JPH11308845A - スロットマシン用ステップモータ - Google Patents
スロットマシン用ステップモータInfo
- Publication number
- JPH11308845A JPH11308845A JP10110859A JP11085998A JPH11308845A JP H11308845 A JPH11308845 A JP H11308845A JP 10110859 A JP10110859 A JP 10110859A JP 11085998 A JP11085998 A JP 11085998A JP H11308845 A JPH11308845 A JP H11308845A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- phase
- stator
- insulating cap
- fixing ring
- slot machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のスロットマシン用ステップモータにお
けるＡ相ステータとＢ相ステータは、治工具によって機
械角βを設定するように、組立後に調整を行っていた。 【解決手段】 本発明によるスロットマシン用ステップ
モータは、Ａ相ステータ(20)とＢ相ステータ(21)を保持
する各絶縁キャップ体(23,30)の相対位置を機械角βだ
けずらせるために、各絶縁キャップ体(23,30)の突起(4
0,41)の位置を機械角βだけずらせておき、各突起(40,4
1)をステータ固定リング(9)の溝(50)に嵌合させること
によって、治工具を用いることなく組立ることができる
構成である。
けるＡ相ステータとＢ相ステータは、治工具によって機
械角βを設定するように、組立後に調整を行っていた。 【解決手段】 本発明によるスロットマシン用ステップ
モータは、Ａ相ステータ(20)とＢ相ステータ(21)を保持
する各絶縁キャップ体(23,30)の相対位置を機械角βだ
けずらせるために、各絶縁キャップ体(23,30)の突起(4
0,41)の位置を機械角βだけずらせておき、各突起(40,4
1)をステータ固定リング(9)の溝(50)に嵌合させること
によって、治工具を用いることなく組立ることができる
構成である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン用
ステップモータに関し、特に、Ａ相用及びＢ相用の巻線
を保持する各絶縁キャップ体のガイド突起の位置をステ
ップ角である機械角βだけずらせておくことにより、各
絶縁キャップのガイド突起をステータ固定リングの溝に
嵌合させることにより、何らの調整を要することなくＡ
相及びＢ相からなるステータを組立てることができるよ
うにするための新規な改良に関する。
ステップモータに関し、特に、Ａ相用及びＢ相用の巻線
を保持する各絶縁キャップ体のガイド突起の位置をステ
ップ角である機械角βだけずらせておくことにより、各
絶縁キャップのガイド突起をステータ固定リングの溝に
嵌合させることにより、何らの調整を要することなくＡ
相及びＢ相からなるステータを組立てることができるよ
うにするための新規な改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のスロット
マシン用ステップモータにおいては、Ａ相及びＢ相の巻
線を有するＡ相ステータとＢ相ステータを組立てる場
合、組立後に治工具を用いてＡ相ステータとＢ相ステー
タの位相ずらしを行い、ステップ角である機械角βを得
るようにしていた。
マシン用ステップモータにおいては、Ａ相及びＢ相の巻
線を有するＡ相ステータとＢ相ステータを組立てる場
合、組立後に治工具を用いてＡ相ステータとＢ相ステー
タの位相ずらしを行い、ステップ角である機械角βを得
るようにしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のスロットマシン
用ステップモータは、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、Ａ相ス
テータとＢ相ステータ間の機械角βを設定するために治
工具で角度位置調整していたため、その調整作業が難し
く、調整後には各絶縁キャップ体を接着剤にてステータ
固定リングに固定しなければならず、製品精度にバラツ
キが発生していた。
用ステップモータは、以上のように構成されていたた
め、次のような課題が存在していた。すなわち、Ａ相ス
テータとＢ相ステータ間の機械角βを設定するために治
工具で角度位置調整していたため、その調整作業が難し
く、調整後には各絶縁キャップ体を接着剤にてステータ
固定リングに固定しなければならず、製品精度にバラツ
キが発生していた。
【０００４】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、Ａ相用及びＢ相用の巻線を
