JP4876512B2 - 液体残量測定装置、液体残量測定方法及び電子機器 - Google Patents

液体残量測定装置、液体残量測定方法及び電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、液体容器内の液体の残量を測定する液体残量測定装置及び液体残量測定方法に関するとともに、その液体残量測定装置を備えた電子機器に関する。
インクジェットプリンタが普及しているが、インクが消耗品であるために、インクカートリッジが交換可能となっている。また、燃料電池を搭載した電子機器の開発が盛んになっているが、燃料電池に使用する燃料も消耗品であるために、燃料カートリッジが交換可能となっている。
カートリッジの交換時期を把握するために、カートリッジを透明な素材で作成し、カートリッジ内の液体の残量を視認することが簡単である。この方法では液体の残量を確認し忘れるユーザもいるので、自動で液体の残量を測定する装置が必要とされている。
特許文献1には、次の三種類の方法で液体の残量を測定することが記載されている。
(1)液体を押し出す弾性部材に歪みゲージを設け、歪みゲージによる弾性部材の歪みから液体の残量を測定する方法。
(2)カートリッジに光学センサを設け、液体を加圧する加圧部材の位置を光学センサで検出することにより液体の残量を測定する方法。
(3)液体を加圧する加圧部材に電極を設け、液体を挟んでその電極の反対側に対向電極を設け、これら電極の間隔に応じたインピーダンスを検出することにより液体の残量を測定する方法。
特開2004−142831号公報
しかしながら、歪みゲージ、光学センサといった各種センサを用いて液体の残量を測定する場合、センサ自体のコストが高く、量産に不向きである。交換品であるカートリッジにセンサを設けることは、リサイクル・リユースの観点からも好ましくない。
また、2つの電極間のインピーダンスにより液体の残量を測定する場合、液体によってはノイズが大きく、液体の残量を正確に計測できないことがある。インピーダンスを計測する回路が複雑なため、回路を設けるためのスペースが問題になる。
そこで、本発明は、センサを用いずに簡単な回路を用いて、液体の残量を正確に測定することができる液体残量測定装置、液体残量測定方法及び電子機器を提供することを目的とする。
以上の課題を解決するために、請求項1に係る発明の残量測定装置は、内部空間を有するとともに前記内部空間に通じる送出口と通気口とが形成され、液体を封入する液体容器と、
前記液体容器内の前記液体の量に応じて変位する導電性の仕切材と、
前記液体容器内にて前記送出口側から反対側に延在し、互いに離間して配置され、長さが異なる複数の導体と、
前記仕切材との接触に応じた前記複数の導体の導通状態を検出する検出回路と、を備え、
前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触するように設けられることで、前記液体容器の内部空間を前記液体が充填された前記送出口側の領域と、残りの領域である前記通気口側の領域とに仕切っていて、
前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位し、
前記送出口には、前記送出口が電子機器に接続された状態では開いた状態となり、前記送出口が電子機器から外れた状態では閉じた状態となる弁が設けられているという構成を採っている。
また、請求項9に係る発明の残量測定方法は、内部空間及びその内部空間に通じる送出口と通気口とが形成された液体を封入する液体容器内に前記液体の量に応じて変位する導電性の仕切材を収容し、
互いに長さが異なる複数の導体を前記液体容器内にて前記送出口側から反対側に、互いに離間するように延在させ、
前記仕切材との接触に応じた前記複数の導体の導通状態を検出回路にて検出して、
前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触するように設けられることで、前記液体容器の内部空間を前記液体が充填された前記送出口側の領域と、残りの領域である前記通気口側の領域とに仕切っていて、
前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位し、
前記送出口には、前記送出口が電子機器に接続された状態では開いた状態となり、前記送出口が電子機器から外れた状態では閉じた状態となる弁が設けられているという構成を採っている。
また、請求項10に係る発明の電子機器は、内部空間を有するとともに前記内部空間に通じる送出口と通気口とが形成された液体を封入する液体容器と、
前記液体容器内の前記液体の量に応じて変位する導電性の仕切材と、
前記液体容器内にて前記送出口側から反対側に延在し、互いに離間して配置され、長さが異なる複数の導体と、
前記液体容器を着脱可能とし、前記液体容器を装着した場合に前記送出口に接続される電子機器本体と、
前記電子機器本体に設けられ、前記液体容器を前記電子機器本体に装着した場合に前記複数の導体に接続される検出回路と、を備え、
前記仕切材との接触に応じた前記複数の導体の導通状態を前記検出回路にて検出して、
前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触するように設けられることで、前記液体容器の内部空間を前記液体が充填された前記送出口側の領域と、残りの領域である前記通気口側の領域とに仕切っていて、
前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位し、
前記送出口には、前記送出口が電子機器に接続された状態では開いた状態となり、前記送出口が電子機器から外れた状態では閉じた状態となる弁が設けられているという構成を採っている。
