JP4877088B2 - 広域変流器対応の入力回路装置 - Google Patents

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Description

この発明は、系統に流れる電流を検出する変流器のダイナミックレンジを広くした広域変流器対応の入力回路装置に関するものである。
系統で使用される変流器(以下CTと称す)は、ダイナミックレンジが狭いために、CTの定格が異なる多くのCTが存在する。このため、系統毎に適切なCTを選択して使用することになる。例えば、CT2次側に接続するデジタル保護継電装置(以下D−RYと称す)の入力側では、通常、1アンペア(1A)あるいは5A定格の2種類が使用されている。
近年、ダイナミックレンジの広い広域CT(マルチCT)が開発されてきたが、CT定格(タップ)が固定なため、300/1Aあるいは600/1AなどのCT2次側に接続するD−RYは、1Aあるいは5Aではなく、0.133Aや0.0667Aなどといった定格になり、そのままD−RYで演算すると入力値が小さいため、精度が低下するという問題が生じる。
また、1つのH/Wで多くの定格のCTに対応できるように増幅器の増幅率を変更するための回路を設け、回路内の短絡プラグの設定を変更することによって増幅率を変更するというのが一般的である。
図2は、上述した増幅率変更可能な増幅器を用いた入力回路装置で、図2において、1は系統に設置された定格電流20〜600A用のCTで、このCT1の2次側には、定格電流1Aあるいは5Aの補助CT2が設けられる。補助CT2の2次側には、抵抗3を介して増幅器と抵抗からなる増幅率変更可能な増幅器4が接続される。増幅率変更可能な増幅器4の増幅率を変更するには、図中のW1,W2を短絡プラグで切り替えて行う。増幅率変更可能な増幅器4の出力側には、マルチプレクサ回路5を介してA/D変換回路6に接続される。
なお、短絡プラグに代えて、DIPスイッチを切替えて増幅回路の増幅率を決定するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、可変ゲイン増幅器としては、フィルタ回路とマルチプレクサ回路との間に設けられたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−144562号公報 特開平11−032425号公報
図2に示した増幅率変更可能な増幅器を用いた入力回路装置において、増幅率を変更するためには装置の動作を一旦停止し、回路基板上にある短絡プラグ等の設定を変更するために、回路基板にある短絡プラグを人手により切り替える作業を行わなければならない。
また、増幅率を人手によって切り替え変更するため、入力回路装置に定格入力を印加して装置が認識する値を確認し、正常に増幅率が変更されているかどうかを確認しなければならない。さらに、短絡プラグで増幅率を決定しても抵抗群の許容誤差のため、理論通りの増幅率が得られない。
多くの定格のCTに対応するために人手設定部を持たせた入力回路装置の場合は、設定を変更する時、装置の動作を停止しても問題ない。しかし、広域CTの定格に対応するための入力回路装置の場合は、系統の変更により装置を停止せず入力回路装置の増幅率を変更したい場合も考えられるが現在の技術では対応できない。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、ソフトウェアにて定期的に増幅率の変更を読み込むことにより、増幅率が正常に設定されているかを常に確認することができ、かつA/D変換精度の優れた広域変流器対応の入力回路装置を提供することを課題とする。
上記の課題を達成するために、この発明は、系統に設置された変流器と、この変流器の2次側に1次側が接続された補助変流器と、この補助変流器の2次側に、電流/電圧変換器を介して接続された増幅率可変増幅器と、この増幅器からのアナログ値が入力され、出力にデジタル値が変換されて送出されるA/D変換器と、このA/D変換器からのデジタル値が入力され、そのデジタル値を演算処理する中央処理装置とを備えた広域変流器対応の入力回路装置において、
前記中央処理装置は、A/D変換器からのデジタル値が入力される補正処理部と、この補正処理部からの出力を実効値演算する実効値演算部と、この実効値演算部の出力からリレー演算をするリレー演算部と、前記可変増幅器の増幅率を変更する値を供給するとともに、前記実効値演算部へLSBの値を供給する増幅率・LSB計算部とを有し、
前記補助変流器から実効値の演算結果が理想値からどの位ズレているかを計測し、理想値となるように補正した値が前記補正処理部に補正値として入力されるとともに、各CT定格整定値ごとに前記補正値,可変増幅器の増幅率が記憶装置に記憶されることを特徴とするものである。
以上この発明によれば、記憶装置に補助変流器から実効値の演算結果が理想値からどの位ズレているかを計測し、理想値となるように補正した値を、補正値として記憶しておき、その補正値を補正処理部に入力することにより、実効値演算が正確に行われるため、変流器の定格を変更したときでも、変流器の交換を行わないで済む。
また、系統変更のために、デジタル保護継電装置の動作を停止させずにCT定格を変更したい場合も、この発明で使用する入力回路装置は広域CT用であるため、CTを変更する必要なく、デジタル保護継電装置(D−RY)においても整定変更によりデジタル保護継電装置の動作を停止させずに変更ができる。
以下この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1において、11は系統で、この系統11に広域CT12を設置する。広域CT12には、300/1Aと600/1Aのタップがあり、CT1次定格電流が300Aまでは300/1Aタップ、300A以上は600/1Aタップに接続する。
