JP4877996B2 - 高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法 - Google Patents

高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4877996B2
JP4877996B2 JP2007076135A JP2007076135A JP4877996B2 JP 4877996 B2 JP4877996 B2 JP 4877996B2 JP 2007076135 A JP2007076135 A JP 2007076135A JP 2007076135 A JP2007076135 A JP 2007076135A JP 4877996 B2 JP4877996 B2 JP 4877996B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
liquid
bubbles
rotor
viscosity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007076135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008229574A (ja
Inventor
健一 白井
創 今泉
寛之 薮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
QP Corp
Original Assignee
QP Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by QP Corp filed Critical QP Corp
Priority to JP2007076135A priority Critical patent/JP4877996B2/ja
Publication of JP2008229574A publication Critical patent/JP2008229574A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4877996B2 publication Critical patent/JP4877996B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、マヨネーズ等の水中油型乳化食品をはじめとする高粘性液体に微細気泡を均一に分散させる高粘性液体用気泡分散乳化装置ならびにそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法に関する。
液体中に気泡を分散させる装置としては、エゼクター式の気泡発生装置がある。これは、ノズルから液体噴流を吐出させ、その噴流内に気体を取り込む方法であり、比較的粘性の低い液体に用いられる装置である。しかし、高粘性液体に気泡を分散する場合には均一に分散が難しいという問題が記載されている。(特許文献1)また、高粘性液体に気泡を分散させる装置としては、固定外筒と回転内筒のギャップに高粘性液体を送液し、そのギャップに気体吹込みノズルの先端を設けて気体を吹込む高粘性液体用気泡分散装置が提案されている。(特許文献2)
しかし、高粘性液体への気体吹込みで分散される気泡は、高粘性液体により分断して均一に分布させることができるようになっているが、分断して出来た気泡は、細かで微細な気泡とは言い難く、むしろ大きな気泡であることから、さらに細かで微細な気泡の分散が求められる。その理由は気泡が細かく均一に分散されることにより、クリーム状或いはホイップ状になることから、例えば食品においては、食感が改善され、新たな商品が生み出されることができるからである。
特開平7−100346号公報 特開2006−26601号公報
本発明の目的は、マヨネーズ等の水中油型乳化食品をはじめとする高粘性液体に不活性気体を微細に分散させる高粘性液体用気泡分散乳化装置ならびにその装置を用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法を提供することにある。
即ち、本発明は、上記目的を達成するためになされたものであり、高粘性液体用気泡分散乳化装置の発明は、内面を粗面とした固定ステータと、該固定ステータの内部に配置された外表面を粗面とした回転ロータと、該回転ロータ前面を被蓋する蓋に配設された給液管と、固定ステータの回転ロータ後面に配設された排液管とを備えた仕上がりの粘度が1×10 〜1×10 Pa・sである高粘性液体用乳化装置であって、回転ロータ前面と蓋の隙間に蓋を貫通する複数の気体吹込みノズルを備え、複数の気体吹込みノズルは、蓋に配設された給液管の同心円状に配設されており、回転ロータ前面と蓋内面の隙間を100とした際に蓋内面から25〜75の位置に該ノズル先端を開口してあることを特徴とする高粘性液体用気泡分散乳化装置であって、前記蓋と回転ロータ前面の隙間が10〜40mmであり、前記気体吹込みノズルは給液管と同心円上に沿って前記回転ロータ前面の蓋を貫通し、該蓋から突出するノズルの先端開口部の内径を0.5〜5mmとしてある高粘性液体用気泡分散乳化装置である。このような構造とすることで、高粘性液体への微細気泡の分散を達成できるのでよい。
前記装置を用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法の発明は、固定ステータと、回転ロータと、該回転ロータ前面を被蓋する蓋に配設された給液管と、固定ステータの回転ロータ後面に配設された排液管と該蓋を貫通する気体吹込みノズルを備え、気体吹込みノズルは、蓋に配設された給液管の同心円状に複数配設された高粘性液体用気泡分散乳化装置を使用し、前記乳化装置の給液管を通して高粘性液体を給液すると共に、前記蓋内面と回転ロータ前面の隙間を100とした際の蓋内面から25〜75の位置に開口する複数の気体吹込みノズルから不活性ガスを注入し、給液された高粘性液体内に気泡を回転ロータ前面の層流に均一に分散させ、固定ステータと回転ロータにより、気泡はせん断された気泡として液体中に分散され、仕上がりの粘度を1×10〜1×10Pa・sとすることを特徴とし、前記気体吹込みノズルから注入する不活性ガスが窒素であり、気泡入り水中油型乳化食品の比重が脱気された水中油型乳化食品に対し80%〜98%とする気泡入り水中油型乳化食品の製造方法である。この方法によりクリーミーな水中油型乳化食品を安定的に製造できるのでよい。
