JP4882943B2 - サイドドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のサイドドアにビームリインフォースが設けられたサイドドア構造に関する。
サイドドア構造としては、車両のサイドドア内に車両前後方向へ延伸されたインパクトバー(ビームリインフォース)が設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
ここで、このようなサイドドア構造では、車両の側面衝突時にインパクトバーの車両後側部分が車室内に侵入することを抑制して、インパクトバーの車両後側部分に車幅方向において対向する乗員の上半身を保護できるのが好ましい。
特開平10−250512号公報
本発明は、上記事実を考慮し、車両の側面衝突時にビームリインフォースの車両後側部分が車室内に侵入することを抑制できるサイドドア構造を得ることが目的である。
請求項1に記載のサイドドア構造は、車両の側面に設けられたサイドドアと、前記サイドドアに設けられ、車両前後方向へ延伸されて前記サイドドアを補強すると共に、車両前側の第1ビームと車両後側の第2ビームとに分割されたビームリインフォースと、前記ビームリインフォースの車両前側部分に設けられると共に、前記第1ビームと前記第2ビームとを連結し、前記サイドドアに結合された前結合部材と、前記ビームリインフォースの車両後側部分に設けられ、前記サイドドアに結合された後結合部材と、前記ビームリインフォースに車両前側から入力する荷重を前記第1ビームから前記第2ビームへ伝達可能にされた荷重伝達手段と、を備えている。
請求項2に記載のサイドドア構造は、請求項1に記載のサイドドア構造において、前記荷重伝達手段は、前記第1ビームの車両後側部分に設けられ、前記第2ビームに挿入可能にされた第1挿入部と、前記第1ビームの車両前側部分に設けられ、前記ビームリインフォースに車両前側から荷重が入力した際に前記第2ビームに当接可能にされた第1当接部と、を有することを特徴としている。
請求項3に記載のサイドドア構造は、請求項2に記載のサイドドア構造において、前記第1挿入部と前記第1当接部とを一体成形したことを特徴としている。
請求項4に記載のサイドドア構造は、請求項1に記載のサイドドア構造において、前記荷重伝達手段は、前記第1ビーム及び第2ビームの何れか一方に設けられ、前記第1ビーム及び第2ビームの何れか他方に挿入可能にされた第2挿入部と、前記第1ビーム及び第2ビームの何れか他方内に設けられ、前記ビームリインフォースに車両前側から荷重が入力した際に前記第2挿入部と当接可能にされた第2当接部と、を有することを特徴としている。
請求項5に記載のサイドドア構造は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のサイドドア構造において、前記第2ビームに設けられると共に、前記後結合部材に結合され、前記第2ビームの回動を支持可能にされた支持部材を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載のサイドドア構造では、車両の側面に設けられたサイドドアにビームリインフォースが設けられており、ビームリインフォースは、車両前後方向へ延伸されて、サイドドアを補強している。また、ビームリインフォースの車両前側部分に設けられた前結合部材がサイドドアに結合されると共に、ビームリインフォースの車両後側部分に設けられた後結合部材がサイドドアに結合されている。
ここで、ビームリインフォースが車両前側の第1ビームと車両後側の第2ビームとに分割されると共に、前結合部材が第1ビームと第2ビームとを連結しており、ビームリインフォースに車両前側から入力する荷重を荷重伝達手段が第1ビームから第2ビームへ伝達可能にされている。
このため、車両の前面衝突時には、ビームリインフォースが衝突荷重を車両後側へ伝達することができる。
また、車両の側面衝突時には、ビームリインフォースが第1ビームと第2ビームとの分割部分において曲がることができる。このため、ビームリインフォースの車両後側部分が車室内に侵入することを抑制できる。
請求項2に記載のサイドドア構造では、第1ビームの車両後側部分に設けられた第1挿入部が第2ビームに挿入可能にされており、ビームリインフォースに車両前側から荷重が入力した際には、第1ビームの車両前側部分に設けられた第1当接部が第2ビームに当接可能にされている。このため、車両の前面衝突時にはビームリインフォースが衝突荷重を車両後側へ伝達することができると共に、車両の側面衝突時にはビームリインフォースが第1ビームと第2ビームとの分割部分において曲がることができる。
請求項3に記載のサイドドア構造では、第1挿入部と第1当接部とが一体成形されている。このため、部品点数を削減することができる。
