JP4878936B2 - 故障検出方法、試験回路及び半導体装置 - Google Patents

故障検出方法、試験回路及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、故障検出方法、試験回路及び半導体装置に係り、特にディレイチェーンを有する回路の故障を検出する故障検出方法、そのような故障検出方法で用いる試験回路、及びそのような試験回路を有する半導体装置に関する。
複数の遅延セルからなるディレイチェーンを有する半導体回路が知られている。ディレイチェーンを有する半導体回路の一例として、外部から与えたクロックと内部のクロックとの間に生じる時間差を回路的に制御して調整し、高速なクロックアクセス時間や高い動作周波数を実現するディレイロロックドループ(DLL:Delay Locked Loop)回路等が知られている。このような半導体回路において、ある遅延セルが故障していると、ディレイチェーンが正しい遅延を発生しないため、回路が正しく動作しない。そこで、半導体回路を備えた半導体装置(半導体チップ)の出荷時には、例えばディレイチェーンにテスタからのテストパターンを入力して試験を行い、半導体装置の出力に基づいて遅延セルの故障の有無をテスタにより判定する。
半導体回路の動作が高速化するに伴い、ディレイチェーンに対して入出力される信号のパルス幅が非常に狭くなり、信号周波数も非常に高くなってきた。しかし、現在の技術では、信号波形を崩さずに半導体装置から出力して外部のテスタで試験できるパルス幅は約4ns以上、又、信号周波数は約250MHz以下である。約4ns未満のパルス幅の場合、或いは、約250MHzを超える信号周波数の場合には、信号を半導体装置から出力して外部のテスタに入力する際に、半導体装置の端子(ピン)の容量や出力負荷のために信号波形が崩れてしまい、正確にディレイチェーンの故障を検出することができないという問題があった。
そこで、本発明は、ディレイチェーンから出力されるパルス幅が非常に狭い場合や信号周波数が非常に高い場合でも、ディレイチェーンの故障を正確、且つ、確実に検出可能な故障検出方法、試験回路及び半導体装置を提供することを目的とする。
上記の課題は、半導体装置内に設けられた複数の遅延セルからなるディレイチェーンの故障を該半導体装置内で検出する故障検出方法であって、該ディレイチェーンが複数の遅延部で構成されており各遅延部が複数の遅延セルで構成されている場合、第1の遅延部内の第1の特定の遅延セルの試験を行う際には、該第1の特定の遅延セルの入出力信号間の第1の相対遅延時間を検出し、該第1の遅延部の前段又は後段の第2の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第1の相対遅延時間を処理して該第1の特定の遅延セルの故障の有無を判定する第1の判定ステップと、該第2の遅延部内の第2の特定の遅延セルの試験を行う際には、該第2の特定の遅延セルの入出力信号間の第2の相対遅延時間を検出し、該第1の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第2の相対遅延時間を処理して該第2の特定の遅延セルの故障の有無を判定する第2の判定ステップとを含むことを特徴とする故障検出方法によって達成できる。
上記の課題は、複数の遅延セルからなるディレイチェーンの試験回路であって、該ディレイチェーンは複数の遅延部で構成され、各遅延部が複数の遅延セルで構成されており、第1の遅延部内の第1の特定の遅延セルの入出力信号間の第1の相対遅延時間を検出して該第1の特定の遅延セルの試験を行う第1の試験回路と、該第1の遅延部の前段又は後段に設けられた第2の遅延部内の第2の特定の遅延セルの入出力信号間の第2の相対遅延時間を検出して該第2の特定の遅延セルの試験を行う第2の試験回路とを備え、該第1の試験回路は、該第2の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第1の相対遅延時間を処理して該第1の特定の遅延セルの故障の有無を判定し、該第2の試験回路は、該第1の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第2の相対遅延時間を処理して該第2の特定の遅延セルの故障の有無を判定することを特徴とする試験回路によっても達成できる。
上記の課題は、上記の試験回路と、上記ディレイチェーンとを備えたことを特徴とする半導体装置によっても達成できる。
本発明によれば、ディレイチェーンから出力されるパルス幅が非常に狭い場合や信号周波数が非常に高い場合でも、ディレイチェーンの故障を正確、且つ、確実に検出可能な故障検出方法、試験回路及び半導体装置を実現することができる。