本発明の高粘性液体用気泡分散乳化装置及びその装置を用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法によれば、連続的に高粘性液体に不活性ガスを微細に且つ均一に分散させることができるので、食品分野においては、食感が一層マイルドに改善された新たな商品として提供することができると共に、マヨネーズをはじめとする料理のレパートリーが広げられ食の楽しみを提供することができる。さらに、本発明の装置は従来の乳化機の給液側の蓋部に複数の気体供給ノズルを加えることで、気体を高粘性液体に均一に分散させ、これらをさらに細かくせん断して微細気泡化する構造としてあるので、気泡の分散性を向上させ、微細な気泡の均一分散が向上した気泡入り高粘性液体が高価な特別な装置を用いることなく、得ることができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
[実施例1]
図1は、本発明に係る高粘性液体の層流部に気体を吹込み、高粘性液体に気泡を分散させ、せん断により微細気泡として高粘性液体に分散させる原理の説明図であり、図2は、本発明の高粘性液体用気泡分散乳化装置の一実施例の断面説明図である。図3は、本発明の高粘性液体用気泡分散乳化装置の他の実施例の断面説明図である。図4は、固定ステータに付設される回転ロータの蓋における気体吹込みノズルの配置位置の一実施例を示す平面説明図であり、図5は、本発明装置を用いた水中油型乳化食品の製造設備の一実施例を示す説明図である。
本発明の高粘性液体への微細気泡の分散を達成するための高粘性液体用気泡分散乳化装置11は、その実施例の概略の構造を図2乃至図3で示すように、水による冷却用のジャケット10を内蔵する固定ステータ1と該ステータ1の内部に回転自在に配置された回転ロータ2と固定ステータ1に付設される回転ロータの蓋4と該蓋4の給液管5の同心円上に気体吹込みノズル3が配設されている構造としてある。回転ロータ2は図示しないモーターにより駆動されている。
次に上記本発明の実施例の装置を用いて気泡入り高粘性液体の製造方法をその作用に基づき順次説明する。
まず、図1に示すようにロータ蓋4に配設された給液管5から給液された高粘性液体(以下、単に「液体」ともいう)はロータの軸支方向のロータ前面2aで平面の回転運動が加えられた層流となり、さらにロータ前面2aの端面を沿うように回転ロータ2の外周面に沿って薄膜状に固定ステータ1と回転ロータ2による隙間を高速回転のロータ2でせん断されながら通過し固定ステータ1の回転ロータ2後面側に配設された排液管6へと移動する。
本発明の吹込みノズル3は、ロータの蓋4に配設された給液管5の同心円上に複数配設される(図4参照)。吹込みノズル3の先端は蓋4の内面とロータの前面2aの間に開口するようにしてある(図2、図3参照)。
ノズル3から吹込まれる気体は、液体の流れにより一定の大きさでノズル3から離れて液体内の気泡20として混在する(図1参照)。気泡20が混在した液体は上述のようにロータ1とステータ2によってせん断されるので同時に気泡20もせん断され、微細な気泡として液体中に分散される。この際、ノズル3がロータの蓋4を貫通させておくことは、気泡20をロータの前面2aの層流に均一に分散させるのに都合が良いからである。この際、蓋4と回転ロータ前面2aの隙間の所定の位置、具体的には、蓋4の内面と回転ロータ前面2aの隙間を100とした際に蓋の内面から25〜75、好ましくは30〜70の位置にノズル先端を開口しておく。ノズルの突出長さにより気泡のサイズを調整できる。ノズルの突出長さが短いと層流による引きちぎり力が働き難く、ノズルの先端から蓋内面に沿って気泡が大きく成長してしまい、サイズの大きな気泡が高粘性液体に分散する。他方、ノズルが長く、回転ロータ前面に接近すると接触等の問題があり、装置としては好ましくない。気体の吹込みは、圧力調整器8で減圧してディストリビュータ9によりノズルの数に分岐され各ノズル3,3へと気体を供給する。圧力調整器8で設定される気体の圧力は乳化装置内の圧力より高い圧力である。
また、ノズル3を給液管5の同心円上に配設し、ノズルの先端開口部の内径を好ましくは0.5〜5mm、より好ましくは1〜4mmとするのは、気泡20がノズル3から離脱するに際し、液体中の気泡20が互いに合体せずに、しかも液体内に略均一に分散を容易にするという理由による。
また、ロータ2表面ならびにステータ1の内面は、粗面としてある。乳化装置としてせん断力を発揮できるからである。粗面としては、焼結物(砥石)、ステンレス金属製であれば、溝加工を施したロータ2、ステータ1も採用できる。
気泡入り高粘性液体は、1×10Pa・s〜1×10Pa・sの仕上がり粘度とする必要がある。前記範囲より仕上がり粘性の低い液体では、液流により生じるノズルの先端で気泡のせん断力に比べ浮力が大きく影響し、気泡サイズが一定とならない傾向があり、更に気泡を安定的に液体内に保持できない。前記範囲より仕上がり粘性の高い液体では、本乳化装置の能力に支障をきたすのでこれを避けるためである。
