JP4881259B2 - たわみ軸継手 - Google Patents

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Description

この発明は、歯車形軸継手とコイルばねをトルク伝達要素とするたわみ軸継手とを組み合わせたたわみ軸継手に関する。
歯車形軸継手は、外筒の内歯車と内筒の外歯車とをかみ合わせてトルクを伝達する。バックラッシ、頂隙、および外歯の歯先と歯面とに設けたクラウニングにより、偏角、偏心(軸心の径方向誤差)、軸方向誤差などの軸心の狂いを吸収する。歯車形軸継手は、伝達トルクが大きく、長寿命、安全性で信頼性が高い、トルク基準で比較すると他のたわみ軸継手に比べて最も低コストであるなどの利点により、永年にわたり広い範囲で用いられている。特に、大形機械設備に適している。
歯車形軸継手は上述のような利点を持っているが、外歯・内歯間にバックラッシがあるために、起動時または運転中に、負荷変動または駆動軸の正逆転により外歯・内歯間の隙間が変化して、振動、衝撃、騒音などが発生する問題があった。しかし、従来の歯車形軸継手は、これら振動を減衰し、衝撃を緩和する機能を持ってはいなかった。
従来の歯車形軸継手の上記問題を解決しようとする歯車形軸継手として、回転軸からの衝撃トルクや捩り振動を弾性体で吸収する歯車形軸継手が提案されている(特許文献1参照)。この歯車形軸継手は、スリーブに設けられた一対の第1の内歯歯車と一対のピニオンに設けられた第1の内歯歯車とがかみ合う可とう歯車継手において、ピニオンの内周に第2の内歯歯車の第1の歯が形成され、回転軸に固着したボスの外周に第1の歯と所定の間隔をあけて対向した第2の歯が形成されている。そして、ボスとピニオンとはピニオン内周の第1の歯とボスの第2の歯とがかみ合って連結されており、第1の歯と第2の歯との間にニトリルゴムや板ばねなどの弾性体が充填されている。つまり、回転軸はピニオンに直接連結されておらず、ボスおよび弾性体を介して連結されている。したがって、構造が複雑であり、メンテナンスに手間がかかるという問題があった。
弾性体としてたる形コイルばねを用い、軸心調整作用、ねじり振動減衰作用および緩衝作用に優れたたわみ軸継手が知られている(特許文献2参照)。このたわみ軸継手は、第1ハブおよび第2ハブ、第2ハブのフランジに固定されたカバー、ならびにたる形コイルばねを備えている。たる形コイルばねは第2のフランジとカバーとの間で圧縮されて第1ハブフランジに保持されており、たる形コイルばねを介して第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達される。このたわみ軸継手は、前記軸心調整、振動減衰、緩衝などの作用に優れているが、最大伝達トルクが歯車形軸継手に比べて低いという問題があった。
特開平7−286623号公報(第1頁、図13〜図15) 特開平6−213247号公報(第1頁)
この発明は、最大伝達トルクが大きく、振動減衰および衝撃緩和の作用に優れるとともに、構造が簡単、かつメンテナンスが容易なたわみ軸継手を提供することを課題としている。
この発明のたわみ軸継手は、上記課題の解決を達成するために次のように構成されている。
第1発明のたわみ軸継手は、円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
円筒状のスリーブ本体の後端にスリーブ環状部を有し、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、前記第1スリーブと第2スリーブとの間に挿入されたセンターリング、
前記第1スリーブのスリーブ環状部、センターリングおよび第2スリーブのスリーブ環状部のボルトピン穴を貫通し、前記センターリングを介して第1スリーブおよび第2スリーブを連結するボルトピン、ならびに
前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ボルトピンに支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
を備えている。
前記ハブフランジとスリーブ環状部との間、前記ハブフランジとセンターリングとの間、および前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられている。
前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ボルトピンにしまりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記スリーブ環状部とセンターリングとの間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達される。
第2発明のたわみ軸継手は、円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
円筒状のスリーブ本体の両端に環状の第1サイドカバーおよび第2サイドカバーが着脱可能に取り付けられており、前記ばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記第1、第2サイドカバーの貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納するスリーブ、
前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられているとともに、前記内歯にかみ合う外歯が外周に切られており、前記第1、第2ハブのハブフランジの間に挿入されたセンターリング、
前記スリーブの第1、第2サイドカバーおよびセンターリングのボルトピン穴を貫通し、前記スリーブ本体に第1、第2サイドカバーを固定するボルトピン、ならびに
前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ボルトピンに支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
を備えている。
前記ハブフランジとサイドカバーとの間、前記ハブフランジとセンターリングとの間、および前記ハブ本体とサイドカバーの貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられている。
前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ボルトピンにしまりばめされており、前記たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記第1、第2サイドカバーとセンターリングとの間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達される。
