JP4881086B2 - マルチビーム光走査装置およびこれを用いた電子写真装置 - Google Patents

マルチビーム光走査装置およびこれを用いた電子写真装置 Download PDF

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Description

本発明は、複数本のレーザ光を用いた各種媒体の走査に用いられるマルチビーム光走査装置、およびこのマルチビーム光走査装置で感光体を走査して静電潜像を形成する電子写真装置に関するものである。
近年、印刷密度の高解像度化や印刷速度の高速化への要求が高まるにつれ、走査光の本数を複数本とするマルチビーム光走査装置が多く用いられている。この装置では、複数光源から発生する複数レーザ光の光ビームを感光体等の媒体走査方向に対して傾斜させ同時に走査するとともに、1個の光検出センサにより各走査光を検知し、各走査光に対する水平同期信号を多重化した水平同期信号を生成する。
図3は、従来のマルチビーム光走査装置における水平同期信号生成装置を示す概略構成図であり、信号制御部101と走査機構部102から構成される。信号制御部101のビデオ信号生成部104から出力したビデオ信号301〜305に基づき、走査機構部102のレーザ光出力部105においてマルチビームレーザ光を変調し、回転多面鏡106で反射させ、非球面レンズ107を透過した後、光検出センサ108及び感光体109を走査する。
光検出センサ108の受光面は、走査開始端付近で走査光111〜115が走査する複数走査線にわたって走査光を検出可能に設けられており、走査光111〜115がセンサ108上を走査すると検知出力を発生する。検知出力は水平同期信号生成部110に加えられ水平同期信号306を生成し、水平同期信号検査部103において前記同期信号の正常性が確認され、ビデオ信号生成部104において走査光の水平方向書き出し位置を一定に保つ印刷データ書き出し開始タイミングの決定に用いられる。
図4は、従来例において走査光が5本の場合の、ビデオ信号と水平同期信号の関係を示すタイミングチャートである。各ビデオ信号301〜305は、水平同期信号発生用データ401〜405と印刷データ406〜410から成っている。水平同期信号発生用データ401〜405によって光検出センサ108を走査し、各ビデオ信号301〜305に対応して水平同期信号306を構成する水平同期信号パルス411〜415を発生させ、印刷データ406〜410の書き出し開始位置を決定している。
ここで、水平同期信号のパルスとビデオ信号との対応関係を水平同期信号パルスの属性と称する。同一属性を持つ水平同期信号の各パルス間は一定の周期を保っており、例えば、第1ビデオ信号に対応した属性BD1を持つ水平同期信号パルス411と、パルス421は常に一定の周期を保っている。同様に、例えば、第5ビデオ信号に対応した属性BD5を持つ水平同期信号パルス415と、パルス425は一定の周期を保っている。
一方、図5に示すように、水平同期信号の隣接したビデオ信号属性を持つパルスもまた一定の間隔を保っており、例えば、第1ビデオ信号に対応した属性BD1を持つ水平同期信号パルス501と第2ビデオ信号に対応した属性BD2を持つパルス502は常に一定の間隔を保っている。同様に、属性BD4を持つ水平同期信号パルス504と属性BD5を持つパルス505も一定の間隔を保っている。
これら一定の周期やパルス間隔を保っている水平同期信号信号306に異常が発生すると、印刷データの書き出し位置が異常となってしまう恐れがあり、ついては誤印刷をもたらすことが想定される。このため、水平同期信号検査部103では水平同期信号306の周期やパルス間隔を厳密にチェックし、水平同期信号306の周期やパルス間隔に異常を検知した場合は、障害を報告して印刷を停止する制御方式が採用されている。
図6は、従来例における水平同期信号検査部の構成を示すブロック図である。水平同期信号検査部103では水平同期信号306を入力し、周期検査部601において水平同期信号306の周期チェックを行い、パルス間隔検査部607において隣接する異なる属性を持つ水平同期信号306のパルス間隔チェックを行い、周期またはパルス間隔が異常であることを検知した場合はBDエラー検出信号613を出力する。