請求項4に記載のサイドドア構造では、第1ビーム及び第2ビームの何れか一方に設けられた第2挿入部が第1ビーム及び第2ビームの何れか他方に挿入可能にされると共に、第1ビーム及び第2ビームの何れか他方内に第2当接部が設けられており、ビームリインフォースに車両前側から荷重が入力した際には、第2挿入部と第2当接部とが当接可能にされている。このため、車両の前面衝突時にはビームリインフォースが衝突荷重を車両後側へ伝達することができると共に、車両の側面衝突時にはビームリインフォースが第1ビームと第2ビームとの分割部分において曲がることができる。
請求項5に記載のサイドドア構造では、第2ビームに設けられた支持部材が後結合部材に結合されており、支持部材が第2ビームの回動を支持可能にされている。このため、車両の側面衝突時には、ビームリインフォースが第1ビームと第2ビームとの分割部分において良好に曲がることができる。
[第1の実施の形態]
図9には、本発明のサイドドア構造が適用されて構成された第1の実施の形態に係るサイドドア10が車両左方から見た側面図にて示されており、図10には、サイドドア10が上方から見た平面図にて示されている。なお、図面では、車両前方を矢印FRで示し、車幅方向外方(車両右方)を矢印OUTで示し、上方を矢印UPで示す。
本実施の形態に係るサイドドア10は、車両の側面(図面では右側面)に閉じられた状態で設けられており、サイドドア10は、開閉可能にされて、車室12内を開閉可能にされている。
サイドドア10の車両前側及び車両後側には、図示しない一対のピラー(フロントピラー、センタピラー及びリヤピラーの何れか2つ)が設けられており、一対のピラーは、車両の骨格(フレーム)を構成して、サイドドア10の車両前側端及び車両後側端に沿って上下方向に延伸されている。
車室12内には、図示しないシート(例えば運転席)が設けられており、シートの前側は、車両前側に向けられている。シートには、乗員14(図面では運転手)が車両前側を向いて着座しており、乗員14の上半身は、サイドドア10の車両後側端部の車幅方向内側に配置される。
サイドドア10の上側部分は、窓部16にされており、窓部16には、透明な窓部材(ガラス)が設けられている。
サイドドア10の下側部分は、本体部18にされており、本体部18には、車両外側の板状のアウタパネル20と、車両内側の板状のインナパネル22と、が設けられている。アウタパネル20とインナパネル22との車両前側端、車両後側端及び下端は互いに結合されており、本体部18内(アウタパネル20とインナパネル22との間)には空間が形成されている。
図12(A)及び図12(B)に詳細に示す如く、インナパネル22には、外周を除く部分において、配置部としての配置凹部24が形成されており、配置凹部24は車幅方向内側に凹んでいる。インナパネル22には、配置凹部24の上端部において、ベルトライン部26が設けられており、ベルトライン部26は、車両前後方向へ延伸されている。
図9に示す如く、インナパネル22の配置凹部24内には、下部において、略円管状のビームリインフォース28(インパクトビーム)が設けられており、ビームリインフォース28は、車両前後方向へ延伸されている。ビームリインフォース28の車両前側端部及び車両後側端部には、それぞれ板状のフロントブラケット30及び板状のリヤブラケット32が設けられており、フロントブラケット30及びリヤブラケット32には、それぞれ結合凹部34が形成されている。フロントブラケット30及びリヤブラケット32の結合凹部34は、車幅方向外側に凹んでおり、ビームリインフォース28の車両前側端部及び車両後側端部が、それぞれ、車幅方向外側部分においてフロントブラケット30及びリヤブラケット32の結合凹部34に嵌合されて、上端及び下端においてフロントブラケット30及びリヤブラケット32にアーク溶接によって溶接(接合)されることで、ビームリインフォース28の車両前側端部及び車両後側端部にそれぞれフロントブラケット30及びリヤブラケット32が結合されている。フロントブラケット30及びリヤブラケット32はインナパネル22にスポット溶接によって溶接(接合)されており、これにより、ビームリインフォース28がインナパネル22に結合されている。ビームリインフォース28はアウタパネル20及びインナパネル22に比し剛性を高くされており、これにより、ビームリインフォース28が本体部18(インナパネル22)ひいてはサイドドア10を補強している。
