JP4876124B2 - 移動体端末の移動速度検出装置 - Google Patents

移動体端末の移動速度検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4876124B2
JP4876124B2 JP2008509913A JP2008509913A JP4876124B2 JP 4876124 B2 JP4876124 B2 JP 4876124B2 JP 2008509913 A JP2008509913 A JP 2008509913A JP 2008509913 A JP2008509913 A JP 2008509913A JP 4876124 B2 JP4876124 B2 JP 4876124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
maximum doppler
moving speed
frequency band
pilot signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008509913A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2007117026A1 (ja
Inventor
章範 大橋
和明 石岡
卓哉 坂石
晋介 宇賀
博雄 大森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2008509913A priority Critical patent/JP4876124B2/ja
Publication of JPWO2007117026A1 publication Critical patent/JPWO2007117026A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4876124B2 publication Critical patent/JP4876124B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S11/00Systems for determining distance or velocity not using reflection or reradiation
    • G01S11/02Systems for determining distance or velocity not using reflection or reradiation using radio waves
    • G01S11/10Systems for determining distance or velocity not using reflection or reradiation using radio waves using Doppler effect
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W24/00Supervisory, monitoring or testing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/08Access restriction or access information delivery, e.g. discovery data delivery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/16Discovering, processing access restriction or access information

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Radar, Positioning & Navigation (AREA)
  • Remote Sensing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

この発明は、基地局から送信された受信信号より、当該移動体端末の移動速度を検出する移動体端末の移動速度検出装置に関するものである。
従来の移動体端末の移動速度検出装置としては、受信信号よりパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、抽出されたパイロット信号に応じて高速フーリエ変換を行う周波数解析部と、高速フーリエ変換後のサンプルデータに基づいて最大ドップラー周波数を推定する最大ドップラー周波数推定部と、推定された最大ドップラー周波数と搬送波周波数とから移動速度を算出する移動速度算出部とにより構成されるものがある。
また、その最大ドップラー周波数推定部は、パイロット信号に応じた高速フーリエ変換後のサンプルデータに基づいて、周波数軸上においてパイロット信号の電力値が極大となる周波数を検出し、最大ドップラー周波数を推定するものであるが、高速フーリエ変換後のサンプルデータに対して微分処理を行う微分回路と、その微分回路の出力より最小値を検出し、最大ドップラー周波数を推定する最小値検出部とを備えたものである(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−140232号公報