本発明の高粘性液体としては、例えば、水中油型乳化食品が挙げられる。ここで水中油型乳化食品とは、水相中に食用油脂が均一に分散して乳化状態が維持された食品をいい、代表的製品としては例えば、マヨネーズやサラダドレッシング等が挙げられる。また、本発明の製造方法により得られた気泡入り水中油型乳化食品は、気泡がほぼ全体に均一に存在し、気泡の大きさとしてはホイップされた一般的な食品とその気泡の大きさは同程度であり、通常その大きさは数ミクロンから数千ミクロン程度である。また本発明では気泡中の気体は不活性ガスである窒素を用いることが好ましい。窒素以外のガス、例えば、炭酸ガスを用いると、あるいは単に空気を用いると食味において、製造直後は問題ないが、その後、長期間保存していると製造直後の食味が維持されず好ましくない。なお、窒素としては純度がほぼ100容量%のものが望ましいが、約90容量%以上の純度であれば問題ない。
本発明による微細な気泡が分散された水中油型乳化食品は、全体の粘度が1×10Pa・s以上である。これよりも粘度が低いと後述の試験例に示すように製造直後の軽い食感を長期間維持することが出来ず好ましくない。なお、全体の粘度を1×10Pa・s以下としたのは、それより大きくても微細な気泡は維持できるものの粘度が高すぎて水中油型乳化調味料として粘度が高すぎて好ましくなくなるからである。また本発明に係る粘度の測定方法は、200ml容量のビーカーに200ml程度の気泡入り水中油型乳化食品を充填後、HELIPATH STAND付B型粘度計[(株)東京計器製]でT−BAR SPINDLE Dのローターを用い、品温約20℃、回転数2rpmで1分後の粘度を示すものである。
また本発明の製造方法による微細気泡が分散された水中油型乳化食品は、気泡入り水中油型乳化食品の比重が脱気された水中油型乳化食品に対し80〜98%、好ましくは85〜96%である。後述の試験例に示すように98%より少ないと含泡させたとしても製造直後の食感が軽くないため好ましくなく、また80%より多いと製造直後の軽い食感を長期間維持できないため好ましくない。なお、本発明による微細気泡が分散された水中油型乳化食品は脱気品に対する比重の割合は、3L(リットル)測定用のメスシリンダーを用い、品温約20℃のときの比重により算出した割合を示すものである。
[実施例2]
本発明の実施例の高粘性液体用気泡分散乳化装置11を用いてマヨネーズを製造した。
装置の概要は、図2及び図3に示すように固定ステータ1の内部に回転ロータ2が配置され、ロータ前面2aからロータ蓋4内面までの間隔はおよそ30mmであり、ロータ蓋4に4本の気体吹込みノズルが貫通してその先端開口部は内径1.5mmでロータ蓋内面から20mmの位置に開放されている。回転ロータ2の回転数は約2850rpmとした。
また、図5に示すように撹拌タンク30で粗乳化されたマヨネーズは移送ポンプ12により微細気泡分散装置11に移送される。
移送された粗乳化されたマヨネーズは、微細気泡分散装置11の回転ロータ蓋4のノズル3から窒素が吹込まれ、気泡20として分散され、微細気泡分散装置11の回転ロータ2及び固定ステータ1により仕上げ乳化と同時に前記気泡20が微細化され気泡入りマヨネーズが得られ、タンク31移送される。
[試験例1]
卵黄液10kg、清水7kg、生卵白4kg、食酢4.5kg、食塩1.8kg、上白糖1.7kg、からし粉0.5kg及びグルタミン酸ナトリウム0.5kgを順次ミキサー内に投入攪拌して、均一とした。その後、攪拌しながらサラダ油70kgを徐々に添加し、粗乳化させた。次に粗乳化物を本発明の高粘性用気泡分散乳化装置11を用いて窒素を吹き込みながら仕上げ乳化を施し気泡入りマヨネーズを得た。得られた気泡入りマヨネーズを300ml容量のチューブに充填・密封した。
得られた気泡入りマヨネーズは、 窒素を吹き込まずに製造したものに比べ軽い食感を有し、また室温(20℃)保存2ヶ月後も製造直後の軽い食感、さらには食味を維持していた。なお、気泡入りマヨネーズの粘度は2.5×10Pa・s、比重は脱気しながら製造したものに対し92%であった。
[試験例2]
仕上がりの粘度による食感の経時的変化を調べるため、試験例1において製造の際使用した高粘性気泡分散乳化装置の回転数やクリアランスを変えて表4に示す粘度としたものをそれぞれ製造し評価した。なお、試験は試験例1と同様に室温(20℃)で2ヶ月間保存し、これと新たに製造したものを製造直後品として両者を試食し評価した。
Figure 0004877996
表1より、仕上がりの粘度を1×10Pa・s以上としなければ長期間保存した場合、製造直後の軽い食感を維持できないことが理解される。なお、いずれの保存品とも製造直後の食味は維持されていたが、比較品No.8は粘度が高すぎて水中油型乳化調味料としては好ましくなかった。
[試験例3]
比重の違いによる食感の経時的変化を調べるため、試験例1において窒素ガスの吹き込み量を変えて表2に示す(窒素を吹き込まず脱気しながら製造したものに対する比重の割合)ものをそれぞれ製造し評価した。なお、試験は試験例1と同様に室温(20℃)で2ヶ月間保存し、これと新たに製造したものを製造直後品として両者を試食し評価した。
Figure 0004877996
表2より、脱気品に対する比重の割合が80〜98%の範囲としなければ長期間保存した場合、製造直後の軽い食感を維持できないこと、特に85〜96%が製造直後の軽い食感の維持としては好ましいことが理解される。なお、いずれの保存品とも製造直後の食味は維持されていた。
本発明に係る高粘性液体の層流部に気体を吹込み、高粘性液体に気泡を分散させ、せん断により微細な気泡として高粘性液体に分散させる原理の説明図 本発明の高粘性液体用気泡分散乳化装置の一実施例の断面説明図 本発明の高粘性液体用気泡分散乳化装置の他の実施例の断面説明図 固定ステータに付設される回転ロータの蓋における気体吹込みノズルの配置位置の一実施例を示す平面説明図 本発明装置を用いた水中油型乳化食品の製造設備の一実施例を示す説明図
符号の説明
1 固定ステータ
2 回転ロータ
2a ロータ前面
3 窒素ノズル(吹込みノズル)
4 ロータ蓋
5 給液管
6 排液管
7 回転軸
8 圧力調整器
9 ディストリビュータ
10 冷却ジャケット
11 高粘性液体用気泡分散乳化装置
12 移送ポンプ
20 気泡
30 攪拌タンク
31 タンク

