JP2005293622A - 集積回路、及びホールドタイムエラーの余裕度の検査方法 - Google Patents
集積回路、及びホールドタイムエラーの余裕度の検査方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005293622A JP2005293622A JP2004102540A JP2004102540A JP2005293622A JP 2005293622 A JP2005293622 A JP 2005293622A JP 2004102540 A JP2004102540 A JP 2004102540A JP 2004102540 A JP2004102540 A JP 2004102540A JP 2005293622 A JP2005293622 A JP 2005293622A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clock
- delay
- data
- buffer
- delay amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Logic Circuits (AREA)
- For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
【課題】 実装状態でホールドマージンの検査を行なうことのできる集積回路及びホールドマージンの検査方法を提供すること。
【解決手段】 バッファ100は通常の動作時は通常遅延で出力を行なうが、ホールドマージンを検査する場合には、通常遅延よりも大きい遅延量で入力クロックを遅延させて出力する。検査時の遅延量の例としては予想されるホットキャリアによるクロックの遅延分とする。バッファ100にホールドマージン分を加えた遅延量でクロックを遅延させて出力させ、F/F101で正常にデータを取り込むことができるかを検査する。
【選択図】 図8
【解決手段】 バッファ100は通常の動作時は通常遅延で出力を行なうが、ホールドマージンを検査する場合には、通常遅延よりも大きい遅延量で入力クロックを遅延させて出力する。検査時の遅延量の例としては予想されるホットキャリアによるクロックの遅延分とする。バッファ100にホールドマージン分を加えた遅延量でクロックを遅延させて出力させ、F/F101で正常にデータを取り込むことができるかを検査する。
【選択図】 図8
Description
本発明は集積回路の技術に関し、特にクロックバッファの劣化によるクロック遅延によって生じるホールドタイムエラーを防ぐ為に設けられる余裕度(ホールドマージン)を検査することができる集積回路の技術に関する。
一般にデジタル信号を扱うICでは、データを内部に取り込むために、データそのものを渡すデータ信号線の他に、取り込むタイミングを知らせるための信号(クロック信号など)をICに与える必要がある。このときデータ信号線は、タイミング信号よりも先にその内容(HかLか)を確定しておき、さらにデータが確実に内部に取り込めるように、タイミング信号を与えた後もしばらくはそのままの状態で保持しておく必要がある。そうでないと、IC内部でHかLかを正しく認識できず、内部状態が不定となってしまうからである。
このタイミング信号に先だって、データ信号を確定、保持しておかなければならない最小限の時間をセットアップタイム(ST)といい、タイミング信号を与えた後もデータ信号を保持しておかなければならない時間をホールドタイム(HT)という。
図1は、上記のセットアップタイムとホールドタイムを説明する図である。
図1に示されるフリップフロップ(F/F)1は、入力されるデータを、クロックCLKの立ち上がりエッジに応答して取り込み、そのデータを出力する。このクロックCLKに応答してデータを適切に取り込むためには、クロックCLKのタイミングよりセットアップタイム以上前からデータが確定し、ホールドタイムまでそのデータが保持されなければならない。
図2はセットアップタイムを示す図であり、データDATAの確定時とクロックCLKの立ち上がりエッジとの間がセットアップタイムSTであり、フリップフロップの特性から決まるセットアップタイム以上であることが要求される。また、図3はホールドタイムを示す図であり、クロックCLKの立ち上がりエッジとデータDATAの終了時との間がホールドタイムである。
一方、半導体集積回路の多くは、階層化設計手法により設計されており、複数の下位階層マクロで共用する回路を上位階層に配置したツリー構造を構成する手法がとられている(例えば、特許文献1)。
図4は、特許文献1に記載された回路を示すものであり、4つの下位階層のマクロで1つのPLL回路を共用した例のブロック構成図である。半導体集積回路は周辺部にI/O回路2を配置するとともに、内部回路領域に4つの下位階層マクロ3,4,5,6を配置されている。各下位階層マクロ3〜6は、下位階層CTSルートバッファ7,8,9,10と、それぞれ配線15及びCTS(Clock tree synthesis:クロックツリーシンセシス)バッファ11を介して接続される複数のF/F(フリップフロップ)回路12とから構成されている。そして、下位階層マクロ3〜6の上位階層14にPLL回路16が配置される。PLL回路16はI/O回路2から基準クロックを入力し、その出力をフィードバック入力としてPLLループを構成し、そのPLL出力を各下位階層マクロ3〜6に入力することで、前記各下位階層マクロ3〜6でPLL回路16の共用化を実現しているものである。