ここで、周期検査部601はBD1検査回路602、BD2検査回路603、BD3検査回路604、BD4検査回路605、BD5検査回路606によって構成されており、水平同期信号の属性毎に周期をチェックしている。各検査回路のいずれかで水平異常を検知した場合は、水平同期信号周期エラーとしてOR回路612を介し、BDエラー検出信号613を出力する。このように属性数が異なるケースにおいては属性数に対応した複数の周期チェック回路が必要であった。
一方、パルス間隔検査部607はBD1−BD2間検査回路608、BD2−BD3間検査回路609、BD3−BD4間検査回路610、BD4−BD5間検査回路611によって構成されており、隣接する属性を持つ水平同期信号の組み合わせ毎にパルス間隔をチェックしている。各検査回路のいずれかで水平同期信号パルス間隔異常を検知した場合は、水平同期信号パルス間隔エラーとしてOR回路612を介し、BDエラー613を出力する。したがって、属性数が異なるケースにおいては属性数に応じた数のパルス間隔検査回路が必要となっていた。
なお、マルチビーム光走査装置において、水平同期信号の正常性を認識する技術としては、特許文献1に示すように水平同期信号周期を基準とした一定の許容時間内に水平同期信号パルス数をカウントし規定数のパルスに満たない場合に異常を検出する構成が提案されている。また、特許文献2では水平同期信号パルス間隔を基準とした一定の許容時間内に水平同期信号の属性毎のパルス有無をチェックし、パルスが無い場合は異常を検出する技術が開示されている。
特開2000−111817号公報 特開2002−365569号公報
上述のように、マルチビーム光走査装置では、多重化された水平同期信号周期やパルス間隔を検査する回路によって水平同期信号の正常性を検査する必要があるが、走査光の本数、即ち、水平同期信号の属性数が多ければ多いほど回路構成及び制御が複雑となり、その結果回路規模が大きくなってコストが高くなるという問題がある。
本発明の目的は、一度に走査する走査光の本数が複数本であっても、水平同期信号周期やパルス間隔の検査を容易に、かつ比較的小さな回路規模で実現するマルチビーム光走査装置およびこれを用いた電子写真装置を提供することである。
本発明は、複数レーザ光を発生するレーザ光出力部および前記レーザ光を媒体上に走査する走査手段およびレーザ光の走査開始端付近に配置された光検出センサおよび前記光検出センサの出力により前記複数レーザ光の各々に対応する同期信号を生成する同期信号生成部とを備えた走査機構部と、前記同期信号の正常性を検査する同期信号検査部および前記同期信号により各レーザ光に対応したビデオ信号を生成するビデオ信号生成部とを備えた信号制御部を有するマルチビーム光走査装置において、前記信号制御部に、前記複数レーザ光の一つの同期信号周期を検査する単一の周期検査回路と、前記複数レーザ光の隣接する一組のレーザ光の同期信号パルス間隔を検査する単一のパルス間隔検査回路と、これら検査回路に各レーザ光に対応する同期信号を順次入力する選択手段とを設けたことを特徴とする。
また、前記選択手段は、各レーザ光に対応した同期信号を生成して前記周期検査回路と前記パルス間隔検査回路に入力する検査信号選択回路からなることを特徴とする。
また、前記選択手段は、ビデオ信号ごとの出力開始信号を用いて個別にビデオ信号を生成するビデオ信号生成部からなることを特徴とする。
さらに本発明は、前記マルチビーム光走査装置を用いて、感光体に静電潜像を形成する電子写真装置を提供することを特徴とする。
本発明によれば、検査対象とする同期信号を順次入れ替えることにより、一度に走査する走査光の本数が複数本であっても、水平同期信号周期やパルス間隔の検査を容易に、かつシンプルな回路規模で実現することができるという効果がある。
