JP4882951B2 - 省燃費運転教示装置、省燃費運転教示システム - Google Patents

省燃費運転教示装置、省燃費運転教示システム Download PDF

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Description

本発明は、省燃費運転を行うための適切なアクセルワークなどの省燃費走行手法を運転者に教示する技術に関する。
従来より、特許文献1に例示されるように、燃料噴射量やエンジントルクをアクセル開度などから推定し、車速やエンジン回転数、ギアポジションを入力して、車両エンジン特性(燃費特性、等燃費マップ)を参照し、燃費が最適となるような駆動力やギアポジション、車速を算出してドライバに省燃費運転を行うためのアクセルワークを指示することで省燃費運転を支援する装置がある。
この種の省燃費運転支援装置では、前方の道路形状(カーブ、勾配)や、停止線の位置や下り坂の位置を地図情報から予め把握しておき、停止線の十分手前や下り坂の十分手前でアクセル・オフをドライバに教示して惰行運転を促し、燃費の向上を図っている。
なお、上述の省燃費運転支援装置においては、特許文献2および特許文献3に例示されるように、上述のように地図情報を必要とするが、この地図情報としては、ナビゲーション装置が外部の情報センタから取得して記憶する地図情報や、ナビゲーション装置がDVDなどの記録媒体から読み出す地図情報が用いられる。
特許3642745号公報 特開2006−243856号公報 特開2006−224809号公報
しかし、上述の省燃費運転支援装置においては、上述の地図情報が郊外では地図位置の精度が充分ではないことや勾配情報を持たないことからそのままでは利用できず、上述のような省燃費運転を行うためのアクセルワークを精度よく行うためには、これらの問題点を改善した高精度な地図情報が必要となるが、地図情報の高精度化には莫大な費用が必要となるとともに、地図情報を常に最新の状態にメンテナンスする必要があった。また、車両が搭載するエンジンの形式や車型が異なれば、アクセル・オフのタイミングや、エンジンブレーキを使用するタイミングといった省燃費走行手法も異なるため、常に適切な省燃費運転が実現するとは限らない。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、地図情報がなくても、省燃費運転を行うための適切なアクセルワークなどの省燃費走行手法を運転者に教示することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1,3,10に係る省燃費運転教示装置は、データベースである領域情報記憶手段が省燃費走行領域情報を一つ以上記憶する。なお、省燃費走行領域情報とは、車両の省燃費走行を実行するために設定された領域である省燃費走行領域に関する情報であり、省燃費走行領域の位置を示す情報、省燃費走行領域の境界を示す情報、省燃費走行領域で有効な省燃費走行手法を示す教示内容、および前記教示内容を前記車両の運転者に教示するための教示条件を少なくとも含む。また、位置特定手段が車両の現在位置を特定し、現在位置判断手段が、位置特定手段によって特定された車両の現在位置に基づき、領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報の何れかの内部に車両が位置するか否かを判断する。車両が省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると現在位置判断手段によって判断された場合には、教示条件判断手段が、車両状況情報取得手段が取得した車両状況情報を参照して、その特定の省燃費走行領域に対応する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件を満たすか否かを判断する。教示条件判断手段によって教示条件が満たされると判断された場合には、教示内容出力手段が、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容を出力する。
このように構成された本発明の省燃費運転教示装置によれば、省燃費走行を実行するために設定された省燃費走行領域内に車両が位置する場合において、省燃費走行領域で有効な省燃費走行手法を示す「教示内容」を運転者に報知するための「教示条件」を満たすときには、その教示内容を出力する。このことにより、地図情報がなくても、省燃費運転を行うための適切なアクセルワークなどの省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
また、このように構成された本発明の省燃費運転教示装置によれば、車種やエンジン型式で異なる可能性がある省燃費運転手法の運転者への教示を、一つの当該省燃費運転教示装置で実現することができる。
この場合、上述の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の具体例としては、次の(イ)〜(ニ)などが考えられる。
(イ)まず、上述の教示条件としては、車両の進行方向が予め設定された設定方向にあることという条件が考えられる。具体的には、請求項のように、前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両の進行方向が予め設定された方向エリア内にあることという条件が少なくとも含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両の進行方向を示す情報を取得し、前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両の進行方向が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記方向エリア内にある場合に前記教示条件を満たすと判断し、前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力することが考えられる。