第3発明のたわみ軸継手は、円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられているとともに、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
円筒状のスリーブ本体の先端に継手連結フランジを有し、後端にスリーブ環状部を有し、スリーブ環状部に前記ばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、前記第1、第2ハブのハブフランジの間に挿入されたセンターリング、
前記スリーブの継手連結フランジに設けられた複数のボルト穴を貫通し、前記センターリングを介して第1スリーブと第2スリーブとを連結する継手ボルト、
前記第1スリーブのスリーブ環状部、センターリング、および第2スリーブのスリーブ環状部のボルトピン穴を貫通し、前記センターリングを介して第1スリーブと第2スリーブとを連結するボルトピン、ならびに
前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ボルトピンに支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
を備えている。
前記ハブフランジとスリーブ環状部との間、前記ハブフランジとセンターリングとの間、および前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられている。
前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ボルトピンにしまりばめされており、前記たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記スリーブ環状部とセンターリングとの間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達される。
第4発明のたわみ軸継手は、円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
円筒状のスリーブ本体の先端に継手連結フランジを有し、後端にスリーブ環状部を有し、スリーブ環状部に前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にばね支持ピン穴が設けられており、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
前記スリーブの継手連結フランジに設けられた複数のボルト穴を貫通し、第1スリーブと第2スリーブとを連結する継手ボルト、
円柱状のばね支持軸本体の両端面のそれぞれからばね支持ピンが前記本体軸方向に延びており、ばね支持ピンが前記第1、第2ハブのハブフランジのばね穴を貫通し、ばね支持ピンの先端部が第1、第2スリーブの環状部の前記ばね支持ピン穴にはめ合い、第1スリーブのスリーブ環状部および第2スリーブのスリーブ環状部に支持されたばね支持軸、ならびに
前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ばね支持軸に支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
を備えている。
前記ハブフランジとスリーブ環状部との間、および前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられている。
前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ばね支持ピンにしまりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記スリーブ環状部と前記ばね支持軸本体の端面との間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達される。
第5発明のたわみ軸継手は、円筒状のハブ本体の前端にハブフランジが設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
円筒状のスリーブ本体の前端に継手連結フランジを有し、後部に複数のばね保持穴が円周方向に沿って設けられたスリーブ環状部を有し、スリーブ本体の内周面に前記ハブ本体凸部の外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
前記継手連結フランジに設けられたボルト穴を貫通し、第1スリーブと第2スリーブとを連結する継手ボルト、
前記第1、第2スリーブのばね穴に対応する位置に前記第1、第2ハブのハブフランジに支持されており、後端にフランジ状頭部を有する第1ばね支持ピンおよび第2ばね支持ピン、ならびに
前記第1、第2スリーブのばね保持穴内に挿入され、前記第1、第2ばね支持ピンで支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
を備えている。
前記ハブフランジとスリーブ本体との間、前記ハブフランジと前記スリーブ環状部との間、前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間、および前記スリーブ環状部とばね支持ピンの頭部との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられている。
前記たる形コイルばねが最大外径部でこれの外径が前記ばね保持穴の内径にほぼ等しい径ではめ合っており、最小内径部で前記ばね支持ピンにしまりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記ハブフランジと前記ばね支持ピンの頭部との間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達される。
この発明のたわみ軸継手は、たる形コイルばねの弾性変形、隣り合うばねのコイルどうしの摩擦、ばね端面とスリーブおよびセンターリングとの間の摩擦とにより、振動を減衰し、衝撃を緩和する。この結果、外歯・内歯の損傷、摩耗が少なくなるので、通常の歯車形軸継手に比べて長期間の使用に耐える。バックラッシによる騒音も低減する。
この発明のたわみ軸継手は、振動を減衰し、衝撃を緩和するたる形コイルばねが、外歯を備えたハブフランジに取り付けられている。したがって、回転軸がボス、および第1の歯と第2の歯との間に充填された弾性体を介してピニオンに連結された、前記従来の歯車形軸継手に比べて、構造がきわめて簡単であり、メンテナンスも容易である。
あらかじめ設定された外歯・内歯のバックラッシ、頂隙、およびクラウニング、ならびに吸収する振動および衝撃条件に応じて、たる形コイルばねのばね軸直角方向のばね定数、ばね外径、およびばねたわみ設定量、ならびに外歯・内歯間の隙間を調整することにより、多様な運転条件に対応することができる。例えば、高速・低トルクの使用条件ではたる形コイルばねだけでトルクを伝達し、低速・高トルクの使用条件ではたる形コイルばねと外歯・内歯とでトルクを伝達する。
