JP4881418B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、ステータと円筒状のロータとを有する回転電機において、特に、複数の分割コアからなるロータコアを有する回転電機に関する。
回転電機のロータコアは薄板鋼板を積層することにより構成されているが、ロータコアは円筒型であることから、各薄板鋼板は薄板部材から円環状に切り出され、内周部分が利用されない。そこで、薄板部材の利用率を向上させるために、ロータコアを周方向に分割される複数の分割ロータコアからなるものとして、該分割ロータコアを円弧形状の薄板鋼板により形成するロータが知られている。このような分割ロータコアからなるロータコアでは、回転中の遠心力等の外力を考慮して各分割ロータコアを確実に固定している。
例えば、特許文献1に記載されたロータでは、周方向に分割された分割ロータコアの内径側に突起が設けられ、軸中心に配置された鉄心の外周に軸方向に形成された溝に対して分割ロータコアの突起が挿入されて固定されている。
また、例えば、特許文献2に記載されたロータでは、分割ロータコアを周方向に配置し、この分割ロータコアの軸方向の両端面にエンドリングを設けることにより分割ロータコアを締め付けて一体とし、前記エンドリングに回転軸を固定している。
特開昭61−280746号公報 実開平4−2946号公報
一般的にロータコアの内周側は磁束密度が低くなることから磁束伝達媒体が不要であり、この部分に中空型保持部材を適用することによって軽量化を図ることができる。
ところで、上記の従来技術に記載されているロータでは、磁束伝達媒体が不要な中心部分に鉄心が設けられており、コストが高騰するとともに、重量が重いために高速回転には不適である。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、分割コアを用いることにより薄板部材の利用率を向上させるとともに、軽量で高速回転用として好適なロータコアを有する回転電機を提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機は、ステータと円筒状のロータとを有する回転電機において、前記ロータは、薄板鋼板が軸方向に積層され、複数の扇形の分割コアからなるロータコアと、前記複数の分割コアが円筒状となるように固定する第1固定部材と、を有し、前記分割コアは、軸方向に延在する支柱挿通部を有し、前記第1固定部材は、前記ロータコアの軸方向一端面に設けられる第1端面板と、該第1端面板から軸方向に延在し、前記支柱挿通部に挿入される複数の第1支柱と、を備え、前記第1支柱は、それぞれ前記支柱挿通部に挿入する以前に内径側に向かって傾斜しており、前記支柱挿通部に圧入されていることを特徴とする。
このように、内径側に向かって傾斜している第1支柱を、予圧により軸方向に指向させた状態で支柱挿通部に挿通することにより、該第1支柱が、分割コアを内径側に向かって弾発付勢して、扇形の部分同士が強く当接して分割コアが円筒状となるように固定される。
この場合、前記支柱挿通部は、隣接する前記分割コアの周方向側面に設けられた溝部同士が対向して形成されると、第1支柱は両側の分割コアを内方に向かって同じ力でバランスよく弾発付勢することになり、各分割コアの相対的な位置のずれが生じにくい。
前記支柱挿通部は、前記ロータコアの内径面につながる隙間部を有するとよい。これにより、隣接する分割コア同士は磁束を通す磁路として必要な周端面のみが互いに当接し、この周端面同士の間に隙間が生じることがない。
さらに、前記複数の分割コアが円筒状となるように固定する第2固定部材を有し、前記第2固定部材は、前記ロータコアの軸方向他端面に設けられる第2端面板と、該第2端面板から軸方向に延在し、前記支柱挿通部に前記第1支柱とともに挿入される複数の第2支柱と、前記第2端面板から軸方向に延在する円筒部と、を備え、前記第2支柱は、前記支柱挿通部に挿入する以前に内径側に向かってそれぞれ傾斜しており、前記支柱挿通部に圧入され、前記円筒部は、前記ロータコアの内周面よりも内周側に同軸状で設けられているとよい。
第2固定部材の円筒部はロータのボス部として作用し、ロータの強度を向上させることができる。円筒部の外周面とロータコアの内周面との間は空間となり軽量である。第2固定部材は、第1固定部材のロータコアに対する抜け止めとして作用する。
前記第1端面板は円板形状であって、前記第1支柱は前記第1端面板の周囲に設けられ、前記第1固定部材は、板部材をプレス絞りすることにより成形するとよい。また、前記第2端面板は円板形状であって、前記第2支柱は前記第2端面板の周囲に設けられ、前記第2固定部材は、板部材をプレス絞りすることにより成形されているとよい。