以上のように、液体容器の内部空間のうち送出口側が形成された液体を封入する液体容器を仕切材が液体容器内の液体の量に応じて変位する。ここで、複数の導体の長さが互いに異なるため、仕切材が送出口側に近づくと仕切材が長い導体から順に接する。ここで、仕切材が導電性であるから、仕切材が接した導体を電気的に接続するブリッジとなり、仕切材が導通状態を制御するスイッチとして機能する。そのため、検出回路によって複数の導体の電圧から導通状態を検出することができ、これにより仕切材の位置すなわち液体の残量を測定することができる。
このように、センサを液体容器に設けずとも、液体容器内の液体の残量を測定することができるので、コストの削減が図られる。更に、液体容器内の液体がなくなった場合でも、センサが液体容器に設けられていない場合、液体容器を簡単にリサイクル・リユースすることができる。
また、検出回路は仕切材に接した導体を複数の導体の電圧によって検出するものであるから、インピーダンスを検出する回路よりも簡単な構成とすることができる。そのため、検出回路の設置スペースを最小限に抑えることができる。また、仕切材が導体に接した場合と接しない場合では、導体の電圧が大きく異なるからノイズの影響を受けにくい。そのため、液体の残量を正確に測定することができる。
また、前記複数の導体が前記検出回路に対して切り離し可能とされていることが好ましい。
導体が検出回路に対して切り離し可能とされているので、液体容器を導体、仕切材ごと検出回路から別にすることができ、液体容器をリサイクル・リユースすることができる。
また、前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較する複数のコンパレータを有し、前記複数の導体のうち最も長い導体に入力電圧が印加され、別の導体が前記複数のコンパレータの一方の入力端子にそれぞれ接続され、前記複数のコンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることが好ましい。
このように複数のコンパレータを用いれば、各コンパレータの出力の真理値により、液体の残量を段階的(離散的)に測定することができる。
また、前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較するコンパレータと、前記複数の導体のうち最も長い導体を除く導体に複数の入力端子をそれぞれ接続し、出力端子を前記コンパレータの一方の入力端子に接続したマルチプレクサと、を備え、前記複数の導体のうち最も長い導体に入力電圧が印加され、前記コンパレータの他
方の入力端子に基準電圧が印加されることが好ましい。
このようにマルチプレクサを用いれば、検出回路には複数の入力があるので、検出回路の出力を1つのコンパレータの出力にまとめることができ、コンパレータを複数搭載する必要がない。
また、前記残量測定装置が、前記液体容器を前記送出側の領域とは反対側の領域へ貫通して設けられ、前記検出回路に接続される電極と、前記電極と前記仕切材に連結した可撓性のリード線と、を更に備えることが好ましい。
また、前記電極が前記検出回路に対して切り離し可能とされていることが好ましい。
また、前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較する複数のコンパレータを有し、前記複数の導体が前記複数のコンパレータの一方の入力端子にそれぞれ接続され、前記電極に入力電圧が印加され、前記複数のコンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることが好ましい。
このように複数のコンパレータを用いれば、各コンパレータの出力の真理値により、液体の残量を段階的(離散的)に測定することができる。
また、前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較するコンパレータと、前記複数の導体に複数の入力端子をそれぞれ接続し、出力端子を前記コンパレータの一方の入力端子に接続したマルチプレクサと、を備え、前記電極に入力電圧が印加され、前記コンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることが好ましい。
このようにマルチプレクサを用いれば、検出回路には複数の入力があるが、検出回路の出力を1つのコンパレータの出力にまとめることができ、コンパレータを複数搭載する必要がない。
本発明によれば、検出回路は仕切材に接した導体の導通状態を検出するものであるから、簡単な構成とすることができ、液体の残量を正確に測定することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
液体残量測定装置は、図1に示すような液体カートリッジ10と、図2に示すような検出回路50とを備える。ここで、図1(a)は液体カートリッジ10の軸方向に平行な面であって図1(b)の切断線A−Aに沿った面の矢視断面図である。図1(b)は液体カートリッジ10の一方の端面(下面側)の平面図あり、図2は検出回路50の回路図である。
図1に示すように、液体カートリッジ10は、液体容器12と、液体容器12の内部空間を2つの領域に仕切る仕切材31と、液体容器12の内壁面にパターニングされた帯状導体21〜25とを備える。
液体容器12は両端の底面を有した円筒状に設けられ、液体容器12の内部空間が円柱状に形成され、液体容器12の内径が軸方向全体にわたって一様である。液体容器12の一方の端面には、液体容器12の内部空間に通じる送出口14が形成されている。液体容器12の他方の端面には、液体容器12の内部空間に通じる通気口16が形成されている。