図1、図2、および図3は、第1発明のたわみ軸継手の最良の一形態を示している。図1はたわみ軸継手の一部を分解して示す縦断面図、図2は図1の2−2線に沿う断面図、図3は外歯と内歯との間のバックラッシの説明図である。
第1発明のたわみ軸継手1は、主として第1ハブ10、第2ハブ20、第1スリーブ30、第2スリーブ40、センターリング50、ボルトピン60、第1たる形コイルばね70、および第2たる形コイルばね75からなっている。
第1ハブ10は、先端に第1ハブフランジ13を有する、円筒状の第1ハブ本体11を備えている。第1ハブフランジ13は、外周面に外歯14が切られており、外周寄りに円周方向に沿い、リーマー仕上げされた複数のばね穴16が貫通している。外歯14の歯先と歯面とに、クラウニングが施されている。第1ハブ本体11の軸穴18に、伝動軸(図示しない)が連結するためのキー溝19が切られている。第2ハブ20は、第1ハブ10と同じ構造をしており、第2ハブ本体21、第2ハブフランジ23、外歯24、ばね穴26、軸穴28、およびキー溝29を備えている。
第1スリーブ30は、後端に第1スリーブ環状部35を有する円筒状の第1スリーブ本体31を備えている。第1スリーブ本体31は、内周面に前記第1ハブフランジ13の外歯14とかみ合う内歯32が切られている。外歯14と内歯32との間には、バックラッシfおよび頂隙g(図3参照)が設けられている。外歯・内歯間のバックラッシf、頂隙g、および外歯の歯先と歯面とに設けたクラウニングは、偏角、偏心、および軸方向誤差を吸収できる大きさとなっている。
起動時の外歯・内歯間の隙間m、n(図3参照)の大きさは、バックラッシfの大きさの範囲内で、運転条件に応じて任意に設定することができる。両側の隙間m、nの和が、バックラッシfとなる。隙間m、nを設定するには、継手組立て時に所定の隙間となるように第1、第2スリーブ30、40を第1、第2ハブ10、20に対して回転し、ボルトピン60を締め付けて第1、第2スリーブ30、40を第1、第2ハブ10、20に固定する。このたわみ軸継手1では、右回転方向および左回転方向の外歯・内歯間の起動時の隙間m、nはほぼ等しい大きさ、つまりバックラッシfのほぼ1/2となるように設定されている。したがって、起動時の隙間がバックラッシfとほぼ等しい軸継手に比べて、衝撃は1/2以下に緩和される。起動時の隙間m、nがほぼ等しい大きさに設定された軸継手は、正・逆回転運転が頻発する設備に適している。
第1スリーブ環状部35は、第1ハブフランジ13のばね穴16に対応する位置にボルトピン穴39が貫通している。ボルトピン穴39もリーマー仕上げされている。第1スリーブ30は、前記第1ハブ本体11が第1スリーブ環状部35の貫通穴37を貫通するようにして前記第1ハブフランジ13を収納している。第2スリーブ40は、第1スリーブと同じ構造をしており、第2スリーブ本体41と第2スリーブ環状部45とからなっている。
第1、第2スリーブ環状部35、45の内周面にOリング溝80が切ってあり、ここにOリング81が装着される。グリースなどの潤滑剤が、注油口(図示しない)から第1、第2スリーブ30、40内に充填されている。Oリング81は、第1、第2ハブ本体11、21と第1、第2スリーブ30、40との間からの潤滑剤の漏れを防ぐ。
センターリング50は、第1、第2ハブフランジ13、23のばね穴16、26に対応する位置にボルトピン穴55が貫通している。ボルトピン穴55もリーマー仕上げされている。センターリング50の外周両面側にテーパー付き切欠き52が設けられている。この切欠き52に、第1、第2スリーブ30、40の先端部がはめ合っている。
ボルトピン60は、ねじ部61と六角ヘッド63との間がピン部62となっている。ボルトピン60は、第1、第2スリーブ30、40のボルトピン穴39、49にはめ合い、これらを貫通し、センターリング50を介して第1スリーブ30と第2スリーブ40とを連結している。
前記ハブフランジ13、23とスリーブ環状部35、45との間、前記ハブフランジ13、23とセンターリング50との間、および前記ハブ本体11、21とスリーブ環状部35、45の貫通穴37、47との間に、それぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間a、b、cが設けられている。
第1、第2たる形コイルばね70、75は、最大外径部71、76で前記第1、第2ハブフランジ13、23のばね穴16、26にしまりばめされ、最小内径部72、77で前記ボルトピン60のピン部62にしまりばめされている。第1、第2たる形コイルばね70、75は、トルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記第1、第2スリーブ環状部35、45の内面36、46とセンターリング50との間でコイル軸方向に圧縮されている。
第1、第2スリーブ環状部35、45とボルトピン60のナット65との間に歯付き座金67が挿入されており、ナット65の緩みによるたる形コイルばね70、75に作用する圧縮力の低下を防いでいる。座金は、歯付き座金に代えてばね座金であってもよい。
以上のように構成されたたわみ軸継手1において、運転開始または運転途中で駆動軸を逆回転した直後では、バックラッシによる隙間が外歯と内歯の両歯面間にある。したがって、両歯面が非接触の状態で、外歯・内歯を介さずにたる形コイルばねを介してトルクが駆動軸から従動軸に伝達される。すなわち、第1ハブ10から第2ハブ20にトルクが伝達されるとすると、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1たる形コイルばね70、ボルトピン60、第2たる形コイルばね75、第2ハブ本体21、従動軸と順次伝達される。センターリング50を介してボルトピン60で連結された第1スリーブ30および第2スリーブ40は、センターリング50と共に一体となって回転する。トルク伝達時には、たる形コイルばね70、75は、伝達トルクの大きさに応じてばねの最大径部71、76と最小径部72、77との間の中央部分の一部がばね内径方向に変位する。したがって、反対側はばね外径方向に伸びるように弾性変形する。
運転開始後または逆転開始後で駆動軸の回転により外歯・内歯間の隙間が無くなると、外歯と内歯との両歯面が接触した状態で、たる形コイルばねと外歯・内歯とでトルクが伝達される。たる形コイルばねは伝達トルクのうち、あらかじめ設定された外歯・内歯間の隙間だけたわんだときのトルクを負担し、外歯・内歯は残りのトルクを負担する。たる形コイルばねによるトルクの伝達は、上述のとおりである。外歯・内歯によるトルクの伝達の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1外歯・内歯14、32、第1スリーブ30、第2スリーブ40、第2内歯・外歯42、24、第2ハブ20、従動軸へと順次伝達される。第1、第2たる形コイルばね70、75、ボルトピン60、スリーブ30、40、およびセンターリング50は一体となってトルクを伝達する。
