JP4877990B2 - コネクタ、検出装置および測定システム - Google Patents

コネクタ、検出装置および測定システム Download PDF

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Description

本発明は、測定装置の検出信号入力用の入力端子に接続可能な第1端子と、検出部に作動用電源を出力するための測定装置の電源出力端子に接続可能な第2端子とを有するコネクタに関するものである。
作動用電源の供給によって作動する検出部からの検出信号に基づいて所定の物理量を測定する測定装置として、特開2005−147801号公報に開示された搬送波形3線式ひずみ測定システム(以下、単に「測定システム」ともいう)が知られている。この測定システムは、ひずみゲージおよびブリッジボックスによって構成された検出部としてのブリッジ回路と、測定装置(測定器)とを備えている。この測定システムでは、測定装置の電源部によって生成された作動用電源(交流電源電圧)が、測定装置における電源供給用の接続端子に接続された電源供給線を介してブリッジ回路に供給される。また、作動用電源の供給によってブリッジ回路から出力される検出信号(信号電圧)が測定装置における信号入力用の接続端子に接続された信号線を介して測定装置に入力し、測定装置が、その検出信号に基づいてひずみ測定処理を実行する。この場合、作動用電源の供給が必要な検出部を用いるこの種の測定システムでは、一般的に、各接続端子が配列されて測定装置に取り付けられた専用の装置側コネクタと、信号線および電源供給線の先端部に接続された専用の検出部側コネクタとを連結することで信号線および電源供給線と各接続端子とを接続する構成が採用されている。
特開2005−147801号公報(第5,6頁、第1図)
ところが、上記の測定システムおよびこの種の測定システムにおいて一般的に用いられているコネクタには、以下の問題点がある。すなわち、この測定システムでは、作動用電源の供給および検出信号の入力を行うための専用のコネクタが用いられている。一方、この種の測定システムの検出部を他の測定装置に接続して物理量を測定し、別の観点から測定値の解析を行いたいことがある。しかしながら、上記した専用のコネクタや、作動用電源を生成する電源部が他の測定装置に備えられていないときには、その測定装置に検出部を接続することができないため、このような形態での使用が困難であり、この点の改善が望まれている。
この場合、作動用電源を生成する電源部や上記した専用のコネクタを備えた中継装置を用いて、検出部のコネクタをこの中継装置のコネクタに接続し、中継装置と測定装置とを同軸ケーブル等で接続する方法も考えられる。しかしながら、この方法では、検出信号が中継装置内を通過するため、中継装置で発生するノイズの影響を受けて測定結果が不正確となるおそれがある。また、この方法では、検出部に付属のケーブルの他に、測定装置との接続のための同軸ケーブル等を用いるため、インピーダンス整合や伝送損失抑制のための機能を中継装置に付加する必要があり、中継装置が複雑で高価なものとなる。したがって、この方法を採用するのは困難である。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、検出部に供給する作動用電源を備えていない測定装置などを用いての測定を実現し得るコネクタ、このコネクタを備えた検出装置、およびこの検出装置を備えた測定システムを提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のコネクタは、検出部から出力される検出信号を入力する測定装置の入力端子に接続可能に構成された第1端子と、前記検出部に作動用電源を出力する前記測定装置の電源出力端子に接続可能に構成された第2端子とが配設されたメインコネクタを備えたコネクタであって、前記メインコネクタに対して着脱可能に構成されると共に、装着状態において、前記測定装置からの前記作動用電源の供給に代えて当該測定装置以外の外部装置からの前記検出部の作動用電源を前記メインコネクタを介して当該検出部に供給可能に構成されたサブコネクタを備えている。
また、請求項2記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタにおいて、前記メインコネクタは、前記第1端子および第3端子が配設された第1本体部と、前記第1本体部に対して着脱可能に構成されると共に前記第2端子および前記第1本体部に装着された状態において前記第3端子に接続されて当該第2端子を介して入力した前記測定装置からの前記作動用電源を当該第3端子に受け渡す第4端子が配設された第2本体部とを備えて構成され、前記サブコネクタは、前記第1本体部における前記第2本体部の装着部位に当該第2本体部に代えて装着可能に構成されると共に当該第1本体部に装着された状態において前記第3端子に接続されて前記外部装置からの前記作動用電源を当該第3端子に受け渡す第5端子を備えて構成されている。