液体容器12内には仕切材31が収容されている。この仕切材31の縁全体が液体容器12の内面に接触し、仕切材31によって液体容器12の内部空間が送出口14側の領域と通気口16側の領域とに仕切られている。仕切材31によって仕切られた2つの領域のうち送出口14側の領域には、液体11が充填されている。
仕切材31は導電性であって、液体11に対して難溶である。この仕切材31は、固体であっても良いし、液体であっても良いが、ゲル素材又は軟質な弾性材であることが好ましい。具体的には、仕切材31は、合成ゴムにカーボンを含有させた導電性ゴムからなるものとしても良いし、粘性体(例えば、ポリブテン、流動パラフィン、スピンドル油、その他の鉱油類、ジメチルシリコン油、メチルフェニルシリコン油、その他のシリコン油類)にカーボンを含有させたものを用いても良い。また、仕切材31として、板材に導電性シール材を重ねたものを用いても良いが、この場合には板材が通気口16側となり、導電性シール材が送出口14側になって液体11に接しているようにする。
液体容器12の内壁面に形成された帯状導体21〜25は、液体容器12の長手方向に延在している。帯状導体21〜25は送出口14が形成された端面を貫通し、帯状導体21〜25それぞれの一端が液体容器12の外側において露出している。帯状導体21〜25は長さが互いに異なっており、帯状導体21〜25の他端から通気口16の端面までの
距離が互いに異なっている。具体的には、帯状導体21が最も長く、帯状導体22、帯状導体23、帯状導体24の順に短くなり、帯状導体25が最も短い。
液体容器12内の液体11が満タンである場合には、仕切材31が通気口16の端面に最も近く、仕切材31が帯状導体21〜25のうち帯状導体21のみに接しているか又はどの帯状導体21〜25にも接していない。
液体11を用いる機器に送出口14が接続されると、液体カートリッジ10内の液体11が機器に供給されるようになっている。この送出口14には弁が設けられている。この弁は、送出口14が他の機器に接続された状態では開いた状態となり、送出口14が他の機器から外れた状態では閉じた状態となる。従って、送出口14が他の機器に接続された状態でのみ液体11の供給が可能となり、送出口14が他の機器から外れた状態では液体11が送出口14から漏出しない。なお、図面を見やすくするため、送出口14に設けられた弁の図示を省略する。
液体11が送出口14から排出されて他の機器に供給されていくと、液体11が徐々に減っていき、仕切材31が送出口14の端面へと近づいていく。このように液体11が減少するに従って、帯状導体21〜25のうち仕切材31に接するものが増えていく。つまり、初期段階では仕切材31が帯状導体21のみに接するが、液体11が減少するに従って帯状導体22、帯状導体23、帯状導体24、帯状導体25の順に仕切材31が接していく。
仕切材31が導電性を有するため、仕切材31が帯状導体21と別の帯状導体22〜25の導通状態を制御するスイッチとして機能する。即ち、仕切材31が帯状導体21及び帯状導体22に接した場合にはこれらが電気的に導通し、仕切材31が帯状導体21、帯状導体22及び帯状導体23に接した場合にはこれらが電気的に導通し、仕切材31が帯状導体21、帯状導体22、帯状導体23及び帯状導体24に接した場合にはこれらが電気的に導通し、仕切材31が帯状導体21、帯状導体22、帯状導体23、帯状導体24及び帯状導体25に接した場合にはこれらが電気的に導通する。これにより、液体11の残量を段階的(離散的)に測定することができる。
図2に示された検出回路50は、帯状導体21、帯状導体22、帯状導体23、帯状導体24及び帯状導体25のうち仕切材31に接する帯状導体を検出することによって、液体11の残量を段階的な電気信号としてコード化するものである。
具体的には、検出回路50は、コンパレータCOM1〜COM4と、抵抗R1〜R10とを有する。入力電圧V+の端子と接地との間には抵抗R9、抵抗R10が直列され、抵抗R9に入力電圧V+が印加されている。コンパレータCOM1〜COM4のそれぞれのマイナス入力端子が抵抗R10を介して接地され、コンパレータCOM1〜COM4のそれぞれのマイナス入力端子には抵抗R9を介して入力電圧V+が印加されている。そのため、コンパレータCOM1〜COM4のそれぞれのマイナス入力端子に印加される基準電圧は、入力電圧V+よりも低い。
コンパレータCOM1のプラス入力端子は、抵抗R1を介して接地されているとともに帯状導体22に接続されている。コンパレータCOM2のプラス入力端子は、抵抗R2を介して接地されているとともに帯状導体23に接続されている。コンパレータCOM3のプラス入力端子は、抵抗R3を介して接地されているとともに帯状導体24に接続されている。コンパレータCOM4のプラス入力端子は、抵抗R4を介して接地されているとともに帯状導体25に接続されている。帯状導体21に入力電圧V+の端子に接続され、帯状導体21に入力電圧V+が印加される。ここで、抵抗R1〜R4はコンパレータCOM1〜COM4のプラス入力端子がオープンにならないようにするためのプルダウン抵抗である。
図1に示した液体カートリッジ10は交換品であり、帯状導体22〜25はそれぞれのコンパレータCOM1〜COM4のプラス入力端子から切り離し可能とされ、帯状導体21も入力電圧V+の端子から切り離し可能とされている。
コンパレータCOM1の出力端子は出力OUT1に接続され、この出力端子には抵抗R5を介してロジック電圧VLが印加されている。コンパレータCOM2の出力端子は出力OUT2に接続され、この出力端子には抵抗R6を介してロジック電圧VLが印加されている。コンパレータCOM3の出力端子は出力OUT3に接続され、この出力端子には抵抗R7を介してロジック電圧VLが印加されている。コンパレータCOM4の出力端子は出力OUT4に接続され、この出力端子には抵抗R8を介してロジック電圧VLが印加されている。ここで、ロジック電圧VLは一般にコンパレータの出力端子がオープンコレクタ構成であるために、プルアップ抵抗R5〜R8によりでロジック電圧(ハイレベル電圧)を出力させるための電圧である。