外歯・内歯は、クラウニング、バックラッシ、および頂隙によって、軸心の狂い、すなわち伝動軸の偏心、偏角および軸方向誤差を吸収する。外歯・内歯によるこれら軸心の狂いの吸収に追従して、たる形コイルばねは、偏心吸収時にはばね径方向に変形し、軸方向誤差吸収時にはばね軸方向に伸縮し、また偏角吸収時にはばね軸に対して斜め方向に変形する。軸心の狂いは、第1ハブ側と第2ハブ側との2箇所で吸収される。したがって、継手全体での軸心の狂いの吸収量は、第1ハブ側吸収量と第2ハブ側吸収量との和になる。
トルク伝達系のねじり振動および衝撃は、たる形コイルばねの弾性変形および隣り合うコイルの摩擦、ならびにばね端面73、78とスリーブ環状部の内面36、46およびセンターリング50との間の摩擦により減衰され、吸収される。トルク伝達、軸心の狂いの調整、振動減衰および衝撃吸収は、いずれもたる形コイルばねが弾性変形しながら同時に行なわれる。
図4はこの発明の最良の一形態を示しており、第2発明のたわみ軸継手の縦断面図である。なお、以下に説明する第2発明〜第5発明のたわみ軸継手については、第1発明のたわみ軸継手のものと同じ部材には図1、2の参照符号と同じ符号を用い、これら部材の詳細な説明は省略する。
第2発明のたわみ軸継手2は、主として第1ハブ10、第2ハブ20、スリーブ90、センターリング105、ボルトピン60、第1たる形コイルばね70、第2たる形コイルばね75からなっている。これら部材のうち、第1、第2ハブ10、ボルトピン60、および第1、第2たる形コイルばね70、75の構造は第1発明のたわみ軸継手1ものと同じである。したがって、第1発明のたわみ軸継手と構造が異なるスリーブ90とセンターリング105とについて説明する。
スリーブ90は、円筒状のスリーブ本体91、環状の第1サイドカバー95、および第2サイドカバー100からなっている。スリーブ本体91の内周面には、ほぼスリーブ本体全長にわたって内歯92が切られている。内歯92には、第1ハブ10、第2ハブ20の外歯14、24が共にかみ合っている。第1サイドカバー95は、第1ハブの第1ハブフランジ13のばね穴16に対応する位置にボルトピン穴98が貫通している。ボルトピン穴98はリーマー仕上げされている。第2サイドカバー100は、第1サイドカバー95と同じ構造をしている。第2サイドカバー100にも、ボルトピン穴103が設けられている。第1、第2サイドカバー95、100の外周面側にテーパー付き切欠き99、104となっており、この切欠きにスリーブ本体91の両端部がそれぞれはめ合っている。第1、第2サイドカバー95、100の内周面にそれぞれOリング溝80が切ってあり、ここに潤滑剤漏れ止めのOリング81が装着されている。
センターリング105は、外周面にスリーブ90の内歯92とかみ合う外歯106が切られている。センターリング105には、第1、第2ハブフランジ13、23のばね穴16,26に対応する位置にボルトピン穴108が貫通している。ボルトピン穴98、103は、リーマー仕上げされている。センターリング105は、第1、第2ハブフランジ13、23の間に挿入されたている。
第1、第2サイドカバー95、100およびセンターリング105のボルトピン穴98、103、108を貫通するボルトピン60をナット65で締め付けて、スリーブ90の両端に第1、第2サイドカバー95、100を固定する。第1、第2ハブ本体11、21が第1、第2サイドカバー95、100の貫通孔97、102をそれぞれ貫通し、スリーブ90は第1、第2たる形コイルばね70、75が装着された第1、第2ハブフランジ13,23を収納している。
ハブフランジ13、23とサイドカバー95、100との間、ハブフランジ13、23とセンターリング105との間、およびハブ本体11、21とサイドカバー95、100の貫通穴97、102との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間a、d、cが設けられている。
第1、第2たる形コイルばね70、75は、最大外径部71、76で前記第1、第2ハブ10,20のばね穴16、26にしまりばめされ、最小内径部72、77で前記ボルトピン60のピン部62にしまりばめされている。各たる形コイルばね70、75は、トルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記第1、第2サイドカバー95、100の内面96、101とセンターリング105との間でコイル軸方向に圧縮されている。
以上のように構成されたたわみ軸継手2において、第1ハブ10から第2ハブ20にトルクが伝達されるとすると、外歯・内歯の両歯面が非接触の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1たる形コイルばね70、ボルトピン60、第2たる形コイルばね75、第2ハブ本体21、従動軸と順次伝達される。
外歯・内歯の両歯面が接触している場合、第1発明のたわみ軸継手1と同様に、たる形コイルばねは伝達トルクのうち、あらかじめ設定された外歯・内歯間の隙間だけたわんだときのトルクを負担し、外歯・内歯は残りのトルクを負担する。たる形コイルばねによるトルクの伝達は、上述のとおりである。外歯・内歯によるトルクの伝達の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1外歯・内歯14、92、スリーブ90、第2内歯・外歯92、24、第2ハブ20、従動軸へと順次伝達される。第1、第2たる形コイルばね70、75、ボルトピン60、スリーブ90、およびセンターリング105は一体となって回転し、トルクを伝達する。
第2発明のたわみ軸継手2による軸心の狂いの調整、振動減衰、および衝撃吸収の作用は、第1発明のたわみ軸継手1と同じである。
図5は第3発明の最良の一形態を示しており、たわみ軸継手3の縦断面図である。
第3発明のたわみ軸継手3は、主として第1ハブ10、第2ハブ20、第1スリーブ110、第2スリーブ120、センターリング130、継手ボルト136、ボルトピン60、第1たる形コイルばね70、および第2たる形コイルばね75からなっている。これら部材のうち、第1発明のたわみ軸継手1と構造が異なる第1スリーブ110、第2スリーブ120、センターリング130、および継手ボルト136について説明する。
第1スリーブ110は、後端に第1スリーブ環状部116を有する円筒状の第1スリーブ本体111を備えている。第1スリーブ本体111は、内周面に前記第1ハブフランジ13の外歯14とかみ合う内歯112が切られている。前記外歯13の歯先と歯面とにクラウニングが形成されており、外歯13と内歯112との間には、バックラッシおよび頂隙が設けられている。
