JP4882658B2 - 包装箱、及び包装箱の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱、及び包装箱の製造方法に関する。
従来より、包装箱の作製方法の一つとして、例えば、一枚の段ボールシートにフレキソ印刷を施し、型抜き(折り目付けも含む)を行った後、組み立てる工法がある。
このような包装箱は、フレキソ印刷による画像と型抜きとが同期していないと、組み立てた後の包装箱の外周面に所望の位置に画像が形成されていない状態、即ち画像ズレ(印刷ズレ)が生じることとなる。これは、フレキソ印刷自体がズレたり、型抜きがズレることに起因する。
このため、印刷ズレが生じた包装箱か否かを検査するために、例えば、特許文献1では、印刷工程で段ボール箱に印刷された4箇所のバーコードを自動で俊敏に検査するバーコード印刷自動検査装置が提案されている。また、特許文献2では、カメラで検査対象物を監視し、予め登録した基準画像と比較し良否を判定する検査装置が提案されている。
特開平08−137981号公報 特開平11−230728号公報
しかし、上記提案では、計測器や治具など大掛かりな設備投資が必要であり、簡便で低廉な検査可能な方法が求められている。
そこで、本発明の課題は、上記問題を鑑み、簡便且つ低廉で画像ズレを検査可能な包装箱、及び包装箱の製造方法を供することである。
上記課題は、以下の手段により解決される。即ち、
請求項1に係る発明は、
胴板から形成される筒状胴部と、
前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第1塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第1塞片と、
前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第2塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられ、前記第1塞片と一部重複又は非重複させて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第2塞片と、
少なくとも前記筒状胴部の外周面に形成された画像と、
前記第1塞片の露出面に形成された第1基準印、及び前記第2塞片の露出面に形成された第2基準印を含む基準印対であって、前記画像と同時に形成された基準印対と、
を有することを特徴とする包装箱である。
請求項2に係る発明は、
前記基準印対で、少なくとも一つの形状又は文字を構成していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱である。
請求項に係る発明は、
前記画像が、少なくとも第1色及び第2色により形成され、
且つ前記基準印対が、前記第1色と同色で形成された第1基準印対と前記第2色と同色で形成された第2基準印対とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱である。
請求項に係る発明は、
前記第1基準印対と前記第2基準印対とは重ねられて形成されていることを特徴とする請求項に記載の包装箱である。
請求項に係る発明は、
前記第1塞片と前記第2塞片とは、包装箱底面の少なくとも一部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱である。
請求項に係る発明は、
胴板から形成される筒状胴部と、
前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第1塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第1塞片と、
前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第2塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられ、前記第1塞片と一部重複又は非重複させて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第2塞片と、
少なくとも前記筒状胴部の外周面に形成された画像と、
前記第1塞片の露出面に形成された第1基準印、及び前記第2塞片の露出面に形成された第2基準印を含む基準印対と、
を有する包装箱の製造方法であって、
一枚の基板を準備する基板準備工程と、
前記基板に前記画像を形成する画像形成工程と、