コンパレータCOM1〜COM4は何れも、それぞれのプラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の基準電圧とを比較し、プラス入力端子の電圧がマイナス入力端子の基準電圧を超えている場合にはハイレベルの信号(ロジック電圧VL)を出力端子から出力し、そうでない場合にはローレベルの信号を出力端子から出力する。
この検出回路50の出力の真理値表を表1に示す。
Figure 0004876512
表1に示すように、仕切材31が帯状導体21のみに接している場合には、どの出力OUT1〜OUT4も出力信号がローレベルである。そして、液体容器12内の液体11が減っていくに従って仕切材31が送出口14に近づくので、出力OUT1、出力OUT2、出力OUT3、出力OUT4の順に出力信号がハイレベルになる。
以上の液体残量測定装置においては、液体容器12にセンサが設けられていなくても、液体容器12内の液体11の残量を測定することができる。そのため、液体残量測定装置のコストの削減が図られ、液体容器12を簡単にリサイクル・リユースすることができる。
また、検出回路50は複数のコンパレータCOM1〜COM4等から構成されているので、検出回路50は簡単に構成されている。そのため、検出回路50の設置スペースを最小限に抑えることができる。また、導電性の仕切材31が帯状導体22〜25に接したか否かを帯状導体22〜25それぞれの電圧に基づき検出回路50によって検出するため、液体11の残量を正確に測定することができる。
以上のような液体残量測定装置は、図3に示すような電子機器に備わっている。図3は電子機器の三面図である。図3において、図(a)が上面図であり、図(b)が正面図であり、図(c)が側面図である。
図3に示すように、この電子機器は、図4の発電装置60を内蔵した電子機器本体1と、この電子機器本体1に対して着脱可能な液体カートリッジ10とを具備する。ここで、液体カートリッジ10の液体容器12内に封入されている液体11は、燃料又は燃料と水の混合液である。燃料としてはメタノール、エタノール、ブタノールといったアルコール系の液体燃料を適用することができ、更には常温・常圧下で気体であるジメチルエーテル、イソブタン、天然ガスといった水素と炭素を構成元素とした燃料も適用することができる。即ち、液体容器12を燃料容器として用いる。
電子機器本体1は、主電源又は補助電源として発電装置60を用いたものであって、液体カートリッジ10の液体容器12に封入された液体11により発電を行ってその電気により動作するものである。
図3に示すように、電子機器本体1の内部には収納空間5が形成され、その収納空間5が電子機器本体1の上面にて開口し、収納空間5の開口が収納蓋6によって覆われている。この収納蓋6は開閉可能とされており、収納蓋6が開いた状態では液体容器12が収納空間5に対して着脱可能とされ、収納空間5に液体容器12が収納された状態で収納蓋6が閉じられると、送出口14が電子機器本体1に接続されて、液体容器12内の液体11が電子機器本体1に供給される。
また、図2に示した検出回路50は電子機器本体1に内蔵されているが、収納空間5に液体容器12が収納されると、帯状導体22の露出した端部がコンパレータCOM1のプラス入力端子に接続され、帯状導体23の露出した端部がコンパレータCOM2のプラス入力端子に接続され、帯状導体24の露出した端部がコンパレータCOM3のプラス入力端子に接続され、帯状導体25の露出した端部がコンパレータCOM4のプラス入力端子に接続され、帯状導体21の露出した端部が入力電圧V+の端子に接続される(図2を参照。)。
帯状導体22〜25はそれぞれのコンパレータCOM1〜COM4のプラス入力端子から切り離し可能とされ、帯状導体21も入力電圧V+の端子から切り離し可能とされ、液体容器12が電子機器本体1に対して着脱可能とされているから、電子機器本体1に装着された液体容器12内に封入された液体11がなくなったとき又は少なくなったときに、液体カートリッジ10を交換できるようになっている。
なお、図3(a)、(b)では液体カートリッジ10の液体容器12が収納空間5に収納された状態であるが、図3(c)では液体カートリッジ10の液体容器12が収納空間5から出された状態である。
上述したように、液体容器12から電子機器本体1に液体11が供給されるが、液体11によって発電を行う発電装置60が電子機器本体1に内蔵されている。
図4に示すように、発電装置60は、ポンプ61と、マイクロリアクタモジュール62と、燃料電池63と、発電電力計測回路64と、充電制御回路65と、バッテリー66と、DC/DCコンバータ67と、温度計測回路68と、制御部69と、ドライバ70〜72と、検出回路50とを備え、これらをモジュール化したものである。そして、マイクロリアクタモジュール62は、気化器81と、改質器82と、一酸化炭素除去器83と、薄膜ヒータ84〜86と、温度センサ87〜89とを備える。
制御部69は、CPU、RAM及びROMを有したマイクロコンピュータであり、発電装置60全体を制御する機能を有する。
ポンプ61は送出口14が電子機器本体1に接続された場合に液体容器12の送出口14を通じて液体容器12内の液体11を吸引し、吸引した液体11を気化器81に送液するものである。ポンプ61のオン・オフの制御、ポンプ61の送液量の制御は制御部69によってなされる。