第1スリーブ110は、これの第1スリーブ環状部116に第1ハブフランジ13のばね穴16に対応する位置にボルトピン穴119が貫通している。ボルトピン穴119は、リーマー仕上げされている。第1スリーブ本体111の前端には、連結ボルト穴114を有する継手連結フランジ113が設けられている。第1スリーブ110は、第1ハブ本体11が第1スリーブ環状部116の貫通穴118を貫通するようにして第1ハブフランジ13を収納している。第2スリーブ120は、第1スリーブ110と同じ構造をしており、第2スリーブ本体121と第2スリーブ環状部126とからなっている。第1、第2スリーブ環状部116、126のそれぞれの内周面にOリング溝80が切ってあり、ここに潤滑剤の漏れを防ぐOリング81が装着されている。
センターリング130は、第1、第2ハブフランジ13、23のばね穴16、26に対応する位置にボルトピン穴131が貫通している。ボルトピン穴131は、リーマー仕上されている。また、センターリング130の外周寄りに、前記第1、第2スリーブ110、120の連結ボルト穴114、124に対応する位置に連結ボルト穴133が設けられている。
継手ボルト136は、第1、第2スリーブの継手連結フランジ113、123に設けられた連結ボルト穴114、124を貫通し、前記センターリング130を介して第1スリーブ110と第2スリーブ120とを連結している。
ハブフランジ13、23とスリーブ環状部116、126との間、ハブフランジ13、23とセンターリング130との間、およびハブ本体11、21とスリーブ環状部116、126の貫通穴118、128との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間a、b、cが設けられている。
第1、第2たる形コイルばね70,75は、最大外径部72、76で前記第1、第2ハブフランジ13,23および第2ハブのばね穴16、26にしまりばめされ、最小内径部72、77で前記ボルトピン60にしまりばめされている。第1、第2たる形コイルばね70、75は、トルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように第1、第2スリーブ環状部116、126の内面117,127とセンターリング130との間でコイル軸方向に圧縮されている。
以上のように構成されたたわみ軸継手3において、第1ハブ10から第2ハブ20にトルクが伝達されるとすると、外歯・内歯の両歯面が非接触の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1たる形コイルばね70、ボルトピン60・継手ボルト136、第2たる形コイルばね75、第2ハブ本体21、従動軸と順次伝達される。
外歯・内歯の両歯面が接触している場合、第1発明のたわみ軸継手1と同様に、たる形コイルばねは伝達トルクのうち、あらかじめ設定された外歯・内歯間の隙間だけたわんだときのトルクを負担し、外歯・内歯は残りのトルクを負担する。たる形コイルばねによるトルクの伝達は、上述のとおりである。外歯・内歯によるトルクの伝達の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1外歯・内歯14、112、ボルトピン60・継手ボルト136、第2内歯・外歯122、24、第2ハブ20、従動軸へと順次伝達される。ボルトピン60と継手ボルト136とがそれぞれ伝達トルクのほぼ1/2ずつを負担する。第1、第2たる形コイルばね70、75、ボルトピン60・継手ボルト136、第1、第2スリーブ110、120、およびセンターリング130は一体となって回転し、トルクを伝達する。
第3発明のたわみ軸継手3による軸心の狂いの調整、振動減衰、および衝撃吸収作用は、第1発明のたわみ軸継手1と同じである。
図6はこの発明の最良の一形態を示しており、第4発明のたわみ軸継手4の縦断面図である。
第4発明のたわみ軸継手4は、主として第1ハブ10、第2ハブ20、第1スリーブ140、第2スリーブ150、ばね支持軸160、継手ボルト166、第1たる形コイルばね70、第2たる形コイルばね75からなっている。これら部材のうち、第1発明のたわみ軸継手と構造が異なる第1スリーブ140、第2スリーブ150、ばね支持軸160、および継手ボルト166について説明する。
第1スリーブ140は、円筒状の第1スリーブ本体141の先端に継手連結フランジ143を備えている。継手連結フランジ143には、円周方向に沿って複数の連結ボルト穴144が設けられている。第1スリーブ140の後端は、第1スリーブ環状部146となっている。第1スリーブ環状部146には、第1ハブフランジ13のばね穴16に対応する位置にばね支持ピン穴149が設けられている。第1スリーブ本体141の内周面に前記第1ハブフランジ13の外歯14とかみ合う内歯142が切られている。第1スリーブ140は、第1ハブ本体11が第1スリーブ環状部146の貫通穴148を貫通するようにして第1ハブフランジ13を収納している。第2スリーブ150も、第2スリーブ本体151と第2スリーブ環状部156とからなっており、第1スリーブ140と同じ構造をしている。
第1継手連結フランジ143の前面にOリング溝84が設けられており、Oリング溝84内にOリング85が装着されている。Oリング85は第1継手連結フランジ143と第2継手連結フランジ153との接合面からの潤滑剤の漏れを防ぐ。
ばね支持軸160は、円柱状のばね支持軸本体161の両端面のそれぞれからばね支持ピン163が本体軸方向に延びている。ばね支持ピン163が前記第1、第2ハブフランジ13,23のばね穴16、26を貫通し、ばね支持ピン163の先端部が第1、第2スリーブ環状部146、156のばね支持ピン穴149、159にはめ合い、第1スリーブスリーブ環状部146および第2スリーブ環状部156に支持されている。
継手ボルト166は、第1、第2スリーブ140、150の継手連結フランジ143、153に設けられた複数の連結ボルト穴144、154を貫通し、第1スリーブ140と第2スリーブ150とを連結している。
前記第1、第2ハブフランジ13、23と第1、第2スリーブ環状部146、156との間、および前記第1、第2ハブ本体11、21と第1、第2スリーブ環状部146、156の貫通穴148、158との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間a、cが設けられている。
第1たる形コイルばね70および第2たる形コイルばね75は、第1、第2ハブフランジ13、23のばね穴16、26を貫通し、ばね支持軸160に支持されている。第1、第2たる形コイルばね70,75は、最大外径部71、76で第1、第2ハブフランジ13、23のばね穴16,26にそれぞれしまりばめされ、最小内径部72、77でばね支持軸160のばね支持ピン163にしまりばめされている。第1、第2たる形コイルばね70、75は、トルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するようにして第1、第2スリーブ環状部146、156の内面147、157とばね支持軸本体161の端面162との間でコイル軸方向に圧縮されて保持されている。