ところで、上述のツリー構造した回路において、CTS(Clock tree synthesis:クロックツリーシンセシス)バッファを動作させると、ホットキャリアによるクロックの遅延が生じる。全てのCTSバッファが同じ遅延量を持つならば良いが、これらの遅延はCTSバッファ毎にばらつきがある。
また、上述のツリー構造した回路において一部の回路、例えば、マクロスイッチ等により下位階層マクロ3のみを動作させる場合等、下位階層マクロ3のCTS(Clock tree synthesis:クロックツリーシンセシス)バッファの使用頻度が高くなり、それらのCTSバッファについてのみホットキャリアによるクロックの遅延が生じ、クロックの遅延がばらつく場合がある。
更に、動作環境や、使用される電圧(例えば、同一集積回路内において、ある回路部分は5Vを使用し、他の回路部分は3.3V使用する場合等)によっても、CTSバッファのクロック遅延にばらつきが生じる場合がある。
例えば、図5に示されるように、フリップフロップ(F/F)23が、CTSバッファ20から出力されるクロックにより、フリップフロップ(F/F)22、論理回路24を介して出力されるデータを取り込む場合、CTSバッファ20が他のCTSバッファ21よりも高い周波数で動作させたりすると、ホットキャリア等によりクロック遅延が発生し、CTSバッファ20から出力されるクロックが遅延し、フリップフロップ23において、ホールドタイムエラーが生じる可能性がある。この様子を図6を用いて説明すると、CTSバッファ20から出力されるクロックの遅延により、クロックの立ち上がりが次のデータ側に移行し、ホールドタイム(HT)が十分とれずにホールドタイムエラーとなり、フリップフロップ23からのデータが取り込めない。
このような状態を防ぐため、図7に示す如く、必要なホールドタイム(HT)に余裕を持たせる為にホールドタイムに余裕を持たせるマージン(ホールドマージン:MT)を加えることにより、クロックの遅延を吸収するようにしている。
しかしながら、クロックの遅延はホットキャリアの程度や、動作環境、使用される電圧等によって異なり、各クロックバッファのクロックに対して同じマージン(MT)にすることはできないので、設計保証のみに頼ってきており、実装状態での検査ができなかった。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は各クロックバッファのクロックに対するホールドマージンの検査を実装状態で行なうことのできる集積回路及びホールドマージンの検査方法を提供することにある。
上記課題を解決する第1の発明は、集積回路であって、
通常の遅延量と、前記通常の遅延量よりも大きい検査用遅延量とのいずれかの遅延量で、クロックを遅延させて出力する遅延機能付きクロックバッファと、
前記遅延機能付きクロックバッファから出力されるクロックで、データを取り込み保持する記憶回路とを備え、
前記遅延機能付きクロックバッファにおいて、前記検査用遅延量を選択して通常の遅延量よりも大きい遅延量でクロックを出力させ、このクロックで前記フリップフロップによりデータを取り込ませ、前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、前記クロックバッファのクロック遅延により生じるホールドタイムエラーの余裕度を検査するように構成したことを特徴とする。
通常の遅延量と、前記通常の遅延量よりも大きい検査用遅延量とのいずれかの遅延量で、クロックを遅延させて出力する遅延機能付きクロックバッファと、
前記遅延機能付きクロックバッファから出力されるクロックで、データを取り込み保持する記憶回路とを備え、
前記遅延機能付きクロックバッファにおいて、前記検査用遅延量を選択して通常の遅延量よりも大きい遅延量でクロックを出力させ、このクロックで前記フリップフロップによりデータを取り込ませ、前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、前記クロックバッファのクロック遅延により生じるホールドタイムエラーの余裕度を検査するように構成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明は、集積回路であって、
通常の使用のパスと、ホットキャリアによるクロック遅延を見込んだホールドマージン分の遅延量を加味した検査用遅延パスとを有する遅延機能付きクロックバッファと、
前記遅延機能付きクロックバッファから出力されるクロックで、データを取り込むフリップフロップとを備え、
前記遅延機能付きクロックバッファにおいて、前記検査用遅延パスを選択してホールドマージン分の遅延量を加味した遅延量でクロックを出力させ、このクロックで前記フリップフロップによりデータを取り込ませ、前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、ホールドマージンを検査するように構成したことを特徴とする。
通常の使用のパスと、ホットキャリアによるクロック遅延を見込んだホールドマージン分の遅延量を加味した検査用遅延パスとを有する遅延機能付きクロックバッファと、
前記遅延機能付きクロックバッファから出力されるクロックで、データを取り込むフリップフロップとを備え、