気化器81には薄膜ヒータ84及び温度センサ87が設けられている。ドライバ72によって薄膜ヒータ84が駆動されることで、薄膜ヒータ84が発熱し、これにより、気化器81に供給された液体11が蒸発する。気化器81の温度は温度センサ87によって電気信号に変換され、温度センサ87によって変換された電気信号が温度計測回路68によってコード化され、気化器81の温度が制御部69にフィードバックされる。また、制御部69は、気化器81の測定温度に従ってドライバ72を介して薄膜ヒータ84の発熱量を制御する。
改質器82には薄膜ヒータ85、温度センサ88及び改質用触媒が設けられている。改質器82の温度は温度センサ88及び温度計測回路68によって制御部69にフィードバックされ、制御部69は改質器82の測定温度に従ってドライバ71を介して薄膜ヒータ85の発熱量を制御する。ドライバ71によって薄膜ヒータ85が発熱し、気化器81から供給された混合気が触媒と熱によって水蒸気改質反応を起こす。ここで、液体容器12の液体11がメタノールと水の混合液である場合には、改質器82において次のような反応が起きる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
2CH3OH+H2O→5H2+CO+CO2 …(2)
一酸化炭素除去器83には薄膜ヒータ86、温度センサ89及び選択酸化用触媒が設けられている。一酸化炭素除去器83の温度は温度センサ89及び温度計測回路68によって制御部69にフィードバックされ、制御部69は一酸化炭素除去器83の測定温度に従ってドライバ70を介して薄膜ヒータ86の発熱量を制御する。ドライバ72によって薄膜ヒータ84が発熱し、改質器82から供給された混合気のうち一酸化炭素が選択的に酸化される(化学反応式(3)を参照。)。なお、一酸化炭素除去器83の触媒が水性シフト反応用触媒であっても良いが、その場合一酸化炭素と水から水素と二酸化炭素が生成される(化学反応式(4)を参照。)。また、一酸化炭素除去器83の触媒を水性シフト反応用触媒と選択酸化用触媒を組み合わせても良い。一酸化炭素除去器83において選択酸化反応が起こるためには、改質器82からの混合気のほか空気も一酸化炭素除去器83に供給される。
2CO+O2→2CO2 …(3)
CO+H2O→H2+CO2 …(4)
燃料電池63は、例えば白金や白金−ルテニウム合金等の触媒を担持させた燃料極と、白金等の触媒を担持させた空気極と、燃料極と空気極との間に挟まれた固体高分子電解質膜とを備える。ここで、燃料極には、一酸化炭素除去器83から水素ガス(H2)等を含む生成ガスが供給され、空気極には、空気が供給されることにより、電気化学反応が進行して発電が行われる。具体的には、燃料極では化学反応式(5)に示すように水素イオンが生成され、水素イオンが固体電解質膜を透過して酸素極に至り、酸素極では化学反応式(6)に示すように水が生成される。
2→2H++2e- …(5)
2H++1/2O2+2e-→H2O …(6)
燃料電池63の発電電力が発電電力計測回路64によって計測され、その計測した発電電力が制御部69に出力され、制御部69はその計測発電電力に従ってポンプ61の流量を制御する。
充電制御回路65は、燃料電池63からバッテリー66又はDC/DCコンバータ67への電力供給をオン・オフしたり、ACアダプタ73からバッテリー66又はDC/DCコンバータ67への電力供給をオン・オフしたりする。充電制御回路65は制御部69によって制御される。
バッテリー66は、充電制御回路65から供給された電力を蓄電したり、蓄電した電力をDC/DCコンバータ67に供給したりする。
DC/DCコンバータ67は、バッテリー66及び充電制御回路65から供給された電力を所定の電圧に変換して、ドライバ70〜72及び電子機器本体1の各部に電力を供給する。
検出回路50から制御部69には、液体容器12内の液体11の残量を表す信号(表1の真理値表を参照。)が出力されるが、制御部69がその信号に従って報知装置を制御すると、報知装置によって残量が報知される。報知装置としては、LEDといった発光装置、液晶ディスプレイといった表示装置、スピーカといった電気音響変換器、バイブレータのうちの少なくとも1つを有する。
〔変形例1〕
図2、図4に示された検出回路50を図5に示すような検出回路50Aに代えても良い。図3に示すように、この検出回路50Aは、アナログマルチプレクサMPXと、コンパレータCOM20と、抵抗R20〜R23とを有する。
帯状導体21に入力電圧V+の端子に接続され、帯状導体21に入力電圧V+が印加される。
アナログマルチプレクサMPXは4チャンネルの入力端子を有し、第1の入力端子I1が帯状導体22に接続され、第2の入力端子I2が帯状導体23に接続され、第3の入力端子I3が帯状導体24に接続され、第4の入力端子I4が帯状導体25に接続されている。また、帯状導体22〜25はアナログマルチプレクサMPXの入力端子I1〜I4から切り離し可能とされ、帯状導体21も入力電圧V+の端子から切り離し可能とされている。
アナログマルチプレクサMPXの出力端子がコンパレータCOM20のプラス入力端子に接続され、4チャンネルの入力端子I1〜I4のうちアナログマルチプレクサMPXによって選択された入力端子の電圧がコンパレータCOM20のプラス入力端子に印加される。アナログマルチプレクサMPXは、図4に示された制御部69から入力した切替信号によって入力端子の選択を順次切り替える。
入力電圧V+の端子と接地との間には抵抗R20、抵抗R21が直列され、抵抗R21に入力電圧V+が印加されている。コンパレータCOM20のマイナス入力端子が抵抗R20を介して接地され、コンパレータCOM20のマイナス入力端子には抵抗R21を介して入力電圧V+が印加されている。そのため、コンパレータCOM20のマイナス入力端子に印加される基準電圧は、入力電圧V+よりも低い。コンパレータCOM20の出力端子は出力OUTに接続され、この出力端子には抵抗R22を介してロジック電圧VLが印加されている。