図9、図12(A)及び図12(B)に示す如く、インナパネル22の配置凹部24内には、上端部のベルトライン部26において、略円管状のビームリインフォース36(インパクトビーム)が設けられており、ビームリインフォース36は、車両前後方向へ延伸されている。ビームリインフォース36の車両前側端部及び車両後側端部には、それぞれ前結合部材としての板状のフロントブラケット38及び後結合部材としての板状のリヤブラケット40が設けられており、フロントブラケット38及びリヤブラケット40には、結合部としてのそれぞれ結合凹部42が形成されている。フロントブラケット38及びリヤブラケット40の結合凹部42は、車幅方向外側に凹んでおり、ビームリインフォース36の車両前側端部及び車両後側端部が、それぞれ、車幅方向外側部分においてフロントブラケット38及びリヤブラケット40の結合凹部42に嵌合されて、上端及び下端においてフロントブラケット38及びリヤブラケット40にアーク溶接によって溶接(接合)されることで、ビームリインフォース36の車両前側端部及び車両後側端部にそれぞれフロントブラケット38及びリヤブラケット40が結合されている。フロントブラケット38及びリヤブラケット40はインナパネル22にスポット溶接によって溶接(接合)されており、これにより、ビームリインフォース36がインナパネル22に結合されている。ビームリインフォース36はアウタパネル20及びインナパネル22に比し剛性を高くされており、これにより、ビームリインフォース36が本体部18(インナパネル22)ひいてはサイドドア10を補強している。
図1及び図3に示す如く、ビームリインフォース36は、フロントブラケット38への結合部分(車両前側端部)において、車両前側の第1ビームとしてのフロントビーム44と、車両後側の第2ビームとしてのリヤビーム46と、に分割されており、フロントビーム44とリヤビーム46とは、それぞれ、車幅方向外側部分においてフロントブラケット38の結合凹部42に嵌合されて、上端及び下端においてフロントブラケット38にアーク溶接によって溶接されることで、フロントブラケット38によって連結されている。
フロントビーム44の車両前側部分(図1の領域Xの部分)には、荷重伝達手段を構成する第1当接部48が設けられており、第1当接部48は、長円管状にされて、径が上下方向へ長く車幅方向へ短くされている。フロントビーム44の車両後側部分(図1の領域Yの部分)には、荷重伝達手段を構成する第1挿入部50が設けられており、第1挿入部50は、略円管状にされている。第1当接部48と第1挿入部50とは一体成形されており、第1当接部48は円管状部材の一側部分が潰されて形成されると共に、第1挿入部50は当該円管状部材の他側部分の潰されない部分にされている。これにより、図5(A)及び図5(B)に詳細に示す如く、第1当接部48の長径xは第1挿入部50の径y以上にされている。
リヤビーム46(図1の領域Zの部分)は、円管状にされている。図5(A)、図5(B)及び図5(C)に詳細に示す如く、リヤビーム46の径zは、第1当接部48の長径x以下にされると共に、第1挿入部50の径yに比し大きくされており、リヤビーム46の車両前側端内には、第1挿入部50の車両後側端が挿入されている。
図6〜図8に示す如く、ビームリインフォース36(リヤビーム46)には、リヤブラケット40への結合部分(車両後側端部)において、支持部材としての中実円軸状の支持棒52が設けられており、支持棒52はビームリインフォース36を上下方向へ貫通している。リヤブラケット40には、結合凹部42の上側及び下側において、支持部としての支持凹部54が形成されており、支持凹部54は車幅方向外側へ凹んでいる。支持棒52は、車幅方向外側部分において支持凹部54に嵌合されて、車両前側端及び車両後側端においてリヤブラケット40にアーク溶接によって溶接(接合)されており、これにより、支持棒52がリヤブラケット40に結合(支持)されている。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
以上の構成のサイドドア10では、本体部18内(インナパネル22の配置凹部24内)にビームリインフォース28及びビームリインフォース36が配置されて、サイドドア10(本体部18)が補強されている。
ここで、ビームリインフォース36では、フロントブラケット38への結合部分(車両前側端部)においてフロントビーム44とリヤビーム46とに分割されており、フロントビーム44の第1挿入部50がリヤビーム46内に挿入されている。
図2に示す如く、車両の前面衝突時には、ビームリインフォース36に車両前側から衝突荷重が入力されて、フロントビーム44が車両後側へ移動されることで、フロントビーム44の第1挿入部50全体がリヤビーム46内に挿入されて、フロントビーム44の第1当接部48の車両後側端がリヤビーム46の車両前側端に当接される。このため、フロントビーム44からリヤビーム46へ車両前側からの衝突荷重を伝達できて、ビームリインフォース36が衝突荷重をサイドドア10の車両前側のピラーからサイドドア10の車両後側のピラーへ伝達することができる。