前記遅延機能付きクロックバッファにおいて、前記検査用遅延パスを選択してホールドマージン分の遅延量を加味した遅延量でクロックを出力させ、このクロックで前記フリップフロップによりデータを取り込ませ、前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、ホールドマージンを検査するように構成したことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、クロックバッファが多段に構成された集積回路において、前記遅延機能付きクロックバッファを最終段に設けることを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明は、上記第1から第3のいずれかの発明において、前記遅延機能付きクロックバッファは、外部から与えられるデータにより、遅延量を選択できるように構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明において、遅延量を選択するデータの前記遅延機能付きクロックバッファへの入力を、スキャンパスを用いて行なうことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明は、集積回路において、クロックバッファのクロック遅延によって生じるホールドタイムアウトの余裕度を検査する方法であって、
クロックバッファにおいて、通常の遅延量よりも大きい遅延量でクロックを遅延させて出力させ、このクロックにより、フリップフロップでデータを取り込ませ、
前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、ホールドタイムの余裕度を検査することを特徴とする。
クロックバッファにおいて、通常の遅延量よりも大きい遅延量でクロックを遅延させて出力させ、このクロックにより、フリップフロップでデータを取り込ませ、
前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、ホールドタイムの余裕度を検査することを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明は、上記第6の発明において、遅延量を、ホットキャリアによるクロック遅延を見込んだホールドマージン分の遅延量を加味した遅延量とすることを特徴とする。
本発明は、通常パス量とは別に通常パスよりも遅延量が大きい遅延パスをクロックバッファに設けることにより、実装した状態であっても、特定のクロックバッファに対してホールドタイムエラーの検査を行なうことができるという優れた効果を奏する。また、遅延量を、ホットキャリア劣化や、動作環境、使用電圧等によるクロック遅延を見込んだホールドマージン分の遅延量を加味することにより、ホールドマージンの検査を行なうことができる。
また、バッファが多段に設けられている場合には、遅延量の変更ができるバッファを最終段に設ければ、最終段までに経由したバッファの遅延をも考慮して検査することができる。
本発明の実施の形態を説明する。
図8は本発明の集積回路の要部を示した図であり、図中、100は外部からの指示により、入力されるクロックを所定量遅延させて出力する機能を有するバッファであり、101はバッファ100のクロックで入力されるデータを取り込むF/F(フリップフロップ)である。
バッファ100は、通常の動作時は通常遅延で出力を行なうが、ホールドタイムのマージン(以下、ホールドマージン)を検査する場合には、通常遅延よりも大きい遅延量で入力クロックを遅延させて出力する。ここで、検査時の遅延量の例としては、設計時のホールドマージン分の遅延量、例えば、バッファ100における、予想されるホットキャリア劣化や、使用動作環境、使用電圧等によるクロックの遅延分とする。
バッファ100が正常な場合、F/F101では、図9に示す如く、ホールドタイム(HT)が十分に取れ、正常にデータを取り込むことができる。
一方、バッファ100からのクロック出力がホットキャリア劣化や、使用動作環境、使用電圧等により遅延する場合には、クロックのホールドタイム(HT)が次のデータ側にずれる。図10に示す如く、ずれた時間(遅延時間)がホールドマージン(MT)以内であれば、F/F101は正常にデータを取り込むことができる。しかしながら、図11に示す如く、ずれた時間(遅延時間)がホールドマージン(MT)分以上であれば、F/F101は正常にデータを取り込むことができない。
そこで、上述のように構成された回路の実装状態で、外部からの選択指示により、バッファ100にホールドマージン分を加えた遅延量でクロックを遅延させて出力させ、F/F101で正常にデータを取り込むことができるかを検査する。
出荷時の検査において、F/F101が正常にデータを取り込むことができた場合は、バッファ100は設計時のホールドマージン(MT)が確保されていることを示している。また、一定使用後の検査において、F/F101が正常にデータを取り込むことができた場合は、バッファ100がホットキャリアや、動作環境、使用電圧等により劣化しておらず、正常であることを示している。
一方、出荷時の検査において、F/F101が正常にデータを取り込むことができない場合は、バッファ100は設計時のホールドマージン(MT)が確保されていないことを示している。また、出荷後の検査において、F/F101が正常にデータを取り込むことができない場合は、バッファ100がホットキャリアや、動作環境、使用電圧等により劣化しており、クロック出力の遅延が生じていることを示している。