コンパレータCOM20は、プラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の基準電圧とを比較し、プラス入力端子の電圧がマイナス入力端子の基準電圧を超えている場合にはハイレベルの信号(ロジック電圧VL)を出力端子から出力し、そうでない場合にはローレベルの信号を出力端子から出力する。
検出回路50Aの動作の一例を図6のフローチャートにて示す。まず、制御部69から切替信号がアナログマルチプレクサMPXに出力され(ステップS1)、入力電圧V+が印加されると(ステップS3)、アナログマルチプレクサMPXによって第1の入力端子I1に切り替えられ(ステップS5)、コンパレータCOM20によってプラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の電圧とが比較される(ステップS7)。このとき、仕切材31が帯状導体22に接していない場合には、コンパレータCOM20から制御部69にローレベルの信号が出力され(ステップS7:No)、液体容器12内の液体11が満タンであると判定されて(ステップS27)、液体11の残量が制御部69から送信され(ステップS29)、入力電圧V+が切断される(ステップS31)。
一方、仕切材31が帯状導体22に接している場合には、コンパレータCOM20から制御部69にハイレベルの信号が出力される(ステップS7:Yes)。次に、制御部69から切替信号がアナログマルチプレクサMPXに出力されると(ステップS9)、アナログマルチプレクサMPXによって第2の入力端子I2に切り替えられ(ステップS11)、コンパレータCOM20によってプラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の電圧とが比較される(ステップS13)。
このとき、仕切材31が帯状導体22に接して帯状導体23に接していない場合には、コンパレータCOM20から制御部69への信号がハイレベルからローレベルに切り替わり(ステップS13:No)、液体容器12内の液体11が満タンよりも一段階減ったと判定され(ステップS27)、液体11の残量が制御部69から送信され(ステップS29)、入力電圧V+が切断される(ステップS31)。
一方、仕切材31が帯状導体23に接している場合には、コンパレータCOM20から制御部69にハイレベルの信号が出力される(ステップS13:Yes)。次に、制御部69から切替信号がアナログマルチプレクサMPXに出力されると(ステップS15)、アナログマルチプレクサMPXによって第3の入力端子I3に切り替えられ(ステップS17)、コンパレータCOM20によってプラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の電圧とが比較される(ステップS19)。
このとき、仕切材31が帯状導体23に接して帯状導体24に接していない場合には、コンパレータCOM20から制御部69への信号がハイレベルからローレベルに切り替わり(ステップS19:No)、液体容器12内の液体11が満タンよりも二段階減ったと判定され(ステップS27)、液体11の残量が制御部69から送信され(ステップS29)、入力電圧V+が切断される(ステップS31)。
一方、仕切材31が帯状導体24に接している場合には、コンパレータCOM20から制御部69にハイレベルの信号が出力される(ステップS19:Yes)。次に、制御部69から切替信号がアナログマルチプレクサMPXに出力されると(ステップS21)、アナログマルチプレクサMPXによって第4の入力端子I4に切り替えられ(ステップS23)、コンパレータCOM20によってプラス入力端子の電圧とマイナス入力端子の電圧とが比較される(ステップS25)。
このとき、仕切材31が帯状導体24に接して帯状導体25に接していない場合には、コンパレータCOM20から制御部69への信号がハイレベルからローレベルに切り替わり(ステップS25:No)、液体容器12内の液体11が満タンよりも三段階減ったと判定され(ステップS27)、液体11の残量が制御部69から送信され(ステップS29)、入力電圧V+が切断される(ステップS31)。仕切材31が帯状導体25に接している場合には、コンパレータCOM20から制御部69にハイレベルの信号が出力され(ステップS25:Yes)、液体容器12内の液体11が空又はほぼ空であると判定され(ステップS27)、液体11の残量が制御部69から送信され(ステップS29)、入力電圧V+が切断される(ステップS31)。
以上のようにアナログマルチプレクサMPXからコンパレータCOM20に出力される信号が第1の入力端子I1から第4の入力端子I4へと順に切り替わり、コンパレータCOM20の出力信号がハイレベルからローレベルに切り替わる時点を検出することによって液体容器12内の液体11の残量が検出される。
このようにアナログマルチプレクサMPXを用いれば、検出回路50Aには複数の入力があるが、検出回路50Aの出力を1つのコンパレータCOM20の出力にまとめることができる。
なお、アナログマルチプレクサMPXからコンパレータCOM20に出力される信号が第4の入力端子I4から第1の入力端子I1へと順に切り替える場合には、コンパレータCOM20の出力信号がローレベルからハイレベルに切り替わる時点を検出することによって液体容器12内の液体11の残量が検出される。
〔変形例2〕
図1に示された液体カートリッジ10を図7に示す液体カートリッジ10Aに代えても良い。図7(a)は液体カートリッジ10Aの端面の平面図であり、図7(b)は図7(a)の切断線B−Bに沿った面の矢視断面図である。図7に示された液体カートリッジ10Aと図1に示された液体カートリッジ10との間で互いに対応する部分は同一に設けられ、互いに対応する部分を同一の符号を付して説明する。