本発明の故障検出方法では、半導体装置内の半導体回路が有するディレイチェーンの故障を、半導体装置内の試験回路を用いて検出する。ディレイチェーンは、複数の遅延セルからなる遅延部が複数個直列接続された構成を有する。例えば、ディレイチェーンが2個の遅延部で構成されている場合、第1の遅延部内の特定の遅延セルの試験を行う際には、この特定の遅延セルの入出力信号間の相対遅延時間を検出し、第1の遅延部の後段の第2の遅延部内の特定の遅延セルの出力に基づいたタイミングで相対遅延時間を処理して第1の遅延部内の特定の遅延セルの故障の有無を判定する。第2の遅延部内の特定の遅延セルの試験を行う場合には、この特定の遅延セルの入出力信号間の相対遅延時間を検出し、第2の遅延部の前段の第1の遅延部内の特定の遅延セルの出力に基づいたタイミングで相対遅延時間を処理して第2の遅延部内の特定の遅延セルの故障の有無を判定する。
遅延セルの故障の有無は、半導体装置内の試験回路で判定されるので、半導体装置の端子(ピン)の容量や出力負荷にかかわらずディレイチェーンの故障を検出することができる。従って、試験時に半導体装置の出力信号を外部のテスタに出力する場合のように信号波形が崩れることがないので、ディレイチェーンから出力されるパルス幅が非常に狭い場合や信号周波数が非常に高い場合でも、ディレイチェーンの故障を正確、且つ、確実に検出可能である。
以下に、本発明の故障検出方法、試験回路及び半導体装置の各実施例を、図面と共に説明する。
先ず、ディレイチェーンが正常に動作している場合と遅延セルの故障により正常に動作していない場合について、図1〜図3と共に説明する。
図1は、複数の遅延セル(又は、遅延素子)a〜fからなるディレイチェーン1を示す図である。ディレイチェーン1は、半導体装置(図示せず)内のDLL回路等の半導体回路(図示せず)に含まれる。図2は、ディレイチェーン1が正常に動作している場合のノードA〜Fにおける遅延セルa〜fの出力信号A〜Fを示すタイミングチャートである。又、図3は、遅延セルbが故障しており、ディレイチェーン1が正常に動作していない場合のノードA〜Fにおける遅延セルa〜fの出力信号A〜Fを示すタイミングチャートである。尚、説明の便宜上、遅延セルa〜f間の配線遅延は無いものとし、以下の説明でも同様とする。
本発明の実施例では、半導体装置内に設けられた試験回路で図3に示す如きディレイチェーン1の故障を検出する。つまり、試験回路は、半導体装置内でディレイチェーン等を含む半導体回路と同じ基板上に設けられている。
図4は、ディレイチェーン1の遅延セルbに対して設けられる試験回路の要部を示す図である。図4中、図1と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。試験回路10は、相対遅延検出回路(又は、エッジ生成回路:EDGE)11、フリップフロップ(FF1,FF2)12,13及び判定回路14を有する。相対遅延検出回路11の入力端子comp1には遅延セルaの出力信号A(EDGE.comp1)が入力され、入力端子comp2には遅延セルbの出力信号B(EDGE.comp2)が入力され、リセット端子RSTには遅延セルdの出力信号D(EDGE.RST)が入力される。相対遅延検出回路11の出力端子outから出力される出力信号EDGE.OUT(FF1.CLK)は、フリップフロップ12のクロック入力端子に入力される。フリップフロップ12のデータ入力端子には固定信号1'b1(FF1.D)が入力され、リセット端子には遅延セルfの出力信号F(FF1.RST)が入力される。フリップフロップ13のデータ入力端子にはフリップフロップ12の出力信号FF1.Q(FF2.D)が入力され、クロック端子には遅延セルdの出力信号D(FF2.CLK)が入力される。判定回路14のデータ入力端子D-inにはフリップフロップ13の出力信号FF2.Q(D-in)が入力され、クロック入力端子CLKには遅延セルfの出力信号F(CLK)が入力される。判定回路14の出力端子OUTからは、出力判定信号OUTが出力される。
図5は、ディレイチェーン1の遅延セルbが正常であり、ディレイチェーン1が正常に動作している場合の図4に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。他方、図6は、ディレイチェーン1の遅延セルbが故障しており、ディレイチェーン1が正常に動作していない場合の図4に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。図6にX1で示すように、この場合は遅延セルbで設計通りの遅延が発生していない。このため、X2で示すように相対遅延検出回路11の出力に相対遅延を示すパルスが発生せず、このパルスが発生しないためにフリップフロップ12のクロック入力はX3で示す位置でハイレベル(又は、「1」の論理レベル)に遷移しない。この結果、判定回路14の出力は、ディレイチェーン1が正常に動作している場合には図5に示すようにハイレベルを示すが、遅延セルbが故障しておりディレイチェーン1が正常に動作していないと図6にX4で示すようにローレベル(又は、「0」の論理レベル)を示す。