広域CT12の2次側は、デジタル保護継電装置の入力部13の補助CT14の1次側に接続される。補助CT14の2次側は、電流/電圧(I/V)変換器14’を介してアナログフィルタAF15の入力側に接続される。アナログフィルタAF15の出力側は、増幅率可変増幅器16に接続される。この増幅器16の出力は、A/D変換器17に入力されて、アナログ値がデジタル値に変換され出力される。
A/D変換器17から出力されるデジタル値は、補正処理部18に入力されるとともに、後述するSRAMから補正処理部18へ供給される補正値により実効値演算時に理想値との誤差が少ないデジタル値に補正される。補正処理部18で補正されたデジタル値は、SRAM22から供給されるLSB(1digitに対する係数)を考慮して実効値演算部19で実効値演算される。このようにして演算することにより、CT定格が相違する場合でも、精度のよい実効値演算ができ、その演算出力がリレー演算部20に供給される。
なお、補正処理部18、増幅率・LSB計算部24、実効値演算部19及びリレー演算部20は、中央処理装置(CPU)23内に構成される。
増幅率・LSB計算部24は、SRAM22からCT定格整定値を読み出し、増幅率を計算し、可変増幅器16に供給するとともに、SRAM22へタップ値として記憶する。さらに、増幅率・LSB計算部24は、読み出したCT定格整定値、タップ設定値、アナログフィルタ15のゲイン値、及び、A/D変換器のフルスケールレンジによりLSB(1digitに対応する係数)を計算し、SRAM22へ記憶する。
FRAM21には、CT定格整定値を17タップ分用意し、各タップごとに補正値を用意する。補正値は、予め、自動試験にて各CT定格での定格入力を補助CTへ印加しておき、その時の実効値演算結果が定格入力に対応した実効値との誤差を計測し、実効値での誤差を「0」とする補正を行うデジタル値である。
Figure 0004877088
上記表1において、CT定格整定値と補正値は、電源印加時、または、リセット時にFRAM21からSRAM22へダウンロードされる。「LSB」と「タップ」値は、CT定格整定値をベースとして増幅率・LSB計算部24で計算した結果が記憶される。なお、「CH1補正値」〜「CH4補正値」は、アナログフィルタAF15と可変増幅器16との間に設けられる図示しないマルチプレクサの入力のうち、4チャネルが広域CTに接続されることを意味しており、LSBの右下の3桁の数字は、CT定格値に対応するLSBの値を示す。
上記のように構成された図1に示す実施の形態において、系統に流れる電流は、CT12により系統11に流れる電流に比例した電流信号に変流され、補助CT14へ供給される。この電流信号は、補助CT14でデジタル保護継電器が取り扱いやすい電流に変換後、電流/電圧変換器14’で抵抗器により電圧信号に変換される。
この電圧信号は、アナログフィルタAF15で不要な周波数帯域を除去した後に、CPU23から与えられる増幅率に従って増幅を行う可変増幅器16によって増幅される。
可変増幅器16によって増幅された電圧信号は、A/D変換器17によりアナログ信号からデジタル信号に変換されてCPU23へ入力され、CPU23では、このデジタル信号を補正処理部18で補正し、実効値演算部19で実効値に変換し、及び、リレー演算部20でリレー演算が行われる。
前記可変増幅器16は、演算増幅器と可変抵抗ICから構成され、可変抵抗ICのポジション数だけ増幅率を変更することができ、例えば、可変抵抗ICの抵抗値が256ポジションあれば、増幅率は256段階まで変更可能となる。
また、可変抵抗ICに構成することにより、ソフトウェア上にCT定格等の整定値を設け、整定変更と同様の操作で可変抵抗ICの抵抗値を変更することが出来る。このため、系統変更のために、装置の動作を停止させずにCT定格を変更したい場合も、この実施形態で使用するCTは広域CTであるため、CT変更は必要なく、D−RYも整定変更により装置の動作を停止させずに変更ができる。
さらに、FRAM21、SRAM22に実効値演算時の誤差とする補正値を用意したので、可変増幅器における増幅率のバラツキに対しても高精度の実効値演算が可能となる。
この発明の実施の形態を示すブロック構成図。 従来の構成図。
符号の説明
11…系統
12…広域CT
13…デジタル保護継電装置の入力部
14…補助CT
14’…電流I/電圧V変換器
15…フィルタ
16…可変増幅器
17…A/D変換器
18…補正処理部
19…実効値演算部
20…リレー演算部
21…FRAM
22…SRAM
23…中央処理装置(CPU)
24…増幅率・LSB計算部

Claims (1)

  1. 系統に設置された変流器と、この変流器の2次側に1次側が接続された補助変流器と、この補助変流器の2次側に、電流/電圧変換器を介して接続された増幅率可変増幅器と、この増幅器からのアナログ値が入力され、出力にデジタル値が変換されて送出されるA/D変換器と、このA/D変換器からのデジタル値が入力され、そのデジタル値を演算処理する中央処理装置とを備えた広域変流器対応の入力回路装置において、
    前記中央処理装置は、A/D変換器からのデジタル値が入力される補正処理部と、この補正処理部からの出力を実効値演算する実効値演算部と、この実効値演算部の出力からリレー演算をするリレー演算部と、前記可変増幅器の増幅率を変更する値を供給するとともに、前記実効値演算部へLSBの値を供給する増幅率・LSB計算部とを有し、
    前記補助変流器から実効値の演算結果が理想値からどの位ズレているかを計測し、理想値となるように補正した値が前記補正処理部に補正値として入力されるとともに、各CT定格整定値ごとに前記補正値,可変増幅器の増幅率が記憶装置に記憶されることを特徴とする広域変流器対応の入力回路装置。
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