前記基板に前記基準印対を形成する基準印対形成工程であって、前記画像形成工程と同時に行われる基準印対形成工程と、
前記板状体を型抜きし、少なくとも前記胴板、第1塞片及び第2塞片を含む展開基板を形成する展開基板形成工程と、
前記型抜きされた展開基板を箱状に組み立てる組み立て工程と、
を有することを特徴とする包装箱の製造方法である。
請求項に係る発明は、
前記基準印対形成工程において、前記第1塞片及び前記第2塞片が前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも一部を塞いだ状態で、少なくとも一つの形状又は文字を構成するように前記基準印対を形成することを特徴とする請求項に記載の包装箱の製造方法である。
請求項に係る発明は、
前記画像形成工程は、第1色で第1画像を形成する第1画像形成工程と、第2色で第2画像を形成する第2画像形成工程と、を少なくとも有し、
且つ前記基準印対形成工程は、前記第1色と同色で第1基準印対を形成する第1基準印対形成工程と、前記第2色と同色で第2基準印対を形成する第2基準印形成工程と、を有する、
請求項に記載の包装箱の製造方法である。
請求項に係る発明は、
前記第1基準印対と前記第2基準印対とは重ねて形成することを特徴とする請求項に記載の包装箱の製造方法である。
請求項10に係る発明は、
前記組み立て工程が行われた後、前記基準印対における基準印間の位置によって包装箱の良品か否かの判定を行う判定工程をさらに有することを特徴とする請求項に記載の包装箱の製造方法である。
本発明によれば、簡便且つ低廉で画像ズレを検査可能な包装箱、及び包装箱の製造方法を供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、実質的に同一の機能を有する部材には、全図面を通して同じ符号を付与し、重複する説明は省略することがある。
図1は、実施形態に係る包装箱を示す概略斜視図である。図2は、実施形態に係る包装箱を示す底面図である。図3は、実施形態に係る包装箱の印刷面側の概略展開図である。
なお、図3に示される実線は所謂切取線を意味し、実線をはさんで隣接する構成要素同士は連接されておらず切り離されている。また、図2に示される一点鎖線は所謂折目線(罫線)を意味し、一点鎖線をはさんで隣接する構成要素同士は連接されている。また、印刷面とは、包装箱が組み立てられた状態で外側になる面をいい、この面にディスプレイ効果を持たせるための印刷が施される面である。
実施形態に係る包装箱100は、図1〜3に示すように、胴板16を折り曲げて形成された断面四角状の筒状胴部17と、筒状胴部17底面の開口を塞ぐ底板25と、筒状胴部17上面の開口を塞ぐ蓋板34と、を備える。これらの構成要素は、後述する各構成要素も含め、段ボールシート、プラスチックシート等の一枚の板から型取りされ、一体的に形成された展開基板62で構成されている。
筒状胴部17、4つの第1平板11、第2平板12、第3平板13及び第4平板14と、一つの糊しろ板15とを有する一枚の胴板16で構成している。また、第1平板11と第2平板12とは折り目A11を介して連接されている。第2平板12と第3平板13とは折り目A12を介して連接されている。第3平板13と第4平板14とは折り目A13を介して連接されている。第4平板14と糊しろ板15とは折り目A14を介して連接されている。
これら、第1平板11〜第4平板14、及び糊しろ板15は、各折り目に沿って、裏面(印刷面とは反対面)を内側に、かつ、隣接する板が互いに直交するように折り曲げられる。そして、糊しろ板15の印刷面側を第1平板11の裏面に貼り合せて、断面四角状の筒状胴部17を構成している。
また、第1平板11の長手方向の一端(筒状胴部17底面を構成する一端)には、折り目A15を介して第1底片21(塞片)が連接され、他端(筒状胴部17上面を構成する一端)には折り目A16を介して上片31が連接されている。
第2平板12の長手方向の一端(筒状胴部17底面を構成する一端)には、折り目A17を介して第2底片22(塞片)が連接され、他端(筒状胴部17上面を構成する一端)には折り目A18を介して止め片32が連接されている。
第3平板13の長手方向の一端(筒状胴部17底面を構成する一端)には、折り目A19を介して第3底片23(塞片)が連接されて、他端(筒状胴部17上面を構成する一端)には折り目A20を介して上片33が連接されている。
第4平板14の長手方向の一端(筒状胴部17底面を構成する一端)には、折り目A21を介して第4底片24(塞片)が連接されて、他端(筒状胴部17上面を構成する一端)には折り目A22を介して蓋板34が連接されている。
