JP4879726B2 - アンテナ装置 - Google Patents
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Description
また好ましくは、第1の切換手段は、第1の場合は、第1および第2のアンテナ素子で受信された電波と第3および第4のアンテナ素子で受信されて移相器で遅延された電波とを合成して受信装置に与え、第2の場合は、第2および第3のアンテナ素子で受信された電波と第4および第1のアンテナ素子で受信されて移相器で遅延された電波とを合成して受信装置に与え、第3の場合は、第3および第4のアンテナ素子で受信された電波と第1および第2のアンテナ素子で受信されて移相器で遅延された電波とを合成して受信装置に与え、第4の場合は、第4および第1のアンテナ素子で受信された電波と第2および第3のアンテナ素子で受信されて移相器で遅延された電波とを合成して受信装置に与える。
また、この発明に係る他のアンテナ装置は、指向性の制御が可能なアンテナ装置であって、同一平面上において中心点の周りに等角度間隔で順次配置され、それぞれ第1〜第4の給電点を有する第1〜第4のアンテナ素子と、受信した電波の位相を略90度遅延させる移相器と、アンテナ装置の単一指向性の方向を制御するための第1の切換手段とを備えたものである。第1の切換手段は、第1および第2のアンテナ素子の間の方向に単一指向性を制御する第1の場合は、第1および第2の給電点と第3および第4の給電点との間に移相器を接続して第1および第2の給電点に給電し、第2および第3のアンテナ素子の間の方向に単一指向性を制御する第2の場合は、第2および第3の給電点と第4および第1の給電点との間に移相器を接続して第2および第3の給電点に給電し、第3および第4のアンテナ素子の間の方向に単一指向性を制御する第3の場合は、第3および第4の給電点と第1および第2の給電点との間に移相器を接続して第3および第4の給電点に給電し、第4および第1のアンテナ素子の間の方向に単一指向性を制御する第4の場合は、第4および第1の給電点と第2および第3の給電点との間に移相器を接続して第4および第1の給電点に給電する。したがって、単一指向性を4方向に制御することができる。また、単一指向性を有し、たとえば前方からの電波に対する受信感度が後方からの電波に対する受信感度よりも大きいので、マルチパス妨害を受け難い。
図1は、この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の要部を示す平面図である。図1において、このアンテナ装置は、同一平面上において中心点の周りに等角度間隔で順次配置された4つのアンテナ素子1〜4を備える。アンテナ素子1〜4は、それぞれ給電点P1〜P4を有する。アンテナ素子1と3、およびアンテナ素子2と4は、それぞれダイポールアンテナを構成している。
図10(a)〜(d)は、この発明の実施の形態2によるアンテナ装置の指向性制御方法を示す図であって、図2(a)〜(d)と対比される図である。図10(a)〜(d)において、このアンテナ装置が実施の形態1のアンテナ装置と異なる点は、移相器8が受信された電波の位相を90度遅延させ、さらに反転させるように接続される点である。
[実施の形態3]
図14は、この発明の実施の形態3によるアンテナ装置の要部を示す図であって、図2(a)と対比される図である。図14において、このアンテナ装置が実施の形態1のアンテナ装置と異なる点は、アンテナ素子1〜4がそれぞれアンテナ素子21〜24で置換されている点である。アンテナ素子21〜24は、それぞれ給電点P1〜P4を有する。アンテナ素子21と23は第1の1波長ループアンテナを構成し、アンテナ素子22と24は第2の1波長ループアンテナを構成し、第1および第2の1波長ループアンテナの中心点25は接続されている。アンテナ素子21〜24はアンテナ素子1〜4と同様に電波を受信する。したがって、実施の形態1と同様に、給電点P1〜P4と移相器8とテレビ受信機10とを選択的に接続することにより、指向性を制御することができる。
図17は、この発明の実施の形態3の変更例を示す図であって、図14と対比される図である。図17において、このアンテナ装置が実施の形態3のアンテナ装置と異なる点は、移相器8が受信された電波の位相を90度遅延させ、さらに反転させるように接続される点である。したがって、実施の形態2と同様に、給電点P1〜P4と移相器8とテレビ受信機10とを選択的に接続することにより、指向性を制御することができる。
図21は、この発明の実施の形態4によるアンテナ装置の指向性制御部を示す回路ブロック図である。このアンテナ装置は、図1のアンテナ素子1〜4と、図21の指向性制御部とを備える。指向性制御部は、移相器40、整合器41〜43、およびスイッチSW1〜SW7を備える。移相器40は、たとえば長さが100mmで特性インピーダンスが75オームの同軸線路で構成され、受信された電波の位相を略90度遅延させる。整合器41〜43の各々は、受信された電波の反射を抑制してテレビ受信機10に伝達するものである。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
Claims (10)
- 指向性の制御が可能なアンテナ装置であって、
同一平面上において中心点の周りに等角度間隔で順次配置され、それぞれ第1〜第4の給電点を有する第1〜第4のアンテナ素子と、
受信した電波の位相を略90度遅延させる移相器と、
前記アンテナ装置の単一指向性の方向を制御するための第1の切換手段とを備え、
前記第1の切換手段は、
前記第1および第2のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第1の場合は、前記第1および第2の給電点と前記第4および第3の給電点との間に前記移相器を接続して前記第4および第3の給電点に給電し、
前記第2および第3のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第2の場合は、前記第2および第3の給電点と前記第1および第4の給電点との間に前記移相器を接続して前記第1および第4の給電点に給電し、
