JP4579491B2 - 放送される番組に関する補足材料に対する双方向アクセス - Google Patents

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Description

【0001】
<関連出願に対する相互参照>
本出願は、2001年3月5日付で出願された米国仮出願第60/273,745号明細書の利益を請求している。
【0002】
本出願の主要部は、2000年3月6日付で出願されかつ“Audience Detection”と称された同時継続出願第09/519,248号明細書の主要部に関連し、この内容は全体を参照することにより本明細書に含まれる。
【0003】
【発明の属する技術分野】
本発明は、観衆(audience)が番組信号源(programming signal source)から番組放送を聴きかつ/又は見ている間に付与されかつ再生機器により作動する双方向技術に関し、より詳しくは、前記観衆の個々のメンバーが、補足番組関連材料(supplementary program-related material)を容易に得ることができる双方向放送に関するものである。
【0004】
【従来の技術】
番組が放送されると、番組が有する情報は番組配信者が提供したいと望む以上に制限されるかもしれず、かつ観衆メンバ(以下では、「視聴者(viewer)」又は「参加者」と称する)は該情報を得るときことに興味があるとは言えない。「番組」は、オーディオ及び/又はビデオ、コマーシャル(例えば、広告)及び/又は非コマーシャル(例えば、テレビショー)であって、かつ番組配信者(例えば、広告主)により創作された番組信号源(例えば、テレビ局)からの番組信号(例えば、テレビジョン信号)として得られる。番組の「放送」は、放送電波、ケーブル、衛星、又は他の信号送信媒体を介して行われる。この用語は、さらに、オーディオテープ、ビデオテープ、DAT、CD−ROM、及び半導体メモリといった記録媒体からの再生(playback)に適用される。このような番組再生のための「観衆」は、番組を知覚する人々から構成されている。
【0005】
番組は、人間に知覚可能なある出力形態(最も通常の形態はビデオとオーディオである)にする再生装置により「映し出される」。「再生機器」は、放送信号を人間が知覚できる形態に変換するための任意のタイプの及び全てのタイプのユニットである。
【0006】
信号源がTV又はラジオ放送局である場合に、観衆が番組に「同調されている」と表現することができる。信号源がテープレコーダである場合には、この用語は通常あまり適用されないかもしれない。しかしながら、ダイアルをねじることにより、リモコンを作動させることにより、又は再生のためにカセットをテープレコーダ内に挿入することにより行われようとも、人が特定の番組の観衆メンバとなることを選択するあらゆる状況に対して、簡潔さと便利さの故に、本明細書では「同調」との用語が適用される。
【0007】
TV番組が、TVショーに割り当てられる時限(time period)による特定の長さと、その時間に基づいてコマーシャル広告(本明細書では、「コマーシャル」又は「広告」と交換可能に称している)を放送するために請求される高いコストとに制限されていることは、容易に理解されよう。TVショー及び/又は広告を補うための材料を提供するために必要性を説明する多くの解説を与えることが可能である。例えば、顧客は、宣伝された製品についての詳細情報を探し求めるかも知れない。ニュース番組は、目下のニュース内の人物又は場所についての歴史情報を視聴者に提供可能であろう。各政府機関は、公共サービスのための告示に関する申請形式(application form)を提供することを可能であろう。小売業は、製品を購入するようにディスカウントクーポンといった誘因性報酬(incentive reward)を入手可能にさせることができるであろう。調査又はゲームに参加することにより資格を与える視聴者に対して無料劇場チケットといった他の報酬も利用可能であろう。情報、報酬、又はその他といった有形及び無形の形態の補足番組関連材料の全てが、本明細書では、ひとまとめにして「補足材料」と称されている。次の発明の詳細な説明にて参照される2つの主要なタイプの補足材料が、補足情報と報酬である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
放送番組は、補足材料を得るために視聴者に対して電話番号とユニフォーム・リソース・ロケータ(URL:uniform resource locator)とを提供してきた。しかしながら、電話番号及び/又はURLを記憶するか又は書き留めることを必要とすることは、不便でありかつ間違いの原因である。結果として、従来技術は、このような補足材料に対して双方向アクセスを提供してきた。本明細書にて使用される「双方向」との用語は、番組の放送中に起きる活動を意味している。このような双方向アクセスのねらいは、何も書き留めたり又は記憶したりする必要なく、即座に又は後程、補足材料に対するアクセスを可能にしかつ容易にすることである。アクセスは、視聴者によるある簡素な手動介入により、完全に自動的に、又は前記手動介入と前記自動との組合せによりなされるべきである。
【0009】
インターネット上の各ウェブサイトに対する双方向アクセスのためのいくつかの技法が知られている。しかしながら、このような技法は、種々の欠点を有している。例えば、ディスプレイが別体である追加のコンピュータの使用が必要であり、かつ双方向アクセスは通信線を介して行われる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一目的は、放送番組のための番組関連補足材料を得るための改良技術を提供することである。
【0011】
本発明の別の目的は、改良された双方向番組放送技術を提供することである。
【0012】
本発明の更なる目的は、有利なことに、双方向番組放送を観衆調査情報の収集と組み合わせることである。
【0013】
本発明のなお更なる目的は、参加者向けにカスタマイズされた番組関連補足材料を提供することである。
【0014】
これらの目的及び他の目的は、映し出されている放送番組と双方向に、番組信号と補足材料信号との組み合わせである放送信号により番組に関連した補足材料にアクセス可能とする方法及び装置について述べられた本発明の一態様により達成される。放送出力信号は、観衆の居所にて受信される。受信された出力信号の番組信号は、再生機器により観衆のために映し出される。補足材料信号に関する信号は、受信された放送信号から抽出される。補足材料信号に対応する補足材料に対するアクセスは、映し出されている番組信号に同調された観衆のメンバにより作動されかつ抽出された信号に基づく双方向制御信号に応答することで可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は、好ましくは、上述した米国特許出願第09/519,248号明細書にて開示された発明を向上したものとして具体化されている。その際に、前記発明の観衆検出特徴点は、以下の詳細説明中で説明するように、番組関連補足材料能力(supplementary material capability)と非常に有利に組み合わされる。
【0016】
観衆調査情報は、広告主及び放送局のために観衆測定及び市場調査機関により過去に得られてきた。例えば、広告主は、コマーシャルを見ている人々の数を知ることに興味がある。さらに、放送局は広告率を設定するために観衆サイズ及びタイプの統計を使用する。
【0017】
観衆の数の点でのみ観衆を調査するのではなく、個々のメンバの特徴を得ることに関心がある。よって、例えば、広告主が経済的及び社会的範疇により各観衆メンバを識別したいと望む。これは、観衆の個々のメンバを識別可能であるならば可能である。
【0018】
米国特許出願第09/519,248号明細書によれば、観衆メンバを識別し、かつ個人的に観衆メンバについての実用的な情報(例えば、観衆のプロフィール)と、観衆の放送番組視聴態度とを提供するための効果的なアプローチが開示されている。この技術は、ハードウエア構成要素と該構成要素が必要とするソフトウエアモジュールとの間の重複のために、本発明の双方向番組放送技術のための有利なプラットホームを提供している。