また、底板25は、第1底片21〜第4底片24を隣合う片同士を互いに一部重複させて構成されている。
具体的には、各底片を裏面側に90度折り曲げつつ、第1底片21の角部がその隣合う第2底片の角部の裏面内側へ入り込ませて、第1底片21の角部と第2底片22の角部を重複させている。また、同様に、第2底片22の他方の角部がその隣合う第3底片の角部の裏面内側へ入り込ませて、第2底片22の他方の角部と第3底片23の角部を重複させている。また、同様に、第3底片23の他方の角部がその隣合う第4底片の角部の裏面内側へ入り込ませて、第3底片23の他方の角部と第4底片24の角部を重複させている。また、同様にして、第4底片24の他方の角部がその隣合う第1底片の他方の角部の裏面内側へ入り込ませて、第4底片24の他方の角部と第1底片21の他方の角部を重複させている。
このようにして、第1底片21〜第4底片24により底板25は構成され、当該底板25によって筒状胴部17底面の開口を塞いでいる。
また、蓋板34は、連接する第4平板14とは反対側の他端側に折り目A23を介して舌片34Aが連接されている。折り目A23の中央には、当該折り目A23に沿って止め片32が差し込み可能な止め孔34Bが設けられている。
一方、止め片32は、中央に第2平板12の端辺(止め片32の連接側端辺)に沿って折れ目A24が設けられている。止め片32は、折り目A18に沿って一旦第2平板12の外側に折り曲げられ、止め片32の先端32Aの止め孔34Bへの差し込みが容易に行える構成とされている。
蓋板34は、被収納物が筒状胴部17内に収納した状態で、折り目A22に沿って、裏面を内側にして第4平板14と直交するように折り曲げられて、筒状胴部17上面の開口を塞ぐ。この際、蓋板34よりも先に、各上片31、33は、折り目A16、折り目20に沿って裏面を内側にして各第1平板11及び第3平板13と直交するように折り曲げられて、蓋板34の裏面側に位置させる。
また、蓋板34と連接される舌片34Aも、折り目A23に沿って裏面を内側にして蓋板34と直交するように折り曲げられて、第1平板11の裏面側へ位置させる。
そして、止め片32は、折り目A24に沿って裏面を内側にして第2平板12と直交するように折り曲げられ、止め片32の先端32Aが止め孔34Bへ差し込まれる。
以上のような構成の包装箱100は、その筒状胴部17、即ち第1平板〜第4平板14の外周面(印刷面)、に、ディスプレイ効果を持たせるため画像30が印刷が施されている。それと共に、底板25を構成する各底片、には、それぞれ基準マークが印刷されている。
具体的には、第1基準マーク41は、組み立て後の第1底片21の露出面、即ち、第2底片22の角部との非重複面であって、当該第2底片22との境界に印刷にされている。
第2基準マーク42は、組み立て後の第2底片22の露出面、即ち、第3底片23の角部との非重複面であって、当該第3底片との境界に印刷にされている。
第3基準マーク43は、組み立て後の第3底片23の露出面、即ち、第4底片24の角部との非重複面であって、当該第4底片との境界に印刷にされている。
第4基準マーク44は、組み立て後の第4底片24の露出面、即ち、第1底片21の角部との非重複面であって、当該第1底片との境界に印刷にされている。
そして、第1基準マーク41と第4基準マーク44とが対(以降、第1基準マーク対51と称する)をなし、組み立て後の底面で互いの底片を境に亘って、当該第2基準マーク対52により線形状をなし印刷されている。
一方、第2基準マーク42と第3基準マーク43とが対(以降、第2基準マーク対52と称する)をなし、組み立て後の底面で互いの底片を境に亘って、当該第2基準マーク対52により線形状をなし印刷されている。
次に、本実施形態に係る包装箱100の製造方法について図4を参照しつつ説明する。図4は、実施形態に係る包装箱の製造過程を示す概略工程図である。
まず、図4(A)に示すように、例えば、所定の大きさの段ボールシート61を準備する。
次に、図4(B)に示すように、例えば、フレキソ印刷により、同時に所定の位置に画像31、及び第1基準マーク41〜第4基準マーク44を同時に印刷する。これにより、画像31と第1基準マーク41〜第4基準マーク44とは同期、即ち所定の位置関係で印刷され、画像32がズレて印刷されれば、第1基準マーク41〜第4基準マーク44も同じズレ量で印刷される。なお、本実施形態では、1色刷りを想定して記載している。