Claims (5)

  1. 内面を粗面とした固定ステータと、該固定ステータの内部に配置された外表面を粗面とした回転ロータと、該回転ロータ前面を被蓋する蓋に配設された給液管と、固定ステータの回転ロータ後面に配設された排液管とを備えた仕上がりの粘度が1×10 〜1×10 Pa・sである高粘性液体用乳化装置であって、回転ロータ前面と蓋の隙間に蓋を貫通する複数の気体吹込みノズルを備え、複数の気体吹込みノズルは、蓋に配設された給液管の同心円状に配設されており、回転ロータ前面と蓋内面の隙間を100とした際に蓋内面から25〜75の位置に該ノズル先端を開口してあることを特徴とする高粘性液体用気泡分散乳化装置。
  2. 前記蓋内面と回転ロータ前面の隙間が10〜40mmである請求項1記載の高粘性液体用気泡分散乳化装置。
  3. 前記気体吹込みノズルは給液管と同心円上に沿って前記回転ロータ前面の蓋を貫通し、該蓋から突出するノズルの先端開口部の内径を0.5〜5mmとしてある請求項1又は請求項2記載の高粘性液体用気泡分散乳化装置。
  4. 固定ステータと、回転ロータと、該回転ロータ前面を被蓋する蓋に配設された給液管と、固定ステータの回転ロータ後面に配設された排液管と該蓋を貫通する気体吹込みノズルを備え、気体吹込みノズルは、蓋に配設された給液管の同心円状に複数配設された高粘性液体用気泡分散乳化装置を使用し、前記乳化装置の給液管を通して高粘性液体を給液すると共に、前記蓋内面と回転ロータ前面の隙間を100とした際の蓋内面から25〜75の位置に開口する複数の気体吹込みノズルから不活性ガスを注入し、給液された高粘性液体内に気泡を回転ロータ前面の層流に均一に分散させ、固定ステータと回転ロータにより、気泡はせん断された気泡として液体中に分散され、仕上がりの粘度を1×10〜1×10Pa・sとすることを特徴とする気泡入り水中油型乳化食品の製造方法
  5. 前記気体吹込みノズルから注入する不活性ガスが窒素であり、気泡入り水中油型乳化食品の比重が脱気された水中油型乳化食品に対し80%〜98%とする請求項4記載の気泡入り水中油型乳化食品の製造方法
JP2007076135A 2007-03-23 2007-03-23 高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法 Expired - Fee Related JP4877996B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007076135A JP4877996B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007076135A JP4877996B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008229574A JP2008229574A (ja) 2008-10-02
JP4877996B2 true JP4877996B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=39903001