(ロ)また、上述の教示条件としては、現在の車速が予め設定された車速設定値未満であることという条件が考えられる。具体的には、請求項4,11のように、前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両の走行速度の値が予め設定された車速設定値未満であることという条件が含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両の走行速度を示す情報を取得し、前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両の走行速度の値が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記車速設定値よりも小さい場合に前記教示条件を満たすと判断し、前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力することが考えられる。
(ハ)さらに、上述の教示条件としては、アクセル開度が予め設定された開度設定値以上であることという条件が考えられる。具体的には、請求項5,12のように、前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両のアクセル開度を示す値が予め設定された開度設定値以上であることという条件が含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両のアクセル開度を示す情報を取得し、前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両のアクセル開度を示す値が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記開度設定値以上である場合に前記教示条件を満たすと判断し、前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力することが考えられる。
(ニ)なお、上述の教示条件として上述の(イ)〜(ハ)の少なくとも二つ以上を含み、これらの条件が同時に満たされる場合に教示条件が満たされると判断するようにしてもよい。
このような(イ)〜(ハ)によれば、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
ところで、その内部に車両が位置すると判断される省燃費走行領域が複数存在する場合には、それら複数の省燃費走行領域に関する省燃費走行領域情報それぞれについて、教示条件を満たすか否かを判断するようにしてもよい。
(ニ)また、これら複数の省燃費走行領域のうち車両の現在位置から最も近い省燃費走行領域に関する省燃費走行領域情報について教示条件を満たすか否かを判断するようにしてもよい。具体的には、請求項2,3のように、前記現在位置判断手段は、前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記領域情報記憶手段が記憶する前記省燃費走行領域情報を参照して、前記車両の現在位置から最も近くに存在する省燃費走行領域の内部に前記車両が位置するか否かを判断することが考えられる。このようにすれば、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(ホ)また、車両の現在位置から最も近い省燃費走行領域を選択し、その選択した省燃費走行領域の内部に車両が位置するか否かを判断するようにしてもよい。具体的には、請求項6,13のように、前記現在位置判断手段は、その内部に車両が位置すると判断された省燃費走行領域が複数存在する場合には、前記車両の現在位置から最も近くに存在する省燃費走行領域の内部に前記車両が位置すると判断することが考えられる。このようにすれば、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
ところで、道路の現在の状態が地図情報とは一致してしない場合がある。このような場合、省燃費走行手法を運転者に教示する可能な場所に車両が位置するにも拘わらず、省燃費走行手法が運転者に教示されなかったり、省燃費走行手法を運転者に教示するタイミングが遅れたりするおそれがある。そこで、上述の省燃費走行領域情報を道路の現在の状態に応じて補正することが考えられる。具体的には、請求項7,14のように、前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記現在位置判断手段によってその内部に車両が位置すると判断された省燃費走行領域付近の勾配値を算出する勾配値算出手段と、前記車両のアクセル開度を示す情報および前記車両の加速度を示す情報に基づき、前記車両の積載量を算出する積載量算出手段と、前記勾配値算出手段によって算出された勾配値、および前記積載量算出手段によって算出された前記車両の積載量に応じて、前記省燃費走行領域に対応する省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の上限車速の値を補正する補正手段と、を備えることが考えられる。
このようにすれば、道路の現在の状態が地図情報とは一致していなくても、道路の勾配値に基づいて省燃費走行領域情報の教示条件を補正することで、道路の現在の状態により合致した教示条件にすることができ、より適切なタイミングで省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
ところで、上述の省燃費走行領域情報を外部の情報センタなどから取得することが考えられる。具体的には、請求項10のように、省燃費走行領域情報を外部の情報センタから取得する領域情報取得手段と、領域情報取得手段によって取得された省燃費走行領域情報を領域情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、を備えることが考えられる。このことにより、運転者が省燃費走行手法の教示を受けられる領域を広げることができる。
この場合、(ヘ)最新の省燃費走行領域情報を外部の情報センタなどから取得することが考えられる。具体的には、請求項10のように、領域情報取得手段が、領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報とは異なる省燃費走行領域情報の有無を外部の情報センタに確認し、領域情報記憶手段が記憶していない省燃費走行領域情報が存在する場合にはその省燃費走行領域情報を取得し、記憶制御手段が、領域情報取得手段によって取得された省燃費走行領域情報を領域情報記憶手段に新たに記憶させることが考えられる。このことにより、運転者が省燃費走行手法の教示を受けられる領域を広げることができる。
