JP4882102B2 - Pm型ステッピングモータ - Google Patents

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Description

本発明は、ステッピングモータに関し、特に、アウターローター型のPM型ステッピングモータに関する。
ステッピングモータは、回転子を定められた位置に停止、保持できるなどの特徴を有し、様々な電子機器に広く利用されている。ステッピングモータの今日の主流は、ハイブリッド型(HB型)と、永久磁石型(PM型)である。
このうち、PM(permanent magnet)型ステッピングモータは、製造コストを低減できるという利点があり、最も広く利用されている。
PM型ステッピングモータは、インナーローター型で、クローポールの内側に回転子のマグネットが位置する構成が一般的である。すなわち、回転子の外周部に設けられたマグネットが、その外側に設けられたクローポールと対峙している。
しかしながら、PM型ステッピングモータにおいては、マグネットの最大着磁極数はマグネットの外径に依存している。そのため、着磁極数を増やそうとすると回転子のマグネットの径サイズを大きくせねばならず、モータが大径化してしまう。
そこで、着磁極数を増やしつつ、モータを小径に維持するためには、PM型ステッピングモータをアウターローター型とすることが考えられる。すなわち、アウターローター型として、回転子の内周面にマグネットを設け、固定子の外周部分に配置されているクローポールと対峙するようにすれば、回転子の内周面の径サイズは、モータが小径のままでも大きくとることができるので、着磁極数を増やしつつもモータを小径に維持することができる。
特許文献1〜5には従来のステッピングモータについて開示されている。このうち、アウターローター型のPM型ステッピングモータは、例えば、特許文献1,2などに開示されている。
実用新案登録第2598787号公報 実用新案登録第2559692号公報 特開2005−33918号公報 特開2003−219624号公報 特開平9−298868号公報
しかしながら、従来のアウターローター型のPM型ステッピングモータでは、固定子の励磁コイルの内径内に可動軸が挿通しているため、励磁コイルと可動軸との間に特定の部材(例えば、特許文献1に開示されている軸受9、ホルダー21など)や、あるいは空間(例えば、特許文献1に開示されているホルダー21とロータ軸3との間の空間など)を設ける必要があった。
そのため、これらの軸受などの部材や空間などの分だけモータを小径化することができず、モータサイズを十分に小型化することができないという不具合がある。
そこで、本発明の目的は、アウターローター型のPM型ステッピングモータについて、そのサイズを十分に小型化できるようにすることである。
本発明の別の目的は、この場合のアウターローター型のPM型ステッピングモータについて、固定子をPM型ステッピングモータの筐体に強固に固定することができるようにすることである。
本発明は、アウターローター型のPM型ステッピングモータにおいて、回転軸と円筒状で内周の円周方向に多極着磁され前記回転軸の同軸線上に保持されたマグネットとを有する回転子と、前記マグネットの内径内に収容され励磁コイルと当該励磁コイルの外周に設けられたクローポールとを有する固定子と、を備え、前記回転軸は前記固定子の外側に設けられている、ことを特徴とするPM型ステッピングモータである。
また、前記回転子と前記固定子とを収納している筐体と、円筒状の前記励磁コイルの内径内を挿通している挿通部材と、をさらに備え、前記固定子は、前記挿通部材により前記筐体に固定されている、ようにしてもよい。
さらに、一方で前記回転軸の一端を軸受けし、他方で前記挿通部材の一端に固定されている軸受をさらに備えているようにしてもよく、前記挿通部材を磁性材で形成するようにしてもよい。
本発明によれば、従来のアウターローター型のステッピングモータと異なり、回転軸が固定子の励磁コイル内を挿通しておらず、回転軸は固定子の外側に設けられている。よって、従来のように固定子の励磁コイルの内径内に余分な部材(前述した特許文献1に開示されている軸受9、ホルダー21など)や、空間(例えば、特許文献1に開示されているホルダー21とロータ軸3との間の空間など)などを設ける必要がなく、モータの径サイズを小さくでき、もって、モータを小型化できる。