従来の移動体端末の移動速度検出装置は以上のように構成されているので、周波数解析部において、パイロット信号に応じて高速フーリエ変換を行う。これは、周波数解析を行う手段の一つではある。また、移動体端末の移動速度検出装置では、一般に消費電力や回路規模等の理由から、できる限り少ない演算量で実現することが望まれる。しかしながら、高速フーリエ変換を行うことにより、演算量が増加してしまうなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、少ない演算量で周波数解析し、移動速度を検出する移動体端末の移動速度検出装置を得ることを目的とする。
一実施例による移動体端末の移動速度検出装置は、
基地局から送信された受信信号よりパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
オクターブ分割フィルタバンクにより構成され、上記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号に応じた周波数帯域毎の電力値を算出する周波数解析部と、
上記周波数解析部により算出された周波数帯域毎の電力値に基づいて最大ドップラー周波数を推定する最大ドップラー周波数推定部と、
上記最大ドップラー周波数推定部により推定された最大ドップラー周波数と上記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号のキャリア周波数とから移動速度を算出する移動速度算出部と
を備え、上記最大ドップラー周波数推定部は、高周波数帯域を干渉成分とし、該干渉成分に応じて低周波数帯域の電力値を補正する、移動体端末の移動速度検出装置である。

この発明によれば、周波数解析部にオクターブ分割フィルタバンクを用いることにより、少ない演算量で周波数解析し、移動速度を検出することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図である。 周波数解析部において8つの帯域にオクターブ分割した時の例を示す説明図である。 オクターブ分割に対応するフィルタバンクを示す構成図である。 HPFとLPFの具体例を示す構成図である。 最大ドップラー周波数を算出のための周波数帯域の選択例を示すグラフ図である。 最大ドップラー周波数推定部の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態3による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態4による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図である。 最大ドップラー周波数推定部の処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図である。 クリップ付きフィルタの詳細を示す構成図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図であり、図において、パイロット信号抽出部1は、基地局から送信された受信信号よりパイロット信号を抽出するものである。周波数解析部2は、オクターブ分割フィルタバンクを用いることにより、抽出されたパイロット信号を所定の周波数帯域に分割し、周波数帯域毎の電力値を算出するものである。最大ドップラー周波数推定部3は、算出された周波数帯域毎の電力値より、最大ドップラー周波数を推定するものである。移動速度算出部4は、推定された最大ドップラー周波数と受信信号のキャリア周波数とにより、移動速度を算出するものである。
次に動作について説明する。
図1において、パイロット信号抽出部1は、基地局から送信された受信信号よりパイロット信号を抽出する。
周波数解析部2は、パイロット信号をオクターブ分割するフィルタバンクと、分割した周波数帯域毎の電力値を算出する電力算出部とから構成される。周波数解析部2では、パイロット信号をオクターブ分割し、各周波数帯域の電力値を算出する。
図2は周波数解析部において8つの帯域にオクターブ分割した時の例を示す説明図であり、図2に示した例では、オクターブ分割される周波数帯域は3.75(kHz)までである。また、この例では搬送波周波数fc=2.174(GHz)としているため、移動速度v(m/s)がv=c×fd/fcにより求められることから、最大移動速度1863(km/h)まで検出することが可能となる。但し、光速c=3.0×108(m/s)、最大ドップラー周波数 fd(Hz)、搬送波周波数fc(Hz)である。
図3はオクターブ分割に対応するフィルタバンクを示す構成図であり、図において、周波数解析部2におけるオクターブ分割フィルタバンクは、次のハイパスフィルタ(HPF)21と、1次のローパスフィルタ(LPF)22により構成される。HPF/LPFを、図3に示したようにツリー状に繋ぐことにより、オクターブ分割フィルタバンクを実現する。周波数解析部2では、オクターブ分割フィルタバンクにおいて、パイロット信号を所定の周波数帯域に分割し、電力算出部23において周波数帯域毎の電力値を算出した後、正規化処理部24において周波数帯域毎に帯域を合わせるための正規化処理を行う。図3に示した(1)〜(8)は、図2に示した(1)〜(8)の周波数帯域と対応しており、算出した周波数帯域毎の電力値は、最大ドップラー周波数推定部3へと出力される。