また、請求項3記載のコネクタは、請求項2記載のコネクタにおいて、前記第1本体部および前記サブコネクタは、当該サブコネクタが当該第1本体部に装着された状態において各々の先端面がほぼ面一となるようにそれぞれ形成されている。
さらに請求項4記載のコネクタは、請求項1記載のコネクタにおいて、前記メインコネクタは、その先端面に前記第1端子および前記第2端子が配設されて構成され、前記サブコネクタは、前記先端面側に装着可能に構成されると共に、装着状態において前記第1端子にその基端部が接続可能でかつ前記測定装置の前記入力端子にその先端部が接続可能に構成された第6端子と、前記装着状態において前記第2端子に接続可能に構成されて前記外部装置からの前記作動用電源を当該第2端子に受け渡す第7端子とを備えている。
また、請求項5記載のコネクタは、請求項1から4のいずれかに記載のコネクタにおいて、前記第1端子は同軸ケーブル接続用端子で構成されている。
また、請求項6記載の検出装置は、請求項1から5のいずれかに記載のコネクタと、当該コネクタにその一端部が接続されたケーブルと、前記検出部とを備え、当該検出部は、当該ケーブルの他端部に接続されると共に前記コネクタおよび当該ケーブルを介して入力した前記作動用電源で作動すると共に前記検出信号を出力する。
請求項7記載の測定システムは、請求項6記載の検出装置と、前記測定装置と、前記外部装置とを備え、当該測定装置は、当該検出装置の前記検出部から出力される前記検出信号を入力する入力端子、前記検出部に作動用電源を出力するための電源出力端子、および前記作動用電源を出力する電源部を備えて構成されると共に前記検出信号に基づいて所定の物理量を測定し、前記外部装置は、前記作動用電源を出力する電源装置で構成されている。
請求項1記載のコネクタによれば、メインコネクタに対して着脱可能に構成されると共に、装着状態において測定装置からの作動用電源の供給に代えて外部装置からの作動用電源を供給可能なサブコネクタを備えたことにより、このサブコネクタを用いることで、外部装置からの作動用電源を検出部に供給することができる。したがって、このコネクタによれば、特殊な機能を備えた中継装置を用いることなく、作動用電源生成用の電源部を備えていない測定装置などと検出部とによる測定を実現することができる。
また、請求項2記載のコネクタによれば、第1本体部と、第1本体部に対して着脱可能に構成されると共に測定装置からの作動用電源を第1本体部に受け渡す第2本体部とでメインコネクタを構成し、第2本体部に代えて第1本体部に装着可能に構成されると共に外部装置からの作動用電源を第1本体部に受け渡し可能にサブコネクタを構成したことにより、検出部に対して供給する測定装置からの作動用電源と外部装置からの作動用電源との切り替えを、第2本体部とサブコネクタとの付け替えだけで行うことができる。したがって、このコネクタによれば、作動用電源生成用の電源部を備えた測定装置を用いた測定とその電源部を備えていない測定装置を用いた測定とを迅速に切り替えて実行することができる。
また、請求項3記載のコネクタによれば、サブコネクタが第1本体部に装着された状態において、各々の先端面がほぼ面一となるように第1本体部およびサブコネクタをそれぞれ形成したことにより、入力端子の配設部位の周囲が平旦に形成されている測定装置を用いて測定を行う場合においても、その測定装置の入力端子と第1本体部の第1端子とを確実に接続させることができる。
また、請求項4記載のコネクタによれば、メインコネクタに対して装着可能に構成されると共に外部装置からの作動用電源をメインコネクタに受け渡し可能にサブコネクタを構成したことにより、検出部に対して供給する測定装置からの作動用電源と外部装置からの作動用電源との切り替えを、サブコネクタの着脱だけで行うことができる。したがって、このコネクタによれば、作動用電源生成用の電源部を備えた測定装置を用いた測定とその電源部を備えていない測定装置を用いた測定とを迅速に切り替えて実行することができる。
さらに、請求項5記載のコネクタによれば、第1端子を同軸ケーブル接続用端子で構成したことにより、同軸ケーブル接続用端子が測定装置に一般的に備えられているため、このコネクタを用いて数多くの種類の測定装置に検出部を接続することができる結果、これらの各測定装置と検出部とによる測定を実現することができる。