この液体カートリッジ10Aでは、液体容器12の内面に帯状導体21が設けられず、帯状導体22〜25の中では帯状導体22が最も長くなっている。帯状導体21の代わりに、電極41及びリード線42が備わっている。具体的には、通気口16が形成された端面の中央部に貫通孔が形成され、その貫通孔に電極41が嵌合し、電極41の一部が端面よりも外側に突出している。リード線42は通気口16側の領域内にあり、リード線42の一端が仕切材31に連結し、リード線42の他端が電極41に連結している。リード線42は可撓性とされ、リード線42の長さは液体容器12の一端面から他端面までの距離よりも長い。
仕切材31が通気口16寄りにある場合には、リード線42が弛んでいる。液体11の減少に伴い仕切材31が送出口14側の端面に近づくが、それに伴ってリード線42の弛みが解消されていく。
この液体カートリッジ10Aと図2の検出回路50を組み合わせると、帯状導体21の代わりに、電極41が入力電圧V+の端子に接続され、電極41がその端子に対して切り離し可能とされている。液体カートリッジ10Aと図5の検出回路50Aを組み合わせると、帯状導体21の代わりに、電極41が入力電圧V+の端子に接続され、電極41がその端子に対して切り離し可能とされている。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の改良及び設計の変更をおこなっても良い。
図1の場合には、5本の帯状導体21〜25を液体容器12内に設け、図7の場合には、4本の帯状導体22〜25を液体容器12内に設けたが、2本以上であれば帯状導体の数は限定されないが、複数の帯状導体の長さが互いに異なるようにする。ここで、帯状導体の数をM本とすると、図1のように電極41を設けない場合には、図2に示す検出回路50においてはコンパレータの数を(M−1)とし、最も長い帯状導体はコンパレータに接続せずに、入力電圧V+の端子に接続する。一方、図7のように電極41を設けた場合には、図2に示す検出回路50においてはコンパレータの数をMとする。
また、上記実施形態では、電子機器に1体の残量測定装置を用いて、液体11として水と燃料の混合液の残量を測定したが、2体の残量測定装置を用いて、一方の残量測定装置で水の残量を測定し、他方の残量測定装置で液体燃料の水を測定するようにしても良い。
また、上記実施形態では、残量測定装置で測定する液体11として水と燃料の混合液を例にして挙げたが、液体11はこれに限定するものではない。例えば、液体11としてインクの残量を残量測定装置で測定しても良いが、このような残量測定装置を搭載した電子機器として、インクで印刷を行うプリンタ(例えば、インクジェットプリンタ)に応用することができ、液体容器12内のインクをプリンタ本体のヘッド部分に供給するようにすれば良い。
さらに、上記各実施形態では、液体容器の形状を円柱状としたが、四角柱等の多角柱形状であってもよい。
また、上記各実施形態では、液体容器内において液体が減少する過程を用いて説明したが、液体容器に液体が例えばリフィルされるような場合の液体が増加する過程においても本発明を適用することができる。
また、発電装置60を搭載した電子機器としては、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、レジスタ、プロジェクタが挙げられる。
液体カートリッジ10の断面図及び底面図である。 検出回路50の回路図である。 電子機器の上面図、正面図及び側面図である。 発電装置60のブロック図である。 検出回路50Aの回路図である。 液体残量測定装置の動作の流れを示したチャート図である。 液体カートリッジ10Aの上面図及び断面図である。
符号の説明
1 電子機器本体
5 収納空間
6 収納蓋
10、10A 液体カートリッジ
11 液体
12 液体容器
14 送出口
16 通気口
21〜25 帯状導体
31 仕切材
41 電極
42 リード線
50、50A 検出回路
60 発電装置
61 ポンプ
62 マイクロリアクタモジュール
63 燃料電池
64 発電電力計測回路
65 充電制御回路
66 バッテリー
67 DC/DCコンバータ
68 温度計測回路
69 制御部
70〜72 ドライバ
81 気化器
82 改質器
83 一酸化炭素除去器
84〜86 薄膜ヒータ
87〜89 温度センサ
COM1〜COM4、COM20 コンパレータ
R1〜R10、R20〜R23 抵抗
MPX マルチプレクサ

Claims (13)

  1. 内部空間を有するとともに前記内部空間に通じる送出口と通気口とが形成され、液体を封入する液体容器と、
    前記液体容器内の前記液体の量に応じて変位する導電性の仕切材と、
    前記液体容器内にて前記送出口側から反対側に延在し、互いに離間して配置され、長さが異なる複数の導体と、
    前記仕切材との接触に応じた前記複数の導体の導通状態を検出する検出回路と、を備え、
    前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触するように設けられることで、前記液体容器の内部空間を前記液体が充填された前記送出口側の領域と、残りの領域である前記通気口側の領域とに仕切っていて、
    前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位し、
    前記送出口には、前記送出口が電子機器に接続された状態では開いた状態となり、前記送出口が電子機器から外れた状態では閉じた状態となる弁が設けられていることを特徴とする液体残量測定装置。