ここで、フレキソ印刷とは、ゴム、樹脂などの弾性物質からなる版と液状インキを用いる凸版印刷方式の印刷方法である。なお、画像31や第1基準マーク41〜第4基準マーク44は、フレキソ印刷に限られず、例えば、インクジェット方式によって形成されてもよい。
次に、図4(B)に示すように、例えば、印刷が施された段ボールシート61に対して、その上面側から型抜き器を押し付けて、包装箱100の上記各要素が含まれた展開基板62を型抜きする。ここで、各折り目付けも施される。
なお、上記画像31や第1基準マーク41〜第4基準マーク44の印刷後に、型抜きを行った説明をしているが、型抜きされた展開基板62に、上記画像31や第1基準マーク41〜第4基準マーク44の印刷を施してもよい。
次に、図4(D)に示すように、まず、第1平板11〜第4平板14、及び糊しろ板15は、各折り目に沿って折り曲げ、糊しろ板15の印刷面側を第1平板11の裏面に貼り合せて組み立てる。なお、通常は、この状態で出荷される。
そして、第1底片21〜第4底片24を組み立て、底板25を形成する。そして、被包装物を収納した後、上板31、33を折り曲げると共に、蓋板34を折り曲げ、舌片34Aが第1平板11裏面側へ位置するように入れ込み、当該蓋板34により筒状胴部17上面の開口を塞ぐ。最後に、止め片32の先端32Aを折り曲げ、止め孔34Bへ差し込む。
ここで、第1底片21〜第4底片24を組み立て、底板25を形成した後、画像13と型抜きとが同期している、即ち、画像31ズレが生じず正常な場合には、第1基準マーク対51、及び第2基準マーク対52は、それぞれ所定の線状をなしている(図2参照)。
一方、型抜きされた展開基板62に対して、A方向(図3参照)に画像30がズレている場合には、図5(A)に示すように線状をなした第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52の形が崩れて、即ち基準マーク対の各基準マーク間の位置関係がズレて目視される。
また、型抜きされた展開基板62に対して、B方向(図3参照)に画像31がズレている場合には、図5(B)に示すように線状をなした第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52の形が崩れて、即ち基準マーク対の各基準マーク間の位置関係がズレて目視される。
また、型抜きされた展開基板62に対して、C方向(図3参照)に画像31がズレている場合には、図5(C)に示すように線状をなした第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52の形が崩れて、即ち基準マーク対の各基準マーク間の位置関係がズレて目視される。
また、型抜きされた展開基板62に対して、D方向(図3参照)に画像31がズレている場合には、図5(D)に示すように線状をなした第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52の形が崩れて、即ち基準マーク対の各基準マーク間の位置関係がズレて目視される。
このように、目視にて、画像31と型抜きとが同期しているか否か、即ち、画像31ズレが生じているか否かを判定される。即ち、包装箱100の良品から否かが判定される。
以上説明した本実施形態に係る包装箱100では、所定の位置に基準マーク対を設けることで、この対の基準マーク対の位置関係を目視することで、例えば、フレキソ印刷自体がズレたり、型抜きがズレることに起因する画像ズレ(印刷ズレ)を、簡便且つ低廉で検査可能となる。
また、基準マーク対が、所望の形状(本実施形態では線状)をなすことで、対の各マークの位置関係がズレると、その所望の形状や文字等が崩れるので、画像ズレ(印刷ズレ)をより簡便で迅速に検査可能となる。
なお、本実施形態では、基準マーク対で線状をなすように印刷したが、これに限られず、例えば、円状、四角状、三角状などでもよい。また、卍、+、アルファベット、ひらがな、等の文字であってもよい。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態に係る包装箱を示す概略斜視図である。図7は、第2実施形態に係る包装箱を示す底面図である。図8は、第2実施形態に係る包装箱の印刷面側の概略展開図である。
第2実施形態に係る包装箱102は、図6〜図8に示すように、2色刷りで画像、基準マーク対が形成された形態である。具体的には、第1実施形態と同様に、例えば、フレキソ印刷により、筒状胴部17を構成する第1平板11〜第2平板12の印刷面に画像31と共に、画像31と同色で第1基準マーク対51と第2基準マーク対52とが印刷されている。但し、第1基準マーク対51と第2基準マーク対52は、それぞれ+状となすように印刷されている。