図7は、相対遅延検出回路11の構成を示す回路図である。相対遅延検出回路11は、図7に示す如く接続されたフリップフロップ11,12、アンド回路113,114及びノア回路115,116を有する。入力端子comp1には、ディレイチェーン1中試験の対象となる遅延セル(この場合、遅延セルb)の入力信号が入力され、入力端子comp2には、ディレイチェーン1中試験の対象となる遅延セル(この場合、遅延セルb)の出力信号が入力される。又、リセット端子RSTには、ディレイチェーン1の入力信号の1周期を超えないタイミングで相対遅延検出回路11を強制的にリセットする信号が入力される。
図8は、図7に示す相対遅延検出回路11の動作を説明するタイミングチャートである。遅延セルbが試験の対象となる場合には、リセット端子RSTに遅延セルdの出力信号Dが入力されるので、図8にX5で示すように、ディレイチェーン1の入力信号の1周期を超えないタイミングで相対遅延検出回路11を強制的にリセットすることができる。
このように、試験の対象となる遅延セルbが正常の場合には、相対遅延検出回路11から出力されてフリップフロップ12のクロック入力端子に入力される信号EDGE.OUTは遅延セルbの遅延量に対応する間隔のパルスを有するため、フリップフロップ12の出力信号FF1.Qはローレベルからハイレベルに遷移する。又、フリップフロップ13は、ディレイチェーン1の遅延セルdの出力信号Dをクロック入力端子へのクロック入力信号FF2.CLKとしてフリップフロップ12の出力信号FF1.Qを取り込む。フリップフロップ13が取り込んだ信号FF1.Qは、判定回路14のデータ入力端子D-inに入力信号FF2.Dとして入力され、ディレイチェーン1内の遅延セルbの遅延量が正常であるか否かがクロック入力端子CLKに入力される遅延セルfの出力信号Fのタイミングで判定される。判定回路14は、クロック入力端子CLKに入力される信号Fのタイミングで、データ入力端子D-inに入力される入力信号FF2.Dがハイレベルであれば遅延セルbが正常であると判定する。他方、遅延セルbが正常ではない場合には、相対遅延検出回路11から出力されてフリップフロップ12のクロック入力端子に入力される信号EDGE.OUTは遅延セルbの遅延量に対応する間隔のパルスを有さないため、判定回路14のデータ入力端子D-inに入力される入力信号FF2.Dがローレベルであれば遅延セルbが故障していると判定する。
図4に示す試験回路10は、ディレイチェーン1の第1の遅延部を構成する各遅延セルa〜cに対して同様に設けることができ、試験回路10に入力されるリセット信号及びクロック信号は、ディレイチェーン1の第2の遅延部を構成する遅延セルd〜f(この場合、遅延セルd,f)から得る。
ディレイチェーン1の第2の遅延部を構成する各遅延セルd〜fに対しては、図9に示すように試験回路10を設けることができる。図9は、ディレイチェーン1の遅延セルeに対して設けられる試験回路の要部を示す図である。図9中、図4と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。つまり、図9に示す試験回路10は、ディレイチェーン1の第2の遅延部を構成する各遅延セルd〜fに対して同様に設けることができ、試験回路10に入力されるリセット信号及びクロック信号は、ディレイチェーン1の第1の遅延部を構成する遅延セルa〜c(この場合、遅延セルa,c)から得る。
図10は、ディレイチェーン1の遅延セルeが正常であり、ディレイチェーン1が正常に動作している場合の図9に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。他方、図11は、ディレイチェーン1の遅延セルeが故障しており、ディレイチェーン1が正常に動作していない場合の図9に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。図11にX11で示すように、この場合は遅延セルeで設計通りの遅延が発生していない。このため、X12で示すように相対遅延検出回路11の出力に相対遅延を示すパルスが発生せず、このパルスが発生しないためにフリップフロップ12のクロック入力はX13で示す位置でハイレベル(又は、「1」の論理レベル)に遷移しない。この結果、判定回路14の出力は、ディレイチェーン1が正常に動作している場合には図10に示すようにハイレベルを示すが、遅延セルeが故障しておりディレイチェーン1が正常に動作していないと図11にX14で示すようにローレベル(又は、「0」の論理レベル)を示す。
図12は、ディレイチェーン1の全ての遅延セルa〜fに対して設けられる試験回路全体を示す図である。図12中、図4及び図9と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。図12において、各構成要素の参照符号に付加されたa〜fは、夫々遅延セルa〜fに対して設けられていることを示す。判定回路14−1は、ディレイチェーン1の遅延セルa〜cで構成された第1の遅延部に対して共通に設けられ、判定回路14−2は、ディレイチェーン1の遅延素子d〜fで構成された第2の遅延部に対して共通に設けられている。