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007076135A Expired - Fee Related JP4877996B2 (ja) 2007-03-23 2007-03-23 高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4877996B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012023218A1 (ja) * 2010-08-19 2012-02-23 株式会社明治 微粒化装置及びその性能評価方法とスケールアップ方法
SG188232A1 (en) 2010-08-19 2013-04-30 Meiji Co Ltd Particle size breakup device and its performance estimation method and scale up method
US20140072502A1 (en) * 2011-05-27 2014-03-13 M. Technique Co., Ltd. Fine bubble generating apparatus, method for generating fine bubbles, and method for gas-liquid reaction using same
JP6023541B2 (ja) * 2012-10-12 2016-11-09 株式会社井上製作所 高粘性流体の処理装置
JP6146928B2 (ja) * 2015-06-11 2017-06-14 エム・テクニック株式会社 微小気泡発生装置、微小気泡発生方法及びそれを用いた気液反応方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52134065A (en) * 1976-04-30 1977-11-09 Toshiba Machine Co Ltd Whipping apparatus
JPS59147630A (ja) * 1983-02-10 1984-08-24 Takeda Chem Ind Ltd 通気撹拌装置
JP4371915B2 (ja) * 2004-06-08 2009-11-25 キユーピー株式会社 サラダの製法
JP3719681B1 (ja) * 2004-07-21 2005-11-24 学校法人慶應義塾 高粘性液体用気泡分散装置
WO2006063516A1 (fr) * 2004-12-13 2006-06-22 Accelergy Shanghai R & D Center Appareil de traitement de materiaux
JP2006326566A (ja) * 2005-05-27 2006-12-07 Ics Kk 気液混合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008229574A (ja) 2008-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4877996B2 (ja) 高粘性液体用気泡分散乳化装置及びそれを用いた気泡入り水中油型乳化食品の製造方法
Charcosset Preparation of emulsions and particles by membrane emulsification for the food processing industry
EP1865786B1 (en) Process for the preparation of a spreadable dispersion
Deotale et al. Foaming characteristics of beverages and its relevance to food processing
Tal-Figiel The formation of stable w/o, o/w, w/o/w cosmetic emulsions in an ultrasonic field
JP2009523061A (ja) 容易に分散できる脂質相
US20220378084A1 (en) Use of high acyl gellan in whipping cream
Narsimhan et al. Guidelines for processing emulsion-based foods
Goibier et al. Emulsification of non-aqueous foams stabilized by fat crystals: Towards novel air-in-oil-in-water food colloids
Sajjadi et al. Phase inversion in abnormal O/W/O emulsions. 2. Effect of surfactant hydrophilic− lipophilic balance
Shanmugam et al. Ultrasonic preparation of food emulsions
JP2002166154A (ja) 連続混合装置
Lloyd et al. Process optimisation of rotating membrane emulsification through the study of surfactant dispersions
CN108348098B (zh) 发泡设备
JP5021527B2 (ja) サラダ
EP2436452A1 (en) Process for preparation of a foamed composition by hydrodynamic cavitation
KR20120116345A (ko) 기포성 유 조성물
JP4968473B2 (ja) 気泡入り酸性水中油型乳化食品及びその製造方法
JP2009029755A (ja) 補酵素q10粒子の製造方法
JP3884242B2 (ja) 乳化組成物の製造方法
Gu et al. Effects of crystalline/non-crystalline emulsifiers on foamed emulsion: Microstructure, rheological properties, and 3D printing
EP3727011A1 (en) Aerated frozen confection
Varzakas et al. Mixing-emulsions
Zeng et al. Effect of hydrophobic sucrose esters with different fat acid composition and esterification degree on whipped cream properties
Reis et al. A modified premix method for the emulsification of spearmint essential oil (Mentha spicata) by ceramic membranes

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090819

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110531

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111122

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111124

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141209

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees