JP4876909B2 - Dc−dcコンバータおよびその制御方法 - Google Patents

Dc−dcコンバータおよびその制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、DC−DCコンバータおよびその制御方法に関する。
従来、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力するDC−DCコンバータは公知となっている。
また、DC−DCコンバータの制御としては、DC−DCコンバータを構成するコイルに流れる電流(コイル電流)の挙動に基づく区分である電流連続モードおよび電流不連続モードと呼ばれる制御が知られている。
電流不連続モードはDC−DCコンバータのスイッチング素子がオフのときにDC−DCコンバータのコイル電流が一度ゼロとなる(コイル電流が不連続となる)ものである。
これに対して、電流連続モードはDC−DCコンバータのスイッチング素子のオン・オフに関わらず常にDC−DCコンバータのコイル電流がゼロにならない(コイル電流が連続的となる)ものである。
電流不連続モードのDC−DCコンバータは、当該コンバータを構成するスイッチング素子をオンにする際にコイル電流がゼロになっていることから、いわゆるソフトスイッチングを容易に達成することが可能であり、ひいてはスイッチングによる電力損失を低減することが可能である。
特に、近年はDC−DCコンバータを構成するスイッチング素子のスイッチング周波数が大きく(高く)なり、単位時間当たりのスイッチング動作の回数が多くなる傾向にあることから、ソフトスイッチングによる電力損失の低減の効果は大きい。
また、それぞれ入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する入力変換回路を複数具備し、これらの入力変換回路を並列的に接続し、スイッチング動作を行う入力変換回路の数(並列数)を適宜変更することにより、大電流の取り扱いおよび電流値の大きな変動への対応を可能としたDC−DCコンバータも公知となっている。例えば、特許文献1および特許文献2に記載の如くである。
このような複数の入力変換回路を並列的に接続する形式のDC−DCコンバータの場合、通常は各入力変換回路のスイッチング素子がオンとなるタイミング(位相)をそれぞれずらすことにより、出力電圧の周期的な変動を抑制している。
入力変換回路のスイッチング素子のデューティ比(スイッチング周期に占めるスイッチング素子のオン時間の割合)を制御するいわゆるPWM(Pulse Width Modulation)制御を行い、かつ電流不連続モードで制御を行うDC−DCコンバータは、通常は検出された出力電圧に基づいてスイッチング素子のデューティ比を制御(調整)する。
このようなDC−DCコンバータの出力電圧を連続的に検出(アナログ検出)せずに周期的に検出(サンプリング)する場合、従来は入力変換回路のスイッチング素子がオフからオンになるタイミングを基準として(例えば、スイッチング素子がオンとなるタイミングに同期して)出力電圧を検出していた。
しかし、DC−DCコンバータの出力電圧を入力変換回路のスイッチング素子がオフからオンになるタイミングを基準として周期的に検出し、これに基づいて電流不連続モードで制御を行う場合、以下の問題を有する。
図9に示す従来のDC−DCコンバータの入力変換回路(昇圧回路)511のスイッチング素子512がオフからオンになるタイミングに入力変換回路511の出力電圧Voutを周期的に検出し、当該検出値を目標電圧値としてデューティ比を制御すると、図10に示す低負荷時(デューティ比:小)においては、入力変換回路511の出力電圧Voutの平均値は、目標電圧値よりも高い値となる。これに対して、図11に示す中負荷時(デューティ比:中)および図12に示す高負荷時(デューティ比:大)においては、入力変換回路511の出力電圧Voutの平均値は、目標電圧値よりも低い値となり、かつ出力電圧の検出値と目標電圧値との差分の大きさも異なる。
このように、電流不連続モードでは(1)負荷に応じてデューティ比が変化すること、(2)入力変換回路のスイッチング素子のオフ時間(スイッチング素子がオフになってから再びオンになるまで)に出力側のキャパシタ(図9の場合、キャパシタ503)の充電期間および放電期間が含まれ、充電期間および放電期間の比率がスイッチング素子のオン時間(換言すれば、デューティ比)に応じて変化すること、といった要因から、スイッチング周期内における出力電圧の上側ピーク(出力電圧が上昇から下降に転ずる点)および下側ピーク(出力電圧が下降から上昇に転ずる点)が現れるタイミングがデューティ比に応じて変化する。
従って、スイッチング素子512がオフからオンになるタイミング(スイッチング周期内における固定点)で出力電圧を検出しても、出力電圧を検出するタイミングと出力電圧の上側ピークまたは下側ピークが現れるタイミングとが負荷の変動ひいてはデューティ比の変動によりずれてしまい、デューティ比の値によっては出力電圧の平均値が目標電圧値より高い場合や低い場合が起こるなど不規則であるため、出力電圧が安定せず出力電圧の制御が容易でないという問題がある。