図13は、図12に示す判定回路14−1,14−2の構成を、試験回路10の一部と共に示す回路図である。図13中、FF21_outはフリップフロップ12a〜12cの出力、FF22_outはフリップフロップ12d〜12fの出力を示す。又、B1はシフト用クロック信号としてフリップフロップ13a〜13cに入力される遅延セルdの出力信号D、A1はシフト用クロック信号としてフリップフロップ13d〜13fに入力される遅延セルaの出力信号Aを示す。各判定回路14−1,14−2は、対応するフリップフロップ13a〜13c,13d〜13fの出力が入力されるアンド回路141と、アンド回路141の出力がデータ入力端子に入力され、対応する遅延セルf,cの出力信号B2,A2が判定タイミングを決定する判定タイミング信号としてクロック入力端子に入力されるフリップフロップ142を有する。判定回路14−1,14−2の出力はアンド回路14−3に入力され、アンド回路14−3の出力結果がディレイチェーン1に対して行った試験結果を示す。
相対遅延検出回路11a〜11c、フリップフロップ12a〜12c,13a〜13c及び判定回路14−1は第1の試験回路を構成し、相対遅延検出回路11d〜11f、フリップフロップ12d〜12f,13d〜13f及び判定回路14−2は第2の試験回路を構成する。相対遅延検出回路11a〜11cは第1の遅延部内の遅延セルの相対遅延時間を検出する第1の検出回路を構成し、相対遅延検出回路11d〜11fは第2の遅延部内の遅延セルの相対遅延時間を検出する第2の検出回路を構成する。フリップフロップ12a〜12c,13a〜13c及び判定回路14−1は第1の遅延部内の遅延セルの故障の判定を行う第1の判定部を構成し、フリップフロップ12d〜12f,13d〜13f及び判定回路14−2は第2の遅延部内の遅延セルの故障の判定を行う第2の判定部を構成する。アンド回路14−3は、ディレイチェーン1に対する試験結果を出力する出力部を構成する。
図14は、ディレイチェーン1が正常に動作している場合の図13に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。又、図15は、ディレイチェーン1が正常に動作していない場合の図13に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。図14及び図15中、「判定結果」は、アンド回路14−3の出力信号を示す。又、B2は遅延セルfの出力信号F、A2は遅延セルcの出力信号Cを示す。
図14に示すように、ディレイチェーン1が正常に動作している場合、アンド回路14−3から出力される出力信号(判定結果)は常にハイレベルである。しかし、例えば図115に示すように、フリップフロップ13bの出力信号gA_in1がXbにおいてローレベルに遷移して遅延セルbの故障が検出されると、判定回路14−1の出力信号はXAにおいてローレベルに遷移するため、アンド回路14−3から出力される出力信号(判定結果)はXAに対応する時点でローレベルに遷移して、ディレイチェーン1で故障が検出されたことが判定される。アンド回路14−3から出力される出力信号(判定結果)は、半導体装置から出力されて外部のテスタ等に入力され、テスタでは、ローレベルに遷移したタイミング等からディレイチェーン1の第1の遅延部又は第2の遅延部で発生した故障であるか、故障が第1又は第2の遅延部のどの遅延セルで発生した等が解析される。
本実施例では、ディレイチェーン1から出力されるパルス幅が非常に狭い場合や信号周波数が非常に高い場合でも、試験回路10がディレイチェーン1と同じ半導体装置内に設けられているので、試験を行うために高周波信号を半導体装置の外部のテスタ等にに出力する必要がない。図5及び図10において、相対遅延検出回路11の出力信号EDGE.OUTのパルス幅が例えば100ps以下であると、この出力信号EDGE.OUTはそのまま半導体装置の外部へ出力すると半導体装置の端子(ピン)の容量や出力負荷のために信号波形が崩れてしまうような1GHz以上の高周波数信号であるが、試験は半導体装置内の試験回路10で行われるので、例えば半導体装置の出荷時にディレイチェーンの故障を正確、且つ、確実に検出可能である。現在の技術では、信号波形を崩さずに半導体装置から出力して外部のテスタで試験できるパルス幅は約4ns以上、又、信号周波数は約250MHz以下であるが、本実施例によれば、ディレイチェーン1の出力信号が約4ns未満のパルス幅の場合、或いは、約250MHzを超える信号周波数の場合であっても、正確にディレイチェーンの故障を検出することができる。
次に、図12において、ディレイチェーン1を構成する第1及び第2の遅延部に対して対応する判定回路14−1,14−2、即ち、2つの判定回路を設ける理由について、比較例を参照して説明する。図16は、比較例を示す図であり、図17は、比較例の動作を説明するタイミングチャートである。