また、(ト)領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報を定期的に更新することが考えられる。具体的には、請求項15のように、領域情報取得手段が、領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報の何れかが更新されているか否かを外部の情報センタに確認し、更新された省燃費走行領域情報が存在する場合にはその更新後の省燃費走行領域情報を取得し、記憶制御手段が、領域情報取得手段によって取得された更新後の省燃費走行領域情報を領域情報記憶手段に記憶させるととともに更新前の省燃費走行領域情報を領域情報記憶手段から削除することが考えられる。
このように領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報をメンテナンスすることにより、道路が拡張されたり新設されたりすることで省燃費走行領域が変化したり新しく設定されたときでも、適切な省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
なお、上述のように省燃費走行領域情報を外部の情報センタなどから取得する時期については、予め設定された配信エリアに車両が位置する場合に行うことが考えられる。具体的には、請求項16のように、領域情報取得手段が、車両が予め設定された配信エリアの内部に位置する場合に、省燃費走行領域情報を情報センタから取得することが考えられる。このようにすれば、運転者が意図しなくても、道路の現在の状態により合致した省燃費走行領域情報に自動的に取得することができ、より適切なタイミングで省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
ところで、本発明は、請求項17のように、請求項〜請求項16の何れかに記載の省燃費運転教示装置と、前記情報センタと、を備え、前記省燃費運転教示装置と前記情報センタとが互いにデータ通信可能に構成されていることを特徴とする省燃費運転教示システムとしても実現することができる。
この場合、請求項18のように、情報センタが新たな省燃費走行領域情報を提供可能となった場合にはその旨を省燃費運転教示装置に通知することが考えられる。このようにすれば、この通知によって新たな省燃費走行領域情報が提供可能となったことを知ることができるので、省燃費運転教示装置が新しい省燃費走行領域情報を迅速に入手することができ、道路が拡張されたり新設されたりすることで省燃費走行領域が変化したり新しく設定されたときでも、適切な省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
また、請求項19のように、情報センタが記憶する省燃費走行領域情報の何れかが更新された場合にはその旨を省燃費運転教示装置に通知することが考えられる。このようにすれば、この通知によって省燃費走行領域情報が更新されたことを知ることができるので、省燃費運転教示装置が更新後の省燃費走行領域情報を迅速に入手することができ、道路が拡張されたり新設されたりすることで省燃費走行領域が変化したり新しく設定されたときでも、適切な省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
以下に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
[第一実施形態]
図1は省燃費運転教示装置1のシステム構成図である。
[省燃費運転教示装置1の構成の説明]
図1に示すように、省燃費運転教示装置1は、処理装置10と、データベース20と、を備える。
[処理装置10の構成の説明]
処理装置10は、通常のコンピュータとして構成されており、内部には周知のCPU、ROM、RAM、I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどが備えられている。また、処理装置10は、後述する省燃費運転教示処理や省燃費マーカー補正処理などの各種処理を実行する。
また、処理装置10には、車速、エンジン回転数、エンジントルク、ギアポジション、燃料噴射量、および車両の現在位置を緯度、経度、高度で示す位置情報(GPSデータ)が外部から入力される。また、処理装置10からは、省燃費運転中に点灯するECOランプを点灯させる点灯信号、シフト操作を促す旨を示すシフト操作警告信号、アクセル・オフを促す旨を示すアクセル操作警告信号などが出力される。
なお、処理装置10は、位置特定手段、現在位置判断手段、車両状況情報取得手段、教示条件判断手段、教示内容出力手段、勾配値算出手段、積載量算出手段、補正手段、領域情報取得手段および記憶制御手段に該当する。
[データベース20の構成の説明]
データベース20は、GPSデータを記憶するGPSデータ記憶領域21、および省燃費マーカーに関する情報(省燃費走行領域情報)を記憶する省燃費マーカー記憶領域22を有する。GPSデータ記憶領域21は不揮発性メモリで構成され、処理装置10に入力されたGPSデータを記憶するのに利用される。また、省燃費マーカー記憶領域22は不揮発性メモリで構成され、省燃費マーカーに関する情報を記憶するのに利用される。つまり、処理装置10が更新された省燃費マーカーや新しく作成された省燃費マーカーを外部の情報センタなどから定期的に取得し、取得した省燃費マーカーをデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶する。
ここで、省燃費マーカーとは、車両が省燃費走行を効果的に実行可能な領域である省燃費走行領域に関する情報を云い、図2に例示するように、内部パラメータとして、上限車速(車速設定値)を示す情報と、方向エリアを示す情報と、省燃費走行領域の位置を示す情報として中心位置(x,y,z)を示す情報と、省燃費走行領域の境界を示す情報として同心距離rを示す情報と、を有し、さらに、省燃費走行領域で有効な省燃費走行手法を示す「教示内容」を示す情報と、教示内容を車両の運転者に教示するための「教示条件」を示す情報と、を有する。また、方向エリアとは、車両の現在位置からの八方位(東、西、南、北、東北、東南、西北、西南)を中心として全方位360度を八等分したエリアを云う。また、中心位置は、緯度、経度、高度で示される。
