図1乃至図12は、発明を実施するための最良の形態である。図1は、タンク構造体2と払出機構3とが分解された遊技機の球払出装置1を示す。図2は、タンク構造体2と払出機構3とを互いに組み合わせられかつ中継樋31が分解された遊技機の球払出装置1を示す。図3は、払出構造体4、機構躯体6、払出モータ13、中継基板41、軸受構造体42、駆動歯車43、従動歯車44、被検出体45を分解して示す。図4のa図は、切替構造体94の左側を分解して示す。図4のb図は、切替構造体94の左側を組み立てて示す。図5のa図は、切替構造体94の右側を分解して示す。図5のb図は、切替構造体94の右側を組み立てて示す。図6は、切替構造体94を機構躯体6に取り付ける組立方を示す。図7のa図は、検出構造体144の左側を分解して示す。図7のb図は、検出構造体144の右側を示す。図8のa図は、検出構造体144を機構躯体6に取り付ける組立方を示す。図8のb図は、検出構造体144と機構躯体6とが互いに組み立てられた構造を示す。図9は、タンク構造体2と払出機構3とが互いに取り付けられる過程の断面を示す。図10は、球P2が賞球通路150に払い出される過程の断面を示す。図11は、球P2が抜球通路部100に払い出される過程の断面を示す。図12のa図は、球払出装置1を備えたパチンコ遊技機の裏面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「裏」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図1の状態に球払出装置1を置いて矢印Aで示す前側から見た場合に特定される方向である。「後」と「裏」とは同じ方向である。
図1を参照し、遊技機の球払出装置1の構造について説明する。球払出装置1は、タンク構造体2および払出機構3を備える。そして、払出機構3の払出構造体4がタンク構造体2の右外側からタンク構造体2の内部に挿入され、払出機構3の払出球検出器5がタンク構造体2の下部に配置され、払出機構3の機構躯体6がタンク構造体2の右側面に重ね合わされ、タッピングスクリューのような止ねじ7が機構躯体6の外側から筐体取付部8を経由してタンク構造体2の機構取付部9に締結される。これによって、払出機構3およびタンク構造体2が互いに一体となるように組み立てられ、球払出装置1が図2に示す形状に構成される。組み立てられた球払出装置1では、タンク構造体2の球貯蔵部10の供給口11から下方に突出した払出収容部12に配置された払出構造体4が、球貯蔵部10から供給口11に向けて移動する球から受ける球圧の方向と払出構造体4により球を球出口に向けて移動する方向とが同じ方向となるように、払出モータ13で一方向に駆動されるので、払出構造体4が円滑に回転し、球詰まりを発生しにくく、球貯蔵部10から球を円滑に払い出すことができるという利点がある。球が払い出される過程において、球払出装置1の内部に球詰まりが発生した場合、作業者が止ねじ7を球払出装置1から取り外した後、作業者が上記払出構造体4および払出球検出器5のタンク構造体2への挿入方向と逆方向に払出機構3を引き出すことによって、払出機構3がタンク構造体2から取り外されるので、詰まった球を球払出装置1の内部から除去する保守作業が容易であるという利点がある。払出機構3については、図3乃至図5で詳述する。
タンク構造体2は、球貯蔵部10および基板収容部15を備える。球貯蔵部10および基板収容部15の配置は、球貯蔵部10が後側で、基板収容部15が前側である。球貯蔵部10は、遊技機設置構造体の補給機構から排出されたパチンコ球と呼ばれる球を貯蔵する部屋であって、上方に開口した箱形の部屋として構成される。球貯蔵部10の底壁には、供給口11、払出収容部12、庇16が設けられる。球貯蔵部10の底壁における球と接触する底面は、球が球貯蔵部10の周囲から供給口11に向けて流れる斜面を形成する。供給口11は、右側で前後方向の中央部に位置し、上下方向に貫通、左右方向に長い方形に形成される。払出収容部12は、供給口11から下方に窪む空間を形成する。庇16は、供給口11の右側部を塞ぎ、球貯蔵部10に貯蔵された球が払出構造体4に取り込まれて右側部に到達した球と干渉しないように、球貯蔵部10から供給口11への球の流入を阻止する。払出収容部12の左側壁には、払出軸受孔17が設けられる。払出収容部12の底部には、払出逃避孔18および異物排出孔19が設けられる。
タンク構造体2の右側壁には、機構取付部9、上開口21、下開口22が設けられる。機構取付部9は、タンク構造体2の右側壁の四隅から右側に突出した筒状として構成される。上開口21は、払出収容部12の右側壁に対応する部分の全体を除去した形態であって、払出構造体4が挿入されることによって、払出構造体4の前後に球を1個ずつ払出機構3に供給する導出口を形成する。下開口22は、払出球検出器5を取り込むように、左右方向への貫通孔として構成される。球貯蔵部10および基板収容部15の間における隔壁23には、補給検出機構24および球切れ検出機構25が装着される。補給検出機構24は、球貯蔵部10に貯蔵された球の個数が少ないことを検出して補給信号を出力する。補給信号が遊技店の店営業を管理するホールコンピュータに出力されることによって、ホールコンピュータが遊技機設置構造体の補給機構を駆動し、補給機構が球を球貯蔵部10に補給する。球切れ検出機構25は、球貯蔵部10に貯蔵された球の個数が補給検出機構24で検出する数量よりも少ないことを検出して球切れ信号を出力する。球切れ信号が遊技店の店営業を管理するホールコンピュータに出力されることによって、ホールコンピュータが補給機構から球貯蔵部10への球の補給の行われない異常を遊技店の店員に知らせる報知処理を行う。
基板収容部15は、上方に開口した箱形の部屋として構成される。基板収容部15の底壁には、中継基板26が、上方からタッピングスクリューのような図外の止ねじで取り付けられる。中継基板26は、球払出装置1に関係する電気部品の全ての配線を集中的に接続するものであって、プリント配線板のような回路基板の上面に、コネクタ27を複数実装した構造である。コネクタ27は、中継基板26に付設されたプリント配線のような薄状の配線で、電気回路を構成するように相互に接続される。
図2を参照し、払出機構3に取り付けられる中継樋31について説明する。中継樋31は、賞球通路32、抜球通路33、差込部34、係合部35、連結体36を備え、払出機構3の下部に連結される。払出機構3が、球貯蔵部10に貯蔵された球を、賞球として払い出す機能および抜球として排出する機能を備えたことから、中継樋31が賞球通路32および抜球通路33を備えたが、払出機構3が球を、賞球として払い出す機能だけを備える場合は、中継樋31が賞球通路32を備えるだけである。中継樋31の払出機構3への組立方について説明する。中継樋31の賞球通路32が機構躯体6の右側壁の方向に向けられ、中継樋31の差込部34が機構躯体6の右側から樋取付部60(図3参照)に挿入され、中継樋31が右側から左側に動かされると、中継樋31の係合部35が機構躯体6の下右係合部58(図3参照)に下方から嵌め込まれる。これによって、中継樋31が機構躯体6に取り付けられ、賞球通路32が右側に位置して切替収容部59(図3参照)の下方に配置され、抜球通路33が左側に位置して切替収容部59の下方に配置される。
図3を参照し、払出機構3における払出構造体4、機構躯体6、払出モータ13、中継基板41、軸受構造体42、駆動歯車43、従動歯車44、被検出体45の構造について説明する。機構躯体6は、左側が開口した箱形である。機構躯体6の開口を囲む周壁には、筐体取付部8およびねじ逃避部47が設けられる。機構躯体6の周壁は、上側壁、下側壁、前側壁、後側壁から構成される。よって、周壁の四隅は、上側壁と下側壁とが互いに繋がる部分、上側壁と前側壁とが互いに繋がる部分、前側壁と下側壁とが互いに繋がる部分、下側壁と後側壁とが互いに繋がる部分である。筐体取付部8は、開口の四隅に配置される。ねじ逃避部47は、筐体取付部8と対応する周壁の四隅から内部に突出する窪みを形成する。筐体取付部8には、位置決め部48およびねじ挿入孔49が設けられる。位置決め部48は、筐体取付部8の左面から右側に向かう内部に窪む凹部として構成される。ねじ挿入孔49は、位置決め部48に貫通し、左右方向への貫通孔として、筐体取付部8の左面に構成される。
機構躯体6の開口と対向する右側壁には、モータ取付部50、基板取付部51、切替取付部52、軸受取付部53、位置決め部54が設けられる。モータ取付部50は、右側壁の前上部および下後部に配置される一対であって、右側壁から左側に突出した筒状として構成される。基板取付部51は、モータ取付部50よりも内側の4箇所に配置され、右側壁から左側に突出した筒状として構成される。切替取付部52は、基板取付部51よりも内側の2箇所に配置され、右側壁から左側に突出した筒状として構成される。軸受取付部53は、切替取付部52よりも内側の2箇所に配置され、右側壁から左側に突出した突起として構成される。位置決め部54は、軸受取付部53の間に配置され、左右方向への貫通孔として構成される。機構躯体6の右側壁から左側に突出する、モータ取付部50の高さ、基板取付部51の高さ、切替取付部52の高さ、軸受取付部53の高さは、モータ取付部50が最も高く、切替取付部52が二番に高く、基板取付部51が三番に高く、軸受取付部53が最も低い。
機構躯体6の前側壁には、配線孔55が設けられる。配線孔55は、前側壁の左面から右側に向かう内部に窪み、左側および前後方向に開口する溝として構成される。機構躯体6の上側壁には、上係合部56が、前後に分かれて設けられる。上係合部56は、上下方向への貫通孔として構成される。機構躯体6の下側壁には、下左係合部57、下右係合部58、切替収容部59、樋取付部60が設けられる。下左係合部57は、前後に分かれ、上下方向への貫通孔として構成される。下右係合部58は、前後方向の中央に位置し、上下方向への貫通孔として構成される。切替収容部59は、下左係合部57の間に配置され、下側壁の左面から右側に向かう内部に窪み、左側および上下方向に開口する溝として構成される。樋取付部60は、切替収容部59の前後に配置される。切替収容部59の前側に配置される樋取付部60は、機構躯体6の下側壁と当該下側壁から下方に突出する縦壁と当該縦壁から後側に突出する横壁とからなる溝として構成される。切替収容部59の後側に配置される樋取付部60は、機構躯体6の下側壁と当該下側壁から下方に突出する縦壁と当該縦壁から前側に突出する横壁とからなる溝として構成される。
中継基板41は、プリント配線板のような回路基板により構成される。中継基板41の左面には、コネクタ63;64;65、抵抗やコンデンサなどの図外の電気部品、位置検出器66、抜球検出器67が実装される。コネクタ63乃至65、電気部品、位置検出器66、抜球検出器67は、中継基板41の右面に付設されたプリント配線のような薄状の配線で、電気回路を構成するように接続される。中継基板41には、ねじ挿入孔68、切替逃避孔69、軸逃避孔70が設けられる。ねじ挿入孔68は、基板取付部51と対応し、左右方向への貫通孔として構成される。切替逃避孔69は、切替取付部52と対応し、左右方向への貫通孔として構成される。軸逃避孔70は、位置決め部54と対応し、左右方向への貫通孔として構成される。
軸受構造体42は、テフロン(登録商標)のような潤滑性の有る合成樹脂により、構造基盤72、位置決め部73、躯体取付部74、軸受孔75を備えた、単一体として構成される。構造基盤72は、方形な板状である。構造基盤72における左右方向の厚さは、基板取付部51の高さよりも薄い。位置決め部73は、構造基盤72の右面に設けられ、構造基盤72の右面から右側に突出し、機構躯体6の位置決め部54に整合して嵌め込まれる突起として構成される。位置決め部73における構造基盤72の右面からの突出量である高さは、機構躯体6の右側壁における左右方向の厚さよりも小さい。躯体取付部74は、機構躯体6の軸受取付部53に整合して嵌め込まれる、左右方向への貫通孔として構成される。軸受孔75は、構造基盤72の左面から右側に向かう内部に窪み、払出構造体4における払出軸82の右端部を回転可能に支持し得るように嵌め込む、凹部として構成される。
払出モータ13は、取付足77およびモータ配線78を備える。取付足77は、払出モータ13のモータケースから外側に突出して設けられる。取付足77には、ねじ挿入孔79が、左右方向への貫通孔として設けられる。モータ配線78は、払出モータ13のモータケースから外側に引き出された被覆電線により構成される。モータ配線78には、コネクタ80が結線される。払出モータ13のモータ軸のような駆動軸81(図9参照)には、駆動歯車43が固定される。従動歯車44は、払出構造体4の払出軸82の右側に一体に設けられる。従動歯車44の左面には、突起83が、払出軸82を中心とした円盤として一体に設けられる。被検出体45は、従動歯車44の右面に一体に設けられる。被検出体45は、払出軸82を中心とした環状壁として構成される。被検出体45には、被検出部84が設けられる。被検出部84は、被検出体45の直径線上に位置して相対峙する一対であって、被検出体45の右面から左側に向かう内部に窪み、右側と内側および外側に開口する溝として構成される。払出構造体4は、従動歯車44よりも左側に位置する払出軸82の左半部に螺旋体85を備える。螺旋体85は、払出軸82の左右方向に延びる軸心と平行な方向に球を1個ずつ分離する間隔で、払出軸82の外周面から径方向外側に螺旋形状に突出する。払出軸82の螺旋体85よりも左側に突出した左端部には、払出軸82より細い軸部86が同軸に突出する。
払出構造体4、払出モータ13、中継基板41、軸受構造体42を機構躯体6に取り付ける組立方について説明する。先ず、軸受構造体42の右面が機構躯体6の開口に向けられ、軸受構造体42が機構躯体6の開口から内部に挿入され、位置決め部73が位置決め部54に嵌め込まれ、躯体取付部74が軸受取付部53に嵌め込まれる。これによって、軸受構造体42が機構躯体6の右側壁に取り付けられる。中継基板41のコネクタ65には、外部配線88が接続される。外部配線88は、被覆電線により構成される。外部配線88には、コネクタ89;90が結線される。コネクタ89が、コネクタ65に機械的に嵌め込まれて通電可能に接続される。次に、外部配線88の接続された中継基板41の右面が機構躯体6の開口に向けられ、中継基板41が機構躯体6の開口から内部に挿入され、切替取付部52が切替逃避孔69に嵌め込まれる。この場合、外部配線88のコネクタの側の部分が機構躯体6の前側壁の内面に接触して配置され、外部配線88の中間部が配線孔55を通って機構躯体6の外側に引き出され、コネクタ90が機構躯体6よりも前側に配置される。
そして、タッピングスクリューのような止ねじ91が機構躯体6の開口からねじ挿入孔68を経由して基板取付部51の内部孔に締結される。これによって、中継基板41が軸受構造体42を左側から被覆し機構躯体6の右側壁に取り付けられ、軸逃避孔70が軸受孔75の左側に配置され、機構躯体6と中継基板41および軸受構造体42が互いに一体となるように組み立てられる。引き続き、従動歯車44が機構躯体6の側に向けられ、払出構造体4が機構躯体6の開口から内部に挿入される。そして、払出軸82の従動歯車44よりも右側に突出した右端部が、中継基板41の軸逃避孔70を貫通して軸受構造体42の軸受孔75に回転可能に装着される。それに伴い、被検出体45が位置検出器66に接触しないように位置検出器66の凹部に取り込まれる。
位置検出器66が電力供給を受け、検出光が凹部の一側を形成する発光部から凹部の他側を形成する受光部に照射された状態において、被検出体45が従動歯車38と一体となって回転すると、被検出体45で遮られていた位置検出器66の検出光が被検出体45の2分の1回転ごとに被検出部84を通過して受光部で受光される。これによって、位置検出器66が従動歯車38の回転位置を従動歯車38の2分の1回転ごとに1回検出して回転位置信号を出力する。払出構造体4、中継基板41、軸受構造体42が機構躯体6に取り付けられた構造は、図9参照。図6の切替構造体94が機構躯体6に取り付けられた後に、払出モータ13が機構躯体6に取り付けられる。払出モータ13の機構躯体6への組立方については、図6で後述する。
図4を参照し、払出機構3の切替構造体94の左側の構造について説明する。図4のa図に示すように、切替構造体94は、構造基盤95、切替駆動源96、切替弁97を備える。構造基盤95は、機構躯体6(図3参照)の内部に収納可能な大きさの方形な板状であって、駆動逃避部98、払出挿入孔99、抜球通路部100、弁取付部101、駆動収容部102を備える。駆動逃避部98は、構造基盤95の後上部を弧状に除去した形態である。払出挿入孔99は、構造基盤95の後中部に、左右方向への貫通孔として構成される。抜球通路部100は、構造基盤95の後下部に、前後に分かれて設けられる。構造基盤95の後下部には、前縦壁103、中縦壁104、後縦壁105が、前後方向に分かれ、構造基盤95の後下部から左側に突出して設けられる。
構造基盤95と前縦壁103および中縦壁104が、前側に位置する抜球通路部100を、上下方向および左側に開口し、球を1個ずつ下方に誘導可能な形状に形成する。構造基盤95および中縦壁104と後縦壁105が、後側に位置する抜球通路部100を、上下方向および左側に開口し、球を1個ずつ下方に誘導可能な形状に形成する。構造基盤95から左側に突出する、前縦壁103および後縦壁105の高さは互いに同一の寸法であり、中縦壁104の高さは前縦壁103および後縦壁105の高さよりも低い。弁取付部101は、前縦壁103および後縦壁105の左側部に、前縦壁103および後縦壁105の左面から右側に向かう内部に弧状に窪む、凹部として構成される。駆動収容部102は、切替駆動源96を収容する部屋であって、左側に開口した箱形の部屋として構成される。駆動収容部102の前側壁には、ねじ挿入孔106が設けられる。
切替駆動源96は、電磁ソレノイドにより構成される。つまり、切替駆動源96では、励磁コイル107の巻き付けられたボビンが角筒状のヨーク108の内部に格納されて固定され、プランジャ109がヨーク108およびボビンに上下方向に移動可能に挿入され、コイルスプリングのような弾性体110がプランジャ109のヨーク108よりも下部に突出した部分に装着され、止輪のような固定具111がプランジャ109の弾性体110よりも下部に突出した部分に装着される。そして、励磁コイル107から延長された駆動配線112から励磁コイル107に電力が供給され、励磁コイル107が磁力を発生すると、プランジャ109が磁力で上方に吸引されて弾性体110を圧縮する。上記励磁コイル107に供給された電力が遮断され、励磁コイル107が消磁すると、弾性体110が伸長し、プランジャ109が下方に突出する。駆動配線112は、被覆電線により構成される。駆動配線112には、コネクタ113が結線される。
ヨーク108の前側壁には、取付孔114が設けられる。プランジャ109の下部には、連結部115および軸受孔116が設けられる。連結部115は、プランジャ109の下面から上方に向かう内部に窪み、下方および左右方向に開口する溝として構成される。軸受孔116は、連結部115を経由して前後方向への貫通孔として構成される。切替弁97は、弁体117、弁軸118、レバー119を備える。弁体117は、方形な板状である。弁体117には、払出逃避部120が前後方向の中央部に設けられる。弁軸118は、弁体117の下部に、弁体117から前側および後側に突出して設けられる。レバー119は、前側に位置する弁軸118に、弁軸118の径方向外側に突出して設けられる。レバー119には、軸受孔121が前後方向への貫通孔として設けられる。
切替駆動源96および切替弁97の構造基盤95への組立方について説明する。レバー119が連結部115に挿入され、レバー軸122がプランジャ109の軸受孔116およびレバー119の軸受孔121にわたって挿入され、止輪のような固着具123がレバー軸122のプランジャ109よりも前側および後側に突出した部分に装着される。これによって、切替駆動源96および切替弁97が互いに組み立てられる。その後、切替駆動源96が切替構造体94の左側から駆動収容部102に挿入され、切替弁97の弁軸118が弁取付部101に回転可能に収容され、切替弁97の弁体117が抜球通路部100と対応し、止ねじ124が切替構造体94の前側からねじ挿入孔106を経由して切替駆動源96の取付孔114に締結される。これによって、図4のb図に示すように、切替駆動源96および切替弁97が構造基盤95に取り付けられ、切替構造体94の左側部分が構成される。
図5を参照し、切替構造体94の右側の構造について説明する。図5のa図に示すように、切替構造体94は、構造基盤95、抜球感知体126、弾性体127を備える。構造基盤95は、感知取付部128、感知挿入孔129、歯車受部130、ねじ挿入孔131を備える。感知取付部128は、構造基盤95の後部に、前後に分かれて相対峙し、構造基盤95から右側に突出する。感知取付部128の互いに相対峙する面には、感知軸132が、感知取付部128の互いに相対峙する方向に突出して設けられる。感知挿入孔129は、相対峙する感知取付部128の間に位置し、前後に分かれ、左右方向に貫通する縦長孔とし、構造基盤95の後部に構成される。歯車受部130は、構造基盤95から払出挿入孔99を囲むように右側に突出し、構造基盤95に設けられる。ねじ挿入孔131は、切替構造体94を機構躯体6(図6参照)に取り付ける取付部を構成するものであって、駆動逃避部98と駆動収容部102との間の位置、中縦壁104(図4参照)と対応する位置の双方に対応し、構造基盤95に左右方向の貫通孔として設けられる。
抜球感知体126は、感知基盤133、腕部134、被検出部135を備える。感知基盤133は、方形な板状である。感知基盤133の前後方向の中央上部には、ねじ逃避部136が設けられる。ねじ逃避部136は、感知基盤133の上面から下方に向かう内部に弧状に窪み、上方および左右方向に開口する、凹部として構成される。腕部134は、感知基盤133の前後方向の縁部から左側に突出し、かつ、感知基盤133よりも上方に突出する、一対に構成される。腕部134の感知基盤133よりも上方に突出した上部には、軸受孔137が、前後方向への貫通孔として設けられる。被検出部135は、ねじ逃避部136よりも下部に位置し、感知基盤133から右側に突出する。弾性体127は、ばね線材からなる渦巻部138の一端から第1係合部139を延長して設け、渦巻部138の他端から第2係合部140を延長して設けた構造である。
抜球感知体126および弾性体127の切替構造体94への組立方について説明する。弾性体127の渦巻部138が一方の感知取付部128における感知軸132に装着され、弾性体127の第1係合部139が切替構造体94の右側から感知挿入孔129を経由して切替構造体94の左面に係合される。抜球感知体126の腕部134が切替構造体94における一対の感知取付部128の間に挿入され、腕部134の軸受孔137が感知取付部128の感知軸132に嵌め込まれる。そして、弾性体127の第2係合部140が感知基盤133の右面に係合される。これによって、弾性体127が抜球感知体126を切替構造体94の側に弾性的に押し動かし、一対の腕部134の右側部が感知挿入孔129を経由して一対の抜球通路部100に個別に突出し、感知基盤133が切替構造体94の右面に衝突する。これによって、図5のb図に示すように、抜球感知体126および弾性体127が構造基盤95に取り付けられ、切替構造体94が構成される。
図6を参照し、図4のb図および図5のb図に示すように構成された切替構造体94を、機構躯体6に取り付ける組立方について説明する。この場合、機構躯体6は、払出構造体4、中継基板41、軸受構造体42、従動歯車44、被検出体45が組み付けられ、払出モータ13および駆動歯車43が組み付けられていない形態である。そして、感知取付部128が機構躯体6の側に向けられ、切替構造体94が機構躯体6の開口から内部に収容されるのに伴い、払出構造体4の軸部86および螺旋体85が構造基盤95の右側から払出挿入孔99および払出逃避部120を通過して構造基盤95の左側に突出し、構造基盤95が切替取付部52の左面に接触する。その後、タッピングスクリューのような止ねじ142が機構躯体6の左側から切替構造体94のねじ挿入孔131を経由して切替取付部52に締結される。これによって、歯車受部130が突起83と接触するかまたは接触する程度に近づき、払出構造体4が機構躯体6から左側に抜けないように支持され、図5の被検出部135が抜球検出器67(図3参照)の凹部から左側に離れて凹部と対応する。切替構造体94が機構躯体6の内部に格納されて固定される。この場合、駆動配線112のコネクタ113が中継基板41のコネクタ63(図3参照)に機械的に嵌めこまれて通電可能に接続される。
次に、駆動歯車43が機構躯体6の側に向けられ、払出モータ13が機構躯体6の開口から内部に収容されるのに伴い、駆動歯車43が切替構造体94の左側から駆動逃避部98を経由して切替構造体94の右側に進入して従動歯車44に噛み合わされ、払出モータ13の取付足77がモータ取付部50の右面に接触する。そして、タッピングスクリューのような止ねじ92が機構躯体6の左側から払出モータ13のねじ挿入孔79を経由してモータ取付部50に締結される。これによって、払出モータ13が構造基盤95よりも左側に配置され、払出モータ13が機構躯体6の内部に格納されて固定される。この切替構造体94および払出モータ13が機構躯体6に取り付けられた形態は、図8参照。
図7を参照し、払出機構3における検出構造体144の構造について説明する。図7のa図に示すように、検出構造体144は、構造基盤145、払出球検出器5を備える。構造基盤145は、機構躯体6(図8参照)の内部に収納可能な大きさの方形な板状であって、払出球取入口147、検出収容部148、検出係合部149、賞球通路150、取付逃避部151、上係合部152、下係合部153を備える。払出球取入口147は、構造基盤145の中央部に、左右方向への貫通孔として構成される。検出収容部148は、払出球検出器5を取り付ける部屋であって、払出球取入口147よりも下部に位置し、構造基盤145から左側に突出し、構造基盤145の左側から右側に払出球検出器5を格納して装着する部屋として構成される。検出係合部149は、前後の溝で検出収容部148の上側壁に片持ちとして分離して形成された弾性体の左端部にフックを備える。賞球通路150は、構造基盤145の左下部に、構造基盤145の左面から右側に窪み、左側および上下方向に開口し、前後方向の中間に位置する隔壁によって、球を1個ずつ下方に誘導可能な縦長溝として、前後に分けられて設けられる。取付逃避部151は、構造基盤145の四隅から内部に突出する窪みを形成する。上係合部152は、前後の溝で構造基盤145の上側壁に片持ちとして分離して形成された弾性体の右端部にフックを備える。下係合部153は、構造基盤145の下側壁から下方に突出した凸部として構成される。
払出球検出器5は、中検出素子部157、前検出素子部158、後検出素子部159、コネクタ160を備える。中検出素子部157は、前後方向中央に位置する。前検出素子部158は、中検出素子部157から前側に離れる。中検出素子部157と前検出素子部158との間の隙間には、球が1個ずつ下方に通過する。後検出素子部159は、中検出素子部157から後側に離れる。中検出素子部157と前検出素子部158との間の隙間には、球が1個ずつ下方に通過する。払出球検出器5には、検出配線161が接続される。検出配線161は、被覆電線により構成される。検出配線161の両端部には、コネクタ162;163が結線される。コネクタ162がコネクタ160に機械的に嵌め込まれかつ導電可能に接続される。そして、払出球検出器5が電力供給を受け、例えば、検出光が中検出素子部157から前検出素子部158;159に向けて個別に照射され、前検出素子部158;159が検出光を受光している状態において、検出光が中検出素子部157と前検出素子部158との間の隙間を通過する球で遮断されることによって、前検出素子部158が払出球検出信号を出力し、検出光が中検出素子部157と後検出素子部159との間の隙間を通過する球で遮断されることによって、後検出素子部159が払出球検出信号を出力する。中検出素子部157と前検出素子部158および後検出素子部159が構造基盤145の左側から検出収容部148に挿入され、検出係合部149のフックが払出球検出器5の左面と対向し、検出係合部149が払出球検出器5に係合することによって、払出球検出器5が検出収容部148に取り付けられる。
図7のb図において、検出構造体144の構造基盤145は、前隔壁165、後隔壁166、中検出取込部167、前検出取込部168、後検出取込部169、賞球通路壁170、抜球通路壁171を備える。前隔壁165は、払出球取入口147の前縁部から右側に突出する縦壁として構成される。後隔壁166は、払出球取入口147の前縁部から右側に突出する縦壁として構成される。中検出取込部167は、中検出素子部157(図7のa図参照)を格納する部屋であって、検出収容部148から右側に突出する。前検出取込部168は、前検出素子部158(図7のa図参照)を格納する部屋であって、検出収容部148から右側に突出し、前隔壁165に配置される。後検出取込部169は、後検出素子部159(図7のa図参照)を格納する部屋であって、検出収容部148から右側に突出し、後隔壁166に配置される。賞球通路壁170は、前隔壁165の右縁部と後隔壁166の右縁部とを繋ぐ壁である。抜球通路壁171は、賞球通路壁170から右側に突出し、前後に分かれ、上下方向に長い縦壁として構成される。