また、請求項6記載の検出装置によれば、請求項1から5のいずれかに記載のコネクタを備えたことにより、上記の各コネクタが有する効果と同様の効果を実現することができる。
また、請求項7記載の測定システムによれば、請求項6記載の検出装置を備えたことにより、上記の各コネクタおよび上記の検出装置が有する効果と同様の効果を実現することができる。
以下、本発明に係るコネクタ、検出装置および測定システムの最良の形態について、図面を参照して説明する。
最初に、測定システム1の構成について、図面を参照して説明する。図1に示す測定システム1は、本発明に係る測定システムの一例であって、測定装置2、電源装置3および検出装置4を備えて構成されている。測定装置2は、図2に示すように、測定部11および電源部12を備えて構成されている。測定部11は、検出装置4から出力された検出信号Sdに基づいて測定対象体についての所定の物理量(例えば電流)を測定する。電源部12は、検出装置4に供給する作動用電源Vd1を生成する。
また、図5に示すように、測定装置2の正面パネルには、後述する検出装置4のコネクタ32が差し込まれる接続部13が設けられている。また、接続部13には、信号入力端子21および電源出力端子22が配設されている。この場合、信号入力端子21は、検出装置4から出力される検出信号Sdを入力するための端子であって、この種の測定装置に一般的に備えられているメス型のBNC端子(本発明における同軸ケーブル接続用端子の一例)で構成されている。また、電源出力端子22は、電源部12によって生成される作動用電源Vd1を検出装置4に出力するための端子であって、後述するコネクタ32の電源入力端子62と接続可能な測定装置2専用のメス型端子で構成されている。
電源装置3は、本発明における外部装置に相当し、上記した作動用電源Vd1と同等の作動用電源Vd2(以下、作動用電源Vd1,Vd2を区別しないときには「作動用電源Vd」ともいう)を生成する。また、図1に示すように、電源装置3の正面パネルには、後述する検出装置4におけるサブコネクタ42に接続されているケーブル42aに取り付けられている端子42bと接続可能に構成されて、作動用電源Vd2を出力するための端子3aが配設されている。
検出装置4は、本発明に係る検出装置の一例であって、図1,2に示すように、センサ31、コネクタ32、ケーブル33を備えて構成されている。センサ31は、本発明における検出部に相当し、作動用電源Vdの供給によって作動して、測定対象体についての所定の物理量を検出して検出信号Sdを出力する。コネクタ32は、本発明に係るコネクタの一例であって、図3に示すように、メインコネクタ41およびサブコネクタ42を備えて構成されている。メインコネクタ41は、第1本体部51および第2本体部52を備えて構成されている。
第1本体部51は、図3に示すように、第2本体部52が装着される切り欠き部51aが先端部側(同図における左側)に形成されると共に、信号出力端子61および接続端子63を備えている。この場合、信号出力端子61は、本発明における第1端子に相当し、測定装置2の信号入力端子21に接続可能なオス型BNC端子であって、第1本体部51の先端面51fに配設されている。また、接続端子63は、本発明における第3端子に相当し、後述する第2本体部52の電源入力端子62を介して入力した作動用電源Vd1が受け渡される接続端子であって、第1本体部51における切り欠き部51aの形成部位に配設されている。
第2本体部52は、第1本体部51における切り欠き部51aの形成部位に着脱可能に構成されると共に、電源入力端子62および接続端子64を備えている。この場合、電源入力端子62は、本発明における第2端子に相当し、測定装置2の電源出力端子22に接続可能なオス型端子であって、第2本体部52の先端面52fに配設されている。また、接続端子64は、本発明における第4端子に相当し、第1本体部51の接続端子63に接続可能に構成されている。この場合、上記した電源入力端子62を介して入力した測定装置2からの作動用電源Vd1が、接続端子64を介して接続端子63に受け渡される。
サブコネクタ42は、本発明におけるサブコネクタの一例であって、図3に示すように、第2本体部52と同様の形状に形成されて、第1本体部51における切り欠き部51aの形成部位に着脱可能に構成されている。つまり、サブコネクタ42は、第2本体部52に代えて第1本体部51に装着可能に構成されている。また、サブコネクタ42は、第1本体部51の接続端子63に接続可能に構成された接続端子65(本発明における第5端子に相当する)を備えている。また、サブコネクタ42には、電源装置3からの作動用電源Vd2を受け渡すケーブル42aの端部が接続されている。この場合、電源装置3からの作動用電源Vd2が、ケーブル42aおよび接続端子65を介して接続端子63に受け渡される。また、サブコネクタ42は、先端面42f(同図における左側の面)が平坦に形成されると共に、第1本体部51に装着された状態において、第1本体部51の先端面51fと先端面42fとが面一になるように構成されている(図6参照)。