なお、教示条件としては、(A)車両の現在位置が省燃費走行領域内にあること、(B)車両の進行方向が予め設定された方向エリア内にあることという条件、(C)現在の車速が予め設定された車速設定値未満であることという条件、(D)アクセル開度が予め設定された開度設定値以上であることという条件が挙げられる。また、教示内容としては、(E)シフトアップするよう指示する旨の情報、(F)アクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報が挙げられる。本実施形態では、内部処理として、上述の教示条件(A)〜(D)すべてを満たす際に、処理装置10が、教示内容(E)をシフト操作警告信号として出力する。
また、省燃費マーカーは、地図上の所定区画単位に対応して作成されている。この所定区画は、例えば緯度経度で区切られたメッシュ単位の区画などが考えられる。なお、省燃費マーカーは、車種やエンジン形式に応じて作成可能である。
また、省燃費マーカーは外部ツールから書き換え可能である。また、省燃費マーカーは、通信を介して外部の情報センタから書き換え可能である。さらに、省燃費マーカーは、地図作成のノウハウがある地図製作会社ではなく、車両運行管理システムのユーザである運送会社、タクシー会社などが、既存の地図情報をもとにして緯度、経度、中心座標からの同心距離を入力するだけで実現可能なため、省燃費マーカーは地図を更新するよりも簡単に作成することができる。
なお、データベース20は、領域情報記憶手段に該当する。
[省燃費運転教示処理の説明]
次に、処理装置10によって実行される省燃費運転教示処理を図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、GPSデータを受信する(S110)。なお、受信したGPSデータは、データベース20のGPSデータ記憶領域21に保存される。
続いて、データベース20のGPSデータ記憶領域21に記憶されたGPSデータ、およびデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶された省燃費マーカーに関する情報を参照して、車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択する(S120)。そして、その選択した省燃費マーカーに関する情報をデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22から読み出す(S130)。
続いて、省燃費運転を効果的に実行できるか否かを判断する。具体的には、車両の現在位置が省燃費マーカーの中心位置から同心距離rの領域(省燃費運転領域)の内部にあるか否かを判断する(S140)。車両の現在位置が省燃費運転領域の内部にはないと判断された場合には(S140:NO)、省燃費運転を効果的に実行できないと判断し、S110に戻る。一方、車両の現在位置が省燃費運転領域の内部にあると判断された場合には(S140:YES)、車両の進行方向が省燃費マーカーで予め設定された方向エリアと一致するか否かを判断する(S150)。車両の進行方向が省燃費マーカーで予め設定された方向エリアと一致しないと判断された場合には(S150:NO)、省燃費運転を効果的に実行できないと判断し、S110に戻る。一方、車両の進行方向が省燃費マーカーで予め設定された方向エリアと一致すると判断された場合には(S150:YES)、車両の速度(車速)の値が省燃費マーカーで予め設定された上限車速の値よりも小さいか否かを判断する(S160)。車速の値が省燃費マーカーで予め設定された上限車速の値以上であると判断された場合には(S160:NO)、省燃費運転を効果的に実行できないと判断し、S110に戻る。一方、車速の値が省燃費マーカーで予め設定された上限車速の値よりも小さいと判断された場合には(S160:YES)、アクセル開度が省燃費マーカーで予め設定された開度設定値以上であるか否かを判断する(S170)。アクセル開度が省燃費マーカーで予め設定された開度設定値未満であると判断された場合には(S170:NO)、省燃費運転を効果的に実行できないと判断し、S110に戻る。一方、アクセル開度が省燃費マーカーで予め設定された開度設定値以上である判断された場合には(S170:YES)、省燃費運転を効果的に実行できると判断し、シフト操作警告信号を出力する(S180)。
そして、S110に戻る。
[省燃費マーカー補正処理の説明]
次に、処理装置10によって実行される省燃費マーカー補正処理を図4(a)のフローチャートを参照して説明する。
まず、車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択する(S210)。具体的には、GPSデータを受信し、受信したGPSデータ、およびデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶された省燃費マーカーに関する情報を参照して、車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択する。そして、その選択した省燃費マーカーに関する情報をデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22から読み出す。さらに、車両の現在位置が省燃費マーカーの中心位置から同心距離rの領域(省燃費運転領域)の内部にあるか否かを判断する。
車両の現在位置が省燃費運転領域の内部にはないと判断された場合には(S210:NO)、このS210を繰り返し実行することで、車両の現在位置が省燃費運転領域の内部にあると判断されるまで待機する。一方、車両の現在位置が省燃費運転領域の内部にあると判断された場合には(S210:YES)、受信したGPSデータを、データベース20のGPSデータ記憶領域21に記憶させる(S220)。
続いて、過去にデータベース20のGPSデータ記憶領域21に記憶させたGPSデータから、次の式(1)を用いて省燃費マーカー付近の勾配Rを算出する(S230)。

R=z/d…(1)

但し、zは、対象とする省燃費マーカーの中心位置での高度(m)を示し、dは、GPSデータが示す地点のうち、対象とする省燃費マーカーの中心位置から最も近い地点までの距離(m)を示す(図4(b)参照)。
続いて、車両のアクセル開度と車両の加速度から積載量Mを算出する(S240)。なお、積載量Mを算出する手法については公知技術に従うのでここではその詳細な説明は省略する。そして、省燃費マーカーの内部パラメータである上限車速limit_spdを、勾配Mおよび積載量Mに基づき、次の式(2)を用いて補正する(S250)。