【0019】
後続の議論及び該議論に対応する各図面では、米国特許出願第09/519,248号明細書にて開示された構成要素と同様の図面参照符号を使用する。本発明を実施するために付加された構成要素は、100以上の符号として容易に識別可能である。さらに、米国特許出願第09/519,248号明細書による構成要素又は信号が本発明を実施するために変更された場合には、その符号は維持されているが、「A」が添付されている。
【0020】
観衆検出処理を行うか又は調査するために、所定の各基準に基づいて調査機関により参加者が選択される。これらの規準は、例えば、年齢、収入、地理的位置、性別、及び教育レベル(これらは参加者のプロフィールを互いに構成する)となりうる。放送機関及び/又は広告主は、これらの1つ又は2つ以上の範疇に分類される聴衆の分析を要求するかもしれない。各参加者のプロフィールは、データベースの一部としてメモリ内に貯蔵される。各参加者は、服飾品として規則的に着用するためのポータブルデバイスを与えられる。例えば、このようなポータブルデバイスは、男性向けには腕時計、又は女性向けにはブレスレットとなるであろう。
【0021】
本発明は、以下のキーとなる構成要素に依存している。図1に示すように、符号化信号が、テレビ(「TV」)放送局といった番組信号源1により生成される。その放送出力信号2A(該信号は番組信号及び補足材料コード信号の組合せである)は、コード再送信源3により受信される。コード再送信源3は、ビデオ及び/又はオーディオ性能のために番組信号を適切に再生することが可能である。しかしながら、そのキーとなる機能は、番組信号源1から受信した信号2A内の各コード信号を検出することであり、次いで、以下で説明するように、出力信号4Aとして適切な様式に各コード信号を再送信することである。コード再送信源3により再送信された各コード信号は、固定装置5Aにより検出されかつ処理される。補足情報(以下の記載を参照されたい)が提供される場合には、表示器103が作動する。報酬が提供される場合には(以下の記載を参照されたい)、表示器105が作動する。これらの表示器は、視覚的表示、聴覚的表示及び/又は触感的表示(例えば、振動)とすることが可能である。
【0022】
複数のポータブルデバイス7Aが、固定装置からの照会信号(query signal)24に応答するというように固定装置5Aと協働作用する。観衆メンバ(すなわち、信号24の範囲内に出席している参加者)を識別するために、かつこのようなデバイス7Aにより出力された信号25A毎に、このような参加者が補足材料に対する要求を発したかを判断するために、信号24が使用される。補足材料はプリンタ151によりプリントアウト可能である。
【0023】
中央処理ステーションに貯蔵されたデータを周期的にアップロードし、かつ前記ステーションから処理目的のために固定装置が必要とするデータをダウンロードするために、固定装置5Aが中央処理ステーション50と通信する。最終的に、中央処理ステーション50は広告主サーバ100と通信する。広告主が参加者により要求された補足材料を提供可能とするためのデータが、中央処理ステーション50から広告主サーバ100にダウンロードされ、処理データが広告主サーバ100から中央処理ステーション50にアップロードされる。これらのキーとなる構成要素の詳細は、以下で提供される。しかしながら、ある公知の観衆調査技術の簡潔な説明は、この点で有用であると考える。
【0024】
自動化観衆調査技術が知られており、該技術は観衆を構成する試験参加者が受動的役割を果たすことのみを必要とする。例えば、放送局により送信された番組コードを番組信号と組み合わせて使用することが知られている。番組コードは番組を識別し、よって該番組は、映し出されている間、番組信号を有しており、該番組信号内に番組コードが符号化されている。Lee S. Weinblatt氏に付与された米国特許第4,718,106号明細書に開示されているように、送信された番組コードは、受信機により検出され、かつスピーカにより再生される。スピーカは、空気中に(例えば、マイクロホンにより検出可能であり、かつ人間の聴覚の可聴範囲として科学的に見なされる範囲にある周波数を有している)圧力波(pressure wave)を作り出す。このような圧力波又は信号は音響(acoustic)と称されている。音響信号は、通常のスピーカにより生成可能でありかつ通常のマイクロホンにより検出可能である限り、人によって実際に知覚されているかに関係なく、聞き取れると見なされる。可聴音響信号は、テスト参加者により着用されるポータブルデバイスに具体化されたマイクロホンと、該マイクロホンに対応した電子回路とにより検出され、かつ出来事(occurrence)の発生時のデータ及び/又は音響信号の発生の時刻、及び該信号が有している番組コードが、観衆調査を提供するために貯蔵されかつ分析される。スピーカ/マイクロホン装置を介して信号を受信機からポータブルデバイスへ送信するためのこの無線アプローチの使用は、多様な環境にいる多くの観衆メンバから観衆調査情報を集めかつ複数の番組信号源から異なるタイプの番組を集めるための高度に柔軟なアプローチを提供している。
【0025】
この受動的技術の変形例は、米国特許第5,457,807号明細書、米国特許第5,630,203号明細書にて見ることができる(両特許文献もWeinblatt氏に付与された)。
【0026】
さて、本発明の説明に戻って、番組信号が以下のデータとともに符号化される。番組コード(又は調査コード)が放送されている番組を識別する。このような符号化された番組信号の議論が、上述したWeinblatt氏の特許に見受けることができ、該特許で見られる議論は参照することにより本明細書に含まれる。補足材料は補足情報コードと報酬コードといった補足材料コードにより識別される。補足情報コードは、参加者により要求可能である特定の補足情報を識別する。宣伝している製品の購入に適用することが可能な割引クーポンを広告主が提供するというように、あるタイプの報酬が放送番組と関連して入手できる場合には、特定の報酬を識別するために報酬コードが付与される。よって、通常の番組信号が、分離され、かつ目立たずに検出可能な、かつ識別可能な3つのコード(すなわち、番組コード、補足情報コード、及び報酬コード)とともに符号化される。各コード信号はアナログあるいはデジタルとなるであろう。詳細は、本発明の部分を構成していない。このような各コード信号の符号化、送信、検出、及び復号化は、通常のものであり、かつ当業者にとって容易に明らかなことである。それらについて詳述することは、本記載の長さと複雑さに対して不必要に加えることになるであろう。従って、このような詳細は本明細書にて提供しない。
【0027】
コード再送信源3の詳細は、上述したWeinblatt氏の特許に見ることも可能であり、かつ該特許に見られる詳細な記載は、参照することにより本明細書に含まれる。コード再送信源3は、好ましくは、TV受像機といった商業的に入手可能なビデオ及び/又はオーディオ装置の通常の構成要素である、と言えば十分である。関心の点の通常の構成要素は、例えばTVのスピーカとなるであろう。そのような構成要素がコード再送信源として機能するために、機器を取替えることは必要ないであろう。このような場合には、固定装置5Aに対するコード再送信源3の出力4Aは、上述した3つのコードを含む音響信号形態となるであろう。米国特許第4,718,106号明細書を参照されたい。しかしながら、上述したWrinblatt氏の各特許(すなわち、米国特許第5,457,807号明細書及び米国特許第5,630,203号明細書)の開示内容に従って、各コードを検出し、処理し、かつ再送信するためにある比較的最小な電子回路を追加しうることも考慮している。
【0028】