尚、異常の検出方法であるが、予め定められたデータ列をF/F101に入力し、その出力が期待するデータと一致、例えば入力データと一致しているかにより検査する。
また、バッファ100(遅延量変更機能を持つバッファ)の設置位置であるが、バッファが多段に設けられている場合には最終段に設けることが好ましい。最終段までに経由したCTSバッファの遅延を含めて検査することができるからである。
このような構成を取ることにより、集積回路に各バッファが実装された状態で、各クロックバッファにおけるクロック遅延の為のホールドマージンの検査を行なうことができる。
尚、本実施の形態において、バッファから出力されるクロックのタイミングでデータを取り込む手段としてF/F(フリップフロップ)を用いたが、これに限定されるものでなく、バッファから出力されるクロックのタイミングでデータを取り込み、一時的に保持するような記憶回路であれば良い。
以下、具体的な実施例について述べる。
本発明の実施例1を説明する。
図12は実施例1の構成を示す図である。
実施例1の集積回路は、複数のF/F(フリップフロップ)回路200〜206と、複数のCTSバッファ210,211,212と、SCANデータが入力されるSCANデータ入力端子220と、SCANデータの取得タイミングを規定するSCANクロック入力端子221と、論理回路222,223,224とを備えている。
CTSバッファ210,211,212は、CTSクロックツリーの最終段に設けられたCTSバッファであり、この内部には通常パスと、自CTSバッファのクロック遅延を吸収するホールドマージン分の遅延量を持つ遅延パスとが設けられている。そして、各々入力されたクロックは、いずれかのパスを通って、F/F(フリップフロップ)回路204,205,206に出力される。尚、CTSバッファ210,211,212におけるパスの選択方法であるが、ホールドマージンの検査時には、SCANデータ入力端子220により入力されるデータにより、ターゲットとなるCTSバッファ(ホールドマージンの検査を行なうCTSバッファ)を選択し、このCTSバッファは遅延パスを選択するように構成されている。
F/F(フリップフロップ)回路200,201,202,203は、レジスタの如くSCANクロックによりSCANデータを取得し、対応するCTSバッファ210,211,212にデータを出力する。
F/F(フリップフロップ)回路204,205,206は、CTSバッファ210,211,212からのクロックにより、論理回路222,223,224からのデータを取り込み出力するように構成される。
次に、上述のように構成された集積回路において、具体的なホールドマージンの検査の動作について説明する。
尚、以下の説明において、SCANデータが“1”の場合は遅延パス選択、SCANデータが“0”の場合は通常パス選択とし、ターゲットとなるCTSバッファ(ホールドマージンの検査を行ないたいCTSバッファ)をCTSバッファ212として説明する。
まず、CTSバッファ212をターゲットにしたい場合には、SCANデータ“100…”をSCANデータ入力端子220に入力し、CTSバッファ210のデータが“0”、CTSバッファ211のデータが“0”、CTSバッファ212のデータが“1”となるように、SCANクロック入力端子221からクロックを入力し、F/F(フリップフロップ)回路200,201,202にラッチさせてCTSバッファ210,211,212へ出力させる。
すると、CTSバッファ210はデータが“0”であるので通常パスを選択し、CTSバッファ211はデータが“0”であるので通常パスを選択し、CTSバッファ212はデータが“1”であるので遅延パスを選択する。
続いて、F/F(フリップフロップ)回路204,205,206に検査データが入力される。このとき、F/F(フリップフロップ)回路204,205は、CTSバッファ210,211の通常パスを通ったクロックにより、検査データが取り込まれる。
一方、F/F回路206は、遅延パスを選択したCTSバッファ212から出力されるホールドマージン分の遅延量のクロックにより、検査データが取り込まれる。このとき、CTSバッファ212が、設計ミスやホットキャリア等により、ホールドマージンを超えるクロック遅延が生じている場合には、F/F回路206はホールドタイムアウトしてしまい、正常にデータを取り込むことができない。従って、F/F回路206から出力されるデータは、検査データの期待値とは異なっているはずである。
このように、CTSバッファの実装状態で実際にホールドマージンの検査を行なうことができる。
尚、上述の例では、検査用に専用のSCANパスを設けたが、集積回路に通常設けられるSCANパスを利用することも可能である。
更に、本実施例において、CTSバッファ210,211,212から出力されるクロックのタイミングでデータを取り込む手段としてF/F(フリップフロップ)回路204,205,206を用いたが、これに限定されるものでなく、バッファから出力されるクロックのタイミングでデータを取り込み、一時的に保持するような記憶回路でも良い。
100 バッファ
101 F/F(フリップフロップ)
200〜206 F/F(フリップフロップ)
210,211,212 CTSバッファ
220 SCANデータ入力端子