図8を参照し、検出構造体144を機構躯体6に取り付ける組立方について説明する。図8のa図に示すように、機構躯体6は、払出構造体4、中継基板41、軸受構造体42、従動歯車44、被検出体45、払出モータ13および駆動歯車43が組み付けられた形態である。そして、前隔壁165が機構躯体6の方に向けられ、検出構造体144が機構躯体6の開口から内部に挿入されるのに伴い、払出構造体4が払出球取入口から検出構造体144の左側に突出し、検出構造体144の取付逃避部151が機構躯体6の筐体取付部8の内側に嵌め込まれ、検出構造体144の上係合部152が機構躯体6の上係合部56に嵌め込まれ、検出構造体144の下係合部153が機構躯体6の下左係合部57に嵌め込まれ、賞球通路150の下部が機構躯体6の切替収容部59に嵌め込まれる。これによって、図8のb図に示すように、検出構造体144が機構躯体6に取り付けられる。
図9を参照し、球払出装置1において、タンク構造体2と払出機構3とが互いに取り付けられる場合について説明する。払出機構3の払出構造体4が庇16より下部を通過して払出収容部12に収納され、軸部86が払出軸受孔17に嵌め込まれ、払出球検出器5の一部がタンク構造体2の下開口22を経由して払出収容部12の下部に配置される。この払出球検出器5の一部が払出収容部12の下部に配置された構造は、図10を参照。
図10を参照し、球P2が球貯蔵部10の払出収容部12から賞球通路150に払い出される動作について説明する。図外の制御装置が図2の切替駆動源96への電力供給を遮断し、図10に示すように、切替弁97が弁軸118より真上に垂直状に突出して払出構造体4の払出軸82と交差している。その状態において、制御装置が賞球払出処理によって払出モータ13を一方向に駆動し、払出モータ13が払出構造体4を払出軸82の周方向に回転する。これによって、螺旋体85の隙間に取り込まれた球P1が、払出構造体4の一方向への駆動に伴い払出収容部12から払出球取入口147を通過して払出機構3の方に移動されて球P2となる。球P2は、螺旋体85から外れて自重で落下する。
この落下する球P2は、矢印X1で示すように、垂直状に突出した切替弁97によって、抜球通路部100の方向に行かないように遮られ、賞球通路150に案内され、賞球通路150から下方に払い出される。賞球通路150を落下する球P2は、払出球検出器5で検出される。払出球検出器5は、球P2を検出するごとに、払出検出信号を制御装置に出力する。制御装置は、払出検出信号をカウントアップまたはカウントダウンすることによって、球払出装置1から賞球として払い出される球の個数を管理し、払出モータ13を停止する。カウントアップの場合、カウントアップした値が払出モータ13を一方向に駆動するきっかけとなった賞球払出数に一致すると、制御装置が払出モータ13を停止する。カウントダウンの場合、払出モータ13を一方向に駆動するきっかけとなった賞球払出数を払出検出信号の入力ごとに減算し、賞球払出数がゼロになると、制御装置が払出モータ13を停止する。
図11を参照し、球P2が球貯蔵部10の払出収容部12から抜球通路部100に払い出される動作について説明する。制御装置が図2の切替駆動源96に電力を供給し、図11に示すように、切替弁97が弁軸118を中心としてタンク構造体2の側に回転して払出構造体4の払出軸82よりも下部に配置される。その状態において、制御装置が抜球払出処理によって払出モータ13を一方向に駆動し、払出モータ13が払出構造体4を払出軸82の周方向に回転する。これによって、螺旋体85の隙間に取り込まれた球P1が、払出構造体4の一方向への駆動に伴い払出収容部12から払出球取入口147を通過して払出機構3の方に移動されて球P2となる。球P2は、螺旋体85から外れて自重で下方に落下する。
この落下する球P2は、矢印X2で示すように、タンク構造体2の側に斜めに突出した切替弁97によって、賞球通路150の方向に行かないように遮られ、抜球通路部100に案内され、抜球通路部100から下方に払い出される。抜球通路部100を落下する球P2は、抜球感知体126を中継基板41の方向に押す。抜球感知体126の下部が、感知軸132を中心として抜球検出器67の方向に回転し、被検出部135が抜球検出器67で検出される。抜球検出器67は、被検出部135を検出するごとに、球抜き検出信号を制御装置に出力する。制御装置は、球抜き検出信号の入力される時間の間隔によって、球払出装置1から抜球として払い出される球がタンク構造体2に存在するか否かを管理し、払出モータ13を停止する。抜球として払い出される球がタンク構造体2に存在する場合、払出モータ13の回転数が一定であれば、球抜き検出信号の入力される時間の間隔は、螺旋体85における払出軸82の軸心と平行な方向の間隔(ピッチ)によって一定となる。そして、抜球として払い出される球がタンク構造体2に不在になると、球抜き検出信号の入力される時間の間隔が上記一定の時間の間隔以上となる。よって、球抜き検出信号の入力される時間の間隔が一定の時間の間隔以上となると、制御装置が払出モータ13を停止する。