これに加え、フレキソ印刷により、画像31とは異なる色の第2画像32と共に、第2画像32と同色で第3基準マーク対53と第4基準マーク対54とが印刷されている。
第3基準マーク対53は、第1基準マーク対(第1基準マーク41及び第4基準マーク44)と同様の位置に形成された、第5基準マーク45と第8基準マーク48とで+状となるように対を成したものである。
第4基準マーク対54は、第2基準マーク対(第2基準マーク42及び第3基準マーク43)と同様の位置に形成された、第6基準マーク46と第7基準マーク47とで+状となるように対を成したものである。
そして、第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52と、第3基準マーク対53及び第4基準マーク対54と、は重ねられて印刷されている。なお、第3基準マーク対53及び第4基準マーク対54は、第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52よりも線太で印刷されている。
これら以外は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
ここで、第1底片21〜第4底片24を組み立て、底板25を形成した後、画像31及び第2画像32と型抜きとが同期している、即ち、画像ズレが生じず正常な場合には、第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52と、第3基準マーク対53及び第4基準マーク対と、は、それぞれ重複して所定の+状をなしている(図7参照)。
一方、第1実施例同様に、型抜きされた展開基板62に対して、A〜D方向(図8参照)に画像31のみがズレている場合には、それぞれ図9(A)〜図9(D)に示すように+状をなした第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52の形が崩れて、即ち基準マーク対の各基準マーク間の位置関係がズレて目視される。しかも、正常に印刷されている第3基準マーク対53及び第4基準マーク対54に対しての、第1基準マーク対51及び第2基準マーク対52の位置関係もズレて目視される。
このように、目視にて、画像31及び第2画像31と型抜きとが同期しているか否かのみでなく、画像31と、これと異なる色で印刷された第2画像32間の画像ズレが生じているか否かも判定される。
以上説明した本実施形態に係る包装箱102では、複数の色で画像を印刷した場合、画像と型抜きとの同期、即ち画像ズレのみならず、複数の色の画像同士のズレをも簡便且つ低廉で検査可能となる。加えて、第1基準マーク対51と第3基準マーク対53とを、及び第2基準マーク対52と第4基準マーク対54とを、重ねて印刷しているため、画像ズレと共に、画像間のズレが生じた際、簡便で迅速に検査可能となる。
なお、上記実施形態では、画像と基準マーク対の色を同一色と想定して説明しているが、これに限られず、当然、異なっていてもよい。
また、上記実施形態において、包装箱の形状は上記に限られず、例えば、JIS−Z 1407記載の箱型式:例えば0201、0215等などでもよい。また、基準マーク対を底片は互い重複した底片に印刷する形態を説明したが、例えばJIS−Z 1407記載の箱型式:例えば0204、0212等の如く、非重複の2つの底片に基準マーク対を印刷する形態であってもよい。
第1実施形態に係る包装箱を示す概略斜視図である。 第1実施形態に係る包装箱を示す底面図である。 第1実施形態に係る包装箱の印刷面側の概略展開図である。 第1実施形態に係る包装箱の製造過程を示す概略工程図である。 第1実施形態に係る包装箱における画像ズレが生じた様子を示す底面図である。 第2実施形態に係る包装箱を示す概略斜視図である。 第2実施形態に係る包装箱を示す底面図である。 第2実施形態に係る包装箱の印刷面側の概略展開図である。 第2実施形態に係る包装箱における画像ズレが生じた様子を示す底面図である。
符号の説明
11〜14 第1平板〜第4平板
15 糊しろ板
16 筒状胴部
21〜24 第1底片〜第4底片(塞片)
25 底板
31 33 上片
32 止め片
34 蓋板
34A 舌片
34B 止め孔
41〜48 第1基準マーク〜第8基準マーク(基準印)
51〜54 第1基準マーク対〜第4基準マーク対(基準印対)