前記第3および第4のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第3の場合は、前記第3および第4の給電点と前記第2および第1の給電点との間に前記移相器を接続して前記第2および第1の給電点に給電し、
前記第4および第1のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第4の場合は、前記第4および第1の給電点と前記第3および第2の給電点との間に前記移相器を接続して前記第3および第2の給電点に給電することを特徴とする、アンテナ装置。 - 前記第1の切換手段は、
前記第1の場合は、前記第1および第2のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波と前記第4および第3のアンテナ素子で受信された電波とを合成して受信装置に与え、
前記第2の場合は、前記第2および第3のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波と前記第1および第4のアンテナ素子で受信された電波とを合成して前記受信装置に与え、
前記第3の場合は、前記第3および第4のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波と前記第2および第1のアンテナ素子で受信された電波とを合成して前記受信装置に与え、
前記第4の場合は、前記第4および第1のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波と前記第3および第2のアンテナ素子で受信された電波とを合成して前記受信装置に与えることを特徴とする、請求項1に記載のアンテナ装置。 - 指向性の制御が可能なアンテナ装置であって、
同一平面上において中心点の周りに等角度間隔で順次配置され、それぞれ第1〜第4の給電点を有する第1〜第4のアンテナ素子と、
受信した電波の位相を略90度遅延させる移相器と、
前記アンテナ装置の単一指向性の方向を制御するための第1の切換手段とを備え、
前記第1の切換手段は、
前記第1および第2のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第1の場合は、前記第1および第2の給電点と前記第3および第4の給電点との間に前記移相器を接続して前記第1および第2の給電点に給電し、
前記第2および第3のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第2の場合は、前記第2および第3の給電点と前記第4および第1の給電点との間に前記移相器を接続して前記第2および第3の給電点に給電し、
前記第3および第4のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第3の場合は、前記第3および第4の給電点と前記第1および第2の給電点との間に前記移相器を接続して前記第3および第4の給電点に給電し、
前記第4および第1のアンテナ素子の間の方向に前記単一指向性を制御する第4の場合は、前記第4および第1の給電点と前記第2および第3の給電点との間に前記移相器を接続して前記第4および第1の給電点に給電することを特徴とする、アンテナ装置。 - 前記第1の切換手段は、
前記第1の場合は、前記第1および第2のアンテナ素子で受信された電波と前記第3および第4のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波とを合成して受信装置に与え、
前記第2の場合は、前記第2および第3のアンテナ素子で受信された電波と前記第4および第1のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波とを合成して前記受信装置に与え、
前記第3の場合は、前記第3および第4のアンテナ素子で受信された電波と前記第1および第2のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波とを合成して前記受信装置に与え、
前記第4の場合は、前記第4および第1のアンテナ素子で受信された電波と前記第2および第3のアンテナ素子で受信されて前記移相器で遅延された電波とを合成して前記受信装置に与えることを特徴とする、請求項3に記載のアンテナ装置。 - さらに、前記アンテナ装置の8字指向性の方向を制御するための第2の切換手段を備え、
前記第2の切換手段は、
前記第1および第3のアンテナ素子の方向に前記8字指向性を制御する第5の場合は、前記第2および第4のアンテナ素子で受信した電波を前記受信装置に与え、
前記第2および第4のアンテナ素子の方向に前記8字指向性を制御する第6の場合は、前記第1および第3のアンテナ素子で受信した電波を前記受信装置に与えることを特徴とする、請求項1から請求項4までのいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記第1および第3のアンテナ素子は第1のダイポールアンテナを構成し、
前記第2および第4のアンテナ素子は第2のダイポールアンテナを構成していることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記第1および第2のダイポールアンテナの各々はファンダイポールアンテナであることを特徴とする、請求項6に記載のアンテナ装置。
- 前記第1および第2のダイポールアンテナは絶縁基板または絶縁フィルム上に設けられた導電性膜で形成されていることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のアンテナ装置。
- 前記第1および第3のアンテナ素子は第1のループアンテナを構成し、
前記第2および第4のアンテナ素子は第2のループアンテナを構成していることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載のアンテナ装置。 - 前記第1および第2のループアンテナの各々は2分の1波長折返しダイポールアンテナであることを特徴とする、請求項9に記載のアンテナ装置。
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