JP4876506B2 - セルフチェックアウト用レジ - Google Patents
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Description
一方、後者の顧客が操作するセルフチェックアウト用レジは、顧客による誤操作や不正な商品登録が行われることを未然に防止する必要があり、例えば特許文献1に開示されているような技術が開発されている。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、乗算個数登録における誤操作を低減することが可能なセルフチェックアウト用レジを提供することにある。
また、請求項5に記載の発明によれば、乗算個数登録の際に入力された数値を用いることで上述した重量データの増減量を正しく計算しているので、エラーを発生させることなく重量チェックが可能となり、不正のない正しい商品登録ができるようになる。
図1は、本発明の一実施形態によるセルフチェックアウト用レジの概略構成図である。同図において、セルフチェックアウト用レジ1は、商品あるいは商品に貼付されたラベルに印刷されたバーコードを読み取るバーコードスキャナ10と、タッチパネル、レシートプリンタ、カードリーダ等を有するコンソール12と、第1計量部14と、第2計量部16とから構成されており、これら各部はカウンタ2上に設けられている。
ここで、顧客が第1カゴ3から商品登録のために商品を1つ取り出しバーコードスキャナ10で読み取りを行うと、第1計量部14の重量データの減少値がRAM20(後述)に一時記憶される。また、顧客が上記読み取り後の商品を第2カゴ4に置くと、第2計量部16の重量データの増加値が同様にRAM20に一時記憶される。そして、当該減少値と増加値とが比較されて、両者の値が等しい場合には正しい商品登録であるとの判断がなされ、一方、両者の値が異なっている場合にはエラーが報知され、このような処理によって顧客の商品登録の操作において不正があったかどうかが検知されるようになっている。
顧客は、本セルフチェックアウト用レジ1を操作して買上げ商品の商品登録を行い、コンソール12のレシート発行口(図示せず)から発行されたレシートを持って会計カウンタ(図示せず)へ行き、店員にそのレシートを見せて代金の支払いを行う。
ここで、交信部24は、ホストコンピュータ(図示せず)との間で通信を行い、次に述べる商品ファイルの更新や、顧客が登録した実績データの送信などを行うためのものである。また、カードリーダ123は、顧客のメンバーズカードから顧客情報を読み取るための磁気カード(またはICカード)読取装置である。
ここで、セットマッチファイルに記憶されている商品は複数個同時に購入することが前提となっているものであることから、当該商品については商品ファイルにおいて上記のフラグが“1”に設定されているものとする(例えば上記例の商品「AAA」)。
なお、後述するように小売店の非会員に対しては乗算個数登録が許可されないが、セットマッチファイルに設定された割引価格は適用される。この場合、例えばPLU番号00000001の商品を複数個購入する際に、非会員はバーコードスキャナ10に商品を1つずつ読み取らせていき、読み取り個数が3個になった時点でその合計金額が500円として登録が行われることになる。
まず、顧客が購入を希望する商品を入れた第1カゴ3を第1計量部14に載置し、タッチパネル121に表示されている「登録開始ボタン」にタッチすると、チェックアウトの処理が開始される(ステップS100)。そして、タッチパネル121には、顧客に当該小売店の会員か非会員かを選択させるメッセージとボタンが表示され、会員非会員の識別が行われる(ステップS101)。すなわち、顧客が「会員」のボタンにタッチすると、タッチパネルに121はさらにメンバーズカードをカードリーダ123に挿入するよう促すメッセージが表示され、挿入されたカードから顧客情報が読み取られる。一方顧客が「非会員」のボタンにタッチした場合はそのまま次のステップに処理が移る。
一方、顧客が「非会員」と識別された場合(ステップS105で“No”)またはフラグの値が“0”である場合(ステップS104で“No”)には、乗算個数登録の画面は表示されず、顧客は商品を1つずつバーコードスキャナ10で読み取らせていくことになる。したがって、商品「AAA」についてはフラグ値が“1”であるが、非会員の場合には購入しようとしている当該商品3個を1つずつ計3回、バーコードスキャナ10に読み取らせる操作が必要になり、商品「BBB」についてはフラグ値が“0”であって乗算個数登録が禁止されているので、買上げ個数と同じ回数分だけ当該商品をバーコードスキャナ10に読み取らせる操作が必要である。ただし、前述のようにセットマッチファイルに設定された割引価格は非会員にも適用される。すなわち、バーコードスキャナ10で商品「AAA」を1つ読み取る度にセットマッチファイルのカウンタは1つカウントアップしていき、カウンタの値が「3」になるとその分については割引価格の500円が適用されて小計金額が算出される。
例えば、会員非会員を区別することなく、フラグ値“1”の商品(乗算個数登録が許可される商品)が登録される場合は常に乗算個数登録が行われるよう、必ずステップS106、S107が実行されるようにしてもよい。
Claims (5)
- 顧客の操作により買上げ商品の商品登録を行い、その合計金額を算出するセルフチェックアウト用レジにおいて、
同一商品の買上げ個数を顧客に入力させることを許可若しくは禁止するためのフラグや商品単価等が商品毎に定義された商品ファイルを記憶する記憶部と、
買上げ商品に付された商品コード等の商品情報を読み取るスキャナと、
前記読み取りに係る商品のフラグを前記商品ファイルから呼び出して、該フラグが「許可」である場合に、買上げ個数を入力するための表示を表示部に行わせる制御手段と、
前記入力された買上げ個数と前記商品ファイルから読み出された商品単価とに基づいて、該商品の金額を算出する演算手段と、
を備えることを特徴とするセルフチェックアウト用レジ。 - 同一商品の複数個を1単位として価格が設定された商品についてのみ、前記商品ファイルにおけるフラグが「許可」に設定されている
ことを特徴とする請求項1に記載のセルフチェックアウト用レジ。 - 顧客が会員か非会員かを識別する識別手段をさらに備え、
前記制御手段は、顧客が会員である場合にのみ、前記「許可」のフラグを有効なものとして処理する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセルフチェックアウト用レジ。 - 前記スキャナの上流側に登録前の買上げ商品を載置する第1の計量部、下流側に該スキャナで登録された買上げ商品を載置する第2の計量部を有し、
前記フラグが「不許可」の商品については、前記第1の計量部から商品登録のために商品が1つ取り出されることで減少した該第1の計量部の重量データと、前記第2の計量部に前記取り出された商品が載置されることで増加した該第2の計量部の重量データとを比較することによって、顧客による商品登録の不正を判断し、
前記フラグが「許可」の商品については、前記判断を無効とする
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のセルフチェックアウト用レジ。 - 前記スキャナの上流側に登録前の買上げ商品を載置する第1の計量部、下流側に該スキャナで登録された買上げ商品を載置する第2の計量部を有し、
前記フラグが「許可」の商品について、前記第1の計量部から商品登録のために商品が1つ取り出されることで減少した該第1の計量部の重量データに、前記入力部に入力された買上げ個数を乗じた重量データと、前記第2の計量部の重量データの増加量とを比較することによって、顧客による商品登録の不正を判断する
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のセルフチェックアウト用レジ。
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