図4及び図11に示す如く、例えば衝突相手56(特に下端が地面に固定されたポール)に対する車両の側面衝突時(図面では右側面衝突時)には、ビームリインフォース36に車両側方(車幅方向外側)から衝突荷重が入力されて、フロントビーム44の第1挿入部50がリヤビーム46内から離脱されることで、ビームリインフォース36が車両前側端部のフロントビーム44とリヤビーム46との分割部分で曲げられる(屈曲される)。このため、ビームリインフォース36が曲げられることなく車幅方向内側へ平行移動することが抑制されると共に、ビームリインフォース36が乗員14の上半身から車両前側へ大きく離間した車両前側端部で曲げられることで、ビームリインフォース36の車両後側部分が車室12内に侵入して乗員14の上半身(特に肩部や胸部)に干渉することを抑制でき(乗員14の上半身のスペースを確保でき)、乗員14を保護することができる。
しかも、車両の側面衝突時には、リヤビーム46が車両後側端部の支持棒52によって支持されつつ回動される。このため、ビームリインフォース36が車両前側端部のフロントビーム44とリヤビーム46との分割部分で良好に曲げられることで、ビームリインフォース36の車両後側部分が車室12内に侵入して乗員14の上半身に干渉することを良好に抑制できる。
以上により、車両の前面衝突時にビームリインフォース36が車両前側からの衝突荷重を車両後側へ良好に伝達するためにビームリインフォース36の剛性を高くしても、車両の側面衝突時にはビームリインフォース36が乗員14の上半身に干渉することを抑制できる。
また、フロントビーム44では、第1挿入部50と第1当接部48とが一体成形されている。このため、部品点数を削減することができる。
[第2の実施の形態]
図13には、本発明のサイドドア構造が適用されて構成された第2の実施の形態に係るサイドドア70の主要部が車両前斜め左方から見た斜視図にて示されており、図15には、サイドドア70の主要部が上方から見た平面図にて示されている。
本実施の形態に係るサイドドア70は、上記第1の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るサイドドア70では、本体部18内(インナパネル22の配置凹部24内)におけるビームリインフォース36のフロントビーム44(図13の領域Xの部分)が、矩形管状にされている。フロントビーム44は、車幅方向外側部分において、フロントブラケット38の結合凹部42に嵌合されており、フロントビーム44の車両後側端部及びフロントブラケット38に荷重伝達手段を構成する第2当接部としてのボルト72が車幅方向へ貫通されて、ボルト72及びナット74が締結されることで、フロントビーム44がフロントブラケット38に結合されている。
ビームリインフォース36のリヤビーム46(図13の領域Zの部分)は、車幅方向外側部分においてフロントブラケット38の結合凹部42に嵌合されて、上端及び下端においてフロントブラケット38にアーク溶接によって溶接されている。
これにより、フロントビーム44とリヤビーム46とがフロントブラケット38によって連結されている。
リヤビーム46の車両前側端は、荷重伝達手段を構成する第2挿入部76にされており、図17(A)及び図17(B)に示す如く、第2挿入部76はフロントビーム44内に挿入可能な径にされている。第2挿入部76はフロントビーム44の車両後側端内に挿入されており、第2挿入部76はボルト72に車両前後方向において対向されている。
ここで、図14に示す如く、車両の前面衝突時には、ビームリインフォース36に車両前側から衝突荷重が入力されて、フロントビーム44が車両後側へ移動されることで、フロントビーム44内にリヤビーム46の第2挿入部76全体が挿入されて、フロントビーム44のボルト72がリヤビーム46の車両前側端に当接される。このため、フロントビーム44からリヤビーム46へ車両前側からの衝突荷重が伝達される。
図16に示す如く、例えば衝突相手56に対する車両の側面衝突時(図面では右側面衝突時)には、ビームリインフォース36に車両側方(車幅方向外側)から衝突荷重が入力されて、フロントビーム44内からリヤビーム46の第2挿入部76が離脱されることで、ビームリインフォース36が車両前側端部のフロントビーム44とリヤビーム46との分割部分で曲げられる(屈曲される)。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、本実施の形態では、フロントビーム44をフロントブラケット38にボルト72及びナット74の締結によって結合した構成としたが、これと共に、フロントビーム44をフロントブラケット38にアーク溶接によって溶接した構成としてもよい。