固定装置5Aが通常配置されるであろう受信位置は、ビデオ及び/又はオーディオ番組信号を再生するための再生機器を有するエリアである。このエリアは、観衆、好ましくは複数の参加者を収容するのに十分なサイズであろう。例としては、TVがありかつ複数の人々のための座席収容能力を有している部屋であろう。固定装置5Aは、該固定装置と部屋内の人々に着用されたポータブルデバイスとの間の通信がブロックされない仕方で部屋の表面に配置可能である自給式の比較的小さくかつ控えめなユニット(a self-contained, relatively small and unobtrusive unit)である。例えば、無線信号は赤外線信号よりも高次の柔軟性を提供するというように、その配置に関する制限は、ある程度、通信信号の特性に依存している。固定装置5Aの設置は、電源を受けるために壁面アウトレットソケット内にプラグを差し込まねばならないという非常に簡素なものである。さらに、データを中央処理ステーション50と通信可能とするために、装置5Aは、例えば、電話線、ISDN線、又はケーブルに接続され、又は衛星又は携帯電話といった無線通信システムを使用可能である。装置5Aの唯一1回の素早く簡素な設置は、屋内に他の装置を組み込む必要がない点を含んでいる。
【0029】
あるいは、固定装置5Aは、その電子機器をコード再送信源3として使用されるTVの電子機器内に組み込むことも可能であろう。例えば、電子機器は、TVの処理及びTVに映る番組の見え方を調節するために使用されるチップと同様の半導体チップに組み立て可能であろう。最近のTVがコンピュータの機能に徐々に接近している付加機能を具備しているので、このようなTVチップはより複雑化している。
【0030】
各参加者は、カスタマイズされたポータブルデバイス7Aを具備している。ポータブルデバイスのすべてが、同一の電子回路を有している。しかしながら、各デバイスは、該デバイスに貯蔵されるデータのために、唯一的に作られている。特に、各デバイスに貯蔵されているものは、以下で説明するように、その着用者を識別するために使用可能である唯一のIDコードである。従って、各デバイスは、特定の人に特別に割り当てられ、かつ異なる着用者間で交換されてはならない。さらに、各ポータブルデバイスは、唯一の遅延期間を具備している。この特徴についての理由は、以下で与える記載により明らかになるであろう。
【0031】
さらに、各ポータブルデバイス7Aは、以下で説明するように、番組関連補足情報及び/又は提供されている報酬を要求するために、着用者により使用可能であるボタン101を備えている。
【0032】
以下、固定装置5Aとポータブルデバイス7Aの詳細について、図2及び図3の概略図と図4A、図4B、及び図5の流れ図と関連付けて説明する。図2及び図3は装置のハードウエア特徴点を示しており、他方、図4A、図4B、及び図5は前記ハードウエアにより行われる処理を示している。図4A、図4B、及び図5に示す処理は、例えば、入力信号を受信し、かつ該入力信号に対して応答する制御信号を発生する適切なマイクロプロセッサにより実施可能である。図2〜図5における記載は実例であって、特定の実施例に対する種々の変形が当業者には容易に分るであろう。
【0033】
クロックにより作動するプリセットされた送信時間間隔(preset transmission interval)に、送信機22は、固定装置5Aから照会信号(query signal)24を発する。図4Aにおける各ステップ52,54も参照されたい。この照会信号の特性は、技術的選択事項であって、例えば、音響、電波、又は赤外線とすることができる。ポータブルデバイス7A内の検出器26は、照会信号24を検出し、かつ該信号を特定の信号として識別するように構成されている。よって、図5に示すように、検出器26は(ステップ70にて示すように)信号を検出し、次いで、その検出した信号が照会信号であるか否かをステップ72で決定される。もし照会信号であれば、上述した遅延期間がステップ75で開始され、かつ遅延回路27により行われるであろう(図3)。ステップ76で判断されるように遅延期間が終了した場合に、ステップ78のようにポータブルデバイス7Aの送信機28が予め貯蔵されたIDコード信号を送信するであろう。該IDコード信号はメモリ29から回収される。よって、送信機22の範囲内にある(すなわち、受信位置内の人々により着用され、よって、出席している観衆を形成している)各ポータブルデバイス7Aが、出力信号25Aの一部として、唯一のIDコード信号を送信することにより照会信号24に応答するであろう。しかしながら、各ポータブルデバイス7Aの遅延期間が唯一であるので、上述したように、室内における複数のポータブルデバイスによる各ID信号の送信は、どのID信号も他の信号に対して「交信妨害(step on)」をしないように時間差が設けられよう(stagger)。
【0034】
参加者が補足材料を要求することを選択したならば、ポータブルデバイス7Aのボタン101を押すことにより要求することができる。より詳しくは、番組が補足情報及び/又は報酬と関連している場合に、上述したように、対応する各コードも番組信号内に符号化される。これらのコードが検出されかつ、補足材料の入手が双方向的に参加者に知らされた場合には、以下で説明するように、ボタン101により手動選択をすることができる。より詳しくは、ポータブルデバイス7Aが、ボタン101によりセット可能である各フラグを貯蔵するメモリ111を有している。ステップ113に従って(図5)、ボタン101が一度クリックされた場合には、ステップ115に従って「報酬要求」フラグがセットされる。ボタン101が、ステップ117に従って急速に連続的にダブルクリックされた場合には、ステップ119に従って「補足情報要求」フラグがセットされる。勿論、これらのタスクのために2つの別々のボタンを使用することも可能であるが、ポータブルデバイス7Aにとって好適である比較的小サイズを考慮すると1つのボタンが好ましい。
【0035】
遅延期間が終了した場合には、ステップ76で判断されるように、「報酬要求」コード信号がメモリ29から回収され、かつステップ123で判断されるように対応するフラグがセットされていた場合には、ステップ121に従ってポータブルデバイス7Aにより送信される。同様に、「補足情報要求」コード信号がメモリ29から回収され、かつステップ127に従って判断されているように補足情報要求フラグがセットされていた場合には、補足情報要求コード信号がステップ125に従って送信される。IDコード、報酬要求信号、及び補足情報要求信号は、好ましくは、アナログ又はデジタル信号に一体化され、かつ信号25Aとして送信機28によりともに送信される。例えば、3つの信号は、(例えば適切なヘッダに続く)初めの5ビットがIDコードであり、次の3ビットが報酬要求コード信号であり、続く3ビットが信号情報要求コード信号であるデジタルデータストリング(digital data string)とすることができる。後の2つの信号は、いつも同様の情報(すなわち、要求がされたか又はされないが)を運ぶので、補足材料とは関係のない同様の信号である。これは当業者により容易に実施され、従って、その詳細は必要ないと考える。
【0036】
各ポータブルデバイス7Aの各送信機28からの各信号25Aは、処理54により開始された受信期間の間に、固定装置5Aの検出器30により受信される(以下の記載を参照されたい)。図4Aの処理ステップ56は、信号25Aが検出器30により検出されたか否かを判断する。この判断は通常のやり方でなされる。比較器の入力における信号がメモリ34内の予め貯蔵されたIDコードのいずれかと一致するかを判断するために、比較器32はステップ58のように一致テストを行う。もし一致する場合には、処理ステップ60により検出されたIDコードがメモリ36内に貯蔵される。
【0037】
同様に、比較器32は、ステップ137に従って報酬要求コード及び/又はステップ139に従って補足情報要求コードに対して、一致が見られるか否かを確認する。これらのコードもメモリ34内に予め貯蔵されている。もし、一致が見られる場合には、各ステップ60’,60’’それぞれにおいて、報酬要求コードと補足情報要求コードがメモリ36内に貯蔵される。
【0038】