本発明の実施例は、レーザ光出力部および走査手段およびレーザ光の走査開始端付近に配置された光検出センサおよび同期信号生成部とを備えた走査機構部と、同期信号検査部およびビデオ信号生成部とを備えた信号制御部を有するマルチビーム光走査装置において、前記信号制御部に、単一の周期検査回路と、単一のパルス間隔検査回路と、これら検査回路に各レーザ光に対応する同期信号を順次入力する選択手段とを設けている。
以下、本発明に係るマルチビーム光走査装置の全体構成を説明し、次に、その主要部である水平同期信号検査部とビデオ信号生成部の実施例について説明する。
図1は、走査光を5本とした場合の本発明の概略を示す。信号制御部101に設けられたビデオ信号生成部104により生成されたビデオ信号LD1〜LD5は、走査機構部102に設けられたレーザ光出力部105に加えられる。レーザ光出力部105により発生したレーザ光は、高速回転する回転多面鏡106により反射され、非球面レンズ107を透過して光検出センサ108及び感光体109を走査する。走査光111〜115が光検出センサ108を走査すると、センサ108は検知信号を発生し、それを元に水平同期信号生成部110は水平同期信号BDを生成する。生成された水平同期信号BDは、信号制御部101に設けられた水平同期信号検査部103とビデオ信号生成部104に加えられる。光検出センサは複数個から構成しても良い。
図2は、本発明マルチビーム光走査装置における水平同期信号検査部103の実施例を示すブロック図である。水平同期信号生成部110により生成された水平同期信号BDは、水平同期信号分離回路201に加えられ、第1水平同期信号BD1〜第5水平同期信号BD5が分離して取り出される。同期信号周期を検査する周期検査回路203およびパルス間隔を検査するパルス間隔検査回路205が設けられる。また、検査の対象とする同期信号を順次入れ替える選択手段として、検査信号選択回路A202および検査信号選択回路B204が設けられている。
はじめに、同期信号周期検査機能について説明する。分離された第1水平同期信号BD1〜第5水平同期信号BD5は検査信号選択回路A202に加えられる。検査信号選択回路A202では、入力された水平同期信号BD1〜BD5の一つを選択して水平同期信号BDXを生成し出力する。次いで検査対象とする同期信号を順次入れ替えて新たな水平同期信号BDXを生成し出力する。
水平同期信号BDXの生成方法の詳細は次の通りである。図10に示す水平同期信号BDの周期検査動作を示すタイミングチャートにおいて、検査信号選択回路A202によって水平同期信号BDの第1周期1001、第2周期1002では、BD1をBDX信号として周期検査回路203へ出力する。周期検査回路203は、検査信号選択回路A202より出力されたBD1属性を持つこれら二つのBDX信号によりBD1の周期チェックを行う。また、水平同期信号BDの第3周期1003、第4周期1004では同様にBD2をBDX信号として出力する。周期検査回路203は、検査信号選択回路A202より出力されたBD2属性を持つBDX信号によりBD2の周期チェックを行う。
以下同様に、第5周期1005と第6周期1006からBD3属性を持つBDX信号を出力しBD3の周期チェックを行い、第7周期1007と第8周期1008からBD4属性を持つBDX信号を出力しBD4の周期チェックを行い、第9周期1009と第10周期1010からBD5属性を持つBDX信号を出力しBD5の周期チェックを行う。BD5の周期チェックの後は最初に戻って、BD1から順次周期チェックを行う。
この構成によると、検査信号選択回路A202によって検査対象とする水平同期信号を発生順に順次入れ替えてBDX信号を生成するため、水平同期信号の属性に関わらず単一の周期検査回路203によって周期をチェックすることが可能である。周期検査回路203では、検査信号選択回路A202より出力された水平同期信号BDXの周期検査を行う。
図7の周期検査回路203の処理手順を示すフローチャートと、図8の周期検査回路203の動作を示すタイミングチャートを用いて、以下に動作を説明する。まず、水平同期信号BDXの1個目のパルス801を受信すると(S701)、そのパルスの立ち上がりからの時間をカウントするカウンタを始動する(S702)。そして時間の経過とともにカウンタをインクリメントして、カウンタ値が一定値Aに達するまで待機する。一定値Aは水平同期信号BDの同一属性パルス間の周期を勘案して決定する。カウンタ値が一定値Aに達すると2個目パルスの受信許容範囲の開始タイミングに達したと判断し(S703)、2個目パルス受信チェック中フラグ804をセットする(S704)。さらに、水平同期信号BDXの2個目パルスの受信を待機し(S705)、2個目パルスを受信したら2個目パルス受信フラグ805をセットする(S706)。一方、2個目のパルスを受信しない場合は、2個目パルス受信フラグ805はセットされない。カウンタがインクリメントを進め、一定値Bに達するまで待機する。一定値Bも水平同期信号BDの同一属性パルス間の周期を勘案して決定する。カウンタ値が一定値Bに達すると2個目パルスの受信許容範囲の終了タイミングに達したと判断し(S707)、2個目パルス受信チェック中フラグ804をリセットする(S708)。ここで、2個目パルス受信フラグ805の状態をチェックし(S709)、フラグが1であれば水平同期信号BDXの周期は正常であると判定する(S710)。一方、フラグが0であれば水平同期信号BDXの周期は異常であると判定し(S711)、水平同期信号周期エラー検出信号を出力する(S712)。最後にカウンタと2個目パルス受信フラグをクリアし(S713)、水平同期信号BDXの周期検査処理を終了する。
次に、同期信号パルス間隔検査機能について説明する。水平同期信号分離回路201によって分離された第1水平同期信号BD1〜第5水平同期信号BD5は、検査信号選択回路B204にも加えられる。検査信号選択回路B204では、検査対象とする隣り合った水平同期信号属性の組み合わせを順次入れ替えた水平同期信号BDYを生成し出力する。
次に、水平同期信号BDYの生成方法の詳細を説明する。
図11に、水平同期信号BDのパルス間隔検査動作を示すタイミングチャートを示す。同図において、水平同期信号BDの第1周期1101では、検査信号選択回路B204によってBD1とBD2をBDY信号としてパルス間隔検査回路205へ出力する。パルス間隔検査回路205は、検査信号選択回路B204より出力されたBD1属性とBD2属性を持つBDY信号のパルス間隔を検査することにより、BD1とBD2のパルス間隔チェックを行う。また、水平同期信号BDの第2周期1102では、検査信号選択回路B204によってBD2とBD3をBDY信号としてパルス間隔検査回路205へ出力する。パルス間隔検査回路205は、検査信号選択回路B204より出力されたBD2属性とBD3属性を持つBDY信号のパルス間隔を検査することにより、BD2とBD3のパルス間隔チェックを行う。以降同様に、第3周期1103から生成したBD3属性とBD4属性を持つBDY信号のパルス間隔を検査することにより、BD3とBD4のパルス間隔チェックを行い、第4周期1104から生成したBD4属性とBD5属性を持つBDY信号のパルス間隔を検査することにより、BD4とBD5のパルス間隔チェックを行う。BD4とBD5のパルス間隔チェックの後は最初に戻って、BD1とBD2から順次パルス間隔チェックを行う。
この構成によると、検査信号選択回路B204によって検査対象とする水平同期信号を組み合わせて、信号の発生順に順次入れ替えてBDY信号を生成するため、水平同期信号の属性にかかわらず単一のパルス間隔検査回路205によってパルス間隔をチェックすることが可能である。
パルス間隔検査回路205では、検査信号選択回路Bより出力された水平同期信号BDYのパルス間隔検査を行う。パルス間隔検査回路205の動作は、図7および図8を用いて説明した周期検査回路203の動作と同様であり、一定値Aおよび一定値Bを、水平同期信号BDの隣り合った水平同期信号属性パルスの間隔を勘案して決定することによって動作する。