221 SCANクロック入力端子
222,223,224 論理回路
101 F/F(フリップフロップ)
200〜206 F/F(フリップフロップ)
210,211,212 CTSバッファ
220 SCANデータ入力端子
221 SCANクロック入力端子
222,223,224 論理回路
Claims (7)
- 集積回路であって、
通常の遅延量と、前記通常の遅延量よりも大きい検査用遅延量とのいずれかの遅延量で、クロックを遅延させて出力する遅延機能付きクロックバッファと、
前記遅延機能付きクロックバッファから出力されるクロックで、データを取り込み保持する記憶回路とを備え、
前記遅延機能付きクロックバッファにおいて、前記検査用遅延量を選択して通常の遅延量よりも大きい遅延量でクロックを出力させ、このクロックで前記フリップフロップによりデータを取り込ませ、前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、前記クロックバッファのクロック遅延により生じるホールドタイムエラーの余裕度を検査するように構成したことを特徴とする集積回路。 - 集積回路であって、
通常の使用のパスと、ホットキャリアによるクロック遅延を見込んだホールドマージン分の遅延量を加味した検査用遅延パスとを有する遅延機能付きクロックバッファと、
前記遅延機能付きクロックバッファから出力されるクロックで、データを取り込むフリップフロップとを備え、
前記遅延機能付きクロックバッファにおいて、前記検査用遅延パスを選択してホールドマージン分の遅延量を加味した遅延量でクロックを出力させ、このクロックで前記フリップフロップによりデータを取り込ませ、前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、ホールドマージンを検査するように構成したことを特徴とする集積回路。 - クロックバッファが多段に構成された集積回路において、前記遅延機能付きクロックバッファを最終段に設けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の集積回路。
- 前記遅延機能付きクロックバッファは、外部から与えられるデータにより、遅延量を選択できるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の集積回路。
- 遅延量を選択するデータの前記遅延機能付きクロックバッファへの入力を、スキャンパスを用いて行なうことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の集積回路。
- 集積回路において、クロックバッファのクロック遅延によって生じるホールドタイムアウトの余裕度を検査する方法であって、
クロックバッファにおいて、通常の遅延量よりも大きい遅延量でクロックを遅延させて出力させ、このクロックにより、フリップフロップでデータを取り込ませ、
前記フリップフロップの出力データと出力データの期待値とを比較することにより、ホールドタイムの余裕度を検査することを特徴とするホールドタイムアウトの余裕度の検査方法。 - 遅延量を、ホットキャリアによるクロック遅延を見込んだホールドマージン分の遅延量を加味した遅延量とすることを特徴とする請求項6に記載のホールドタイムアウトの余裕度の検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004102540A JP2005293622A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 集積回路、及びホールドタイムエラーの余裕度の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004102540A JP2005293622A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 集積回路、及びホールドタイムエラーの余裕度の検査方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005293622A true JP2005293622A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35326406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004102540A Pending JP2005293622A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 集積回路、及びホールドタイムエラーの余裕度の検査方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005293622A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077805A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Fujitsu Ltd | 半導体記憶装置及びタイミング制御方法 |
JP2010019662A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Nec Electronics Corp | テスト方法及び半導体集積回路 |
