をロックのバースト間に保持する。 位相ロックループ３２４によって生成されたタイミング信号は、復号器回路３ ２８のＰＮコード生成器３２６に供給される。ＰＮコードはＸＯＲゲート３３０ によって前処理回路３０５からの出力信号とモジューロ２で併合され、ＩＤ番号 を含む補助コー ドが再生される。前述の通り、データの伝送は一般に部分的応答モードで発生す ることから、ＸＯＲゲート３３０の出力は、典型的にはファジィ論理セットであ る。ＸＯＲゲート３３０からの出力信号はニューラルネットワーク（ＮＮ）３３ ２へ入力される。ＮＮ３３２は、好適な実施例では、パターン及びサインの認識 技術を使用してブロック復号、ビットの逆インタリーブ、及び取得確認機能を実 行する「逆伝搬パーセプトロン」を備えている。こうしたパターン及びサイン認 識技術及び同技術を実行するための逆伝搬パーセプトロンは技術上周知のもので あり、詳述を省く。 パターン認識を使用して補助コードの取得がＮＮ３３２によって確認されると 、この事実がロック有効確認としてロック検出回路３２０に表示される。復号さ れた補助コードには時刻クロック３３３からの時刻スタンプが付加され、次いで 比較的長い遅延、例えば１０秒、の後にＮＮ３３２から出力される。代替として 、ＮＮ３３２からの出力信号には、単に、復号された補助コードが先の補助コー ドと同じであること、復号された補助コードが不定であること、成いは復号され た補助コードが先行番号とは異なる、この場合は新たに復号された補助コードが 上述のように出力される、ことを表示させることもできる。ＮＮ３３２から出力 された補助コードはデータ記憶装置（ＤＳＵ）３３４に保持される。同記憶装置 の内容は、適当な手段によって一定間隔で中央処理装置３３６へ転送される。中 央処理装置は再生された補助コード及び時間を、例えばラジオ及びテレビによる 調査、番組放送の検証、並びに音楽著作権の追跡といったアプリケーションの実 行に際して使用可能なように処理する。 ＦＳＫ処理回路３１４について再度言及すると、ＦＳＫバースト信号として伝 送された補助コードを復号するため、前処理器３０５からの出力信号はフィルタ ２５８に類似する帯域フィルタ３ ３６へ入力され、次いでＦＳＫ復号器３３８に入力されて補助コードが復号され る。この場合も、データ伝送は部分的応答環境に於いて発生することから、ＦＳ Ｋ復号器３３８の出力はファジィ論理セットとなる。ＦＳＫ復号器３３８から出 力されたファジィ論理信号はＮＮ３３２に入力され、ＮＮ３３２がこれをＸＯＲ ゲート３３０から入力された信号と同様の方法で処理する。 図４ａ−４ｅは、本発明のシステムによって使用、及び／又は製造される例示 的な補助コード及び音声信号の様々な周波数及びタイミング図を示している。図 ４ａは、音声入力用端子２０６ａに於いて受信されるような音声信号４００のエ ネルギーと周波数との関係を示している。図４ｂは、選択されたサブバンド４０ ２（図４ａ）に於ける音声信号４００の部分４１０の電圧を示すタイミング図で ある。図４ｃは、サブバンド４０２に於ける音声信号部分４１０のエネルギーを 示すタイミング図である。図４ｃにはまた、音声信号部分４１０の時間マスキン グ限界４２０、及びその知覚的エントロピーエンベロープ４２２が示されており 、音声信号部分４１０がその知覚的エントロピーエンベロープ４２２を下回る信 号エネルギーを有する信号をマスクすることが分かる。図４ｄは、音声信号部分 ４１０によって送信されマスクされる、符号器２０２によって符号化されるよう な補助コード４３０を示している。補助コード４３０はバースト信号として発生 し、指数関数形減衰を１００ｍｓ間受けることに注意すべきである。図４ｅは、 音声信号部分４１０及び補助コード４３０を備えた、音声出力用端子２０６ｂを 通じて符号器２０２から出力されるような合成信号４４０のタイミング図である 。 実施に際しては、上述の発明は、番組放送の検証、テレビやラジオによる調査 及び音楽著作権の追跡を含む、但しこれに限定されない、幾つかの目的に効果的 に使用可能であることが予想され る。例えばテレビやラジオによる調査の用途では、端子２０６ａに於ける音声信 号がプログラミング信号で構成され、また補助コードが地方局、放送者、配給者 、任意のプログラミング及び広告、及び／又はこれらに類するもの、を同定する ＩＤコードで構成される。補助コードは、上述の通りに符号化され、テレビまた はラジオ用音声信号で送信され、テレビ視聴者またはラジオ聴取者の家庭または 何らかの中央ロケーションに配置された復号器で受信される。復号されたＩＤコ ードは、次いで、対応する時間スロットに於ける特定の番組の放送を検証するた めに使用することができる。視聴測定のアプリケーションでは、復号されたＩＤ コードを使用して、特定の番組または任意の既定時問に於ける時問スロットの視 聴者サイズを決定することができる。音楽著作権追跡の用途では、符号化したＩ Ｄ番号をＣＤに記録し、ＣＤが再生されると音楽プログラミングを同定するＩＤ コードを含んだ補助コードが録音された音声信号とともに送信されるように画策 されている。この場合も、符号化された補助コードは、復号器３００を有する戦 略上様々な場所に位置する復号用ロケーションに於いて受信し、復号することが 可能である。典型的には、この技術は、「ビルボード、トップ１００」のように 、著作権使用料の徴収データを収集して視聴率を計算するために使用される。 代替実施例に於いては、図２が示すＮＮ２０４は、図５ａ−５ｈが示すような ハード配線された模擬ＮＮに取り替えることができる。特に図５ａ−５ｈは、本 発明のこうした代替実施例を実行するための模擬ＮＮの略ブロック図を含んでい る。図５ａが示すように、音声信号は、相補コネクタ（図示していない）を通じ て１６ピンインタフェースコネクタ５１０のピン７に接続され、図５ｂが示すよ うにフィルタバンク５２０に入力される。さらに、コネクタ５１０のピン７上の 音声信号は、音声入力用端子２０６ ａ（図２）を通じてＤＳＰ２６０ａ（図２）及びニューラルネットワーク２０４ （図２）へ入力される。 図５ｂを参照すると、フィルタバンク５２０は４つのフィルタ、５２２、５２ ４、５２６、５２８を含んでおり、入力されてくる音声信号はこれで濾過されて 、各々が１．５ｋＨｚ、２．０ｋＨｚ、２．７７ｋＨｚ（伝送用サブバンド）及 び４．０ｋＨｚを中心とする４つのサブバンドに分類される。４つのサブバンド に於ける音声信号は次いで、図５ｃが示すように、４つの全波整流器回路５３２ 、５３４、５３６、５３８を備えた濾過回路５３０に入力される。整流された音 声信号は整流器回路５３２、５３４、５３６、５３８から出力され、図５ｄが示 すように、１２個のＬＭ３３９限界検出器５４２ａ−５４２ｌを備えた限界検出 器回路５４０に至る。限界検出器回路５４０は、分圧器５４４、５４６によって 、また可変限界回路５４８によって、確立された通りの各サブバンドにつき３つ の限界レベルの検出に使用される。図５Ｄ−５Ｆを参照した説明の通り、限界検 出器５４２からの出力信号は、所定の伝送機会規則を実行するための回路によっ て利用される。 特に、図５Ａ−５Ｈが示す「規則ベース」の模擬ＮＮの主たる目的は、時間マ スキングを利用してデータパケットをテレビの音声チャンネル内で送信すること にある。送信用サブバンドの中心は２．７７ｋＨｚであり、２つのＭＰＥＧ層II 帯域を包含している。方法は、補助コードを、ハード配線回路に於いて実行され る所定の送信規則に従って音声信号サージに引き続き送信するというものである 。 特に図５ｅは、低レベルの送信を行うための回路５５０と、高レベルの送信を 行うための回路５５２とを示している。低レベル送信を行なうため、２ｍｓの時 間定数、３０ｍＶＲＭＳの感度及 び最低４サイクルを有するサージエンベロープ検出器５５４は、ピン１に入力さ れてくる全波整流された信号に作用し、音声信号サージの間に出力ピン４に於い て論理１を生成する。検出器５５４のピン４上の出力信号は、サージ検出器５５ ６の一端に入力される。サージ検出器５５６は、サージの終端で出力ピン１２上 に１ｍｓパルスを生成する。検出器５５６のピン１２上の出力信号は、抑止／送 信回路５５８に入力される。抑止／送信回路５５８は、（ｉ）サージ長が所定の 長さ（即ち、最低１０ｍｓ）に満たないことが、サージ回路５５９の長さによっ て決定された場合、（ｉｉ）任意タイプ（低レベルまたは高レベル）の最終送信 以降、４５０ｍｓが経過していないことが、タイマー回路５６０によって決定さ れた場合、或いは（ｉｉｉ）拍手／笑声回路（図５ｇ）が起動されていて笑い声 または拍手を検出した場合には、低レベル信号の送信を禁止する。上記条件の全 てが満足されたときは、「ＧＯ＝ＬＯＷ ＬＥＶＥＬ」信号がコネクタ５１０（ 図５ａ）のピン１１へ送信される。