プレス絞りにより第1固定部材及び第2固定部材を簡便且つ廉価に形成することができる。また、プレス絞りの工程と前記の予圧による第1支柱及び第2支柱の支柱挿通部への挿入工程は、作業内容が略同種の工程であることから、同じ製造ライン上で回転電機のロータを製作することができ、工程間において他のラインへ搬送する必要がないため生産効率が高い。
前記第1支柱の少なくとも1つは、嵌挿される支柱挿通部の第1の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、反対側である第2の周方向の側壁に当接し、他の第1支柱の少なくとも1つは嵌挿される支柱挿通部の前記第2の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、前記第1の周方向の側壁に当接しているとよい。
また、前記第2支柱の少なくとも1つは、嵌挿される支柱挿通部の第1の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、反対側である第2の周方向の側壁に当接し、他の第2支柱の少なくとも1つは嵌挿される支柱挿通部の前記第2の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、前記第1の周方向の側壁に当接しているとよい。これにより、分割コアの両周方向の位置決めがなされ、がたつきが防止される。
さらに、前記分割コアは、軸方向に連通する連通孔を有し、前記第1端面板は、前記連通孔に対応する位置にナット部を有し、さらに、前記第1端面板と反対のロータコア端面に配設され、前記連通孔に対応する位置に孔部を有する第3端面板を設け、ボルトを前記第3端面板の前記孔部から前記連通孔を介して挿入して前記ナット部と螺合し、前記分割コアが固定されているとよい。このように第3端面板とボルトとを用いることにより、分割コアをより確実に固定することができる。
本発明に係る回転電機によれば、分割コアを用いることにより薄板部材の利用率を向上させることができる。また、中心部に鉄心が不要であって軽量であることから加減速性能が高いとともに遠心力が小さく、高速回転用として好適である。
第1の実施形態に係る回転電機の断面側面図である。 第1の実施形態に係る回転電機におけるロータの一部断面斜視図である。 第1の実施形態に係る回転電機におけるロータの断面平面図である。 第1の実施形態に係る回転電機におけるロータの分解斜視図である。 ロータを組み立てる手順を示すフローチャートである。 薄板部材から薄板鋼板を切り取る工程を示す模式図である。 ロータコアに固定部材を圧入する工程を示す模式図である。 第2の実施形態に係る回転電機の断面側面図である。 第2の実施形態に係る回転電機におけるロータの一部断面斜視図である。 第2の実施形態に係る回転電機におけるロータの分解斜視図である。 第3の実施形態に係る回転電機の断面側面図である。 第3の実施形態に係る回転電機におけるロータの一部断面斜視図である。 第3の実施形態に係る回転電機におけるロータの分解斜視図である。
以下、本発明に係る回転電機について第1〜第3の実施形態を挙げ、添付の図1〜図13を参照しながら説明する。以下の説明では、便宜上、上下の方向を各図面に合わせて表記する。
図1に示すように、第1の実施形態に係る回転電機10aは、コイルを備えるステータ12と、ロータ14aとを有する。ロータ14aは、12個の扇形の分割ロータコア16aからなる円筒状のロータコア18aと、分割ロータコア16aが円筒状となるように固定する第1固定部材20a及び第2固定部材22とを有する。
第1固定部材20aは、ロータコア18aの軸方向下面に設けられる円板(第1端面板)24aと、該円板24aの外径部から軸方向上方に延在する12本の第1支柱26と、円板24aの内径部に設けられた筒状のシャフト挿入部28aとを有する。円板24aにはボルト46を挿通する6つの孔27が設けられている。
第2固定部材22は、ロータコア18aの軸方向上面に設けられる円環板(第2端面板)32と、該円環板32の外径部から軸方向下方に延在する12本の第2支柱34と、円環板32の内径部から軸方向下方に延在する円筒部36とを有する。円筒部36は、ロータコア18aの内周面よりも内周側に同軸状で設けられている。
円筒部36の下端部には、前記円板24aの上面と当接する円環底板38が設けられ、該円環底板38の内径部はシャフト挿入部28aの外周部と接している。円環底板38にはボルト46を挿通する6つの孔39が設けられている。