本発明の顕著な態様によれば、信号25Aが報酬要求コードを有しており、かつ各ステップ143に従って判断されるように、プリントフラグが制御装置141に入力された場合には(詳細については以下の記載を参照されたい)、ステップ145に従ってプリンタ151により報酬がすぐにプリントされる。このことは、例えばTV広告主にとって有利である。なぜならば、視覚経験によって宣伝された製品を購入したいとの即時的欲求が参加者に生じるからである。この欲求は、放送中及び放送後まもなくの頃に最初の高レベルの興味を有しているが、その後に続く時間の減衰期間の間に急速に減衰する。しかしながら、参加者が、興味のレベルが依然として高い間に、例えば割り引きクーポンの形態で即時的報酬を受け取るならば、減衰期間を充分に過ぎて、高レベルの興味を維持するための又はそうしない場合に比べて少なくともより高いレベルの興味を維持するための動機が参加者に対して確立される。さらに、即時的報酬を受け取ることの公算は、所望しないコマーシャルによりショーが中断された時における不快の態度を少なくとも寛容の態度に変化され、かつおそらく興味を持つ程度にまで変化させることが可能である。
【0039】
ステップ56で信号25Aが検出されなかったと判断された場合には、ステップ62にて受信期間が終了時に到達したかについての確認が行われる。この受信期間の継続期間はあらゆるポータブルデバイスのうちで最も長い遅延期間よりも幾分長いようにセットされている。これにより、全てのポータブルデバイス7Aからの各信号25Aを適切に受信しかつ処理することが可能となっている。受信期間の終了時にまだ到達していない場合には、流れ(flow)は信号検出ステップ56に戻る。しかしながら、受信期間の終了時に到達した場合には、この処理段階の終了時は、図4Bに関して以下で記載するように、データ送信ステップ80をトリガーするために使用される。
【0040】
符号化された番組信号2A内に放たれた(broadcast)上述した各コードは、ステップ77におけるように、固定装置5Aのコード検出器40により受信される信号4Aとして、コード再送信源3により再送信される(図4A)。番組コードが検出されたか否かについて、ステップ73に従って判定がなされる。例えば、全ての予想される番組コードがメモリ147内に予め貯蔵されている(図2)。比較器149が、コード検出器40からの出力信号をメモリ147内に予め貯蔵された各コードと比較する。ステップ73にて一致が見られた場合には、ステップ74でのように、コードがメモリ36内に貯蔵される。同様に、コード検出器40からの出力が、ステップ129に従って、予め(メモリ147内に)貯蔵された補足情報コードと一致するか否かが確認され(図4A)、かつステップ131でのように、予め(メモリ147内に)貯蔵された報酬コードと一致するか否かが確認される(図4B)。それぞれステップ133,135に従って、補足情報コードが存在する場合には表示器103が作動し、かつ報酬コードが存在する場合には表示器105が作動する。コード検出器40から出力されたこれらの各検出済コードは、それぞれステップ74’,74’’に従ってメモリ36内に貯蔵される。
【0041】
プリント機能が以下のように実行される。報酬コードがステップ131で識別された場合に、ステップ152は制御装置141に入力される報酬プリントフラグをメモリ36内にセットし、これにより出席している参加者の誰かがボタン101をクリックすることにより1つ要求することを選択するであろうプリント処理を準備する。図2の制御装置141も、比較器32からの入力を受信し、かつ各ステップ143,145を実行する(図4A)。より詳しくは、プリントフラグがステップ152でセットされた場合には、放送番組が報酬と関連していることを表示し、かつステップ137に従って報酬要求コードが検出された場合には、報酬を受けたいとの参加者の欲求を示し、制御装置141はプリンタ151による報酬の即時印刷を実行するように取りかかる。詳しくは、(以下で説明するように)参加者のIDコードに関連してメモリ36内に貯蔵された報酬コードが、制御装置141により回収され、かつ対応する報酬プリントデータがメモリ153内に予め貯蔵されていることを指示するために使用される。プリントデータは種々の方法によりメモリ153内に入力可能である。例えば、データは、中央処理ステーション50及び通信装置46を介して、広告主サーバ100から供給可能である。
【0042】
今しがた上述したように、メモリ153は、複数の異なるタイプの報酬のためのプリントデータを予め貯蔵している。どの報酬がプリントされるかは、(信号4A内に含まれていたように)メモリ36内に貯蔵され、次いでメモリ153内の予め貯蔵されたデータを指示するように制御装置141により回収される報酬コードに依存し、前記データは回収されかつプリンタ151に入力される。この実施形態は、信号4Aから抽出された報酬コードに単に基づいてプリントアウトされる報酬を制御する。
【0043】
検出された報酬コードに基づくのみならず、要求している参加者のプロフィールに基づいて、どの報酬がプリントされるかを制御することは、非常に望ましい。例えば、双方向に要求している参加者が、成人か又は子供か、男性か又は女性か、英語を離すか又はスペイン語を話すか、東海岸に住むか又は西海岸に住むか、喫煙者か又は非喫煙者か等に依存して、異なる報酬が適しているかもしれない。さらに、番組の放送中に報酬が提供されていようとも、所定の参加者にはその入手可能性(例えば、子供に対するたばこクーポン)をブロックすることが望ましいかもしれない。本発明は、例えば、メモリ36とメモリ153との間に参加者のIDコードをメモリ153内に予め貯蔵された報酬に関連づけるための対応を提供するテーブルを挿入することにより、報酬のプリントに対してカスタマイズされた双方向アクセスを提供することを可能としている。このようなテーブルは、例えば、制御装置内又はメモリ153内に貯蔵可能である。テーブルへの入力はIDコードになり、出力は予め貯蔵されたプリントデータに対するアドレスポインタになるであろう(あるいは、特定の参加者に対する特定の報酬のプリントをブロックすることが望ましい場合にはない)。テーブルは中央処理ステーション50及び/又は広告主サーバ100にて生成可能である。テーブルは参加者のプロフィールに基づいている。このようなテーブルの生成は、充分当業者の能力の範囲内にあり、よって、如何にしてテーブルを生成するかの詳細な説明は不要であると考える。変更がなされた場合に必要であれば又は(毎夜といった)定期的なスケジュールで、テーブルが固定装置5Aにダウンロードされる。
【0044】
メモリ36は、以下で説明するように、現在出席している観衆メンバ全員のIDコードの組合せを、計測期間中に観衆により視聴される特定の番組の番組コード、補足情報コード、及び報酬コードとともに所与の計測期間の間に貯蔵している。さらに、報酬要求コードと補足情報要求コードが貯蔵される。クロック20の出力は、貯蔵されたIDコード及び/又は貯蔵された調査コードをタイムスタンプするためにも使用可能である。以下の表1は、このことを任意に選択された例により示す作用を果たしている。
【0045】
【表1】
Figure 0004579491
【0046】
左手の欄は、以下の説明と関連して便宜的に設けたものである。この表の目的のために、照会信号24の送信間隔は1分である。2人の参加者が、観衆にいる(IDコード欄を参照されたい)。両者の検出時刻は、回路27により生じている両者間の相対的遅延がなく(なぜならこのような遅延はミリ秒の範疇に入るからである)9:45である。さらに、「補足情報要求された?」との欄と「報酬要求された?」との欄は、(コード自体を構成する3ビットを有するのではなく)2方向に切り替わる(toggled)1ビットのみを有する必要があり、その値は適切な要求コードが受信されたか否かに依存している。「1」は要求コードが受信されたことを示している。
【0047】
第1行及び第2行では、数字「000」により示すように、補足材料を入手できない。第3行及び第4行では、検出された補足情報コードにより明示されるように補足情報が入手できるが、参加者は何れもその補足情報を要求していなかった。第13行及び第14行では、異なる補足情報を暗示する新たなコードが現れており、今回は参加者のうちの1人がその補足情報を要求した(第13行)。報酬を入手可能であるけれども、報酬は要求されなかった。