保持する各絶縁キャップ体のガイド突起の位置をステッ
プ角である機械角βだけずらせておくことにより、各絶
縁キャップ体のガイド突起をステータ固定リングの溝に
嵌合させることにより、何らの調整を要することなくＡ
相及びＢ相からなるステータを組立てることができるよ
うにしたスロットマシン用ステップモータを提供するこ
とを目的とする。
めになされたもので、特に、Ａ相用及びＢ相用の巻線を
保持する各絶縁キャップ体のガイド突起の位置をステッ
プ角である機械角βだけずらせておくことにより、各絶
縁キャップ体のガイド突起をステータ固定リングの溝に
嵌合させることにより、何らの調整を要することなくＡ
相及びＢ相からなるステータを組立てることができるよ
うにしたスロットマシン用ステップモータを提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によるスロットマ
シン用ステップモータは、固定ケースに軸受を介して回
転自在に設けられマグネットを有するカップ型ロータ
と、前記固定ケースの筒部に設けられたステータ固定リ
ングと、前記ステータ固定リングの外周に軸方向に沿っ
て積み重ねて設けられ輪状をなす第１、第２絶縁キャッ
プ体と、前記第１絶縁キャップ体の両側に形成されたガ
イド突起を介して設けられＮ磁極とＳ磁極とが交互に互
いに対向して配置されＡ相ステータをなす第１、第２Ａ
相磁極板と、前記第２絶縁キャップ体の両側に形成され
たガイド突起を介して設けられＮ磁極とＳ磁極とが交互
に互いに対向して配置されＢ相ステータをなす第１、第
２Ｂ相磁極板と、前記ステータ固定リングの外周に形成
された溝又は突起と、前記各絶縁キャップ体の内孔に形
成された第１、第２突起又は溝とを備え、前記各突起又
は溝同志の相対位置は、前記Ａ相ステータとＢ相ステー
タとの間がステップ角をなす機械角βだけずれている構
成である。
シン用ステップモータは、固定ケースに軸受を介して回
転自在に設けられマグネットを有するカップ型ロータ
と、前記固定ケースの筒部に設けられたステータ固定リ
ングと、前記ステータ固定リングの外周に軸方向に沿っ
て積み重ねて設けられ輪状をなす第１、第２絶縁キャッ
プ体と、前記第１絶縁キャップ体の両側に形成されたガ
イド突起を介して設けられＮ磁極とＳ磁極とが交互に互
いに対向して配置されＡ相ステータをなす第１、第２Ａ
相磁極板と、前記第２絶縁キャップ体の両側に形成され
たガイド突起を介して設けられＮ磁極とＳ磁極とが交互
に互いに対向して配置されＢ相ステータをなす第１、第
２Ｂ相磁極板と、前記ステータ固定リングの外周に形成
された溝又は突起と、前記各絶縁キャップ体の内孔に形
成された第１、第２突起又は溝とを備え、前記各突起又
は溝同志の相対位置は、前記Ａ相ステータとＢ相ステー
タとの間がステップ角をなす機械角βだけずれている構
成である。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるス
ロットマシン用ステップモータの好適な実施の形態につ
いて説明する。図１において符号８で示されるものはモ
ータ固定台１３に固定された固定ケースであり、この固
定ケース８には軸受７を介して回転軸１が回転自在に設
けられ、この回転軸１にはマグネット２を有するカップ
型ロータ３が設けられていると共に、このカップ型ロー
タ３にはスロットマシン用絵柄リール１２が取付けられ
ている。
ロットマシン用ステップモータの好適な実施の形態につ
いて説明する。図１において符号８で示されるものはモ
ータ固定台１３に固定された固定ケースであり、この固
定ケース８には軸受７を介して回転軸１が回転自在に設
けられ、この回転軸１にはマグネット２を有するカップ
型ロータ３が設けられていると共に、このカップ型ロー
タ３にはスロットマシン用絵柄リール１２が取付けられ
ている。
【０００７】前記固定ケース８の筒部８ａの外周にはス
テータ固定リング９が設けられ、このステータ固定リン
グ９の外周にはＡ相ステータ２０及びＢ相ステータ２１
が軸方向に沿って積層されている。このＡ相ステータ２
０は、図２〜図６に示されるように、断面形状がほぼＨ
形をなすと共に内孔２２を有する輪状の第１絶縁キャッ
プ体２３のコイル保持部２４に設けられたＡ相ステータ
巻線２５と、この第１絶縁キャップ体２３の両側に設け
られた第１、第２Ａ相磁極板２６、２７と、この各Ａ相
磁極板２６、２７に形成され互いに対向して配置された
Ｎ磁極ＮとＳ磁極Ｓとから構成されている。
テータ固定リング９が設けられ、このステータ固定リン
グ９の外周にはＡ相ステータ２０及びＢ相ステータ２１
が軸方向に沿って積層されている。このＡ相ステータ２
０は、図２〜図６に示されるように、断面形状がほぼＨ
形をなすと共に内孔２２を有する輪状の第１絶縁キャッ
プ体２３のコイル保持部２４に設けられたＡ相ステータ
巻線２５と、この第１絶縁キャップ体２３の両側に設け