このＧＯ＝ＬＯＷ ＬＥＶＥＬ信号はまた、 ＤＳＰ２６０ａ（図２）、クロック制御回路２０８ａ（図２）、レベル制御回路 ２０８ｂ（図２）及びバーストタイミング回路２０８ｃ（図２）にも送信される 。 同様に、高レベル送信を行なうため、２ｍｓの時間定数、６０ｍＶＲＭＳの感 度及び最低４サイクルを有するサージエンベロープ検出器５６２は、ピン１に入 力されてくる全波整流された信号に作用し、音声信号サージの間に出力ピン４に 於いて論理１を生成する。検出器５６２のピン４上の出力信号は、サージ検出器 ５６４の一端に入力される。サージ検出器５６４は、サージの終端で出力ピン１ ２上に１ｍｓパルスを生成する。検出器５６４のピン１２上の出力信号は、抑止 ／送信回路５６６に入力される。抑止／送信回路５６６は、（ｉ）サージ長が所 定の長さ（即ち、最 低５ｍｓ）に満たないことが、ディップスイッチ５６９により起動されたサージ 回路５６８の長さによって決定された場合、（ｉｉ）任意タイプ（低レベルまた は高レベル）の最終送信以降、４５０ｍｓが経過していないことが、タイマー回 路５６０によって決定された場合、或いは（ｉｉｉ）拍手／笑声回路（図５ａ） が起動されていて笑い声または拍手を検出した場合には、高レベル信号の送信を 禁止する。上記条件の全てが満足されたときは、「ＧＯ＝ＨＩＧＨ ＬＥＶＥＬ」 信号がコネクタ５１０（図５ａ）のピン１０へ送信される。このＧＯ＝ＨＩＧＨ ＬＥＶＥＬ信号はまた、ＤＳＰ２６０ａ（図２）、クロック制御回路２０８ａ （図２）、レベル制御回路２０８ｂ（図２）及びバーストタイミング回路２０８ ｃ（図２）にも送信される。 図５ｆを参照すると、１秒送信回路５７０は、以下の規則が満足されると高レ ベル送信を起動する。まず、フェード対ブラック検出器５７２が３５ＶＲＭＳ未 満の１００ｍｓフェードを検出する。こうしたフェードが検出されると、１秒タ イマー回路５７３によって１秒の時間期間が確立される。タイマー回路５７３は 、各１秒時間期間の始めにＤフリップフロップトリガー回路５７４を設定する。 回路５７４は、任意の送信タイプによってリセットされる。トリガー回路５７４ が設定される期間中に、１．５ｋＨｚを中心としたサブバンドに於いて高レベル のサージが検出される、または２．０ｋＨｚを中心としたサブバンドに於いて高 レベルのサージが検出される、または４．０ｋＨｚを中心としたサブバンドに於 いて高レベルのサージが検出されると、高レベル送信が起動される。回路５７０ は、ＯＲゲート５７５ａ及び５７５ｂをＡＮＤゲートに交換することにより、こ うした条件の内の１つだけではなく全てを満たさなければならないように再構成 が可能であることが認識されている。送信が起動されると、ワンショッ ト５７６が回路５５２（図５ｅ）に向けて１ｍＳパルスを生成し、回路５５２は 次いでコネクタ５１０に向けて高レベル送信信号を生成する。 図５ｇは、拍手／笑声回路５７７を示している。拍手／笑声回路５７７は、デ ィップスイッチ５７９（図５ｄ）によって起動される。回路５７７が起動してい て、ディップスイッチ５７９ａ、５７９ｂ、５７９ｃ（図５ｄ）がＯＮであれば 、１．５ｋＨｚ、２．０ｋＨｚ、４．０ｋＨｚを各々中心とするサブバンド上の 最低限界を越えるレベルは、各々２ｍｓの時問定数を有するエンベロープ検出器 ５８０ａ、５８０ｂ、５８０ｃに於いて論理１を起動する。同様に、ディップス イッチ５７９ａ、５７９ｂ、５７９ｃがＯＦＦであれば、１．５、２．０、４． ０ｋＨｚを中心とするサブバンド上の中間限界を越えるレベルは、エンベロープ 検出器５８０ａ、５８０ｂ、５８０ｃの出力に於いて論理１を起動する。 エンベロープ検出器５８０ａ、５８０ｂ、５８０ｃの出力は、ＮＡＮＤゲート ５８２に入力される。ＡＮＤゲート５８２の出力はまた、可変限界回路５４８（ 図５ｄ）にも入力される。ＡＮＤゲート５８２からの論理１は可変限界を２．７ ５Ｖの方へ移動させ、論理０は可変限界を０．５Ｖの方へ移動させる。可変限界 電圧は、検出器５４２ｃ（図５ｄ）に於いて２．７７ｋＨｚを中心とするサブバ ンド電圧と比較される。音声チャンネル上の１００ｍＶＲＭＳのサブバンド電圧 は、このポイントに於いて２．８Ｖｐｋに等しい。サブバンド電圧が可変限界電 圧を越えていれば、２ｍｓの時間定数を有する単安定ワンショット５８４は、サ ブバンド電圧が可変限界電圧を越えている場合に「ＮｏＧｏ」信号を供給する論 理１信号を生成する。電子スイッチ５８３は、ピン１３（Ｃ）が論理１であれば ピン１（Ａ）とピン２（Ｂ）との間の 接続を供給する。 図５ｈを参照すると、送信が５秒間行われないと送信の尤度を増加させるため の５秒送信回路５８６が配置されている。ディップスイッチ５８７をＯＮにする と、このオプションが起動する。タイミング回路５８８は、任意の送信に対応す る５秒間を設定する。５秒の間送信が行われなければ、タイマー回路５９０が１ ｍｓパルスを生成する。ＡＤフリップフロップ５９２は、高送信または低送信に よってリセットされる前に複数回、５秒送信を妨害する。ディップスイッチ５９ ３をＯＮにすると、この規則が禁じられる。送信を起動する信号は、ＮＡＮＤゲ ート５７５ｃ（図５ｆ）で１秒送信回路信号と結合され、高レベル送信を促す。 図２及び図５ａ−５ｈを参照すると、参照番号２０５ａ−２０５ｊで指示され るスイッチ回路は、ＲＯＭ２０５（図２）の一部を構成し、ニューラルネットワ ークで実行される規則を提起する。従って、スイッチ回路２０５ａ−２０５ｊの 出力は、ニューラルネットワーク２０４（図２）への入力として電気的に接続さ れている。 要約すると、図５ａ−５ｈの回路によって適用される規則は、以下のようなも のである。（１）補助コードの送信を可能にする任意の高レベルまたは低レベル のサージは、既定の最小長さよりも長くなければならない、（２）最終送信から 既定の最少時間が経過していなければならない、（３）笑い声または拍手に続く 既定時間以内は、送信が許可されない、（４）既定時間以内に、また既定レベル を下回るレベルでフェードが存在していない限り、高レベル送信は許可されない 、（５）高及び／又は低送信の間で５秒間送信がなければ、１送信が許可される 。 本発明は、番組の検証及び／又は視聴測定に使用することができる。番組検証 に使用する場合は、１つまたは複数のラジオ及び ／又はテレビ局及び／又はその他の送信機からの信号を受信する位置に、モニタ ー局が配置される。モニター局は、送信される信号に埋め込まれた補助コードを 検出し、こうした補助コードを使用して番組が補助コード、放送信号ソース、或 いはその両方の何れを含んでいるかについて直接または間接的に同定する。次い でこの情報は、補助コードを含む番組が放送された、或いはその他の方法で送信 されたことを検証するためにこの情報を使用する関係当事者に戻される。例えば 広告主は、その広告が支払った指定時間及び指定チャンネルで放送されたことを 確認したい場合がある。他の例では、著作権使用料がその番組、歌及びこれらに 類するものの放送された回数に依存するようなアーティストなど、その使用料明 細書に於いて使用回数を確認したい場合がある。 図６及び図７は、本発明の視聴測定に於ける例を示している。図６及び７が示 すように、テレビ視聴測定システム６００（図７）は、統計的に選択された世帯 の構成員の視聴慣習を計測する。テレビ視聴測定システム６００は、統計的に選 択された世帯に配置された家庭用計測装置６０４を含んでいる。家庭用計測装置 ６０４は、視聴者組成普及装置、以後「ピープルメータ」と称する、を包含する ことができる。ピープルメータ６０６は、遠隔制御器６０８及び／又は複数の押 しボタンスイッチ６１０によって、視聴者にその存在を表示させる。代替として 、または追加的に、個人用タグ６１２を視聴者が着用し、このタグが定期的に識 別メッセージをピープルメータ６０６に送信することができる。世帯内の各視聴 者は、視聴者を独占的に識別する識別メッセージを発信する個人用タグ６１２を 保有することができる。遠隔制御器６０８、押しボタンスイッチ６１０及び／又 は個人用タグ６１２から情報を受信する代わりに、或いはこれに加えて、ピープ ルメータ６０６は、同定される視聴者の能動的な参与を求めることなく視 聴者を受動的に同定するための、赤外線カメラ及びコンピュータ画像処理システ ム（図示していない）を包含することができる。こうしたシステムは、米国特許 第４，８５８，０００号と第５，０３１，２２８号、及び１９９２年１２月１５ 日出願の米国特許出願第０７／９９２，３８３号が開示している。従って、ピー プルメータ６０６は、視聴者の中の一人一人を同定する。ピープルメータ６０６ は、テレビ６１４のような計測用テレビの近くに配置することが望ましい。但し 、これは必須ではない。 視聴測定は家庭内でのテレビ６１４に於ける視聴行為の決定に限定されている が、家庭外で行われる可能性のある視聴及びチャンネル選択の測定も望ましいこ とは明らかである。こうした目的のために、携帯式計測装置６１６が供給されて いる。