limit_spd=f1(R)+f2(M)…(2)

但し、f1(R)は、勾配Mに基づく関数であり、f2(M)は積載量Mに基づく関数である(図4(c)参照)。
そして、S210に戻る。

[第一実施形態の効果]
(1)このように第一実施形態の省燃費運転教示装置1によれば、省燃費走行を効果的に実行可能な省燃費走行領域の内部に車両が位置すると判断され(S140:YES)、車両の進行方向が省燃費マーカーで予め設定された方向エリアと一致すると判断され(S150:YES)、車速の値が省燃費マーカーで予め設定された上限車速の値よりも小さいと判断され(S160:YES)、アクセル開度が省燃費マーカーで予め設定された開度設定値以上である判断された場合には(S170:YES)、省燃費運転を効果的に実行できると判断し、シフト操作警告信号を出力する(S180)。このことにより、地図情報がなくても、省燃費運転を行うための適切なアクセルワークなどの省燃費走行手法を運転者に教示することができる。また、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(2)また、第一実施形態の省燃費運転教示装置1によれば、省燃費マーカーについては車種やエンジン形式に応じて作成可能であるので、車種やエンジン型式で異なる可能性がある省燃費運転手法の運転者への教示を、一つの当該省燃費運転教示装置で実現することができる。
(3)また、第一実施形態の省燃費運転教示装置1によれば、省燃費運転教示処理のS120において、データベース20のGPSデータ記憶領域21に記憶されたGPSデータ、およびデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶された省燃費マーカーに関する情報を参照して、車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択する。このことにより、車両の近くに省燃費マーカーが複数存在する場合であっても、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(4)また、第一実施形態の省燃費運転教示装置1によれば、省燃費マーカー補正処理において、省燃費マーカーの内部パラメータである上限車速limit_spdを、勾配Mおよび積載量Mに基づき、上述の式(2)を用いて補正する(S250)。このことにより、道路の現在の状態が地図情報とは一致していなくても、道路の勾配値に基づいて省燃費マーカーの上限車速limit_spdを補正することで、道路の現在の状態により合致した教示条件にすることができ、より適切なタイミングで省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(5)また、第一実施形態の省燃費運転教示装置1によれば、処理装置10が、更新された省燃費マーカーや新しく作成された省燃費マーカーを外部の情報センタなどから定期的に取得し、取得した省燃費マーカーをデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶する。このことにより、運転者が省燃費走行手法の教示を受けられる領域を広げることができる。また、このように省燃費マーカーをメンテナンスすることにより、道路が拡張されたり新設されたりすることで省燃費マーカーが変化したり新しく設定されたときでも、適切な省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)上記実施形態では、内部処理として、上述の教示条件(A)〜(D)すべてを満たす場合に、処理装置10が、教示内容(E)をシフト操作警告信号として出力するが、これには限られず、上述の教示条件(A)〜(D)の何れか一つ以上を満たす場合に、処理装置10が、教示内容(E)をシフト操作警告信号として出力するようにしてもよい。また、教示内容(E)をシフト操作警告信号として出力する代わりに教示内容(F)をアクセル操作警告信号として出力してもよいし、教示内容(E)および教示内容(F)をシフト操作警告信号およびアクセル操作警告信号として出力してもよい。このようにしても上記実施形態と同様に、地図情報がなくても、省燃費運転を行うための適切なアクセルワークなどの省燃費走行手法を運転者に教示することができる。また、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(2)上記実施形態では、省燃費運転教示処理において、データベース20のGPSデータ記憶領域21に記憶されたGPSデータ、およびデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶された省燃費マーカーに関する情報を参照して、車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択し(S120)、選択した省燃費マーカーについて教示条件を満たすか否かを判断するが(S140〜S70)、これには限られず、まず、教示条件を満たす省燃費マーカーを抽出し、その抽出した省燃費マーカーのうち車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択するようにしてもよい。また、その内部に車両が位置すると判断される省燃費マーカーの有無を判断し、そのような省燃費マーカーが複数存在する場合には、それら複数の省燃費マーカーそれぞれについて、教示条件を満たすか否かを判断するようにしてもよい。また、それら複数の省燃費マーカーのうち車両の現在位置から最も近い省燃費マーカーを選択し、その選択した省燃費マーカーについて教示条件を満たすか否かを判断するようにしてもよい。このようにしても上記実施形態と同様に、車両状況に適した省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(3)上記実施形態の省燃費運転教示装置1では、処理装置10が、更新された省燃費マーカーや新しく作成された省燃費マーカーを外部の情報センタなどから定期的に取得し、取得した省燃費マーカーをデータベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶するが、これには限られず、省燃費マーカーを外部の情報センタなどから取得する時期については、予め設定された配信エリアに車両が位置する場合に行うようにしてもよい。このようにすれば、運転者が意図しなくても、道路の現在の状態により合致した省燃費走行領域情報に自動的に取得することができ、より適切なタイミングで省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