また、固定子が挿通部材により筐体に固定されるようにすれば、この場合においても、固定子をPM型ステッピングモータの筐体に強固に固定することができる。
さらに、一方で可動軸の一端を軸受けし、他方で挿通部材の一端に固定されている軸受を設ければ、この軸受は、回転軸を軸受けするのみならず、固定子を筐体に固定する機能も有しているため、これらの各機能を別部材で行った場合に比べて、モータの小型化に寄与することができる。
また、本発明によれば、回転軸と挿通部材を分割構成可能であるため、挿通部材を磁性材で形成するが可能となり、より磁束を多く集めることができ、モータのトルクをより高く確保することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の一形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のPM型ステッピングモータの縦断面図、図2は、同分解斜視図である。
図1、図2に示すように、このPM型ステッピングモータ1は、アウターローター型であり、回転子2の内径内に固定子3が収容されている。
回転子2は、回転軸11と円筒状で回転軸11の同軸線上に保持されたマグネット12と、を備えている。
PM型ステッピングモータ1の外装のハウジング21は、円筒形状をしていて、その片端側を略円筒凸状に変形しぼり成形した小径円筒部22を備えている。回転軸11は、ハウジング21の小径円筒部22側より片軸端を外方に突出している。また、回転軸11は、ハウジング21の軸線方向中心に挿通配置されていて、ハウジング22の小径円筒部22の端部に嵌合装着されている軸受23により回転自在に挿通支持されている。
マグネットガイド13は、軸受23より側方(図1において右側)に延在する回転軸11に固定されていて、マグネット12を回転軸11の同軸線上に保持する。マグネットガイド13よりさらに側方(図1において右側)に延在する回転軸11端部は、軸受14により軸受けされている。また、軸受14と軸受23との間にはライナー15が介装されている。
図3は、マグネット12の斜視図である。同図に示すように、マグネット12は円筒形状をしていて、その内周の円周方向にN極、S極、N極、S極、…のように多極着磁された永久磁石である。この永久磁石は後述のクローポール32の突極321(図4参照)の歯数と同じピッチで着磁されている。
図1、図2に戻り、固定子3は、ボイスコイル巻の2つの円筒形状の励磁コイル31a、励磁コイル31bと(図4参照)、各励磁コイル31a,31b外周に装着されたクローポール32と、各励磁コイル31a,31b(図4参照)の内径内(さらにクローポール32)に挿通された固定軸33と、を備えている。ここで、固定軸33は、本発明の挿通部材を実現するものである。
固定軸33の一端には軸受14が固着され、固定軸33の他端はフランジ24の中心に固着され、フランジ24はハウジング21の片端側に固着され、もって、励磁コイル31a,31b(及び各クローポール32)をハウジング21及びフランジ24からなる筐体に固定する。
また、図4に示すように、各励磁コイル31a,31bの外周に装着される各クローポール32は、鉄板を板金加工して形成されている。本例では、磁極となる爪型の突極321が各クローポール32に4つずつ設けられている。
そして、クローポール32の各突極321,321間に対向するクローポール32の各突極321が位置するよう、対向するクローポール32とを左右から噛み合わせて構成し、この状態で、クローポール32の周方向に8つの突極321が等間隔で並ぶ。そして、各突極321は、多極着磁されたマグネット12の内周面と対峙する。
各励磁コイル31a,31bは、それぞれが1相を構成し、本例では、励磁コイル31aと31bとによりA相、B相の2相を構成する。前述のマグネット12はA相、B相の両相に渡って各N極、S極が直線状になっており、励磁コイル31a,31b(及び各クローポール32)により構成されるA相とB相とが互いに22.5°ずれるように配置されている。
本実施形態のPM型ステッピングモータ1は、従来のアウターローター型のステッピングモータと異なり、回転軸11が固定子3の励磁コイル31a,31bの内径内を挿通しておらず、回転軸11は固定子3の外側に設けられているという特徴を有している。具体的には、回転軸11の筐体内側端は軸受14に軸受けされており、(図1においてさらに右側に位置する)固定子3の手前でとどまっている。