また、本実施の形態では、フロントビーム44内にリヤビーム46を挿入すると共に、フロントビーム44内にボルト72をリヤビーム46と当接可能に配置した構成としたが、フロントビーム44をリヤビーム46内に挿入すると共に、リヤビーム46内にボルト72をフロントビーム44と当接可能に配置した構成としてもよい。
[第3の実施の形態]
図18には、本発明のサイドドア構造が適用されて構成された第3の実施の形態に係るサイドドア90の主要部が車両左方から見た側面図にて示されており、図19には、サイドドア90の主要部が車両前斜め左方から見た斜視図にて示されている。
本実施の形態に係るサイドドア90は、上記第1の実施の形態又は第2の実施の形態と、ほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
本実施の形態に係るサイドドア90では、本体部18内(インナパネル22の配置凹部24内)におけるビームリインフォース36(リヤビーム46)の車両後側端部に、上記第1の実施の形態又は第2の実施の形態における支持棒52に代えて、支持部材としてのL字形中実円軸状の支持棒92が一対設けられている。図20(A)にも示す如く、一対の支持棒92の一側部分は、それぞれビームリインフォース36の上端及び下端を上下方向へ貫通している。
図20(B)にも示す如く、リヤブラケット40には、結合凹部42の上側及び下側において、上記第1の実施の形態又は第2の実施の形態における支持凹部54に代えて、支持部としての支持凹部94が形成されており、支持凹部94は車幅方向外側へ凹んでいる。支持棒92の他側部分は、車幅方向外側部分において支持凹部94に嵌合されて、上端及び下端においてリヤブラケット40にアーク溶接によって溶接(接合)されており、これにより、一対の支持棒92がリヤブラケット40に結合(支持)されている。
ここで、例えば衝突相手56に対する車両の側面衝突時(図面では右側面衝突時)には、リヤビーム46が車両後側端部の一対の支持棒92によって支持されつつ回動されることで、ビームリインフォース36が車両前側端部のフロントビーム44とリヤビーム46との分割部分で良好に曲げられる。
このため、本実施の形態でも、上記第1の実施の形態又は第2の実施の形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
なお、上記第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、ビームリインフォース36の車両前側端部及び車両後側端部にそれぞれ結合したフロントブラケット38及びリヤブラケット40をインナパネル22に結合することでビームリインフォース36をインナパネル22に結合した構成としたが、ビームリインフォース36の車両前側端部や車両後側端部をインナパネル22にアーク溶接等によって結合することでビームリインフォース36をインナパネル22に結合した構成としてもよい。
また、上記第1の実施の形態〜第3の実施の形態では、本発明をビームリインフォース36に適用した構成としたが、本発明をビームリインフォース28に適用した構成としてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアの車両の前面衝突時における上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアの車両の側面衝突時における上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す上方から見た平面図である。 (A)〜(C)は、本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す車両前方から見た断面図であり、(A)は、当該ビームリインフォースのフロントビームの第1当接部の図であり、(B)は、当該ビームリインフォースのフロントビームの第1挿入部の図であり、(C)は、当該ビームリインフォースのリヤビームの図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両後側端部を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両後側端部を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両後側端部を示す車両後方から見た断面図(図6の8−8線断面図)である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアを示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアを示す上方から見た平