図16において、ディレイチェーン511は、遅延セル(又は、バッファ)521−1〜521−4が直列接続された構成を有する。試験回路530は、相対遅延検出回路(又は、エッジ生成回路)522−1〜522−4、フリップフロップ523−1〜523−4,524−1〜524−4及び判定回路525を有する。遅延セル521−1,521−2はディレイチェーン511の第1の遅延部を構成し、遅延セル521−3,521−4はディレイチェーン511の第2の遅延部を構成し、単一の判定回路525が第1及び第2の遅延部に対して共通に設けられている。
ディレイチェーン511には、図17に示す入力クロックCLKが入力され、遅延セル521−1〜521−4でS1〜S4で示すように位相が90°,180°,270°,360°遅延されるものとする。又、信号S4が、相対遅延検出回路522−1〜522−4に対するリセット信号RST1、フリップフロップ523−1〜523−4に対するリセット信号RST2、フリップフロップ524−1〜524−4に対するクロック信号CLK、及び判定回路525に対する判定タイミング信号TMGとして入力されるものとする。図17において、EDGE1〜EDGE4は相対遅延検出回路522−1〜522−4の出力信号、FF1〜FF4はフリップフロップ523−1〜523−4の出力信号を示す。この場合、図17にXXで示すように、フリップフロップ523−1に対してはクロックとリセットが同時に入来するイメージとなり、試験回路530はレーシング状態となって故障検出動作が破綻してしまう。又、判定回路525に入力される判定タイミング信号TMGについても同様の問題が発生して判定動作が破綻してしまう。
このように、ディレイチェーンの第1の遅延部に対する判定動作と第2の遅延部に対する判定動作を上記実施例のように別々に行わないと、ディレイチェーン内の故障を正確、且つ、確実に検出することはできない。
これに対し、本実施例では、ディレイチェーンの第1の遅延部に対する試験回路部分は、ディレイチェーンの第1の遅延部を構成する各遅延セルに対して同様に設けられ、この試験回路部分に入力される、第1の遅延部内の遅延セルの遅延時間検出タイミング及び故障判定タイミングを決定するためのリセット信号及びクロック信号は、ディレイチェーンの第2の遅延部を構成する遅延セルから得る。又、ディレイチェーンの第2の遅延部に対する試験回路部分は、ディレイチェーンの第2の遅延部を構成する各遅延セルに対して同様に設けられ、この試験回路部分に入力される、第2の遅延部内の遅延セルの遅延時間検出タイミング及び故障判定タイミングを決定するためのリセット信号及びクロック信号は、ディレイチェーンの第2の遅延部を構成する遅延セルから得る。このようにして、ディレイチェーンの第1の遅延部に対する判定動作と第2の遅延部に対する判定動作を別々の試験回路部分、即ち、試験回路の2つの判定回路を用いて並行に行うことにより、ディレイチェーン内の故障を正確、且つ、確実に検出することができる。
尚、上記実施例では、ディレイチェーンを構成する各遅延部は3つの遅延セルで構成されているが、2以上の遅延セルで構成されていれば遅延セルの個数は特に限定されない。又、ディレイチェーンを構成する遅延部が2個以上直列接続されている場合にも、本発明を同様に適用可能である。例えば、ディレイチェーンがM(Mは2以上の整数)個の遅延部で構成されている場合、第1の遅延部に対して設けられた試験回路部分は第2の遅延部に対して設けられた試験回路部分から第1の遅延部内の遅延セルの遅延時間検出タイミング及び故障判定タイミングを決定するためのリセット信号及びクロック信号を得て、...、第M−1の遅延部に対して設けられた試験回路部分は第Mの遅延部に対して設けられた試験回路部分から第M−1の遅延部内の遅延セルの遅延時間検出タイミング及び故障判定タイミングを決定するためのリセット信号及びクロック信号を得て、第Mの遅延部に対して設けられた試験回路部分は第1の遅延部に対して設けられた試験回路部分から第Mの遅延部内の遅延セルの遅延時間検出タイミング及び故障判定タイミングを決定するためのリセット信号及びクロック信号を得るようにすれば良い。この場合も、ディレイチェーンに対する入力信号の1周期を超えないタイミングで各試験回路部分内の相対遅延検出回路が強制的にリセットされるようにする。各遅延部内のどの遅延セルの出力をリセット信号として使用し、どの遅延セルの出力をクロック信号として使用するかは、遅延部内の遅延セルの段数、ディレイチェーン内の遅延部の個数、ディレイチェーンに入力される入力信号の周期やパルス幅に応じて決定すれば良い。
尚、本発明は、以下に付記する発明をも包含するものである。
(付記1) 半導体装置内に設けられた複数の遅延セルからなるディレイチェーンの故障を該半導体装置内で検出する故障検出方法であって、
該ディレイチェーンが複数の遅延部で構成されており各遅延部が複数の遅延セルで構成されている場合、
第1の遅延部内の第1の特定の遅延セルの試験を行う際には、該第1の特定の遅延セルの入出力信号間の第1の相対遅延時間を検出し、該第1の遅延部の前段又は後段の第2の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第1の相対遅延時間を処理して該第1の特定の遅延セルの故障の有無を判定する第1の判定ステップと、