ケーブル33は、コネクタ32にその一端部が接続されると共に、センサ31にその他端部が接続されて、作動用電源Vdおよび検出信号Sdの受け渡しを行う。
次に、測定システム1を用いて測定対象体についての所定の物理量を測定する方法について、図面を参照して説明する。
まず、図4に示すように、コネクタ32の第1本体部51における切り欠き部51aの形成部位に第2本体部52を装着する。この際に、第1本体部51の接続端子63と第2本体部52の接続端子64とが互いに接続される。次いで、この状態のコネクタ32の先端部を測定装置2の接続部13に差し込む(図5参照)。この際に、測定装置2の電源出力端子22とコネクタ32の電源入力端子62とが互いに接続されると共に、測定装置2の信号入力端子21とコネクタ32の信号出力端子61とが互いに接続される。
続いて、測定装置2を操作して測定を開始させる。この際に、電源部12によって生成された作動用電源Vd1が、図2に示すように、電源出力端子22、電源入力端子62、接続端子64、接続端子63およびケーブル33を介してセンサ31に供給される。また、センサ31が、作動用電源Vd1の供給により、測定対象体についての所定の物理量を検出して検出信号Sdをする。次いで、測定装置2の測定部11が、ケーブル33、信号出力端子61および信号入力端子21を介して入力した検出信号Sdに基づいて測定対象体についての所定の物理量を測定する。
ここで、この測定システム1では、サブコネクタ42を用いることで、測定装置2の電源部12によって生成される作動用電源Vd1に代えて電源装置3によって生成される作動用電源Vd2をセンサ31に供給することが可能となっている。このため、電源部12および電源出力端子22を備えていない測定装置(一例として、図7にその一部を示す測定装置102)や、電源出力端子の形状が測定装置2の電源出力端子22の形状とは異なる測定装置(つまり、コネクタ32の電源入力端子62とその電源出力端子との接続をできない測定装置)を用いての上記した所定の物理量の測定が可能となっている。なお、以下の説明において、測定装置102が備えている各構成要素のうちの、測定装置2と同じ構成要素については、同じ符号を付して重複する説明を省略する。
この測定装置102を用いて上記した所定の物理量の測定するときには、まず、ケーブル42aに取り付けられている端子42bを電源装置3の端子3aに接続する。続いて、図3に示すように、第1本体部51から第2本体部52を取り外して、次いで、図6に示すように、第1本体部51における切り欠き部51aの形成部位にサブコネクタ42を装着する。この際に、第1本体部51の接続端子63とサブコネクタ42の接続端子65とが互いに接続される。続いて、コネクタ32の信号出力端子61を測定装置102の信号入力端子21に接続する(図7参照)。この場合、サブコネクタ42の先端面42fに電源入力端子62が配設されることなく平旦に形成され、かつ先端面42fと第1本体部51の先端面51fとがほぼ面一となっているため、測定装置102のフロントパネルにおける信号入力端子21の配設部位の周囲が平旦に形成されていたとしても、フロントパネルとサブコネクタ42とが干渉することなく、信号出力端子61と信号入力端子21とが確実に接続される。
次いで、電源装置3を作動させて作動用電源Vd2の生成を開始させると共に、測定装置102を操作して測定を開始させる。この際に、電源装置3から出力されてケーブル42aを介して入力する作動用電源Vd2が接続端子64,56およびケーブル33を介してセンサ31に供給される。また、センサ31が作動用電源Vd2供給によって測定対象体についての所定の物量を検出して検出信号Sdをする。続いて、測定装置102の測定部11が信号入力端子21を介して入力した検出信号Sdに基づいて測定対象体についての所定の物理量を測定する。