られた第１、第２Ａ相磁極板２６、２７と、この各Ａ相
磁極板２６、２７に形成され互いに対向して配置された
Ｎ磁極ＮとＳ磁極Ｓとから構成されている。
【０００８】この各Ａ相磁極板２６、２７は、ＮとＳと
が交互となるように、図３から図５で示すように機械角
αのピッチでガイド突起２８、２９が形成され、各磁極
Ｎ、Ｓが各ガイド突起２８、２９をガイドとして位置決
めされている。各磁極Ｎ、Ｓが図２のように交互となる
ように、第１絶縁キャップ体２３の第１面２３ａと第２
面２３ｂの各ガイド突起２８、２９のピッチは互いにα
／２ずれて形成されている。
が交互となるように、図３から図５で示すように機械角
αのピッチでガイド突起２８、２９が形成され、各磁極
Ｎ、Ｓが各ガイド突起２８、２９をガイドとして位置決
めされている。各磁極Ｎ、Ｓが図２のように交互となる
ように、第１絶縁キャップ体２３の第１面２３ａと第２
面２３ｂの各ガイド突起２８、２９のピッチは互いにα
／２ずれて形成されている。
【０００９】前記Ｂ相ステータ２１は、前述と同様に、
図４と同一に形成された第２絶縁キャップ体３０と、Ｂ
相ステータ巻線３１と、この第２絶縁キャップ体３０の
両側に設けられた第１、第２Ｂ相磁極板３２、３３とか
らなり、各Ｂ相磁極板３２、３３は前述の各Ａ相磁極板
２６、２７と同様に第２絶縁キャップ体３０に互いにα
／２ずれるように位置決めされているため、ここではそ
の他の説明は省略する。
図４と同一に形成された第２絶縁キャップ体３０と、Ｂ
相ステータ巻線３１と、この第２絶縁キャップ体３０の
両側に設けられた第１、第２Ｂ相磁極板３２、３３とか
らなり、各Ｂ相磁極板３２、３３は前述の各Ａ相磁極板
２６、２７と同様に第２絶縁キャップ体３０に互いにα
／２ずれるように位置決めされているため、ここではそ
の他の説明は省略する。
【００１０】前記各絶縁キャップ体２３、３０の内孔２
２、３５には、第１、第２突起４０、４１が形成され、
前記ステータ固定リング９の外周に形成された溝５０に
各突起４０、４１が嵌合することにより各絶縁キャップ
体２３、３０が各ステータ２０、２１を有した状態で軸
方向に積層される。この場合、各ステータ２０、２１が
互いにステップ角である機械角βだけ位相をずらせるた
めに、第１突起４０に対してその分だけ回転方向に第２
突起４１の形成位置が図６のように溝５０の溝中心５０
Ａに対してずれており、溝５０をガイドとして各突起４
０、４１を嵌合することにより各ステータ２０、２１は
機械角βだけ自動的にずれた状態でステータ固定リング
９上に積層される。
２、３５には、第１、第２突起４０、４１が形成され、
前記ステータ固定リング９の外周に形成された溝５０に
各突起４０、４１が嵌合することにより各絶縁キャップ
体２３、３０が各ステータ２０、２１を有した状態で軸
方向に積層される。この場合、各ステータ２０、２１が
互いにステップ角である機械角βだけ位相をずらせるた
めに、第１突起４０に対してその分だけ回転方向に第２
突起４１の形成位置が図６のように溝５０の溝中心５０
Ａに対してずれており、溝５０をガイドとして各突起４
０、４１を嵌合することにより各ステータ２０、２１は
機械角βだけ自動的にずれた状態でステータ固定リング
９上に積層される。
【００１１】なお、前述の各突起４０、４１を溝とし、
溝５０を突起とすることもできる。
溝５０を突起とすることもできる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によるスロットマシン用ステップ
モータは、以上のように構成されているため、Ａ相のス
テータとＢ相のステータとを、互いに機械角βだけずれ
て形成された突起又は溝をステータ固定リングの溝又は
突起に嵌合させるのみで、後調整を行うことなく、機械
角βだけずれて取付けることができ、組立工数の省略及
び組立後の精度を向上させることができる。
モータは、以上のように構成されているため、Ａ相のス
テータとＢ相のステータとを、互いに機械角βだけずれ
て形成された突起又は溝をステータ固定リングの溝又は
突起に嵌合させるのみで、後調整を行うことなく、機械
角βだけずれて取付けることができ、組立工数の省略及
び組立後の精度を向上させることができる。
【図１】本発明によるスロットマシン用ステップモータ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】図１の各ステータを示す部分平面図である。
【図３】図４の第１面を示す側面図である。
【図４】図１の絶縁キャップ体を示す断面図である。
【図５】図４の第２面を示す側面図である。
【図６】１対の絶縁キャップ体の各突起が機械角βだけ
ずれている状態を示す説明図である。
ずれている状態を示す説明図である。
２ マグネット ３ カップ型ロータ ７ 軸受 ８ 固定ケース ８ａ 筒部 ９ ステータ固定リング ２０ Ａ相ステータ ２１ Ｂ相ステータ ２３、３０ 第１、第２絶縁キャップ体 ２６、２７ 第１、第２Ａ相磁極板 ２８ ガイド突起 ２２、２５ 内孔 ３２、３３ 第１、第２Ｂ相磁極板