以上のように構成されたたわみ軸継手4において、第1ハブ10から第2ハブ20にトルクが伝達されるとすると、外歯・内歯の両歯面が非接触の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1たる形コイルばね70、ばね支持軸160、第2たる形コイルばね75、第2ハブ本体21、従動軸と順次伝達される。
外歯・内歯の両歯面が接触している場合、第1発明のたわみ軸継手1と同様に、たる形コイルばねは伝達トルクのうち、あらかじめ設定された外歯・内歯間の隙間だけたわんだときのトルクを負担し、外歯・内歯は残りのトルクを負担する。たる形コイルばねによるトルクの伝達は、上述のとおりである。外歯・内歯によるトルクの伝達の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体11、第1外歯・内歯14、142、ばね支持軸160・継手ボルト166、第2内歯・外歯152、24、第2ハブ20、従動軸へと順次伝達される。ばね支持軸160と継手ボルト166とがそれぞれ伝達トルクのほぼ1/2ずつを負担する。第1、第2たる形コイルばね70、75、ばね支持軸160、継手ボルト166、および第1、第2スリーブ140、150は一体となって回転し、トルクを伝達する。
第4発明のたわみ軸継手4による軸心の狂いの調整、振動減衰、および衝撃吸収作用は、第1発明のたわみ軸継手1と同じである。
図7はこの発明の最良の一形態を示しており、第5発明のたわみ軸継手の縦断面図である。
第5発明のたわみ軸継手5は、主として第1ハブ170、第2ハブ180、第1スリーブ190、第2スリーブ200、継手ボルト220、第1ばね支持ピン210、第2ばね支持ピン215、および第1たる形コイルばね70、第2たる形コイルばね75からなっている。これら部材のうち、第1発明のたわみ軸継手と構造が異なる第1、第2ハブ170、180、第1、第2スリーブ190、200、継手ボルト220、および第1、第2ばね支持ピン210、215について説明する。
第1ハブ170は、円筒状の第1ハブ本体171の前端に第1ハブフランジ173が設けられている。第1ハブフランジ173の外周面に外歯174が切られている。第1ハブフランジ173には複数のばね支持ピン穴175が円周方向に沿って設けられており、ばね支持ピン穴175の先端はめねじとなっている。第1ハブ本体171の軸穴178に伝動軸を連結するキー溝179が切られている。第2ハブ180も第1ハブ170と同じ構造をしており、第2ハブ本体181は、外歯184、ばね支持ピン穴185を有する第2ハブフランジ183を備えている。第2ハブ本体181の軸穴188にはキー溝189が切られている。
第1スリーブ190は、円筒状の第1スリーブ本体191の前端に第1継手連結フランジ193が設けられている。第1スリーブ本体191の後部は、複数のばね保持穴197が円周方向に沿って設けられた第1スリーブ環状部196となっている。第1スリーブ本体191の内周面には、第1ハブフランジ173の外歯174とかみ合う内歯192が切られている。第1スリーブ190は、第1ハブ本体171が第1スリーブ環状部196の貫通穴199を貫通するようにして第1ハブフランジ173を収納している。第2スリーブ200も第1スリーブ190と同じ構造をしており、第2スリーブ本体201は、第2継手連結フランジ203および第2スリーブ環状部206を備えている。第2スリーブ環状部206には、内歯202およびばね保持穴207が設けられている。
第1継手連結フランジ193の前面にOリング溝84が設けられており、Oリング溝84内にOリング85が装着されている。Oリング85は第1継手連結フランジ193と第2継手連結フランジ203との接合面からの潤滑剤の漏れを防ぐ。
継手ボルト220は、前記継手連結フランジ193、203に設けられた連結ボルト穴194、204を貫通し、第1スリーブ190と第2スリーブ200とを連結する。
第1、第2ばね支持ピン210、215は、ピン本体211、216の先端部におねじ212、217が切られており、後端にフランジ状頭部213、218が形成されている。第1、第2ばね支持ピン210、215は、おねじ212、217が前記第1、第2ハブフランジ173、183のめねじにねじ込まれているとともに、先端部がばね保持穴197、207にはめ合っている。このように、第1、第2ばね支持ピン210、215は、前記第1、第2ハブフランジ173、183に片持ちで支持されている。
ハブフランジ173、183と第1、第2スリーブ環状部196、206との間、第1、第2ハブ本体171,181とスリーブ環状部196、206の貫通穴199、209との間、およびスリーブ環状部196、206の穴底198、208とばね支持ピン210、215の頭部213、218との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間a、c、eが設けられている。
第1、第2たる形コイルばね70、75は最大外径部71、76でこれの外径が第1、第2スリーブ190、200のばね保持穴197、207の内径にほぼ等しい径、例えば、木・鉛ハンマで組立・分解ができるはめあい(穴基準でH6/h6またはH7/js6程度)、ではめ合っている。第1、第2たる形コイルばね70、75の最小内径部72、77は、第1、第2ばね支持ピン210、215のピン本体211、216にしまりばめされている。たる形コイルばね70、75がトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するようにハブフランジ173、183とばね支持ピン210,215の頭部213、218との間でコイル軸方向に圧縮されて保持されている。
以上のように構成されたたわみ軸継手5において、第1ハブ170から第2ハブ180にトルクが伝達されるとすると、第1、第2ハブフランジ173,183の外歯174、184および内歯の両歯面が非接触の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体171、第1ばね支持ピン210、第1たる形コイルばね70、第1スリーブ190、継手ボルト220、第2スリーブ200、第2たる形コイルばね75、第2ばね支持ピン215、第2ハブ本体181、従動軸と順次伝達される。