携帯式計測装置６１６は、例えば視聴者が外出している際に装着或いは携 帯が可能であり、場合によってパーソナルピープルメータと称される。携帯式計 測装置６１６は、同装置の近辺に在るテレビがチャンネルを合わせている番組ま たは局を計測することができる。また携帯式計測装置６１６は、携帯式テレビ６ １８と接続して使用することもできる。 図７が示すように、テレビ視聴測定システム６００は一般に、家庭用計測装置 ６０４を含んでいる。同装置６０４は、複数の統計的に選択された世帯の各々に 設置され、１つまたは複数の番組信号ソース６２０から信号を受信する。テレビ 視聴測定システム６００はさらに、中心区域に設置され家庭用計測装置６０４か ら、及び矢印６２６が示すように外部の番組記録ソースからデータを収集する中 央局装置６２２を含んでいる。中央局装置６２２は、家庭用計測装置６０４及び ／又は外部の番組記録ソースから収集されたデータを処理し、視聴測定報告書を 作成する。 図７は番組信号ソース６２０を統計的に選択された世帯に於け るアンテナ６２８によって受信された番組信号を送信する放送用送信アンテナと して略示しているが、番組信号は同軸ケーブル、光ファイバケーブル、衛星、レ ンタルビデオ、ビデオディスク及び／又はこれらに類するもの等の多様な手段に よって配信可能であることが分かるであろう。さらに、図７はテレビ番組信号が 統計的に選択された世帯に於ける複数のテレビ受像機６１４に配信されているこ とを示しているが、本発明はラジオ信号、或いはカセットテープ、ＣＤ及びこれ らに類するもの等の他のあらゆる画像及び／又は音源に等しく適用できることが 次の論議に於いて明らかになるであろう。 テレビ視聴測定システム６００の家庭用計測装置６０４は、好適には公衆交換 電話回線網６３２を介して中央局装置６２２の電気通信プロセッサ６３４と通信 するデータ保存及び通信用プロセッサ６３０を含んでいる。 家庭用計測装置６０４はまた、モニターされる各テレビ６１４用のチューニン グ計測装置６３６も含んでいる。チューニング計測装置６３６は各々、１つまた は複数のセンサ６３８、信号前処理回路６４０、世帯コード読取器６４２及び家 庭用サイン抽出器６４４を含んでいる。センサ６３８には、種々のセンサが何れ も使用可能である。例えば、センサ６３８はとりわけ、計測用テレビ６１４の音 声回路への物理的接続とすることができる。但し、センサ６３８として好適なも のは、マイクロフォンまたは磁気変換器といった非貫入性センサである。スピー カーから発せられる音を集めるため、計測用テレビ６１４の直近に設置すること のできるマイクロフォンなどは、非貫入性の装置を提供する。こうした装置は非 貫入的であるため、計測用テレビ６１４はセンサ６３８との電気的接続のために 開放する必要がない。これにより、他の場合では提起される可能性のある異議が 回避される。 センサ６３８として使用されるマイクロフォンはその領域の他の音も拾うため 、背景雑音を比較的多く集め、計測用テレビ６１４のスピーカーからの音を比較 的少なく集めるような第２マイクロフォン６４６を設置することができる。第２ マイクロフォン６４６からの出力は、信号処理回路６４０により、マイクロフォ ン６３８及び６４６からの信号の振幅を整合させ、次いでマイクロフォン６３８ 、６４６のうちの１つによって生成された信号をマイクロフォン６３８、６４６ の他のマイクロフォンによって生成された信号から除く周知の方法によって、少 なくとも部分的に背景雑音を消去するために使用される。代替として、信号処理 回路６４０は、例えば３００Ｈｚから３０００Ｈｚの通過帯域に在る音声信号の みを通過させてトラフィックノイズを消去し、また家電製品及び装置のレスポン ス特性によって導入される人工的な産物を除去する入力フィルタを使用すること ができる。センサ６３８として使用可能な非貫入性センサのその他の例には、計 測用テレビ６１４の音声出力回路と機能的に連携する誘導音声ピックアップが含 まれる。 センサ６３８は、世帯の構成員がテレビ６１４での視聴を選択する番組または 局に対応する番組信号の少なくとも一部を獲得するように配置されている。セン サ６３８によって獲得される番組信号のこうした部分は、必要に応じて前処理回 路６４０によって前処理が行われる。信号前処理回路６４０は、前処理された番 組信号を、統計的に選択された世帯の１人または複数の視聴者によって選択され た番組または局に対応する番組信号から補助コードを捜し出して読み取りを試行 する世帯コード読取器６４２と、世帯コード読取器６４２が補助コードを発見で きない度毎に１人または複数の視聴者によって選択された番組信号から番組サイ ンを生成する世帯サイン抽出器６４４と、の両方に供給する。 世帯コード読取器６４２は、上記の図３に関連して開示されたものと類似のタ イプとすることができる。補助コードは、帰属する番組及び／又は局が同コード によって唯一のものとして同定される限り、あらゆる形式を有することができる 。また、Ｔｈｏｍａｓ他が米国特許第５，４２５，１００号に於いて教示してい るように、補助コードは、各々が独自のソース情報を含んでいるために、各セグ メントに於ける情報が関連番組の複数の配信レベルの内の選択された１つを表示 しているような複数のセグメントで構成することができる。 補助コードは放送用送信の識別に必要な全ての情報を有し、またコード読取器 は周知のものであるため、符号化された番組送信を使用する視聴測定システムは 経済的に非常に魅力あるものである。さらに、補助コードの読み取りを行うコー ド読取器には適切な検査アルゴリズム及びその類のものを供給して、補助コード （米国特許第５，４２５，１００号に於いてＴｈｏｍａｓ他によって記述された マルチレベルコード等）の正確な読み取りの失敗回数を任意に低減させることが できる。 補助コードに全面的に依存するシステムに於ける問題点は、利用可能な補助コ ードが全ての番組または局には供給されないことにある。従って、番組信号から サインを抽出するサイン抽出器をも含むことが優位である。こうしたサインは、 視聴されている番組に補助コードが含まれていない場合に使用することができる 。従って、世帯サイン抽出器６４４もまた家庭用コード読取器６４２に加えて家 庭用計測装置６０４に含まれており、コードの読み取りができない受信された番 組信号からサインを収集することができる。こうしたサインは、サインが抽出さ れた番組信号固有のものであり、従って視聴された番組または局を同定するため に使用することができる。世帯サイン抽出器６４４はＫｉｅｗｉｔ他 による米国特許第４，６９７，２０９号に於いて開示されたタイプのものとする ことが可能である。その開示内容は参照用として本明細書に編入されている。 データ保存及び通信プロセッサ６３０は、世帯コード読取器６４２によって読 み取られた補助コード、及び／又は世帯サイン抽出器６４４によって抽出された サインを選択的に保存する。部分的に読みやすい補助コードが世帯コード読取器 ６４２によって読み取られる場合は、データ保存及び通信プロセッサ６３０もま た、テレビ視聴測定システム６００による使用のために補助コード部分（例えば 、マルチレベルコードの１セグメントまたは部分セグメント）を保存することが できる。 家庭用計測装置６０４に類似し、１つまたは複数のセンサ６３８を有すること のできる携帯式計測装置６１６が任意の統計的に選択された世帯の内外で使用さ れる場合は、同装置６１６が生成するデータは、ランダムアクセスメモリ６４８ に一時的に保存されるため、このデータは携帯式計測装置６１６に於ける第１モ デム等のインターフェース回路６５０と、これに対応するデータ保存及び通信プ ロセッサ６３０に接続された第２モデム等の通信インターフェース回路６５２と によって、随時データ保存及び通信プロセッサ６３０に転送できる。技術上周知 のように、データは、直接的な電気接続、無線周波数送信、パルス赤外線通信ま たはこれらに類するものによってインターフェース回路６５０及び６５２間で送 信することができる。また、携帯式計測装置６１６もまた、信号前処理回路６４ ０、コード読取器６４２及びサイン抽出器６４４を含んでいる。 補助コードが存在しない、或いは看取できないという何れかの理由によって、 視聴されている番組または局を補助コードから同定できないときは、家庭用計測 装置６０４の世帯サイン抽出器６ ４４によって抽出された番組サインを、家庭用計測装置６０４、中央局装置６２ ２或いは１箇所または複数の局部参照サイン抽出区域に配置された参照用サイン 抽出装置の何れかによって予め抽出されていた参照サインと比較することができ る。番組サインと参照サインとのこの比較は、家庭用計測装置６０４、中央局装 置６２２或いは参照サイン抽出区域の何れかに於いて実行が可能であり、比較の 結果が視聴されている番組または局の同定に使用される。 