【0048】
第45行〜第47行では、複数の新たな要素がある。新たな番組コードが現れており、おそらく、新たなTVショーが10:00に始まったからである。さらに、新たな参加者が観衆に加わった(第47行のIDコードを参照されたい)。さらに、新たな補足情報が入手可能であり、かつ新たな報酬も入手可能である。参加者の1人が報酬のみを要求しており(第45行)、他の参加者が補足情報とその報酬の両方を要求しており(第46行)、かつ3番目の参加者は何も要求していなかった(第47行)。
【0049】
この表1の情報は、如何に該情報がメモリ内に貯蔵されるかについてを単に示したものであって、以下の方法で補足材料に対する双方向アクセスを参加者に提供するために使用可能である。第1に、メモリ153内に予め貯蔵されたプリントデータを有していた報酬が、即時的にプリンタ151でプリントされよう。参加者は、ボタン101をクリックする以外、何もする必要はない。その他の全てのことが、広告主及び/又は本発明を実施する存在(entity)(例えば、TVネットワーク)により予め貯蔵されたデータに基づき、本発明に従って自動的に行われる。第2に、参加者により要求された補足情報及び/又は報酬が、各参加者のIDコードと関連づけられて貯蔵されている。IDコードは、以下で非常に詳細に説明するように、補足材料を送信可能とするeメールアドレス及び/又は郵便アドレスを見つけるために使用される予め貯蔵された各参加者のプロフィールに対するキーである。ボタン101が参加者によりクリックされるとこれらの材料に対するアクセスが双方向的に行われ、かつ必要なデータが本発明に従って自動的に集められかつ貯蔵されることに再び注意すべきである。参加者によるメモすること、書き留めること、又は他の関与(intervention)が必要ではない。番組の放送中に補足材料が入手可能であると参加者に知らされ、参加者が前記補足材料を要求でき、かつその要求を満足させるために必要なデータが即座に集められる点において、アクセスが双方向的であるが、以下で詳細に説明するように、ちょうど郵便によって要求された補足材料の実際の発送を後程行い得ることは理解されるべきことである。
【0050】
流れ図内の情報により提供される補足材料に対するアクセスを達成するための双方向能力に加えて、このような情報は、該情報が可能とする観衆調査分析の点で非常に価値がある。米国特許出願第09/519,248号明細書の観衆調査技術によれば、誰が何をいつ見ているかに関して価値のある洞察を入手することが可能である。しかしながら、本発明は、参加者が広告により心を動かされ、広告が参加者に補足材料を要求する気にさせるか否かの更なる指標(indicator)を前記技術に加えている。よって、補足材料の要求を登録された参加者は、例えば、広告により生成された関心のレベルの指標として有用であるということである。
【0051】
この情報を用いて、広告主は、他のショーに比べてその上映中にどれだけの要求が記録されているかをモニターすることにより、広告が最も効果的であるショーを判断することができる。さらに、本発明により利用可能であるデータは、(参加者プロフィールにより判断されるような)どのタイプの観衆が、特定の広告に対して最も受容するかを表すであろう。さらに、例えば、1分のコマーシャルに比べて30秒のコマーシャル中に記録される要求の数をモニターすることにより、コマーシャルに対する最も良い長さを決定可能である。さらに、ウェアアウト(wearout)もモニター可能である。視聴者がそのコマーシャルを見慣れるようになり、かつ精神的に「コマーシャルに注意を払わない(tune out)」、又は実際にはコマーシャルを「消す(zap)」ことすらするような時間を過ぎると、コマーシャルの効果は衰える。このような要求数の減少は、ウェアアウトの指標となり得る。誰が観衆にいるか(すなわち、観衆のプロフィール)を知ること、及び観衆が何か補足材料を要求したか否かを知ることの独自の組合せにより、非常に有用となり得る上記分析及び他の分析が可能とされている。
【0052】
メモリ36は、低い容量でありかつデータの短期貯蔵のために使用される。そのような短期メモリから長期メモリ内に情報を送信することが望ましい。長期間貯蔵機能がメモリ42により行われる。メモリ36からメモリ42への情報の送信は、計測期間の終了を定める以下のイベントの何れか1つに基づいて、データ送信制御回路41によりトリガーされる。第1に、このような送信は、コード検出器40から受信した調査コードの各検出によりトリガー可能である。第2に、このような送信は、ID信号の受信期間の終了によりトリガー可能である。よって、各ポータブルデバイス7Aからの全ID信号が照会信号に応答して検出される度に、このようなデータが、貯蔵された調査コードとともにメモリ42に送信されよう。第3に、クロック20は、所定の計測間隔で、このような送信を作動させるように使用可能である。
【0053】
計測期間は、調査データが関心のある一番組(program segment)の長さに基づいて決定される。その逆に、貯蔵されたデータを関心のある一番組の期間に制限するように計測期間を縮小することにより、より細かな計測を得ることができる。繰り返される間隔でデータ貯蔵を制御することとは対称的に、所定の一番組のみの間にデータ貯蔵を制御するためにクロックを使用することも可能である。図2のデータ送信制御回路41は、さらに図4Bのステップ80,82にて示している上述した処理を行う。
【0054】
一旦情報が長期メモリ42内に貯蔵されたら、このような情報を中央処理ステーション50にダウンロードすることが必要である。このような目的のためにダウンロード制御回路44が設けられており、この機能は図4Bにおけるステップ84により示されている。クロック20によりプリセットされた時間間隔又はプリセットされた時刻で、キーを押す手動処理によりかつ/又は例えば通信リンク88上の中央処理ステーションから提供されるリモートトリガー信号90により、いつでもダウンロード制御トリガー信号45を生成可能である。ダウンロード制御器44がその出力制御トリガー信号45を生成する場合に、モデムといった適切なダウンロード装置46が、ステップ86にあるように、通信リンク88を介してメモリ42から中央処理ステーション50にデータを送信することを達成するように進行するであろう(図4B)。如何にこのことが実施されるかについての詳細はよく知られており、よって本明細書に記載する必要はない。
【0055】
上述した装置の処理上の一特徴点は、通信リンク88を介するごとく、中央処理ステーション50から固定装置5A内へデータを入力可能とすることである。例えば、予め貯蔵された各コードを各メモリ34,147内に便利にロードしかつプリントデータをメモリ153内に便利にロードするために、このリモート入力を使用可能である。関心のある各コードを検出する際に使用するためのコード検出器40内に各調査コードを予め貯蔵するために使用することも可能である。(場合によっては、装置5A上の適切なドッキングデバイス(図示せず)を介して)固定装置5A及び/又は各ポータブルデバイス7A内に貯蔵された種々の他のセット可能なパラメータが、このようにして本発明の特徴点の如き加えられた便利性と柔軟性とを提供するようにセット可能である。
【0056】
上述してきたように、中央処理ステーション50は、メモリ42内に貯蔵されたデータを通信装置46と通信リンク88を介して受信する。上記提供した流れ図(chart)は、メモリ42内に貯蔵されたもの及び中央処理ステーション50に送信されたものが何であるかを示している。中央処理ステーション50は、更に、各参加者に関するプロフィールデータと本発明を処理するために必要である全てのコードとを貯蔵している。中央処理ステーション50は、これらのタスクを行うために必要とされるコンピュータ化された機器を備えている。このような機器は、通常のよく知られたものであって、かつ当業者にとって容易に理解できるものである。この機器は、CPU、入力デバイス(例えば、キーボード)、貯蔵デバイス(例えば、CD−ROM)、ビデオスクリーン、通信デバイス(例えば、モデム)、貯蔵メディア(例えば、フロッピディスク(登録商標))等を有している。