また、図13乃至図15に示す如く、入力変換回路511を複数用意し、これらを並列的に接続し、これらがスイッチング動作するタイミング(位相)をずらす場合にも、図16に示す如く、負荷(デューティ比)に応じて出力電圧の平均値と出力電圧の検出値(目標電圧値)との差分(オフセット)が正側または負側に不規則に変動し、出力電圧が安定しないという問題がある。
さらに、複数の入力変換回路を並列的に接続する形式のDC−DCコンバータでは、負荷の増大に伴いスイッチング動作を行う入力変換回路の数(並列数)を適宜大きくする制御においても、上記の如くデューティ比に応じて出力電圧の検出値と出力電圧の平均値との関係が不規則に変化すると、並列数の変更の前後で出力電圧が変動しやすく、出力電圧が安定しないという問題がある。
なお、電流連続モードでは負荷が変動してもデューティ比は変化せず、入力変換回路のスイッチング素子のオン時間・オフ時間がそれぞれ出力側コンデンサの充電時間および放電時間に対応することから、スイッチング周期内における出力電圧の上側ピーク(出力電圧が上昇から下降に転ずる点)および下側ピーク(出力電圧が下降から上昇に転ずる点)が現れるタイミングはスイッチング素子がオンになるタイミングおよびオフになるタイミングに常に対応し、これらのタイミングが負荷の変動によりずれるという問題はない。
特開2004−15992号公報 特開2001−95232号公報
本発明は以上の如き状況に鑑み、デューティ比が変化しても出力電圧の制御が容易なDC−DCコンバータおよびその制御方法を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
スイッチング素子およびコイルを有し、前記スイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を並列的に接続した入力変換部と、
前記入力変換部の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
前記出力電圧検出部により検出された出力電圧に基づいて、電流不連続モードで前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のデューティ比を制御するデューティ比制御部と、
を具備し、
前記出力電圧検出部は、前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のいずれかがオンからオフになるタイミングに同期して前記入力変換部の出力電圧を検出するものである。
請求項2においては、
スイッチング素子およびコイルを有し、前記スイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を並列的に接続した入力変換部を具備するDC−DCコンバータの制御方法であって、
前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のいずれかがオンからオフになるタイミングに同期して前記入力変換部の出力電圧を検出し、
前記検出された出力電圧に基づいて、電流不連続モードで前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のデューティ比を制御するものである。
本発明の効果は、デューティ比および並列数が変化しても出力電圧の制御が容易であることである。
以下では、図1を用いて本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態であるDC−DCコンバータ100の構成について説明する。なお、DC−DCコンバータ100の制御方法は、本発明に係るDC−DCコンバータの制御方法の実施の一形態に相当する。
DC−DCコンバータ100は入力された直流電圧を昇圧して出力するものであり、主として入力側フィルタ102、入力変換部110、出力側フィルタ103、出力電圧検出部120、デューティ制御部130、ドライバ140・140・・・等を具備する。
なお、本実施例のDC−DCコンバータ100は入力された直流電圧を昇圧して出力する構成としたが、本発明はこれに限定されず、入力された直流電圧を降圧して出力する構成等としても良く、入力された直流電圧(の正負)を反転して出力する構成等としても良い。
入力変換部110は本発明に係る入力変換部の実施の一形態であり、入力変換回路111・111・・・を並列的に接続したものである。
入力変換回路111・111・・・はそれぞれ入力された直流電圧を昇圧して出力する回路、すなわち昇圧回路である。
電源200からDC−DCコンバータ100に入力された直流電圧は入力側フィルタ102を経て入力変換回路111・111・・・に入力される。DC−DCコンバータ100に入力された直流電圧は入力変換回路111・111・・・により昇圧された後、出力側フィルタ103を経てDC−DCコンバータ100から出力される。本実施例の場合、DC−DCコンバータ100から出力された直流電圧は負荷たるモータ300に入力され、モータ300の駆動に用いられる。
入力側フィルタ102および出力側フィルタ103はそれぞれDC−DCコンバータ100に入力される直流電圧およびDC−DCコンバータ100から出力される直流電圧の所定の周波数成分を除去(減衰)するものである。
入力変換回路111は主としてスイッチング素子112、コイル113、ダイオード115を具備する。