円筒部36はロータ14aのボス部としても作用し、ロータ14aの強度を向上させている。円筒部36とロータコア18aとの間は空間となっており軽量である。
また、回転電機10aは、前記シャフト挿入部28aに一端が挿入されるシャフト42と、該シャフト42を回転自在に支持するベアリング44とを有する。ロータ14aの一端はボルト46によってシャフト42と固定されており、該シャフト42はノックピン48によって位置決めされている。回転電機10aは、シャフト42が出力軸又は入力軸として作用することによりモータや発電機として用いられる。なお、図1及び後述する図8及び図11は、理解を容易にするために、ロータコア18a、18b及び18cの要部が明らかとなるような複合的な断面で表している。
図2〜図4に示すように、ロータ14aは12極型であり、該ロータ14aのロータコア18aは周方向で並べられた12個の分割ロータコア(分割コア)16aを有する。分割ロータコア16aはそれぞれ30°の扇形状であって、薄板鋼板82(図6参照)が軸方向に積層されて形成されている。また、各分割ロータコア16aは、外周の近傍に設けられた磁石孔50と、周方向両面の内径側に設けられた溝部52aとを有する。磁石孔50及び溝部52aは、それぞれ軸方向に延在している。
溝部52aの径方向の幅は、前記第1支柱26と前記第2支柱34との径方向の合計幅よりやや長く、径隙間部53が設けられている。
分割ロータコア16aにおける前記溝部52aよりも外径側の周端面54は、凹凸のない広い平面となっており、ロータ14aの中心に対する角度が30°である。前記溝部52aよりも内径側の内径側係合部55で周方向の副周端面56は、ロータ14aの中心に対する角度が30°未満である。
隣接する分割ロータコア16aの溝部52a同士は対向して支柱挿通部58aを形成し、該支柱挿通部58aに第1支柱26及び第2支柱34が圧入されることにより、分割ロータコア16aは円筒状に固定される。
また、第1支柱26及び第2支柱34はロータコア18aに設けられる支柱挿通部58aに圧入されており、それぞれ内径側に向かって分割ロータコア16aを弾発付勢することにより各分割ロータコア16aが円筒形状となるように固定している。つまり、各分割ロータコア16aは扇型であることから、内径側に向かって弾発付勢されることにより隣接する分割ロータコア16aの周端面54同士が強く当接して固定される。
支柱挿通部58aは、隣接する両側の分割ロータコア16a溝部52a同士が対向して形成されることから、第1支柱26及び第2支柱34は両側の分割ロータコア16aを内方に向かって同じ力でバランスよく弾発付勢することになり、各分割ロータコア16aの相対的な位置のずれが生じにくい。
12個の分割ロータコア16aのうち1つおきの6個分は、2つの溝部52aの間の中間連結部60の両側壁が両側の2つの第1支柱26により挟まれて両周方向の位置決めがなされており、分割ロータコア16aのうち他の6個分は、中間連結部60の両側壁が両側の2つの第2支柱34により挟まれて両周方向の位置決めがなされる。これにより、ロータコア18aは両周方向に対して固定され、加減速時におけるがたつきが防止される。
また、第1支柱26の周方向の幅は、支柱挿通部58aの周方向の幅よりも小さく設定されていることから周隙間部62a(図3参照)が設けられている。同様に、第2支柱34の周方向の幅は、支柱挿通部58aの周方向の幅よりも小さく設定されていることから周隙間部62b(図3参照)が設けられている。従って、隣接する分割ロータコア16a同士は、第1支柱26及び第2支柱34から周方向に離間する反発力を受けることがなく、内径側に向かって適正に弾発付勢される。
ロータコア18aを周方向に対して固定するためには、第1支柱26の少なくとも1つは、嵌挿されている支柱挿通部58aの時計方向の側壁に対して周隙間部62aを設け、反時計方向の側壁に当接し、他の第1支柱26の少なくとも1つは、嵌挿されている支柱挿通部58aの反時計方向の側壁に対して周隙間部62aを設け、時計方向の側壁に当接していればよい。同様に、第2支柱34については、少なくとも1つは、嵌挿されている支柱挿通部58aの時計方向の側壁に対して周隙間部62bを設け、反時計方向の側壁に当接し、他の第2支柱34の少なくとも1つは、嵌挿されている支柱挿通部58aの反時計方向の側壁に対して周隙間部62bを設け、時計方向の側壁に当接していればよい。