【0057】
本発明によれば、かつ図6に示すように、中央処理ステーション50は、内部に貯蔵している箇所からあるデータを抽出し、かつ該データを通信リンク155を介して広告主サーバ100に送信する。(これは、広告主サーバ100が、そのような情報にアクセスしかつ該情報を中央処理ステーションから回収することにより行うことも可能である)。このデータは、要求された補足材料を参加者に供給することを可能としている。前記補足材料は、プリンタ151によりプリントするために要求すると同時に直ちに入手可能ではない。従って、ダウンロードデータは、信号4Aから抽出された補足情報コード及び/又は報酬コードを有している。ダウンロードデータは、さらに、IDコードに基づいて、参加者のプロフィールからのアドレス情報を有している。前記IDコードは中央処理ステーション50内に貯蔵されている。参加者のアドレスは、eメール及び/又は住所(street address)とすることができる。
【0058】
さて、広告主サーバ100を考えると、この技術は全体的な技術精度のために必要というよりも便利さのために選択されたものであることに、気付くべきである。特に、補足材料は、広告主(例えば、商人)により作成される必要はない。上記指摘してきたように、これらの材料の源(source)は、教育機関、私的組織、政府機関、株式会社等とすることが可能である。さらに、「サーバ」との記載の使用は、厳密な技術的定義での機器を必ずしも正確に意味するものでなくてもよい。この術語を選択する意図は、装置が、例えば、データ信号を受信し、貯蔵し、処理し、かつ送信することができるコンピュータ化されたシステムであることを伝えることである。
【0059】
よって、広告主サーバ100が、ステップ160に従って、かつリンク155を介して中央処理ステーション50からデータを得る場合には、要求された補足材料は、どんなタイプのアドレスが供給されたかに応じて、及び要求された材料の性質に応じて、ステップ162に従って参加者に対してeメールされ、かつ/又はステップ164に従って郵送される。例えば、ある材料は、eメールされるには、それ自体向いていないかもしれない。他方、比較的迅速な応答時間のために及びおそらく参加者にとって電子版メールを有することが便利であるために、なるたけeメールされることが好ましい。勿論、ファックス能力の使用といったeメール及び郵便以外の他のタイプの通信も、予想される。
【0060】
広告主サーバ100は、更に、ステップ166に従って、固定装置5Aのために必要とされる処理データを種々の入力源から得るように使用可能である。これは、リンク155を介して中央処理ステーション50に、かつ適切には、リンク88を介して固定装置5Aにアップロードされる。
【0061】
本発明の好適な実施形態を上記記載において詳述してきたが、前記実施形態に対する種々の変更が当業者には容易に解るであろう。例えば、固定装置5A内のメモリ34,36,42,147,及び153は組合せ可能である。さらに、遅延回路27の使用は、各ポータブルデバイス7A間の信号の混信を避けるための他のよく知られた手段により置換可能である。さらに、インターネットの出現と普及した使用により、実質的な即時的ダウンロードが可能であり、よって、少なくとも長期メモリ42に対する必要性は失われている。実際、固定装置5Aにて完全に局所的に生じるように上述した処理のいくつかは、固定装置5Aと中央処理ステーション50との間の適切な通信により達成可能である。
【0062】
プリセットされた定期的な時間間隔で、信号25Aをトリガーする照会信号24の生成により、ポータブルデバイス7A内のバッテリが切れる傾向がある。一つのオプションは、信号25Aが送信されないように、通常休止状態にポータブルデバイス7Aを維持することである。照会信号24Aは、ステップ73に従って、プログラムコードが検出された場合にのみ生成される(図4A)。コード検出が生じた場合に、返しに信号25Aをトリガーするように照会信号24が発せられる。ポータブルデバイス7Aのこの周期的でない処理は、そのバッテリ寿命を実質的に長くすることができる。
【0063】
顕著な変形例は、照会信号24の削除である。その代わりに、各ポータブルデバイス7Aは、照会信号により信号を発するようにトリガーされるというよりは、プリセットされた時間間隔でそのID信号を発するように構成されている。さらに、IDコード、報酬要求コード、及び補足情報要求コードは、クーポンをプリントするためにボタン101の駆動時に直ちに送信可能である。加えられる注意点として、これらのコードはともに送信される必要はない。
【0064】
照会信号が生成される周期は、種々のコードを貯蔵するために利用できるメモリ容量、対、観衆に関する最もアップデートされた情報を有する必要性の知覚された重要度に依存する技術的選択事項である。よって、照会信号24に対する送信間隔の継続期間が例えば1分に選択された場合には、観衆の任意のメンバが部屋を出た後に、即座に正確なデータを利用可能であろう。しかしながら、このことは、例えば送信間隔の継続期間が15分に選択されるならば、必要とされる以上に高いメモリ容量を必要とするコストとなる。
【0065】
さらに、照会信号は、任意の規則的な時間間隔及び/又は不規則な時間間隔で「定期的に」送信可能である。応答時にポータブルデバイスに対してトリガーされる各ポータブルデバイス7Aからの信号が識別可能であるように、このような照会信号送信の追跡(track)を維持することが、主として必要である。そのような照会信号を利用しない上記識別された実施形態に対して、ID信号は、規則的な時間間隔及び/又は不規則な時間間隔で「定期的に」発することもできる。キーポイントは、各信号が固定装置により検出されることである。
【0066】
観衆調査特徴点と組み合わせることなく、補足材料に対する双方向アクセルを実施可能であることも理解されねばならない。双方向アクセスは、観衆調査と組み合わせた場合のみならず、それ自体で多くの有利点を提供する。このような状況下では、コード再送信源3と固定装置5Aとの間で通信するために上述した無線アプローチを使用することは、あまり重要でないかもしれない。従って、直接有線接続が使用可能である。
【0067】
他の可能な変形例は、報酬のプリントの代わりに又は報酬のプリントに加えて、補足情報をプリントするためのプリンタ151の使用を含んでいる。さらに、例えば、表示器の効果と等価な効果を提供するために、アイコンがスクリーン上に表示されるように、固定装置5Aの出力をTV入力に接続することにより、各表示器103,105を除去可能である。各表示器103,105は、参加者により着用される腕時計上の表示部により置換可能でもある。さらに、ボタン101の手動操作は、例えば、ボイス・コマンドにより置換可能である。さらに、各図に示した流れ図におけるステップの順序は、同等の結果を有するように変更可能である。さらに、番組コードは、ラジオ及びTV用といった再生タイプを除いて、放送用の放送出力信号2Aから除去することが可能である。補足材料コードを受信した日付及び時間を追跡し続けることにより、上記提供した流れ図に示すように、関心のある時刻に放送されていた番組を識別するために、自明の方法で日付及び時刻情報を使用可能である。
【0068】
以上の変更及び他の変更は、特許請求の範囲により定義された本発明の発明の範囲内に入るように意図したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略ブロック図である。
【図2】固定装置の詳細図である。
【図3】ポータブルデバイスの詳細図である。
【図4A】図4Bと組み合わされた場合に、固定装置により行われる作用を示す流れ図である。
【図4B】図4と組み合わされた場合に、固定装置により行われる処理を示す流れ図である。
【図5】ポータブルデバイスにより行われる処理を示す流れ図である。