図12のa図を参照し、球払出装置1を備えたパチンコ遊技機について説明する。パチンコ遊技機の遊技機枠173は、固定枠174の前側に可動枠175を開閉可能に備える。固定枠174は、遊技店の島と呼ばれる遊技機設置構造体に取り付けられる外枠とも呼ばれる。可動枠175は、遊技盤や制御装置など遊技に必要な部品を取り付ける前枠とも呼ばれる。可動枠175は、左側に位置するヒンジ176を中心とし、固定枠174の前側で前側に開かれかつ後側に閉じられるように、片開き可能である。可動枠175には、開口部177が、前後方向の貫通孔として設けられる。開口部177は、遊技盤の裏面に取り付けられた球案内構造体や制御装置などの裏側部品を可動枠175の前側から裏側に貫通させるか、または、遊技盤の前面に取り付けられたガイドレールや入賞部品などの前側部品を可動枠175の裏側から前側に貫通させるためのものである。
球払出装置1では、タンク構造体2が、開口部177の上部に位置するように、可動枠175の裏面に、ねじのような固着具で、可動枠175の裏側から取り付けられる。中継樋31の下部には、案内樋178が接続される。案内樋178は、開口部177の右側に位置するように、可動枠175の裏面に、ねじのような固着具で、可動枠175の裏側から取り付けられ、賞球通路179および抜球通路180を備える。賞球通路179は、中継樋31の賞球通路150に繋がる。賞球通路179から排出される球は、受樋181で受け止められる。受樋181は、開口部177の下部に位置するように、可動枠175の裏面に、ねじのような固着具で、可動枠175の裏側から取り付けられる。受樋181で受け止められた球は、受樋181から図外の皿構造体の受皿部に排出される。皿構造体は、可動枠175の前面に取り付けられる。皿構造体の受皿部は、遊技者が遊技に使用する球を入れる部分である。そして、球が受皿部に存在する状態において、遊技者が皿構造体の前面に設けられた発射操作機構を操作すると、皿構造体の裏側に位置するように、可動枠175の前面に取り付けられた発射機構が受皿部から供給された球を1個ずつ遊技盤のガイドレールで囲まれた内側の遊技領域に向けて発射する。抜球通路180は、中継樋31の抜球通路部100に繋がる。抜球通路180から排出される球は、可動枠175の裏側から遊技機設置構造体の回収機構に排出される。回収機構に排出された球は、遊技機設置構造体の補給機構に戻される。
最良の形態によれば、図3において、払出構造体4、中継基板41、軸受構造体42、駆動歯車43、従動歯車44、被検出体45が機構躯体6に組み込まれる、次に、図6において、払出モータ13および切替構造体94が機構躯体6に組み込まれる。この場合、図3におけるモータ配線78のコネクタ80が中継基板41のコネクタ63に嵌め込まれて接続される。図6における駆動配線112のコネクタ113が中継基板41のコネクタ64に嵌め込まれて接続される。よって、払出機構3の電気部品が中継基板41に集合されて配線される。図7において、検出構造体144が機構躯体6に組み込まれる。よって、検出構造体144が上記中継基板41、軸受構造体42、駆動歯車43、従動歯車44、被検出体45を覆い隠し、図8のb図に示すように、払出構造体4や払出球検出器5が検出構造体144から外側に突出し、外部配線88が機構躯体6から外側に突出する。そして、図8のb図における外部配線88のコネクタ90が図1における中継基板26の1つのコネクタ27に嵌め込まれて接続される。したがって、図1において、払出機構3がタンク構造体2に止ねじ7で固定され、コネクタ90が1つのコネクタ27に接続されることによって、球払出装置1が球貯蔵部10から球を賞球または抜球として払い出すことが可能な構造となる。上記止ねじ7によるタンク構造体2と払出機構3との固定が解除されることによって、払出機構3がタンク構造体2から取り外されるので、払出機構3の内部から球や混入した異物を除去する保守作業をする場合、払出機構3をタンク構造体2から取り外したり、払出機構3をタンク構造体2に取り付けたりする作業が簡単であるという利点がある。払出機構3をタンク構造体2から取り外す場合、コネクタ90と1つのコネクタ27との接続を解除してもよい。
図10および図11に示すように、払出機構3がタンク構造体2に固定された場合、払出構造体4の螺旋体85が、払出機構3の賞球通路150や抜球通路部100からタンク構造体2の方向に配置されている。したがって、螺旋体85によって払出収容部12から払出機構3の内部に運搬された球は、螺旋体85から離れて自重で落下するので、その部分で、球詰まりが発生することも阻止することができるという利点がある。切替弁97は、弁軸118を中心として払出軸82の軸心と平行な方向に往復回転運動することによって、払出構造体4によってタンク構造体2から払出機構3に運搬された球を賞球通路150または抜球通路部100に誘導するように通路を切り替える。したがって、電磁ソレノイドのような切替駆動源96で切替弁97を動かすためのリンク機構が、簡単な構造でよいという利点がある。