Claims (1)
- 【請求項１】 固定ケース(8)に軸受(7)を介して回転自
在に設けられマグネット(2)を有するカップ型ロータ(3)
と、前記固定ケース(8)の筒部(8a)に設けられたステー
タ固定リング(9)と、前記ステータ固定リング(9)の外周
に軸方向に沿って積ねて設けられ輪状をなす第１、第２
絶縁キャップ体(23,30)と、前記第１絶縁キャップ体(2
3)の両側に形成されたガイド突起(28)を介して設けられ
Ｎ磁極(N)とＳ磁極(S)とが交互に互いに対向して配置さ
れＡ相ステータ(20)をなす第１、第２Ａ相磁極板(26,2
7)と、前記第２絶縁キャップ体(30)の両側に形成された
ガイド突起(28)を介して設けられＮ磁極(N)とＳ磁極(S)
とが交互に互いに対向して配置されＢ相ステータ(21)を
なす第１、第２Ｂ相磁極板(32,33)と、前記ステータ固
定リング(9)の外周に形成された溝(50)又は突起と、前
記各絶縁キャップ体(23,30)の内孔(22,35)に形成された
第１、第２突起(40,41)又は溝とを備え、前記各突起(4
0,41)又は溝同志の相対位置は、前記Ａ相ステータ(20)
とＢ相ステータ(21)との間がステップ角をなす機械角β
だけずれていることを特徴とするスロットマシン用ステ
ップモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10110859A JPH11308845A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | スロットマシン用ステップモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10110859A JPH11308845A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | スロットマシン用ステップモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11308845A true JPH11308845A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14546490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10110859A Pending JPH11308845A (ja) | 1998-04-21 | 1998-04-21 | スロットマシン用ステップモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11308845A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005057761A1 (en) * | 2003-12-09 | 2005-06-23 | Lg Innotek Co.,Ltd | Stepping motor being conveniently assembled and fabrication method of the same |
| JP2007089324A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | Ｐｍ型ステッピングモータ |
-
1998
- 1998-04-21 JP JP10110859A patent/JPH11308845A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005057761A1 (en) * | 2003-12-09 | 2005-06-23 | Lg Innotek Co.,Ltd | Stepping motor being conveniently assembled and fabrication method of the same |
| US7893571B2 (en) | 2003-12-09 | 2011-02-22 | Lg Innotek Co., Ltd | Stepping motor being conveniently assembled |
| US7975365B2 (en) | 2003-12-09 | 2011-07-12 | Lg Innotek Co., Ltd | Method of making a stepping motor |
| JP2007089324A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Namiki Precision Jewel Co Ltd | Ｐｍ型ステッピングモータ |
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