このように、このコネクタ32、検出装置4および測定システム1によれば、メインコネクタ41に対して着脱可能に構成されると共に、メインコネクタ41に装着した状態において測定装置2からの作動用電源Vd1の供給に代えて電源装置3からの作動用電源Vd2を供給可能なサブコネクタ42を備えたことにより、このサブコネクタ42を用いることで、電源装置3からの作動用電源Vd2をセンサ31に供給することができる。したがって、このコネクタ32、検出装置4および測定システム1によれば、特殊な機能を備えた中継装置を用いることなく、作動用電源Vd1生成用の電源部12やコネクタ32専用の接続部13を備えていない測定装置102とセンサ31とによる物理量の測定を実現することができる。
また、このコネクタ32、検出装置4および測定システム1によれば、第1本体部51と、第1本体部51に対して着脱可能に構成されると共に測定装置2からの作動用電源Vd1を第1本体部51に受け渡す第2本体部52とでメインコネクタ41を構成し、第2本体部52に代えて第1本体部51に装着可能に構成されると共に電源装置3からの作動用電源Vd2を第1本体部51に受け渡し可能にサブコネクタ42を構成したことにより、センサ31に対して供給する測定装置2からの作動用電源Vd1と電源装置3からの作動用電源Vd2との切り替えを、第2本体部52とサブコネクタ42との付け替えだけで行うことができる。したがって、このコネクタ32、検出装置4および測定システム1によれば、測定装置2を用いた測定と測定装置102を用いた測定とを迅速に切り替えて実行することができる。
また、このコネクタ32、検出装置4および測定システム1によれば、サブコネクタ42が第1本体部51に装着された状態において、各々の先端面51f,42aがほぼ面一となるように第1本体部51およびサブコネクタ42をそれぞれ形成したことにより、測定装置102のフロントパネルにおける信号入力端子21の配設部位の周囲が平旦に形成されていたとしても、フロントパネルとサブコネクタ42との干渉を回避することができるため、信号出力端子61と信号入力端子21とを確実に接続させることができる。
さらに、このコネクタ32、検出装置4および測定システム1によれば、信号出力端子61を同軸ケーブル接続用端子としてのBNC端子で構成したことにより、BNC端子が測定装置に一般的に備えられているため、コネクタ32を用いて数多くの種類の測定装置にセンサ31を接続することができる結果、これらの各測定装置とセンサ31とによる測定を実現することができる。
次に、図8に示すコネクタ132を接続可能な接続部213を備えた測定装置202(図9参照)と、上記した電源装置3と、コネクタ132を備えた検出装置104(同図参照)とで構成された測定システム101(同図参照)について説明する。なお、以下の説明において、上記の測定システム1と同じ構成要素については、同じ符号を付して重複する説明を省略する。このコネクタ132は、本発明に係るコネクタの他の一例であって、図8に示すように、メインコネクタ141およびサブコネクタ142を備えて構成されている。
メインコネクタ141は、上記した信号出力端子61、および電源入力端子157a,157b(以下、区別しないときには「電源入力端子157」ともいう)を備えている。電源入力端子157は、本発明における第2端子に相当し、図9に示す測定装置202の電源出力端子222a,222b(以下、区別しないときには「電源出力端子222」ともいう)にそれぞれ接続可能なオス型端子で構成されている。この場合、信号出力端子61および電源入力端子157は、メインコネクタ141の先端面141fに配設されている。
サブコネクタ142は、本発明におけるサブコネクタの他の一例であって、図8に示すように、メインコネクタ141の先端面141f側に着脱可能に構成されると共に、延長端子161、および接続端子162a,162b(以下、区別しないときには「接続端子162」ともいう)を備えている。また、サブコネクタ142には、ケーブル42aの端部が接続されている。延長端子161は、本発明における第6端子に相当し、サブコネクタ142がメインコネクタ141に装着された状態においてメインコネクタ141の信号出力端子61にその基端部が接続可能で、かつ測定装置202の信号入力端子21にその先端部が接続可能に構成されている。
接続端子162a,162bは、本発明における第7端子に相当し、メインコネクタ141の電源入力端子157a,157bにそれぞれ接続可能に構成されている。この場合、電源装置3からの作動用電源Vd2が、ケーブル42aおよび接続端子162を介して電源入力端子157に受け渡される。また、サブコネクタ142は、先端面142fにおける延長端子161の配設部分を除く部分が平坦に形成されている。