スイッチング素子112は一例としてNチャネルのMOSFETからなり、ゲートに信号が入力されることにより、ソースとドレインの間の導通および遮断、すなわちスイッチング動作を行う。
コイル113の一端は入力変換回路111の入力端子を成し、入力側フィルタ102の出力端子に接続される。コイル113の他端はスイッチング素子112のドレインに接続される。スイッチング素子112のソースはグラウンドに接続され、スイッチング素子112のゲートは対応するドライバ140に接続される。ダイオード115のアノードはコイル113の他端とスイッチング素子112のドレインとの接続部に接続される。ダイオード115のカソードは入力変換回路111の出力端子を成し、出力側フィルタ103の入力端子に接続される。出力側フィルタ103は、一例として入力変換部110の出力端子に一端を接続し、他端をグラウンドに接続するキャパシタで構成される。
スイッチング素子112が所定のデューティ比(オンデューティ)でスイッチング動作を行うことにより、入力変換回路111はDC−DCコンバータ100に入力された直流電圧を昇圧して出力する。
出力電圧検出部120はDC−DCコンバータ100から出力される直流電圧(入力変換部110の出力電圧)を検出し、これに係る情報を出力するものである。
また、出力電圧検出部120はDC−DCコンバータの出力電圧を連続的に検出(アナログ検出)せず、デューティ制御部130から出力される信号(検出タイミング信号)を取得し、当該信号を取得したときに入力変換部110の出力電圧を検出する。
デューティ比制御部130は出力電圧検出部120により検出された入力変換部110の出力電圧に基づいて、電流不連続モードで入力変換回路111・111・・・のスイッチング素子112・112・・・のデューティ比を制御するものである。
デューティ比制御部130は出力電圧検出部120に接続され、出力電圧検出部120により検出された入力変換部110の出力電圧に係る情報を取得することが可能であるとともに、入力変換部110の出力電圧を検出するタイミングに係る信号(検出タイミング信号)を出力電圧検出部120に送信することが可能である。
デューティ比制御部130は、入力変換回路111・111・・・のうち、予め定められた一つの入力変換回路111のスイッチング素子112(図1中のSW1)がオフになったときに検出タイミング信号を出力電圧検出部120に送信する。
従って、出力電圧検出部120は、予め定められた一つの入力変換回路111のスイッチング素子112(図1中のSW1)がオンからオフになるタイミングに同期して入力変換部110の出力電圧を検出することとなる。
デューティ比制御部130は、入力変換部110の出力電圧に係る情報に基づいて目標電圧値と出力電圧の検出値とを比較し、出力電圧の検出値が目標電圧値に近付く(出力電圧の検出値が目標電圧値と同じ値になる)ように入力変換回路111・111・・・のデューティ比を調整(制御)する。より具体的には、出力電圧の検出値が目標電圧値を下回っている場合には入力変換回路111・111・・・のデューティ比を大きくし、出力電圧の検出値が目標電圧値を上回っている場合には入力変換回路111・111・・・のデューティ比を小さくし、当該デューティ比に対応する動作信号をドライバ140・140・・・に送信する。
また、デューティ比制御部130は、ドライバ140・140・・・に送信する動作信号の位相(タイミング)をずらすことにより、入力変換回路111・111・・・のスイッチング動作の位相(タイミング)をずらし、入力変換部110の出力電圧の変動を小さくしている。
なお、本実施例における入力変換回路111・111・・・のスイッチング動作の位相(タイミング)のずれの大きさは入力変換回路111・111・・・のスイッチング周期をスイッチング動作を行う入力変換回路111の数(並列数)で割ったものであるが、本発明はこれに限定されず、スイッチング動作の位相のずれを(全て同位相とすることも含めて)任意に設定することが可能である。
ドライバ140・140・・・は、デューティ比制御部130により調整されたデューティ比に対応するゲート信号をそれぞれ入力変換回路111・111・・・のゲートに送信するものである。
以下では、図2乃至図4を用いて一つの入力変換回路111がスイッチング動作を行う場合の挙動について説明する。
図2に示す如く、電流不連続モードかつ所定のデューティ比で入力変換回路111のスイッチング素子112をスイッチング動作させると、スイッチング素子112がオンになった時点でコイル113を流れる電流Iがゼロから上昇し、スイッチング素子112がオフになった時点からコイル113を流れる電流Iが下降し、オフ時間(スイッチング素子112がオフになってから再びオンになるまでの時間)の途中でコイル113を流れる電流Iがゼロになる。
コイル113を流れる電流Iは、スイッチング素子112がオンになっている間はスイッチング素子112を経てグラウンドに流れ、スイッチング素子112がオフになっている間はダイオード115を経て出力側フィルタ(キャパシタ)103に流れる。従って、スイッチング素子112を流れる電流ISWはスイッチング素子112がオンになっている間におけるコイル113を流れる電流Iに対応し、ダイオード115を流れる電流Iはスイッチング素子112がオフになっている間におけるコイル113を流れる電流Iに対応する。