該第2の遅延部内の第2の特定の遅延セルの試験を行う際には、該第2の特定の遅延セルの入出力信号間の第2の相対遅延時間を検出し、該第1の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第2の相対遅延時間を処理して該第2の特定の遅延セルの故障の有無を判定する第2の判定ステップとを含むことを特徴とする、故障検出方法。
(付記2) 該第1の判定ステップは、該第2の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで、該第1の相対遅延時間の検出と該第1の特定の遅延セルの故障の判定を行い、
該第2の判定ステップは、該第1の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで、該第2の相対遅延時間の検出と該第2の特定の遅延セルの故障の判定を行うことを特徴とする、付記1記載の故障検出方法。
(付記3) 該第1及び第2のステップは別々の判定回路を用いて並行して行われることを特徴とする、付記1又は2記載の故障検出方法。
(付記4) 該第1及び第2のステップは、該第1及び第2の相対遅延時間の検出タイミングを、該ディレイチェーンに対する入力信号の1周期を超えないタイミングでリセットすることを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項記載の故障検出方法。
(付記5) 複数の遅延セルからなるディレイチェーンの試験回路であって、
該ディレイチェーンは複数の遅延部で構成され、各遅延部が複数の遅延セルで構成されており、
第1の遅延部内の第1の特定の遅延セルの入出力信号間の第1の相対遅延時間を検出して該第1の特定の遅延セルの試験を行う第1の試験回路と、
該第1の遅延部の前段又は後段に設けられた第2の遅延部内の第2の特定の遅延セルの入出力信号間の第2の相対遅延時間を検出して該第2の特定の遅延セルの試験を行う第2の試験回路とを備え、
該第1の試験回路は、該第2の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第1の相対遅延時間を処理して該第1の特定の遅延セルの故障の有無を判定し、
該第2の試験回路は、該第1の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで該第2の相対遅延時間を処理して該第2の特定の遅延セルの故障の有無を判定することを特徴とする、試験回路。
(付記6) 該第1の試験回路は、該第2の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで、該第1の相対遅延時間の検出と該第1の特定の遅延セルの故障の判定を行い、
該第2の試験回路は、該第1の遅延部内の遅延セルの出力に基づいたタイミングで、該第2の相対遅延時間の検出と該第2の特定の遅延セルの故障の判定を行うことを特徴とする、付記5記載の試験回路。
(付記7) 該第1及び第2の試験回路は、該第1及び第2の相対遅延時間の検出タイミングを、該ディレイチェーンに対する入力信号の1周期を超えないタイミングでリセットされることを特徴とする、付記5又は6記載の試験回路。
(付記8) 該第1の遅延部は該第2の遅延部の前段に設けられ、
該第1の試験回路は、該第1の特定の遅延セルの入出力信号から第1の相対遅延時間を該第2の遅延部内の1遅延セルの出力信号に基づいたタイミングで検出する第1の検出回路と、該第1の相対遅延時間から該第1の特定の遅延セルの故障を該第2の遅延部内の他の遅延セルの出力信号に基づいたタイミングで判定する第1の判定部とを有し、
該第2の試験回路は、該第2の特定の遅延セルの入出力信号から第2の相対遅延時間を該第1の遅延部内の1遅延セルの出力信号に基づいたタイミングで検出する第2の検出回路と、該第2の相対遅延時間から該第2の特定の遅延セルの故障を該第1の遅延部内の他の遅延セルの出力信号に基づいたタイミングで判定する第2の判定部とを有することを特徴とする、付記5又は6記載の試験回路。
(付記9) 該第1及び第2の判定部の出力信号に基づいて該ディレイチェーンの試験結果を出力する出力部を更に備えたことを特徴とする、付記8記載の試験回路。
(付記10) 該第1及び第2の検出回路の該第1及び第2の相対遅延時間の検出タイミングは、該ディレイチェーンに対する入力信号の1周期を超えないタイミングでリセットされることを特徴とする、付記8又は9記載の試験回路。
(付記11) 該第1の判定部は、一定信号がデータとして入力され、該第1の検出回路の出力がクロックとして入力され、該第2の遅延部内の該他の遅延セルの出力信号がリセット信号として入力される第1のフリップフロップと、該第1のフリップフロップの出力信号がデータとして入力され、該第2の遅延部内の該1遅延セルの出力信号がクロックとして入力される第2のフリップフロップと、該第2のフリップフロップの出力信号がデータとして入力され、該第2の遅延部内の該他の遅延セルの出力信号がクロックとして入力され、該第1の特定の遅延セルの故障の判定結果を出力する第1の判定回路とを有し、