さらに、内径側の副周端面56は、ロータ14aの中心に対する角度が30°未満であることから、隣接する副周端面56同士の間には隙間部63が設けられ、支柱挿通部58aは、ロータコア18aの内径面につながっている。従って、隣接する分割ロータコア16a同士は外径側の広い面積の周端面54のみが互いに当接し、この周端面54同士の間に隙間が生じることがなく、確実に固定される。これにより、磁石40によって発生する磁束を通す磁路が適切に形成される。
図4に示すように、第1支柱26及び第2支柱34は、それぞれ支柱挿通部58aに挿入する以前に内径側に向かって傾斜している。第1支柱26と第2支柱34の径方向の幅は略等しい。第1固定部材20a及び第2固定部材22は、軟鋼等で同じ材質の板部材をプレス絞りすることにより成形されている。プレス絞りにより第1固定部材20a及び第2固定部材22を簡便且つ廉価に製造することができる。
次に、このように構成される回転電機10aのロータ14aを組み立てる手順について図5〜図7を参照しながら説明する。以下の説明では、ステップの番号順に手順が実行されるものとする。
先ず、図5のステップS1において、図6に示すように、無方向性電磁鋼板等の薄板部材80から前記分割ロータコア16a基礎部となる複数の薄板鋼板82をプレス加工等により切り取る。薄板鋼板82は、当然に分割ロータコア16aと断面同形状であり、30°の扇形状となっている。各薄板鋼板82の両側部には、溝部52aの基礎部である凹部84が設けられている。
薄板部材80において、各薄板鋼板82の向きは隣接するもの同士を交互に逆向きとなるように設定する。これにより、薄板部材80のうち、薄板鋼板82として利用されない部分の面積を低減し、薄板部材80の利用率を向上させることができる。
ところで、一般的に板部材は幅に応じてその厚みが若干異なっており、幅広の板部材ほどその傾向が大きく、平行度が低い。本実施の形態では、分割ロータコア16の数は、回転電機10aの極数と等しい12個に設定していることから、1個あたりの分割ロータコア16は小さくて足りる。従って、図6からも明らかなように、薄板部材80の幅は薄板鋼板82の形状に合わせて狭く設定することができ、薄板鋼板82の平行度が高く材料歩留まりがよい。
ステップS2において、薄板鋼板82を一枚ずつかしめながら積層し、分割ロータコア16aを形成する。薄板鋼板82が積層されることにより、凹部84は溝部52aを形成する。
ステップS3において、分割ロータコア16aの各磁石孔50に磁石40をそれぞれ圧入(図4参照)した後、分割ロータコア16aを、周方向に12個整列してロータコア18aを形成する。すなわち、図7に示すように、円筒枠83の内周面に沿って分割ロータコア16aを整列して円筒形とする。磁石40は、圧入して固定され、分割ロータコア16aから抜けることがない。
ステップS4において、プレス治具85のプレス部86を第1固定部材20aの円板24a下面に当接させるとともに、チャック88により第1固定部材20aの第1支柱26の内径側から外径側に向かって与圧を与え、第1支柱26を軸方向又は多少外径側に傾斜するように指向させる。
この状態のまま、第1固定部材20a及びチャック88をロータコア18aへ向けて移動させて、第1固定部材20aの先端部を支柱挿通部58aに挿通する。この後、チャック88を取り外し、円板24aがロータコア18aに当接するまで、プレス部86により第1固定部材20aを押圧して圧入する。これにより、第1支柱26は各分割ロータコア16aの内径側係合部55を内径側へ弾発付勢して、分割ロータコア16aが円筒状となるように固定する。
ステップS5において、前記チャック88により、第2固定部材22の第2支柱34の内径側から外径側に向かって与圧を与え、第2支柱34を軸方向又は多少外径側に傾斜するように指向させる。
この状態のまま、前記プレス部86により、第2固定部材22をロータコア18aに向けて移動させて、各第2支柱34を支柱挿通部58aの第1支柱26の外径側の部分に挿通する。これにより、第2支柱34は第1支柱26を介して各分割ロータコア16aの内径側係合部55部を内径側へ弾発付勢する。
また、第1支柱26と第2支柱34は同材質で径方向の幅が略等しいことから弾性係数が略等しい。
このような回転電機10aによれば、第2固定部材22が第1固定部材20aの抜け止めとして作用するとともに、ロータ14aが高速回転する際、第1支柱26及び分割ロータコア16aが遠心力によって外方に変位することを防止する。第2固定部材22はボス部として作用してロータ14aの強度が向上し、しかも、第2固定部材22の円筒部36とロータコア18aとの間は空間となっていることから軽量であり加減速性能が高いとともに遠心力が小さい。このように回転電機10aは高速回転用として好適であり、例えば、自動車駆動用モータ等の大型のモータに適用可能である。