  2. 当該仕切材は、当該仕切材の前記送出口側の領域に接する領域が前記長手方向に対して直交した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位することを特徴とする請求項1に記載の液体残量測定装置。
  3. 前記仕切材は固体であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体残量測定装置。
  4. 前記仕切材の変位量が、前記液体容器内の液体の減少量に比例することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の液体残量測定装置。
  5. 前記複数の導体が前記検出回路に対して切り離し可能とされていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の液体残量測定装置。
  6. 前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較する複数のコンパレータを有し、
    前記複数の導体のうち最も長い導体に入力電圧が印加され、別の導体が前記複数のコンパレータの一方の入力端子にそれぞれ接続され、前記複数のコンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の液体残量測定装置。
  7. 前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較するコンパレータと、前記複数の導体のうち最も長い導体を除く導体に複数の入力端子をそれぞれ接続し、出力端子を前記コンパレータの一方の入力端子に接続したマルチプレクサと、を備え、
    前記複数の導体のうち最も長い導体に入力電圧が印加され、前記コンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の液体残量測定装置。
  8. 前記液体容器を前記送出側の領域とは反対側の領域へ貫通して設けられ、前記検出回路に接続される電極と、前記電極と前記仕切材に連結した可撓性のリード線と、を更に備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の液体残量測定装置。
  9. 前記電極が前記検出回路に対して切り離し可能とされていることを特徴とする請求項に記載の液体残量測定装置。
  10. 前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較する複数のコンパレータを有し、
    前記複数の導体が前記複数のコンパレータの一方の入力端子にそれぞれ接続され、前記電極に入力電圧が印加され、前記複数のコンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることを特徴とする請求項8又は9に記載の液体残量測定装置。
  11. 前記検出回路が、2つの入力端子の電圧を比較するコンパレータと、前記複数の導体に複数の入力端子をそれぞれ接続し、出力端子を前記コンパレータの一方の入力端子に接続したマルチプレクサと、を備え、
    前記電極に入力電圧が印加され、前記コンパレータの他方の入力端子に基準電圧が印加されることを特徴とする請求項8又は9に記載の液体残量測定装置。
  12. 内部空間及びその内部空間に通じる送出口と通気口とが形成された液体を封入する液体容器内に前記液体の量に応じて変位する導電性の仕切材を収容し、
    互いに長さが異なる複数の導体を前記液体容器内にて前記送出口側から反対側に、互いに離間するように延在させ、
    前記仕切材との接触に応じた前記複数の導体の導通状態を検出回路にて検出して、
    前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触するように設けられることで、前記液体容器の内部空間を前記液体が充填された前記送出口側の領域と、残りの領域である前記通気口側の領域とに仕切っていて、
    前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位し、
    前記送出口には、前記送出口が電子機器に接続された状態では開いた状態となり、前記送出口が電子機器から外れた状態では閉じた状態となる弁が設けられていることを特徴とする液体残量測定方法。
  13. 内部空間を有するとともに前記内部空間に通じる送出口と通気口とが形成された液体を封入する液体容器と、
    前記液体容器内の前記液体の量に応じて変位する導電性の仕切材と、
    前記液体容器内にて前記送出口側から反対側に延在し、互いに離間して配置され、長さが異なる複数の導体と、
    前記液体容器を着脱可能とし、前記液体容器を装着した場合に前記送出口に接続される電子機器本体と、
    前記電子機器本体に設けられ、前記液体容器を前記電子機器本体に装着した場合に前記複数の導体に接続される検出回路と、を備え、
    前記仕切材との接触に応じた前記複数の導体の導通状態を前記検出回路にて検出して、
    前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触するように設けられることで、前記液体容器の内部空間を前記液体が充填された前記送出口側の領域と、残りの領域である前記通気口側の領域とに仕切っていて、
    前記仕切材は、当該仕切材の縁全体が前記液体容器の内面に接触した状態で、当該液体容器の長手方向に沿って変位し、
    前記送出口には、前記送出口が電子機器に接続された状態では開いた状態となり、前記送出口が電子機器から外れた状態では閉じた状態となる弁が設けられていることを特徴とする電子機器。
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