さらに、参照サインを抽出する装置は、米国特許第４，６７７，４６６号に教 示されているような各受信チャンネル用の番組複製装置を包含することができる 。番組複製装置はモニターされた番組の複製を生成し、引き続き中央局装置６２ ２の中央局コンピュータ６５４によって同複製を検索できるように、記憶装置に これを保存する。従ってオペレータは、符号化されていない番組を同定するため にマルチメディア端末６５６に於いて番組を視聴することができる。マルチメデ ィア端末６５６は、画像表示装置及びスピーカーを包含することができる。番組 複製装置は米国特許第４，６７７，４６６号に教示されているようなＶＣＲシス テムとすることができるが、同装置は好適にはモニター番組のデジタル複製を生 成する信号圧縮装置である。従ってデジタル複製は、必要に応じて公衆交換電話 回線網６３２によって電子的に送信することが可能であり、圧縮データを使用し て符号化されていない番組の少なくとも一部のファクシミリを再生することがで きる。オペレータは、符号化されていない番組を同定するために、端末６５６に 於いてファクシミリを視ることができる。 モニター番組または局のデジタル複製は、多様な技術上周知の圧縮方法を使用 して生成することができる。ビデオ信号は例えば、「圧縮支持されたウェーブレ ットの映像圧縮への適用」と題する 報告に於いてＷ．Ｒ．Ｚｅｔｔｌｅｒ他により記述される方法に従って圧縮する ことができる。音声信号は、音声エンジニアリング協会の第９３回総会（１９９ ２年１０月１日−４日）で発表された論文に於いてＪ．Ｐ．Ｓｔａｕｔｎｅｒが 説明した方法に従って圧縮が可能である。しかしながら、他の適切な圧縮技術も 代替として使用が可能である。 代替として、世帯サイン抽出器６４４は、選定されたチャンネル及び／又は局 を同定するために、家庭用チャンネル及び／又は局検出器とすることができる。 そうすれば、視聴番組に補助コードが含まれていないときは、世帯の構成員によ るチャンネル及び／又は局の選択を使用することができる。従って補助コードの 読み取りが発見できないときは、世帯の構成員によるチャンネル及び／又は局の 選択を決定し収集できるように、家庭用計測装置６０４には、世帯補助コード読 取器６４２に加えて家庭用チャンネル及び／又は局検出器も包含することができ る。 世帯サイン抽出器６４４の代わりに家庭用チャンネル及び／又は局検出器が使 用されているときに、世帯の一員が遠隔制御器６０８を使用して制御操作を行っ た場合、遠隔制御器６０８から発信された信号は、テレビ受像機６１４及びチュ ーニング計測装置６３６の適切なセンサ６３８の両方によって受信される。従っ て、世帯補助コード読取器６４２が、世帯の１人または複数の構成員によって選 択された番組または局に対応する番組信号からの有効な補助コードを捜し出す、 及び／又は読み取ることができない場合は、代わりに家庭用チャンネル及び／又 は局検出器６４４によって検出されたチャンネル及び／又は局を使用して、世帯 構成員の視聴習慣についての情報を供給することができる。 さらに、成いは代替として、世帯補助コード読取器６４２が、世帯の１人また は複数の構成員によって選択された番組または局 に対応する番組信号からの有効な補助コードを捜し出す、及び／又は読み取るこ とができない場合は、構成員を促して遠隔制御器６０８、ピープルメータ６０６ の押しボタンスイッチ６１０、音声認識センサ、等々の入力装置を使用して選定 チャンネル及び／又は局を入力させるようにチューニング計測装置６３６を配置 することができる。こうしたプロンプトは画面情報の使用を通して、或いは変換 器またはディスプレイ６５８によってテレビ受像機６１４から与えることができ る。変換器またはディスプレイ６５８は、音声信号、スピーカーからの合成音声 メッセージ、視覚表示、或いはＬＥＤ、ＣＲＴまたはＬＣＤからの発光、或いは これらに類するものを供給するようなタイプのものとすることができる。プロン プトに対する応答は、センサ６３８の内の適当なもの、または追加のマイクロフ ォン６４６によって受信が可能であり、保存されて逐次、中央局装置６２２に送 信される。 本発明は、多様な形式と実施例を呈し得ることが理解される。本明細書に示し た実施例は例示的なものであって本発明を制限するものではなく、本発明の精神 と範囲から逸脱することなく変形例を作成可能であることが分かる。例えば、特 に補助コードの送信前に補助コードが減衰性圧縮に耐えるか否かが判っている場 合には、符号器２００は送信符号器２２０−２２４の全てよりも少数で構成する ことができる。さらに、任意の送信符号器２２０、２２２、２２４の機能、並び に受信機同期回路３１２、及びＦＳＫ復号器３１４の復号器回路３３の機能も、 必要に応じてデジタル信号処理器によって実行することができる。さらに、本明 細書で使用した放送或いは送信といった用語は、空中、ケーブル、衛星リンク、 或いはその他の伝導媒体及び／又はこれらに類するもの、の何れであるに関わら ず、２つの放送局間、２つのケーブル局間、放送局またはケーブル局と居住施設 、商業施設または産業 施設間、ＶＣＲまたは他のテープ、カセット、カートリッジ、ディスクプレーヤ 、コンピュータまたはソリッドステートプレーヤと受信機または他の表示装置間 といった２つ以上のポイント間で信号を搬送することを意味している。 本発明の例示的な実施例について提示し記述してきたが、上述の開示に於いて は広範囲な修正、変更及び置換が意図されており、また例によっては本発明の幾 つかの特徴が他の特徴とは異なる使用方法で採用できるものがある。さらに、特 許請求の範囲で使用されているように、音声信号ソースにはテレビ番組、ラジオ 番組、ラジオ及び／又はテレビチャンネル、歌、ＣＤ、レーザービデオディスク 、テープ、コンピュータ、コンピュータプログラム、対話式プログラム、ゲーム 、番組創作者、ネットワーク、地方局、番組周旋業者、ケーブル会社及び／又は これらに類するものが含まれる。さらに本発明は、同調器を同調させるチャンネ ルを決定するための信号射出システムに使用可能である。従って、添付の特許請 求の範囲を幅広く、また本発明の範囲に一致した方法で解釈することが妥当であ る。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９８年２月２０日（１９９８．２．２０） 【補正内容】 Ｉ 明細書翻訳文４頁８行目〜５頁１５行目に対応する部分の補正の翻訳文 Ｔｈｏｍａｓらは米国特許Ｎｏ．５，４２５，１００により、マルチレベルの 放送信号の分配システムにおいて、おのおのが異なるレベルで関連する、複数の 符号器を含むマルチレベルの符号化システムを開示している。 Ｈａｓｅｌｗｏｏｄらにより、来国特許Ｎｏ．４，０２５，８５１において示 された一般に使われる”ＡＭＯＬ”システムは、補助データ信号を、ソースの識 別コードの形式で、放送テレビ信号が垂直方向に移動する間に、選択された水平 走査線に加える。米国中の選ばれた領域に位置するモニターのための装備は、番 組が放送されていることをソースの識別コードを検出することにより検証する。 モニターするための装備は、より後の検索に対して、これらの検出されたソース の識別コードを、それが検出された時間および検出されたチャンネルとともに保 存する。 Ｄｅｊｅａｎらに与えられた米国特許Ｎｏ．５，２４３，４２３は、放送テレ ビ信号のラスターのビデオラインに補助信号が送信される、視聴率調査および番 組のモニターを行うシステムについて示している。補助信号を知覚できることを 減らすために、補助信号が送信されるビデオラインは、疑似のランダムなシーケ ンスで変化される。選択的に、捕助信号は、スペクトル拡散補助信号に転換する ことにより、相対的に低い変調レベルで変調されることができる。符号化された 放送番組は、モニターされた受信機の近くで補助コードを復号することにより同 定される。 ディジタルデータを圧縮する方法論の信号に対する応用は、以上に論じられた 符号化する方法の有用性に対して本質的に衝撃的である。例えば、いくつかのビ デオの圧縮方式は、垂直方向に間 の空くことを取り除く。従って、垂直方向に間ができる間に射出されたどのよう な補助コードも、ビデオ信号のそのような圧縮により取り除かれる。ディジタル 化することは、拡散スペクトルの補助コードおよび他の検出できない程度に低い 振幅値の信号を取り除くように作用する。加えて、ビデオ信号の帯域の高周波数 の部分で送信される補助コードは、より上の周波数を”クリップ”する圧縮アル ゴリズムにより削除されることができる。 II 明細書翻訳文８頁２行目〜９頁６行目に対応する部分の補正の翻訳文 前に述べられた技術が用いられるにもかかわらず、データがサブバンドにおいて 最も強い信号であることはありそうにない；それゆえ、データのどんな部分も送 信されることはありそうにない。