図9は、ビデオ信号生成部104の実施例を示すブロック図である。同図において、水平同期信号BDは水平同期信号分離回路901に加えられ、第1水平同期信号BD1が分離して取り出される。また、水平同期信号発生用ビデオ出力開始信号STは、フリップフロップ902aのセット端子に印加され、その出力によりフリップフロップ902aがセットされる。フリップフロップ902aの出力は、描画コントローラ904から出力される印刷データVD1と共にオアゲート903aに印加され、オアゲート903aの出力が第1ビデオ信号LD1として走査機構部102へ出力される。水平同期信号分離回路901から出力された第1水平同期信号BD1は、フリップフロップ902aのリセット端子に印加され、その出力によりフリップフロップ902aがリセットされる。
以下同様に、水平同期信号BDは水平同期信号分離回路901に加えられ、第2水平同期信号BD2〜第5水平同期信号BD5が分離して取り出される。水平同期信号発生用ビデオ出力開始信号STは、フリップフロップ902b〜902eのセット端子に印加され、その出力によりフリップフロップ902b〜902eがセットされる。フリップフロップ902b〜902eの出力は、描画コントローラ904から出力される印刷データVD2〜VD5と共にオアゲート903b〜903eにそれぞれ印加され、オアゲート903b〜903eの出力が第2ビデオ信号LD2〜第5ビデオ信号LD5として走査機構部102へ出力される。水平同期信号分離回路901から出力された第2水平同期信号BD2〜第5水平同期信号BD5は、フリップフロップ902b〜902eのリセット端子にそれぞれ印加され、その出力によりフリップフロップ902b〜902eがリセットされる。
以上の構成において、周期チェックの動作を、図10の水平同期信号BDの周期検査動作を示すタイミングチャートを用いて説明する。水平同期信号BDの第1周期1001では、検査信号選択回路A202によってBD1をBDX信号として周期検査回路203へ出力する。第2周期1002では同様にBD1をBDX信号として出力する。周期検査回路203は、検査信号選択回路A202より出力されたBD1属性を持つBDX信号によりBD1の周期チェックを行う。また、水平同期信号BDの第3周期1003では、検査信号選択回路A202によってBD2をBDX信号として周期検査回路203へ出力する。第4周期1004では同様にBD2をBDX信号として出力する。周期検査回路203は、検査信号選択回路A202より出力されたBD2属性を持つBDX信号によりBD2の周期チェックを行う。以降同様に、第5周期1005と第6周期1006からBD3属性を持つBDX信号を出力しBD3の周期チェックを行い、第7周期1007と第8周期1008からBD4属性を持つBDX信号を出力しBD4の周期チェックを行い、第9周期1009と第10周期1010からBD5属性を持つBDX信号を出力しBD5の周期チェックを行う。
この実施例では一度に走査する走査光の本数を5本とした場合の例を示しているため、BD5の周期チェックの後は最初に戻って、BD1から順次周期チェックを行う。この構成によると、検査信号選択回路A202によって検査対象とする水平同期信号を順次入れ替えてBDX信号を生成するため、同一の周期検査回路203により、水平同期信号の属性にかかわらず周期をチェックすることが可能である。
図12は、実施例2における水平同期信号BDの周期検査動作を示すタイミングチャート、図13は、実施例2における水平同期信号BDのパルス間隔検査動作を示すタイミングチャートである。実施例2の装置構成は実施例1と同等であり、検査信号選択回路A202および検査信号選択回路B204の検査信号選択手段の違いにより実施例1とは動作が異なる。