【図6】データ入力デバイスと広告主サーバにより行われる処理の流れ図である。
【符号の説明】
5A 固定装置
7A ポータブルデバイス
32,149 比較器
40 コード検出器
46 通信装置
50 中央ステーション
100 広告主サーバ
103,105 表示器
141 制御装置
151 プリンタ

Claims (46)

  1. 映し出されている放送番組と双方向に、番組に関連した補足材料に対してアクセス可能とする方法であって:番組信号を信号発生器で得る段階と;番組関連補足材料を識別する補足材料信号を信号発生器で得る段階と;番組信号源で前記番組信号と前記補足材料信号とを組み合わせて出力信号にする段階と;前記番組信号源から前記出力信号を放送する段階と;信号受信器で観衆の居所にて前記放送出力信号を受信する段階と;再生機器により、受信した前記出力信号の前記番組信号を観衆のために映し出す段階と;受信した前記放送信号から前記補足材料信号に関連した信号を信号検出器で抽出する段階と;前記補足材料信号に対応する補足材料にアクセス可能とするために、映し出されている前記番組信号に同調された前記観衆のメンバにより作動されかつ抽出された前記信号に基づく双方向制御信号に応答する段階と、複数の個人によって携行されるべき複数の携帯機器に個人識別データを記憶する段階と、前記観衆居所にて観衆メンバである前記個人の前記携帯機器から前記識別データを送信する段階と、信号検出器で前記送信された識別データを検出する段階と;を備え、前記補足材料信号に対応する前記補足材料へのアクセスを可能にする前記段階は、前記双方向制御信号を作動し、実行されている前記番組信号に同調した前記観衆メンバの前記検出された識別データに基づいていることを特徴とする方法。
  2. 前記補足材料は補足情報及び誘因性報酬クーポンの少なくとも一方であり、かつ前記補足材料信号は前記補足情報及び前記誘因性報酬クーポンの少なくとも一方のためのコードであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 貯蔵された前記補足材料に対する前記アクセスは、人間が知覚可能である形態で補足材料を出力する段階を備えることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 人間が知覚可能である形態で前記補足材料を出力する前記段階は、観衆の居所にて前記補足材料をプリントする段階を含むことを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 人間が知覚可能な形態で前記補足材料を出力する前記段階は、抽出された前記信号を観衆の居所から遠い場所であって、人間が知覚可能な形態で前記補足材料を出力するためのデータが貯蔵される場所に送信する段階と、出力された前記補足情報を観衆の居所に送る段階とを備えることを特徴とする請求項3記載の方法。
  6. 出力された前記補足材料を観衆の居所に送る前記段階は、郵便及びeメールの少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 抽出された前記信号を遠い場所に送信する段階と、出力された前記補足材料を観衆の居所に送る段階の少なくとも一方は、グローバル通信ネットワークを使用する段階を備えることを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 前記制御信号は、ハンドヘルド・リモート制御デバイスにより生成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記補足材料に対するアクセスが利用可能であることを観衆に気付かせるために、観衆の居所にて受信される前記補足材料信号に応答する表示を双方向的に生成する段階をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 前記表示は視覚的表示であることを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 前記補足材料をプリントするためのデータは、前記観衆の居所に予め貯蔵されていることを特徴とする請求項3記載の方法。
  12. 送信された前記識別データを検出する前記段階は、観衆の居所にてトリガー信号を周期的に発する段階と;前記トリガー信号に応答して、観衆の居所にて観衆メンバである前記各個人のポータブルデバイスから前記識別データを送信する段階と;を備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  13. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データに基づいて可能とされた補足材料に対するアクセスは、複数のタイプの入手可能な補足材料のうちのどれを提供するかを判断する段階を備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  14. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データに基づいて可能とされた補足材料に対するアクセスは、前記補足材料をどこに送るべきかを判断する段階を備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  15. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データと、制御信号が作動した場合に映し出されている前記番組信号と関連する補足材料信号とに基づいて観衆調査を行う段階をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の方法。
  16. 映し出されている放送番組と双方向に、番組信号と補足材料信号との組み合わせである放送信号により番組に関連した補足材料に対してアクセス可能とする方法において:信号受信器で観衆の居所にて前記放送出力信号を受信する段階と;再生機器により、受信した前記出力信号の前記番組信号を観衆のために映し出す段階と;信号検出器で受信した前記放送信号から前記補足材料信号に関連する信号を抽出する段階と;前記補足材料信号に対応する補足材料にアクセス可能とするために、映し出されている前記番組信号に同調された前記観衆のメンバにより作動されかつ抽出された前記信号に基づく双方向制御信号に応答する段階と、複数の個人によって携行されるべき複数の携帯機器に個人識別データを記憶する段階と、前記観衆居所にて観衆メンバである前記個人の前記携帯機器から前記識別データを送信する段階と、信号検出器で前記送信された識別データを検出する段階と;を備え、前記補足材料信号に対応する前記補足材料へのアクセスを可能にする前記段階は、前記双方向制御信号を作動し、実行されている前記番組信号に同調した前記観衆メンバの前記検出された識別データに基づいていることを特徴とする方法。
  17. 前記補足材料は補足情報及び誘因性報酬クーポンの少なくとも一方であり、かつ前記補足材料信号は前記補足情報及び前記誘因性報酬クーポンの少なくとも一方のためのコードであることを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 貯蔵された前記補足材料に対する前記アクセスは、人間が知覚可能である形態で補足材料を出力する段階を備えることを特徴とする請求項17記載の方法。
  19. 人間が知覚可能である形態で前記補足材料を出力する前記段階は、観衆の居所にて前記補足材料をプリントする段階を含むことを特徴とする請求項18記載の方法。
  20. 人間が知覚可能な形態で前記補足材料を出力する前記段階は、抽出された前記信号を観衆の居所から遠い場所であって、人間が知覚可能な形態で前記補足材料を出力するためのデータが貯蔵される場所に送信する段階と、出力された前記補足情報を観衆の居所に送る段階とを備えることを特徴とする請求項18記載の方法。
  21. 出力された前記補足材料を観衆の居所に送る前記段階は、郵便及びeメールの少なくとも一方を備えることを特徴とする請求項20記載の方法。