さらに、スペクトル拡散の技術に関して、デー タが一つまたは二つのサブバンドで最も強い信号となるとしても、情報が信号ス ペクトルの全体にわたって広げられるので、そのようなサブバンドに含まれる情 報は、データによって運ばれる情報全体の少ない部分を構成するにすぎず、それ ゆえに役に立たないだろう。 Ｍｏｓｅｅｓらに与えられた米国特許Ｎｏ．５，４７３，６３１において、デ ータ信号が音声信号によりマスクされるように、音声信号においてデータ信号を 送信する技術が述べられている。音声信号がスピーカーに入力された時にデータ 信号が感知されないようにデータ信号を挿入できる挿入の機会に関する音声信号 の研究が行われている。挿入の機会は、音声信号の知覚的エントロピーに依存す る。しかし、この特許は、音声信号が視聴者に対して演じられる際に補助コード が感じられることなく、視聴を測定し、放送番組を検証し、および／またはそれ に類することを行うために補助コードを検出できるように音声信号中に補助コー ドを送信できる技術を開示していない。 従って、必要とされるものは、知覚的符号化技術の利点を使い、また、減衰性 の圧縮されたチャンネルを通して補助コードを送信できる一方、視聴を測定する ことができ、放送番組を検証でき、および／またはそれに類することができるよ うに受信機で検出できる補助コードと音声信号を同時に送信するシステムである 。発明の要約 知覚的符号化技術を用いた在来の音声通信チャンネルを通して補助コードと音 声信号を同時に送信する通信システムにより、前述の問題が解決され、技術的な 進歩が達成された。さらに差を付けるため、符号器での多層の疑似ニューラルネ ットワーク（”ＮＮ”）が、補助コードを挿入するための”機会”を検出するた めに音声信号をモニターし、音声信号の”知覚的エントロピーエンベロープで定 まるように、挿入されたコードが音声信号によってマスクされる。ＮＮの出力は 、送信周波数または補助コードの周波数を制御するクロック回路、補助コードが 送信されるレベルを制御する信号レベル制御回路および補助コードが送信される タイミングを制御するバーストタイミング回路を制御する。ＮＮの制御の下で、 一つまたはそれ以上の白色化された直接シーケンススペクトル拡散及び／または 狭帯域のＦＳＫの補助コードは、ＮＮにより決定された時間、周波数およびレベ ルにより音声信号と組み合わされ、補助コードは音声信号によりマスクされる。 好ましい具体例では、例えば特別の番組または番組ソースを識別するための番 号を含む補助コードが、在来のコンピュータによって生成され、ＲＳ２３２Ｃイ ンターフェースを通して本発明の通信システムの符号器に入力される。 III 明細書翻訳文１３頁１７行目〜１５頁２行目に対応する部分の補正の翻訳文 やはり後に詳述する通り、ＮＮ２０４の制御下で、補助コードは、１つまたは複 数の白色化された直接シーケンススペクトル拡散信号及び／又は狭帯域ＦＳＫ補 助コードとして符号化され、補助コードが音声信号によってマスクされるような 時間、周波数及び振幅で音声信号と結合される。 連続番号またはその他の識別番号で構成することのできるデジタル補助コード は制御計算機２１０によって生成され、好適にはＲＳ２３２−Ｃインタフェース ２１２を通じて符号器２０２に入力される。但し、任意数の異なるタイプのイン タフェースを使用することができる。制御計算機２１０によって生成される補助 コードは、例えば番組、番組ソース、ラジオまたはテレビのネットワーク或いは ラジオまたはテレビの地方局を同定するための数字、または特定の番組、アーテ ィストまたは歌を同定するためにコンパクトディスク（ＣＤ）上に符号化される 数字とすることができる。制御計算機２１０から出力された補助コードは、前処 理回路２１３に入力される。前処理回路２１３は、復号器（図３）に於ける受信 時に内部のエラーを検出し修正することができるように補助コードを符号化する ブロック符号器２１４と、符号化された数字を伝送経路に於けるエラーヒットに 耐えるように有効化するビットインタリーブ回路２１６とで構成される。このよ うなブロックエンコーディング及びビットインタリーブ技術を実行するための例 示的なシステム及び方法は、Ｈｕｓｔｉｇ他に与えられた米国特許第４，６７２ ，６０５号に詳述されている。前処理回路２１３から出力された補助コードは、 ３つのランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）２１８ａ、２１８ｂ、２１８ｃの各々 に保存 され、広帯域スペクトル拡散符号器２２０、限定帯域スペクトル拡散符号器２２ ２及びＦＳＫバースト符号器２２４によって各々後述の目的のために使用される 。 広帯域スペクトル拡散符号器２２０は、音声信号に於けるＮＮ２０４によって 決定された通りのノイズマスキング機会に関連する処理利得及びレベルに於いて 、補助コードを広帯域直接シーケンススペクトル拡散信号として符号化する。特 定的には、ＮＮ２０４は、スペクトル拡散処理利得（即ち、擬似ノイズ（ＰＮ） コード周波数速度に対するデータ速度の割合）と、符号器２２０からの広帯域擬 似ノイズ伝送出力の信号レベルとを制御するための、ノイズをマスクする知覚的 エントロピーエンベロープを動的に決定する。ＲＡＭ２１８ａに保存された補助 コードはモジューロ２符号器２２８に入力され、ここでＰＮコード生成器２３０ からの同期ＰＮコードと併合されて直接シーケンス信号を形成する。好適な実施 例では、モジューロ２符号器２２８は排他的ＯＲ（ＸＯＲ）論理ゲートを使用し て実行されている。 IV 明細書翻訳文２９頁２行目〜３０頁８行目に対応する部分の補正の翻訳文 モニター局は、送信される信号に埋め込まれた補助コードを検出し、こうした補 助コードを使用して番組が補助コード、放送信号ソース、或いはその両方の何れ を含んでいるかについて直接または間接的に同定する。次いでこの情報は、補助 コードを含む番組が放送された、或いはその他の方法で送信されたことを検証す るためにこの情報を使用する関係当事者に戻される。例えば広告主は、その広告 が支払った指定時間及び指定チャンネルで放送されたことを確認したい場合があ る。他の例では、著作権使用料がその番組、歌及びこれらに類するものの放送さ れた回数に依存するようなアーティストなど、その使用料明細書に於いて使用回 数を確認したい場合がある。 図６及び図７は、本発明の視聴測定に於ける例を示している。図６及び７が示 すように、テレビ視聴測定システム６００（図７）は、統計的に選択された世帯 の構成員の視聴慣習を計測する。テレビ視聴測定システム６００は、統計的に選 択された世帯に配置された家庭用計測装置６０４を含んでいる。家庭用計測装置 ６０４は、視聴者組成普及装置、以後「ピープルメータ」と称する、を包含する ことができる。ピープルメータ６０６は、遠隔制御器６０８及び／又は複数の押 しボタンスイッチ６１０によって、視聴者にその存在を表示させる。代替として 、または追加的に、個人用タグ６１２を視聴者が着用し、このタグが定期的に識 別メッセージをピープルメータ６０６に送信することができる。世帯内の各視聴 者は、視聴者を独占的に識別する識別メッセージを発信する個人用タグ６１２を 保有することができる。遠隔制御器６０８、押しボタンスイッチ６１０及び／又 は個人用タグ６１２から 情報を受信する代わりに、或いはこれに加えて、ピープルメータ６０６は、同定 される視聴者の能動的な参与を求めることなく視聴者を受動的に同定するための 、赤外線カメラ及びコンピュータ画像処理システム（図示していない）を包含す ることができる。米国特許第４，８５８，０００号と第５，０３１，２２８号、 及び第５，５５０，９２８号。従って、ピープルメータ６０６は、視聴者の中の 一人一人を同定する。ピープルメータ６０６は、テレビ６１４のような計測用テ レビの近くに配置することが望ましい。但し、これは必須ではない。 Ｖ 明細書翻訳文３４頁２６行目〜３６頁２行目に対応する部分の補正の翻訳文 補助コードが存在しない、或いは看取できないという何れかの理由によって、 視聴されている番組または局を補助コードから同定できないときは、家庭用計測 装置６０４の世帯サイン抽出器６４４によって抽出された番組サインを、家庭用 計測装置６０４、中央局装置６２２或いは１箇所または複数の局部参照サイン抽 出区域に配置された参照用サイン抽出装置の何れかによって予め抽出されていた 参照サインと比較することができる。番組サインと参照サインとのこの比較は、 家庭用計測装置６０４、中央局装置６２２或いは参照サイン抽出区域の何れかに 於いて実行が可能であり、比較の結果が視聴されている番組または局の同定に使 用される。 さらに、参照サインを抽出する装置は、米国特許第４，６７７，４６６号に教 示されているような各受信チャンネル用の番組複製装置を包含することができる 。番組複製装置はモニターされた番組の複製を生成し、引き続き中央局装置６２ ２の中央局コンピュータ６５４によって同複製を検索できるように、記憶装置に これを保存する。