スイッチング素子112、コイル113、およびダイオード115の接続点の電圧Vxは、スイッチング素子112がオンになっている間はスイッチング素子112のオン抵抗に基づく値となり、スイッチング素子112がオフになると出力側フィルタ(キャパシタ)103の両端電圧に対応する値となる。電圧Vxはスイッチング素子112がオフになってからしばらくすると電源200の電圧に対応する値となる。
上記コイル113を流れる電流I、スイッチング素子112を流れる電流ISW、ダイオード115を流れる電流I、電圧Vxの挙動により、スイッチング素子112がオンからオフになるタイミングと出力側のキャパシタ(本実施例では出力側フィルタ103)の充填開始のタイミングとが同期することとなり、入力変換回路111の出力電圧Voutはスイッチング素子112がオンからオフになるタイミングで下側のピーク(下降から上昇に転ずる点)となる略鋸刃状の波形を有する。
従って、当該入力変換回路111のスイッチング素子112がオンからオフになるタイミングに同期して出力電圧を検出する場合、当該入力変換回路111の出力電圧Voutの下側のピーク値を検出することとなる。図3および図4に示す如く、入力変換回路111のデューティ比が増大しても略同様である。
入力変換回路111のスイッチング素子112がオンからオフになるタイミングに同期して入力変換回路111の出力電圧を検出し、当該検出された出力電圧の値が目標電圧の値に近付く(出力電圧の検出値が目標電圧値と同じ値になる)ように入力変換回路111のデューティ比を制御することは、以下の利点を有する。
すなわち、出力電圧検出部120により検出された出力電圧の値は常に出力電圧の平均値よりは小さい値となるので、当該検出された出力電圧の値が目標電圧の値と同じ値になっているにも関わらず実際に負荷(モータ300)に供給される出力電圧の平均値が目標電圧値よりも低くなる(電圧不足)という事態を防止することが可能であり、出力電圧の制御が容易となる。
以下では、図5乃至図8を用いて入力変換部110を構成する四つの入力変換回路111・入力変換回路111・・がそれぞれ位相をずらしてスイッチング動作を行う場合の挙動について説明する。
四つの入力変換回路111・入力変換回路111・・がそれぞれ位相をずらしてスイッチング動作を行う場合、入力変換部110の出力電圧Voutは四つの入力変換回路111・入力変換回路111・・・の出力電圧の和で表される。
図5乃至図7に示す如く、入力変換部110の出力電圧Voutは、負荷の大きさ(デューティ比の大きさ)にかかわらず、入力変換回路111・入力変換回路111・・・のいずれかのスイッチング素子112がオンからオフになるタイミングで下側のピーク(下降から上昇に転ずる点)となる略鋸刃状の波形を有する。
従って、個々の入力変換回路111・入力変換回路111・・・の間の出力電圧のバラツキを無視できる場合、四つの入力変換回路111・入力変換回路111・・・のうちの一つのスイッチング素子112がオンからオフになるタイミングに同期して出力電圧を検出すれば、入力変換部110の出力電圧Voutの下側のピーク値を検出することとなる。
このように、四つの入力変換回路111・入力変換回路111・・・がそれぞれ位相をずらしてスイッチング動作を行う場合も一つの入力変換回路111がスイッチング動作を行う場合と同様に、出力電圧検出部120により検出された出力電圧の値は常に入力変換部110の出力電圧の平均値よりは小さい値となるので、当該検出された入力変換部110の出力電圧の値が目標電圧の値と同じ値になっているにも関わらず実際に負荷(モータ300)に供給される出力電圧の平均値が目標電圧値よりも低くなる(電圧不足)という事態を防止することが可能であり、出力電圧の制御が容易となる。
図8に示す如く、時間の経過とともに負荷(モータ300に供給する電流Iout)を徐々に大きくする場合、入力変換回路111のデューティ比を徐々に大きくする制御を行うが、スイッチング素子112がオンからオフになるタイミングに同期して出力電圧を検出し、入力変換部110の出力電圧Voutの下側のピーク値を検出することにより出力電圧の平均値は常に目標電圧値よりも大きい値に保持され、出力電圧が安定する。
なお、本発明において入力変換部が入力変換回路を有する数は四つに限定されず、任意の数を選択することが可能である。
以上の如く、DC−DCコンバータ100は、
スイッチング素子112およびコイル113を有し、スイッチング素子112がスイッチング動作を行うことにより、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する入力変換回路111・入力変換回路111・・・を並列的に接続した入力変換部110と、
入力変換部110の出力電圧を検出する出力電圧検出部120と、
出力電圧検出部120により検出された出力電圧に基づいて、電流不連続モードで入力変換回路111・入力変換回路111・・・のスイッチング素子112・112・・・のデューティ比を制御するデューティ比制御部130と、
を具備し、
出力電圧検出部120は、入力変換回路111・入力変換回路111・・・のスイッチング素子112のいずれかがオンからオフになるタイミングに同期して入力変換部110の出力電圧を検出するものである。