図4はHPFとLPFの具体例を示す構成図であり、図において、この例では処理量を削減するため、1次のハイパスフィルタ(HPF)21および1次のローパスフィルタ(LPF)22は、入力を分岐した一方の経路に設けられた蓄積要素25と、両経路に設けられ、それぞれの経路のレート1/2にするダウンサンプラ26と、両経路に設けられ、他方の経路の値から本経路の値を加減算する加算器27とにより構成されている。
最大ドップラー周波数推定部3では、周波数解析部2で得られた周波数帯域毎の電力値から最大ドップラー周波数を推定する。
最大ドップラー周波数推定部3は、複数の周波数帯域を選択した後、候補となる最大ドップラー周波数を計算し、計算した周波数が条件に合うまで順次チェックを行うものである。また、複数の周波数帯域を選択する時、ライスフェージング環境における直接波の影響を抑圧するため、高い周波数帯域から順次選択することにより、より正確に最大ドップラー周波数を推定することが可能となる。
図5は最大ドップラー周波数を算出のための周波数帯域の選択例を示すグラフ図であり、図において、(1)〜(8)の周波数帯域にパイロット信号を周波数分割した場合において、(1)〜(8)の中から、(4)〜(6)の周波数帯域を選択した例である。複数の周波数帯域を選択後、各周波数帯域の電力値から候補となる最大ドップラー周波数を求める。候補となる最大ドップラー周波数を求める方法として、例えば、各周波数帯域の電力値を重みとした重心点を求め、この重心点を最大ドップラー周波数の候補とする方法が挙げられる。この時求めた周波数が選択した周波数帯域内に無ければ、異なる帯域を選択して再度計算する。
図6は最大ドップラー周波数推定部の処理を示すフローチャートであり、最大ドップラー周波数推定部3において、以下に示す(ST1)〜(ST3)の処理を行う。
(ST1)複数の周波数帯域を選択する。例えば、高い周波数の帯域から順に3つの帯域を選択する。
(ST2)候補となる最大ドップラー周波数を計算する。
(ST3)計算した周波数が選択帯域内であれば、最大ドップラー周波数とする。また、選択帯域内でなければ、(ST1)へ戻り、周波数の低い帯域を再選択する。
移動速度算出部4では、最大ドップラー周波数推定部3において推定した最大ドップラー周波数と、パイロット信号抽出部1において抽出されたパイロット信号の搬送波周波数を用いて、移動速度を算出する。移動速度算出部4は、移動速度v(m/s)、光速c=3.0×108(m/s)、最大ドップラー周波数 fd(Hz)、搬送波周波数fc(Hz)とした時、以下の式より移動速度を算出する。
v=c×fd/fc
以上のように、この実施の形態1によれば、周波数解析部2にオクターブ分割フィルタバンクを用いることにより、少ない演算量で周波数解析し、移動速度を検出することができる。
また、最大ドップラー周波数推定部3において、高い周波数帯域の電力値から順次選択することにより、ライスフェージング環境における直接波の影響を抑圧し、より正確な最大ドップラー周波数を推定することができる。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図であり、図において、CDMA移動機端末において、マルチパス検出機能を用いることにより、パイロット信号抽出部1は、パス毎、あるいはアンテナ毎に受信信号よりパイロット信号を抽出し、周波数解析部2は、パス毎、あるいはアンテナ毎にパイロット信号抽出部1により抽出されたパイロット信号に応じた周波数帯域毎の電力値を算出し、電力合成部5は、それら算出された電力値を周波数帯域毎に合成するものである。図7に示した構成例では、フィンガ数8、アンテナ数2としたものであり、その他の構成については図1と同様である。
次に動作について説明する。
図1において、パイロット信号抽出部1は、パス毎、アンテナ毎に受信信号からパイロット信号を抽出し、周波数解析部2は、パス毎、アンテナ毎に抽出したパイロット信号に対して、それぞれオクターブ分割フィルタバンクを用いて周波数帯域を分割し、各周波数帯域の電力値を算出する。電力合成部5は、求めた電力値を周波数帯域毎に合成する。最大ドップラー周波数推定部3は、各周波数帯域の電力から最大ドップラー周波数を推定し、移動速度算出部4は、推定した最大ドップラー周波数と搬送波周波数とから移動速度を検出する。
以上のように、この実施の形態2によれば、CDMA移動体端末の場合、パイロット信号抽出部1において、パス毎、あるいはアンテナ毎に受信信号よりパイロット信号を抽出し、周波数解析部2において、パス毎、あるいはアンテナ毎にパイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号に応じた周波数帯域毎の電力値を算出し、電力合成部5において、周波数帯域毎に合成することにより、各周波数帯域の電力値をより正確に求めることができる。
実施の形態3.