(4)なお、本発明は、上記実施形態の省燃費運転教示装置1と、情報センタと、を備え、省燃費運転教示装置1と情報センタとが互いにデータ通信可能に構成されていることを特徴とする省燃費運転教示システムとしても実現することができる。一例を挙げると、図5に例示するように、情報センタが新たに作成された省燃費マーカーや更新された省燃費マーカーを提供可能となった場合にはその旨を省燃費運転教示装置1に通知することが考えられる。これに対して省燃費運転教示装置1は、アップデート可能である場合にはその旨を示す応答信号を情報センタに送信する。一方、情報センタ側では、省燃費運転教示装置1から送信された応答信号を受信した際には、該当する省燃費マーカーを省燃費運転教示装置1に送信する。これに対して省燃費運転教示装置1は、情報センタから送信された省燃費マーカーを受信し、データベース20の省燃費マーカー記憶領域22に記憶させる。そして、アップデートが完了した旨を示す応答信号を情報センタに送信する。なお、この処理については、情報センタの代わりに外部ツールとの間でも実行可能である。このようにすれば、この通知によって新たな省燃費マーカーや更新された省燃費マーカーが提供可能となったことを知ることができるので、省燃費運転教示装置1が新しい省燃費マーカーを迅速に入手することができ、道路が拡張されたり新設されたりすることで省燃費マーカーが変化したり新しく設定されたときでも、適切な省燃費走行手法を運転者に教示することができる。
省燃費運転教示装置のシステム構成図である。 省燃費マーカーを示す説明図である。 省燃費運転教示処理の処理手順を示すフローチャートである。 省燃費マーカー補正処理の処理手順を示すフローチャートである。 省燃費マーカーのアップデート処理のシーケンス図である。
符号の説明
1…省燃費運転教示装置、10…処理装置、20…データベース、21…GPSデータ記憶領域、22…省燃費マーカー記憶領域

Claims (19)

  1. 車両の省燃費走行を実行するために設定された領域である省燃費走行領域に関する情報であり、前記省燃費走行領域の位置を示す情報、前記省燃費走行領域の境界を示す情報、前記省燃費走行領域で有効な省燃費走行手法を示す教示内容、および前記教示内容を前記車両の運転者に教示するための教示条件を少なくとも含む省燃費走行領域情報を一つ以上記憶するデータベースである領域情報記憶手段と、
    前記車両の現在位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記領域情報記憶手段が記憶する前記省燃費走行領域情報の何れかの内部に車両が位置するか否かを判断する現在位置判断手段と、
    前記車両の状況を示す車両状況情報を取得する車両状況情報取得手段と、
    前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合には、前記車両状況情報取得手段が取得した車両状況情報を参照して、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件を満たすか否かを判断する教示条件判断手段と、
    前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容を出力する教示内容出力手段と、
    を備え、
    前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両の進行方向が予め設定された方向エリア内にあることという条件が少なくとも含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両の進行方向を示す情報を取得し、
    前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両の進行方向が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記方向エリア内にある場合に前記教示条件を満たすと判断し、
    前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力することを特徴とする省燃費運転教示装置。
  2. 請求項1に記載の省燃費運転教示装置において、
    前記現在位置判断手段は、前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記領域情報記憶手段が記憶する前記省燃費走行領域情報を参照して、前記車両の現在位置から最も近くに存在する省燃費走行領域の内部に前記車両が位置するか否かを判断することを特徴とする省燃費運転教示装置。
  3. 車両の省燃費走行を実行するために設定された領域である省燃費走行領域に関する情報であり、前記省燃費走行領域の位置を示す情報、前記省燃費走行領域の境界を示す情報、前記省燃費走行領域で有効な省燃費走行手法を示す教示内容、および前記教示内容を前記車両の運転者に教示するための教示条件を少なくとも含む省燃費走行領域情報を一つ以上記憶するデータベースである領域情報記憶手段と、
    前記車両の現在位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記領域情報記憶手段が記憶する前記省燃費走行領域情報の何れかの内部に車両が位置するか否かを判断する現在位置判断手段と、
    前記車両の状況を示す車両状況情報を取得する車両状況情報取得手段と、
    前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合には、前記車両状況情報取得手段が取得した車両状況情報を参照して、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件を満たすか否かを判断する教示条件判断手段と、
    前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容を出力する教示内容出力手段と、