また、分割ロータコア16a同士は、第1支柱26及び第2支柱34により内径側に弾発付勢されることにより周端面54同士が隙間なく高い圧力で当接することとなり、磁石40の発生する磁束を通す磁路が適切に形成される。
さらに、ロータ14aは、基本的にはプレス絞り工程、圧入工程により形成され、作業内容が略同種の工程であることから、同じ製造ライン上で製作することができ、工程間において他のラインへ搬送する必要がないため生産効率が高い。
ロータ14aにおいては、支柱挿通部58a内における第1支柱26と第2支柱34との位置を逆にして第1支柱26が外径側となるようにしてもよい。
次に、第2の実施形態に係る回転電機10bの構成について図8〜図10を参照しながら説明する。なお、この回転電機10b及び後述する第3の実施形態に係る回転電機10cにおいて前記回転電機10aと同じ箇所については同符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図8に示すように、回転電機10bは、ステータ12と、ロータ14bとを有する。ロータ14bは、12個の扇形の分割ロータコア16bからなる円筒状のロータコア18bと、分割ロータコア16bが円筒状となるように固定する固定部材20bと、該固定部材20bの抜け止め用の圧入円環板90と、ロータコア18bの内径側に設けられたボス部100とを有する。また、回転電機10bは、前記回転電機10aと同様に、シャフト42、ベアリング44、ボルト46及びノックピン48を有する。
ボス部100は、磁束を通す必要がないことから非磁性体材料で軽量なアルミニウム製であって、ロータコア18bの内面に嵌合する筒部102と、該筒部102の内径側に設けられる底部104とを有する。
筒部102の上面及び下面にはそれぞれ等間隔で6つのねじ穴108及びねじ穴110が設けられている。底部104には前記シャフト42の一端が挿入されるシャフト挿入部28bと、該シャフト挿入部28bの周りに等間隔に配置され、前記ボルト46(図1参照)が挿通される孔112が設けられている。
固定部材20bは、前記第1固定部材20aから前記シャフト挿入部28aの部分を省いた形状であり、前記円板24aに相当する円板24bの内径端面はボス部100の下面からやや下に突出した筒部に嵌合して同軸状となっている。また、円板24bには等間隔で6個の孔114が設けられ、該孔114からボルト116が挿入されてねじ穴110に螺合することにより固定部材20bとボス部100とが固定される。
分割ロータコア16bは、前記分割ロータコア16aと略同形状であって、前記溝部52aに相当する溝部52bを有する。該溝部52bにより形成される支柱挿通部58bの周方向の幅と前記支柱挿通部58aの周方向の幅は等しく、支柱挿通部58bの径方向の幅は、第1支柱26の径方向の幅よりやや大きい。
圧入円環板90の内径は、第1支柱26がロータコア18bの上面から突出する複数の突出部118に対して圧入可能な径に設定されている。圧入円環板90の外径は、ロータコア18bの外径と略等しい。
次に、このように構成される回転電機10bを組み立てる際には、先ず、前記ステップS1〜S3と同様の手順により分割ロータコア16bを形成し、円筒枠83の内周面に沿って分割ロータコア16bを整列して円筒形を形成する。また、整列した分割ロータコア16bの中心に、下方からボス部100の筒部102を挿入する。
次に、前記ステップS4と同様の手順により、プレス治具85及びチャック88を用いて、第1支柱26を支柱挿通部58bに圧入する。固定部材20bの第1支柱26は各分割ロータコア16bの内径側係合部55を内径側へ弾発付勢して、分割ロータコア16bが円筒状となるように固定する。この後、ボルト116により固定部材20bとボス部100とを固定する。このとき、第1支柱26の先端は突出部118として、ロータコア18bの上面から突出している。
固定部材20bにおける第1支柱26は、前記第1固定部材20aにおける第1支柱26と同様の効果を奏し、例えば、12個の分割ロータコア16bのうち1つおきの6個分に対して中間連結部60を両側から挟持して周方向の位置決めをする。後述する固定部材20cにおける第1支柱26についても同様である。
次に、所定の押圧手段により上方から圧入円環板90を押圧し、複数の突出部118に対して圧入する。圧入円環板90は、第1支柱26をさらに内径側へ弾発付勢して分割ロータコア16bを一層強く固定するとともに、固定部材20bのロータコア18bに対する抜け止めとして作用する。