従ってオペレータは、符号化されていない番組を同定するため にマルチメディア端末６５６に於いて番組を視聴することができる。マルチメデ ィア端末６５６は、画像表示装置及びスピーカーを包含することができる。番組 複製装置は米国特許第４，６７７，４６６号に教示されているようなＶＣＲシス テムとすることができるが、同装置は好適にはモニター番組のデジタル複製を生 成する信号圧縮装置である。従ってデジタル複製は、必要に応じて公衆交換電話 回線網６３２によって電子的に送信することが可能であり、圧縮データを使用し て符号化されていない番 組の少なくとも一部のファクシミリを再生することができる。オペレータは、符 号化されていない番組を同定するために、端末６５６に於いてファクシミリを視 ることができる。 モニター番組または局のデジタル複製は、多様な技術上周知の圧縮方法を使用 して生成することができる。ビデオ信号は例えば、「圧縮支持されたウェーブレ ットの映像圧縮への適用」と題する、１９９１年に出版されたＡｗａｒｅ，ＩＮ Ｃ Ｔｅｃｈｎｉｃａｌ Ｒｅｐｏｒｔ ＡＤ９００１１９においてＷ．Ｒ．Ｚ ｅｔｔｌｅｒ他により記述される方法に従って圧縮することができる。 VI 明細書翻訳文３７頁６行目〜３８頁に対応する部分の補正の翻訳文 こうしたプロンプトは画面情報の使用を通して、或いは変換器またはディスプレ イ６５８によってテレビ受像機６１４から与えることができる。変換器またはデ ィスプレイ６５８は、音声信号、スピーカーからの合成音声メッセージ、視覚表 示、或いはＬＥＤ、ＣＲＴまたはＬＣＤからの発光、或いはこれらに類するもの を供給するようなタイプのものとすることができる。プロンプトに対する応答は 、センサ６３８の内の適当なもの、または追加のマイクロフォン６４６によって 受信が可能であり、保存されて逐次、中央局装置６２２に送信される。 本発明は、多様な形式と実施例を呈し得ることが理解される。本明細書に示し た実施例は例示的なものであって本発明を制限するものではなく、添付の特許請 求の範囲で定まる発明の範囲から逸脱することなく変形例を作成可能であること が分かる。例えば、特に補助コードの送信前に補助コードが減衰性圧縮に耐える か否かが判っている場合には、符号器２００は送信符号器２２０−２２４の全て よりも少数で構成することができる。さらに、任意の送信符号器２２０、２２２ 、２２４の機能、並びに受信機同期回路３１２、及びＦＳＫ復号器３１４の復号 器回路３３の機能も、必要に応じてデジタル信号処理器によって実行することが できる。さらに、本明細書で使用した放送或いは送信といった用語は、空中、ケ ーブル、衛星リンク、或いはその他の伝導媒体及び／又はこれらに類するもの、 の何れであるに関わらず、２つの放送局間、２つのケーブル局間、放送局または ケーブル局と居住施設、商業施設または産業施設間、ＶＣＲまたは他のテープ、 カセット、カートリッジ、ディスクプレーヤ、コンピュータまたはソリッド ステートプレーヤと受信機または他の表示装置間といった２つ以上のポイント間 で信号を搬送することを意味している。 本発明の例示的な実施例について提示し記述してきたが、上述の開示に於いて は広範囲な修正、変更及び置換が意図されており、また例によっては本発明の幾 つかの特徴が他の特徴とは異なる使用方法で採用できるものがある。さらに、特 許請求の範囲で使用されているように、音声信号ソースにはテレビ番組、ラジオ 番組、ラジオ及び／又はテレビチャンネル、歌、ＣＤ、レーザービデオディスク 、テープ、コンピュータ、コンピュータプログラム、対話式プログラム、ゲーム 、番組創作者、ネットワーク、地方局、番組周旋業者、ケーブル会社及び／又は これらに類するものが含まれる。 さらに本発明は、同調器を同調させるチャンネルを決定するための信号射出シス テムに使用可能である。請求の範囲 １．視聴測定システム（６００）であって、 音声信号に同調された受信機の出力での音声信号を検出する検出手段（６３８ ，６４０）と、 前記検出された音声信号から補助信号を再生し、検出された音声信号の知覚的 エントロピーエンベロープ（１２）内で符号化された補助コードを再生するよう に構成された再生手段（６４２）と、 前記再生された補助コードを中央施設へ通信する通信手段（６３０）と を含んでなる視聴測定システム（６００）。 ２．前記補助コードがＦＳＫ変調された補助コードである請求項１に記載の視 聴測定システム。 ３．前記受信機がテレビ（６１４）を含んでなり、前記音声信号がテレビの音 声信号を含んでなる請求項１に記載の視聴測定システム。 ４．前記補助コードが対応する音声信号ソースをユニークに同定する請求項１ に記載の視聴測定システム。 ５．前記補助コードが対応する番組をユニークに同定する請求項１に記載の視 聴測定システム。 ６．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、及び前記通 信手段（６３０）が統計的に選定された家庭に配置された請求項１に記載の視聴 測定システム。 ７．前記音声信号から番組サインを抽出するサイン抽出手段（６４４）をさら に含んでなる請求項１に記載の視聴測定システム。 ８．前記サイン抽出手段（６４４）が、前記再生手段（６４２）が前記検出さ れた音声信号から前記補助コードを再生することができない場合に、前記音声信 号から番組サインを抽出するように 構成される請求項７に記載の視聴測定システム。 ９．前記抽出された番組サインを参照番組サインと比較する比較手段（６０４ ，６２２）をさらに含んでなる請求項７に記載の視聴測定システム。 １０．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信 手段（６３０）、及び前記比較手段（６０４，６２２）が統計的に選定された家 庭に配置された請求項９に記載の視聴測定システム。 １１．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、及び前記 通信手段（６３０）が統計的に選定された家庭に配置され、前記検出手段（６３ ８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信手段（６３０）及び前記比較 手段（６０４，６２２）が前記中央施設に配置された請求項９に記載の視聴測定 システム。 １２．前記サイン抽出手段（６４４）が、前記再生手段が前記検出された音声 信号から前記補助コードを再生することができない場合に、前記音声信号から番 組サインを抽出するように構成される請求項９に記載の視聴測定システム。 １３．前記音声信号と関連する番組を複製し、該複製番組は番組サインが抽出 される番組を同定する目的で見られるように番組を複製する番組複製手段（６４ ４）をさらに含んでなる請求項７に記載の視聴測定システム。 １４．前記番組複製手段（６４４）が複製番組を圧縮するように構成された請 求項１３に記載の視聴測定システム。 １５．前記補助コードが複数のセグメントを含み、各セグメントに含まれる単 一のソース情報が音声信号の分布の複数のレベルの選択された一つを表すように 前記補助コードの各セグメントが単一のソース情報を含む請求項１に記載の視聴 測定システム。 １６．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、及び前記 通信手段（６３０）が携帯式視聴測定装置（６１６）として構成される請求項１ に記載の視聴測定システム。 １７．前記音声信号と関連する番組を複製し、該複製番組は番組を同定する目 的で見られるように番組を複製する番組複製手段（６４４）をさらに含んでなる 請求項１に記載の視聴測定システム。 １８．前記番組複製手段（６４４）が前記複製番組を圧縮するように構成され た請求項１７に記載の視聴測定システム。 １９．音声信号がチャンネルで放送されており、前記視聴測定システムが前記 音声信号が放送されている前記チャンネルを検出するチャンネル検出手段（６４ ４）をさらに含んでなる請求項１に記載の視聴測定システム。 ２０．前記チャンネル検出手段（６４４）が、前記再生手段が前記検出された 音声信号から前記補助コードを再生することができない場合に、前記チャンネル を検出するように構成される請求項１９に記載の視聴測定システム。 ２１．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信 手段（６３０）、及び前記チャンネル検出手段（６４４）が統計的に選定された 家庭に配置された請求項２０に記載の視聴測定システム。 ２２．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信 手段（６３０）、及び前記チャンネル検出手段（６４４）が統計的に選定された 家庭に配置された請求項１９に記載の視聴測定システム。 ２３．前記音声信号から番組サインを抽出するサイン抽出手段（６４４）をさ らに含んでなる請求項１９に記載の視聴測定システム。 ２４．前記チャンネル検出手段（６４４）が、前記再生手段が前記検出された 音声信号から前記補助コードを再生することができない場合に、前記チャンネル を検出するように構成される請求項２３に記載の視聴測定システム。 ２５．前記サイン抽出手段（６４４）が、前記再生手段が前記検出された音声 信号から前記補助コードを再生することができない場合に、前記音声信号から番 組サインを抽出するように構成される請求項２３に記載の視聴測定システム。 ２６．前記抽出された番組サインを先だって前記音声信号から抽出された参照 番組サインと比較する比較手段（６０４，６２２）をさらに含んでなる請求項２ ３に記載の視聴測定システム。 ２７．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信 手段（６３０）、前記チャンネル検出手段（６４４）、前記サイン抽出手段（６ ４４）、及び前記比較手段（６０４，６２２）が統計的に選定された家庭に配置 された請求項２６に記載の視聴測定システム。 ２８．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信 手段（６３０）、前記チャンネル検出手段（６４４）、前記サイン抽出手段（６ ４４）、及び前記比較手段（６２２）が統計的に選定された家庭に配置され、前 記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、前記通信手段（６３ ０）、前記チャンネル検出手段（６４４）、前記サイン抽出手段（６４４）、及 び前記比較手段（６２２）が中央施設に配置された請求項２６に記載の視聴測定 システム。 ２９．前記音声信号と関連する番組を複製し、該複製番組は番組サインが抽出 される番組を同定する目的で見られるように番組を複製する番組複製手段（６４ ４）をさらに含んでなる請求項２３に記載の視聴測定システム。 ３０．前記番組複製手段（６４４）が前記複製番組を圧縮するように構成され た請求項２９に記載の視聴測定システム。 ３１．前記再生された補助コードを保存する保存手段（６３０）と、 出力を有するクロック（８４）であり、補助コードが再生された時間を表すク ロック出力が前記保存手段（６３０）に保存されるクロックと をさらに含んでなる請求項１に記載の視聴測定システム。 ３２．前記検出手段（６３８，６４０）、前記再生手段（６４２）、および前 記通信手段（６３０）が統計的に選定された家庭に配置され、前記補助コードが 家庭で検出された音声信号の知覚的エントロピーエンベロープ内で符号化される 、請求項１に記載の視聴測定システム。 ３３．オーディオ信号の知覚的エントロピーエンベロープ内で補助コードを加 える機会を検出するために適用される規則のセットに従って、補助コードととも に音声信号を符号化する符号化手段（２００）をさらに含んでなる視聴測定シス テム。 ３４．規則が、 （１）補助コードの送信を可能にする任意のサージは、既定の最小長さよりも 長くなければならない、（２）最終送信から既定の最小長さが経過していなけれ ばならない、（３）既定時間以内に、また既定レベルを下回るレベルでフェード が存在していない限り、送信は許可されない、 という規則を含む請求項３３に記載の視聴測定システム。 ３５．規則が、 （４）笑い声又は拍手に続く既定時間以内は、送信は許可されない、（５）高 および低送信の間で５秒間送信がなければ、１送信が許可される、 という規則をさらに含む請求項３４に記載の視聴測定システム。 ３６．前記補助コードが、該補助コードとともに符号化された放送番組の検証 に使われる請求項１に記載の視聴測定システム。 ３７．前記補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項１に記載の視 聴測定システム。 ３８．前記補助コードが再生されない場合に、前記音声信号のソースを決定す る手段（６４４）をさらに含んでなる請求項１に記載の視聴測定システム。 ３９．前記音声信号がラジオの音声信号を含む請求項１に記載の視聴測定シス テム。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．音声信号のソースにより発生した音声信号に加えられた符号化された補助 コードを含む合成信号を放送するシステムであって、 前記音声信号をモニターし、前記符号化された補助コードを前記音声信号の知 覚的エントロピーエンベロープ内で加えるための機会の発生の各々に対して制御 信号を発生するための音声信号モニター手段と、 前記制御信号に対応して前記符号化された補助コードとともに前記音声信号を 符号化し、それによって前記合成信号を形成する符号化手段と、 単一の放送チャンネルで前記合成信号を送信する送信手段とを含んでなるシス テム。 ２．前記音声信号モニター手段がニューラルネットワークを含んでなる請求項 １記載のシステム。 ３．前記音声信号モニター手段がハード配線された模擬ニューラルネットワー クを含んでなる請求項１記載のシステム。 ４．前記識別コードがＦＳＫ変調された補助コードである請求項１記載のシス テム。 ５．前記合成信号がテレビの音声信号を含んでなり、前記送信手段がテレビの 送信機を含んでなる請求項１記載のシステム。 ６．請求項１記載のシステムが音声信号のソースの多数および補助コードの多 数をさらに含み、前記補助コードの各々が前記音声信号のソースの一つとユニー クに関連しているシステム。 ７．前記音声信号モニター手段、前記符号化手段、および前記送信手段が家庭 に配置される請求項１記載のシステム。 ８．音声信号のソースにより発生した音声信号に加えられた補助コードを含む 合成信号の放送をモニターするシステムであっ て、前記補助コードが前記音声信号の知覚的エントロピーエンベロープ内で前記 補助コードを加えるための機会の発生の各々に対して前記音声信号に加えられ、 前記補助コードが前記音声信号のソースと関連する識別補助コードを含んでおり 、 前記送信された合成信号を受信する合成信号の受信手段と、前記音声信号から の前記識別補助コードを検知する検知手段と、前記識別補助コードをメモリーに 保存する保存手段と、前記保存された識別補助コードを遠隔の中央局に通信する 通信手段とを含んでなるシステム。 ９．請求項８記載のシステムが出力を有するクロックをさらに含んでなり、前 記保存手段が前記識別補助コードが検出された時間の代表で前記メモリーに前記 クロック出力を保存するシステム。 １０．前記システムがモニターされる受信機をモニターし、前記識別補助コー ドがＦＳＫ変調された補助コードである請求項８記載のシステム。 １１．前記システムがモニターされる受信機をモニターし、前記モニターされ る受信機が家庭に配置される請求項８記載のシステム。 １２．請求項８記載のシステムが音声信号のソースの複数および補助コードの 複数をさらに含み、前記補助コードの各々が前記音声信号のソースの一つとユニ ークに関連しているシステム。 １３．音声信号のソースにより発生した音声信号に加えられた符号化された補 助コードを含む合成信号の送信をモニターするシステムであって、 前記音声信号をモニターし、前記符号化された補助信号を前記音声信号の知覚 できるエントロピーエンベロープ内で加えるための機会の発生に対して制御信号 を発生するための音声信号モニタ ー手段と、 前記制御信号に対応して前記符号化された補助コードとともに前記音声信号を 符号化し、それによって前記合成信号を形成する符号化手段と、 単一の放送チャンネルで前記合成信号を送信する送信手段と、 前記送信された合成信号を受信する合成信号の受信手段と、前記音声信号から の前記補助コードを検知する検知手段と、前記識別補助コードをメモリーに保存 する保存手段と、前記保存された補助コードを遠隔のポイントに通信する通信手 段とを含んでなるシステム。 １４．請求項１３記載のシステムが出力を有するクロックをさらに含んでなり 、前記保存手段が前記補助コードが検出された時間の代表で前記メモリーに前記 クロック出力を保存するシステム。 １５．前記音声信号モニター手段がニューラルネットワークを含んでなる請求 項１３記載のシステム。 １６．前記音声信号モニター手段がハード配線された模擬ニューラルネットワ ークを含んでなる請求項１３記載のシステム。 １７．前記識別補助コードがＦＳＫ変調された補助コードである請求項１３記 載のシステム。 １８．前記システムがモニターされる受信機をモニターし、前記モニターされ る受信機が家庭に配置される請求項１３記載のシステム。 １９．前記合成信号がテレビの音声信号を含んでなり、前記送信手段がテレビ の送信機を含んでなる請求項１３記載のシステム。 ２０．