このように、PM型ステッピングモータ1は、回転軸11が固定子3の励磁コイル31a,31b内を挿通しておらず、固定子3の外側に設けられているので、従来のように固定子3の励磁コイル31a,31bの内径内に余分な部材(前述した特許文献1に開示されている軸受9、ホルダー21など)や、空間(例えば、特許文献1に開示されているホルダー21とロータ軸3との間の空間など)などを設ける必要がない。よって、従来のアウターローター型のステッピングモータに比べて径サイズを小さくでき、もって、モータを小型化できる。
また、固定子3は、円筒状の励磁コイル31a、31bの内径内を挿通している固定軸33により、筐体に固定されている。
そのため、固定子3をPM型ステッピングモータ1の筐体に強固に固定することができる。この場合に、励磁コイル31a、31bの内径内を挿通しているのは固定軸であり、従来のような回転軸ではないため、従来のアウターローター型のステッピングモータのように余分な部材(前述した特許文献1に開示されている軸受9、ホルダー21など)や、空間(例えば、特許文献1に開示されているホルダー21とロータ軸3との間の空間など)などを設ける必要はなく、モータを小型化するのには支障はない。
さらに、回転軸11の筐体内側端は軸受14に軸受けされていて、軸受14は固定軸33に固着されている。すなわち、軸受14は、一方で可動軸11の一端を軸受し、他方で固定軸33の一端に固定されて固定子3を筐体に固定する機能を有している。
このように、軸受14は、回転軸11を軸受けするのみならず、固定子3を筐体に固定する機能も有しているため、これらの各機能を別部材で行った場合に比べて、モータの小型化に寄与することができる。
さらに、本実施例において、固定軸33を磁性材で形成することにより、磁束を集め、トルクアップを図ることができる。その解析結果を以下の表1に示す。
Figure 0004882102
これは、モータサイズφ3.8mm、L=7mmとしたときの、磁場解析結果であり、この結果によると、固定軸33を磁性材で形成したものは、非磁性材で形成したものに対し、磁束を有効に確保することができ、上記条件の場合、約2.2倍のトルクを確保することが可能となる。
また、本実施例では回転子は前記マグネット12とマグネットガイド13で構成されているが、磁性材からなるヨーク(図示せず)をマグネット外周に配置し、回転子を構成することにより、更に有効に磁束を使うことができ、より高いトルクを確保することができる。
本発明の一実施形態であるPM型ステッピングモータの縦断面図である。 本発明の一実施形態であるPM型ステッピングモータの分解斜視図である。 本発明の一実施形態であるPM型ステッピングモータの回転子に設けられたマグネットの斜視図である。 本発明の一実施形態であるPM型ステッピングモータの励磁コイル及びクローポールの分解斜視図である。
符号の説明
1 PM型ステッピングモータ
2 回転子
3 固定子
11 回転軸
12 マグネット
14 軸受
21 筐体(ハウジング)
24 筐体(フランジ)
31a 励磁コイル
31b 励磁コイル
32 クローポール
33 固定軸
321 突極

Claims (2)

  1. アウターローター型のPM型ステッピングモータにおいて、
    回転軸と円筒状で内周の円周方向に多極着磁され前記回転軸の同軸線上に保持されたマグネットとを有する回転子と、
    前記マグネットの内径内に収容され励磁コイルと当該励磁コイルの外周に設けられたクローポールとを有する固定子と、
    前記回転子と前記固定子とを収納している筐体と、
    円筒状の前記励磁コイルの内径内を挿通している挿通部材と、
    一方で前記回転軸の一端を軸受けし、他方で前記挿通部材の一端に固定されている軸受と、
    を備え、
    前記回転軸は前記固定子の外側に設けられており、
    前記固定子は、前記挿通部材により前記筐体に固定されている
    ことを特徴とするPM型ステッピングモータ。
  2. 前記挿通部材が磁性材で形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載のPM型ステッピングモータ。
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