  22. 抽出された前記信号を遠い場所に送信する段階と、出力された前記補足材料を観衆の居所に送る段階の少なくとも一方は、グローバル通信ネットワークを使用することを備える段階を特徴とする請求項20記載の方法。
  23. 前記制御信号は、ハンドヘルド・リモート制御デバイスにより生成されることを特徴とする請求項16記載の方法。
  24. 前記補足材料に対するアクセスが利用可能であることを観衆に気付かせるために、観衆の居所にて受信される前記補足材料信号に応答する表示を双方向的に生成する段階をさらに備えることを特徴とする請求項16記載の方法。
  25. 前記表示は視覚的表示であることを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 前記補足材料をプリントするためのデータは、前記観衆の居所に予め貯蔵されていることを特徴とする請求項19記載の方法。
  27. 送信された前記識別データを検出する前記段階は、観衆の居所にてトリガー信号を周期的に発する段階と;前記トリガー信号に応答して、観衆の居所にて観衆メンバである前記各個人のポータブルデバイスから前記識別データを送信する段階と;を備えることを特徴とする請求項16記載の方法。
  28. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データに基づいて可能とされた補足材料に対するアクセスは、複数のタイプの入手可能な補足材料のうちのどれを提供するかを判断する段階を備えることを特徴とする請求項16記載の方法。
  29. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データに基づいて可能とされた補足材料に対するアクセスは、前記補足材料をどこに送るべきかを判断する段階を備えることを特徴とする請求項16記載の方法。
  30. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データと、制御信号が作動した場合に映し出されている前記番組信号と関連する補足材料信号とに基づいて観衆調査を行う段階をさらに備えることを特徴とする請求項16記載の方法。
  31. 映し出されている放送番組と双方向に、番組に関連した補足材料に対してアクセス可能とする装置であって:番組信号を得るための手段と;番組関連補足材料を識別する補足材料信号を得るための手段と;前記番組信号と前記補足材料信号とを組み合わせて出力信号にする手段と;番組信号源から前記出力信号を放送するための手段と;観衆の居所にて前記放送出力信号を受信するための手段と;再生機器により、受信した前記出力信号の前記番組信号を観衆のために映し出すための手段と;受信した前記放送信号から前記補足材料信号に関連する信号を抽出するための手段と;前記補足材料信号に対応する補足材料に対してアクセス可能とするために、映し出されている前記番組信号に同調された前記観衆のメンバにより作動されかつ抽出された前記信号に基づく双方向制御信号に応答するための手段と、複数の個人によって携行されるべき複数の携帯機器に個人識別データを記憶する手段と、前記観衆居所にて観衆メンバである前記個人の前記携帯機器から前記識別データを送信する手段と、前記送信された識別データを検出する手段と;を備え、前記補足材料信号に対応する前記補足材料へのアクセスを可能にする前記手段は、前記双方向制御信号を作動し、実行されている前記番組信号に同調した前記観衆メンバの前記検出された識別データに基づいていることを特徴とする装置。
  32. 映し出されている放送番組と双方向に、番組信号と補足材料信号との組み合わせである放送信号により番組に関連した補足材料に対してアクセス可能とする装置において:観衆の居所にて前記放送出力信号を受信するための手段と;再生機器により、受信した前記出力信号の前記番組信号を観衆のために映し出すための手段と;受信した前記放送信号から前記補足材料信号に関連した信号を抽出するための手段と;前記補足材料信号に対応する補足材料に対してアクセス可能とするために、映し出されている前記番組信号に同調された前記観衆のメンバにより作動されかつ抽出された前記信号に基づく双方向制御信号に応答するための手段と、複数の個人によって携行されるべき複数の携帯機器に個人識別データを記憶する手段と、前記観衆居所にて観衆メンバである前記個人の前記携帯機器から前記識別データを送信する手段と、前記送信された識別データを検出する手段と;を備え、前記補足材料信号に対応する前記補足材料へのアクセスを可能にする前記手段は、前記双方向制御信号を作動し、実行されている前記番組信号に同調した前記観衆メンバの前記検出された識別データに基づいていることを特徴とする装置。
  33. 前記補足材料は補足情報及び誘因性報酬クーポンの少なくとも一方であり、かつ前記補足材料信号は前記補足情報及び前記誘因性報酬クーポンの少なくとも一方のためのコードであることを特徴とする請求項32記載の装置。
  34. 貯蔵された前記補足材料に対するアクセスを可能とするための前記手段は、人間が知覚できる形態で補足材料を出力するための手段を備えることを特徴とする請求項33記載の装置。
  35. 人間が知覚可能な形態で前記補足材料を出力するための前記手段は、観衆の居所にて前記補足材料をプリントするための手段を備えることを特徴とする請求項34記載の装置。
  36. 人間が知覚可能な形態で前記補足材料を出力するための前記手段は、前記観衆の居所から遠い場所であって、人間が知覚可能である形態で前記補足材料を出力するためのデータが貯蔵されている場所に、抽出された前記信号を送信するための手段と、出力された前記補足材料を観衆の居所に送る手段と、を備えることを特徴とする請求項35記載の装置。
  37. 出力された前記補足材料を観衆の居所に送るための前記手段は、郵便及びeメールの少なくとも一方を備えていることを特徴とする請求項36記載の装置。
  38. 抽出された前記信号を前記遠い場所に送信するための手段及び出力された前記補足材料を観衆の居所に送るための手段の少なくとも一方は、グローバル通信ネットワークを使用することを特徴とする請求項36記載の装置。
  39. 前記制御信号は、ハンドヘルド・リモート制御デバイスにより生成されることを特徴とする請求項32記載の装置。
  40. 前記補足材料に対するアクセスが利用可能であることを観衆に気付かせるために、観衆の居所にて受信される前記補足材料信号に応答する表示を双方向的に生成するための手段をさらに備えることを特徴とする請求項32記載の装置。
  41. 前記表示は視覚的表示であることを特徴とする請求項40記載の装置。
  42. 前記観衆の居所にて前記補足材料をプリントするためのデータを貯蔵する手段をさらに備えることを特徴とする請求項35記載の装置。
  43. 送信された前記識別データを検出するための前記手段は、観衆の居所にてトリガー信号を周期的に発するための手段と;前記トリガー信号に応答して、観衆の居所にて各観衆メンバである前記各個人のポータブルデバイスから前記識別データを送信するための手段と;を備えることを特徴とする請求項32記載の装置。
  44. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データに基づいて補足材料に対するアクセスを可能とするための手段は、複数のタイプの入手可能な補足材料のうちのどれを提供するかを判断するための手段を備えることを特徴とする請求項32記載の装置。
  45. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データに基づいて補足材料に対するアクセスを可能とするための手段は、補足材料をどこに送るべきかを判断するための手段を備えることを特徴とする請求項32記載の装置。
  46. 制御信号を作動させた観衆メンバの検出された識別データと、制御信号が作動した場合に映し出されている前記番組信号と関連する補足材料信号とに基づいて観衆調査を行う手段をさらに備えることを特徴とする請求項32記載の装置。
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