このようなロータコア18bを有する回転電機10bによれば、前記回転電機10aと同様の効果を奏するとともに、ボス部100を備えることにより強度が高く、高速回転用に好適である。また、ボス部100はアルミニウム製であることから軽量であり、回転電機10bは加減速性能が高い。
圧入円環板90は単純形状であって、突出部118に対する圧入が容易である。また、圧入円環板90は、ロータ14bが高速回転する際、突出部118及び分割ロータコア16bが遠心力によって外方に変位することを防止する。
次に、第3の実施形態に係る回転電機10cの構成について説明する。
図11〜図13に示すように、回転電機10cは、ステータ12と、ロータ14cとを有する。ロータ14cは、12個の扇形の分割ロータコア16cからなる円筒状のロータコア18cと、分割ロータコア16cが円筒状となるように固定する固定部材20cと、該固定部材20cの抜け止め用の圧入円環板(第3端面板)120と、軸方向に挿通されて分割ロータコア16cを固定部材20c及び圧入円環板120に対して一層確実に固定するための12本の締結ボルト122とを有する。
回転電機10cは、前記回転電機10aと同様に、シャフト42、ベアリング44、ボルト46及びノックピン48を有する。
固定部材20cは、前記第1固定部材20aと略同形状であり、前記円板24aに相当する円板24cには等間隔で12個のねじ孔(ナット部)123が設けられている。
分割ロータコア16cは、前記分割ロータコア16aと略同形状であって、前記溝部52aに相当する溝部52cを有する。該溝部52cにより形成される支柱挿通部58cの周方向の幅と前記支柱挿通部58aの周方向の幅は等しく、支柱挿通部58cの径方向の幅は第1支柱26の径方向の幅よりやや大きい。支柱挿通部58cは前記支柱挿通部58bと同形状である。
前記内径側係合部55に相当する内径側係合部124は、内径側に向かって突出する断面半円形状であって、該内径側係合部124の中心部には軸方向に連通するボルト孔(連通孔)126が設けられている。各ボルト孔126は、上方からみた位置がねじ孔123と一致する。
圧入円環板120は、12個の円弧孔130と、上面からみた位置が各ボルト孔126と一致する12個の孔132とを有する。円弧孔130の外径端面部は、第1支柱26がロータコア18cの上面から突出する複数の突出部128に対して圧入され、内径側端面部は突出部128から離間するように設定されている。
次に、このように構成される回転電機10cを組み立てる際には、先ず、前記ステップS1〜S3と同様の手順により分割ロータコア16cを形成し、円筒枠83の内周面に沿って分割ロータコア16cを整列して円筒形を形成する。
次に、前記ステップS4と同様の手順により、プレス治具85及びチャック88を用いて、第1支柱26を支柱挿通部58cに圧入する。前記の第1固定部材20aと同様に、固定部材20cの第1支柱26は各分割ロータコア16cの内径側係合部55を内径側へ弾発付勢して、分割ロータコア16cが円筒状となるように固定する。このとき、第1支柱26の先端は突出部128として、ロータコア18cの上面から突出している。
次に、所定の押圧手段により上方から圧入円環板120を押圧し、円弧孔130を突出部128に対して圧入する。円弧孔130の外径部は、第1支柱26をさらに内径側へ弾発付勢して分割ロータコア16cを一層強く固定するとともに、固定部材20cのロータコア18cに対する抜け止めとして作用する。
次に、6本の締結ボルト122をそれぞれ孔132及びボルト孔126に挿入してねじ孔123に螺合させる。
このようなロータコア18cを有する回転電機10cによれば、前記回転電機10aと同様の効果を奏するとともに、圧入円環板120は単純形状であって、突出部128に対する圧入が容易である。また、圧入円環板120、固定部材20c及び分割ロータコア16cは締結ボルト122により軸方向に固定されていることから、ロータ14cが高速回転する際、部品間静摩擦力により、ロータ14cの変形を抑えることができ、より確実に分割ロータコア16cを固定することができる。
本発明に係る回転電機は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10a〜10c…回転電機 12…ステータ
14a〜14c…ロータ 16a〜16c…分割ロータコア
18a〜18c…ロータコア 20a〜20c、22…固定部材
24a〜24c…円板 26…第1支柱
34…第2支柱 36…円筒部
40…磁石 42…シャフト
52a〜52c…溝部 53…径隙間部
54…周端面 55、124…内径側係合部