図8はこの発明の実施の形態3による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図であり、図の最大ドップラー周波数推定部3において、低周波数抑圧処理部31は、前処理として高周波数帯域に対して低周波数抑圧処理を行うものであり、最大ドップラー周波数算出部32は、上記実施の形態1における最大ドップラー周波数推定部3と同様の処理を行うものである。その他の構成については図1と同様である。
次に動作について説明する。
図8において、最大ドップラー周波数推定部3は、低周波数抑圧処理部31と、最大ドップラー周波数算出部32とにより構成される。低周波数抑圧処理部31は、低い周波数帯域による高い周波数帯域への漏洩を抑圧するものである。この低い周波数帯域による高い周波数帯域への漏洩は、周波数解析部2においてHPF/LPFを用いることにより、周波数帯域を正確に分割できずに生じたものである。低周波数抑圧処理を行うことにより、周波数帯域毎の電力値を正確に求めることができ、最大ドップラー周波数を適切に推定することが可能となる。最大ドップラー周波数算出部32は、上記実施の形態1における最大ドップラー周波数推定部3と同様の処理を行うものである。
以上のように、この実施の形態3によれば、最大ドップラー周波数推定部3において、前処理として高周波数帯域に対して低周波数抑圧処理を行うことにより、低周波数帯域による高周波数帯域への漏れ込みを抑圧し、パイロット信号に応じた各周波数帯域毎の電力値をより正確に求めることができる。
実施の形態4.
図9はこの発明の実施の形態4による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図であり、図の最大ドップラー周波数推定部3において、電力値補正部33は、高周波数帯域を干渉成分とし、その干渉成分に応じて低周波数帯域の電力値を補正するものであり、最大ドップラー周波数算出部32は、上記実施の形態1における最大ドップラー周波数推定部3と同様の処理を行うものである。その他の構成については図1と同様である。
次に動作について説明する。
図9において、最大ドップラー周波数推定部3は、電力値補正部33と、最大ドップラー周波数算出部32とにより構成される。電力値補正部33は、最も高い周波数成分を干渉電力と見なし、他の周波数帯域における電力値を補正するものである。最も高い周波数成分を干渉電力とする理由は、周波数解析部2において分割する周波数帯域が、予想されるドップラーシフトに比べて広帯域であることから、最も高い周波数帯域にドップラーシフトすることは殆どないと考えられるためである。図2におけるオクターブ分割する周波数帯域の例では、最も高い周波数帯域にドップラーシフトするためには、931.5〜1863(km/h)の範囲で移動する必要があり、移動機端末に速度検出装置を搭載する場合ではこのような移動速度は殆どないと考えられる。電力値補正処理を行うことにより、周波数帯域毎の電力値を正確に求めることができ、最大ドップラー周波数を適切に推定することが可能となる。最大ドップラー周波数算出部32は、上記実施の形態1における最大ドップラー周波数推定部3と同様の処理を行うものである。
以上のように、この実施の形態4によれば、最大ドップラー周波数推定部3において、高周波数帯域を干渉成分とし、その干渉成分に応じて低周波数帯域の電力値を補正することにより、パイロット信号に応じた各周波数帯域の電力値をより正確に求めることができる。
実施の形態5.
この実施の形態5における最大ドップラー周波数推定部3では、複数の周波数帯域を選択した後に、それら選択した周波数帯域の品質情報を算出し、その品質情報に対して最大ドップラー周波数の算出可否の閾値判定するものである。その他の構成については図1と同様である。
次に動作について説明する。
図10は最大ドップラー周波数推定部の処理を示すフローチャートであり、最大ドップラー周波数推定部3において、以下に示す(ST1)〜(ST5)の処理を行う。
(ST1)複数の周波数帯域を選択する。例えば、高い周波数の帯域から順に3つの帯域を選択する。
(ST4)選択した周波数帯域に応じた品質情報を計算する。例えば、品質情報として、選択した周波数帯域の信号電力対干渉電力比(SIR)や、選択帯域電力対全電力比等を計算する。
(ST5)求められた品質情報と予め設定された閾値とを比較し、求められた品質情報が予め設定された閾値以上であれば(ST2)へ、求められた品質情報が予め設定された閾値未満であれば(ST1)へ戻り、異なる周波数帯域を再選択する。
(ST2)候補となる最大ドップラー周波数を計算する。
(ST3)計算した周波数が選択帯域内であれば、最大ドップラー周波数とする。また、選択帯域内でなければ、(ST1)へ戻り、周波数の低い帯域を再選択する。
以上のように、この実施の形態5によれば、最大ドップラー周波数推定部3において、選択した周波数帯域の品質情報を算出し、その品質情報に対して最大ドップラー周波数の算出可否の閾値判定をすることにより、より正確な最大ドップラー周波数を推定することができる。
実施の形態6.