まず、図12を用いて実施例2における水平同期信号BDの周期検査動作を説明する。水平同期信号BDの第1周期1201では、検査信号選択回路A202によってBD1をBDX信号として周期検査回路203へ出力する。第2周期1202ではBD1およびBD2をBDX信号として出力する。同期検査回路203では、BD1属性を持つBDX信号第1パルスと第2パルスによりBD1の周期チェックを行う。続いて、第3周期1203では、検査信号選択回路A202によってBD2およびBD3をBDX信号として出力する。同期検査回路203では、BD2属性を持つBDX信号第3パルスと第4パルスによりBD2の周期チェックを行う。以降同様に、検査信号選択回路A202によって、第4周期1204ではBD3およびBD4を、第5周期1205ではBD4およびBD5をBDX信号として出力する。また、第6周期1206ではBD5を、第7周期1207では最初に戻ってBD1をBDX信号として出力する。第8周期1208ではBD1およびBD2をBDX信号として出力し、以降その繰り返しである。同期検査回路203においても、検査信号選択回路A202より出力されたBDX信号を順次検査することにより、水平同期信号BD各属性の周期をチェックする。
この構成によると、属性の異なる複数パルスを同時に抽出するため、サンプリング時間を短縮して実施例1よりも単位時間当たりの周期チェック回数を増やすことができ、周期チェック効率を上げることが可能である。
次に、図13を用いて実施例2における水平同期信号BDのパルス間隔検査動作を説明する。水平同期信号BDの第1周期1301では、検査信号選択回路B204によってBD1〜BD4をBDY信号としてパルス間隔検査回路205へ出力する。パルス間隔検査回路205は、検査信号選択回路B204より出力されたBDY信号の第1パルスと第2パルスによりBD1とBD2のパルス間隔チェックを行い、BDY信号の第3パルスと第4パルスによりBD3とBD4のパルス間隔チェックを行う。水平同期信号BDの第2周期1302では、検査信号選択回路B204によってBD2〜BD5をBDY信号としてパルス間隔検査回路205へ出力する。パルス間隔検査回路205は、検査信号選択回路B204より出力されたBDY信号の第5パルスと第6パルスによりBD2とBD3のパルス間隔チェックを行い、BDY信号の第7パルスと第8パルスの間隔により、BD4とBD5のパルス間隔チェックを行う。以降、同様の動作を繰り返すことにより、水平同期信号BDの隣り合った水平同期信号属性パルスの間隔をチェックすることができる。
この構成によると、同様に実施例1よりも単位時間当たりのパルス間隔チェック回数を増やすことができ、パルス間隔チェック効率を上げることが可能である。
図14は、実施例3におけるビデオ信号生成部104のブロック図である。同図において、水平同期信号BDは水平同期信号分離回路901に加えられ、第1水平同期信号BD1が分離して取り出される。BD1発生用ビデオ出力開始信号ST1は、フリップフロップ902aのセット端子に印加され、その出力によりフリップフロップ902aがセットされる。フリップフロップ902aの出力は、描画コントローラ904から出力される印刷データVD1と共にオアゲート903aに印加され、オアゲート903aの出力が第1ビデオ信号LD1として走査機構部102へ出力される。水平同期信号分離回路901から出力された第1水平同期信号BD1は、フリップフロップ902aのリセット端子に印加され、その出力によりフリップフロップ902aがリセットされる。
以下同様に、水平同期信号BDは水平同期信号分離回路901に加えられ、第2水平同期信号BD2〜第5水平同期信号BD5が分離して取り出される。各BD発生用ビデオ出力開始信号ST2〜ST5は、フリップフロップ902b〜902eのセット端子に印加され、その出力によりフリップフロップ902b〜902eがセットされる。フリップフロップ902b〜902eの出力は、描画コントローラ904から出力される印刷データVD2〜VD5と共にオアゲート903b〜903eにそれぞれ印加され、オアゲート903b〜903eの出力が第2ビデオ信号LD2〜第5ビデオ信号LD5として走査機構部102へ出力される。水平同期信号分離回路901から出力された第2水平同期信号BD2〜第5水平同期信号BD5は、フリップフロップ902b〜902eのリセット端子にそれぞれ印加され、その出力によりフリップフロップ902b〜902eがリセットされる。