この測定システム101を用いて測定対象体についての所定の物理量を測定する際には、まず、コネクタ132の先端部を測定装置202の接続部213に差し込む(図9参照)。この際に、測定装置202の電源出力端子222とコネクタ132の電源入力端子157とが互いに接続されると共に、測定装置202の信号入力端子21とコネクタ132の信号出力端子61とが互いに接続される。
続いて、測定装置202を操作して測定を開始させる。この際に、測定装置202の電源部12によって生成された作動用電源Vd1が、電源出力端子222、電源入力端子157およびケーブル33を介してセンサ31に供給され、センサ31が検出信号Sdをする。次いで、測定装置202の測定部11が、ケーブル33、信号出力端子61および信号入力端子21を介して入力した検出信号Sdに基づいて測定対象体についての所定の物理量を測定する。
一方、測定装置202に代えて接続部213を備えていない測定装置(例えば、上記した測定装置102)や、電源出力端子の形状が測定装置202の電源出力端子222の形状とは異なる測定装置(例えば測定装置2)を用いて測定対象体についての所定の物理量を測定する際には、図10に示すように、まず、コネクタ132のメインコネクタ141の先端部にサブコネクタ142を装着する。この際に、メインコネクタ141の信号出力端子61とサブコネクタ142における延長端子161の基端部とが互いに接続されると共に、メインコネクタ141の電源入力端子157a,157bとサブコネクタ142の接続端子162a,162bとがそれぞれ接続される。次いで、コネクタ132における延長端子161の先端部を測定装置102の信号入力端子21に接続する。この場合、サブコネクタ142の前面に電源入力端子157が配設されることなく平旦に形成されているため、測定装置202のフロントパネルとサブコネクタ42とが干渉することなく、延長端子161と信号入力端子21とが確実に接続される。
次いで、電源装置3を作動させて作動用電源Vd2の生成を開始させると共に、測定装置102(または測定装置2)を操作して測定を開始させる。この際に、電源装置3から出力されてケーブル42aおよびサブコネクタ142を介して入力する作動用電源Vd2が接続端子162、電源入力端子157およびケーブル33を介してセンサ31に供給され、センサ31が検出信号Sdをする。続いて、測定装置102(または測定装置2)の測定部11が信号入力端子21を介して入力した検出信号Sdに基づいて測定対象体についての所定の物理量を測定する。
このように、このコネクタ132、検出装置104および測定システム101においても、メインコネクタ141に対して着脱可能に構成されると共に、メインコネクタ141に装着された状態において、測定装置202からの作動用電源Vd1の供給に代えて電源装置3からの作動用電源Vd2をメインコネクタ141を介して供給可能なサブコネクタ142を備えたことにより、サブコネクタ142を用いることで、電源装置3からの作動用電源Vd2をセンサ31に供給することができる。したがって、このコネクタ132、検出装置104および測定システム101によれば、特殊な機能を備えた中継装置を用いることなく、作動用電源Vd1生成用の電源部12やコネクタ132専用の接続部213を備えていない測定装置102とセンサ31とによる物理量の測定を実現することができる。
また、このコネクタ132、検出装置104および測定システム101においても、信号出力端子61および電源入力端子157が配設されたメインコネクタ141を備え、メインコネクタ141に対して装着可能に構成されると共に電源装置3からの作動用電源Vd2をメインコネクタ141に受け渡し可能にサブコネクタ142を構成したことにより、センサ31に対して供給する測定装置2からの作動用電源Vd1と電源装置3からの作動用電源Vd2との切り替えを、サブコネクタ142の着脱だけで行うことができる。したがって、このコネクタ132、検出装置104および測定システム101によれば、測定装置2を用いた測定と測定装置102を用いた測定と迅速に切り替えて実行することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、同軸ケーブル接続用端子としてのBNC端子で信号入力端子21および信号出力端子61を構成した例について上記したが、N型、M型およびSMB型などの他の同軸ケーブル接続用端子を用いることもできる。また、同軸ケーブル接続用端子に限定されず、一般的な測定装置に備えられている端子を信号入力端子および信号出力端子として用いることもできる。また、所定の物理量として電流を検出するセンサ31に接続されるコネクタ32,132に本発明を適用した例について上記したが、電圧などの他の物理量を検出する任意のセンサに適用することができるのは勿論である。