    を備え、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両の進行方向を示す情報、前記車両の走行速度を示す情報および前記車両のアクセル開度を示す情報のうちの少なくとも1つを前記車両状況情報として取得し、
    前記現在位置判断手段は、前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記領域情報記憶手段が記憶する前記省燃費走行領域情報を参照して、前記車両の現在位置から最も近くに存在する省燃費走行領域の内部に前記車両が位置するか否かを判断することを特徴とする省燃費運転教示装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両の走行速度の値が予め設定された車速設定値未満であることという条件が含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両の走行速度を示す情報を取得し、
    前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両の走行速度の値が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記車速設定値よりも小さい場合に前記教示条件を満たすと判断し、
    前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力すること
    を特徴とする省燃費運転教示装置。
  5. 請求項1〜請求項の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両のアクセル開度を示す値が予め設定された開度設定値以上であることという条件が含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両のアクセル開度を示す情報を取得し、
    前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両のアクセル開度を示す値が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記開度設定値以上である場合に前記教示条件を満たすと判断し、
    前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力すること
    を特徴とする省燃費運転教示装置。
  6. 請求項1〜請求項の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記現在位置判断手段は、その内部に車両が位置すると判断された省燃費走行領域が複数存在する場合には、前記車両の現在位置から最も近くに存在する省燃費走行領域の内部に前記車両が位置すると判断することを特徴とする省燃費運転教示装置。
  7. 請求項1〜請求項の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記現在位置判断手段によってその内部に車両が位置すると判断された省燃費走行領域付近の勾配値を算出する勾配値算出手段と、
    前記車両のアクセル開度を示す情報および前記車両の加速度を示す情報に基づき、前記車両の積載量を算出する積載量算出手段と、
    前記勾配値算出手段によって算出された勾配値、および前記積載量算出手段によって算出された前記車両の積載量に応じて、前記省燃費走行領域に対応する省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の上限車速の値を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする省燃費運転教示装置。
  8. 請求項1〜請求項の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記省燃費走行領域情報を外部の情報センタから取得する領域情報取得手段と、
    前記領域情報取得手段によって取得された省燃費走行領域情報を前記領域情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備えることを特徴とする省燃費運転教示装置。
  9. 請求項に記載の省燃費運転教示装置において、
    前記領域情報取得手段は、前記領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報とは異なる省燃費走行領域情報の有無を確認し、前記領域情報記憶手段が記憶していない省燃費走行領域情報が存在する場合にはその省燃費走行領域情報を前記情報センタから取得し、
    前記記憶制御手段は、前記領域情報取得手段によって取得された省燃費走行領域情報を前記領域情報記憶手段に新たに記憶させること
    を特徴とする省燃費運転教示装置。
  10. 車両の省燃費走行を実行するために設定された領域である省燃費走行領域に関する情報であり、前記省燃費走行領域の位置を示す情報、前記省燃費走行領域の境界を示す情報、前記省燃費走行領域で有効な省燃費走行手法を示す教示内容、および前記教示内容を前記車両の運転者に教示するための教示条件を少なくとも含む省燃費走行領域情報を一つ以上記憶するデータベースである領域情報記憶手段と、
    前記車両の現在位置を特定する位置特定手段と、
    前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記領域情報記憶手段が記憶する前記省燃費走行領域情報の何れかの内部に車両が位置するか否かを判断する現在位置判断手段と、
    前記車両の状況を示す車両状況情報を取得する車両状況情報取得手段と、
    前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合には、前記車両状況情報取得手段が取得した車両状況情報を参照して、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件を満たすか否かを判断する教示条件判断手段と、
    前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容を出力する教示内容出力手段と、
    前記省燃費走行領域情報を外部の情報センタから取得する領域情報取得手段と、
    前記領域情報取得手段によって取得された省燃費走行領域情報を前記領域情報記憶手段に記憶させる記憶制御手段と、