US9405506B2 (en) | 2012-12-13 | 2016-08-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of operating system on chip and apparatuses including the same |
JP2017054977A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置および半導体装置のテスト方法 |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004102540A patent/JP2005293622A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008077805A (ja) * | 2006-09-25 | 2008-04-03 | Fujitsu Ltd | 半導体記憶装置及びタイミング制御方法 |
JP2010019662A (ja) * | 2008-07-10 | 2010-01-28 | Nec Electronics Corp | テスト方法及び半導体集積回路 |
US9405506B2 (en) | 2012-12-13 | 2016-08-02 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method of operating system on chip and apparatuses including the same |
JP2017054977A (ja) * | 2015-09-10 | 2017-03-16 | ラピスセミコンダクタ株式会社 | 半導体装置および半導体装置のテスト方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2010152939A (ja) | 半導体装置とテスト方法 | |
JP2005300308A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP2010091482A (ja) | 半導体集積回路装置及びその遅延故障テスト方法 | |
US8797082B2 (en) | Apparatus and methods for clock characterization | |
JP2004110265A (ja) | 半導体集積回路のテスト容易化方法 | |
JP2005293622A (ja) | 集積回路、及びホールドタイムエラーの余裕度の検査方法 | |
JP4847899B2 (ja) | 半導体集積回路設計支援装置、及び半導体集積回路製造方法 | |
US20140129889A1 (en) | Semiconductor integrated circuit | |
JP6062795B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2006194727A (ja) | 集積回路のテスト方法。 | |
JP5727358B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP2010040092A (ja) | 半導体集積回路 | |
JP4278360B2 (ja) | マルチチップパッケージlsiのテスト回路 | |
US7685484B2 (en) | Methods for the support of JTAG for source synchronous interfaces | |
JP5117957B2 (ja) | フリップフロップ回路 | |
JP2007328852A (ja) | 半導体装置 | |
US8539327B2 (en) | Semiconductor integrated circuit for testing logic circuit | |
JP2007333681A (ja) | 集積回路 | |
US9885754B2 (en) | Integrated circuit with self-verification function, verification method and method for generating a BIST signature adjustment code | |
JP2007309733A (ja) | 半導体集積回路および半導体集積回路の検査方法 | |
JP4186559B2 (ja) | スキャンフリップフロップ | |
JP2004037264A (ja) | スキャン機能付きフリップフロップ回路およびスキャンテスト回路 | |
JP2005234972A (ja) | クロック異常検出システム | |
JP2020041821A (ja) | テスト回路及びテスト方法 | |
JP2011090762A (ja) | データ転送回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090626 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090708 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091111 |