このように構成することにより、出力電圧の検出タイミングと出力側のキャパシタ(本実施例では出力側フィルタ103)の充填開始のタイミングとが同期し、デューティ比および並列数が変化しても容易に出力電圧を制御することが可能である。
また、本発明に係るDC−DCコンバータの制御方法は、
スイッチング素子112およびコイル113を有し、スイッチング素子112がスイッチング動作を行うことにより、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する入力変換回路111・入力変換回路111・・・を並列的に接続した入力変換部110を具備するDC−DCコンバータ100の制御方法であって、
入力変換回路111・入力変換回路111・・・のスイッチング素子112・112・・・のいずれかがオンからオフになるタイミングに同期して入力変換部110の出力電圧を検出し、
前記検出された出力電圧に基づいて、電流不連続モードで入力変換回路111・入力変換回路111・・・のスイッチング素子112・112・・・のデューティ比を制御するものである。
このように構成することにより、出力電圧の検出タイミングと出力側のキャパシタ(本実施例では出力側フィルタ103)の充填開始のタイミングとが同期し、デューティ比および並列数が変化しても容易に出力電圧を制御することが可能である。
本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態を示す図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態の入力変換回路の低負荷時における挙動を示すタイムチャート図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態の入力変換回路の中負荷時における挙動を示すタイムチャート図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態の入力変換回路の高負荷時における挙動を示すタイムチャート図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態の低負荷時における出力電圧を示すタイムチャート図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態の中負荷時における出力電圧を示すタイムチャート図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態の高負荷時における出力電圧を示すタイムチャート図。 本発明に係るDC−DCコンバータの実施の一形態における出力電流増加時の出力電圧挙動を示す図。 従来の入力変換回路(昇圧回路)を示す図。 従来のDC−DCコンバータの入力変換回路の低負荷時における挙動を示すタイムチャート図。 従来のDC−DCコンバータの入力変換回路の中負荷時における挙動を示すタイムチャート図。 従来のDC−DCコンバータの入力変換回路の高負荷時における挙動を示すタイムチャート図。 従来のDC−DCコンバータの低負荷時における出力電圧を示すタイムチャート図。 従来のDC−DCコンバータの中負荷時における出力電圧を示すタイムチャート図。 従来のDC−DCコンバータの高負荷時における出力電圧を示すタイムチャート図。 従来のDC−DCコンバータにおける出力電流増加時の出力電圧挙動を示す図。
符号の説明
100 DC−DCコンバータ
110 入力変換部
111 入力変換回路
112 スイッチング素子
113 コイル
120 出力電圧検出部
130 デューティ比制御部

Claims (2)

  1. スイッチング素子およびコイルを有し、前記スイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を並列的に接続した入力変換部と、
    前記入力変換部の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記出力電圧検出部により検出された出力電圧に基づいて、電流不連続モードで前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のデューティ比を制御するデューティ比制御部と、
    を具備し、
    前記出力電圧検出部は、前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のいずれかがオンからオフになるタイミングに同期して前記入力変換部の出力電圧を検出するDC−DCコンバータ。
  2. スイッチング素子およびコイルを有し、前記スイッチング素子がスイッチング動作を行うことにより、入力された直流電圧を昇圧または降圧して出力する複数の入力変換回路を並列的に接続した入力変換部を具備するDC−DCコンバータの制御方法であって、
    前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のいずれかがオンからオフになるタイミングに同期して前記入力変換部の出力電圧を検出し、
    前記検出された出力電圧に基づいて、電流不連続モードで前記複数の入力変換回路のスイッチング素子のデューティ比を制御するDC−DCコンバータの制御方法。
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