本実施例におけるビデオ信号生成部104と、図9で示した実施例1および実施例2におけるビデオ信号生成部104との違いは、フリップフロップ902a〜902eのセット端子にビデオ信号毎の独立したBD発生用ビデオ出力開始信号を入力する端子を設けた構成としている点であり、これにより検査するレーザ光を予め特定して走査することが可能となる。
図15は、実施例3の水平同期信号BDの周期検査動作を示すタイミングチャートである。本図において、ビデオ信号生成部104からBD1発生のためLD1信号1501を出力し、水平同期信号生成部110より出力されるBD信号の成分としてBD1を得る。次の周期ではLD1信号1502とLD2信号1503を出力し、BD1とBD2を得る。また、次の周期ではLD2信号1504とLD3信号1505を出力し、BD2とBD3を得る。また、次の周期ではLD3信号1506とLD4信号1507を出力し、BD3とBD4を得る。また、次の周期ではLD4信号1508とLD5信号1509を出力し、BD4とBD5を得る。最後の周期ではLD5信号1510を出力し、BD5を得る。このようにして得たBD信号は、周期検査回路203に入力して各水平同期信号周期チェックを行う。BD1属性を持つBD信号の第1パルスと第2パルスによりBD1の周期チェックを行う。次に、BD2属性を持つBD信号の第3パルスと第4パルスによりBD2の周期チェックを行う。次にBD3属性を持つBD信号の第5パルスと第6パルスによりBD3の周期チェックを行う。次にBD4属性を持つBD信号の第7パルスと第8パルスによりBD4の周期チェックを行う。最後にBD5属性を持つBD信号の第9パルスと第10パルスによりBD5の周期チェックを行う。
このように、特定のレーザ光のみを走査することによって得たBD信号は、周期検査回路203に直接入力して検査することが可能となり、検査信号選択回路A202によって検査対象とする水平同期信号を順次入れ替えてBDX信号を生成する必要がないという利点がある。
図16は、実施例3の水平同期信号BDのパルス間隔検査動作を示すタイミングチャートである。本図において、ビデオ信号生成部104からBD1とBD2発生のためLD1信号1601とLD2信号1602を出力し、水平同期信号生成部110より出力されるBD信号の成分としてBD1とBD2を得る。次の周期では、LD2信号1603とLD3信号1604を出力し、BD2とBD3を得る。また、次の周期では、LD3信号1605とLD4信号1606を出力し、BD3とBD4を得る。最後の周期では、LD4信号1607とLD5信号1608を出力し、BD4とBD5を得る。
このようにして得たBD信号は、パルス間隔検査回路205に入力してパルス間隔チェックを行う。BD1属性とBD2属性を持つBD信号の第1パルスと第2パルスによりBD1とBD2のパルス間隔チェックを行う。次に、BD2属性とBD3属性を持つBD信号の第3パルスと第4パルスによりBD2とBD3のパルス間隔チェックを行う。次に、BD3属性とBD4属性を持つBD信号の第5パルスと第6パルスによりBD3とBD4のパルス間隔チェックを行う。最後に、BD4属性とBD5属性を持つBD信号の第7パルスと第8パルスによりBD4とBD5のパルス間隔チェックを行う。
このように、特定のレーザ光のみを走査することによって得たBD信号は、上記と同様にパルス間隔検査回路205に直接入力して検査することが可能となり、検査信号選択回路B204によって検査対象とする水平同期信号を組み合わせ、また、順次入れ替えてBDY信号を生成する必要がないという利点がある。
以上に説明した実施例3では、特に装置電源オン直後の初期診断などにおいて水平同期信号の正常性を確認する手段として有効である。