図11はこの発明の実施の形態6による移動体端末の移動速度検出装置を示す構成図であり、図において、クリップ付きフィルタ6は、移動速度算出部4により算出された移動速度に対して逐次的に適切な推定を行うものである。その他の構成については図1と同様である。
次に動作について説明する。
図11において、クリップ付きフィルタ6は、検出速度の度数分布から予想される適切な推定値へ、逐次的に収束するように動作するものである。
図12はクリップ付きフィルタの詳細を示す構成図であり、このような処理を簡易的、逐次的に行うクリップ付きフィルタ(非線形IIRフィルタ)の構成例である。
図12に示したクリップ付きフィルタ6は、最大速度クリップ処理部61と、加速度クリップ処理部62と、蓄積素子63と、加算器64,66と、乗算器65とにより構成される。
最大速度クリップ処理部61では、入力値である検出速度が所定の値以上である場合、所定の値でクリッピング処理を行うものである。加速度クリップ処理部62では、加速度クリップ処理部62への入力値xに対してフィルタ関数f(x)を適用することにより、加速度クリップ処理を行うものである。
ここで、フィルタ関数f(x)は、以下のように定義される。
Figure 0004876124
C1:最大加速度(正の最大加速度)
C2:最小加速度(負の最大加速度)
蓄積素子63では、逐次的にフィルタ出力を蓄積するものである。
以下に、フィルタリング処理の流れを示す。
1.最大速度クリップ処理
最大速度クリップ処理部61では、フィルタ入力値である検出速度に対して、所定の最大速度以上の速度検出結果に対し、クリップ処理を行う。
2.加速度算出
加算器64では、最大速度クリップ処理部61による処理後の結果と、蓄積素子63からの前回のフィルタ出力結果との差分を取り、加速度を算出する。
3.フィルタ係数演算
加算器64により求められた加速度に対して、乗算器65では、フィルタ係数Kを乗算する。
4.加速度クリップ処理
加速度クリップ処理部62では、乗算器65による計算結果が、所定の最大加速度もしくは最小加速度を超える場合は、それぞれの値でクリップ処理を行う。
5.フィルタ値の更新
加算器66では、加速度クリップ処理部62による処理後の加速度と、蓄積素子63からの前回のフィルタ出力値とを加算し、その結果をフィルタ値として蓄積素子63の値を更新すると同時に、フィルタ出力結果とする。
以上のように、この実施の形態6によれば、移動速度算出部4により算出された移動速度に対して逐次的に適切な推定を行うクリップ付きフィルタ6を備えたことにより、検出した移動速度の精度を向上することができる。
以上のように、この発明に係る移動速度検出装置は、周波数解析部にオクターブ分割フィルタバンクを用いることにより、少ない演算量で周波数解析することができるので、基地局から送信された受信信号より移動速度を検出するCDMA移動体端末の移動速度検出装置などに用いるのに適している。

Claims (6)

  1. 基地局から送信された受信信号よりパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    オクターブ分割フィルタバンクにより構成され、上記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号に応じた周波数帯域毎の電力値を算出する周波数解析部と、
    上記周波数解析部により算出された周波数帯域毎の電力値に基づいて最大ドップラー周波数を推定する最大ドップラー周波数推定部と、
    上記最大ドップラー周波数推定部により推定された最大ドップラー周波数と上記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号のキャリア周波数とから移動速度を算出する移動速度算出部と
    を備え、上記最大ドップラー周波数推定部は、高周波数帯域を干渉成分とし、該干渉成分に応じて低周波数帯域の電力値を補正する、移動体端末の移動速度検出装置。
  2. 上記パイロット信号抽出部は、
    パス毎、あるいはアンテナ毎に受信信号よりパイロット信号を抽出し、
    上記周波数解析部は、
    パス毎、あるいはアンテナ毎に上記パイロット信号抽出部により抽出されたパイロット信号に応じた周波数帯域毎の電力値を算出し、それら算出された電力値を周波数帯域毎に合成することを特徴とする請求項1記載の移動体端末の移動速度検出装置。
  3. 上記最大ドップラー周波数推定部は、
    前処理として高周波数帯域に対して低周波数抑圧処理を行うことを特徴とする請求項1記載の移動体端末の移動速度検出装置。
  4. 上記最大ドップラー周波数推定部は、
    上記周波数解析部により算出された周波数帯域毎の電力値のうち、高い周波数帯域の電力値から順次選択して最大ドップラー周波数を推定することを特徴とする請求項1記載の移動体端末の移動速度検出装置。
  5. 上記最大ドップラー周波数推定部は、
    上記周波数解析部により周波数帯域毎に電力値が算出された複数の周波数帯域の中から選択した周波数帯域の品質情報を算出し、品質情報に対して最大ドップラー周波数の算出可否の閾値判定することを特徴とする請求項1記載の移動体端末の移動速度検出装置。