Claims (10)

  1. 胴板から形成される筒状胴部と、
    前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第1塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第1塞片と、
    前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第2塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられ、前記第1塞片と一部重複又は非重複させて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第2塞片と、
    少なくとも前記筒状胴部の外周面に形成された画像と、
    前記第1塞片の露出面に形成された第1基準印、及び前記第2塞片の露出面に形成された第2基準印を含む基準印対であって、前記画像と同時に形成された基準印対と、
    を有することを特徴とする包装箱。
  2. 前記基準印対で、少なくとも一つの形状又は文字を構成していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記画像が、少なくとも第1色及び第2色により形成され、
    且つ前記基準印対が、前記第1色と同色で形成された第1基準印対と前記第2色と同色で形成された第2基準印対とを有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  4. 前記第1基準印対と前記第2基準印対とは重ねられて形成されていることを特徴とする請求項に記載の包装箱。
  5. 前記第1塞片と前記第2塞片とは、包装箱底面の少なくとも一部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  6. 胴板から形成される筒状胴部と、
    前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第1塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第1塞片と、
    前記筒状胴部の一端から折り曲げ線を介して連続して形成された第2塞片であって、前記折り曲げ線で折り曲げられ、前記第1塞片と一部重複又は非重複させて前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも1部を塞ぐ第2塞片と、
    少なくとも前記筒状胴部の外周面に形成された画像と、
    前記第1塞片の露出面に形成された第1基準印、及び前記第2塞片の露出面に形成された第2基準印を含む基準印対と、
    を有する包装箱の製造方法であって、
    一枚の基板を準備する基板準備工程と、
    前記基板に前記画像を形成する画像形成工程と、
    前記基板に前記基準印対を形成する基準印対形成工程であって、前記画像形成工程と同時に行われる基準印対形成工程と、
    前記板状体を型抜きし、少なくとも前記胴板、第1塞片及び第2塞片を含む展開基板を形成する展開基板形成工程と、
    前記型抜きされた展開基板を箱状に組み立てる組み立て工程と、
    を有することを特徴とする包装箱の製造方法。
  7. 前記基準印対形成工程において、前記第1塞片及び前記第2塞片が前記筒状胴部の一端の開口の少なくとも一部を塞いだ状態で、少なくとも一つの形状又は文字を構成するように前記基準印対を形成することを特徴とする請求項に記載の包装箱の製造方法。
  8. 前記画像形成工程は、第1色で第1画像を形成する第1画像形成工程と、第2色で第2画像を形成する第2画像形成工程と、を少なくとも有し、
    且つ前記基準印対形成工程は、前記第1色と同色で第1基準印対を形成する第1基準印対形成工程と、前記第2色と同色で第2基準印対を形成する第2基準印形成工程と、を有する、
    請求項に記載の包装箱の製造方法。
  9. 前記第1基準印対と前記第2基準印対とは重ねて形成することを特徴とする請求項に記載の包装箱の製造方法。
  10. 前記組み立て工程が行われた後、前記基準印対における基準印間の位置によって包装箱の良品か否かの判定を行う判定工程をさらに有することを特徴とする請求項に記載の包装箱の製造方法。
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