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアにおける車両の側面衝突時を示す上方から見た平面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第1の実施の形態に係るサイドドアのインナパネルを示す図であり、(A)は、上方から見た平面図であり、(B)は、車両左方から見た側面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサイドドアの車両の前面衝突時における上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す上方から見た平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサイドドアの車両の側面衝突時における上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す上方から見た平面図である。 (A)及び(B)は、本発明の第2の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両前側端部を示す車両前方から見た正面図であり、(A)は、当該ビームリインフォースのフロントビームの図であり、(B)は、当該ビームリインフォースのリヤビームの第2挿入部の図である。 本発明の第3の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両後側端部を示す車両左方から見た側面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両後側端部を示す車両前斜め左方から見た斜視図である。 (A)及び(B)は、本発明の第3の実施の形態に係るサイドドアにおける上側のビームリインフォースの車両後側端部を示す車両後方から見た断面図であり、(A)は、図18のA−A線断面図であり、(B)は、図18のB−B線断面図である。
符号の説明
10 サイドドア(サイドドア構造)
36 ビームリインフォース
38 フロントブラケット(前結合部材)
40 リヤブラケット(後結合部材)
44 フロントビーム(第1ビーム)
46 リヤビーム(第2ビーム)
48 第1当接部
50 第1挿入部
52 支持棒(支持部材)
70 サイドドア(サイドドア構造)
72 ボルト(第2当接部)
76 第2挿入部
90 サイドドア(サイドドア構造)
92 支持棒(支持部材)

Claims (5)

  1. 車両の側面に設けられたサイドドアと、
    前記サイドドアに設けられ、車両前後方向へ延伸されて前記サイドドアを補強すると共に、車両前側の第1ビームと車両後側の第2ビームとに分割されたビームリインフォースと、
    前記ビームリインフォースの車両前側部分に設けられると共に、前記第1ビームと前記第2ビームとを連結し、前記サイドドアに結合された前結合部材と、
    前記ビームリインフォースの車両後側部分に設けられ、前記サイドドアに結合された後結合部材と、
    前記ビームリインフォースに車両前側から入力する荷重を前記第1ビームから前記第2ビームへ伝達可能にされた荷重伝達手段と、
    を備えたサイドドア構造。
  2. 前記荷重伝達手段は、
    前記第1ビームの車両後側部分に設けられ、前記第2ビームに挿入可能にされた第1挿入部と、
    前記第1ビームの車両前側部分に設けられ、前記ビームリインフォースに車両前側から荷重が入力した際に前記第2ビームに当接可能にされた第1当接部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のサイドドア構造。
  3. 前記第1挿入部と前記第1当接部とを一体成形したことを特徴とする請求項2記載のサイドドア構造。
  4. 前記荷重伝達手段は、
    前記第1ビーム及び第2ビームの何れか一方に設けられ、前記第1ビーム及び第2ビームの何れか他方に挿入可能にされた第2挿入部と、
    前記第1ビーム及び第2ビームの何れか他方内に設けられ、前記ビームリインフォースに車両前側から荷重が入力した際に前記第2挿入部と当接可能にされた第2当接部と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のサイドドア構造。
  5. 前記第2ビームに設けられると共に、前記後結合部材に結合され、前記第2ビームの回動を支持可能にされた支持部材を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項記載のサイドドア構造。
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