  6. 上記移動速度算出部により算出された移動速度に対して逐次的に適切な推定を行うクリップ付きフィルタを備えたことを特徴とする請求項1記載の移動体端末の移動速度検出装置。
JP2008509913A 2006-04-11 2007-04-11 移動体端末の移動速度検出装置 Active JP4876124B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008509913A JP4876124B2 (ja) 2006-04-11 2007-04-11 移動体端末の移動速度検出装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006108885 2006-04-11
JP2006108885 2006-04-11
PCT/JP2007/057997 WO2007117026A1 (ja) 2006-04-11 2007-04-11 移動体端末の移動速度検出装置
JP2008509913A JP4876124B2 (ja) 2006-04-11 2007-04-11 移動体端末の移動速度検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2007117026A1 JPWO2007117026A1 (ja) 2009-08-27
JP4876124B2 true JP4876124B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=38581295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008509913A Active JP4876124B2 (ja) 2006-04-11 2007-04-11 移動体端末の移動速度検出装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4876124B2 (ja)
WO (1) WO2007117026A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6180496B2 (ja) * 2015-12-18 2017-08-16 ソフトバンク株式会社 端末速度推定方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07140232A (ja) * 1993-11-19 1995-06-02 Nippon Motorola Ltd 受信装置を搭載した移動体の移動速度検出装置
JPH0983270A (ja) * 1995-09-13 1997-03-28 Nec Corp 帯域分割増幅回路
JP2000049689A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Ntt Mobil Communication Network Inc 干渉信号電力測定方法
JP2001504670A (ja) * 1996-11-27 2001-04-03 テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) セルラー通信システムにおける移動局の速度推定方法
JP2002141836A (ja) * 2000-08-31 2002-05-17 Alcatel 速度推定器を使用する移動無線通信ユニット用の受信装置
JP2005083833A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Toshiba Corp レーダ信号処理装置
JP2005099017A (ja) * 2003-09-16 2005-04-14 Samsung Electronics Co Ltd 移動通信システムで移動端末の速度推定装置及び方法
JP2007043500A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsubishi Electric Corp 自動周波数制御装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63204179A (ja) * 1987-02-18 1988-08-23 Sumitomo Electric Ind Ltd ドツプラシフト検出方式
JP3003533B2 (ja) * 1995-01-18 2000-01-31 三菱自動車工業株式会社 車両の加速スリップ制御装置
JP2001237740A (ja) * 2000-02-24 2001-08-31 Toshiba Corp 移動無線機及び移動無線機におけるパスサーチ回路
DE60335496D1 (de) * 2003-01-30 2011-02-03 Fujitsu Ltd Fading-frequenzschätzvorrichtung
JP2005020453A (ja) * 2003-06-26 2005-01-20 Mitsubishi Electric Corp 送信装置