該第2の判定部は、該一定信号がデータとして入力され、該第2の検出回路の出力がクロックとして入力され、該第1の遅延部内の該他の遅延セルの出力信号がリセット信号として入力される第3のフリップフロップと、該第3のフリップフロップの出力信号がデータとして入力され、該第1の遅延部内の該1遅延セルの出力信号がクロックとして入力される第4のフリップフロップと、該第4のフリップフロップの出力信号がデータとして入力され、該第1の遅延部内の該他の遅延セルの出力信号がクロックとして入力され、該第1の特定の遅延セルの故障の判定結果を出力する第2の判定回路とを有することを特徴とする、付記8〜10のいずれか1項記載の試験回路。
(付記12) 該ディレイチェーンと同じ基板上に設けられていることを特徴とする、付記5〜11のいずれか1項記載の試験回路。
(付記13) 付記5〜12のいずれか1項記載の試験回路と、該ディレイチェーンとを備えたことを特徴とする、半導体装置。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
複数の遅延セルからなるディレイチェーンを示す図である。 ディレイチェーンが正常に動作している場合の遅延セル出力信号を示すタイミングチャートである。 遅延セルが故障しており、ディレイチェーンが正常に動作していない場合の遅延セルの出力信号を示すタイミングチャートである。 ディレイチェーンの遅延セルに対して設けられる試験回路の要部を示す図である。 ディレイチェーンが正常に動作している場合の図4に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。 ディレイチェーンが正常に動作していない場合の図4に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。 相対遅延検出回路の構成を示す回路図である。 相対遅延検出回路の動作を説明するタイミングチャートである。 ディレイチェーンの他の遅延セルに対して設けられる試験回路の要部を示す図である。 ディレイチェーンが正常に動作している場合の図9に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。 ディレイチェーンが正常に動作していない場合の図9に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。 ディレイチェーンの全ての遅延セルに対して設けられる試験回路を示す図である。 図12に示す判定回路の構成を試験回路の一部と共に示す回路図である。 ディレイチェーンが正常に動作している場合の図13に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。 ディレイチェーンが正常に動作していない場合の図13に示す各部の信号を示すタイミングチャートである。 比較例を示す図である。 比較例の動作を説明するタイミングチャートである。
符号の説明
1 ディレイチェーン
10 試験回路
11,11a〜11f 相対遅延検出回路
12,12a〜12f,13,13a〜13f フリップフロップ
14,14−1,14−2 判定回路
14−3 アンド回路

Claims (10)

  1. 半導体装置内に設けられた複数の遅延セルからなるディレイチェーンの故障を該半導体装置内で検出する故障検出方法であって、
    該ディレイチェーンが、各々が複数の遅延セルで構成された第1の遅延部及び第2の遅延部を含む場合、
    該第1の遅延部内の第1の特定の遅延セルの試験を行う際には、該第2の遅延部内の第1の遅延セルの出力信号でリセットされる第1の検出回路で該第1の特定の遅延セルの入出力信号間の第1の遅延時間を検出する第1の検出ステップと、
    一定信号がデータ入力端子に入力され、該第1の検出回路の出力がクロック入力端子に入力され、該第2の遅延部内の該第1の遅延セルより後段の第2の遅延セルの出力信号でリセットされる第1のフリップフロップと、該第1のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第1の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第2のフリップフロップと、該第2のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第2の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第1の判定回路を用い、該第1の判定回路の出力の論理値が第1の論理値から第2の論理値に遷移すると該第1の特定の遅延セルの故障を判定する第1の判定ステップ
    を含むことを特徴とする、故障検出方法。
  2. 該第2の遅延部内の第2の特定の遅延セルの試験を行う際には、該第1の遅延部内の第3の遅延セルの出力信号でリセットされる第2の検出回路で該第2の特定の遅延セルの入出力信号間の第2の遅延時間を検出する第2の検出ステップと、