本発明マルチビーム光走査装置および電子写真装置の全体構成を示す概略構成図である。 本発明における水平同期信号検査部の実施例を示すブロック図である。 従来例の概略構成図である。 従来例におけるビデオ信号と水平同期信号を示すタイミングチャートである。 従来例における水平同期信号パルス間隔を示すタイミングチャートである。 従来例における水平同期信号検査部の実施例を示すブロック図である。 本発明における周期検査回路の処理手順を示すフローチャートである。 本発明における周期検査回路の動作を示すタイミングチャートである。 本発明におけるビデオ信号生成部の一実施例を示すブロック図である。 本発明第1実施例のBD周期検査動作を説明するタイミングチャートである。 本発明第1実施例のBDパルス間隔検査動作を説明するタイミングチャートである。 本発明第2実施例のBD周期検査動作を説明するタイミングチャートである。 本発明第2実施例のBDパルス間隔検査動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第3実施例のビデオ信号生成部を示すブロック図である。 本発明の第3実施例のBD周期検査動作を説明するタイミングチャートである。 本発明の第3実施例のBDパルス間隔検査動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
101:信号制御部、102:走査機構部、103:水平同期信号検査部、
104:ビデオ信号生成部、105:レーザ光出力部、106:回転多面鏡、
107:非球面レンズ、108:光検出センサ、109:感光体、
110:水平同期信号生成部、111〜115:走査光、
201:水平同期信号分離回路、202:検査信号選択回路A、
203:周期検査回路、204:検査信号選択回路B、205:パルス間隔検査回路、
206:周期エラー検出信号、207:パルス間隔エラー検出信号、
208:オアゲート、209:BDエラー検出信号、301〜305:ビデオ信号、
306:水平同期信号、401〜425:ビデオ信号および水平同期信号、
501〜505:水平同期信号、601:周期チェック部、
602〜606:BDチェック回路、607:パルス間隔チェック部、
608〜611:BD−BD間チェック回路、612:オアゲート、
613:エラー検出信号、801〜802:BDX信号、803:カウンタ、
804:2個目パルス受信チェック中フラグ、805:2個目パルス受信フラグ、
901:水平同期信号分離回路、902a〜902e:フリップフロップ、
903a〜903e:オアゲート、904:描画コントローラ、
1001〜1024:BD信号およびBDX信号、
1101〜1110:BD信号およびBDY信号、
1201〜1216:BD信号およびBDX信号、
1301〜1308:BD信号およびBDY信号、
1501〜1520:LD信号およびBD信号、
1601〜1616:LD信号およびBD信号。

Claims (4)

  1. 複数レーザ光を発生するレーザ光出力部および前記レーザ光を媒体上に走査する走査手段およびレーザ光の走査開始端付近に配置された光検出センサおよび前記光検出センサの出力により前記複数レーザ光の各々に対応する同期信号を生成する同期信号生成部とを備えた走査機構部と、前記同期信号の正常性を検査する同期信号検査部および前記同期信号により各レーザ光に対応したビデオ信号を生成するビデオ信号生成部とを備えた信号制御部を有するマルチビーム光走査装置において、
    前記信号制御部に、前記複数レーザ光の一つの同期信号周期を検査する単一の周期検査回路と、前記複数レーザ光の隣接する一組のレーザ光の同期信号パルス間隔を検査する単一のパルス間隔検査回路と、これら検査回路に各レーザ光に対応する同期信号を順次入力する選択手段とを設けたことを特徴とするマルチビーム光走査装置。
  2. 前記選択手段は、各レーザ光に対応した同期信号を生成して前記周期検査回路と前記パルス間隔検査回路に入力する検査信号選択回路からなることを特徴とする請求項1記載のマルチビーム光走査装置。
  3. 前記選択手段は、ビデオ信号ごとの出力開始信号を用いて個別にビデオ信号を生成するビデオ信号生成部からなることを特徴とする請求項1記載のマルチビーム光走査装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載する前記マルチビーム光走査装置を用いて、感光体に静電潜像を形成することを特徴とする電子写真装置。
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