外歯・内歯の両歯面が接触している場合、第1発明のたわみ軸継手1と同様に、たる形コイルばねは伝達トルクのうち、あらかじめ設定された外歯・内歯間の隙間だけたわんだときのトルクを負担し、外歯・内歯は残りのトルクを負担する。第1、第2たる形コイルばね70、75によるトルクの伝達は、上述のとおりである。外歯・内歯によるトルクの伝達の場合、トルクは駆動軸から第1ハブ本体171、第1外歯・内歯174、192、継手ボルト220、第2内歯・外歯202、184、第2ハブ180、従動軸へと順次伝達される。ばね支持軸ピン210、215と継手ボルト220とがそれぞれ伝達トルクのほぼ1/2ずつを負担する。第1、第2たる形コイルばね70、75、第1、第2ばね支持ピン210、215、継手ボルト220、および第1、第2スリーブ190、200は一体となって回転し、トルクを伝達する。
第5発明のたわみ軸継手5による軸心の狂いの調整、衝撃吸収および振動吸収作用は、第1発明のたわみ軸継手と同じである。
第1〜第5発明のたわみ軸継手において、外歯・内歯のバックラッシの大きさは市販の標準歯車形軸継手のもの、例えば0.1〜2.0mm程度である。モジュールを大きくして、例えば0.4〜4mmとして歯数を少なくするようにしてもよい。歯数は、例えばたる形コイルばね数の2〜8倍程度である。
この発明は上述のたわみ軸継手に限られるものではなく、例えば外歯と内歯との間の起動時の回転方向の隙間m(図3参照)を0に設定してもよい。この場合、逆回転方向の隙間nはバックラッシfに等しくなる。駆動源起動の瞬間から外歯と内歯の歯面が接しているので、起動時の衝撃および騒音は発生しない。隙間の0設定は、継手組立て時に外歯と内歯の歯面が接触するようにスリーブをハブに対して回転し、ボルトピンを締め付けてスリーブをハブに固定する。
この発明の最良の一形態を示すもので、第1発明のたわみ軸継手の縦断面図である。 図1に示すたわみ軸継手の2−2線に沿う断面図である。 図1に示すたわみ軸継手のハブフランジおよびスリーブ本体の一部拡大図である。 この発明の最良の一形態を示すもので、第2発明のたわみ軸継手の縦断面図である。 この発明の最良の一形態を示すもので、第3発明のたわみ軸継手の縦断面図である。 この発明の最良の一形態を示すもので、第4発明のたわみ軸継手の縦断面図である。 この発明の最良の一形態を示すもので、第5発明のたわみ軸継手の縦断面図である。
符号の説明
10、20、170、180:ハブ 11、21、171、181:ハブ本体
13、23、173、183:ハブフランジ
16、26:ばね穴 13、23、106、174:外歯
30、40、90、110、120、140、150、190、200:スリーブ
31、41、91、111、121、141、151、191、201:スリーブ本体
32、42、92、112、122、142、152、192、202:内歯
35、45、116、126、146、156、196、206:スリーブ環状部
37、47、97、102、118、128、199、209:貫通穴
39、49、98、103、119,129、131:ボルトピン穴
50、105、130:センターリング 60:ボルトピン
70、75:たる形コイルばね 71、76:ばね最大径部
72、73:ばね最小径部 95、100:サイドカバー
113、123、143、153、193、203:継手連結フランジ
136、166、220:継手ボルト 160:ばね支持軸
197、207:ばね保持穴 210、215:ばね支持ピン

Claims (9)

  1. 円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
    円筒状のスリーブ本体の後端にスリーブ環状部を有し、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
    前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、前記第1スリーブと第2スリーブとの間に挿入されたセンターリング、
    前記第1スリーブのスリーブ環状部、センターリングおよび第2スリーブのスリーブ環状部のボルトピン穴を貫通し、前記センターリングを介して第1スリーブおよび第2スリーブを連結するボルトピン、ならびに
    前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ボルトピンに支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
    を備え、
    前記ハブフランジとスリーブ環状部との間、前記ハブフランジとセンターリングとの間、および前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられており、
    前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ボルトピンにしまりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記スリーブ環状部とセンターリングとの間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達されるたわみ軸継手。
  2. 円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
    円筒状のスリーブ本体の両端に環状の第1サイドカバーおよび第2サイドカバーが着脱可能に取り付けられており、前記ばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記第1、第2サイドカバーの貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納するスリーブ、
    前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられているとともに、前記内歯にかみ合う外歯が外周に切られており、前記第1、第2ハブのハブフランジの間に挿入されたセンターリング、
    前記スリーブの第1、第2サイドカバーおよびセンターリングのボルトピン穴を貫通し、前記スリーブ本体に第1、第2サイドカバーを固定するボルトピン、ならびに
    前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ボルトピンに支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
    を備え、
    前記ハブフランジとサイドカバーとの間、前記ハブフランジとセンターリングとの間、および前記ハブ本体とサイドカバーの貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられており、
    前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ボルトピンにしまりばめされており、前記たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記第1、第2サイドカバーとセンターリングとの間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達されるたわみ軸継手。