    一定信号がデータ入力端子に入力され、該第2の検出回路の出力がクロック入力端子に入力され、該第1の遅延部内の該第3の遅延セルより後段の第4の遅延セルの出力信号でリセットされる第3のフリップフロップと、該第3のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第3の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第4のフリップフロップと、該第4のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第4の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第2の判定回路を用い、該第2の判定回路の出力の論理値が第1の論理値から第2の論理値に遷移すると該第2の特定の遅延セルの故障を判定する第2の判定ステップ
    を更に備えたことを特徴とする、請求項1記載の故障検出方法。
  3. 該第1の検出ステップ及び該第1の判定ステップは、該第2の検出ステップ及び第2の判定ステップと並行して行われることを特徴とする、請求項2記載の故障検出方法。
  4. 該第1の遅延セルの出力信号は、該ディレイチェーンの入力信号の1周期を超えないタイミングで該第1の検出回路をリセットし、
    該第の遅延セルの出力信号は、該ディレイチェーンの入力信号の1周期を超えないタイミングで該第2の検出回路をリセットすることを特徴とする、請求項2又は3記載の故障検出方法。
  5. 複数の遅延セルからなるディレイチェーンの試験回路であって、
    該ディレイチェーンは、各々が複数の遅延セルで構成された第1の遅延部及び第2の遅延部を含み、
    該第1の遅延部内の第1の特定の遅延セルの入出力信号間の第1の遅延時間を検出すると共に、該第2の遅延部内の第1の遅延セルの出力信号でリセットされる第1の検出回路と、
    一定信号がデータ入力端子に入力され、該第1の検出回路の出力がクロック入力端子に入力され、該第2の遅延部内の該第1の遅延セルより後段の第2の遅延セルの出力信号でリセットされる第1のフリップフロップと、
    該第1のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第1の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第2のフリップフロップと、
    該第2のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第2の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第1の判定回路
    を備え、
    該第1の判定回路は、該第1の特定の遅延セルの故障時には出力の論理値が第1の論理値から第2の論理値に遷移することを特徴とする、試験回路。
  6. 該第1の遅延セルの出力信号は、該ディレイチェーンの入力信号の1周期を超えないタイミングで該第1の検出回路をリセットすることを特徴とする、請求項5記載の試験回路。
  7. 該第2の遅延部内の第2の特定の遅延セルの入出力信号間の第2の遅延時間を検出すると共に、該第1の遅延部内の第3の遅延セルの出力信号でリセットされる第2の検出回路と、
    一定信号がデータ入力端子に入力され、該第2の検出回路の出力がクロック入力端子に入力され、該第1の遅延部内の該第3の遅延セルより後段の第4の遅延セルの出力信号でリセットされる第3のフリップフロップと、
    該第3のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第3の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第4のフリップフロップと、
    該第4のフリップフロップの出力信号がデータ入力端子に入力され、該第4の遅延セルの出力信号がクロック入力端子に入力される第2の判定回路
    を更に備え、
    該第2の判定回路は、該第2の特定の遅延セルの故障時には出力の論理値が第1の論理値から第2の論理値に遷移することを特徴とする、請求項5又は6記載の試験回路。
  8. 該第3の遅延セルの出力信号は、該ディレイチェーンの入力信号の1周期を超えないタイミングで該第2の検出回路をリセットすることを特徴とする、請求項7記載の試験回路。
  9. 該第1の遅延部は該第2の遅延部の前段に設けられ、
    該第1の特定の遅延セルは、該第3及び第4の遅延セルの間に接続され、
    該第2の特定の遅延セルは、該第1及び第2の遅延セルの間に接続されていることを特徴とする、請求項7又は8記載の試験回路。
  10. 請求項5〜9のいずれか1項記載の試験回路と、該ディレイチェーンとを備えたことを特徴とする、半導体装置。
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