    を備え、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両の進行方向を示す情報、前記車両の走行速度を示す情報および前記車両のアクセル開度を示す情報のうちの少なくとも1つを前記車両状況情報として取得し、
    前記領域情報取得手段は、前記領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報とは異なる省燃費走行領域情報の有無を確認し、前記領域情報記憶手段が記憶していない省燃費走行領域情報が存在する場合にはその省燃費走行領域情報を前記情報センタから取得し、
    前記記憶制御手段は、前記領域情報取得手段によって取得された省燃費走行領域情報を前記領域情報記憶手段に新たに記憶させることを特徴とする省燃費運転教示装置。
  11. 請求項10に記載の省燃費運転教示装置において、
    前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両の走行速度の値が予め設定された車速設定値未満であることという条件が含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両の走行速度を示す情報を取得し、
    前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両の走行速度の値が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記車速設定値よりも小さい場合に前記教示条件を満たすと判断し、
    前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力すること
    を特徴とする省燃費運転教示装置。
  12. 請求項10または請求項11に記載の省燃費運転教示装置において、
    前記省燃費走行領域情報には前記教示条件として前記車両のアクセル開度を示す値が予め設定された開度設定値以上であることという条件が含まれるとともに、前記教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つが含まれており、
    前記車両状況情報取得手段は、前記車両状況情報として前記車両のアクセル開度を示す情報を取得し、
    前記教示条件判断手段は、前記車両が前記省燃費走行領域の何れかの内部に位置すると前記現在位置判断手段によって判断された場合において、前記車両状況情報取得手段によって取得された前記車両のアクセル開度を示す値が、その特定の省燃費走行領域に関する特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の前記開度設定値以上である場合に前記教示条件を満たすと判断し、
    前記教示内容出力手段は、前記教示条件判断手段によって前記教示条件が満たされると判断された場合には、その教示条件とともに特定の省燃費走行領域情報に含まれる教示内容としてシフトアップするよう指示する旨の情報またはアクセル開度を小さくするよう指示する旨の情報の少なくとも何れか一つを出力すること
    を特徴とする省燃費運転教示装置。
  13. 請求項10〜請求項12の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記現在位置判断手段は、その内部に車両が位置すると判断された省燃費走行領域が複数存在する場合には、前記車両の現在位置から最も近くに存在する省燃費走行領域の内部に前記車両が位置すると判断することを特徴とする省燃費運転教示装置。
  14. 請求項10〜請求項13の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記位置特定手段によって特定された前記車両の現在位置に基づき、前記現在位置判断手段によってその内部に車両が位置すると判断された省燃費走行領域付近の勾配値を算出する勾配値算出手段と、
    前記車両のアクセル開度を示す情報および前記車両の加速度を示す情報に基づき、前記車両の積載量を算出する積載量算出手段と、
    前記勾配値算出手段によって算出された勾配値、および前記積載量算出手段によって算出された前記車両の積載量に応じて、前記省燃費走行領域に対応する省燃費走行領域情報に含まれる教示条件の上限車速の値を補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする省燃費運転教示装置。
  15. 請求項〜請求項14の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記領域情報取得手段は、前記領域情報記憶手段が記憶する省燃費走行領域情報の何れかが更新されているか否かを確認し、更新された省燃費走行領域情報が存在する場合にはその更新後の省燃費走行領域情報を前記情報センタから取得し、
    前記記憶制御手段は、前記領域情報取得手段によって取得された更新後の省燃費走行領域情報を前記領域情報記憶手段に記憶させるととともに更新前の省燃費走行領域情報を前記領域情報記憶手段から削除すること
    を特徴とする省燃費運転教示装置。
  16. 請求項〜請求項15の何れかに記載の省燃費運転教示装置において、
    前記領域情報取得手段は、前記車両が予め設定された配信エリアの内部に位置する場合に、前記省燃費走行領域情報を前記情報センタから取得することを特徴とする省燃費運転教示装置。
  17. 請求項〜請求項16の何れかに記載の省燃費運転教示装置と、前記情報センタと、を備え、前記省燃費運転教示装置と前記情報センタとが互いにデータ通信可能に構成されていることを特徴とする省燃費運転教示システム。
  18. 請求項17に記載の省燃費運転教示システムにおいて、
    前記情報センタは、新たな省燃費走行領域情報が提供可能となった場合にはその旨を前記省燃費運転教示装置に通知することを特徴とする省燃費運転教示システム。
  19. 請求項17または請求項18に記載の省燃費運転教示システムにおいて、
    前記情報センタは、提供可能な省燃費走行領域情報の何れかが更新された場合にはその旨を前記省燃費運転教示装置に通知することを特徴とする省燃費運転教示システム。
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