請求項１３記載のシステムが音声信号のソースの多数および補助コード の多数をさらに含み、前記補助コードの各々が前 記音声信号のソースの一つとユニークに関連しているシステム。 ２１．合成信号を形成する方法であって、 音声信号モニター手段により音声信号をモニターし、補助コードを前記音声信 号の知覚できるエントロピーエンベロープ内で加えるための機会の発生の検出に 制御信号を供給し、 前記合成信号を形成するために前記補助コードが音声信号のソースと関連する ように、前記制御信号に対応して、前記補助コードを前記音声信号に加えること を含んでなる方法。 ２２．前記音声信号モニター手段がニューラルネットワークを含んでなる請求 項２１記載の方法。 ２３．前記音声信号モニター手段がハード配線された模擬ニューラルネットワ ークを含んでなる請求項２１記載の方法。 ２４．前記識別補助コードがＦＳＫ変調された補助コードである請求項２１記 載の方法。 ２５．前記合成信号がテレビの音声信号を含んでなる請求項２１記載の方法。 ２６．請求項２１記載の方法が音声信号のソースの多数および補助コードの多 数をさらに含み、前記コードの各々が前記音声信号のソースの一つとユニークに 関連しているシステム。 ２７．音声信号のソースで発生した音声信号と知覚的エントロピーエンベロー プ内で前記音声信号に加えられる識別補助コードとからなる合成信号の送信をモ ニターする方法であって、 前記識別補助コードが前記合成信号が送信位置から送信される前記音声信号の ソースと関連しており、 該方法が、 前記送信された合成信号をモニター位置で受信し、 前記モニター位置にて前記識別補助コードを前記合成信号から検出し、前記検 出された識別補助コードをメモリーに保存し、 前記保存された識別補助コードを中央のコンピュータに通信することを含んで なる方法。 ２８．前記識別補助コードがＦＳＫ変調された補助コードである請求項２７記 載の方法。 ２９．前記モニター位置が家庭に配置される請求項２７記載の方法。 ３０．前記合成信号がテレビの音声信号を含んでなる請求項２７記載の方法。 ３１．請求項２７記載の方法が音声信号のソースの複数および補助コードの複 数をさらに含み、前記補助コードの各々が前記音声信号のソースの一つとユニー クに関連している方法。 ３２．前記識別補助コードが前記合成信号から検出される時間の基準を表すも のが、前記識別補助コードに関連して保存され、前記メモリに保存される請求項 ２７記載の方法。 ３３．合成信号をモニターする方法であって、 音声信号モニター手段により音声信号をモニターし、識別補助コードを前記音 声信号の知覚できるエントロピーエンベロープ内で加えるための機会の発生の検 知に制御信号を供給し、 前記識別補助コードが前記音声信号のソースと関連するように、前記合成信号 を形成するために、前記制御信号に対応して前記識別補助コードを前記音声信号 に加え、 送信位置から前記合成信号を送信し、 モニター位置で前記送信された合成信号を受信し、 前記モニター位置にて前記識別補助コードを前記合成信号から検出し、 前記保存された識別補助コードを遠隔の中央のコンピュータに通信することを 含んでなる方法。 ３４．前記音声信号モニター手段がニューラルネットワークを 含んでなる請求項３３記載の方法。 ３５．前記音声信号モニター手段がハード配線された模擬ニューラルネットワ ークを含んでなる請求項３３記載の方法。 ３６．前記識別補助コードがＦＳＫ変調された補助コードである請求項３３記 載の方法。 ３７．前記モニター位置が家庭に配置される請求項３３記載の方法。 ３８．前記合成信号がテレビの音声信号を含んでなる請求項３３記載の方法。 ３９．請求項３３記載の方法が音声信号のソースの多数および補助コードの多 数をさらに含み、前記補助コードの各々が前記音声信号のソースの一つとユニー クに関連している方法。 ４０．前記識別補助コードが前記合成信号から検出される時間の基準を表すも のが、前記識別補助コードに関連して保存される請求項３３記載の方法。 ４１．前記送信位置が家庭に配置される請求項３３記載の方法。 ４２．前記モニター位置および前記記送信位置が家庭に配置される請求項３３ 記載の方法。 ４３．前記送信位置がテレビ番組の信号の送信機であり、 前記モニター位置が家庭に配置されている請求項３３記載の方法。 ４４．合成音声信号を形成するために補助コードと番組の音声信号を組み合わ せるシステムであって、前記番組の音声信号が番組の音声信号のソースにより発 生するものであり、前記補助コードが視聴者によって受信されるべき放送番組を 同定するものであり、 前記システムが、 前記番組の音声信号をモニターし、前記番組の音声信号の知覚 的エントロピーエンベロープ内で前記補助コードを加えるための機会の発生に対 して制御信号を発生する音声信号モニター手段と、 前記補助コードが前記番組の音声信号の知覚的エントロピーエンベロープ内に 挿入されるように、前記制御信号に対応して前記補助コードを前記番組の音声信 号に挿入する挿入手段と、 を含んでなるシステム。 ４５．前記音声信号モニター手段が、前記番組の音声信号の知覚的エントロピ ーエンベロープ内で前記補助コードを加えるための機会の発生の検出における規 則のセットを適用する請求項４４記載のシステム。 ４６．前記規則が、（１）補助コードの送信を可能にする任意のサージは、既 定の最小長さより長くなければならない、（２）最終送信から既定の最小時間が 経過していなければならない、（３）既定時間以内に、また既定レベルを下回る レベルでフェードが存在していない限り送信は許可されない、 という規則を含む請求項４５に記載のシステム。 ４７．前記規則が、（４）笑い声または拍手に続く既定時間以内は送信が許可 されない、（５）高および低送信の間で５秒間送信がなければ一つの送信が許可 される、という規則をさらに含む請求項４６に記載のシステム。 ４８．前記補助コードで符号化された番組に対する視聴者を測定するために前 記補助コードを検出する検出手段をさらに含んでなる請求項４４記載のシステム 。 ４９．前記補助コードで符号化された番組の放送を検証するために前記補助コ ードを検出する検出手段をさらに含んでなる請求項４４記載のシステム。 ５０．前記補助コードがＦＳＫ変調された補助コードである請 求項４４記載のシステム。 ５１．前記識別コードがスペクトル拡散補助コードである請求項１記載のシス テム。 ５２．前記音声信号モニター手段、前記符号化手段、および前記送信手段が、 特定目的のエリアに配置される請求項１記載のシステム。 ５３．前記識別補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項１記載の システム。 ５４．前記合成信号の受信手段、前記検知手段、および前記保存手段が特定目 的のエリアに配置される請求項８記載のシステム。 ５５．補助コードが検出されない場合に、音声信号のソースを決定する手段を さらに含んでなる請求項８記載のシステム。 ５６．前記識別補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項１３記載 のシステム。 ５７．前記合成信号の受信手段、前記検出手段、および前記保存手段が特定目 的のエリアに配置される請求項１３記載のシステム。 ５８．前記識別補助コードが検出されない場合に、音声信号のソースを決定す る手段をさらに含んでなる請求項１３記載のシステム。 ５９．前記合成信号がラジオの音声信号を含んでなる請求項２１記載の方法。 ６０．前記識別補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項２１記載 の方法。 ６１．請求項２１記載の方法において、そのステップが特定目的のエリアで実 行される方法。 ６２．前記合成信号がラジオの音声信号を含んでなる請求項２ ７記載の方法。 ６３．前記識別補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項２７記載 の方法。 ６４．前記モニターが、特定目的のエリアに配置される請求項２７記載の方法 。 ６５．前記識別補助コードが検出されない場合に、音声信号のソースを決定す るステップをさらに含んでなる請求項２７記載の方法。 ６６．前記合成信号がラジオの音声信号を含んでなる請求項３３記載の方法。 ６７．前記識別補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項３３記載 の方法。 ６８．前記モニターが、特定目的のエリアに配置される請求項３３記載の方法 。 ６９．前記識別補助コードが検出されない場合に、音声信号のソースを決定す るステップをさらに含んでなる請求項３３記載の方法。 ７０．前記補助コードがスペクトル拡散補助コードである請求項４４記載の方 法。 ７１．前記補助コードが検出されない場合に、番組の音声信号のソースを決定 する手段をさらに含んでなる請求項４４記載のシステム。