JP3769654B2 (ja) * 2003-07-16 2006-04-26 海洋電子工業株式会社 周波数解析装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07140232A (ja) * 1993-11-19 1995-06-02 Nippon Motorola Ltd 受信装置を搭載した移動体の移動速度検出装置
JPH0983270A (ja) * 1995-09-13 1997-03-28 Nec Corp 帯域分割増幅回路
JP2001504670A (ja) * 1996-11-27 2001-04-03 テレフオンアクチーボラゲツト エル エム エリクソン(パブル) セルラー通信システムにおける移動局の速度推定方法
JP2000049689A (ja) * 1998-07-30 2000-02-18 Ntt Mobil Communication Network Inc 干渉信号電力測定方法
JP2002141836A (ja) * 2000-08-31 2002-05-17 Alcatel 速度推定器を使用する移動無線通信ユニット用の受信装置
JP2005083833A (ja) * 2003-09-05 2005-03-31 Toshiba Corp レーダ信号処理装置
JP2005099017A (ja) * 2003-09-16 2005-04-14 Samsung Electronics Co Ltd 移動通信システムで移動端末の速度推定装置及び方法
JP2007043500A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Mitsubishi Electric Corp 自動周波数制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2007117026A1 (ja) 2007-10-18
JPWO2007117026A1 (ja) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1093341C (zh) 多级干扰消除器及该干扰消除器中的实验判定方法
JP4130532B2 (ja) Ds−cdma受信機のための経路選択しきい値の適応設定方法
JP6824442B2 (ja) アップリンク同期タイミング偏差を決定するための方法および装置
JP5607607B2 (ja) Gnss受信装置
KR20060135925A (ko) 확산 대역 시스템에서의 장애 상관 추정
US9065686B2 (en) Spur detection, cancellation and tracking in a wireless signal receiver
JP3377389B2 (ja) スペクトラム拡散無線通信方式における信号受信方法および装置
JP2008544689A (ja) 1つ以上の受信信号処理の工程のなかでチップサンプル相関を用いるための方法と装置
JPWO2004073223A1 (ja) 雑音電力推定方法及び雑音電力推定装置
EP1623508B1 (en) Subtractive multipath detection method
WO2000033486A1 (en) Method for determining fading correction factor in a communication system
JP5231762B2 (ja) 受信機及び受信処理方法
CN106878213B (zh) 一种lte上行频偏估计的方法
JP4876124B2 (ja) 移動体端末の移動速度検出装置
KR20070121763A (ko) 무선 통신 시스템에서의 시변 신호의 sir 연산 방법 및장치
JP2007104589A (ja) 動的dcオフセット除去装置及び動的dcオフセット除去方法
JP4700518B2 (ja) 同期タイミング検出装置および受信機
JP5607606B2 (ja) マルチパス検出装置およびgnss受信装置
JP2001285127A (ja) 無線受信装置および無線受信方法
EP2140562B1 (en) Methods, apparatuses and computer program products for code correlation of multi-path spread spectrum signals
JP4822076B2 (ja) 移動無線通信装置
JP2006340312A (ja) Ofdm信号受信装置およびシンボルタイミング推定方法
KR20060121933A (ko) 경로 탐색기 윈도우 위치 지정을 위한 방법 및 그의 장치
WO2021149366A1 (ja) タイミング検出方法及び無線通信装置
KR102574425B1 (ko) 기저대역의 ofdm 수신 장치 및 그 장치에서의 샘플 클럭 오류 추정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111128

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4876124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250