  3. 円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられているとともに、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
    円筒状のスリーブ本体の先端に継手連結フランジを有し、後端にスリーブ環状部を有し、スリーブ環状部に前記ばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
    前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にボルトピン穴が設けられており、前記第1、第2ハブのハブフランジの間に挿入されたセンターリング、
    前記スリーブの継手連結フランジに設けられた複数のボルト穴を貫通し、前記センターリングを介して第1スリーブと第2スリーブとを連結する継手ボルト、
    前記第1スリーブのスリーブ環状部、センターリング、および第2スリーブのスリーブ環状部のボルトピン穴を貫通し、前記センターリングを介して第1スリーブと第2スリーブとを連結するボルトピン、ならびに
    前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ボルトピンに支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
    を備え、
    前記ハブフランジとスリーブ環状部との間、前記ハブフランジとセンターリングとの間、および前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられており、
    前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ボルトピンにしまりばめされており、前記たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記スリーブ環状部とセンターリングとの間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達されるたわみ軸継手。
  4. 円筒状のハブ本体の先端にハブフランジを有し、複数のばね穴がハブフランジに円周方向に沿って設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
    円筒状のスリーブ本体の先端に継手連結フランジを有し、後端にスリーブ環状部を有し、スリーブ環状部に前記ハブフランジのばね穴に対応する位置にばね支持ピン穴が設けられており、スリーブ本体の内周面に前記ハブフランジの外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
    前記スリーブの継手連結フランジに設けられた複数のボルト穴を貫通し、第1スリーブと第2スリーブとを連結する継手ボルト、
    円柱状のばね支持軸本体の両端面のそれぞれからばね支持ピンが前記本体軸方向に延びており、ばね支持ピンが前記第1、第2ハブのハブフランジのばね穴を貫通し、ばね支持ピンの先端部が第1、第2スリーブの環状部の前記ばね支持ピン穴にはめ合い、第1スリーブのスリーブ環状部および第2スリーブのスリーブ環状部に支持されたばね支持軸、ならびに
    前記ハブフランジのばね穴を貫通し、前記ばね支持軸に支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
    を備え、
    前記ハブフランジとスリーブ環状部との間、および前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられており、
    前記たる形コイルばねが最大外径部で前記ハブフランジのばね穴にしまりばめされ、最小内径部で前記ばね支持ピンにしまりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記スリーブ環状部と前記ばね支持軸本体の端面との間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達されるたわみ軸継手。
  5. 円筒状のハブ本体の前端にハブフランジが設けられており、ハブフランジの外周面に外歯が切られており、伝動軸が連結される第1ハブおよび第2ハブ、
    円筒状のスリーブ本体の前端に継手連結フランジを有し、後部に複数のばね保持穴が円周方向に沿って設けられたスリーブ環状部を有し、スリーブ本体の内周面に前記ハブ本体凸部の外歯とかみ合う内歯が切られており、前記ハブ本体がスリーブ環状部の貫通穴を貫通するようにして前記ハブフランジを収納する第1スリーブおよび第2スリーブ、
    前記継手連結フランジに設けられたボルト穴を貫通し、第1スリーブと第2スリーブとを連結する継手ボルト、
    前記第1、第2スリーブのばね穴に対応する位置に前記第1、第2ハブのハブフランジに支持されており、後端にフランジ状頭部を有する第1ばね支持ピンおよび第2ばね支持ピン、ならびに
    前記第1、第2スリーブのばね保持穴内に挿入され、前記第1、第2ばね支持ピンで支持された第1たる形コイルばねおよび第2たる形コイルばね、
    を備え、
    前記ハブフランジとスリーブ本体との間、前記ハブフランジと前記スリーブ環状部との間、前記ハブ本体とスリーブ環状部の貫通穴との間、および前記スリーブ環状部と前記とばね支持ピンの頭部との間にそれぞれ軸心調整に必要な大きさの隙間が設けられており、
    前記たる形コイルばねが最大外径部でこれの外径が前記ばね保持穴の内径にほぼ等しい径ではめ合っており、最小内径部で前記ばね支持ピンにしまりばめされており、たる形コイルばねがトルク伝達の際に変形して隣り合うばねコイルが接触するように前記ハブフランジと前記ばね支持ピンの頭部との間でコイル軸方向に圧縮されて保持されており、たる形コイルばねおよび前記外歯・内歯を介して前記第1ハブと第2ハブとの間でトルクが伝達されるたわみ軸継手。
  6. 前記外歯と内歯との間の起動時の隙間があらかじめ設定された請求項1〜5のいずれか1項に記載のたわみ軸継手。
  7. 前記外歯と内歯との間の起動時の隙間が、一方の回転方向の隙間と他方の回転方向のものとがほぼ等しい大きさに設定された請求項6記載のたわみ軸継手。
  8. 前記外歯と内歯との間の起動時の回転方向の隙間が、0に設定された請求項6記載のたわみ軸継手。
  9. 前記外歯と内歯との歯面が接したときの前記たる形コイルばねのたわみ量があらかじめ設定された請求項1〜8のいずれか1項に記載のたわみ軸継手。
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