測定システム1の構成を示す構成図である。 測定システム1の信号経路の構成を示す構成図である。 コネクタ32の構成を示す斜視図である。 第2本体部52を第1本体部51に装着した状態のコネクタ32の斜視図である。 測定装置2の接続部13、およびコネクタ32の斜視図である。 サブコネクタ42をメインコネクタ41の第1本体部51に装着した状態のコネクタ32の斜視図である。 測定装置102の信号入力端子21、およびコネクタ32の斜視図である。 コネクタ132の構成を示す斜視図である。 測定装置202の接続部213、およびコネクタ132の斜視図である。 メインコネクタ141にサブコネクタ142を装着した状態のコネクタ132の斜視図である。
符号の説明
1,101 測定システム
2,102,202 測定装置
3 電源装置
4,104 検出装置
21 信号入力端子
22 電源出力端子
31 センサ
32,132 コネクタ
33 ケーブル
41,141 メインコネクタ
42,142 サブコネクタ
42f,51f,141f,142f 先端面
51 第1本体部
51a 切り欠き部
52 第2本体部
61 信号出力端子
62,157a,157b 電源入力端子
63,64,65,162a,162b 接続端子
161 延長端子
Sd 検出信号
Vd1,Vd2 作動用電源

Claims (7)

  1. 検出部から出力される検出信号を入力する測定装置の入力端子に接続可能に構成された第1端子と、前記検出部に作動用電源を出力する前記測定装置の電源出力端子に接続可能に構成された第2端子とが配設されたメインコネクタを備えたコネクタであって、
    前記メインコネクタに対して着脱可能に構成されると共に、装着状態において、前記測定装置からの前記作動用電源の供給に代えて当該測定装置以外の外部装置からの前記検出部の作動用電源を前記メインコネクタを介して当該検出部に供給可能に構成されたサブコネクタを備えているコネクタ。
  2. 前記メインコネクタは、前記第1端子および第3端子が配設された第1本体部と、前記第1本体部に対して着脱可能に構成されると共に前記第2端子および前記第1本体部に装着された状態において前記第3端子に接続されて当該第2端子を介して入力した前記測定装置からの前記作動用電源を当該第3端子に受け渡す第4端子が配設された第2本体部とを備えて構成され、
    前記サブコネクタは、前記第1本体部における前記第2本体部の装着部位に当該第2本体部に代えて装着可能に構成されると共に当該第1本体部に装着された状態において前記第3端子に接続されて前記外部装置からの前記作動用電源を当該第3端子に受け渡す第5端子を備えて構成されている請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第1本体部および前記サブコネクタは、当該サブコネクタが当該第1本体部に装着された状態において各々の先端面がほぼ面一となるようにそれぞれ形成されている請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記メインコネクタは、その先端面に前記第1端子および前記第2端子が配設されて構成され、
    前記サブコネクタは、前記先端面側に装着可能に構成されると共に、装着状態において前記第1端子にその基端部が接続可能でかつ前記測定装置の前記入力端子にその先端部が接続可能に構成された第6端子と、前記装着状態において前記第2端子に接続可能に構成されて前記外部装置からの前記作動用電源を当該第2端子に受け渡す第7端子とを備えている請求項1記載のコネクタ。
  5. 前記第1端子は同軸ケーブル接続用端子で構成されている請求項1から4のいずれかに記載のコネクタ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のコネクタと、当該コネクタにその一端部が接続されたケーブルと、前記検出部とを備え、当該検出部は、当該ケーブルの他端部に接続されると共に前記コネクタおよび当該ケーブルを介して入力した前記作動用電源で作動すると共に前記検出信号を出力する検出装置。
  7. 請求項6記載の検出装置と、前記測定装置と、前記外部装置とを備え、当該測定装置は、当該検出装置の前記検出部から出力される前記検出信号を入力する入力端子、前記検出部に作動用電源を出力するための電源出力端子、および前記作動用電源を出力する電源部を備えて構成されると共に前記検出信号に基づいて所定の物理量を測定し、前記外部装置は、前記作動用電源を出力する電源装置で構成されている測定システム。
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