56…副周端面 58a〜58c…支柱挿通部
62a、62b…周隙間部 63…隙間部
80…薄板部材 82…薄板鋼板
90、120…圧入円環板 100…ボス部
122…締結ボルト

Claims (7)

  1. ステータと円筒状のロータとを有する回転電機において、
    前記ロータは、薄板鋼板が軸方向に積層され、複数の扇形の分割コアからなるロータコアと、
    前記複数の分割コアが円筒状となるように固定する第1固定部材と、
    を有し、
    前記分割コアは、軸方向に延在する支柱挿通部を有し、
    前記第1固定部材は、前記ロータコアの軸方向一端面に設けられる第1端面板と、
    該第1端面板から軸方向に延在し、前記支柱挿通部に挿入される複数の第1支柱と、
    を備え、
    前記第1支柱は、それぞれ前記支柱挿通部に挿入する以前に内径側に向かって傾斜しており、前記支柱挿通部に圧入され
    前記支柱挿通部は、隣接する前記分割コアの周方向側面に設けられた溝部同士が対向して形成され、
    前記分割コアの各々の周方向側面には、前記溝部よりも外径側及び内径側に周端面、副周端面がそれぞれ設けられ、隣接する前記分割コアの前記周端面同士が互いに当接するとともに、隣接する前記分割コアの前記副周端面同士の間に隙間部が形成されることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1端面板は円板形状であって、前記第1支柱は前記第1端面板の周囲に設けられ、前記第1固定部材は、板部材をプレス絞りすることにより成形されていることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1支柱の少なくとも1つは、嵌挿される支柱挿通部の第1の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、反対側である第2の周方向の側壁に当接し、
    他の第1支柱の少なくとも1つは嵌挿される支柱挿通部の前記第2の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、前記第1の周方向の側壁に当接していることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項1記載の回転電機において、
    前記複数の分割コアが円筒状となるように固定する第2固定部材を有し、
    前記第2固定部材は、前記ロータコアの軸方向他端面に設けられる第2端面板と、
    該第2端面板から軸方向に延在し、前記支柱挿通部に前記第1支柱とともに挿入される複数の第2支柱と、
    前記第2端面板から軸方向に延在する円筒部と、
    を備え、
    前記第2支柱は、前記支柱挿通部に挿入する以前に内径側に向かってそれぞれ傾斜しており、前記支柱挿通部に圧入され、
    前記円筒部は、前記ロータコアの内周面よりも内周側に同軸状で設けられていることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項記載の回転電機において、
    前記第2端面板は円板形状であって、前記第2支柱は前記第2端面板の周囲に設けられ、前記第2固定部材は、板部材をプレス絞りすることにより成形されていることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項記載の回転電機において、
    前記第2支柱の少なくとも1つは、嵌挿される支柱挿通部の第1の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、反対側である第2の周方向の側壁に当接し、
    他の第2支柱の少なくとも1つは嵌挿される支柱挿通部の前記第2の周方向の側壁に対して周隙間部を設け、前記第1の周方向の側壁に当接していることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項1記載の回転電機において、
    前記分割コアは、軸方向に連通する連通孔を有し、
    前記第1端面板は、前記連通孔に対応する位置にナット部を有し、
    さらに、前記第1端面板と反対のロータコア端面に配設され、前記連通孔に対応する位置に孔部を有する第3端面板を設け、
    ボルトを前記第3端面板の前記孔部から前記連通孔を介して挿入して前記ナット部と螺合し、前記分割コアが固定されていることを特徴とする回転電機。
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